日刊[華鐘通信] - 上海中经互联网络有限公司

[華鐘通信]
2006 年 2 月 20 日(月)
第 1333 号
日刊
発行：上海華鐘コンサルタントサービス有限会社
ニュース提供：上海市信息中心
DAILY HUAZHONG NEWS
★ 本日のニュース
＜経済＞
上海の自動車輸入、０５年は台数では７.５％減＝単価は上昇･･･････････ 2
観光収入１８８０億元で、全国の４分の１＝０５年の広東省･･･････････････････････････････････ 2
０５年の自動車普及率、１００世帯につき９.７台＝広東省都市部･･････････････････････････････ 2
＜金融証券＞
中国市場参入目指す韓国保険大手＝ＬＧ火災海上も具体化･･････････････ 2
上海浦東発展銀、年内にも海外上場＝基金運用会社設立も･････････････････････････････････････ 3
＜産業＞
印ジェンパクト、業務処理センター増設＝日本企業需要狙い････････････ 3
伊チャイナインベスト、河北省でスキーリゾート開発･･････････････････ 3
重慶船舶工業、風力発電分野に参入＝独アエロディーンと･･････････････ 3
ダイヤモンドのユーロスター、本格展開＝３年内に３００店体制に･････････････････････････････ 4
武漢人福がコンドーム生産子会社売却＝豪アンセルに－湖北省･････････････････････････････････ 4
滬東重機が大型舶用エンジン生産－上海････････････････････････････････････････････････････ 4
三鹿集団、唐山で高級粉ミルク生産＝年２万トン－河北省･････････････････････････････････････ 4
大連実徳、ＰＶＣ材メーカーの大元化工買収－寧夏自治区･････････････････････････････････････ 5
西安李家村服装城が総合商業施設に＝２－３年後に再開業－陝西省･････････････････････････････ 5
＜政策･立法＞
上海万博、ホテル不足で「家庭旅館」？＝連日３０万人を予想･･････････ 5
★ 中国ビジネス相談Ｑ＆Ａ
＜会社設立＞
外商投資企業設立登記時の提出資料の変更について････････････････････ 6
株価指数（17 日終値、単位：万元）
指数
増減（％）
為替レート(17 日、単位：元)
出来高
-0.26 1,262,850.1
増減（％）
上海Ａ株
1,329.38
上海Ｂ株
84.06
0.27
17,387.7
-18.34
深センＡ株
3,416.41
0.49
719,972.8
-20.89
深センＢ株
2,000.61
0.84
17,320.6
-18.35
（1）
-19.70
通貨
100米ドル
100HKドル
100日本円
中間価格
804.93
103.72
6.8307
日刊華鐘通信上海華鐘コンサルタントサービス㈲会員専用発行 No.1333
2006 年 2 月 20 日
（月）
＜経済＞
上海の自動車輸入、０５年は台数では７.５％減＝単価は上昇
１７日付の上海紙『解放日報』が、上海市の税関当局の統計として報じたところによると、２００５年
中に同税関が取り扱った輸入車は前年比７.５％減の３万４０００台にとどまった。半面、輸入額は同１２.
１％増の１１億９０００万ドルと増加した。１台当たりの輸入額は同２１.１％上昇しており、車種の高級
化が進んだとみられる。輸入車を生産国別に見ると、ドイツ、日本、韓国の３カ国でかなりの部分を占め
るが、０５年は日本が同１３.５％減、韓国が同７１.３％減と大きく減らした。平均単価はドイツが６万
７０００ドルと飛び抜けて高く、２位の日本、米国（ともに３万ドル）と大きく差が開いている。
一方、全国の輸入車台数は同７.３％減の１６万３０００台。輸入額も同４.１％減の５１億１５００万
ドルと落ち込み、上海と傾向が異なる。〔自動車・輸送機械〕〔華東〕
観光収入１８８０億元で、全国の４分の１＝０５年の広東省
『広州日報（電子版）
』が１６日報じたところによると、２００５年に広東省に１泊以上した国内観光客
は初めて延べ１億人を突破し、同省の年間観光総収入は前年比１３％増の１８８０億元に達した。この額
は、中国の観光収入全体の２４.５％を占める。また、同省への中国本土域外からの観光客は同年に延べ９
７５９万人に達し、観光関連の外貨収入は同１８.９％増の６４億ドルに達し、全国の２１.８％を占めた。
中国の第１０次五カ年計画期間（０１－０５年）中に、同省の観光関連の外貨収入伸び率は年平均１１.
７％に達し、中国でトップを記録した。〔運輸・観光〕〔華南・港台〕
０５年の自動車普及率、１００世帯につき９.７台＝広東省都市部
『羊城晩報（電子版）
』が１６日報じたところによると、広東省の都市部の自家用車普及率は２００５年
に１００世帯につき平均９.７台に達し、普及台数の伸び率は前年比４７.７％に達した。国家統計局広東
調査総隊の調査で明らかになった。
同隊の調査によると、広東省都市部住民の１人当たり可処分所得は０５年に前年比８.４％増の１万４７
６９.９４元に達した。１人当たり消費支出は同１０.４％増の１万１８０９.８７元だった。
また、同省の都市部ではコンピューターの普及も進み、普及率は１００世帯につき平均７０.３台に達し
ていた。〔自動車・輸送機械〕〔経済〕〔華南・港台〕
＜金融証券＞
中国市場参入目指す韓国保険大手＝ＬＧ火災海上も具体化
１７日付の『国際金融報』によると、韓国の保険大手各社は潜在需要に富む中国市場への参入を目指し
ている。現代海上火災保険は２００５年６月に、北京での保険会社設立を中国保険監督管理委員会に申請。
韓国ＬＧ火災海上保険は進出条件の「総資産５０億ドル以上」をこのほど満たし、進出準備を進めている
という。両社の経営幹部が北京で１６日開かれた保険関連フォーラムでそれぞれ明らかにした。
このうち、現代海上火災保険は単独出資で設立し、同一グループに属する自動車メーカー、現代汽車と
起亜汽車の販売チャンネルを活用、保険商品を販売する方針。また、中国の保険会社との提携も模索して
いるという。
このほか、双竜火災海上保険が海運関連の保険商品を核に中国展開を検討。生保分野では、大韓生命保
険が０７年中の進出を目指しているという。〔金融〕〔全国〕
（2）
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2006 年 2 月 20 日
（月）
上海浦東発展銀、年内にも海外上場＝基金運用会社設立も
１７日付の『国際金融報』によると、上海を営業基盤とする上場商業銀行・浦東発展銀行は海外での株
式公開を目指している。上場市場などの詳細は明らかにしていないが、２００６年中に実現する可能性も
あるという。浦東発展銀はまた、外資系金融機関と合弁で投資基金運用会社を設立する方針。詳細は近く
発表されるという。
同行には米シティグループが戦略的パートナーとして資本参加している。両行は先ごろ、この戦略提携
について、排他的条項を廃止する一方で、シティの持ち株比率を上限いっぱいの１９.９％まで引き上げを
認めることで合意している。これは、シティの広東発展銀行への出資を認めるための見直しで、友好的な
提携関係に変化はないという。〔金融〕〔華東〕〔華南・港台〕
＜産業＞
印ジェンパクト、業務処理センター増設＝日本企業需要狙い
１７日付の『金融時報（電子版）
』によると、インドの業務処理受託（ビジネス・プロセス・アウトソー
シング＝ＢＰＯ）最大手のジェンパクトは、中国での事業展開にさらに力を入れ、今後２年間に業務処理
センターを２つ新設する計画だ。コスト削減を進める日本企業から、会計や人事関連の単純処理業務の受
注を目指す。企業資源管理（ＥＲＰ）サービス分野も強化する方針。新規雇用者は３５００人に上る見込
み。ジェンパクトは米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）のアウトソーシング部門が独立した。インドや
中国、メキシコ、ハンガリーに処理拠点を持つ。中国では遼寧省大連市に業務処理センターを置き、日本
などにサービスを提供している。大連センターの従業員数は１８００人という。〔飲食・サービス〕〔ＩＴ・
通信〕〔華北・東北〕
伊チャイナインベスト、河北省でスキーリゾート開発
中国のニュースサイト『中国新聞網』が１６日伝えたところによると、イタリアのチャイナインベスト
はこのほど、河北省崇礼県当局と、同地でスキーリゾートを開発することで合意した。投資額は１億ユー
ロ（１億１９００万ドル）。
第１期として８０万平方メートルを開発する。滑走コース１５本（総延長２０キロメートル）と、それ
に付随したロープウエー６本を建設。宿泊施設やスキー学校、観光農園なども設ける。工事期間は５年で、
２００６年１１月に一部が開業する予定。投資額は２５００万ユーロ（約３０００万ドル）。
チャイナインベストは、世界的なスキー場関連設備メーカーのライトナーや、スキー場運営の多羅美蒂
超級滑雪公司（中国語表記名）などが共同出資して設立した。〔運輸・観光〕〔華北・東北〕
重慶船舶工業、風力発電分野に参入＝独アエロディーンと
１６日付の『経済日報』や『重慶晩報（電子版）』によると、重慶市の船舶用部品メーカーの重慶船舶工
業公司はこのほど、ドイツの風力発電プラント設計会社アエロディーン社と提携し、大型風力発電設備の
生産を始める方針を明らかにした。重慶に建設される風力発電所向けに、発電能力２０００キロワットの
設備を共同開発する。納入は２００７年初めになる見込み。
重慶船舶工業は生産設備を２億元を投じ新設する。１０年までに同事業の年間売り上げを２５億元に育
てる計画という。〔電機・電子〕〔自動車・輸送機械〕〔内陸〕
（3）
日刊華鐘通信上海華鐘コンサルタントサービス㈲会員専用発行 No.1333
2006 年 2 月 20 日
（月）
ダイヤモンドのユーロスター、本格展開＝３年内に３００店体制に
１６日付の『第一財経日報』によると、ダイヤモンドの世界大手であるベルギーのユーロスター（本社・
アルトワープ）は、中国での販売事業に力を入れる方針だ。１０億元を投じ、専売網を３年以内に３００
拠点体制にする計画。同社関係者が１５日に明らかにした。
具体的には、北京、上海などの主要都市で「ＴＥＳＩＲＯ」ブランドの直営店を展開し、地方ではフラ
ンチャイズ方式を採用する。この専売網完成後の売上高は年間３０億元と見込む。
その受け皿として、このほど買収した宝飾品販売業者・通霊翠◆（金ヘンに占）有限公司を核に、「通霊
珠宝中国有限公司」を近く設立するという。〔生活用品〕〔全国〕
武漢人福がコンドーム生産子会社売却＝豪アンセルに－湖北省
１５日付の『中国証券報』や１７日付の『２１世紀経済報道』によると、上海証取上場の武漢人福高科
技公司（本社・湖北省武漢市）はこのほど、コンドームを生産する武漢傑士邦衛生用品有限公司の株式７
０％を、オーストラリアの大手ゴム手袋メーカーのアンセル社に売却すると発表した。売却額は１億３７
００万元。８０００万元の売却益で主力の医療用ゴム手袋事業を強化する。一方、アンセルは買収をてこ
に中国市場に参入、自社ブランド商品も発売する方針。
武漢傑士邦は１９９８年の設立。実際の生産はアンセルのタイ子会社に委託していた。業績は好調で、
２００５年の純利益は３１００万元。武漢人福は引き続き１０％の株式を保有する。
一方、武漢福人は０３年に天津乳膠廠を買収し、コンドームを生産している。新ブランドで生産を続け、
事業拡大を目指すという。〔素材・エネルギー〕〔華東〕〔華北・東北〕
滬東重機が大型舶用エンジン生産－上海
１７日付の『中国証券報』によると、上海証取上場の滬東重機股フェン有限公司（本社・上海市）はこ
のほど、舶用の大型ディーゼルエンジン「ＭＡＮＢ＆Ｗ７Ｋ９０ＭＣ－Ｃ」を製品化した。中国内で
初めての高効率・低速ディーゼルエンジン。３５００ＴＥＵ（２０フィート標準コンテナ）積みのコンテ
ナ船向け。
同公司は２００２年に１７.５万トン級バラ積み船用の、０３年には３０万トン級タンカー用のディーゼ
ルエンジンをそれぞれ製品化。０５年は１５７４ＴＥＵのコンテナ船用エンジンを製作している。〔自動
車・輸送機械〕〔華東〕
三鹿集団、唐山で高級粉ミルク生産＝年２万トン－河北省
１７日付の『中華工商時報』や『新京報（電子版）』によると、河北省の粉ミルクメーカー、三鹿集団（本
社・石家庄市）が同省唐山市の豊南高新技術開発区に１億８０００万元を投じ建設していた高級粉ミルク
工場が１６日稼働した。年産規模は２万トン。海外メーカーの寡占市場に挑む。
同集団はまた、今後３年間に１０億元を投じ、生産規模を拡大する計画。手薄な山東省や湖北省、湖南
省などで工場の建設や買収を行なう方針。〔食品・農業〕〔華北・東北〕
（4）
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2006 年 2 月 20 日
（月）
大連実徳、ＰＶＣ材メーカーの大元化工買収－寧夏自治区
１７日付の『中国証券報』などによると、遼寧省の民営企業・大連実徳集団（本社・大連市）はこのほ
ど、上海証取上場のプラスチック加工メーカー、寧夏大元化工股フェン有限公司（本社・寧夏回族自治区
銀川市）の株式７０％を取得し、傘下に収めた。投資子会社の大連実徳投資有限公司が大元化工の親会社・
寧夏回族自治区総合投資公司から譲り受けた。取得金額は２億９１２０万元。
大元化工は窓枠に使うポリ塩化ビニール（ＰＶＣ）材が主力製品。２００３年から２年連続で赤字を計
上し、上場廃止の危機に追い込まれている。
一方、大連実徳はＰＶＣ材のほか、家電や金融業、プロサッカークラブなどと幅広く事業を手がける。
〔素材・エネルギー〕〔華北・東北〕〔内陸〕
西安李家村服装城が総合商業施設に＝２－３年後に再開業－陝西省
１５日付の『中国紡織報』や『西安日報（電子版）』によると、陝西省西安市にある衣料品取引市場・西
安李家村服装城の再開発事業が近く始まる。延べ床面積３５万平方メートルの大型総合商業施設に２、３
年後に生まれ変わる見通しだ。投資総額は１５億元で、大連万達集団が手がける。
同市場は西北地区有数の衣料品取引市場として知られるが、狭く、安全面でも問題が指摘されていた。
〔流通・不動産〕〔繊維・アパレル〕〔内陸〕
＜政策･立法＞
上海万博、ホテル不足で「家庭旅館」？＝連日３０万人を予想
１７日付の上海紙『解放日報』によると、上海市で２０１０年に開かれる上海万博の期間中は市内のホ
テルが満杯状態になり、宿泊施設が大幅に不足することが懸念されている。ただ、市当局はこの一時的な
需要増に合わせたホテル増設などを認可する方針にはなく、空き住宅や一般住宅の空いている部屋を「家
庭旅館」にする案が出ているという。
万博事務局では万博の総入場者数を７０００万人と見込む。皮算用が当たれば、１日当たり約３０万－
４０万人、ピーク時には８０万人が会場を訪れることになる。一方、上海にある「星」クラスのホテル・
宿泊施設は現在、９万ベッド程度。安価な旅館も１７万人分あるが、万博に訪れる外来客をすべて泊める
には不足するとみられる。
このため、事務局では家庭旅館のほか、既存施設の受容力を上げることや、客船を一時的に停泊させ、
高級ホテルとして利用すること、さらには長江デルタ地区のホテルを活用することなどを検討していると
いう。〔運輸・観光〕〔政策〕〔華東〕
（5）
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（月）
★ 中国ビジネス相談Ｑ＆Ａ
外商投資企業設立登記時の提出資料の変更について
Q:昨年から中国現地法人設立に向けて始動しています。最近になって当初聞いていた必要申
請書類が変更されたようですが、詳細を教えてください。
現在、会社設立準備をしています。最近になって、提出する資料が変更されたばかりでなく、公証が必
要という話を聞きました。公証には時間がかかるので、できれば簡単な資料で会社設立をしたいのですが、
何かいい方法はないでしょうか。＜会社設立＞＜申請書類＞＜公証＞
A:不正な会社登記を防ぎ、外商投資企業の登記作業を規範化するために国家工商行政管理局
は 2005 年 12 月 31 日に
『外商投資企業登記書式の一部修正に関する通知』(工商外企字[2005]
第 213 号)を配布し、書式の変更新書式での申請を求めています。
中国で現地法人を設立する場合に関連する部門は、審査部門(各地区の対外経済貿易委員会)と登記部門
(各地区の工商行政管理局)です。今回、提出書類とその書式変更に関する通知を公布したのは登記部門で
ある工商行政管理局ですので企業設立に対する手続は関係なく従来どおりです。
以下、登記部門である工商行政管理局の書式に対する要求をご紹介します。
1．根拠となる通知文書
今回の書式変更に関する通知文書は『外商投資企業登記書式の一部修正に関する通知』(工商外企字
[2005]第 213 号、2005 年 12 月 31 日配布)ですが、この通知は工商行政管理部門の内部通知であり、HP 上
にて関係各部門に対して操作作業を調整するように求めています。この通知により『外商投資企業登録書
式及び規範要求』は再度修正されたようです。
2．出資者の主体資格証明の厳格化
新規定として、『規範要求』第 7 条に外国(地区)出資者の主体資格証明は、必ず所在(地区)国家の公証機
関と中国の在外公館にて認証をしなければならないと規定しました。このため外務省にて出資会社の登記
簿謄本の認証を受け、日本にある中国大使館或いは領事館で認証を受けるという手順が必要となります。
3．一部書類の提出が不要に(登記部門に限り不要)
今回の通知では、①項目建議書または事業化調査報告書の認可文書、②会社契約書、③銀行資本信用証
明の提出が不要であると通知をしています。しかしながら②と③については、審査部門である対外経済貿
易委員会の態度に変更はなく、実際には｢登記部門は要らないといっているが会社設立には依然として必要
である｣というのが現状です。
4．提出書類は外国語でも可能(要翻訳文書貼付)
これまで『中華人民共和国中外合資企業経営法実施条例』や『中華人民共和国外資企業法実施細則』で
は、「外資企業の事業化調査報告書、会社定款及び法定代表者(或いは董事会名簿)は外国語の書類でも認め
るが必ず中国語の訳文を添付しなければならず、その 2 言語の文書は同等の効力を有する。
」との規定があ
（6）
日刊華鐘通信上海華鐘コンサルタントサービス㈲会員専用発行 No.1333
2006 年 2 月 20 日
（月）
ったにも関わらず、審査部門の登記部門も外国語文書の受理を拒否していました。
今回の『規範要求』では、より明確に｢企業登記時に提出する書類が外国語書類である場合、中国語の訳
文を添付し、翻訳会社の捺印をする｣としています。登記部門が今後どのように対応するかは分かりません
が、地方によってはこの条項をすぐ実施できない可能性があります。
5．新たに提出を要求する資料
『規範要求』第 13 条に基づき、外商投資企業設立登記時には｢法律文書送付先授権委託書｣の提出が求め
られます。この｢委託書｣は工商部門が違反行為を発見し、通知などの法律関連文書を送る際に企業側と確
実に連絡が取れるようにするもので、新規設立した企業は代表者が非常駐であることも多く、連絡が取れ
ない可能性が多いために、通知の伝達時間の遅延による法律の猶予期間の超過を防ぐのも目的です。
この委託書は海外出資者と中国国内の文書受領者(被授権者)が署名し、委託書には被授権者の住所、連
絡方法とともに法律文書の受領を委託する旨を明記します。この委託書は各企業任意の書式で作成します。
外商投資企業設立に関しては、外国人のパスポートを勝手にコピーして会社設立をするなど、不正行為
が多数発生している現状から、工商行政管理局としては、外資系企業の設立登記手順の厳格化を求めたも
のです。
以
日刊華鐘通信（非売品：会員内部刊物）
発行：上海華鐘コンサルタントサービス(有)中国上海市淮海中路 755 号新華聯大厦東楼 23 層
郵編：200020 電話+86-21-6467-1198 FAX +86-21-6467-9155 Email：[email protected]
発行責任者：古林恒雄ニュース提供：上海市信息中心
（7）
上

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