広報基礎資料 2010

広報基礎資料
2010
Financial Group
100-873 ソウル特別市江南区駅三洞 825-33 テヘランビルディング
TEL.+82-2-2009-6600 http://www.rushncash.com/Biz/index.jsp
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
トップメッセージ
当社の生い立ち
第1部
1(
2(
3(
4(
韓国の消費者金融'貸付金融(業界の概要
韓国の経済における消費者信用産業の位置付け
消費者ローンの供給者の構成
貸付金融業界の概要
貸付業法の概要と韓国貸付金融協会の活動
第2部
1(
2(
3(
4(
5(
6(
7(
APROファイナンシャルグループの概要
経営理念と経営の核心価値
コーポレートガバナンスの状況
コンプライアンス推進体制と情報保護管理体制
CSR推進体制
APROファイナンシャルグループの強み
資金調達と財務基盤
マーケティング ① チャネル
② 広告宣伝
与信管理
顧客管理・債権管理
お客様のプロフィール
APROファイナンシャルグループの中核会社であるA&Pファイナンシャル貸付株式会社は、1998年7月に日
本の中堅消費者金融会社によって設立された株式会社A&Oインターナショナルを中心とした消費者金融会社
7社を母体としています。
2003年9月に日本の親会社が会社更生法の適用を申請したことに伴い、これら7社についても競争入札が
行われ、当社が2004年3月に経営権を取得したものです。
当社はこれら7社をさらに発展させることを内外に宣言し、業務の標準化・システム化を進めるとともに、社
員教育の強化や社内統制に関する規定の整備等、数々の改革に取り組んできました。
業容の拡大と総合金融グループ化への取り組み
8(
9(
10(
第3部
1(
2(
3(
4(
資料編
A&Pファイナンシャルの概要と経営指標
組織図
役員プロフィール
沿革
APROファイナンシャルグループ会長
A&Pファイナンシャル貸付株式会社
代表取締役社長 山本 潤'崔 潤(
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
当社は、2004年5月には新ブランドとして「ラッシュ&キャッシュ」を立ち上げ、2007年8月に上記7社を統合
2008年1月には第一人者を表す「ACE」 と専門家を意味する「PROFESSIONAL」の頭文字をとってA&Pファイ
ナンシャルに社名を変更するとともに、「A」と「PRO」の組み合わせが「将来」「前へ」を意味する韓国語の「ア
プロ」と重なることから、これをグループ名に冠し、APROファイナンシャルグループとしました。
当社は2009年以降、積極的なM&Aを行い、女性向け消費者金融会社を含む中堅消費者金融会社2社、
リース・割賦会社1社をグループ化した結果、2011年4月現在のローン事業における連結貸付金残高は、
2004年3月の経営権取得時に比べ5倍強の2兆800億ウォン'約1,560億円(に達する規模となり、韓国では圧
倒的なシェアを持つナンバーワンブランドの消費者金融会社グループを形成しています。
現在、APROファイナンシャルグループは、サービサー会社、IT開発会社、投資会社等を傘下に擁し、事業
領域の拡大による総合金融グループの形成とグループシナジーの極大化に取り組んでいます。
安全性の高い消費者金融サービスの提供による先進信用社会への貢献
当社は、「顧客中心経営」「倫理経営」「人間尊重経営」「価値創造経営」を経営の4原則とし、「お客様に信頼
と満足を提供し、先進信用社会に貢献する」を経営理念としています。当社はこれらの実現のため、最先端の
消費者金融システムを構築し、お客様の資金ニーズに即時にお応えするとともに、お客様向けのコールセン
ターを設け、さまざまなご相談にきめ細かく応対しています。さらに、お客様志向に関する徹底した社員教育を
行い、本社顧客満足チームにて支店やセンターでのお客様応対を常時モニタリングしており、要改善事項を経
営と当該部署にフィードバックする体制を整備しています。
当社の最大の強みは、変化を恐れず、果敢に挑戦する経営風土であると考えています。先発の日本の大手
消費者金融会社の商品・与信・営業システムを研究し、韓国の市場風土に合わせてカスタマイズし、徹底的な
改善を加えました。特に、途上与信を充実させた、多額・多重債務の発生を抑制する与信システムは、当社の
誇りとするものです。
当社は経営環境の変化を先取りし、常に事業改革を進め、継続的な企業成長に努力するとともに、企業倫
理やコンプライアンスに立脚したガバナンス体制の強化を図ってまいります。
なお、当社は、2011年4月に更生会社株式会社武富士のスポンサー企業に選出されており、裁判所・調査委
員・関係当局の監督のもと、法律管財人と協働して同社再建に最大限の努力をしてまいります。
<1>
第1部 韓国の消費者金融業界の概要
韓国の新規家計信用供与額の推移
1(韓国経済における消費者信用産業の位置付け
10億ウォン
韓国における消費者信用の供与残高は2009年末で
733兆6,600億ウォン'出所:韓国銀行(と、経済規模で6倍
の日本のそれの7割に相当する水準であり、クレジットカ
ード等による信用消費支出が完全に社会に定着してい
ます。これは、クレジットカードの普及を通じて民間事業
者の事業所得の把握と個人消費の拡大を図ることを目
的に、韓国政府が事業者・消費者双方に対して税優遇
等の措置を導入してきたことも関係しています。実際に、
医療機関からバス・地下鉄等の公共交通をはじめ、小
規模の小売店・飲食店に至るまでが小額のクレジットカ
ード決済を受け容れています。
消費者信用は、割賦・非割賦'一括払い(方式で商品
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
やサービスを提供する「販売信用'クレジット(」と、現金
による貸付である「消費者ローン」か
ら構成されますが、この消費者ローン
10億ウォン
韓国の業態別家計信用供与残高の推移
の供与残高では、銀行が有担保ロー
418,888
392,118
409,504
383,639
ンを中心に418兆ウォンと圧倒的なシ
356,840
ェアを占めています。
これに次ぐのが与信専門会社の33
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
兆ウォンで、これらはクレジットカード
31,548
32,441
28,460
会社・リース・割賦会社等による貸付
29,414
33,440
となっています。
さらに、相互貯蓄銀行と当社のような
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
消費者金融会社'韓国では貸付金融
7,327
6,896
7,107
6,870
6,658
会社(が7兆ウォン程度で並んでいま
す。'2010年6月末現在、出所韓国銀
6,815
行(
5,911
▲
×
■
◆
銀行
与信専門会社
相互貯蓄銀行
貸付金融会社
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
5,606
5,157
2008年9月
2009年3月
4,101
2007年9月
2009年6月
2009年12月
<2>
2(消費者ローンの供給者の構成
前述のとおり、消費者ローンの供給者には、金融制度圏と呼ばれ、金融監督院の監督下にある銀行'第一金融圏(、保険会社・信用金庫/信用協
同組合・相互貯蓄銀行・与信専門会社'クレジットカード会社・リース・割賦会社等(等'以上、第二金融圏(に加え、小額貸付専業の貸付会社等が
あります。
クレジットカ-ド会社が消費者ローンを開始したのは1980年代末であり、1990年代後半にはリース・割賦会社が消費者ローン業務に参入、さらに
相互貯蓄銀行も消費者ローンに注力するようになりました。こうした中、金融制度圏外で従来から個人に対する貸付業を行っていた小規模の私債
(私金融)業者に代わって、1990年代後半に日本の消費者金融会社が韓国に進出し、与信や債権管理をシステム化した消費者金融業をスタートさ
せました。消費者金融会社は、現在、貸付業法に基づき、貸付金融会社として規定されています。
韓国の金融機関の分類
金融制度圏
第二金融圏
第一金融圏
地
方
銀
行
保
険
会
社
証
券
会
社
・投
信
会
社
信
用
金
庫
・信
用
協
同
組
合
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
相
互
貯
蓄
銀
行
相互貯蓄銀行
2001年3月施行の相互貯蓄銀行法により従来の相互
信用金庫が呼称変更したもの。個人への信用貸付業
務にも積極的。
与信専門会社
2004年4月に施行された与信専門金融業法に基づき、
受信'預金(機能を持たず、与信を専門に行うノンバン
クの総称。クレジットカード会社・リース・割賦会社等。
貸付金融会社
金銭の貸出を業とする金融会社。貸付業法のもと、
2009年11月の韓国貸付金融協会の勧告で貸付金融会
社へ呼称変更。
'第三金融圏(
ク
レ
ジ
ッ
ト
カ
ー
ド
会
社
リ
ー
ス
割
賦
会
社
・
市
中
銀
行
非金融制度圏
貸
付
金
融
会
社
(貸
付
業
法
登
録
)
<3>
3(貸付金融業界の概要
貸付業法に基づく登録貸付金融会社数は、2010年11月
末現在、16,055社あり、趨勢的には徐々に減尐していく状
況にあります。上限金利については、貸付業法により2002
年10月に年利66%が規定され、2007年10月には49%、
2010年7月には44%に引き下げられ、2011年7月には39%
に引き下げられることが決定しています。貸付業法の改定
時には、上限金利が引き下げられるとともに登録義務を負
う業者の範囲が広げられてきたため、法改正の前後で登
録会社数が一時的に増える傾向がありますが、その後は
減尐という推移となっています。2010年になって登録会社
数が増加したのは、同年4月の施行令によって居宅で貸付
業を営む零細業者にも業法登録の義務が課せられたため
です。
貸付金融業界にあって、当社は単体で業界全体の貸付
金残高の2割を占める最大手であり、これに日本のSFコー
ポレーション'旧三和ファイナンス(系の三和マネーが次ぎ、
それ以下の各社との業容の差が非常に大きくなっています
。
大手の貸付会社の特徴は、小額貸付専業として培ったノ
ウハウを元に精緻な与信システムを整備し、リスク度の高
い層も含め、幅広い層の消費者への与信を行っていること
です。また、商品システムの面では、従来型の返済のみの
ローンが安全との考え方がまだ支配的な韓国の金融界に
あって、限度額の範囲内で繰り返し利用が可能なリボルビ
ングローンを積極的に導入していることが挙げられます。
尚、貸付金利については、利便性等を考慮すれば、相互
貯蓄銀行、キャピタル会社等の第二金融圏の競合各社に
比べて競争力に遜色はないと言えます。
上限金利の引き下げと登録会社数の推移
(社)
当社上限金利
18,197社
18 , 000
17,210社
17 , 000
16,120社
70%
16,055社
02/10
66.00%
16 , 000
14,783社
02/10
66.00%
60%
15 , 000
07/10
49.00%
50%
14 , 000
10/7
44.00%
07/10
48.54%
40%
10/7
38.81%
30%
2002
2006
2007
2008
2009
2010
'2010年12月末現在(
業態別の貸付金利の状況
分類
金融機関
第一金融圏
貸出金利
銀行
6~15%
保険会社
8~18%
信用金庫・協同組合
7~24%
相互貯蓄銀行
8~40%
クレジットカード会社
6~29%
リース・割賦会社
8~35%
金融制度圏
第二金融圏
非金融制度圏
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
法定上限金利
'第三金融圏(
消費者金融会社'登録貸付金融会社(
16~44%
<4>
4(貸付業法の概要と韓国貸付金融協会の活動
貸付業法の概要
貸付金融会社は、事業を行うに当たって貸付業法の
規制を受けます。貸付業法ならびに施行令では、利用
者の保護と貸付金融会社の適正な業務運営を図るため
のさまざまな規制が敷かれています。
まず、登録に関する規制では、貸付業を行う場合は当
該の自治体'道(日本の都道府県に相当)知事もしくは市
長(に登録を行い、貸付業法等に関する教育を履修する
ことが義務付けられています。監督官庁は登録を行った
自治体となりますが、資産規模70億ウォン以上の貸付
金融会社は金融監督院の監督下に置かれています。
規制種類
登録規制
法第3条
当該の自冶体'道知事・市長(への貸付業登録と貸付業に関する教育を履修しなけ
ればならない'財産的条件は特に規定されない(
与信規制
法第7条
契約に当たっては利用者の所得・財産・弁済計画等を考慮し、500万ウォンを超過
する貸付を行う場合は所得証明書を受領しなければならない
金利規制
法第15条
大統領令第9条により、貸付業法契約時もしくは契約更新時より上限年利率44.4%
を適用'2010年7月施行(、過年度締結の契約には適用されない
債権の公正な取立に関する法律
規制種類
法第9条
'暴行・脅
迫等の禁
止(
金利規制については、前述のとおり2010年7月の施行
令で年利率44%以下に規制されています。
与信関連規制では、500万ウォンを超過して貸付を行う
場合は所得証明書類を受領し、顧客の客観的な弁済能
力を考慮しなければならないと規定されています。
貸付金融業界では、貸付業法に基づき、業界団体とし
て韓国貸付金融協会'CLFA(という組織を作り、利用者
の保護と貸付金融業界の健全な発展のための活動を行
っています。CLFAでは、金融監督院の指導内容を加盟
会社に徹底するとともに、利用者からの相談や苦情の
受け付け、債務調整事業、加盟会社への指導・教育等
を行っています。
行為規制については、貸付条件の提示と広告内容
の規制をはじめ、勧誘や取り立てに関する不公正な
行為を規制する内容が盛り込まれています。
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
規制内容
行
為
規
制
法11条
'偽りの表
示の禁止(
法第12条
'不公正な
行為の禁
止(
規制内容
債務者もしくはその関係者に対し、暴行・脅迫・監禁等の行為を行ってはならない。正当な理由
なく、反復した督促や夜間'21時~8時(の督促電話・訪問を行い、私生活もしくは業務の平穏
を侵してはならない。債務者以外の第三者に対して債務の返済を求めたりしてはならない
督促や債務者の情報を収集するに当たって、国家機関や他の団体の名称等を騙ったり、民事
上・刑事上の手続きに入っていないにもかかわらず、あたかもそれが事実であるかのように偽
る行為を行ってはならない
債務者と連絡が取れる状態であるにもかかわらず、第三者に対し債務者の所在や連絡先を問
い質すような行為をしてはならない。個人回生や破産の手続きにより全部もしくは一部が免責
されたことを知りながら法令で定めた手続き以外で弁済を求めてはならない。ハガキで督促を
行うなどして債務の事実が債務者以外の第三者にわかるような行為を行ってはならない
韓国貸付金融協会の活動内容
活動機能
活動内容
監督機関への
窓口機能
監督機関の通達・指導内容を会員各社に周知するとともに、
会員各社の県議等を取りまとめ、監督機関に報告
会員の指導機
能
①貸付会社の登録申請時・更新時に道知事・市長の委託を受け、当該会社への教育の実施
②会員各社への貸付業法・施行令の案内、指導、相談対応
③会員会社従業員の教育研修の実施
④会員各社へのコンプライアンスの督励
⑤優秀貸付会社に対する認証・表彰
⑥業界交流の促進
カウンセリング
機能
監督機関経由もしくは協会に直接入ってきた利用者からの債務相談・苦情等への対応、債務調
整等の利用者救済の実施
広報機能
業界関連資料の作成、学術研究および出版
<5>
第2部 APROファイナンシャルグループの概要
1(経営理念と経営の核心価値
当社は、貸付事業を通じてお客様に満足と安心をお届け
するとともに、お取引先、地域社会、そして社員への責任を
全うすることで国民経済に貢献し、信頼される企業市民へ
の地位を確固たるものにしていきたいと考えています。
当社の経営理念は、「お客様に信頼と満足を提供し、先進
信用社会に貢献する」というものです。
このため、当社では、経営の核心価値を「お客様の共感
と実践」「誠実と信頼」「相互理解と尊重」「変化と挑戦」に
置いています。これらを実現するため、「顧客中心経営」
「倫理経営」「人間尊重経営」「価値創造経営」という4つの
経営原則を設けています。
役員と幹部職の綿密な連携によるガバナンスの下、倫理
経営室の統括により全社員のコンプライアンスと倫理綱領
の実践が常に点検され、お客様の声に耳を傾けるマインド
と人間力を磨くための教育が行われています。また、社員
のお客様応対は常時モニタリングされ、経営と当該部署に
フィードバックする体制が整備されています。
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
The Leading Company in Consumer Financing
消費者金融部門における最高のNO.1企業
お客様に信頼と満足を提供し、
先進信用社会に貢献する
経営理念
経営原則
核心価値
顧客中心経営
顧客との共感と実践
倫理経営
誠実と信頼
人間尊重経営
相互理解と尊重
価値創造経営
変化と挑戦
<6>
2(コーポレート・ガバナンスの状況
当社は、経営力の強化や
内部統制・監査体制の整備を
目的として、監査役や顧問、
グループ会社社長を含めた役
員会を週1回開催しています。
当社グル-プの役員理事8名
のうち7名は外部出身者であ
り、尐人数により経営課題に
ついて十分に議論し、迅速な
意思決定を行うとともに、多様
な視点からの意見を経営に反
映しています。また、週1回の
役員・部門長による経営協議
会では、業務執行状況が報告
され、複数部門にまたがる懸
案事項の調整や、経営課題
に関する情報の共有化を行っ
ています。
A&Pファイナンシャルのコーポレートガバナンス体制
社会・マスコミ・有識者
外部会計法人
広報室
外部監査
対外広報、社会奉仕活動
取締役会
主要事項議決
株
主
総
会
内部統制面では、業務規
定により職務権限と責任を
明確化するとともに、倫理
経営室が内部統制・コンプ
ライアンス・リスクマネジメン
ト等の観点から内部監査を
実施することで、健全且つ
適正に業務を遂行する体
制をとっています。
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
代表取締役任命
リスク管理委員会
広報委員会
人事委員会
マーケティング・
チャンネル委員会
戦略事業推進
委員会
経営協議会
代
表
取
締
役
常任監事
内部監査、提言
主要契約、会計処理
等の決裁要請、報告
内部統制および問題点是正要請
倫
理
経
営
室
合
法
性
監
視
・指
導
経営戦略本部
営業戦略本部
営業CRM本部
経営支援本部
CSの提言・不適切事例の報告
戦略企画部
予算統制
顧客満足チーム
顧客応対
相談・苦情・クレーム
顧客
<7>
3(コンプライアンス推進体制と情報保護管理体制
当社は、コンプライアンスの徹底を経営の重要課題と位置付け、グループを挙げて法令の遵守と企業倫理の実践に努めるとともに、
内部統制規定の整備や社員教育の充実によるコンプライアンス体制の強化に取り組んでいます。
コンプライアンスについては社内教育だけでなく、韓国能率協会や韓
国生産性本部などの外部団体が主催する教育研修を受講する機会を
A&Pファィナンシャルのコンプライアンス体制
設け、社員啓発に努めています。また、お客様の個人情報の管理・保護
については、システム・社内規定・教育の3つの側面から対策を講じ、万
全を期しています。
リスク管理最高責任者
A&Pファイナンシャルの主な情報保護管理体制
規制種類
規制内容
電子文書
保安システム
端末に入力し、保存された全ての文書ファイルを暗号化。暗号ファイルを外部
に搬出する場合、外部では文書確認が不能。暗号解除には保安管理室による
文書ファイルのチェックと承認が必要
出力物
管理システム
プリンター、ファックス、コピー、スキャンにて出力される文書は全てサーバーに
保存し、リアルタイムモニタリングを実施。コピー、ファックス使用時はIDとパス
ワードの入力が必要。ログの管理により不正な情報流出を牽制
顧客情報外部
搬出統制(DMZ)
顧客情報を含んだファイルの送信時は、保安管理室に搬出承認を得た後、
保安管理室内の文書搬出業務システムからのみ送信を可
保安USB
登録使用
電子媒体'USB(は保安管理室に使用登録申し込みの後、電子媒体管理台帳
に登録して使用(一般USB使用禁止)。搬出/入時は、部署(支店)長に承認を得
た後、管理帳に記録(業務用端末は USBポート使用不可/端末封印紙貼付)
外部MSG
使用統制
MSNなど外部メッセンジャーのIPを遮断して外部へのファイル送信を制御。
メッセンジャー使用申請者は保安管理室で統制
保安文書
出力管理
保安文書として規定された内容の文書の印刷時は部署長の事前承認を必要
とし、指定された色紙の使用を義務付け。出力後は左上部に保安文書スタンプ
を押し、使用後は施錠管理保管
カメラ付携帯電話
保安ラベル貼付
内部者による顧客情報流出を防止するためのカメラレンズ部分に保安ラベル
貼付を義務づけ。出/退勤時、保安ラベル貼付の確認点検
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
リスク管理委員会
リスク統括管理部門
常任監事
保安管理室
倫理経営室
リスク管理部
監査チーム
遵法監視チーム
営業部門
本社部門
グループ会社
リスク管理責任者
支部長、センター
長、支店長
リスク管理責任者
リスク管理責任者
部門長
リスク管理責任者
指示・指導
報告
社員'契約社員、派遣社員を含む(
<8>
4(CSR推進体制
当社は、社会と共存共栄し、企業価値を高めるため、グループを挙げてCSR'企業の社会的責任(の推進に積極的に取り組んでいます。
社会活動についての立案や活動の統括は、社会との接点の多い広報室で行っています。社会貢献活動としては、奨学基金の設立による奨学
金の授与や、身体障がい者のスポーツ振興の支援、全社員総出による歳末のキムチ作りや練炭運びといった地域のボランティア活動への参加
、社員からの義援金の寄付、献血活動への参加などを行っています。
APRO F.G.特別
ボランティア活動シンボルマーク
APRO F.G.奨学会
APRO 杯全国ろうあ者野球大会
APRO F.G.特別ボランティア活動
APRO F.G.奨学会
ロゴマーク
APROファイナンシャルグループ'APRO F.G.)の主なCSRの取り組み
活動分野
奨学会の運営
身体障がい者支援
社会奉仕活動
献血活動
活動内容
APRO F.G.奨学会を設立し、2006年8月より低所得家庭の中高生・大学生への奨学金を授与。企業収益の一部の社会還元の一環。
APRO杯ろうあ者野球大会を後援。
「APROF.G.愛を分け合う奉仕団」を発足し、社員の社会貢献活動を積極奨励。
「APROF.G.愛を分け合う奉仕団」は7つの営業支部別に構成され、全社員が参加する特別ボランティア活動を年2回以上するなど、体系的且つ、
持続的に実施。
年末には全社員が参加する低所得家庭のための練炭配達、キムチの漬け込み奉仕、米配達奉仕を実施。
大韓赤十字中央血液院に対し、全職員による献血キャンペーンを実施。
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
<9>
5(APROファイナンシャルグループの強み
当社は、サービサー会社、IT開発会社を傘下に持ち、さらに複数の貸付金融会
社とキャピタル会社をグループ化することで、総合金融グループの形成に向けて
舵を切っています。グループシナジー効果の極大化を図るべく、ITシステムの統合
を進めており、今後は、コールセンターの統合化やネットワークの共有化、バック
ヤード業務の統合化、グループ間での商品のクロスセル等を実現していきます。
今後も収益基盤の強化に向けた事業展開を図っていく考えですが、その際にも
基軸となるのは、当社が専業として培ったマーケティング力と高度な与信ノウハウ、
そしてお客様とのコミュニケーションに重点をおいた債権管理ノウハウです。
当社は過去3年間で2倍近い貸付金残高の積み上げに成功してい
ます。これらの原動力となったものとして、国内最大の店舗ネットワー
ク、幅広い層のお客様への貸付を可能とする独自の与信システム、
24時間365日、お客様のお問い合わせやご相談にお応えするコール
センターをはじめ業界初のローン専用カードや充実した提携CDネット
ワーク、即時の振込みサービス、といった徹底した顧客サービスがあ
ります。
J&K キャピタル
99.97%
100%
A&P ファイナンシャル貸付㈱
YES キャピタル㈱
貸付金融業
貸付金融業
次ページ以下では、資金調達からマーケティング、与信管理、債権
管理までの一連の業務に関する当社の取り組みをご紹介します。
87.9%
APRO ファイナンシャルグループ
100%
100%
韓国IB金融 ㈱
ミズ・サラン貸付 ㈱
㈱ APROVEST
APROUS システム ㈱
与信専門金融
'リース・割賦・貸付業(
貸付金融業
一般投資業
IT開発
グループ社のITサポート
51%
YES 信用情報㈱
サービサー業
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
49%
※2010年9月末日現在
<10>
6(資金調達と財務基盤
貸付事業の展開に当たっては、安定した資金調逹と健全な財務基
盤の構築が不可欠です。現在、当社は有利子負債の 47.7%を借入
れで賄い、残りは転換社債(CB)やワラント債(BW)、CP発行などの直
接調逹となっています。厚い自己資本を形成しており、2010年9月期
の自己資本比率は 40.1%となっています。
現在、金融制度圏に組み込まれていない貸付金融会社は私募債の
発行は可能ですが、公募債の発行には金融監督院の許認可が必要
となっています。また、格付けに関しては、当社のCPはソウル信用
評価よりA3という高い評価を獲得しています。今後は、調達チャネル
の多様化という課題に取り組んでいきたいと考えています。
APROファィナンシャルグループの財務状況'要約連結貸借対照表(
APROファィナンシャルグループの資金調達状況
'百万ウォン(
2008/09
2009/09
2010/09
970,274
資産合計
1,017,788
1,350,332
1,809,466
流動資産
938,031
1,244,345
1,665,361
固定資産
79,757
105,987
144,105
負債合計
564,612
777,958
1,083,312
流動負債
134,786
91,782
25,301
固定負債
429,825
686,176
1,058,011
株主資本合計
453,176
572,374
726,154
自己資本比率
44.5%
42.4%
40.1%
資本金
30,010
30,010
30,010
資本剰余金
167,182
167,182
167,182
利益剰余金
256,310
375,715
521,937
1,017,387
1,350,332
1,809,466
'百万ウォン(
1,000,000
その他
800,000
650,866
負債・株主資本合計
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
保険会社、
一般法人等
600,000
521,131
CP,ENL
(CB.BW)
400,000
金融機関
200,000
0
2008/09
2009/09
2010/09
ELN;Equity-linked Note
BW ;ワラント債
<11>
7(マーケティング
①チャネル
釜山市下端支店
当社は、消費者の資金ニーズに「いつでも」「どこでも」「迅速に」お応えできる
チャネルネットワークを整備しています。貸付金融会社として圧倒的なネットワー
クを誇る全国57支店の有人店舗に加え、コールセンターやローンセンターを設
けています。有人店舗ではご来店やインターネットでのお申し込みを受け付け、
コールセンターではお客様のさまざまなお問い合わせにお応えし、ローンセン
ターではコールセンター経由のお申し込みの受け付けと審査を行う仕組みをとっ
ています。
堤携CDネットワークは全国9万台を超え、最近では情報センターのNICE系
のマルチメディア端末に乗り入れ、新規のお客様のお申し込みの受け付けを
行っています。また、韓国独特なチャネルとして、お客様のご利用希望金額に応
じてキャピタル会社や貯蓄銀行、貸付金融会社等を紹介するエージェント会社
の存在があり、一つのチャネルという位置づけとなっています。
お客様へのご案内や勧誘に際しては、携帯電話によるSMS'ショートメールサービス(を積極的
に活用しており、貸付に際しては登録銀行口座への振り込みもしくは提携CDのご利用という形をと
っています。韓国では、複数の会社が乗り入れる多機能型ATMの普及と歩調を合わせて消費者
ローンが発達したため、自社ATMを設けるよりも提携CDに乗り入れる形が効率的となっています。
A&Pファイナンシャルのチャネルの構成
お問い合わせ・お申し込み
お客様
コールセンター
支店内風景
'各チャネルの機能はお申し込み・ご相談への対応に限って記載(
ローンセンター
有人店舗
新規・既存のお客様からのお問い合わせ
への対応。新規の与信審査はローンセン
ターに取り次ぎ、既存のお客様のご相談
は内容に応じて一部は支店に取り次ぎ。
コールセンターから引き継いだ新規のお
申し込みへの審査、契約手続きを担当。
口座開設後は、各支店に振り分け。
新規・既存のお客様のお申し込み・ご相談
の受付、審査、契約手続きを担当。
マルチメディア端末
インターネット
エージェント
新規のお申し込み内容が各支店に自動
転送。
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
ホームページ上にインターネット店舗を設
け、お申込み内容がコールセンターに自
動転送。
エージェント経由のお申し込みは各支店
に自動転送。
<12>
②広告宣伝
広告宣伝に当たっては、その時々の事業環境やメディアの出稿料金・出稿規制、営業
施策の内容、競合他社比との出稿量バランス等を勘案し、投下額やメディアミックスを決
定しています。
当社は、ブランドの認知とイメージアップを目的として実施した2006年からのタレント広
告を皮切りに、2008年からは商品やサービスをダイレクトに訴求して当社の利便性の浸透
を図ってきました。2009年からは「MOO課長」という大根'韓国語で「ム」(を擬人化したキャ
ラクターを起用して親近感を醸成するとともに、担保・保証・手数料が無用という「無」と、ロ
ーン専用カードの「MOO(ムー)カード」を掛け合わせて利便性を訴求しています。
広告表現では、業界最大の店舗ネットワーク、業界初のローン専用カード、全国9万台
の提携CDネットワーク、MOOカードで24時間365日出金可能、等を訴求し、差別化を図っ
ています。また、販売促進においては、前述のように携帯電話のSMSを積極的に活用して
います。
ラッシュ&キャッシュ キャラクター MOO課長
広告宣伝用ポスター
広告宣伝費の内訳
2010年9月期
広告宣伝費内訳
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
<13>
8(与信管理
個人信用情報センターが独自に設定した信用等級を重視するキャピタル会社や貯蓄銀行が多い中、当社は独自の与信システムを構築すること
で精緻な与信額を算出し、幅広いお客様に小額貸付サービスを提供するとともに、多額・多重債務の抑止にも取り組んでいます。
当社の与信システムは、お客様の属性情報'42項目(と個人信用情報センターから得られる信用情報'104項目(からリスク分析を行うAS
'Analysis Scoring(与信と、お客様のお取引状況'101項目(からリスク分析を行うBS'Behavior Scoring(与信から成り立っています。AS・BSシステ
ムは、世界的な信用情報会社である米国のCredit Bureau社とFair-Issac社が開発した与信モデルを元に、当社が韓国の消費者金融マーケット
にカスタマイズして構築したもので、2006年9月より運用しています。
当社の与信システムは途上与信にも優れており、情報センターの登録情報のわずかな変化や当社でのお取引内容の推移に応じて自動的に再
与信を行うため、与信額が日々更新されるのが特徴です。他社での初期延滞の発生を情報センターからシステム的に取り入れ、与信額に反映
(早期警報システム)しているのも、日本にはない与信管理システムです。
①新規貸付
②増額貸付・再開貸付
限度額増額申込
1次審査
属
性
審
査
完済後の再開申込
①自社およびグループ会社登録有無・取引内容の検索
②個人信用情報センターへの照会'104項目からなる情報の入手(
契約書預り
1年以内
2次審査
①お客様の詳細属性情報'42項目(の登録
②お客様の属性等の確認'勤務先在籍の確認等(
契約書返却
1年超
コンピューターによる
新規同様の属性審査および
AS与信算出
AS与信の自動算出
コンピューターによる
AS与信算出
コンピューターによる取引内容'101項目(に基づくBS与信の自動算出
決裁権限の範囲内での
支店長・センター長与信
限度額算出
貸付実行
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
決裁権限の範囲内での
支店長・センター長与信
限度額算出
限度額算出
貸付実行
<14>
9(顧客管理・債権管理
当社の顧客管理システムは、前述のASシス
テムにより算出されるリスク等級と、BSシステム
によって算出される取引等級をクロスさせて決
定する総合等級分類システムに始まります。こ
れに加え、早期警報システムや日常のお客様
との応対の中で入手した情報が組み合わされ、
優良顧客への利用促進と債務過多・延滞顧客
への減額対応が行われます。
当社では、法令基準を上回る独自の「債権管理
業務規制」を定め、厳格なコンプライアンスの下
で債権管理を行っています。全債権のうち、延
滞0~30日までを「営業領域」、延滞31日以上を
「管理領域」として分類し、延滞30日までは各支
店の担当者による個別管理を行っています。
信用リスク管理システム
早期警報システム
総合等級分類システム
お客様との応対・相談情報の履歴
情報センターにおける他社
での取引状況の変化を分
類し、コードを自動登録
AS与信とBS与信を組み
合わせ、総合等級として分
類し、コードを自動登録
お取引中に得たお客様の信用状況
を分類し、コードを自動登録
債権管理の流れ
通常債権
'営業領域(
延滞31日経過
管理債権
'管理領域(
●
●
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●●
延滞181日経過
●●●
●●
●●●
延滞31日以上の債権については、管理領域
への「移管」が行われ、元金の圧縮を目的にベ
テランの担当者による組織的な債権管理を行
います。お客様の状況やご相談内容によって、
将来利息の一部を免除して債務額を確定する
分割返済契約や、元本のみの分割返済契約に
切り替える債務調整等も行っています。また、
法的措置への移行を含む持続的な回収も行っ
ています。
A&Pファイナンシャルの顧客管理システム
営業店で管理
YESキャピタルに売却
YESキャピタルは、IB金融の子会社
のYES信用情報に債権回収を委託
延滞が181日を経過すると、入金見込みのあ
る債権を除き、グループ会社のサービサー会社
・YES信用情報で回収を行っています。
最終入金日
例 9/5
支払期日
9/28
移管
10/29
売却
翌年3/28~
延滞31日
延滞181日目
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
<15>
10(お客様のプロフィール
当社で2010年9月期に新規契約を頂いたお客様は15.2万人で、その初回のご利用金額は263万ウォンでした。一方、2010年10月末に残高の
あった口座の総数は43万口座で、その平均ご利用残高は317万ウォンでした。
当社のお客様のプロフィールを見ると、ご融資の対象を安定した収入のある方としているため、男性のお客様の比率が高いこと、当社の小額
貸付サービスが30代・40代の方に広く受容されていることがわかります。また、20代の新規のお客様の比率が日本ほど高くないのは、韓国の男性
は兵役に就くことが義務付けられており、社会に出るのが日本より遅いという理由も考えられます。年収'申告ベース(については、年収3,000万ウ
ォン以下の方が全体の2/3を占めています。
新規のお客様のプロフィール
男女別
年齢別
2.6%
16.0%
男性
21.9%
20代
女性
30代
42.2%
2010年9月期
新規顧客
152千人
2010年9月期
新規顧客
152千人
40代
50代
57.8%
60代
27.7%
31.8%
1.1%
7.0%
職業別
22.9%
給与所得者
2010年9月期
新規顧客
152千人
8.0%
68.9%
34.0%
2000万w以下
3000万w以下
自営業者
主婦
年収別
12.6%
14.0%
2010年9月期
新規顧客
152千人
学生
4000万w以下
5000万w以下
5000万w超
31.4%
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
<16>
第3部 資料編 '連結・単独(
1(A&Pファイナンシャルの概要と経営指標
商
号
設
立
資 本 金
決 算 期
本社所在地
A&Pファイナンシャル貸付株式会社
1998年7月
300億1千万ウォン
毎年9月 年1回
韓国ソウル特別市江南区駅三洞825-33テヘランビル
電話 +82-2-2009-6603
登 録 番 号
従 業 員 数
店
舗
主要加盟団体
株 主 構 成
2008-ソウル特別市-0002
835名'男性511名・女性324名(平均年齢31.8歳
57支店
韓国貸付金融協会(CLFA)
J&Kキャピタル'99.97%(・SHCFインベストメントPEF'0.03%(
(数値は2010年9月末現在)
連結
●貸付金残高
2,000,000
単独
融資残高
口座数
(口座)
800,000
(百万ウォン)
679,460
1,500,000
520,361
1,000,000
1,568,180
300,000
500,000
100,000
0
(口座)
500,000
433,247
1,500,000
400,000
348,553
330,052
1,379,513
1,000,000
300,000
200,000
200,000
904,787
口座数
(百万ウォン)
500,000
400,000
1,113,836
2,000,000
700,000
600,000
488,942
融資残高
●貸付金残高
500,000
904,787
1,064,548
100,000
0
2008/9
2009/9
0
2010/9
●従業員数/平均年齢
'歳(
'人(
2008/9
2009/9
2010/9
●従業員数/平均年齢
1,400
0
'歳(
32
'人(
31.8歳
1,200
'1,013(
'1,075(
'866(
1,000
31
31.1歳
30.3歳
'811(
'794(
'835(
326
324
800
600
29
346
400
200
2008/9
2009/9
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
2010/9
0
30
28
27
465
468
511
2008/9
2009/9
2010/9
26
25
<17>
第3部 資料編
連結
単独
●株主資本/自己資本比率
'%(
●株主資本/自己資本比率
'%(
50
1,000,000
40
800,000
30
600,000
400,000
20
400,000
20
200,000
10
200,000
10
1,000,000
(百万ウォン)
42.4%
40.1%
44.5%
800,000
572,374
600,000
726,154
44.5%
2008/9
2009/9
●ROE/ROA
ROA
30%
21.9%
20%
9.8%
10%
2008/9
800,000
20.9%
20.1%
8.8%
8.1%
2009/9
2010/9
●営業収益/営業利益/経常利益/当期純利益
(百万ウォン)
640,796
600,000
461,666
380,751
190,318
400,000
118,174
174,829
116,344
200,000
119,405
99,281
営業収益
営業利益
経常利益
当期純利益
193,610
186,180
146,020
2008/9
2009/9
2008/9
2009/9
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
2010/9
0
2010/9
ROE
ROA
30%
21.9%
20%
9.8%
10%
0%
2008/9
20.2%
20.9%
8.8%
9.2%
2009/9
2010/9
●営業収益/営業利益/経常利益/当期純利益
(百万ウォン)
544,040
600,000
400,000
200,000
0
0
40
30
●ROE/ROA
ROE
0%
0
0
2010/9
43.8%
719,789
44.2%
572,374
452,844
453,176
0
50
(百万ウォン)
380,227
119,141
116,202
99,342
2008/9
440,873
185,410
176,798
営業収益
営業利益
経常利益
当期純利益
179,872
180,665
145,055
119,405
2009/9
2010/9
<18>
2( 組織図
A&P Financial 組織図
株主総会
リスク管理委員会
人事委員会
取締役会
戦略事業推進委員会
監査
広報委員会
マーケティング・チャネル委員会
BSP
経営協議会(役員会議)
秘書チーム
香港連絡事務所設置
広 報 室
経営戦略本部
戦
略
企
画
部
リ
ス
ク
管
理
部
会
営
業
計
金
戦
略
部
部
チ
ー
ム
室
新
規
事
業
推
進
室
監査チーム
営業CRM本部
海
外
事
業
推
進
部
資
顧
産
客
業
管
満
理
足
チ
チ
P
I
チ
営
ー
ー
ー
ム
ム
ム
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
倫理経営室
遵法監視人
広
告
マ
ー
ケ
テ
ィ
ン
チ
ー
ム
営
審
営
業
企
査
業
企
推
画
画
進
部
室
部
営
業
企
画
1
チ
ー
ム
営
業
企
画
2
チ
ー
ム
営
A M
金
保安管理室
営業戦略本部
資
資
代表取締役
TFT
経営支援本部
事
務
部
部
人
材
ン
支 域
部
事
企
開
セ
57
画
発
理
企 ル
画 セ
チ
チ
ン
ン
ー
ム
ー タ
タ
ー
ー
ム
総
人
ロ
ー
管
人
7 地
コ
ー
業
遵法監視チーム
営
支
店
業
チ
チ
拠
ー
ー
点
ム
ム
総
務
チ
ー
ム
<19>
3( 役員プロフィール
APROファイナンシャルグループ会長
A&Pファイナンシャル貸付㈱
代表取締役社長 山本 潤'崔 潤 Yoon Choi (
1963年9月6日生まれ
名古屋学院大学経済学科卒業
韓国高麗大学経営専門大学院 最高経営者課程
'財(APRO F.G.奨学会理事長'現任(
APROUSシステム㈱代表取締役'現任(
㈱APROVEST代表取締役'現任(
ミズサラン貸付㈱代表取締役'現任(
YESキャピタル㈱代表取締役'現任(
A&Pファイナンシャル貸付㈱
主席副社長 車 淳寬'Soon Kwan Cha(
1953年2月8日生まれ
韓国ソウル大学経営学部卒業
一橋大学大学院経営学研究科修了
韓国高麗大学経営専門大学院 最高経営者課程
韓国外換銀行東京支店長・日本地域本部長
国際営業部長
A&Pファイナンシャル貸付㈱
副社長 吉田 雅行'Masayuki Yoshida(
1950年6月19日生まれ
東洋大学社会学部卒業
プロミス㈱ 営業システム部長
モーゲージ部長、海外担当部長
中国ハルピン神農微維飼料有限公司副社長
アコム㈱審議役タイ国イージーバイ㈱エグゼ
クティブオフィサー
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
A&Pファイナンシャル貸付㈱
副社長 鄭 吉鎬'Kil Ho Jung(
1967年1月14日生まれ
韓国ソウル大学経済学部卒業
韓米銀行人事部
ワトソンワイアット・コリア
ヒューマンコンサルティンググループ'HCG(副社長
A&Pファイナンシャル貸付㈱
副社長 監査 鄭 成淳'Sung Soon Chung(
1953年2月18日
韓国延世大学経済学科卒業
米国コロラド大学院経済学修士
韓国銀行資金部・与信管理局・監督企画局・金融指導局
信用監督局
金融監督院総務局副局長・信用分析室長・信用監督局長
銀行監督局長・ニューヨークオフィス所長
金融保安研究院院長
信用回復委員会審議委員
A&Pファイナンシャル貸付㈱
副社長 沈 相敦'Sang Don Sim(
1969年3月3日生まれ
韓国高麗大学経営学部卒業
韓国公認会計士
韓国産業会計法人
韓国ウリ銀行
韓国SUNコンサルティング理事
プログレス代表理事
ウォンキャッシング代表取締役'現任(
<20>
4) 沿革
1998年 7月
1999年 3月
10月
2000年11月
2001年 3月
5月
9月
2002年 4月
2002年10月
2004年 3月
4月
5月
5月
5月
6月
11月
11月
12月
2005年 4月
8月
9月
11月
2006年 3月
4月
7月
8月
9月
2007年 1月
4月
6月
8月
8月
11月
11月
11月
11月
11月
㈱A&Oインターナショナル設立
㈱A&Oクレジットによる第1号店が江南にオープン
㈱プログレス設立
㈱ハッピーレディ設立
㈱パートナークレジット設立
㈱女子クレジット設立
㈱イエスキャピタル設立
㈱ファーストマネー設立
貸付業法および施行令により年66%が貸付上限金利となる
J&KキャピタルがA&Oグループ7社の経営権を取得、崔潤会長就任
'現任(
IT開発会社・ソソリスシステム㈱'現アプロス・システム㈱(設立
第1回全社ワークショップ開催
グループCI'コーポレート・アイデンティティ(実施
新ブランド「ラッシュ&キャッシュ」を立ち上げ
一般債務者の債務額調整に乗り出し、政府の信用回復事業を支援
ラッシュ&キャッシュ名でケーブルテレビに広告出稿を開始
無人契約機を導入
韓国消費者金融協議会'KCFA(設立
全支店にCSマネージャーを配置
ローンセンターを開設
㈱A&Oインターナショナルの社名をアプロ消費者金融㈱に変更
文化日報・信用回復委員会の共同主催による信用大賞において
特別功労賞を受賞
お客様の電話、ハガキを収録するVOCシステムを導入
地上波テレビで広告出稿を開始
通常債権'延滞0~10日(の残高が5,000億ウォンを突破
'財(アプロFG奨学会が高校・大学への進学者に対し第1期奨学金
を授与
新スコアリングシステムを導入
アプロ価値体系'ビジョン・経営理念・経営原則・核心価値・行動規
範(を発表
プログレス㈱の社名を㈱ラッシュ&キャッシュに変更
貸付上限金利を年利率66%から54.75%に引き下げ
グループ7社を㈱ラッシュ&キャッシュに統合
上限金利を年利率54.75%から48.54%に引き下げ
貸付業法施行令により法定上限金利が49.0%に引き下げ
アジュ・オートリース'現韓国IB金融(と業務提携
次世代ITシステム「アプロス」稼働
年利率16%のチャンプVIPローンを発売
韓国経済新聞主催の社会貢献企業大賞・身障者社会奉仕部門(で
大賞を受賞
A&P FINANCIAL CO.,Ltd. ALL Rights Reserved
2008年 1月
1月
1月
1月
3月
3月
5月
8月
8月
9月
9月
12月
2009年 2月
2月
4月
4月
4月
6月
6月
8月
9月
10月
11月
12月
2010年 5月
7月
7月
8月
9月
㈱ラッシュ&キャッシュからA&Pファイナンシャル㈱に社名変更
24時間365日貸付サービスを開始
携帯電話のインターネットによる貸付サービスを開始
キャピタル会社の韓国IB金融㈱との提携により貸付事業を開始
貸付業法により法施行以前の契約についても上限金利49.0%を適用
女性専用ローン「女子愛ドリーム」発売
1,125億ウォンの転換社債を発行
インターネット専用の1分貸付商品を発売
ソウル新聞主催の2008年大韓民国優秀企業の顧客満足部門で大賞
を受賞
ソウル経済新聞主催の2008年韓国品質競争力優秀企業に選定
ヘラルド経済新聞主催の2008年顧客満足優秀企業に選定
崔潤会長が、国策である民主平和統一諮問会議の有功委員として
議長表彰を授与される
サービサー事業を行うイエス信用情報㈱設立
韓国信用情報㈱より企業手形の信用等級A3マイナスを獲得
韓国企業評価より企業手形の信用等級A3マイナスを獲得
2009年大韓民国代表ブランド大賞で消費者金融部門の大賞を受賞
貸付業法に基づく韓国貸付金融協会'CLFA(が設立
女性向け貸付金融会社㈱ミズ・サランをグループ化
顧客信用評価システム・顧客管理サービス部門においてISO9001:
2008認証を獲得
業界初のローンカード「MOOカード」を発行
通常債権の残高が1兆ウォンを突破
韓国IB金融㈱をグループ化
ソウル信用評価より企業手形信用等級A3を獲得
貸付業法登録の更新に伴い、A&Pファイナンシャル㈱からA&Pファイ
ナンシャル貸付㈱に社名変更
第1回KLPGAラッシュ&キャッシュチャリティクラッシック開催
貸付業法施行令による貸付上限金利が44.0%に引き下げ
当社上限金利を48.54%から43.54%に引き下げ
当社上限金利を43.54%から38.81%に引き下げ
中堅貸付金融会社のウォンキャッシング㈱をグループ化
<21>