世界のITSとカーナビの最新動向

世界のITSとカーナビの最新動向
松下電器産業(株)
パナソニック・オートモティブシステムズ社
浮穴浩二
’07.12.24
目次
・日本のITSの動向と新しい動き
・ヨーロッパのITSの動向
・アメリカのITSの動向
・中国のITSの動向
・ITSは利便・安全から環境へ
ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)とは
最先端のネットワーク/情報通信技術(IT)を用いて、道路と車両と人を一体のシステム
としてインテリジェント化(情報化・知能化) し、道路交通のかかえる課題を解決する高度
道路交通システム。
人
人
認識
(インテリジェント化)
道路
(社会インフラ)
道路(社会インフラ)
情報収集・処理
情報提供
制御
データベース
●
(インテリジェント化)
ネ ッ ト ワ ー ク
情 報 通 信 技 術
高度な道路利用
●
操作
運転
安全性の向上
輸送効率の向上
車両
車両
道路交通情報提供
運転支援・警告
運転制御・自動運転
ドライバー負荷の軽減
●
●
交通渋滞の解消
道路交通環境の改善
日米欧 世界3極のITS開発分野と市場規模
7つの事業分野
9つの事業分野
6つの事業分野
旅行者インターモーダル
公共交通テレマティクス
ナビゲーションシステムの高度化
旅行と交通管理
自動料金収受システム
旅行需要管理
貨物輸送管理
安全運転の支援
公共交通の管理
道路交通
交通管理の最適化
航空交通
道路管理の効率化
鉄道交通
公共交通の支援
海上交通
商用車の効率化
アジア
欧州:約60兆円
特長:テレマティクス
自動料金支払い
商用車管理
緊急事態管理
高度車両安全システム
歩行者等の支援
米国:47兆円
特長: インターネット
緊急車両の運行支援
日本
(兆円)
日本の特長
・カーナビが市場を牽引
・03年からサービス市場
・05年から安全運転
支援が市場の主戦場
8
7
6
5
4
3
2
1
0
60兆円の市場と100万人の雇用創出
7.4
4.7
2.6
0、9
1.4
2000年 2003年 2005年
2010年
ITSの情報通信サービス
(31兆円)
車載機等の端末機器
(19兆円)
ITS社会インフラシステム
(10兆円)
2015年
日本のITSにおける事業分野
既存事業
ナビの高度化
CD/ DVD
ナビ
新規事業
通信対応ナビ
カーマルチメディア端末
(iモード対応等)
情報通信システム
情報通信システム
安全運転の支援
(テレマティクス)
(テレマティクス)
道路管理の効率化
自動料金収受システ
ム
ETC→DSRC
道路維持/ 管理
道路情報提供
応用
交通管理の最適化
交通管理
(UTMS)
緊急車両の運行支援
遠隔医療
公共交通の支援
タクシー/ バス運行管理
緊急通報
プローブカー
ASV
AHS
商用車の効率化
トラック運行管理
物流管理
歩行者等の支援
シームレス無線通信
歩行者端末
シームレス無線通信
弱者信号
マルチモーダル
ITS戦略部品(GPSモジュール・車載カメラ・角速度センサ他)
カーナビゲーションの基本構成
1.自車位置表示
2.目的地の地図検索
3.目的地までの経路探索
4.目的地までのルート案内
GPS衛星
データ通信
VICS
GPSアンテナ
液晶ディスプレイ
VICSアンテナ
通信ユニット
ナビ本体
車速センサー
地図データ
HDD/半導体メモリー/DVD-ROM/CD-ROM
日本のカーナビゲーションの進歩と年度毎の販売台数
After market
Starts first
X10 K
600
Cost\150,000
COST\600,000
500
42.5
37.5 500
HDD Car
multimedia
i-mode
Comm. Navi
Internet
400
0.07
0.4 1.2
2.3
300
VICS
Voice recognition
200
Detailed city map
voice guidance
Route guidance
Road map
100GPS
34
3 15
63
AVN
DVD
3.8 5.3
D-GPS
7.6
10.2 13.7
41
45
46
19.9
23.5
PND
445
420
80
OEM
308
154
55
16.4
27.3
365
192
86 101
32.5
124
305 315 310
242 188
255
222
135
133
115
88
After
66
58 66
77
120 110 115 120 110
89 107
19
92
19
93
19
94
19
95
19
96
19
97
19
98
19
99
20
00
20
01
20
02
20
03
20
04
20
05
20
06
20
07
0
Corresponding to
new media
OEM surpasses
market
TTL
TTLPrivate
PrivateCars:53.
Cars:53.5Mil、
5Mil、
Sep’07
Navi
TTL
28Mil
Sep’07 Navi TTL 28Mil
VICS
VICS85%(’02-)
85%(’02-)TTL18Mil(Sep’07)
TTL18Mil(Sep’07)
高速・高精細描画技術(2003)
65、000色描画事例
Normal Guide Map
Super Live View
Driving Virtual City Map
3D Highway Entrance Guidance
警察交通管制システム
情報収集
情報処理
交通制御
超音波式 :170,000
光ビーコン:48,000
165,000
(内管制エリア
54,000)
交通信号機
情報提供
交通管制センター(中央処理装置)
1,560
マルチパターン式情報板
AVIセンサ(画像認識):2,600
2,000
フリーパターン式情報板
交通管制センター(管制室):170都市
交通流計測(ITVカメラ):6,570
路側通信:300
プローブ情報サービス
プローブ情報サービス 例
例
市街地の降雨状況
ワイパー情報から降雨地域を把握
市街地の詳細渋滞状況
実線:VICS情報
点線:フローティングカー情報
10
Electronic Toll Collection System
S社
2%
Om社 F社
2%
1%
F社
O社 3%
7%
T社
6%
松下
34%
TY社
7%
MHI社
7%
Mi社
8%
H社
9%
N社
14%
ETC:Electronic Toll Collection System
・March, 2001
ETC Service started at 63
locations.
・July, 2001
Implementation to 3 major
urban areas.
Additional 83 locations.
・July, 2002
System expanded to 733
locations, nation-wide.
・August, 2004
Total 1221 locations out of
1290 toll gates, 2309 Lanes
・October,2008
In-vehicle device reached
17 mil units.(19Mill Set Ups)
Usage Ratio of 72%.
HISTORY OF ETC ON-BOARD UNIT Of Panaso
Retail Price
YEN
70,000
Unit:
CY-ET100
CY-ET300
CY-ET700
CY-ET500
CY-ET900
CY-ET906
PCS
CY-ET907
24,000,000
22,000,000
22,000,000
60,000
20,000,000
18,000,000
50,000
16,300,000
44,940
16,000,000
S/R Price by Panasoni
c
40,000
14,000,000
12,000,000
11,439,900
30,450
30,000
21,840
ACCUMULATED NUMBER10,000,000
OF ETC SET-UP
8,000,000
6,253,100
20,000
6,000,000
16,590
10,000
15,000
14,000
14,000
4,000,000
2,699,400
223,600
0
2001
2,000,000
793,700
2002
Panasonic Confidential
0
2003
2004
Model
2005
Year
2006
2007
1
日本の新しい動き:DSRC応用システムの展開
2000年
料金決済
光ケーブル
官庁主導型
ETC車載機
2006-07
ETCセンタ
ナビ連動ETC車載機
ERP
ERPセンタ
道の駅
SA/PA
道の駅・SA/PA
管理
サーバ
サーバ
料金決済+情報提供
民間主導型
ETC/DSRCデュアル車載機
(ASK/QPSK)
ガソリンスタンド
ナビ連動
ETC/DSRCデュアル車載機
ドライブスルー
駐車場
サーバ
簡易路側無線装置
より安全な運転支援のための情報提供システム
「IT新改革論」
世界一安全な道路交通社会
2012年には死亡事故死者5,000人以下
衝突安全システム
(パッシブ)
予防安全システム
(アクティブ)
無線通信による
安全運転支援の実用化
自律システムだけでは限界があり、
インフラ連携に加え、事故死者低減システム
の早期実現が必要
ETCに運転支援の情報を盛り込むことにより
世界一安全な道路交通社会に貢献
死亡事故・重傷事故構成比
認知の遅れが
71%
安全不確認
43%
1
0%
10%
20%
30%
前方不注意
28%
40%
50%
60%
判断の誤り
20%
70%
80%
操作の誤り
9%
90%
100%
緊急通報サービスシステム(HELPNET)
■ (株)日本緊急通報サービス(H11年9月28日設立、H12年11月サービスイン)
・事故、急病時の通報時間短縮(約9分を1分に)による死傷者数の削減
・センターマップマッチングによる事故位置の正確な確認と救助機関への通報
・故障時のロードサービス事業者への接続
■ 緊急通報車載機 (06年3月末で10万会員突破)
・エアーバックとの連動による事故時の自動通報と急病時の手動通報
・小型軽量化と対衝撃性の確保
緊急通報車載機
緊急通報センター
110番
(所轄警察本部)
救助
GPS
(位置情報)
通報
119番
オペレータ音声確認
(所轄消防本部)
携帯電話網
通報
事故・急病
事故自動通報
救助
ロードサービス
事故位置確認
(センターマップマッチング)
急病手動通報
カーメーカ用HELP車載機(純正HELP)
OHM(オーバーヘッドモジュール)
HELP車載機
一次電池
GPS
PDCモジュール
(手動HELPボタン・マイク・インジケータ)
OHM
Accident
手動通報
HELP
車載機
ナビ
鉛
バッテリ
TELアンテナ
エア
バッグ
事故情報
位置情報
電源
安全運転支援
安全運転支援 システム事例(交差点走行支援)
システム事例(交差点走行支援)
カメラ付き信号機
死角にいるバイ
ク
17
ビーコン
自転車
対向車
歩行者検知信号機(電工:NAPION)
路車間通信
!
障害物の陰で
見えづらい歩行者
フロント車外カメラ
シールドディスプレイ危険提示
運転者カメラ
交差点走行支援システム
ピピピッ
前方左右の視界全体をカバー
高精度物体識別と路車間通信により
見えづらい物体、死角にいる物体も識別可能
交差点での右左折時の複数
の 音利用危険提示
危険対象をもらさずチェック
運転者の状況やクセを理解し
ドライバーへ適切な提示を
適切なタイミング・方法で危険を提示
行う
システム機器
検知対象(例)
17
Telematics車全体像(201X年度)
提供情報の高度化
情報のリアルタイム化
オンデマンド化
各IP
カーモバイル
インフォメーションセンタ
ラジオ放送局
TV放送局
モバイルインフォーメーションセンタ
インターネット
ナビゲーション型
ネットワーク
インフォメーション型
ネットワーク
電波/光ビーコン、FM多重、GPS
衛星/地上波デジタル放送
携帯電話(W-CDMA、Cdma2000)
位置
標定
経路
探索
地図
DB
描画
エンターテイメント型
ネットワーク
音声認識
合成
統合電子
化インパネ
カーAV
機器
・ブラインドモニター
・駐車アシスト
・脇見検知
・ナイトビジョン
・車間距離警報/制御
・ACC
・渋滞クルーズ
マルチメデイア化
7っのネットワーク
多機能複合化
ユーザーフレンド化
車載ゲートウエイ・プラットフォーム・高速BUS
・AHSi/C車載機
・ハンドル、ブレーキ
アクセル制御
・ ・E-CALL車載機
・HELP車載機
・ドライブレコーダ
・リモートダイアグ
路車間/車車間通信
ミリ波、レーンマーカ、LCX
自動車電話/携帯電話
業務用無線
コントロール型
ネットワーク
エマージェンシ型
ネットワーク
安全運転支援センタ
(AHSセンタ)
・ETC車載機
・DSRC端末
・ロードプライシング
料金決済型
ネットワーク
センシング
家・事務所
・業務用車載端末
・EV車共同利用端末
デジタル業務用/MCA無線
PHS,電波/光ビーコン
駐車場 GS・
コンビニ
有料道路課金センタ
パーフェ パッケージ
クトナビ メデイア
歩行者端末
携帯端末
携帯パソコン
固定情報端末
DSRC(
狭域無線)
車両
センサー
携帯電話と放送
の融合
・
交通管制センタ
道路情報センタ
VICSセンタ
交通情報センタ
」
ネットワークによる
情報の共有化
情報の民間解放
業務型
ネットワーク
光ファイバー
網
緊急通報センタ
ロードサービスセンタ
運行管理センタ
物流・配送センタ
欧州におけるITSの動向
■ 欧州ITS=Telematicsサービス
・交通情報, 緊急通報, ロードサービス, FCD
・RDS-TMC、GSM / WAP / GPRS、
インターネット、 DAB
万台
25000
欧州携帯電話市場
20000
15000
■ 急増するTelematics端末→PND
・経路案内を中心に’05年はナビ約 227万台
10000
・MOST/CANとPOFで繋いだライン装着率が約75%と高い
5000
・ 2003年よりポータブル地図ナビ(PND)爆発
今後とも急成長が期待され2006年PDAと併せて
0
1200万台? 売れた模様。台湾と中国製が中心。 万台 1999
■ インターネットとGSMが主役
250
200
・キャリアによるセンターナビサービス成功
150
・走る機能から「楽しさ」「便利」「快適」へ
・新しい通信技術による情報提供サービス ビジネスの
台頭→オフボード携帯電話ナビ。1EURO/1Route
2001
2002
2003年
欧州テレマティクス市場
(カーナビ)
・汎用PDAをベースとしたオフボードナビ も堅調
・ブラウザ内蔵の車載機、クレードルビジネス台頭
■ ITSビジネスがモノからサービスに
2000
100
50
0
1999 2000
2001
2002
2003
2004
Brusselsのタクシーにおいて
市場で発見
確かにアウトバーンでは,地図が見れるわけないですよね
矢印のみで連動
上クレードル、下受信時
2画面(地図&矢印)
コンシェルジェの文字
In
In Car
Car Electronics
Electronics Sales
Sales Value
Value %
% 2006:2005
2006:2005 Aftermarket
Aftermarket
Development InCar Electronics Europe 7 (DE, FR, UK,EU
IT, ES, NL, BE) GfK Totalmarkt
InCar El.Total
42,8%
Car Vision
20,6%
158,4
%
Port. Nav. Devices
Fix installed Navig.
Car Speakers
-38,1%
-11,6%
-14,2%
Car Audio
欧州におけるナビゲーション製品の概要
欧州におけるナビゲーション製品の概要
欧州ナビ製品の分類と市場
欧州ナビ製品の分類と市場
(百万台)
Map
Navigation
Radio
Navigation
PND
・日本型地図ナビ
・欧州OEMは純正ナビとして
このタイプへの移行を望んで
いる
3.2
・矢印ナビ
・欧州で一般的とされていたが
近年は過去のものとなりつつ
ある
2.6
・ポータブルナビ
・現在欧州で最も注目されてい
る形態。2006年は下のPDAと
併せて1200万台売れた模様。
2.0
OEM
PDA
PDA/PND
3.1
3.0
2.8
2.4
2.27
2.2
1.92
1.8
1.8
1.6
・PDAナビ。ソフトとGPS。
・アプリケーションとしての販売
が主体
After Market
1.50
1.4
1.32
1.2
1.01
1.0
Smart
Phone
・携帯電話ナビ
・オフボードナビ(通信ナビ)用
端末として期待されている
0.8
0.72
0.8
0.6
0.40
0.4
0.21
0.2
今後欧州では、純正地図ナビと市販PNDへの
今後欧州では、純正地図ナビと市販PNDへの
2極化が進むと見られている。
2極化が進むと見られている。
0.0
0.1
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
Navigation
Navigation Sales
Sales in
in Western
Western Europe
Europe
(millions)
Portable Navigation
(millions)
Source : NAVTEQ
Price
Price // Volume
Volume Relationship
Relationship
ドイツ量販店のナビ展示状況( 2007年8月21日)
専門店も量販店と似た様な価格
デパートでの最安値
値段の差は地図の国数、TMC, MPEG、Memoryサイズ
RDS-TMC(Radio Data System-Traffic Message Channel)
FM多重(RDS)を用い、コード化した交通情報を提供するサービス
FM多重(RDS)を用い、コード化した交通情報を提供するサービス
各交通情報センター
放送局
通信局
Blaupunkt:Travelpilot DX-R70
TMC対応車載端末例
VDO:MS-3100
Operational
Planned
FCD(Floating Car Data)応用による交通情報の収集と提供の研究開発
Principle of Floating Car Data Acquisition
Local Hazard Warning and XFCD
Mobile Traffic Data Detection
and New Telematics Service
21
欧州のITS市場動向
地図付きナビソフトが220ユーロ、
GPSレシーバセットで 290ユーロ
1EURO/1ルート
NOKIA携帯ナビ
BlauPunkt
IP PReVENT Exhibition
4年間(2004年2月~2008年1月)の
開発プロジェクトの成果報告会
<構成>
(1)オープニングデー(招待者のみ):要人挨拶
( 参加者数:約300名)
(2)エキスパートデー:デモンストレーション および
セミナー (参加者数:約800名)
(3)パブリックデー (22日:ベルサイユ宮殿前広場):
一般市民への公開デモ(目標1.5万人)
主 催
場 所
MOV’EO TEST Track
主要参加メンバー
29
Situation on European streets
ECall pro international - Basic Data
• Approx. 40.000 fatalities on European streets*
• Approx. 1.700.000 casualties on European streets*
• Approx. 14.000.000 new cars per year**
• Target: Reduce the number of killed persons by 50%
until 2010***
→2010年以降新車全てにeCall
→ISO標準化活発(携帯型、ACN型)
eSAFETYとして、25GHz車車間
安全とクリーンがポイント
*source: ETSC Report on Transport Safety Performance in the EU – A statistical overview 2003 (2001 statistics)
** source: www.acea.be
*** COM (2003) 542 final: COMMUNICATION FROM THE COMMISION TO THE COUNCIL AND THE EUROPEAN PARLIAMENT „
Information and Communications Technologies for Safe and Intelligent Vehicles“
低環境負荷交通手段への転換(英国他)
ロンドンでの混雑課金
シンガポールでのERP
Suffered worst traffic congestion in the UK
Central London - 1 million workers, average traffic speeds 15 km/hr
vehicles typically spent half their time in queues
Congestion increasing, costing people and businesses time and money
米国のITS市場動向
米国におけるITSの動向
万台
■米国ITS=ITS Infrastructureの構築と整備
・2005年迄の10年間に渋滞の厳しい75都市に
ITS Infrastructureを導入
・交通信号制御、高速道路管制、公共交通管理、
自動料金収受、貨物運行管理、緊急事態通報
管理など
・地上交通機関による旅行時間を15%削減
25000
米国携帯電話市場予測
20000
15000
10000
■インターネットによるITSサービスの全米展開
・旅行情報と交通輸送管理(全米250都市で提供)
・商用車運行管理を含むIntermodal貨物管理
・車載用/個人用情報端末
■VII(Vehicle Infrastructure Integration)の開発
・プローブカーとDSRCなどを利用して、自動車とインフラ
ストラクチャを統合した通信システムを構築し、多くの新たな
アプリケーションサービスを実現することを目標に実証を実施中。
■Telematics端末の状況
5000
0
1999
2000
2001
2002
2003年
万台
250
米国テレマティクス市場予測
200
・米国型カーマルチメディア端末の一部機能としてナビ。
150
・ナビはレンタカーと日本車を中心に2005年やっと100万台を
超えた。2005年には105万台のPND、PDAナビの台頭で、 100
日本型ナビの台数を逆転。日本企業も数社2006年から
PND市場に参入。
50
・2006年PND200万台?の予測が、実質PND+PDAで
500万台近く売れた。殆どが台湾、中国製。
0
(カーナビ)
1999 2000 2001 2002 2003
2005年
GM-ONSTAR
GMの44、Lexus,Acura計約60車種に装着
総契約数700万(07年9月)
$16.95/月‐$34.95/月
GPS衛星
エアバック展開の通報
オンスター・セン
ター
緊急事態対応サービス
盗難の検知・通報
と盗難車の追跡
遠隔操作による
ドアロック解除
現在地の特定
と路上救済
•携帯電話
•通信端末
経路設定と
現在地確認
情報サービス
ハンドフリーの自動車電話(音声で作動)
PND老舗Garmin 1998-2007年CES@Las Vegas
2002年にはPDA用ソフト
Navreq地図使用。
2006年のBESTデザイン賞
元はGPSの緯度経度表示から始まり、
1998年の白黒地図モデル、そして2003年
からカラー化。台湾製。
2006年末に免許を取った子供のために
クリスマスプレゼント用で一杯売れている
PNDの先駆け商品!
欧米へ50社以上のメーカーがPND市場へ参入
medion
AV Map
Acer
STL Deutschland Navman
Klick Tel Takara GP4
Navilock
Silva
Mio-Tech
Navicore
Invion
L&S
My Guide
Naviflash
VDO Dyton
Shinco
Orion
Magellan
Navigon
Alan
Alpine
Blaupunkt
Falk
Lenco
Lowrance
Becker
Yakumo
Kenwood
ViaMichelin
Camos
O2
Navogo
Haqenuk
Clarion
Medion Delphi Grundig
PackardBell
TomTom
ThomsonAnubis Typhoon Palm
Bluemedia
Pioneer
Cyberdrive
Garmin
T-mobile
撤退
Philips Hewlett-Packard
AirisLG Electronics
JVC
Fujitsu-Siemens
PND 2007年CES@VegasではPNDとPDAソフトオンパレード
アメリカでは昨年
クリスマスだけで
200万台売れ、
年間500万台を
超えた模様。
PND日本も進出 2006年CES@Las Vegas(上2枚)
2007年CES@Vegasでは取付け方法に工夫(下2枚)
ALPINE製3.5インチDisplay(06)
発展ALPINE 格納型(07)
右ECLIPSEとTOMTOM連携で
取付けの工夫。
Sony、Pioneer、Clarion、JVC他
などしっかりした製品で約350-
900ドルで評判高し。
ETCとその応用システム
■自動料金収受システム(900MHZ)
NJ-ターンパイク導入を機に、 US北東部で、 EZ-Passが契約者を拡大
(契約者1800万)
5.9GHzの動きが出てきた。
■802.11p
■応用システム
Lap Top利用のEZ-Pass決済端末を
マクドナルド店に導入展開
■SFOのETC(FasTrack)
業務用EZ-Pass決済端末
VIIシステム概要
・安 全
・モビリティ
・消費サービス
E-payment
VII
Infrastructure
Network
・渋 滞
・安 全
・消費サービス
Safety
Communications
Private
Sector
Uses
¾ Real Time
Network Data
¾Situation Relevant
Information
Signal Phase
and Timing
Probe Data
Instrumented
Roadside
40
Vehicle to Vehicle 通信安全デモ
(2006Convergence@Detroit、2007CES@LasVegas)
上海中国の最新状況
ナビForum2006
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2006年11月上海ナビForumに見る中国ナビと交通インフラ市場動向
●中国政府発表の06年ナビ見通し:4-5000元(6-7万円)が価格の中心。
全体56万台(PND28万台、In-Vehicleタイプ9万台+PDA、携帯)+コピー品50-70万
●ガリレオは2010年市場化を目指し、中国と欧州(とインド)で手を組んで推進中。
・2005年テスト用衛星1個 2008年4個 2010年全衛星30個で商用サービス。
雰囲気では2010年以降にズレ込むのではないかと思われる。その他
中国独自の北斗衛星計画も発表されたが、詳細は不明。
●上海万博に向けてリアルタイム交通情報を整備
・中国移動通信が携帯電話を使った交通情報の収拾を検討(上海300万台の
携帯電話全部の移動速度と位置データで道路交通情報を測定、配信開始)
・TMCと中国のDynastyプロジェクト、韓国のDMBの実証売込み実験報告が
あり、その動向もチェック必要。2年前上海での実験展示あり。
・12月にITS-JによるVICS相当実験@北京は北京市では好評。
●地図メーカーの競争激化。現在の国が認可している9社から統廃合の方向
・Navi Info(四維図新)、Auto Navi(高徳)、Lingtu、Ritu、eMAPGO,
WuhanGeo,CareLand,SiSそして、国際基礎地理信息中心の9社。
TeleAtlas、NavTeqなど外資と提携や独自路線を取っているところなど、
半年毎に売り買い、アライアンスがあり、規模、シェアーは流動的。
・現在、国が認可していない地図を使ったナビがシェアートップ。
●PNDと車載ナビは住み分け、共に需要が拡大
・高級車:ライン装着車載、中高級車:後付車載、入門機、中低級車:PND
ガリレオ精度
中国の携帯電話ナビ(皆On-Board)2007年11月
中国におけるVICS導入状況
タクシー運行
管理システム
走行履歴
データ
プローブ
システム
プローブ
交通情報
交通情報提供
システム
タクシー
コールセンタ
FM多重放送
(DARC方式)
走行履歴
データ
カーナビ装置
タクシー(プローブカー)
道路交通情報収集:タクシープローブ12,000台(新規登録車にはProbe端末はMust)
情報処理編集:北京市交通信息中心
2006北京、2007上海モーターショー
• ナビとは何?という質問が一番多かった。ナ
ビ市場はまだまだこれから?
• 4万元(60万円)のChery社の車(国民車)が
トヨタの真ん前で展示され、一般人に大人
気!Cheryの社長と話したら、ジウジアロー
デザイン車投入
• 日本メーカも、現地ブランドで、例えば東風
日産、広州本田、一汽豊田などで中小型車
中心の展示。依然としてVW、Benz、PSAな
どの欧州が強く、 アメリカは弱い。ナビの
付いた展示車は殆どなかった。
• 現在中国の車は3800万台、2006は721万台
売れた。しかし、80%はバス、トラック、業
務車両。
Portable
Portable Navigation
Navigation Market
Market (Global)
(Global)
Source : Canalys
インフラ協調型安全運転支援システム
-日・米・欧の比較-
日本
地域実験 スマートウェイ2007
△ ITS推進の指針
△IT新改革戦略発表(06/1)
(04/10)
△ ITS推進協議会設立(06/4)
△ J-Safety委員会設立(06/1)
日本の目標:
世界一安全な道路交通社会
事故死者数5000人
IT新改革戦略 (06-10)
官民の合
意形成
2004
ITS世界会議
05
06
官民合同大規模
公道実験
07
△
△
△
London
San
Francisco
名古屋
08
△
北京
☆
実用化
準備
期間
全国展開
09
△
New York
10
△
Stockholm
11
△
釜山
米国
VII, CICASのシステム・
機器の設計(06-07)
IMS SF
△
欧州
13
△
Asia
米国の目標:15%減
(死者数36,000人)
VII, CICASのFOT
POC
公道デモ NY
協調型からスタート
欧州
・e-Safety採択( 2002年)
△
北米
☆
SAFETEA-LU
IVI(CAMP)の活動・
(04-05)
12
VII, CICAS実展開
展開規模の決定
i2010 Intelligent Car Initiative
FP6(02-06):予防安全(ADAS)・事
故回避システム(PReVENT)、GST
FP7(07-13)
PReVENT Exhibition
FOT
自律型から協調型へシフト
☆
欧州の目標:50%減
(死者数25,000人)
eCall実展開
50
ナビ++での新しいユビキタス車
今だけ、ここだけ、
あなただけ
ドライブ情報、エンターテイメント、ホームコントロールなど様々なサービス・情報を
次世代携帯、デジタル放送、DSRC、無線LANを通じ車に提供する
ユビキタスネットワーク時代の車載ゲートウェイ機能
ホームコントロール
ドライブリアルタイム情報
デジタル放送
移動体通信
DSRC
無線LAN
●経路情報
●駐車場情報
セキュリティ
気温:-5 晴れ
●道路気象情報
セフティシステム
●目的地情報 ●グループコミュニケーション
Confidential
ホームコントロール
エンターテイメントサービス
中 山 峠
Close
Close
ナビ++
●渋滞情報
駐車場情報
GW
●ETC
●緊急通報
●対戦ゲーム
●車載カメラ
●テレビ電話
●ビデオメール ●ビジネスコミュニケーション
いつでも、どこでも、誰とでも⇒今だけ、ここだけ、あなただけ
車とネット家電とのリンク
ITSは利便・安全から環境へ
ヒマラヤの氷河(1978年)
ヒマラヤの氷河(1998年)
マイクロ燃料電池’メタノール
纏め
解決すべき技術的課題
安全運転と環境共生を実現する技術
1・安全運転しながら操作できるヒューマンマシンインタフェース:1タッチ、漫画
2・高速・大容量な通信方式
3・人工知能
データFiltering
4・センサー技術(衝撃、位置、接近、レーン検知など)
5・車内高速LAN方式(標準化)
6・安全運転支援方法(自立、路車)Camera Image Processing
7・電池・省エネ・軽量化技術
8・詳細地図、高精細ロケーション技術
9・人間研究 心理、生理
松下のITSビジネス領域
松下のITSビジネス領域
松下は交通インフラシステムから車載端末、デバイスまで幅広い事業領域を手がけている
コンテンツ・サービス・ソフト・
エンジニアリング
高速道路タクシー配車
交通管制システム
バス運行管理
カーナビ
カーナビ
ETC車載機
・半導体
・GPSモジュール
モバイル携帯端末 物流タグ 車載カメラ
緊急通報車載端末 ディスプレイ
トラック集荷指令
車載端末
・携帯電話
・業務用無線
・MCA無線
情報通信
インフラ
・路車間通信
・デジタル放送
・FM多重放送
車載コア-カメラ
戦略
部品
加速度センサー
高速道路
交通管制システム
トンネル防災
ETC路側機
交通管制
システム
DSRC応用
光/電波ビーコン
システム
エンジンコントロール
ノックセンサー
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