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新時代の〈企画・情報処理・印刷〉企業
書籍制作ガイドブック
印刷・製本技術の発展は、
コミュニケーションの歴史です。
Web や e-メールなど情報伝達の手段は、多様化してきましたが、
多くの人々へ伝える方法として印刷・製本の手段があります。
このガイドブックは、印刷と製本の概要をまとめたものです。
印刷関連の動き
770 年:現存する最古の印刷物「百万塔陀羅尼」が日本で完成する
1286 年頃:イタリアで木版印刷が始まる
1445 年頃:ドイツでグーテンベルグが活版印刷術を発明する
1490 年:明で、中国最古の銅活字本「宋諸臣奏議」を印刷する
1493 年:イスタンブールにオスマン帝国初の印刷所ができる
1660 年:ドイツライプチヒで世界初の日刊新聞を刊行
1765 年:鈴木春信が錦絵を多色印刷で完成させる
1848 年:長崎通詞本木昌造がオランダから活字と活版印刷機を購入
1849 年:江戸幕府にオランダ政府が活版印刷機を贈る
1855 年:長崎奉行所で活字版摺立所を設置する
1870 年:本木昌造が長崎に日本初の民間活版所を創立
1905 年:アメリカでオフセット印刷法を考案する
1924 年:石井茂吉と森沢信夫が写植機の特許を出願
1936 年:アメリカで「ライフ」創刊
1961 年:アメリカ、ゼロックス社が電子コピー機を発売
1965 年:写研が日本初の写植機サプトンを発表
1978 年:東芝が日本語ワープロを発売
1984 年:アップル社がマッキントッシュを発売
1990 年代:DTP による出版が本格化する
2010 年:ipad が発売される
企画・編集
企画・編集
プランニング
本の大枠を決めます
本製作を決めたら、次のような大枠を検討します。特に複数で本の編集を進める場合は、こ
れらの確認が大切です。また、いろいろな見本を集めて、本の仕上がりイメージを膨らませる
のもよいでしょう。
・どのような目的で本を作りますか。
・読者対象を誰にしますか。
・全体構成は、どのような順序で記述し、編集しますか。
・資料や写真などは、どのような内容のものを掲載しますか。
⃝企画・編集
・完成時期の目標はいつごろにし、原稿作成期間は、どのくらい見込みますか。
・編集分担はどのようにしますか。特に共同作業の場合は責任者を明確にしましょう。
・発行部数は何冊くらいにしますか。
・おおまかな予算を考えましょう。
本の仕上がりイメージを決めます
・本の大きさ
(判型)
は、どのくらいにしますか。
・本文は縦組みにしますか、横組みにしますか。*縦組みは右綴じ、横組みは左綴じが基本です。
・基本となる文字の大きさは、どのくらいにしますか。
・基本の書体は、何にしますか。
・文体は「ですます調」にしますか、
「である調」にしますか。
文字の大きさを決めます
文字の大きさは、12 級(8 ポイント)から 16 級(11 ポイント)が一般的です。大きさは読
者対象や本の性格・判型などを考慮して決めます。
特に年配の方が読者対象の本は、14 級(10 ポイント)以上の大きさが必要です。
文字の大きさは、
「級(Q)
」や「ポイント(P)
」で表記します。数字が大きいほど文字は大
きくなります。
〈文字の大きさの例〉
12 級・8 ポイント……………………… 著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
13 級・9 ポイント………………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
14 級・10 ポイント… ……………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
15 級・10.5 ポイント… …………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
16 級・11 ポイント… ……………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
*パソコンの 1 ポイントは 0.3528mm です。1Q = 1 級= 1 歯は 0.25mm です。
4
書体を選びます
文字を形づくる縦線と横線の太さが異なるのが明朝体、同じ太さの文字がゴシック体です。
明朝体は “M”、ゴシック体は “G” と略して表記します。この 2 種類が基本書体です。
なお、同じ書体でも、その線の太さによって細明朝体・太明朝体、細ゴシック体・太ゴシッ
ク体などと分かれています。これを、
「書体のウエイト(ファミリー)
」と呼びます。
〈書体の例〉
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
中太明朝体………………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
細ゴシック体……………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
中太ゴシック体…………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
丸ゴシック体……………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
楷書体……………………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
教科書体…………………………
著書をもつ喜び、あなたの出版をお手伝いします。
⃝企画・編集
細明朝体…………………………
*上記の文字の大きさはすべて 14 級(10 ポイント)です。書体によって大きさが多少異なります。
判型と文字数を決めます
表は一般的な判型と、標準的な 1 ページの文字数です。文字数は文字の大きさや余白の寸法
などによって変化します。ページ数算出の“めやす”として活用できます。
判 型
寸 法
文字の大きさ
字 数
字詰め×行数(縦組み)
A
6
判
105mm × 148mm
12 級・8 ポイント
456 字
38 字× 12 行
新
書
判
103mm × 182mm
13 級・9 ポイント
520 字
40 字× 13 行
B
6
判
128mm × 182mm
13 級・9 ポイント
672 字
42 字× 16 行
四 六 判
127mm × 188mm
13 級・9 ポイント
688 字
43 字× 16 行
A
5
判
148mm × 210mm
13 級・9 ポイント
918 字
51 字× 18 行
A
5
判
148mm × 210mm
14 級・10 ポイント
799 字
47 字× 17 行
B
5
判
182mm × 257mm
13 級・9 ポイント
1,408 字
64 字× 22 行
B
5
判
182mm × 257mm
14 級・10 ポイント
1,239 字
59 字× 21 行
A
4
判
210mm × 297mm
13 級・9 ポイント
1,971 字
73 字× 27 行
A
4
判
210mm × 297mm
14 級・10 ポイント
1,700 字
68 字× 25 行
5
企画・編集
予算と日程
予算計画を立てます
予算をたてるために見積りを依頼する場合、①本の大きさ(判型)
、②ページ数、③製本様
式、④製作部数などの情報が必要です。判型や製本様式は、本の内容やジャンルによって適し
た形がありますので、専門スタッフとよく相談してください。ページ数は総文字数や原稿枚数
などから換算します。
装幀やデザイン、編集や組版の内容(文章主体か、デザイン要素が多いか、文字の大きさな
ど)、カラーページや口絵の有無、ページ数、製本様式、用紙の種類などでも費用は変わりま
す。どのような目的で本を作成するのか、明確にしておくことが大切です。
⃝企画・編集
〈本の製作工程と費用の要素〉
編集・デザイン + 組版 + 刷版 + 印刷 + 製本 + 用紙
部数に関係なく定額
部数により変動
内容で変動
ページ数により変動
作成日程を決めます
本の製作期間は、原稿量や文字組版の内容、編集の難易度、製本様式などによって大きく変
わります。編集工程や著者校正(文字や体裁のチェック)などにはじっくり時間を費やし、正
確で高品質の本に仕上げたいものです。出版には余裕をもって臨みましょう。
企画編集の日程例
写真の選定
第一次原稿の校閲
原稿執筆︵寄稿文依頼︶
本目次作成
取材や座談会の開催
執筆要領作成
仮目次作成
資料・写真整理
資料収集
編集方針決定
印刷の日程例
納品
製本
印刷
製版
部数確定
色校正
装幀決定
装幀デザイン
校正
組版
編集
6
本の構成
本の要素を準備します
本はさまざまな項目から構成されます。必要なものは何かを確認し、忘れずに準備をしま
しょう。ただし、本の種類によって省略できる項目もあります。
項 目
主な原稿内容
書名、副題、著者名、発行所などを入れます。一般的に 5mm 以上の背幅がある本は背文
字を入れると良いです。
本トビラ
書名、副題、著者名などの原稿です。本文とは違う用紙を使用することもあります。
口 絵
写真や絵画をレイアウトし、説明文や写真説明(キャプション)などで構成します。一般
的に口絵はカラー刷りです。
序 文
はじめに、発刊にあたって、序などの原稿です。
目 次
本文中の編・章・節などの見出しとノンブル(ページ番号)で構成します。本の内容を示
すものですから、本文中の見出し原稿と一致していることが基本です。
中トビラ
編や章などのトビラ原稿です。本文を何編かに区切るときに中トビラを入れます。用紙の
色や質を変える場合があります。
本 文
文章、見出し、引用文、注、図表、イラスト、写真説明などの原稿です。既発表文の再録
は、発表した本や発表年月日を表記します。
付録・資料
年表、図、地図、参考文献などです。一般的には巻末に収録します。
あとがき
おわりに、編集後記などの原稿です。著者・編集者の言葉や発行・取材協力のお礼などを
入れます。
索 引
人名索引、地名索引、事項索引などがあります。
奥 付
書名、発行年月日、著者名、発行所、住所、電話番号、印刷会社名などで構成します。
見返し
表紙と本体をつなぐ用紙です。この部分に、写真や文字をデザイン的に印刷する場合があ
ります。本来は表紙と本体の分離を防ぐ目的の厚手の用紙です。
カバー
書名、副題、著者名、発行所名、定価(頒価)、コード番号などを入れます。
帯
宣伝文、内容目次、定価(頒価)などを入れます。主に書店販売促進用のものです。
外箱(ケース)
書名、副題、著者名、発行所名、定価(頒価)、コード番号などを入れます。
短 冊
謹呈などの文字、贈呈者名などで構成します。一般的に表紙と見返しの間にはさみ込みま
す。
⃝企画・編集
表 紙
7
企画・編集
文字原稿作成
文章表現の留意点
5W1H
文章は一般的に序論・本論・結論で構成します。文章によっ
ては必ずしも、これにこだわる必要はありませんが、伝えるべ
き要点として 5W1H があります。それらを、可能な限り意識
原稿作成の留意点
原稿作成は、分かりやすさ、整
理のしやすさに注意しましょう。
特に次のことを統一しておくと、
編集作業が効率的です。
した原稿作成が良いでしょう。
送りがなや漢字の統一事項を決めます
頻繁に使用する漢字や送りがなの扱いを統一します。例え
⃝企画・編集
ば、送りがなでは「行なう」
「行う」
、漢字の扱いでは「才」
「歳」、「下さい」
「ください」などの例があります。あらかじめ
一覧表を作成し原稿作成を進めると便利です。
文体などは統一しましょう
同じ文章のなかで、
「である」と「です」を混合して使わな
いようにします。文体はその内容にふさわしいものであれば、
どちらでも良いのですが、首尾一貫していることが大切です。
センテンスは短めにしましょう
文の基本は主語と述語です。それらの間にいろいろな語句を
入れすぎると文脈が乱れたり、文意が伝わりにくくなります。
・用紙の大きさを統一します
原稿を表す紙の大きさを統一す
ると、整理や保存が効率的です。
印刷物の切り抜きなどは、同じ大
きさの紙に貼っておくと紛失も防
げます。
・縦横の書き方を統一します
縦書きの原稿、横書きの原稿が
混合しないようにします。あらか
じめ本文の組み方が決まっている
場合は、縦組みなら縦書きの原
稿、横組みなら横書きの原稿にす
ると、数字などの使い分けが簡単
です。
あらかじめ、欧文や数字につい
ての組み方を決めておくと統一し
た仕上がりになります。
文章の書き出しは、行頭を一文字分を下げて書き出すのが原則
です。
原稿は推敲しましょう
文章は、必ず推敲します。なかでも西暦と和暦を併記した場
合のくい違いや、日付と曜日が合致しているかを確認します。
固有名詞や数値は正確にしましょう。表やパーセントなどは必
ず検算します。
著作権や肖像権に注意しましょう
他の人が作成した文章、表、写真、絵などには著作権や肖像
権があります。引用や転載については十分な注意が必要です。
8
・写真や図などは別々にします
写真や図・イラストなどは、
別々なファイルやフォルダにまと
めます。電子データの場合は出力
紙を必ず添付します。また、写真
やイラストの挿入部分を原稿に印
(マーク)をつけておきます。
・原稿には通し番号をつけます
原稿紛失を防ぐため、本の仕上
がり順序に並べて通し番号をつけ
ます。文字原稿は○枚、メディア
○個、写真○枚などと一覧表を作
ると便利です。
画像原稿作成
デジタルカメラによる画像入力
主な写真補正例
デジタルカメラは一般に普及し、1,000 万画素を超える画像
暗い原稿
が得られることから、写真原稿の主流になっています。
一般的なカラー印刷の場合、印刷サイズごとに必要な画素数
が異なります。
印刷サイズ
L 判(89mm × 127mm)
ピクセル換算(350dpi)
1220 × 1750
必要な画素数
200 万画素
B5 判(182mm × 257mm)
2580 × 3540
900 万画素
2L 判(127mm × 178mm)
補正後
明るくする
A4 判(210mm × 297mm)
B4 判(257mm × 364mm)
2890 × 4090
3540 × 5020
4090 × 5790
400 万画素
1200 万画素
1800 万画素
2200 万画素
補正後
少し暗くする
くすんだ肌色の原稿
⃝企画・編集
A3 判(297mm × 420mm)
1750 × 2450
明るすぎる原稿
※表は AM175 線 350dpi を基準にしています。
スキャナによる画像入力
プリント写真やネガフィルムなどのアナログ原稿は、スキャ
血色の良い肌色にする
補正後
写真原稿は、どのような仕上がりにしたいかを明確に伝え、補正
自然な色味に調整する
補正後
や切り抜き、合成、修正などさまざまな画像処理を指示します。デ
主な写真指定例
ナで取り込みデジタル化します。
赤かぶりの原稿
写真原稿を指定します
ジタルデータはプリントアウトし希望する指定内容を書き込みます。
カラーかモノクロかの指定をします
主な写真指定例
角版やトリミングの指定をします。写真絵柄のどの部分を使
用するのかを明確にします。
正方形や長方形などで掲載するのを角版といい、天地左右の
不必要な部分を削ることをトリミングといいます。トリミング
しない場合はノートリミングといいます。
カラーでトリミングし、
左右 50mm とする
キリヌキ加工
サイズの指定をします
絵柄をどの大きさで使用するのか、寸法や倍率を指定します。
切り抜きの指定をします
絵柄の一部分のみを使用する場合に切り抜き指定をします。
背景を入れない時や他の画像と合成する場合などに用います。
黄とグリーンを鮮やかに
補正の指示をします
撮影条件やデジタルカメラの性能で写真品質が異なる場合が
あります。色味やシャープさなどで十分でない原稿は補正指示
をします。元原稿の精度によって限界がありますから、撮影時
の品質には注意が必要です。
9
企画・編集
スクリーンと網濃度
AM スクリーン
新聞の写真をルーペで見るとプリント写真とは違い点々がある
あみてん
のが分かります。この点を、網点(ドット)といいます。
オフセット印刷では、連続的に階調のある写真などの原稿
を、点の大、小によって濃淡を表わします。
単位面積あたりに占める網点の面積の比率をパーセントで表現
します。色の濃淡も網点の大小で表現します。暗い部分(シャ
ドー)は大きい点、明るい部分(ハイライト)は小さい点で表現
AM スクリーン(拡大)
しています。色の濃淡の度合を示すために網点面積率を用います。
ハーフトーン
シャドー
⃝企画・編集
画像のハイライト
(明るい部分)からシャドー
(暗い部分)まで
の中間部分の調子のことや、網点の 50%付近のことをハーフ
ハイライト
トーンといいます。
ハーフトーン
ハイライト
写真やイラストなどの画像のなかの、階調表現のある最も明
画像部分の名称
るい部分をハイライトといいます。
シャドー
写真やイラストなどで最も暗い部分を指します。
FM スクリーン
規則的な網点配列をもつ AM スクリーンに対し、周期が変
化し、振幅が一定の網点が FM スクリーンです。20 ミクロン
の微小ドットがランダムに配置され、その密度により画像の濃
淡を表現します。
FM スクリーン(拡大)
アミ濃度
ブラック
    5% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  10% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  20% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  30% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  40% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  50% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  60% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  70% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
  80% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
(ベタ)
  90% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
100% 文字のせ くくり 白ぬき 袋文字
10
マゼンタ
シアン
イエロー
DTP
DTP
ワークフローと環境
近年の印刷工程はデジタル化されているため、印刷前の工程という意味から、プリプレスと
呼びます。作業内容から DTP(DeskTopPublishing)という場合もあります。
DTP では、コンピュータと周辺機器、さまざまなソフトウェアを使います。コンピュータ本
体やモニタをハードウェア、文字入力や画像加工を行うプログラムをソフトウェアといいま
す。さらにデータの保存・受け渡しに使われる USB、CD-R や DVD-R などの記録メディアがあ
ります。
記録の単位
日常社会では 10 進法が使われますが、コンピュータ内部でのデータ処理はすべて 2 進法で行
⃝DTP
われています。この 2 進法を基本にしてビット
(bit)とバイト
(Byte)というデータの大きさを表
わす単位があります。
1bit = 1 ビット
1KB = 1 キロバイト
1Byte = 1 バイト
1MB = 1 メガバイト
1GB = 1 ギガバイト
DTP で使用するソフトウェア
文字入力ソフト
マイクロソフト社の Word や、ジャストシステムの一太郎などのワープロソフトです。
画像処理ソフト
写真の修正、キズ・ヨゴレの除去・色調・コントラストの調整、切り抜き・合成、ボカシ・
変形・シャープネスなどの特殊効果を描く機能をもつソフトウェアです。代表的なものとし
て、Adobe Photoshop があります。
イラスト作成ソフト
直線、円、円弧、多角形、曲線、自由曲線などで構成され線画を描くことができるソフト
ウェアです。代表的なものとして、Adobe Illustrator があります。
ページレイアウトソフト(統合ソフト)
文字・画像・イラストを 1 ページにレイアウトしてまとめあげるためのソフトウェアです。
代表的なものとして、Adobe InDesign があります。
12
DTP の作業要素
サムネイルを作成します
文字だけでは、視覚的に分らないレイアウトの概要を、仕上がりよりも小さいサイズで一覧
にし、イメージが湧くようにしたものをサムネイル(サムネ)といいます。
2
3
4
5
6
7
8
9
用紙に手描きしたサムネイル例
レイアウト用紙は、実際の本の仕上がりイメージを見開き状態で表すものです。レイアウト
⃝DTP
レイアウト用紙に原稿配置を書き込みます
部の名称は次の通りです。
柱
3mm
マージン
天アキ
裁ち代
仕上がり線
小口アキ
ノドアキ
版面線
版面
3mm
段間
段
製版線
地アキ
マージン
ノド
ノンブル
はんづら
版面…………………… 文章や図版が入る基本部分です。
仕上がり線…………… 印刷物になった際の仕上がりサイズを示します。
た
しろ
ち代とは印刷物の仕上げ時に切り落とす部分です。一般的に 3mm です。
裁ち代………………… 裁
マージン……………… 版面部分以外の余白部分です。上部のマージンを天アキ、下部を地アキ、綴じ
られる側(内側)のマージンをノドアキ、反対側のアキを小口アキといいます。
ノド…………………… 本の綴じ部分を指します。
ノンブル……………… ページナンバーのことです。語源はフランス語です。
段……………………… 版 面内に組版する際の区切段です。1 段であれば全段組み、2 つに区切れば 2
段組みといいます。
だんかん
段間…………………… 段と段の間のマージンです。
はしら
柱 … …………………… 版面の外に入れる書名や、章タイトルを指します。
13
DTP
レイアウト指示用語
トンボ(トリムマーク)
色見本
印刷する時に各版の見当を合わせるため
色を指定する際に使われる参考となるサ
の目印のことです。印刷で使用する面の外
ンプルを一般に色見本といいます。基本的
にあります。十字の形が昆虫のトンボを連
には特色のカラーチップや印刷物などで指
想させるため、こう呼ばれています。
示します。
トンボ
面付やレイアウト
トンボ
⃝DTP
です
表版
天
1
咬
3
天
天
1
8
裏版
天
天
1
8
咬
左綴じ(天袋)
平網とグラデーション
掛け合わせ
同じ大きさの網点で構成された面のこと
カラー印刷で 2 色以上のインキを刷り重
を平網、連続階調の濃淡を表現する方法を
ね、希望する色を出すことをいいます。
グラデーションといいます。
C、M、Y、K の 4 色で掛け合わせた色を
30%
50%
70%
90%
プロセスカラーといいます。
K
100%
M
Y
0%
カラーチャート
ノセ
色を決める際の目安として作成した色見
色面や写真の上に文字などを重ねること
本帳です。プロセスカラー(CMYK 形式)
をノセといいます。色の上に色をノセます
の各色の%を変化させ、掛け合わせて色を
ので、上下の色が重なり色が変化します。
表示しています。
上に来るものの色を指定の色で表現したい
0%
C
0%
5%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
場合は抜き合わせと指定します。
ノセ文字
ノセ文字
5%
10%
20%
14
C
ヌキ文字
ヌキ文字
ヌキ文字
白ヌキ・白ヌキ文字
袋文字
濃い色の写真や網がバックに入っている
輪郭線で表現した文字のことをいいま
場合、文字や図を見やすくするため、紙の
す。袋状に作られた書体もあります。アウ
白地にすることを「白ヌキ」といいます。
トライン文字、リンカク文字ともいいます。
文字の場合は「白抜き文字」といいます。
アイワード
白フチどり(白くくり)
切り抜き
文字や図などを写真や平網が入っている
写真原稿などで必要な部分だけを切り抜
上に重ねる場合、可読性を良くするため、
いて使うことをいいます。
⃝DTP
アイワード
アイワード
回りを白くフチどることをいいます。白ヌ
キ文字の回りをスミでくくることをスミくく
り、色でくくることを色くくりといいます。
白くくり
アイワード
スミくくり
アイワード
色くくり
アイワード
カゲ文字
毛抜き合わせ
文字に陰影を付けたように重ねて表現す
写真と写真、写真と網など、髪の毛ほど
ることをカゲ文字といいます。
の隙間も空かないように合わせることをい
います。
アイワード
毛抜き合わせ
15
DTP
レイアウト指示用語
罫線
裏焼き
線の総称で形や大きさなどさまざまな種
類があります。
写真など指定する時に引いた罫を仕上が
りの時には入れない場合を、罫アタリ、ま
たはアタリ罫と指定し、罫を仕上がりでそ
のまま表示する時は、罫イキと指定します。
写真や文字を表裏逆にしたものです。
アタリ罫指定の
場合
⃝DTP
罫イキ指定の
場合
地紋
塗り足し
文字や写真の背景を装飾するための網点
仕上がり線いっぱいに図柄や平網がある
ことを「裁ち落とし」といい、この時製版
線まで図柄や平網をのばすことを塗り足し
といいます。
製本で仕上げ断裁後、フチに紙の地色が
出ないようにするためのものです。
のことをいいます。地紋は装飾として用い
るほかに、偽造防止のために有価証券、証
明書、表彰状などにも用いられます。
塗り足しなし
塗り足しあり
トレス
ダブルトーン
元になる図や、資料写真、作品などを下
写真原稿などを 4 色分解せずに、2 色で
地にして、それらをなぞって描き直す作業
刷り重ねることをいいます。
のことです。またそれによって書き直した
絵や図を指すこともあります。
グリーン
レッド
Wトーン
16
スミ
グレー
Wトーン
くみはん
組版の知識
日本語の書体
日本語フォントは仮想ボディという正方形の中でデザインさ
日本語書体の構造
れています。日本語の文字は、
「てん」
、
「よこかく」
、
「たてか
仮想ボディ
く」、「はらい」などの基本要素で構成されており、これらを
実ボディ
「要素」または「点画」といいます。
じ づら
じ づら
字面:文字や記号、図形など実際に印刷される部分を「字面」
といいます。
永字八法:「永」の字に含まれる、毛筆で漢字を書く時の 8 種
文字幅
ベース
ライン
「点画」のうち、8 種を持つ「永」の字は、すべての漢字の基
日本語書体の基本要素
本です。
よこかく
書体とファミリー:日本語には、明朝体・ゴシック体・丸ゴ
右上がりの
よこかく
シック体などがあります。それぞれの書体で、線幅(ウエイ
てん
左下への
はね
ト)を変えて表現される同一の書体の集まりを「ファミリー」
といいます。
文字コード:コンピュータで扱われているフォントは、1 文字
⃝DTP
の基本的な筆の運びのことです。一般に 10 種類に分類される
右はらい
左はらい
はね
ごとにコード
(番号)で管理されています。一般的な文字は JIS
たてかく
でコードが決められていますが、特殊な文字はメーカーの判断
でコードが決められています。このために、文字化けが起きる
ことがあります。
全角と半角:正方形の文字幅を「全角」
、半分のものを「半角」
といいます。数字や記号は「半角」を使用します。
さく じ
作字:フォントにない文字は、いくつかの文字を加工して作成
します。これを作字といいます。
全 角
アイワード
半 角
異字体と外字:同じ文字でも、異なる字形を持つものを異字体
といいます。丸付き数字や特殊文字、標準的な文字コードに含
がい じ
0123456789
まれていない文字を作成したものを外字といいます。
プロポーショナル:和文フォントに対して、欧文フォントの文
字幅をプロポーショナルといいます。欧文フォントは、文字ご
とに均整のとれた(プロポーショナル)デザインで作られてい
ます。
17
DTP
ルビ
やおや
肩付 き ル ビ
八 百屋
お と と い
グル ー プ ル ビ
あくび
一 昨日
はみ出してしまう場合には、肩付きの場合で後ろの文字に最大 1
欠伸
フランス
して 1/2 サイズの文字を使います。また、ルビの文字数によって
中付 き ル ビ
仏 蘭西
ルビ(ふりがな)は、日本語組版独自のものです。親文字に対
文字、中付きの場合で前後の文字に最大 1 文字ずつ食い込ませる
ことができます。ただし、前後の文字が仮名もしくは約物の場合
に限るなどの制限があります。
字送り
字送りは、級、歯、ミリなどの単位で距離を指定して、文字の
送りを設定します。字送りの距離は固定ですので、文字 サイズ
が増減すると、字間が変化します。
もじどうしがちかづきます
字送りの例:
⃝DTP
文字サイズ 18pt、字送り 16pt
もじ の あ い だ が ひ ら き ま す
文字サイズ 14pt、字送り 16pt
ジャスティファイ
日本語と欧文や数字が混在した文章の場合、文字と文字を切り
ジャスティファイ組版の例
ピ エ ー ル = オ ギ ュ ス ト・
離して組版できない言葉があります。このような文章を左右揃え
ル ノ ワ ー ル(Pierre-
で組版する場合、文字間が均等に空く場合があります。
Auguste Renoir 1841 年 2
月 25 日 -1919 年 12 月 3
組版例:
日 ) は、 フ ラ ン ス の 印 象
トラッキング・カーニング
派の画家です。
トラッキングとは、複数の文字列の文字間隔を均一に指定する
ことです。トラッキングは、文字が増減しても文字間隔が一定に
トラッキング、カーニング例
保たれます。
文字間隔が変化
カーニングとは、隣り合う 2 つの文字間の間隔を調整すること
文 字 間 隔 が 変 化
です。
トラッキング
禁則処理
文字 間隔
行頭に句読点がきたり、行末に起こしカッコがきたりすると、
読みづらく、違和感のある文字組みになります。それを避ける目
が 変化
カーニング
的で行う処理が禁則処理で、主なレイアウトソフトには自動的に
処理できるような機能が付いています。
・行頭禁則処理の文字
・行末禁則処理の文字
・分離禁則処理の文字
18
、 。 , . ・ ) 〕 ]| 〉 》 」 』 】 ’ ” ゛ ヽ ヾ ゝ ゞ 〃 々?!;:
ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ ゃ ゅ ょ っ ァ ィ ゥ ェ ォ ャ ュ ョ ュ ヵ ヶ ー
(
〔
[
|
〈
《
「
『
【
‘
“
゛
さ み だ れ
…
‥
──
(04)
3,600
120%
五月雨
3 点リーダー
2 点リーダー
2 倍ダーシ
組数字
連数字
単位など
グループルビ
主な外字
■ 記号
〈くぎり記号〉
〈しるし記号〉
■ 連字
■ ギリシャ文字
㎜ ㎝ ㎞
Α α アルファ
読点(てん)
※
米印
㎟ ㎠ ㎢
Β β ベータ
。 句点(まる)
*
アステリスク、スター
㎣ ㎏ ㎎
Γ
・ 中黒(なかぐろ)
⁂
アステリズム
ppm ha ㏍
Δ δ デルタ
. ピリオド
★
黒星、黒スター
㏄ №
Ε ε イプシロン
,
カンマ
☆
白星、白スター
:
コロン
○
丸印
横組み用
Η η イータ
;
セミコロン
◎
二重丸
㍉ ㌢ ㍍
Θ θ シータ
? 疑問符、耳だれ
◉
蛇の目
㌖ ㌅ ㍎
Ι
㌘ ㌕ ㌧
Κ κ カッパ
㌥ ㍑ キロリットル
Λ λ ラムダ
、
⁇ 二つ耳だれ
! 感嘆符、雨だれ
〈つなぎ符〉
γ ガンマ
Ζ ζ ゼータ
ι イオタ
㌫ ㌔ ㌶
Μ μ ミュー
!
―| ダッシュ
㍀ ㍗ ㌃
Ν ν ニュー
‼ 斜め二つ雨だれ
〜~ 波ダッシュ
㌣ ㌻ カップ
Ξ ξ クシー
⁉ ダブルだれ
== 二重ダッシュ
さじ ㍄ ㌋
Ο ο オミクロン
/ スラッシュ(全角)
㌩ ㌾ ㌵
Π π パイ
㍆
Ρ ρ ロー
有限会社 ㍿ 郵便番号
Σ σ シグマ
/
斜め雨だれ
スラッシュ(半角)
-
- ハイフン、連字符
パラレル
〈ケイ線〉
細ケイ、表ケイ
〈くりかえし記号〉
中太ケイ
Τ τ タウ
ゝ ひらがなかえし
太ケイ、裏ケイ
縦組み用
Υ υ ユプシロン
ヽ カタカナかえし
ミシンケイ
㍉ ㌢ ㍍
Φ φ フィー
〱
太ミシンケイ
㌖ ㌅ ㍎
Χ χ カイ
々 漢字がえし、同の字点
ブルケイ
㌘ ㌕ ㌧
Ψ ψ プシー
〃 同じく、チョンチョン
太ブルケイ
㌥ ㍑ キロリットル
Ω ω オメガ
〻 二の字点、ピリピリ
無双ケイ
㌫ ㌔ ㌶
双柱ケイ
㍀ ㍗ ㌃
〈カッコ類〉
太双柱ケイ
㌣ ㌻ カップ
( ) パーレン、カッコ
子持ちケイ
さじ ㍄ ㌋
⦅ ⦆ 二重パーレン
かすみケイ
㌩ ㌾ ㌵
大がえし、くの字点
〔 〕 キッコー
[ ] ブラケット
【 】 すみつきパーレン
太キッコー
〘 〙 二重キッコー
﹁ ﹂ かぎ
『 』 太かぎ
﹃ ﹄ 二重かぎ
“ ” ダブルコーテーション
‘ ’
コーテーション
〝 〟 ダブルミニュート
《 》 二重山パーレン
〈 〉 山パーレン
㍆
〈リーダー類〉
‥ ︰
二点リーダー
… …
三点リーダー
․․․․
四点リーダー
⃝DTP
‼ 二つ雨だれ
有限会社 ㍿ 郵便番号
■ ローマ数字
1 -Ⅰ
50 - L
2 -Ⅱ
60 - LX
3 -Ⅲ
70 - LXX
4 -Ⅳ
80 - LXXX
5 -Ⅴ
90 -XC
6 -Ⅵ
100 - C
7 -Ⅶ
200 - CC
8 -Ⅷ
9 -Ⅸ
10 -Ⅹ
11 -XI
15 -XV
19 -XIX
20 -XX
30 -XXX
40 -XL
19
DTP
校正の種類
校正の進行
しょこう
初校:第 1 回目の校正を初校といいます。
さいこう
再校:初校戻しの赤字を直した校正を再校といいます。
さんこう
三校:再校戻しの赤字を直した 3 回目の校正のことです。さらに繰り返す場合は、四校、五校
ねんこう
となります。
念校:著者・編集者が、校了の直前に念のため重要な箇所を確認するための校正のことです。
こうりょう
校了:赤字が完全になくなり、校正が完了することをいいます。
せき りょう
責任校了(責了):直し箇所が少ない場合など、印刷会社が責任をもって校了にすることを前提
に宣言したものです。
⃝DTP
文字校正
文字や体裁をチェックする校正です。一般に校正は 1 回目の校正
(初校)で、すべてをチェッ
クします。2 回目の校正
(再校)では、初校で指示した訂正が正しく修正されているかをチェッ
クします。文字校正は、正確な印刷物を作成するための基本作業です。
〈文字校正の項目〉
1.文字校正は、必ず原稿と照合して確認します。
2.表紙・トビラ・見出し・柱・目次・本文中の固有名詞などに誤りがないか、点検します。
3.数字原稿に誤りがないか。数やパーセントは検算し、西暦と和暦にくい違いがないか、日付
と曜日の関係が正しいか、単位は正しいかなどを確認します。
4.漢字の用法や、送りがななどが統一されているか点検します。
5.必要な原稿が全部そろっているか、再度点検します。
6.訂正箇所は文字校正ゲラに、赤ペンで明確に指示をします。
〈組み体裁校正の項目〉
1.紙・トビラ・目次・本文の上下左右のバランスはよいか確認します。
2.見出し、柱、ノンブルの位置や大きさ、書体、スペースは統一されているか確認します。
3.図表・写真・イラストなどの位置、大きさ、説明文は正しいか点検します。
4.目次と本文は一致しているか確認します。
5.ノンブルは合っているか確認します。
6.仕上がり寸法、文字組みの位置、画像の配置などレイアウト指定通りになっているかどうか
などをチェックします。
20
校正記号
■ 主記号
トル
Q
文字・記号などを取りさって、あと
をあけておく
イキ
ミン
ゴ
横
ピヨン
off set
Useles
space.
す。別
文字・行などを
入れかえる
insert
space
アンチ
ポ
to next
line
Remove
to fore.
える。
行を
る。
□□
□□
指定の位置まで
文字・行などを
移す
右へ行を移す
□□□
□□
□□
□□□
□□□
ポイント
Trnasfer
the lines
Replace
分
全角の分数をあらわす
全角=4 分
大
または
小キャップ
または
end.
Next
または
または
字を下げる
□□□
□□□
□□□
□□□
指定の位置まで
文字・行などを
移す
アンチック体(例:ふと、フト)
全角の倍数をあらわす
ローマン
□□□
ゴシック体(例:書体)
倍
小
行をつづける
明朝体(例:書体)
1 字分(全角)のアキ
end. New
入れか
倒転を
まで前
の行へ
□□□
□□□
□□□
□□□
行を新しく起こす
□□□
□□□
□□□
□□□
□□□
前の行へ移す
行間を
morespace
表ケイ
裏ケイ
⃝DTP
オモテ
ウ ラ
m2ph
□□□
□□
□□
訂正を取り消す
commnr
broken
から次
の行へ
次の行へ移す
トルアキ
si
つめる
字間・行間など
をつめる
ローマン
reve se
ベ タ
□□□
□□□
字間・行間など
をあける
小
行間を
ひらく
□□□
□□□
文字・記号などを取りさって、あと
をつめる
読点・句点・中黒・ピリオド・コンマ・
コロン・セミコロン
字間を
□ □
□□□
□□□
□□□
□□□
□ □
□□□
□□□
□□□
□□□
字記号
□□□
右付き、上付き
または下付きに
する
トル
イキ
Lower
omison
ピヨン
□□□
□□□
大きさ
不良の文字・記
号などを変える
剰字字
□□□
け
意 味
Roman
欠字を
□□□
転倒した文字・
記号などを正し
くする
ゴ
併用記号
トルアキ
asspace
revive
逆 。
□□□
□□□
10
抜字を
□□□
□□□
字間に文字・記
号などを入れる
ふとじ
□□□
□□□
書体または大き
さなどを変える
誤字・
□□□
□□□
□□□
□□□
文字・記号など
をかえ、または
取りさる
訂 正
娯字
□□□
□□□
意 味
r
記 号
■ 併用記号
down
up
イタ
または
(欧文)大文字
(例:TYPE)
(欧文)スモールキャピタル
(例:TYPE)
(欧文)小文字
(例:type)
(欧文)ローマン体
(例:Type)
(欧文)イタリック体
(例:
)
right
left
ボールド
または
(欧文)ボールド体
(例:Type)
21
DTP
色校正
カラー印刷の場合は色校正を確認します。色校正には、実際に使う紙を使い印刷機で印刷す
る“本機色校正”と、インクジェットプリンターで作る“プルーフ”の 2 種類があります。
仕上がり寸法、見当精度、レイアウト指定通りになっているかどうか、図柄の色調子、傷、
汚れの有無、網点の太り、刷り濃度などをチェックします。以下に、校正におけるポイントを
紹介します。
見当:多色印刷の重ね合わせ位置や表面と裏面の位置、用紙を折る時の折位置などを合わせま
す。
モアレ:網点と絵柄が干渉し合って起きるモアレが発生していないか確認します。モアレが出
ている場合は、各版のスクリーン角度を調整し、最小限に抑えられるようにします。
色味:ハイライト部やシャドウ部、CMY バランスなどを確認します。白が濁っていたり、赤味
⃝DTP
や青味が強すぎるなど不自然な場合は修正します。
文字化け:文字が化けて別な表示になっていないか確認します。使用フォントの出力環境が合
致しない時に起こります。
画像やイラスト:出来映えや、位置・寸法が指示通りになっているか確認します。色指定につ
いても確認します。
面付けと折り:正しく面付けされているか、また折り位置が正しいか確認します。
断裁:断裁されたときに画像・イラスト・ノンブルが断裁位置にないか確認します。断裁には
数ミリの誤差があるため、裁ち代まで塗り足しが十分あるか確認します。
校正用語の例と内容
質感を出す
全体にボンヤリしている場合の指定です。
光沢感や立体感を求めます。
ボリューム出す
色や濃度が足りない時に指定します。
コントラスト強く!!
ライト部とシャドー部に濃度差がない時の
指定です。
シャープに!!
ボケた感じ、メリハリがない場合の指定です。
※
「落とす」
、
「上げる」、「原稿通りに」などは、曖昧で具体性に欠ける指示となる場合があります。
22
明るく
全体的に色の鮮やかさが不足している場合
に指定します
歯白く、肌健康色に
変更したい場所や方向性を指します。
活字の大きさ見本
近似値
活
7 級(5 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体大きさ見本3活字書体大きさ見本 44 4活
9 級(6 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体大きさ見本3活字
10 級(7 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体大きさ見本
11 級(7.5 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体大き
12 級(8 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体
13 級(9 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字
14 級(10 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活
250 級
8 級(5.5 ポイント) 活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本2活字書体大きさ見本3活字書体大き
15 級(10.5 ポイント) 活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見本
活字書体大きさ見本1活字書体大きさ見
18 級(12 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大き
20 級(14 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字書体大
活
200 級
24 級(17 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字
28 級(20 ポイント)
活字書体大きさ見本1活字
32 級(23 ポイント)
活字書体大きさ見本1活
38 級(27 ポイント)
44 級(31 ポイント)
50 級(35 ポイント)
56 級(40 ポイント)
62 級(44 ポイント)
70 級(50 ポイント)
⃝DTP
16 級(11 ポイント)
活字書体大きさ見本
活字書体大きさ見
活字書体大きさ
活
活字書体大き
150 級
活字書体大き
80 級(57 ポイント)
活字 活字
活字 活
90 級(64 ポイント)
100 級(71 ポイント)
23
書体一覧
*タテ軸に書体の太さ、ヨコ
軸に書体の種類を表示して
います。
*書体の該当枠に「あ」の書
体を表示しています。
*編 集機とソフトの都合上同
一誌面上での使用は、
「モ
リサワ」
「モリサワ+ヒラギ
ノ」
「写研」の 3 通りです。
⃝DTP
24
DTP
文字の変形見本
28 級正体
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級平体①(正体に対し縦に 10%縮小)
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級平体②(正体に対し縦に 20%縮小)
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級平体③(正体に対し縦に 30%縮小)
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級長体①(正体に対し横に 10%縮小)
⃝DTP
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級長体②(正体に対し横に 20%縮小)
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級長体③(正体に対し横に 30%縮小)
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右正斜体①
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右正斜体②
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右正斜体③
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右平斜体①
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右平斜体②
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右平斜体③
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右長斜体①
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右長斜体②
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
28 級右長斜体③
⊞明朝書体の正体見本・ゴシック体の正体見本
26
印刷・製本
印刷・製本
だいわり
めんつけ
台割と面付
台割表を作成します
書籍を作成する時には、面付を考え、台割表を作成します。
台とは、印刷機 1 台で一度に印刷できる面(ページ数)のこと
です。1 台で印刷できるページ数は、作成物の規格や印刷機の種
類によって異なりますが、2、4、8、16 ページといった「2 の倍
数」です。1 枚の用紙に、ページ
(面)を付ける順や位置を決める
ことを面付といいます。
台割表とは、ページの内容や進捗管理が一目で分かるように 1
枚の表に書き込んだものです。製本方法によって表し方が異なり
⃝印刷・製本
ます。
面付けの留意点
中綴じで厚手の本になる雑誌やパンフレットでは、内側のペー
ジになるほど小口
(ページを開く側)の空きが短かくなるため、文
針金
字や絵柄が切れてしまう事故が発生する場合がありますので、面
付け時に注意が必要となります。
また、糊が付く部分にインキのベタがあると、しっかり接着さ
れずに、外れてしまうことがあります。このようなことを防ぐた
めには、糊が付く部分にノリシロの余白を設ける必要があります。
面付表(組付表)の例
28
内折り
外折り
中綴じの場合、内側のページほど
外側の余白が小さくなります。
平綴じの場合の面付と折り方です
・2 つ折り(4 ページがけ)
表版
天
1
3
天
天
1
4
裏版
咬
咬
天
天
3
2
表版
天
咬
1
右綴じ(地袋)
3
天
天
4
1
裏版
天
天
2
3
咬
左綴じ(天袋)
・4 つ折り(8 ページがけ)
天
7
2
5
4
天
天
天
天
6
天
3
天
6
天
天
裏版
1
8
表版
8
天
天
天
7
天
5
左綴じ(天袋)
3
天
咬
咬
咬
⃝印刷・製本
天
咬
2
天
右綴じ(地袋)
4
天
1
1
1
5
裏版
表版
天
・8 つ折り(16 ページがけ)
14
15
2
7
10
天
天
咬
9
裏版
天
3
5
8
天
咬
天
11 10
7
天
天
12
天
天
天
天
左綴じ(天袋)
天
天
8
9
天
天
天
1
3
12
5
天
天
裏版
咬
天
15 14
4
2
13
天
16
天
1
表版
天
天
天
天
1
6
11
天
天
右綴じ(地袋)
天
13 16
1
天
4
表版
天
天
天
6
天
天
咬
・16 折り(32 ページがけ)
29
4
5
28
天
天
天
9
24
天
天
31
7
26
2
天
天
天
天
天
11
22
天
19
14
天
天
18
15
10
23
天
17
16
天
天
13
12
21
20
天
天
天
天
天
天
天
天
32
1
8
25
天
天
天
天
30
天
3
天
6
天
27
天
天
天
天
天
天
天
天
23
天
27
10
天
6
15
天
3
天
18
30
天
26
天
7
天
2
天
天
21
天
12
天
13
天
20
天
25
天
8
天
咬
裏版
31
天
22
天
11
天
14
天
19
咬
左綴じ(天袋)
1
天
28
天
5
天
4
天
24
咬
裏版
1
表版
32
天
天
29
天
9
右綴じ(地袋)
16
1
表版
17
天
咬
29
印刷・製本
オフセット印刷
オフセット印刷は、水と油の反発作用を利
用した印刷方法です。印刷用の版は、アルミ
インキローラー
製の PS 版で、刷版ともいいます。
水
PS 版は表面が平らで、インキが付着する
画線部とインキが付かない非画線部が、同一
水ローラー
版面にあります。版全体に水を付けること
版胴
で、非画線部は水を吸着し、画線部は水をは
じきます。この後、版面にインキを付けると
非画線部は水を吸着しているためインキをは
じき、画線部のみにインキが付着します。使
⃝印刷・製本
用する水は、さまざまな成分が含まれている
ブランケット胴
「湿し水」と呼ばれる水を使います。
オフセット印刷は、印刷品質や生産性など
用紙
で多くの優れた点があり、出版印刷の主流で
す。アイワード石狩工場の印刷機はすべてこ
の版式の機械を稼働させています。
圧胴
オフセット印刷という言葉は、版から直接
紙に印刷せずに、インキをいったんゴムブラ
ンケットに転写
(Off)してから紙に印刷
(Set)
することから名づけられました。
オフセット印刷の仕組み
印刷までのフロー
刷版の自動交換
印刷前準備 1
印刷前準備 2
り、刷版装着時間の短縮と、
組版データから画像面積率を
や、インキ量の調整などを行
版替え作業の自動化によ
刷版位置の精度向上を図って
います。
30
プリプレス工程で編集した
算出したインキ量を印刷機が
受け取り、さらに枚数などの
印刷情報を登録します。
遠隔制御装置で見当合わせ
い、色校正紙との比較や見当
の確認を行います。
枚葉印刷機とカットスター
枚葉印刷機は、一枚一枚に断裁された用紙を、一
枚ずつ印刷する印刷機械です。印刷機本体は、給紙
部、印刷部と排紙部で構成されています。
アイワードのカットスターは、輪転機に使用する
長く巻かれた巻き取り用紙を取り付け給紙部でカッ
トする装置です。枚葉紙の積み替え時間の削減や安
定給紙のほかに用紙代の節約にも貢献します。例え
ば 880mm 幅の A 判紙の場合、625mm がシート寸法
カットスター
ですが、400mm 〜 695mm の範囲で無段階にカット
できます。変型本などで効率良い用紙取都合ができ
⃝印刷・製本
るなどのメリットがあります。
枚葉印刷室
刷り出しから印刷開始
各機構の自動洗浄
用紙プロファイルの作成と運用
タートします。両面印刷機で
キローラーなどを自動洗浄し
コート紙など用紙の違いによ
品 質 確 認 後 に、 印 刷 を ス
カラー印刷から文字印刷まで
を、一気に行い、印刷乾燥時
間やウラ面の印刷時間を大幅
に短縮します。
ブランケット・圧胴・イン
ます。
上質紙、マットコート紙、
り、印刷仕上がりが変わりま
す。安定した印刷を確保する
ために、アイワードでは用紙
プロファイルの作成と運用を
行っています。
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印刷・製本
オフセット輪転機
長く巻かれている巻取紙に、連続して高速で印刷
する印刷機です。自動紙継ぎ装置を運用して印刷
ペースを安定させます。蒸発乾燥タイプのインキと
100 度以上の強制乾燥により、印刷から折加工を一
貫システムで行います。
用途別によるインキ
オフセット輪転機
プロセスカラー用インキ
印刷の基本となる CMYK4 色のインキです。アイ
ワードでは、環境にやさしい植物油インキを標準使
⃝印刷・製本
用しています。
耐光性タイプ
屋外で使用するポスターなど、長時間太陽光にさ
らしておいても、退色や変色がしにくいタイプです。
耐摩擦性タイプ
プロセスカラー用インキ(2kg カートリッジ)
表紙や包装紙は、相互に擦られたり、手で持ち歩
くなど摩擦抵抗に強くする必要があるので損傷しに
くいタイプのインキです。
耐薬品性タイプ
薬剤、化粧品、食品のパッケージのように酸やア
ルカリ、アルコールやパラフィンなどに対して、退
色・変色・溶解しにくいタイプのインキです。
特色インキ
「金赤」「あさぎ」など CMYK の 4 色ののインキの
様々なタイプのインキ
耐光性、摩擦性、耐薬品性などのインキがあります。
掛け合で表現できるインキのほかに、金や銀、蛍光
色など、掛け合わせでは作れない色などもあります。
カラーチップ
インキメーカー各社が出している特色の色見本で
す。各色に特色番号が付けられており、番号やチッ
プで指示すると、その番号の特色インキを用意して
印刷します。
インキメーカーのカラーチップ
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並製本と上製本
製本様式は表紙の形態、本文の綴じ方、背の様式などによって分類され、それぞれの組み合わ
せによって本の仕様が決定します。表紙の様式で、並製本と上製本に分類されます。
綴じの概要
折り加工
印刷された紙をトンボに合わせて折ります。折り機には、横長に紙を
置き、右から左へ折り、時計回りに 90 度ずつ回転させながら折りま
おりほん
す。折られたものを、折本といいます。
背丁と背標
せ ちょう
う文字をいいます。各折り丁の順序がすぐ見分けられるようにするため
のものです。
面付けされた状態で印刷
した用紙
⃝印刷・製本
背丁は折りの背に刷り込まれた記号で、書名や出版社名、何折目とい
背標は、丁合いが正しければ、目印は階段状に並ぶもので、これによ
り乱丁や落丁を防ぎます。
アジールバーコード
背丁と背標をデジタル化したものが、アジールバーコードです。これ
には「仕事の種類・折丁番号・全体の折丁数・表紙との整合情報」が埋
め込まれています。また、バーコードは読み違えがないこと、読めない
天袋の折本
ものはエラーすることから、品質管理精度は、ほぼ 100%であるといわ
れています。アイワードでは、折本トンボの外にアジールバーコードを
印刷し、それをカメラで読み、監視する製本ラインを稼働させています。
上製本
上製本には、
「角背」と、
「丸背」があります。丸背は、本の厚さが約
1.5 センチメートル以上のものに限ります。また、布や紙の代わりに厚
地袋の折本
手のビニールや革を使用して上製本を作る方法もあります。
アジールバーコード
上製本の例
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印刷・製本
並製本
・糸かがり並製本(ホットメルト糊使用)
本文は、上製本と同様、1 折りずつ、糸でかがり
ます。手帳やマニュアルなど、日常的に本を開く頻
度の高い場合に、この様式を使います。
・無線綴じ並製本(ホットメルト糊使用)
本文用紙を 1 枚ずつバラバラにして、背の部分
に接着剤が多量に付着するようにして製本する様式
です。
ホットメルト製本の開口状況
・網代(アジロ)綴じ並製本(ホットメルト糊使用)
本文用紙をバラバラにせず、背の部分に接着剤が
浸透するようなスジ穴をあけて製本する様式です。
⃝印刷・製本
・PUR 製本
PUR とは、Poly Urethane Reactive(反応性ポリ
ウレタン接着剤)の略称です。この接着剤は開口性
に優れ、熱に強く、インキに対しても化学的変化が
起きにくいため、製本用の材料として注目されてい
ます。ホットメルト糊では不可能であったペット
系、フイルム系素材の綴じ加工が可能です。
PUR 製本は、辞書や教科書、写真集・美術書、
PUR 製本の開口状況
カタログ、日記・ダイヤリーなどに最適です。
・平綴じ
表の表紙から裏の表紙まで針金で綴じる様式で
す。ステープル止めなどもこの一種です。
平綴じ
・加除式
接着剤も針金も使わず、穴だけを空けて重ねて紐
やバインダーで閉じる様式です。
・中綴じ
表紙の背から中央の見開きまで、針金で綴じる様
式です。週刊誌やパンフレットなどで使われていま
す。
加除式
表1
書籍制作ガイドブック
表3
〉企業
・印刷
報処理
画・情
の〈企
新時代
書籍
制
イ
作ガ
ドブ
ック
集
・編
企画
1.
DTP
2.
校正
3.
刷版
4.
印刷
5.
工
・加
製本
6.
表2
表4
34
表紙の名称は、オモテ表紙を
表 1、オモテ表紙の裏面を表 2、
ウラ表紙を表 4、表 4 の裏面
を表 3 と呼びます。
中綴じ
紙の目
紙の種類
縦目(T 目)
と横目
(Y 目)
非塗工紙と塗工紙
紙はパルプなどの繊維を液状にし、紙を作る
一般にコピー用紙として使用される事が多
装置(抄紙機)の上を流しながらからませ、脱
い上質紙など、繊維のからみ合いだけで作ら
水・乾燥させて作成します。そのため、抄紙機
れた紙は、表面塗工がありません。非塗工紙
の流れにそった繊維の流れが作られます。
には上質紙のほかに、ケント紙、中質紙など
抄紙機流れ方向で作られる縦目と、この流
があります。
れと直角の方向の横目があります。
紙の表面に、白色顔料を糊剤と混合したも
のを塗布した紙が塗工紙です。塗工紙は白色
性、平滑性、印刷したインキの発色性などが
良好で、アート紙やコート紙などの種類があ
ります。
れん りょう
連 量 とは、日本工業規格(JIS)寸法の全
縦目の流れ
横目の流れ
⃝印刷・製本
連量
紙 1,000 枚(1 連)
(板紙の場合は 100 枚)
の重さのことで、キログラムで表示します。
本と紙の目
本は、開きやすくするために、出来上がり
の状態で紙の繊維方向と平行に綴じます。造
連
本の設計段階で、全紙(A1 判、B1 判)から
連とは紙枚数を表す単位です。1 連とは、
の取り方を考慮します。
紙 1,000 枚( 板 紙 の 場 合 は 100 枚 ) の こ と
規格が奇数の場合は、全紙で縦目の紙、偶
で、紙取り引きの基準となる枚数です。1 連
数の場合は、全紙で横目の紙を使用すると、
のことを「1R」と表し、板紙は「BR」と表
紙の目は並行に綴じることができます。A5
します。
れん
判、B5 判は縦目の全紙、A6 判、B6 判は横
目の全紙を使用します。
紙の重量と単位
紙の厚さは坪量や連量といった、重量の単
位で表わします。坪量(米坪量)は、1m2 の
紙の目の見方
平行に破ける=
目の方向
紙 1 枚の重さを g で表示したもので、単位
は g/m2 です。これは JIS で規定されており
坪量で紙の重量を表わす場合、A 列、B 列な
ガタガタに破け
る=逆目の方向
どの紙サイズ
とは関係なく
レッテル
表示ができま
べい
水につけると目の方向にカー
ルする
す。 一 般 に 米
つぼ
坪と呼びます。
横目の紙は、レッテルが
長辺に貼られています。
35
日本工業規格寸法
原紙寸法
紙の寸法は、JIS P 0138 で A 列、B 列
印刷に必要な余白(機械のくわえしろや
が規定されています。A 列は国際規格で、
トンボなど)のため、日本工業規格寸法よ
B 列は日本独自の規格です。A0 の半分が
り少し大きめに設定されているのが原紙寸
A1、A1 の半分が A2 となります。B 列も
法です。
同様の扱いとなります。半裁を繰り返して
原紙の標準寸法は下表の通りとなってい
も短辺と長辺の比は 1:√ 2 です。
ます。
A 列 B 列規格一覧
(単位:mm)
(単位:mm)
A 列 列番号
B 列 列番号
種 類
寸 法
A0 841 × 1,189
B0 1,030 × 1,456
A 列 本 判
625 × 880
A1 594 × 841
B1   728 × 1,030
B 列 本 判
765 × 1,085
A2 420 × 594
B2   515 × 728
A3 297 × 420
B3   364 × 515
四
判(しろくばん)
788 × 1,091
A4 210 × 297
B4   257 × 364
判(きくばん)
636 × 939
A5 148 × 210
B5   182 × 257
A6 105 × 148
B6   128 × 182
A7   74 × 105
B7    91 × 128
A8   52 × 74
B8    64 × 91
A9   37 × 52
B9    45 × 64
A10 26 × 37
B10   32 × 45
A 列 B 列の取り都合
A0(B0)
A1(B1)
六
菊
ハトロン判
900 × 1,200
新 聞 用 紙
813 × 546
L
判
800 × 1,100
K
判
640 × 940
(650 × 950)
M
判
730 × 1,000
F
判
650 × 780
S
判
730 × 820
A2(B2)
A3(B3)
A4(B4)
A5
A6
(B5)(B6)
http://www.iword.co.jp
本 社 〒060-0033 札幌市中央区北3条東5丁目5番地91
TEL 011- 241- 9341
東京営業部 〒101- 0065 東京都千代田区西神田2丁目4番3号 高岡ビル6階 TEL 03-3239-3939
札 幌 工 場 〒060-0033 札幌市中央区北3条東4丁目5番地64
TEL 011- 251- 0009
石 狩 工 場 〒061- 3241 石狩市新港西3丁目768番地4
TEL 0133 -71- 2777
個人情報保護の
マネジメントシステム
プライバシーマーク
2005.9.6 認証取得
商業オフセット印刷の国際規格
Process Standard Offset
ISO
12647-2
2008.8.9 認証取得
障がい者就労支援マーク
北海道が制定し、
障がい
者の就労支援企業である
ことを示します。
FAX 011- 207- 6178
FAX 03-3239-3945
FAX 011- 251- 5610
FAX 0133 -71- 2895
ハートフルマーク
全国重度障害者雇用事業所
協会が制定した会員事業所
共通のシンボルマークです。
2013.9.2000