同 時 開 催 同 時 開 催 女性礼賛 林 武 女性礼賛 林 武 林武は明治 29 (1896) 年、 東京麹町に三代続く国学者の家系に生まれ、 大正末から昭和にかけて日本洋画の発展期に代表的な作家として活躍した洋 画家です。 風景画、 静物画、 人物画にさまざまな仕事を試み、 代表作を数 から繰り返し描いていました。 38 歳で渡欧し、 そこで出会った原色的な色彩 や形態のデフォルメに魅かれ、 以後鮮烈な色彩と独特な造形感覚で描いた女 性像は、 林武の特色を余すところなく示したものといえるでしょう。 須 田 国 太 郎 能 11 月 30 日 水 ― 多く残しました。 今回紹介する人物画、 とりわけ単身の女性像は、 画業初期 平 成 28 年 2 月 6 日 月 油 と 彩 共 に 画 京都洋画壇の巨匠 ・ 須田国太郎 (1891-1961) の能のデッサンを 油彩画とともに展示します。 須田国太郎と能楽とのかかわりは、 明治 43 (1910) 年、 第三高 等学校に入学した頃、 独学で油絵を描き始めると同時に、 金剛流高 岡鵜三郎に師事して謡の稽古をするようになったのがはじまりで、 以 後晩年までの約 50 年間続けられたといわれています。 そして昭和 2 (1927) 年頃から、 約 5 年におよんだスペイン留学を終え帰国し、 講 師として美術史を教えながら制作に悩んでいた時期、 能 ・ 狂言のデッ サンは始められました。 その後最晩年までのほぼ 30 年続いたスケッ このたびは、 初期の作品から画家としての名声が高まる 1930 年代、 40 年代 チは、 須田国太郎の画業においてきわめて重要な役割を果たしたと の作品、 戦後意欲的に展開していった女性像などを中心に展示します。 いえるのではないでしょうか。 1F 展示室 No. 三 之 瀬 御 本 陣 芸 術 文 化 館 作品名 2F 展示室 制作年 材質・技法 No. 16 作品名 卒都婆小町 制作年 1936 (昭和11)年 材質・技法 1 婦人像 1923 (大正12)年 27歳 キャンバス・油彩 45歳 紙・水彩 2 女の座像 1932 (昭和7) 年 36歳 キャンバス・油彩 17.18 盛久 1951 (昭和26)年 60歳 紙・鉛筆 3 和装婦人 1935 (昭和10)年 39歳 キャンバス・油彩 19~21 鵜飼 1951 (昭和26)年 60歳 紙・鉛筆 4 婦人座像 1942 (昭和17)年 46歳 キャンバス・油彩 22~29 隅田川 1951 (昭和26)年 60歳 紙・鉛筆 5 婦人像 1945 (昭和20)年 49歳 キャンバス・油彩 30 6 裸婦 1949 (昭和24) 年 53歳 キャンバス・油彩 31 裸婦 1957 (昭和32)年 66歳 キャンバス・油彩 7 膝を立てる裸婦 制作年不詳 紙・コンテ 32 裸婦 1934 (昭和9)年 43歳 キャンバス・油彩 8 茶のストゥールの女 1958 (昭和33) 年 62歳 キャンバス・油彩 33 裸婦周作 1925‐34 (大正14‐昭和9)年 34-43歳 キャンバス・油彩 9 前向きの女 1967 (昭和42) 年 71歳 キャンバス・油彩 34 花山天文台遠望 1931 (昭和6)年 須田 国太郎の思い出の部屋 ( 遺品 コレクション 思い出の足跡 ) 40歳 キャンバス・油彩 44歳 キャンバス・油彩 10 女の顔 制作年不詳 紙・パステル 35 雨後(水間村) 1935 (昭和10)年 11 首飾りの女 制作年不詳 紙・コンテ 36 風景 1946‐47 (昭和21-22)年 55-56歳 キャンバス・油彩 12 少女 制作年不詳 紙・パステル 37 静物(蔬菜) 1940 (昭和15)年 49歳 キャンバス・油彩 13 卓上静物 1930 (昭和5) 年 34歳 キャンバス・油彩 38 紅薔薇 1942 (昭和17)年 51歳 キャンバス・油彩 14 卓上静物 1930 (昭和5) 年 34歳 キャンバス・油彩 39 花と鳥 1941‐44 (昭和16‐19)年 50-53歳 キャンバス・油彩 15 風景 1930 年代 キャンバス・油彩 40 魚 1947‐48 (昭和22‐23)年 56-57歳 キャンバス・油彩
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