第7号 - 佐渡市立二宮小学校

平成25年度 佐渡市立二宮小学校
二 宮 小 だ よ り
教育目標
ゆたかに
かしこく
たくましく
平成25年10月9日 第7号(第313号)
【TEL:0259-57-2036 FAX:0259-57-2053
2013年「心のオリンピック開催」
E-mail:[email protected]】
校長
齊藤
文敬
青く澄み切った空にコンバインの音が遠くから響いてくる今日この頃となりました。いよいよ
秋本番となりました。秋と言えば、まずは、「スポーツの秋」ではないでしょうか。
先般、「東京での2度目のオリンピックが2020年に開催決定」との
嬉しいニュースがありました。身体も精神も鍛え上げたアスリートたちが
日本に集うのを想像するだけでワクワクします。ぜひ、7年後の2020
年には東京オリンピックを見に行きたいと思います。そう思うと、欲張り
な希望が沸々と私の心の中から沸いてきました。「もし、願えるならば、
我らが二宮小学校出身の子どもたちがオリンピック選手として出てくれれ
ばいいのになぁ」と。
かつて勤務した小学校の教え子が、高校の野球部で甲子園に出て活躍し
ていました。最初の学校の教え子からは、甲子園の土を記念にもらいまし
た。テレビの前でその子の名前を大声あげて応援した記憶があります。さて、今の高学年ならば、
夢ではないかもしれません。できれば、二宮小の保護者・地域の方々皆さんと共に、オリンピッ
クに出る子どもたちを団体で応援しに行ける夢を現実にしてみたいものです。
さて、「夢や希望」とは対局の「いじめ」に関する話を紹介します。10月は「いじめ見逃し
ゼロ強調月間」です。このような本を見つけましたのでご紹介します。いじめ撲滅への一助とな
るであろう方法が記されていました。いじめをする子を作らないことがいじめ撲滅につながると
いう考えです。「いじめない、いじめられない育て方」(山崎房一著、PHP研究所)です。以下は
概略です。
「男の子は父親に愛情を注いでもらう。 女の子は母親に愛情を注いでもらう。」これだけ
で、いじめられない強い子に育つということです。 今の家庭では、仕事で父親が家にいないの
で、男の子はお母さんとべったりになってしまう傾向があります。お母さんも同性である娘よ
り、異性である息子の方に手を焼きたがるものです。でも、こういった母子癒着が進むと、男
の子らしい強い子にはなれないそうです。女性的な弱い気質が身に付いてしまい、その弱さが
男性社会で生き抜くための欠点になってしまうということです。
また、愛するということは、「あなたを愛しているということを口に出して伝える」という
ことです。 我が子を抱き寄せ、「あなたが大好きよ」「あなたが私の宝物よ」ということを伝
えると、 子供は自分自身を価値ある存在だと肯定的に捉えるようになり、自信に満ちた「いじ
められない子」になります。 逆に、「そんなことわかりっきていることじゃない! 」と乱暴
に扱うと、 子供はお母さんの愛情を信じることができず、親から愛されない自分自身を肯定で
きなくなり、 心を閉じて「自信の無い子」になってしまうそうです。実際に「アイ・ラブ・ユ
ー」をあいさつ代わりに使うアメリカ社会では、いじめ問題はほとんど起きていません。これ
は見習うべきところです。
いかがでしょうか。上記は、著者の一つの考え方であり、賛否はありますが、思いあたる点も
存在します。いずれにせよ、大好きな愛する我が子です。「アイ・ラブ・ユー」とは行かなくと
も、「大好きだよ。」の声掛け程度は、日々実践できるのではないかと思います。もう一度、ご
家庭の大切な愛する子どもたちの育て方をみつめ直してみませんか。
さて、学校では、前回の全校朝会において、子どもたちを誇り高きオリンピック選手に喩え、
「いじめをしない、させない」ことをメイン種目にした「心のオリンピック開催」を呼びかけま
した。すぐさま、何人もの子どもが参加の手を挙げてくれました。年度末には、きっと「心の金
メダル」を取る子で満ちあふれてくることでしょう。
これからも当校の職員が一丸となって、子どもたちを支援し、「いじめない子ども、いじめら
れない子ども」づくりに取り組んでいきます。保護者・地域の皆様からの一層のご理解・ご支援
をよろしくお願いいたします。
平成 25 年度
第1回学校関係者評価会議を行いました。
9月13日(金)に,第1回学校関係者評価会議を行いました。
学校関係者評価委員の皆様方には真摯な討議をしていただいたことに感謝申し上げ
ます。今回の貴重な意見や提言を踏まえ,職員一同力を合わせ,すばらしい学校にな
るようしっかり取り組んでいきたいと思います。
なお,平成25年度 学校関係者評価委員の皆様は,次の5名です。
双葉保育園長
矢島 陽子 様
同窓会長
伊藤 和仁 様
主任児童委員
山本 弘子 様
佐和田中学校教頭 村川健太郎 様
PTA会長
山内 三信 様
視点1 主体的に学ぶ意欲と態度の育成を通した、確かな学力の向上
目標と中間結果
1 算数科において,友達とかかわり合いながら,授業に参加できる子どもが 90%
以上
・・・・・A(児童アンケート 91%)
・・・・・C(教師の見取り
79%)
「数学的な考え方」の平均正答率が 80 点以上の子どもが 80%以上
・・・・・C(教師の見取り
66%)
2 身近な地域や佐渡について,興味関心をもち,意欲的に調べたりまとめたり
する子どもが 85%以上
・・・・・A(児童アンケート 97%)
3 家庭学習を目標時間より多くする子どもが 80%以上
・・・・・A(児童アンケート 80%)
・・・・・A(強調週間の結果 83%)
職員自己評価
1
毎月1回「授業研究」を行い,日々授業改善を目指し
ています。また,6月には「佐渡市小学校学習指導研究
会」を開催し,子どもたちの学習の様子を見ていただく
機会がありました。よい取組の情報を共有し,2学期以
降にも継続して取り組んでいきます。また,学習内容が
十分定着していないと思われる子どもに個別指導をする
友達とかかわり合う
時間を確保するとともに,指導を行い,個々の学びを保
算数の授業(1年生)
証していきます。
2 校外学習や総合的な学習の時間の学習では,保護者ボランティアに協力をいただ
き,子どもたちの活動を充実させることができました。
3 家庭学習については,「自分で学習計画の予定を立てる」ことにしました。また,
「佐和田地区家庭学習強調週間」を利用しながら,家庭と連携した取組を進めるこ
とができました。しかし,家庭学習の習慣が身に付いている子どもとそうでない子
どもがみられています。
「宿題を出す」
「宿題の取組を確認する」を徹底することで,
家庭学習の習慣化を目指していきます。自主学習等を紹介することで,子ども同士
が学び合える機会や場を設定していきます。
学校関係者評価委員の皆様から
・ 家庭学習の取組については,保護者への協力依頼はどのようにしていますか。保護者に
協力できることがあれば,どんどん協力していきたい。
・ 家庭学習については,
「時間」<量>から「内容」<質>に意識が高めてほしいが,現状
では「時間」をこなすことで精一杯なようである。
・ 昨年度の学習発表会の様子をみると,
「人」に学ぶことで,子どもたちの心に感動を与え
ているように感じます。
視点2 友達との有意なかかわり合いを通した、豊かな人間性と社会性の育成
目標と中間結果
1 「周りに迷惑をかけず,約束を守って生活できる」子どもの割合が 80%以上
・・・・・A(児童アンケート 89%)
・・・・・C(職員の見取り
73%)
2 「友達と大切に思いやり,友達となかよく生活できる」子どもの割合が 80%
以上
・・・・・A(児童アンケート 89%,職員の見取り 81%)
・・・・・B(保護者アンケート 79%)
3 「困っている友達や悩んでいる友達のために行動を起こすことができる」
子どもの割合が 90%以上
・・・・・A(児童アンケート 88% 職員の見取り 80%)
職員の自己評価
1
毎月の生活目標強調週間では,自分でめあてを立てさせ,実施してきました。2
学期以降は「時間」に注目させ,継続して取組を進めていく。
2 肯定的評価の割合が高くなっています。しかし,言葉遣いが悪い子どももみられ
ます。子どものアンケートをもとに,やさしい言葉遣いを奨励する「なかよしパン
フレット」を作成し,家庭と連携した取組を進めていきます。
3 2ヵ月に1回はアンケートを実施し,適宜教育相談を行ってきました。また,子
どもの悩みや不安について,職員間で情報を共有することで,同一歩調で指導・支
援にあたることができるので,今後も継続していきます。2学期には,社会福祉協
議会の「福祉教育事業」を利用して,いろいろな立場の人を理解する契機としてい
きます。
学校関係者評価委員の皆様から
・ 遊びの中で「なかよくできる」方法を学ぶことも多いようです。「よいかかわり」がで
きるようにしたいです。
・ 「道徳」の授業で,
「保護者にお願いしたいこと」があれば,協力していきたいという
思いをもっています。必要があれば,保護者に協力依頼をしてください。
視点3 基本的な生活習慣を確立し、互いに鍛え合う子どもの育成
目標と中間結果
1 体力テストで,握力・50m 走・ソフトボール投げ,長座体前屈の4種目のうち,
2 種目以上で年度当初の記録を上回った子どもの割合が 80%以上
・・・・・体力テスト 2 回目の結果を集計中
2 自分できめた時間までに起床する子どもの割合が 80%以上
・・・・・2学期に実施予定
職員の自己評価
1
体力テスト2回目の結果を集計中です。
遊びを通して,体力向上を目指せるように
環境整備を整えていきます。
2 2学期には,保護者アンケートを実施し,
休み時間の運動遊びの様子
実態を把握します。その後,養護教諭と連携
して生活習慣(睡眠時間,起床時間)にかかわる授業を実施します。
学校関係者評価委員の皆様から
・ 家庭から学校まで,毎日歩くことを継続するだけでも,体力向上が期待されるのではな
いでしょうか。しかし,車で送迎してもらい,自分で歩かない子どもがいるのも事実です。
その他
学校関係者評価委員の皆様から
・ 「あいさつ」については,ここ数年をみても足りないように感じている。
・ 「相手をみて,さわやかな明るいあいさつ」することで,心理的な距離感を作るこ
とができ,不審者の方への心理的な距離感をつくることができると聞いたことがある。
そういった面でもあいさつの奨励をすすめていきましょう。
・ 携帯電話の利用については,サイトの閲覧等の危険性について,子どもの発達段階
を踏まえながら,指導する必要がある。
学校関係者評価委員の皆様の意見を参考にしながら,全職員で2学期の教育活動を
推進していきます。また,第2回目の学校関係者評価会議は,1月に実施予定です。
◆日 時:平成25年10月19日(土) 9:30~15:00 ◆会場:二宮小学校
◆内 容:①作品展覧会
9:30~15:00(各教室)
②学習発表会
9:30~12:00(体育館)
◆PTA:①食品引替
12:10~12:40(食堂)
②当日食品販売 12:10~13:50(食堂)
③余技展
12:00~15:00(学習室1)
④一品バザー
13:00~13:50(図工室)
学校行事より
9/6(金) ドンデン山登山
10/1(火) 校内マラソン大会
澄み渡る秋空の下、全校児童
10月とは思えないきびしい暑さの中、
がなかよし班に分かれてドンデ
一生懸命ゴールに向かって走りました。
ン山を目指しました。汗を流し、
転んでも諦めずに走る子。すれ違うとき
励まし合いやっとの思いで到着
「がんばれ!」と友達に声をかける子。
したキャンプ場。みんな最高の笑顔で、お弁当をほ
たくさんの声援を受けて参加児童は全員
おばっていました。
完走できました。
ありがとうござ
いました。
紹介します
新しいスクールガードリーダーの
新しいALTとしてキム・ジョ
方が決まりました。9 月下旬より石
セフ先生(ジョー先生)が着任さ
田在住の持田昌美さんから活動して
れました。2 学期より5、6年生
いただいております。持田さんは羽
の外国語活動に出ていただいてい
茂高校でバドミントンの指
ます。アメリカのノース
導をされている元体育の先
スクールガード
キャロライナ州出身、笑
リーダー
生です。
持田昌美
様
顔がすてきなスポーツマ
佐和田地区ALT
キム・ジョセフ先生
ンです。
今年度はスクールガードリーダーが配置されておらず、これまでPTA運営委員、会計監
査委員の皆様からボランティアで登下校の交通安全指導をしていただきました。ご多用の中、
大変ありがとうございました。