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(通算 361 号)2011 年 9 月号
発 行
代表者
฀
日本福音ルーテル箱崎教会
牧師 和田 憲明
〒812-0053
฀
-月報 メッセージと
メッセージと証し-
福岡市東区箱崎 3-32-3
TEL(092)641-5440
FAX(092)641-5480
メールアドレス [email protected]
箱崎教会・恵泉幼稚園 http://www.jelc.or.jp/hakozaki
http://nata.aiikuen.net/
奈多愛育園
฀
฀
・・・友
(ヨハネによる福音書 15 章 5 節/13 節)
きは それで うれしかった。
うれしかった。
฀฀฀฀฀฀
和田 憲明
私のお気に入りの絵本の一つ『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン著/邦訳は本田錦一郎、
1976 年、篠崎書林と村上春樹、2010 年、あすなろ書房がある。1964 年の原著は『The Giving
Tree』)が、この度『被災後の子どものこころのケアの手引き』
(特定非営利活動法人チ
ャイルド・ファンド・ジャパン/無料ダウンロード http://www.childfund.or.jp/?p=2126、発
「子どもたちの回復力
送も可)に掲載されていた。この絵本の読み聞かせを用いて、
の構築を助ける」という項目に、5 歳以下の子どもの心のケアを行う活動例がある
ので紹介したい。
使用するものは、木の幹をかいたポスターボード、画用紙、安全なはさみ、クレヨ
ン、のり。そして『おおきな木』の本を子どもに読み聞かせる。内容はかいつまむが・・・一本のリンゴ
の木と少年は友だちだった。共に遊び、心を通わせていた。しかし少年は大人になりお金が必要にな
る。木は「私の果実を売りなさい」と言う。少年は果実をすべて持っていった。しばらくして、大人
になったその子は家が必要になる。木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。その子は枝をすべて持
っていった。また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。木は「私の幹で舟を作りな
さい」と言う。男は幹を持っていった。また時が経ち、男は年老いて帰ってきた。そして「疲れたの
で休む場所がほしい」と言う。木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。男は腰をかけた。「き
は それで うれしかった」と終わる――。
次に、子どもたちに簡単な質問をする。「この話が好きだった人は?」(手をあげて)、「その木はどん
な風に感じたと思う?(全員一緒に答えさせても良い)、
「その木は男の子のために何をしてあげたの?
(全員が答える機会を得る)、
「みんなはどんなことを周りの人にしてあげてる?」
(一人ひとり順番に
聞く。子どもの発言を繰り返す。例:そうね、おばあちゃんにコップを持っていって助けてあげたの
ね)と。また人の役に立つために他にどのようなことをしたか、手をあげてもらっても良い。例えば
「お皿洗いを手伝う人は?」、「自分の部屋を掃除する人は?」、「ゴミ出しを手伝う人は?」、「食卓の
用意を手伝う人は?」など。
次に、色画用紙の上に自分の手を置いて鉛筆で輪郭をなぞらせ、手の形に切抜く。手の形に切り抜い
た画用紙に、人の役に立った時のことを絵に書いてみるように勧める。こうして子どもたち一人ひと
りが作った作品は、葉っぱや枝として「だれかをしあわせにしてあげる木」の幹に貼り付けられてい
く。一人ひとりが作品を持ってきたら、今日はどんなことをして人の役に立とうと思っているかを、
一つだけ話してももらうのも良い、とのこと。
『おおきな木』も、子どもたちに何度も読まれ、この絵
本に慣れ親しむにつれて、物語に隠されているもっと深い意味やつながりに気づいていくことになる、
とある。
与え続ける愛、受け取る恵み。この絵本の一本の木に、私は冒頭のみ言葉を想起し、どことなくイエ
スの生涯になぞらえるのだが・・・。今月 9・11 はアメリカで起きた同時多発テロ事件より 10 年、そし
て 3・11 東日本大震災より半年を迎える。その後に生かされている私たちは、何を求めて歩むか。
8 月 21 日(日)聖霊降臨後第 10 主日礼拝(
主日礼拝(担当:
担当:女性の
女性の会)
■マタイに
マタイによる福音書 14 章 13-
13-21 節 証し:「リヤカー
「リヤカーと
リヤカーと私」山本 武子
小さい頃、父が綿布輸出商として和歌山で仕事をしていましたので、店のお兄ちゃん達にリヤカー
の綿布の傍に乗せてもらったり大好きな乗り物でした。大きなリヤカーを自分で引くことは想像外で
した。それが、今までに自分の意思とありったけの力と目に見えないなにかに押され、3度、しかと
両手で握り自分でリヤカーをひきました。
1 度目は終戦の年の3月25日。連日あちこち空襲で爆弾や焼夷弾が落とされ明日のことは解らない切
迫したときでした。関西学院教会に行っていた聖和の学生私たち 3 人は4月1日のイースターに洗礼
を受ける予定でしたが、日に日に激しくなるB29の空爆に時間がない1日も早くと牧師や長老さん
の決断で早まりました。当日3人で体調を崩されている牧師先生を迎えに行き裏山の道を通って仁川
の教会にリヤカーでお連れすることになっていました。警報がでないようにと祈りました。お迎えに
ゆくとリヤカーに薄い敷物をしいて待っていてくださいました。3人ともリヤカーは初めて、大事に
大事にと2人が先に1人は横に・・・。暫く山道をゆくと、警戒でなく空襲警報。樹の陰に止めました。
先生は祈りましょうと3人の手を両手で包み祈られました。真に迫るこれが祈りなんだと涙がでまし
た。幸いに解除になり長老さんたちが迎えにきて下さいまして感動の洗礼式でした。66年前のこと
です。
2度目。空爆いよいよ激しく一時寮生は家で待機となり、和歌山に帰りました。父は単身赴任で佐賀
に、兄は航空士官学校を3月に卒業し、実戦に、家には母と病弱な祖母と5歳の義妹中1の弟と私。
3日目に母が、街中の此処にいると空襲の時全員で逃げるには無理、田舎に疎開して空き家になって
いる郊外の叔母の家に祖母と義妹と弟を疎開させたい自分は男手のない町内の役の責任あり留守に出
来ないから、お願いだからリヤカーに乗せて連れて行って欲しいと言われたのです。明日朝ゆきます
と店の隅からリヤカーを出し、翌朝弟と2人で祖母たちを1時間かけて無事叔母の家に疎開させまし
た。偶然と思えません。その夜の空襲で市内はお城も町も残らず焼かれ私は母と2人で濡らした布団
を頭から被り途中低空飛行での機銃掃射を潜り抜け必死に炎の中を逃げました。戦争は絶対してはな
りません。
3 度目。1950 年(s25 年)3 月ハーダー先生のお誘いで佐賀から恵泉幼稚園に就職。1949 年 10
月「日本基督教団箱崎教会」から「日本福音ルーテル箱崎教会」に晴れてなったばかりでした。会
堂はなく、幼稚園にヤドカリでした。シャーク先生から会堂の為と 500 円の献金を頂き、25 年総
会で会堂建築委員会が組織。アメリカの教会の多額の援助を受け、40 万円を我々で調達。度々集
まりを開き献金の訴えがなされましたが、大変でした。少しでも資金にと製
材所をしている役員さんのご好意で材木の切れ端を頂き束にして売ることに
なりました。皆生活が厳しい時代、昼間奉仕して下さる人がいません。よし!
二人で頑張るかと梅居さん(澄川夫人)と園の仕事が終わってから大きいリ
ヤカーを持ち出し、箱崎の町の中をひいて何日か材木を運びました。3度目
で、平均に力を使いリヤカーは上手なものですが、年頃の娘 少し、恥ずか
しかった・・・です。それを束に括り「一束 15 円!!」 燃料不足の折、資金つ
くりには、グーでした。リヤカー は大事な証、大事な思い出の車です。 神
様は、ことある度、知恵と勇気をそっと添えて押し出して下さったのです。
神様はこの箱崎教会という小さな群れに力を添え続け、数え切れない恵みを与え続けて下さって
います。皆でしっかり受け止めて明日に進んで行きたいと思います。今日与えられた福音書を読
み、私達の五つのパンと二匹の魚は何でしょうか・・・。私は何を「これがあります。どうぞこれを
お使い下さい。」と差し出すことが出来るでしょうか?
在主
九州教区中高生キャンプ
九州教区中高生キャンプ 2011
8 月 8 日(月)~10
)~10 日(水)in ルーテル阿蘇山荘
ルーテル阿蘇山荘/テーマ:
テーマ:新しい命
しい命に出かけてく―What is 洗礼-
洗礼-
箱崎教会より 3 人の参加者(キャンパー)の感想文です!
Q,質問
①ナニが楽しかった?
②ソレはどうして?
③洗礼・堅信どう考えた?
④スタッフ&参加者にひとこと
ライネンへの希望
H・S(中学 2 年生)
年生)
①こわいはなし、バーベキュー、川あそび(足水)
、つくろう!あそぼう!などなど。
②いろいろたのしかったから。肝試しができなかったので、来年こそはしたい!\(´・ω・`*)/
こわいはなしも途中でガラスわれちゃった事件で、リアルで超良かった☆
③自分も洗礼をうけています。が、そこまで深く考えたことはなかったです。劇 and パネルディスカ
ッション等で、牧師先生などのはなしがきけてよかったです!!また、
「堅信」って言葉を初めてきい
★
てクリスチャンなのに知らないことが多かった(
(笑
なんで、いろいろわかってよかったです。
④今年は春キャンがなくってすごぉくまちどおしかったです\(´▽`)/あたしは、クソ生意気やっ
たと思います。
(年上のみなさんすいません)でも、自分的にゎ超たのしかったです。それから、肝試
しなかったけど、それに勝るスリルをあじわえて、よかったです((笑 来年ゎしたいです!また、来
年あいましょーね。
M・O(中学 3 年生)
年生)
①洗礼・堅信の話、川遊び、夜、クラフト
②わかりやすかったから、普通に楽しかった、さわいでおもしろかった。
③私は洗礼とか堅信とかはよく分からなかったけど、今回のキャンプを通していろいろしることがで
きてよいけいけんになりました。
④できたら来年もきます。
A・K(高校 1 年生)
年生)
①BBQ、川あそび(滝で命がけのしゅぎょう(∀))
、温泉、こわい話など、全部かなー
②おいしく楽しく気持ちよくひんやーりできたから(笑)夏キャンさいこーッ…窓割れたのはこわか
った。
③これまで洗礼の事を考えた事はあったけど、これ程深く考えた事はありませんでした。私の家はキ
リスト教と全く関係ないのですがほんの少しうけたい気持ちがつよくなりました。今の学校に行って
後悔した事もあるけどキリスト教に出会えた事が一番の収穫です。てか思っています。☆10代最後
の日に受けれたらいいなと思います。
④毎年ありがとうございます。本当にキャンプは自分の中で一番大切な行事なのでそんな行事をこん
なに有意義にすごせたのはものすごくうれしいです。来年の夏キャンもものすごくたのしみにしてい
ます。また春か夏で会える日をたのしみにしています。