取扱説明書 ® CombiMaster Plus RATIONAL ServicePlus その名の通り、全て込みのサービスです。 弊社は、お客様が追加費用なしにその投資から最大限のメリットを得ることを願っていま す。 ユニット設置の初日から製品の稼働期間中ずっとこのサービスをご利用いただけます。 無料です!- 現地指導 当社ユニットがどのように機能し、またお客様の特別なご要望に対してどうすればベスト な状態で使用できるのか、お客様の厨房にお伺いして厨房のチームに直接ご説明させてい ただきます。 無料です!- Club RATIONAL プロの料理人のためのインターネットプラットフォームです。レシ ピ、弊社ユニットの取扱いに関するビデオ、専門家による知識、進 化した新しいソフトウェア等、厨房のためのわくわくする情報や提 案をこちらでご覧いただけます。 ご登録はこちらです。www.club-rational.com 無料です!- Chef✆Line ® 使用方法やレシピに関するご質問等ございましたら、いつでも直接電話でお受けいたし ます。365日いつでも、迅速かつ簡単なシェフからシェフへのサポートです。こちらから Chef✆Line® につながります。 電話番号: 03-6316-1199 ラショナル SERVICE-PARTNER ラショナルの機器は信頼性が高く耐用年数の長いユニットです。 それでも万が一技術的な問題が起きた時には、ラショナル サー ビス・パートナーが迅速にサポートいたします。保証交換部品お よび週末の緊急サービスもこちらで対応いたします。電話番号: 03-6316-3737 2 / 86 RATIONAL ServicePlus 2年保証 保証期間は設置日から24ヶ月です。ただし、所定の方法(保証書の返送、本体 同梱のはがきの返送またはオフィシャルサイ卜から)で保証の登録を行った場 合に限ります。ご連絡は www.rational-online.com/warranty からオンラインで も簡単に行っていただけます。また同封の葉書もご利用いただけます。また、 ガラスの破損、庫内灯やパッキン等の消耗品の交換、故意、不適切な使用また は設置によるダメージ、保守点検に関わる費用、水垢除去、保守スペースが確 保されていないことによる本体の移動が必要な場合は、対象外となります。 ご登録はこちらです。www.rational-online.com/warranty 3 / 86 ごあいさつ(CombiMasterのご購入にあたり) お客様へ ® このたびはCombiMaster Plus(コンビマスター・プラス)をご購入いただき、誠にあり がとうございます。 この製品は卓越した技術を集約しており、多様な調理を高品質に仕上げることができま す。操作は誰にでもわかりやすく、また耐久性に優れていますので、長きにわたってご活 用いただけることでしょう。 保証期間は設置日から24ヶ月です。ただし、所定の方法(保証書の返送、本体同梱のはが きの返送またはラショナルのオフィシャルサイト www.rational-online.jpから)で保証の登 録を行った場合に限ります。また、ガラスの破損、庫内灯やパッキン等の消耗品の交換、 故意、不適切な使用または設置によるダメージ、保守点検に関わる費用、水垢除去、保守 スペースが確保されていないことによる本体の移動が必要な場合は、対象外となります。 安全・確実にご利用いただくため、ご使用前にはこの取扱説明書をよくお読み下さ ® い。CombiMaster Plusが、みなさまの調理の楽しみをさらに広げることができますよう 願っております。 株式会社 ラショナル・ジャパン 製品の仕様は、技術開発により、予告なく変更することがありますので、あらかじめご了 承ください。 販売店: 設置担当者: 設置日: シリアルナンバー: 目次 アイコン説明 7 はじめてご使用になる時 8 安全のヒント 10 賠償責任 13 点検、メンテナンス、修理 16 各部機能名称 19 機材の使用についてのヒント 20 芯温センサーを使った作業 23 ハンドシャワーの取り扱い 25 基本操作 26 基本操作 28 ClimaPlus ® 30 調理モードについて 32 調理モード『スチーム』 34 調理モード『ホットエアー』 38 調理モード『コンビスチーム』 42 調理モード Finishing ® 46 Cool Down 50 プログラムモード 51 プログラムを作成 51 プログラムのスタート 54 プログラムの確認 56 プログラムを削除 57 プログラムのダウンロード 58 プログラムのアップロード 59 HACCP 61 ソフトウェアのアップデート 63 目次 摂氏/華氏の設定 64 時刻/日付の設定 65 洗浄 67 スチーム発生器の水垢除去 71 スチーム発生器の水抜き 77 設備 78 エアーフィルターのサービス 78 ドアガスケット(パッキン)の交換 78 庫内灯の交換 78 エラー表示 80 販売店に連絡する前に 82 電気式モデルEC安全規格 84 ガス式モデルEC安全規格 85 アイコン説明 危険! 警告! 注意! 回避されない場合、重傷や 死亡事故に直接つな がる 可能性のある危険な状況で す。 回避されない場合、重傷や 死亡事故につながる可能性 のある危険な状況です。 回避されない場合、事故に つながる可能性のある危険 な状況です。 素材の腐食 火災の危険! 火傷の危険! 注意: 損傷が起こる可能性 毎日のご使用にあたっての ヒントとコツ 初めてご使用になる際に は、本書をよく読んでから お使いください。 最上部の庫内レールの高さ は最大160cmまで。 7 / 86 はじめてご使用になる時 はじめてご使用になる時は「自己テスト」を行うよう指示が出ます。この自己テストは本 体が設置先の使用環境に適合するために必要なもので、初回の一回のみ行う必要がありま す。所要時間は約45分です。 - 自己テストを行う際には、本体の梱包材をすべて取り外し、固定ラックとエアーバッ ファーが所定の位置にあることを確認してください。 - 本体は設置マニュアルの記載通りに設置してください。 - 卓上型のタイプ(CM61、CM62、CM101、CM102)の場合は、底の浅いホテルパンを 1枚を下向きにして、ラックの中段に差し入れてください。 - 床置型のタイプ(CM201、CM202)の場合は、底の浅いホテルパン2枚を下向きにし て、ファンの上部と下部にあたる位置のラックに差し入れてください。 火災の危険! 梱包材、スターターキット、グリッド、ホテルパンを取り出してください。 自己テスト中は扉を開けないでください。扉を開けると自己テストは中断され、翌日に再度自 己テストをスタートするよう指示が出ます。 step 1 インフォ/キー 説明 扉を開けて、梱包材、スターターキット、グ リッド、ホテルパンを取り出してください。 2 空のホテルパンを下向きにして、ファンの位 置の段に挿入してください。詳細については 設置マニュアルをご確認ください。 3 扉を閉め、「PROG」キーを押して自己テスト を開始してください。 8 / 86 はじめてご使用になる時 step インフォ/キー 説明 4 自己テストが開始されます。上段ディスプレイ に『SELF』-『TEST』と表示され、下段ディ スプレイには残り時間が表示されます。 5 自己テストは約45分後に終了します。終了する と『End』と表示されます。電源を一度切り、 続けてオンにすると調理を開始することができ ます。 ガス式モデルの場合は、自己テスト終了後、続けて「PROG」キーを押 して必ず排気ガス計測を実施してください! 9 / 86 安全のヒント 製品の使用者全員がいつでも読めるように、この説明書を保存しておいてください。 この製品を子供や身体・知覚・精神に障害のある方、相応の経験や知識を伴わない方が使 用する場合には、必ず安全責任者の監督下において行ってください。 操作は手でのみ行えます。先がとがったものなどを使用すると損傷が起き、その場合は保 証の対象外となります。 製品における事故や損傷を防ぐために、操作担当者への定期的な訓練や安全指導が必要に なります。 警告! 毎日スイッチを入れて使用する前に確認 - エアーバッファーは説明書の通り上下を確実に固定させてください。回転するファンで ケガをする危険性があります。 - 固定ラックやモービルオーブンラックが説明書の通りに庫内に固定されていることを確 認してください-熱い液体が入ったホテルパンが外れたり、庫内から滑り落ちる可能性 があります -火傷の危険性! - 調理を始める前に、庫内に固形洗剤の溶け残りがないか確認してください。溶け残りが あった場合にはこれを取り除き、ハンドシャワーでていねいに洗い流してください。 10 / 86 安全のヒント 警告! 業務用調理機器の設置および稼働に関して順守すべき国または地域ごとの法令、基準 本体の設置、運転、メンテナンス、洗浄などが正常に行われない場合または製品の改造 は、損傷や障害または重大な事故につながる可能性があります。ご使用前に取扱説明書を よくお読み下さい。 この製品は業務用厨房における調理目的にのみ使用することができます。それ以外の使用 は目的に従わないものであり危険です。 燃えやすい材料(たとえばアルコール入り)を含む食材は、調理することができません。 燃焼温度の低い食材は自動発火する可能性があります -火災の危険! 洗剤や洗浄に関わるアクセサリーは、この説明書に記載された目的にのみ使用することが できます。それ以外の使用は目的に従わないものであり危険です。 ガラスが損傷した場合は、ただちにガラス全体を交換してください 設定温度での耐熱性のない容器などは使用しないで下さい。食器の破損や有害物質が発生 する恐れがあります。 本体天井に物を置いたり、排気パイプ、エアーバルブ、排気筒を塞いだりしないで下さ い。火災および爆燃の危険。 落下物の危険のあるところでは使用しないで下さい。火災や事故の恐れがあります。 運転中、表示ランプが点灯している時に、庫内に顔や手を入れないで下さい。誤ってドア スイッチが働くと運転がはじまり、火傷等の恐れがあります。 警告! ユニット内での食材の燻製について ユニット内での食材の燻製は、オリジナルRATIONAL燻製用アクセサリー 「VarioSmoker」をご使用のもとでのみ行なってください。 11 / 86 安全のヒント 警告! ガス機種のみ - 本体が排気フードの下に設置されている場合、運転中はフードをオンにしてください ―燃焼ガス! - 本体が煙突に接続されている場合、排気口は各国の規定に従って清掃する必要がありま す - 火災の危険!(詳細は設置業者にご確認下さい) - 本体の排気管の上には何も置かないで下さい - 燃焼の危険! - 本体の下の部分をふさがないで下さい – 燃焼の危険! - 本体は風のない環境でのみ運転することができます – 火災の危険! - 使用後及び使用しないときは、必ず電源スイッチを切り、消火したことを確認して下さ い。また、終業時はガスの元栓を必ず閉じて下さい。ガス漏れ・火災の原因になりま す。 - 万一異常燃焼を起したときや地震等緊急の場合は、直ちに運転を中止しガスの元栓を閉 じて下さい。ガス爆発、火災の恐れがあります。運転をしていない時でもガスの元栓を 閉めて下さい。 ガス臭が発生した場合の対応: - すぐに本体の電源を切り、ガス供給を止めてください! - 電気器具、電気系統に手を触れないでください! - 部屋の換気に努めてください! - 火気や火花を避けてください! - 屋外または他の建物からすみやかにお近くのガス会社(または管轄の消防署)に連絡し てください! 12 / 86 安全のヒント & 賠償責任 警告! 使用中の安全のヒント - ホテルパンに液体が入っている場合、目の高さよりも高い位置の棚には挿入しないで下 さい - 火傷の危険性!(注意喚起のステッカーが本体に貼付されています) - 高温の蒸気が出ますので、ドアは必ずゆっくりと開けて下さい - 火傷の危険性! - 調理後のアクセサリーや芯温センサーは高温になっていますので、かならず耐熱手袋を 付けて取り扱ってください - 火傷の危険性! - 調理中の外部温度は60℃を超えることがありますので、操作パネル以外は触らないで 下さい- 火傷の危険性! - ハンドシャワーやハンドシャワーから出る水は高温になる可能性があります – 火傷の可 能性! - COOL DOWN機能は、エアーバッファが完全に閉まったのを確認してからスタートさ せてください。 - 決してファンに手を入れないでください – ケガの危険性! - 洗剤は、刺激性の化学薬品です。皮膚を刺激する危険があります! - 洗浄時は、必ず保護衣、保護メガネ、保護手袋、保護マスクを着用してください。『洗 浄』の章の安全のためのご注意をよくお読み下さい。 - 発火性あるいは燃えやすい物質は本体の近くに置かないで下さい - 火災の危険! - 移動可能な本体やモービルオーブンラックを動かさないときには、固定ブレーキをかけ てください。車輪は水平ではない場所では転倒する可能性があります - ケガの危険 性! - モービルオーブンラック使用時は、挿入したホテルパンを確実に固定させてください。 また、液体が入ったホテルパンにはふたをするなどして、高温の液体がこぼれないよう にしてください - やけどの危険性! - ラックトローリーを使用してモービルオーブンラックやモービルプレートラックを庫内 に挿入させるまたは庫内から取り出す場合、ラックトローリーを確実に製品本体に固定 させてください- ケガの危険性! - モービルオーブンラック、モービルプレートラック、ラックトローリーは、傾斜面や段 差などで横転する可能性があります - ケガの危険性! - 濡れた手で操作パネルを触ったり、スイッチ操作をしないで下さい。感電する恐れがあ ります。また、本体の外側に直接水をかけないで下さい。漏電及び感電、故障の原因に なります。 - サービスパネルは取り外さないで下さい。内部には、電気部品がありますので、感電や 故障の原因になります。 - 本体を傾けたりゆすったりしないで下さい。火傷や、本体の転倒につながる恐れがあり ます。 - 使用中、使用直後本体は高温になっているので取っ手・操作パネル以外は触れないで下 さい。火傷の恐れがありますので食材の取り出しや、カートの出し入れなどは耐熱手袋 を使用して下さい。また、身体も触れないようにして下さい。 - 本体左側で大量に熱を発生する調理、湿気のでる調理、粉付けなどはしないでくださ い。故障、誤動作を起こす恐れがあります。 - 運転中、調理終了後に扉を開ける時は、一気に開けないで下さい。高温の蒸気、熱風が 放出され、火傷の恐れがあります。 - 当社指定のラック類、カート類、調理備品をご使用下さい。 13 / 86 安全のヒント & 賠償責任 - ラック類、カート類の挿入時は、奥まで確実に差し込んで下さい。中途半端な状態で扉 を閉めますと、扉及びドアガラスなどが破損する恐れがあります。 - 紙食器や特に軽量な食器は使用しないでください。発火の危険性や、飛散してファンカ バーをふさぎ、機器や食器を破損させる恐れがあります。(オーブンで使用できる耐熱 性の食器を除く) - 雷が近づいたときは早めに手元開閉器またはブレーカを切って下さい。コントローラ内 の電子部品が破損して感電や漏電の恐れがあります。 14 / 86 安全のヒント & 賠償責任 賠償責任 機器の設置及び修理が有資格の専門スタッフ以外の者によって実施された場合、もしくは オリジナル・スペアパーツを使用しなかった場合、また製造メーカーの許可を得ない機械 の技術的変更(改造)がされた場合、製造メーカーによる保証及び製造物賠償責任は失効 します。 15 / 86 点検、メンテナンス、修理 品質保持および衛生上の理由から、また故障を避けるため、本体は毎日もしくは洗浄時期 ® のお知らせに従って洗浄してください。詳細は『Efficient CareControl (ケア・コント ロール)』の章をご覧ください。 高温(260℃以上)での連続調理や焼き色を高レベルに設定した調理、また非常に脂分の 多い食材やゼラチン質を含む食材の調理は、ドアガスケット(パッキン)の交換時期を早 める可能性があります。 ドアパッキンは毎日洗浄することをおすすめします。洗浄は研磨剤ではないタイプのク リーナーで行ってください。 警告! 洗浄がなされていない、または不十分であった場合には、こびりついた油や食材のカスな どが庫内で発火する可能性があります – 火災の危険性! - 堆積した油脂や食品の残留物がチャンバー内で発火した場合装置電源を直ちに切り、 チャンバードアを閉じたままにして「消火」させてください!それでも消火作業が必要 なら電源をブレーカーから切り、消火剤をご使用ください(油脂の火災には水をかけな い)! - 腐食を防ぐため、モイストヒート(蒸し料理)のみのご使用でも、庫内はまめに洗浄し てください。 - 腐食を防ぐため、2週間に一度程度は油脂を使用することをおすすめします。 - 外部ハウジングの表面をきれいにするには世帯用一般食器洗い用洗剤例えば軽い食器の 手洗い用洗剤のみ湿らせたソフトな布につけてご使用ください。腐食性または刺激性の ある素材をご使用にならないでください。 - 高圧クリーナーは使用しないで下さい。 - 庫内に施されたクロムニッケルコーティングにダメージを与えるため、酸による取り扱 いは避けてください。 - ユニットのメーカーの洗剤のみご使用ください。他社製の洗剤はユニットの損傷を引き 起こす恐れがあります。ユニットのメーカーが推奨する洗剤・保護剤以外のものによっ てユニットに生じた損傷は保証の対象外となります。 - 研磨剤やこすり落とすタイプの洗剤は使わないでください。 16 / 86 点検、メンテナンス、修理 警告! エアーフィルターのメンテナンスについて。機器がエアーフィルターの汚れを自動で認識 します。エアーフィルターが汚れると通知が表示され、洗浄または交換するようリクエス トされます。エアーフィルターを取り付けていない状態での運転はしないでください。エ アーフィルターの交換には、以下の点にご注意ください。 卓上型6 x 1/1 GN、6 x 2/1 GN、10 x 1/1 GN、10 x 2/1 GN エアーフィルター商品番号: 40.03.461 このフィルターは、ユーザーが自分で外して洗浄することができます。 交換の際は、新し いエアーフィルターを正しい位置にはめ込んでください。 エアーフィルターの交換に関し ては、『設備』の章をご覧ください。 床置型 20 x 1/1 GN、20 x 2/1 GN このエアーフィルターは、必ず弊社認定のサービスパートナーが交換するようにしてくだ さい。 注意! 機器のウォータージェットプルーフ機能はフィルターとカバーが完全に装着されて いる状態でのみ有効になります。 17 / 86 点検、メンテナンス、修理 点検、メンテナンス、修理 危険 – 高圧電流! - 点検・メンテナンス・修理作業は訓練を受けた専門家が行うようにしてください。 - 洗浄(CleanJet®+careは除く)、点検、メンテナンス、修理を行う場合は、必ず電源 をブレーカーから切って下さい。 - 車輪つきの製品(移動可能)の場合、本体の動きを制限し、車両の移動の際には電力 ケーブルや上下水道管に損傷が起きないようにする必要があります。本体を移動させる 場合には、電力ケーブルや上下水道管がきちんと外れるようにしておく必要がありま す。本体が元の場所に戻ったら、固定装置や電力ケーブル、上下水道管を説明書の通り に戻しておいてください。 - 安全にお使いいただくため、少なくとも年に一度は認可を受けたサービスパートナーに よるメンテナンスを行って下さい。 18 / 86 各部機能名称 シリアルナンバー (ドアを開いた時のみ可視) ドラフトディバーター (オプション) (ガス式のみ) 庫内灯 ダブルガラスドア ドアハンドル 卓上型: スラミング方式のワンハンド操 作 床置型: ワンハンド操作 ダブルガラスドアロック装置 (内側) 内蔵型自動排水ドアドリップ (内側) 排水口に直接接続されたユニット側 水 受け 本体脚部 (高さ調節可) 製品銘板 (消費電力、ガス規格、電圧、相数、周 波数などの重要データ、ならびにモデル 名、シリアルナンバー、オプションナン バーが記載されています) 操作パネル CombiMaster Plus 61 下段:サーモ棚 電気機構部カバー側板 ハンドシャワー (オプション) (自動巻き戻し機能付き) ロールインラックカート (床置型): エアーフィルター 卓上型 (電気室内の 吸気口用) エアーフィルター 床置型 (電気室内の 吸気口用、ユニット裏面) CombiMaster Plus 201 19 / 86 機材の使用についてのヒント - 本体の近くで熱源(グリルプレートやフライヤーなど)を使わないようにしてくださ い。 - この製品は、温度が5℃以上の室内でのみ使用可能です。温度が5℃よりも低い場合に は、運転開始前に庫内を常温(5℃以上)まで温めてください。 - 本体のドアを開けるとすぐに、加熱やファンが自動停止します。ファンのブレーキ全体 がアクティブになります。ファンはすぐに停止します。 - グリルや焼き料理(鳥肉など)の場合、脂受け用のホテルパンを常に挿入してください。 - 弊社による耐熱性の純正アクセサリのみを使用してください。 - アクセサリーは、必ず洗浄してからご使用下さい。 - 長時間運転を休止する場合(たとえば夜間)、本体ドアを開けておいて下さい。 - 本体のドアはスラミング方式です。床置型のドアは、ドアハンドルが垂直にならないと 完全には閉まりません。 - 長期間運転を休止する場合(たとえば休日)、本体への水道管や電気プラグ、またガス の供給を止めてください。 - 製品を廃棄する場合は、法令に基づき適切に処分してください。 製品サイズごとの最大積載量 6 x 1/1 GN 6 x 2/1 GN 10 x 1/1 GN 10 x 2/1 GN 20 x 1/1 GN 20 x 2/1 GN 20 / 86 30 kg 60 kg 45 kg 90 kg 90 kg 180 kg (1段当たり最大15kg) (1段当たり最大30 kg) (1段当たり最大15kg) (1段当たり最大30 kg) (1段当たり最大15kg) (1段当たり最大30 kg) 機材の使用についてのヒント 最大積載量を超えた量を投入すると、機材にダメージを与える可能性があります。 調理ハンドブックに記載されている最大積載量を守って下さい。 固定ラック付き卓上型 (6 x 1/1 GN、6 x 2/1 GN、10 x 1/1 GN、10 x 2/1 GN) - ラックを外すには、棚の部分を握って軽く押し上げ、 前面のロックから外します。 - 次に、ラックを中央に向けて回し、下のロックのピン の位置とラックの穴の部分を合わせます。 - その後、上向きに押し上げて固定部から外します。取 り付ける場合は、以上を逆の手順で行ってください。 21 / 86 機材の使用についてのヒント 卓上型機種でのモービルオーブンラック、モービルプレー トラック、ラックトローリーの取り扱い (オプション) - 前述の通りに固定ラックを外してください。 - モービルオーブンラック用レールを庫内底面の所定の 位置にセットしてください。4つのロックの位置が固定 されているか確認してください。 - ラックトローリーが本体と同じ高さになっているこ と、また水平であることを確認してください。 - ラックトローリー前面の金具をラック用レールの溝に あわせ、固定させます。外す時は、ラックトローリー の手前にあるレバーを立ててロックを解除します。 - ラックトローリーの左側のレバーを上に立てて、モー ビルオーブンラックまたはモービルプレートラックを 庫内にスライド移動させ、しっかりと固定します。 - モービルオーブンラックまたはモービルプレートラッ クを取り出す時は、ラックトローリーをセットした 後、庫内から引き出します。ロックがかかるまで、完 全に移動させてください。 - モービルオーブンラックまたはモービルプレートラッ クを運搬する時は、ラックトローリーに確実に固定さ れているかを確認してください。 22 / 86 機材の使用についてのヒント 芯温センサーを使った作業 注意! 芯温センサーは、熱くなる可能性があります ― 火傷の危険! 芯温センサーは、常に食材の最も厚みのある部分に斜めに差し込み、センサーのほとん どの部分が食材の中にある状態にしてください。焼成中に大きく膨らむ菓子類などの場合 は、芯温センサーは中央部分に垂直に差すようにしてください。 最も厚い部分に差し込む 斜めに差し込む 複数の肉片に差す 斜めに差し込む 23 / 86 機材の使用についてのヒント 胸肉に差し込む 魚の最も厚い部分に差し込む - 芯温センサーは常に説明書の通りに、指定された位置に置いてください ― 損傷の危険! - 芯温センサーを、庫内からぶら下げたままにしないでください ― 損傷の危険! - 庫内から食材を取り出す前に、食材から芯温センサーを外してください ― 損傷の危険! 24 / 86 機材の使用についてのヒント ハンドシャワーの取り扱い - ハンドシャワーは、ホースを最低でも20cm引き出して使用してください。 - ハンドシャワーはレバーの握り加減で放水量を調節できます。 - ハンドシャワーを停止位置に戻す場合には、常にゆっくり戻してください。 注意! ハンドシャワーやハンドシャワーから出る水は、高温になることがあります – 火傷の危険! ハンドシャワーにはストッパーがついていません。強く引きすぎるとホースが損傷します。 ハンドシャワーの使用後にはホースを必ず完全に巻き取るようにしてください。 ハンドシャワーは庫内の冷却には使えません -庫内、エアーバッファー、ドアガラスなどが 損傷する危険性があります。 25 / 86 基本操作 電源を切る スチーム(30 °C~130 °C) ホットエアー(30 °C~300 °C) コンビスチーム(30℃~300℃) Finishing (30 °C~300 °C) Cool Down プログラミング/プログラムス タートキー 湿度設定 庫内温度設定 庫内温度の選択ダイヤル ファンスピード 26 / 86 基本操作 調理時間設定 (0時~23時59分まで) 芯温設定 (0 °C~99 °Cまで) 調理時間/芯温の表示 調理時間/芯温の選択ダイヤル 27 / 86 基本操作 操作 ご希望の運転モードを選択 してください。 ご希望の庫内温度を選択し てください。 ご希望の調理時間/芯温を 選択してください。 調理 時間は、0~2時間は1分間 隔で、2~3時間は5分間隔 で、3~6時間は15分間隔 で、6~24時間は30分間隔 で設定できます。 矢印キーで、ご希望の庫内 環境を選択してください。 ご希望のファンスピードを 選択してください。 28 / 86 選択ダイヤルを、端まで (手ごたえがあるまで)右 に回してください。 基本操作 注意: 調理終了は、ブザー音で通 知されます。 庫内の温度が高すぎると、 運転モードの表示が点滅し ます。(庫内を冷却するに は、『Cool Down』の章を ご確認ください。) 加熱中はキーが点灯しま す。 エラー表示: 水不足 ― 蛇口を開いてく ださい。 水が一杯になった ら、表示が消えます。 ガスリセット-『調理時 間』キーを押すと再点火さ れます。 表示が繰り返され る場合は、販売店にご連絡 ください! 29 / 86 ClimaPlus ® ClimaPlus®は、庫内の湿度を計測・制御します。 それぞれの食材に対して、その食材に 合わせた最高の調理環境を環境ウィンドウで設定できます。 スチーム: ® ClimaPlus は、出荷時には 湿度100%に設定されていま す。 ホットエアー: ® ClimaPlus により、庫内の 湿度を制限することができ ます。赤い棒とそれに付随 するパーセント数により、 庫内の最大許容湿度が表示 されます。 ディスプレイに 表示される赤の部分が増え ると、それだけ庫内が乾燥 し、湿度が下がっているこ とになります。 矢印が上向きに点灯 -庫内の湿 度を上昇させます。 30 / 86 コンビスチーム: スチームとホットエアーの 混合の度合いを設定できま す。環境ウィンドウに表示 される青い棒の数が増えれ ば、それだけ庫内の湿度が 上がっていることになりま す。 矢印が下向きに点灯 ― 庫内が除 湿されます。 ClimaPlus ® 調理時間もしくは芯温キーを押して、現在の庫内湿度を表示してくださ い。 連続運転の場合は、出来るだけ資源を大切にするために、標準庫内湿度のご利用(例えば、ド ライヒートの場合:100%)をお勧めします。 31 / 86 調理モードについて 調理モード『スチーム』(30℃~130℃) 新しいスチーム制御機能付きの高性能フレッシュスチーム発生器が、常に衛生 的で新鮮なスチームを発生させます。水を加える必要も、沸騰までの時間を待 つ必要もありません。安定した庫内環境ときめ細かく密度の濃いスチームによ り、ムラなくソフトな仕上がりを実現します。野菜の調理においては、色合い や歯ごたえを保ち、ビタミン等の栄養素の損失を防ぎます。この調理モードは 蒸す、煮る、湯通しなどに適しています。 調理モード『ホットエアー』(30℃~300℃) 高速で循環するホットエアーが食材を均等に包み込みます。肉の調理において は、たんぱく質が素早く固まるため、中の肉汁を閉じ込め、非常にジューシー な仕上がりを可能にします。最高300℃のドライヒートで連続運転することがで き、全段投入時にもパワーを発揮します。薄切り肉もジューシーに仕上がるほ か、パンや焼き菓子の焼成にも最適です。 運転モード『コンビスチーム』(30℃~300℃) スチームとホットエアーのコンビネーションでは、歩留まりの良さや調理時間 の短縮、ジューシーな仕上がりといったスチームの利点と、風味の良さ、表面 の香ばしさといったホットエアーの利点を組み合わせることができます。食材 を裏返す手間もいらず、短い調理時間で最大限に歩留まりを向上させることが できます。 調理モード『Finishing® (フィニッシング)』(30℃~300℃) Finishing® では、調理と配膳を完全に切り離して考えることができます。アラ カルト調理においてもバンケット調理においても最高の庫内環境と最短の時間 で、事前に調理しておいた食材、料理を最終仕上げすることができます。これ により調理の柔軟性が増すと同時に保温の必要がなくなるため、料理の品質劣 化を防ぐこともできます。 32 / 86 調理モードについて 『Cool Down』 Cool Down機能では、高温の庫内が素早くかつ負担なく冷却され、低温での調理 や洗浄に取り掛かることができるようになります。 『プログラミング/プログラムのスタート』 プログラミング機能を使って、調理プログラムを作成・保存することができま す。日常よく使う調理プロセス用に、最大6ステップ50プログラムをプログラミ ングすることができます。これにより、誰でも常に同じクオリティでの調理を 行うことができるのです。 33 / 86 調理モード『スチーム』 調理モード『スチーム』では、スチーム発生器が衛生的で新鮮な蒸気を発生させます。庫 内温度は30℃~130℃で設定できます。 調理方法: 蒸し、ボイル、湯通し、真空調理、解凍、熱処理 step インフォ/キー 説明 1 調理モード『スチーム』を選択してください。 2 選択ダイヤルを、端まで(手ごたえがあるま で)左に回し、予熱してください。ディスプレ イに『PreEH』と表示されます。 予熱が完了 すると、ブザー音で通知され、ディスプレイに 『LoAd』と表示されます。 3 ご希望の調理温度を設定してください。 標準値 は沸点です。 4 キーを押して、調理時間を設定してください。 5 ご希望の調理時間を設定してください(例:1 時間6分)。連続運転の場合は、選択ダイヤル を時計回りに端まで(手ごたえがあるまで)回 してください。 4 もしくは『芯温』キーを押して、ご希望の芯温 を設定してください。 5 ご希望の芯温を選択してください。 34 / 86 調理モード『スチーム』 - 予熱と投入が終了すると、ブザー音が鳴って、ディスプレイに00:00と表示され、ご希望の調理 時間または芯温を設定するようにリクエストされます。 - 予熱温度に達した後、何もしないと、10分後にヒーターがオフになります。 - 調理時間または調理温度の設定は、10秒後に確定されます。 設定を変更したい場合は、選択ダ イヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望の時間または温度を設定してくだ さい。 - 庫内温度の現在値は、調理モード『スチーム』の場合、0%または100%と表示されます。ス チームが十分に発生するまで、庫内湿度100%と表示されません。 - ご希望の調理時間を設定してください。 連続運転の場合は、選択ダイヤルを、時計回りに端ま で(手ごたえがあるまで)回してください。 35 / 86 調理モード『スチーム』 調理例 仕込み 野菜・キノコ類・ベーコン・ハムなどの湯通し、玉ねぎ・栗などの皮むき、コンカッセ・ 詰め物などの下処理、スープ、ソース、フォン、フュメ、殺菌処理など。 前菜 スクランブルエッグ、ポーチドエッグ、ゆで卵、野菜のフラン、野菜の詰め物料理、ガラ ンティン、ダンプリング、テリーヌ、真空調理など。 スープの具 ラビオリ、野菜のロワイヤル、すり身団子、クノーデル、ファルセ、ダンプリングなど。 主菜 ボイルドビーフ、ボイルドハム、ボイルドソーセージ、アイスバイン、ゼリー寄せ、各種 肉・魚料理、真空調理など。 副菜 リゾットなどの米料理、蒸し野菜、各種ポテト料理、パスタ、麺料理、フラン、ポレンタ など。 デザート フルーツのコンポート、プリン、ライスプディングなど。 36 / 86 調理モード『スチーム』 調理方法が同一であれば、肉や魚、野菜、果物等を同時に調理することができます。 根菜類は穴あきホテルパンで調理してください。スチームが穴から浸透することにより、調理 時間が短縮されます。 点心などの生地もの、団子類は平たいふた付きホテルパンに間隔をあけて並べてください。 トマトの皮むきが簡単にできます。約1分間「スチーム」で調理し、その後冷水で急速冷却し ます。 庫内温度の目安 スープの具: 75-90℃ 魚介類: 65-90℃ 肉・ソーセージ類: 72-75℃ ホワイトミート: 75-85℃ 鳥肉: 80℃ デザート: 65-90℃ 真空調理の際は出汁、調味液の正確な用量と煮詰まりに注意してください。 37 / 86 調理モード『ホットエアー』 調理モード『ホットエアー』では、高性能加熱器が乾燥した空気を加熱します。庫内温度 は30℃~300℃で設定できます。必要に応じて、庫内の湿度を制御することができます。 調理方法: ベイク、ロースト、グリル、フライ、グラタン、グラッセ step インフォ/キー 説明 1 調理モード『ホットエアー」を選択してくださ い。 2 選択ダイヤルを、端まで(手ごたえがあるま で)左に回し、予熱してください。ディスプレ イに『PreEH』と表示されます。 予熱が完了 すると、ブザー音で通知され、ディスプレイに 『LoAd』と表示されます。 3 ご希望の調理温度を設定してください。 4 ご希望の庫内湿度を選択するか、標準設定のま ま調理してください。 5 キーを押して、調理時間を設定してください。 6 ご希望の調理時間を設定してください(例:35 分)。 連続運転の場合は、選択ダイヤルを、時 計回りに端まで(手ごたえがあるまで)回して ください。 5 もしくは『芯温』キーを押して、ご希望の芯温 を設定してください。 6 ご希望の芯温を選択してください。 38 / 86 調理モード『ホットエアー』 - 予熱と投入が終了すると、ブザー音が鳴って、ディスプレイに00:00と表示され、ご希望の調理 時間または芯温を設定するようにリクエストされます。 - 予熱温度に達した後、何もしないと、10分後にヒーターがオフになります。 - 調理時間または調理温度の設定は、10秒後に確定されます。 設定を変更したい場合は、選択ダ イヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望の時間または温度を設定してくだ さい。 - ご希望の調理時間を設定してください。 連続運転の場合は、選択ダイヤルを、時計回りに端ま で(手ごたえがあるまで)回してください。 39 / 86 調理モード『ホットエアー』 調理アイテム例 仕込み フォンドボー用骨のロースト、ベーコンの乾燥、発酵。 前菜 ミートボール、スフレ、野菜のオーブン焼き、野菜のパイ、パイ、ローストビーフ、チキ ン・ウィングス、フィンガー・フード、鴨胸肉、キッシュ、クッキー、タルトレット。 スープの具 ビスキュイ・シェーベルル(オーストリア風スープの浮き実)、ハムシェーベルル、チー ズクルトン。 主菜 ステーキ、ランプステーキ、Tボーンステーキ、レバー、ハンバーグ、鶏胸肉、鶏もも 肉、ローストチキン(一羽/半羽)、七面鳥、鴨胸肉、ウズラ、揚げ物、冷凍揚げ物、カツ レツ、ピザ。 副菜 ポテトパンケーキ、ベイクドポテト、ポテトグラタン、ジャガイモのホイル焼き、ポテト スフレ。 デザート スポンジケーキ、パウンドケーキ、ビスケット、パイ生地、クロワッサン、パン、プチパ ン、バゲット、クッキー、アプフェルシュトルーデル、冷凍(焼成済)ベイクアイテム。 40 / 86 調理モード『ホットエアー』 調理時間 調理時間は、食材の大きさ、量、状態によって異なります。食材は熱風が均一に回るよう、グ リッドやホテルパンに間隔をあけて並べるようにしてください。 ショートグリルの一般的ヒント - 予熱 はなるべく高温(300 °C)で実施し、庫内温度を保つようにしてください。 - なるべく 迅速に投入し、 庫内温度の低下を回避してください。 衣揚げ さまざまな種類の衣をつけて調理することができます。衣に軽く油脂を染み込ませると、しっ かりとした揚げ色が付きます。 調理時間の目安:肉の厚さ1cmごとに約8~10分 最適な厚さ: 1.5~2 cm アクセサリ: ベーキングトレイまたはエナメルトレイ。両面の揚げ色を均一にするため、食 材の厚さや大きさをそろえてください。 グラタン 肉類、魚介類、野菜、パンなど。 アクセサリ: 20mmのホテルパンなど。 ベイク 焼成温度: 従来のオーブンより約20~25℃低い温度。 冷凍のベイクアイテムの場合、300℃で予熱してください。また、焼成の少し前に冷凍庫から 出し、室温になじませてください。 アクセサリ: 穴あきベーキングトレイ、ベーキングトレイ、またはエナメルトレイ。 41 / 86 調理モード『コンビスチーム』 『スチーム』と「ホットエアー』のコンビネーションです。この調理モードは高温の庫内 で早く火を通す調理に適しています。庫内温度は30℃~300℃で設定できます。必要に応 じて庫内の湿度を制御することができます。 調理方法: ロースト、ベイク、Finishing® step インフォ/キー 説明 1 調理モード『コンビスチーム』を選択してくだ さい。 2 選択ダイヤルを、端まで(手ごたえがあるま で)左に回し、予熱してください。ディスプレ イに『PreEH』と表示されます。 予熱が完了 すると、ブザー音で通知され、ディスプレイに 『LoAd』と表示されます。 3 ご希望の調理温度を設定してください。 4 ご希望の庫内湿度を選択するか、標準設定のま ま調理してください。 5 キーを押して、調理時間を設定してください。 6 ご希望の調理時間を設定してください。 連続運 転の場合は、選択ダイヤルを、時計回りに端ま で(手ごたえがあるまで)回してください。 5 もしくは『芯温』キーを押して、ご希望の芯温 を設定してください。 6 ご希望の芯温を選択してください。 42 / 86 調理モード『コンビスチーム』 - 予熱と投入が終了すると、ブザー音が鳴って、ディスプレイに00:00と表示され、ご希望の調理 時間または芯温を設定するようにリクエストされます。 - 予熱温度に達した後、何もしないと、10分後にヒーターがオフになります。 - 調理時間または調理温度の設定は、10秒後に確定されます。 設定を変更したい場合は、選択ダ イヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望の時間または温度を設定してくだ さい。 - ご希望の調理時間を設定してください。 連続運転の場合は、選択ダイヤルを、時計回りに端ま で(手ごたえがあるまで)回してください。 43 / 86 調理モード『コンビスチーム』 調理アイテム例 仕込み フォンドボー用骨のロースト 前菜 キッシュ・ロレーヌ、野菜のグラタン、フラン、ムサカ、ラザーニャ、カネロニ、パエリ ヤ、マカロニグラタン。 主菜 ロースト各種(牛、仔牛、豚、ラム、鳥、ジビエ)、詰め野菜(ピーマン、なす、キャベ ツ、たまねぎ)、野菜のオーブン焼き、ファルシー、穀物入りフラン、オムレツ。 副菜 ポテトグラタン、煮物、炒め物、冷凍食品。 その他 パン、プレッツェル(冷凍生地、生の生地)。 44 / 86 調理モード『コンビスチーム』 均一に火が通るよう、食材は間隔をあけて並べてください。 皮付き肉や大きめのローストの場合、調理時間の約1/3を目安にスチームをあててください。 肉汁をローストした骨を入れたホテルパンで受けて集めると美味しいソースになります。 ソースの調理: - ホテルパンを肉を投入した下の段に入れます。 - 骨、ミルポア(たまねぎ、人参、セロリ)、香辛料をホテルパンに入れ、肉の下で同時に ローストします。 - ワインや水を加えます。 - 肉を調理している間、ゆっくりと煮込みます。 - 濃厚なソースのベースになります。 肉のロール巻き ホテルパンに巻いた肉を入れ、熱いソースを流し入れ、ふたをして調理してください。 45 / 86 調理モード Finishing ® 『スチーム』と『ホットエアー』の2つの調理モードを相互に組み合わせます。食材の乾 燥やベタつきを防ぎ、最適な庫内環境を調整します。庫内温度は30℃~300℃で 設定でき ます。 step インフォ/キー 説明 1 調理モード『Finishing® 』を選択してくださ い。 2 選択ダイヤルを、端まで(手ごたえがあるま で)左に回し、予熱してください。ディスプレ イに『PreEH』と表示されます。 予熱が完了 すると、ブザー音で通知され、ディスプレイに 『LoAd』と表示されます。 3 推奨庫内温度は140 °Cですが、庫内温度は調理 アイテムに合わせて変更できます。 4 ご希望の庫内湿度を選択するか、標準設定のま ま調理してください。 5 キーを押して、調理時間を設定してください。 6 ご希望の調理時間を設定してください。皿に盛 りつけられた料理のフィ二シング時間は、通常 約8分です。 連続運転の場合は、選択ダイヤル を、時計回りに端まで(手ごたえがあるまで) 回してください。 5 もしくは『芯温』キーを押して、ご希望の芯温 を設定してください。 6 ご希望の芯温を選択してください。 46 / 86 調理モード Finishing step インフォ/キー ® 説明 - 予熱と投入が終了すると、ブザー音が鳴って、ディスプレイに00:00と表示され、ご希望の調理 時間または芯温を設定するようにリクエストされます。 - 予熱温度に達した後、何もしないと、10分後にヒーターがオフになります。 - 調理時間または調理温度の設定は、10秒後に確定されます。 設定を変更したい場合は、選択ダ イヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望の時間または温度を設定してくだ さい。 - Finishing® の時間は、料理、食材の種類、状態、数、提供温度によって異なります。 - ご希望の調理時間を設定してください。 連続運転の場合は、選択ダイヤルを、時計回りに端ま で(手ごたえがあるまで)回してください。 47 / 86 調理モード Finishing 調理アイテム例 ® 前菜 ラザニア、キッシュ・ロレーヌ、野菜料理など。 主菜 ロースト肉各種、ミートローフ、キャセロール料理、冷凍メニュー、ロール肉料理、野菜 の詰め物。 副菜 煮物、炒め物、グラタン。 デザート シュトルーデル、果物のコンポートなど。 48 / 86 調理モード Finishing ® 宴会調理/大量調理 モービルプレートラックでのFinishing® - 大量を短時間で - 庫内への投入、取り出しがスムーズ - 配膳までの時間短縮により、回転率やサービス量、キャパシティが向上 - モービルプレートラックには直径31cmのお皿まで搭載可能 お皿に盛りつけた状態でFinishing® しますので、熱い料理を熱いまま提供できます。 サーモカバー:短時間の待機や運搬中の保温に お皿の上の料理はできるだけ均等に、隙間をあけて盛り付けてください。 食材には少量のバターまたはオイルを含ませておいてください。 ソース: ソースは基本的にFinishing® の後にかけてください。 大きめの食材は、調理時間が長くかかります。 49 / 86 Cool Down 高温での調理の後に、続けて低めの温度での調理を行う場合には、『Cool Down』機能を をお使いください。庫内が素早くかつ本体に負担をかけずに冷却されます。 警告! - 『Cool Down』はエアーバッファーが完全に止まったのを確認してからスタートさせてくださ い。 - 『Cool Down』の最中は、ドアを開けてもファンは止まりません。 - ファンには決して手を触れないでください ― 怪我の危険! - 『Cool Down』の最中は、庫内から高温の蒸気が排出します ― 火傷の危険��� step インフォ/キー 説明 1 ドアを閉めてください。 2 Cool Down を選択してください。 3 ドアを開けてください。 50 / 86 プログラムモード プログラミング機能を使って、調理プログラムを作成・保存することができます。日常よ く使う調理プロセス用に、最大6ステップ2x50プログラムをプログラミングすることがで きます。これにより、誰でも常に同じクオリティでの調理を行うことができるのです。 プログラムを作成 step インフォ/キー 説明 1 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 2 保存しているプログラムは、温度用の設定ボタ ンを使って「1~50」と「51~100」に切り替 えできます。 3 空いているプログラムを選択してください (例: P4)。 4 ディスプレイが点滅するので、プログラムが空 いていることが確認できます。 5 キーを押してください。 6 ディスプレーに『S1』(ステップ1の意)と表 示され、『Prog/Start』キーが点滅します。 7 調理モード(例:『スチーム』)を選択してく ださい。 8 ご希望の調理温度を設定するか、標準設定のま ま調理してください。 51 / 86 プログラムモード step インフォ/キー 説明 9 キーを押して、調理時間を設定してください。 10 ご希望の調理時間を設定してください。 11 キーを押してください。 12 次の調理モード(例:『ホットエアー』)を選 択してください。ディスプレイに『S2』と表示 され、確定します。 13 ご希望の調理温度を設定してください。 14 ご希望の庫内湿度を選択するか、標準設定のま ま調理してください。 15 キーを押して、調理時間を設定してください。 16 ご希望の調理時間を設定してください。 17 または、『芯温』キーを押してください。 52 / 86 プログラムモード step インフォ/キー 説明 18 ご希望の芯温を選択してください。 19 キーを押してください。 20 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定し、プロ グラムを保存してください。 - プラグラミングのための『Prog/Start』キーが消えた場合は、もう一度押してください。 - 次のプログラムステップも同じ調理モードで調理する場合は、一度別の調理モードを選択して から本来の調理モードを選択するようにしてください。 - プログラムは予熱で始めてください(選択ダイヤル『調理時間』を手ごたえがあるまで左に回 す)。 - 最高ステップ数に到達した場合は、ディスプレイに『----』と表示されます。 『Prog/Start』を 押して、終了してください。 - 調理時間または調理温度の設定は、10秒後に確定されます。 設定を変更したい場合は、選択ダ イヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望の時間または温度を設定してくだ さい。 53 / 86 プログラムモード プログラムのスタート step インフォ/キー 説明 1 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 2 ご希望のプログラムを選択してください。 3 『Prog/Start』を押して、スタートしてくださ い。 54 / 86 プログラムモード - 空いているプログラムは、ディスプレイ上で点滅します。 - 調理中、『調理時間/芯温』のディスプレイ画面に、残り調理時間が表示されます。 プログラム に芯温計測を必要とするステップが含まれている場合、残り時間はこのステップの後に表示さ れます。 - 芯温から調理時間への変更、またこの逆も不可能です。 - プログラムを中断するには、庫内ドアを開けてください。 プログラムの選択を取り消すには、 他の運転モードを選択するか、ユニットの電源をオフにしてください。 - 設定を変更したい場合は、選択ダイヤルをまず0に回し(時計の12時の位置)、それからご希望 の時間または温度を設定してください。 運転中にキーを押して、現在のステップの調理時間を変更することがで きます。 新しい数値は保存されません! 運転中にキーを押して、現在のステップの芯温を変更することができま す。 新しい数値は保存されません! 55 / 86 プログラムモード プログラムの確認 step インフォ/キー 説明 1 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 2 ご希望のプログラムを選択してください。 3 『Prog/Start』を押して、プログラムの最初の ステップを表示させてください。もう一度押す と、次のステップが表示されます。ドアは開け たままにしてください。 - 空いているプログラムは、ディスプレイ上で点滅します。 - 『調理時間/芯温』のディスプレイ画面で、プログラムの残り調理時間が表示されます。 プログ ラムに芯温計測を必要とするステップが含まれている場合、残り時間はこのステップの後に表 示されます。 - プログラムステップを呼び出した後は、『Prog/Start』キーを押すと、再び最初からスタートで きます。 56 / 86 プログラムモード プログラムを削除 step インフォ/キー 説明 1 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 2 プログラムを選択してください(例:P4)。 4 『Prog/Start』キーを5秒間押し続けてくださ い。 5 削除に成功すると、プログラムが点滅します。 個々のプログラムステップを削除・変更することは不可能です。 57 / 86 プログラムのダウンロード ダウンロード機能を利用して、お客様個別のプログラムをUSBスティックに保存すること ができます。 USBスティックは、本体の電源を切ってから差し込んでください。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源を切って、USBスティックを操作パ ネル下のインターフェースに差し込んでくださ い。 2 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 3 選択ダイヤルを右に回してください。 4 ディスプレイが左のように表示されます。 5 キーを押して、プログラムをUSBスティックに 保存してください。 6 プロセスが終了すると、ディスプレイに 『End』と表示されます。 USBスティックを抜 いてください。 58 / 86 プログラムのアップロード アップロード機能を利用して、お客様個別のプログラムをUSBスティックから本体に移行 して保存することができます。 USBスティックは、本体の電源を切ってから差し込んでください。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源を切って、USBスティックを操作パ ネル下のインターフェースに差し込んでくださ い。 2 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 3 選択ダイヤルを右に回してください。 4 ディスプレイが左のように表示されます。 5 キーを押して、プログラムを本体に移行させて ください。 6 プロセスが終了すると、ディスプレイに 『End』と表示されます。 USBスティックを抜 いてください。 59 / 86 プログラムのアップロード プログラムをアップデートすると、保存されていた既存のプログラムは上書きされます。既存 のプログラムは、USBスティックにバックアップとして保存してください 60 / 86 HACCP HACCPデータは自動的に10日間保存され、本体のインターフェースから出力することが できます。 USBスティックは、本体の電源を切ってから差し込んでください。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源を切って、USBスティックを操作パ ネル下のインターフェースに差し込んでくださ い。 2 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 3 選択ダイヤルを右に回してください。 4 ディスプレイが左のように表示されます。 5 キーを押して、HACCPデータをUSBスティッ クに移行してください。 6 プロセスが終了すると、ディスプレイに 『End』と表示されます。 USBスティックを抜 いてください。 61 / 86 HACCP 以下のデータが記録されます: - 投入量 ‐ 時刻 - 調理ブログラム名 - 庫内温度 - 芯温 - ドア開 / ドア閉 - 運転モード変更 - エネルギー最適化装置接続 - 1/2エネルギー 62 / 86 ソフトウェアのアップデート USBスティックを利用して、ソフトウェアのアップデートを実施することが可能です。 USBスティックは、本体の電源を切ってから差し込んでください。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源を切って、USBスティックを操作パ ネル下のインターフェースに差し込んでくださ い。 2 『ClimaPlus®』キーと『Prog/Start』キーを、 同時に押してください。 3 本体の電源をオンにしてください。アップデー トのプロセスが終了すると、選択した調理モー ドの標準値(庫内温度など)が表示されます。 63 / 86 摂氏/華氏の設定 本体の調理温度は摂氏または華氏で表示できます。表示を変更するには、次のように行っ てください。 step インフォ/キー 説明 1 『Prog/Start』を選択してください。 2 選択ダイヤルを右に回してください。 3 ディスプレイが左のように表示されます。 4 キーを押してください。 5 調理時間/芯温のディスプレイ画面に、『°C』 (摂氏)が表示されます。 6 選択ダイヤルを回してください。 7 表示が摂氏から華氏に変わります。 8 キーを押して、設定を保存してください。 64 / 86 時刻/日付の設定 本体の時刻/日付は下記の方法で設定してください。HACCPデータの正確な分析を行うた めには、正しい時刻と日付の設定が必要です。 step インフォ/キー 説明 1 『Prog/Start』を選択してください。 2 選択ダイヤルを右に回してください。 3 ディスプレイが左のように表示されます。 4 キーを押してください。 8 上部ディスプレイに、時刻(~時)が表示され ます。 下部ディスプレイに現在時刻(~時)が 表示されます。 9 下部の選択ダイヤルを回して、時刻(~時)を 設定し、『Prog/Start』キーを押して保存して ください。 10 上部ディスプレイに、時刻(~分)が表示され ます。 下部ディスプレイに現在時刻(~分)が 表示されます。 11 下部の選択ダイヤルを回して、時刻(~分)を 設定し、『Prog/Start』キーを押して保存して ください。 12 上部ディスプレイに、日付が表示されます。 下 部ディスプレイに今日の日付(~日)が表示さ れます。 65 / 86 時刻/日付の設定 step インフォ/キー 説明 13 下部の選択ダイヤルを回して、日付(~日)を 設定し、『Prog/Start』キーを押して保存して ください。 14 上部ディスプレイに、日付(~月)が表示され ます。 下部ディスプレイに今日の日付(~月) が表示されます。 15 下部の選択ダイヤルを回して、日付(~月)を 設定し、『Prog/Start』キーを押して保存して ください。 16 上部ディスプレイに、日付(~年)が表示され ます。 下部ディスプレイに今日の日付(~年) が表示されます。 17 下部の選択ダイヤルを回して、日付(~年)を 設定し、『Prog/Start』キーを押して保存して ください。 66 / 86 洗浄 - 注意: 衛生上、また運転トラブルを防ぐため洗浄は毎日行ってください。-火災につながる危険性! スチームのみのご使用でも、毎日の洗浄をお勧めします。 スプレーガンと洗剤容器に記載されている安全のための表記をご確認ください。 ラショナル純正の洗剤およびスプレーガン(商品番号:6004.0100)を使用してください。 スプレーガンを使用しないときには、圧力をかけたままにしないでください。 人体、動物、そのたの事物にむけて噴霧しないでください。 洗浄を行うには、庫内の温度が60℃以下である必要があります。(『Cool Down』の章を ご確認ください。) 洗浄モードは「CLE」(汚れ:大)または「CLES」(汚れ:小)からお選びください。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源をオフにしてください。 2 固定ラックを中央に向けて外し、エアーバッ ファーも取り外します。 3 警告! 洗剤は刺激性の強い化学薬品です。ご使用の際 は、保護服、保護メガネ、保護手袋、保護マス クを着用し、ラショナル純正のスプレーガンを ご使用ください。 67 / 86 洗浄 step インフォ/キー 説明 4 エアーバッファーの後ろの部分、庫内、ドアの 内側、ドアパッキン部分に洗剤をスプレーしま す。エアーバッファーと固定ラックをもとの位 置に戻し、ロックをしてからドアを閉めてくだ さい。 5 警告! 洗浄中、庫内ドアは開けないでください ― 化 学洗剤や高温の蒸気が流出する可能性がありま す ― 腐食や火傷の危険! 6 『Prog/Start』を選択してください。 7 セレクタースイッチを右に回して洗浄プログラ ムCLEまたはCLESを選択してください。 8 選択した洗浄モード(CLEまたはCLES)が ディスプレイに表示されます。 9 キーを押してください。 10 洗浄がスタートします。 CLES:20分間 CLES:40分間 11 警告! 洗剤は刺激性の強い化学薬品です。ご使用の際 は、保護服、保護メガネ、保護手袋、保護マス クを着用してください。 12 洗浄時間が終了すると、ドアを開けるようリク エストされます。 68 / 86 洗浄 step インフォ/キー 説明 13 洗浄プログラム終了後は、庫内(エアーバッ ファーの後ろ側も)をよくすすいでください。 庫内とドアガスケットを濡れた布で拭き、必要 であればドアガラスの内側も同様に拭いてくだ さい。 14 庫内を乾燥するため、扉を閉めると自動的 に「ホットエアー」モードがスタートします (CLE:約10分間、CLES:約5分間)。 15 洗浄終了後、「End」と現在温度が 交互に表示されます。 1616 洗浄終了後には「Cool」とともに庫内温度が交 互に表示されます。調理モードを選択して調理 が再開できます。調理モードを選択されない場 合には「Cool Down」によって庫内が室温まで 下げられます。 69 / 86 洗浄 洗浄中に停電等で電源が落ちた場合は下記の警告画面が表示されます。 「『prog/Start』ボタンを押して洗浄プログラムをキャンセルしてくださ い。手動ですすぎを行ってください。」 警告! 洗剤は刺激性の強い化学薬品です。ご使用の際は、保護服、保護メガネ、保護手袋、保護マス クを着用してください。 スプレーガンのノズルと延長ノズルは、使用後に必ず水で洗ってください。 スプレーガンの洗剤容器は使用後お湯で洗ってください。 洗浄を中断したい場合には、本体の電源をオフにしてください。 ドアはゆっくりと開けるようにしてください(高温の蒸気が噴き出す可能性があり、危険で す)。 洗浄終了後は、庫内(エアーバッファーの後ろ側も)をよくすすいでください。 調理を開始する前に、洗剤の残りがないか、点検してください。洗剤の残留があった場合に は、丁寧に洗い流して完全に除去してください。 - 耐用年数を延ばすため、ドアガスケット(パッキン)の汚れは毎日拭き取ってください。 - 洗浄には研磨剤を使用しないでください。 - ドアガラスの内側、外側、本体の外側は、濡らした柔らかい布で拭いてください。洗剤を使 用する際には、研磨剤の入っていない中性洗剤を使用してください。 - 汚れがひどい場合には、洗浄開始前に調理モード『スチーム』を10分ほど運転させ、汚れを 浮かせてください。 - スプレーガンのポンプのピストンが重くなってきた時には、食用油を数滴たらしてくださ い。 70 / 86 スチーム発生器の水垢除去 スチーム発生器の水垢除去は、必ず販売店またはサービスパートナーにご用命ください。 不適切な処置を行うと危険であり、製品にダメージを与える恐れがあります。 スチーム発生器には、自動洗浄機能が付いています。これにより、水垢除去の頻度は格段 に少なくなりますが、水の硬度や使用状況に応じて、定期的に水垢除去を行ってくださ い。 水垢除去の推奨頻度 (1日8時間スチームモードを稼働させた場合) - 硬度18 °dH 以下(3.2 mmol/ℓ以下)= 年1回以上 - 硬度24 °dH 以下(4.3 mmol/ℓ以下)= 年2回以上 - 硬度24 °dH 以上(4.3 mmol/ℓ以上)= 年3回以上 上記水垢除去頻度は、水の成分(ミネラルなど)により上記の標準値とは異なる場合があ ります。 step インフォ/キー 説明 1 『Prog/Start』を選択してください。 2 ドアを閉めてください。 3 選択ダイヤルを右に回してください。 4 ディスプレイが左のように表示されます。 5 キーを押してください。 水垢除去プロセスが開 始します。 水垢除去プロセスの開始時に庫内温度が 40 °C 以上の場合、自動的に『Cool Down』がスター トします(『Cool Down』の章をご覧くださ い)。 6 スチーム発生器の水抜きが実施されます。 排水ポンププロセスが終了すると、画面に 『CALC』と表示されます。 71 / 86 スチーム発生器の水垢除去 step 7 8 インフォ/キー 説明 水垢除去剤を注入するよう、リクエストされま す。 ドアを開けてください。 9 固定ラック(左側)とエアーバッファーを外し てください。 10 スチーム発生口に示されたマークの位置まで ホースを挿入してください。 注意: 本体のサイズによりホース挿入の位置が異なり ます。詳細は水垢除去ポンプの注意書きをご確 認ください。 警告! 水垢除去剤は刺激性の強い化学薬品です。ご使 用の際は、保護服、保護メガネ、保護手袋、保 護マスクを着用し、ラショナル純正の水垢除去 ポンプをご使用ください。 11 72 / 86 固定ラックを取り付け、ホースをフックで固定 してください。 スチーム発生器の水垢除去 step インフォ/キー 説明 警告! 水垢除去剤は刺激性の強い化学薬品です。ご使 用の際は、保護服、保護メガネ、保護手袋、保 護マスクを着用してください。 ホースの中に水垢除去剤が残っていることがあ ります。水垢除去ポンプは、使用後水でよくす すいでください。 水垢除去剤入りのタンクを庫内に置き、ホース をタンクに挿入してください。 注意: 水垢除去剤が石灰成分に反応し、大量に泡立つ ことがあります。 水垢除去剤を、ラショナル純正の水垢除去ポン プを使って、ゆっくりと注入してください。 12 電気式ユニット用の水垢除去剤適量 6 x 1/1 GN 3.5リットル 6 x 2/1 GN 6リットル 10 x 1/1 GN 6リットル 10 x 2/1 GN 8.5リットル 20 x 1/1 GN 9リットル 20 x 2/1 GN 11.5リットル 73 / 86 スチーム発生器の水垢除去 ガス式ユニット用の水垢除去剤適量 6 x 1/1 GN 4リットル 6 x 2/1 GN 6.5リットル step 10 x 1/1 GN 7リットル 10 x 2/1 GN 9リットル インフォ/キー 20 x 1/1 GN 8リットル 20 x 2/1 GN 11リットル 説明 15 水垢除去ポンプ、水垢除去剤のタンクを庫内か ら取り出してください。 庫内および水垢除去ポンプに残った水垢除去剤 を、水でよく洗い流してください。 エアーバッファーと固定ラック(左側)を元に 戻してロックしてください。 16 ディスプレイが左のように表示されます。 17 ドアを閉めてください。水垢除去にかかる時間 が表示されます。 18 スチーム発生器は自動で数回水で洗浄されま す。その後、自動的に『スチーム』モードに設 定されます。 19 水垢除去が終了すると、ディスプレイに 『End』と表示されます。 20 調理モードを選択して、水垢除去プロセスを終 了してください。終了後は、再び調理にお使い いただけます。 74 / 86 スチーム発生器の水垢除去 水垢除去に必要な物: 電動水垢除去ポンプ ― 商品番号: 60.70.409 水垢除去剤、10リットルタンク入り ― 商品番号: 6006.0110 水垢除去プロセスの中断 必要に応じて、水垢除去プロセスを中断することができます。 水垢除去剤注入前 step インフォ/キー 説明 1 芯温キーを10秒間押し続ける 2 調理時間/芯温のディスプレイに『End』と表示 されます。水垢除去は中断され、本体は再び調 理にお使いいただけます。 水垢除去剤注入後 中断プログラムは、約20分かかります。 step インフォ/キー 説明 1 本体の電源をオフにして、4秒間待ってくださ い。 2 本体の電源をオンにしてください。 75 / 86 スチーム発生器の水垢除去 step インフォ/キー 説明 3 30秒以内に芯温キーを押すと、水垢除去プロセ スが中断されます。 芯温キーを30秒以内に押さないと、水垢除去プ ロセスがそのまま進行します。 4 スチーム発生器は自動で水抜きされ、水でよく 洗浄されます。 5 調理時間/芯温のディスプレイに『End』と表示 されます。水垢除去は中断され、本体は再び調 理にお使いいただけます。 76 / 86 スチーム発生器の水抜き ユニットを移動させる前や凍結予防のために、スチーム発生器の水抜きをすることができ ます。 step インフォ/キー 説明 1 水道元栓を閉じ、ドアを開けてください。 2 選択ダイヤルで『Prog/Start』を設定してくだ さい。 3 選択ダイヤルを右に回してください。 4 ディスプレイに『ESG』と表示されます。 5 キーを押してください。 スチーム発生器の水抜きが実施されます。 77 / 86 設備 エアーフィルターのサービス 卓上型モデル 6 x 1/1 GN、6 x 2/1 GN、10 x 1/1 GN、10 x 2/1 GN: エアーフィルターのフレームの両側のざらざらした部 分を押して、固定レバーを外してください。 フィル ターを下方向へ傾け、ユニットから完全に外してくだ さい。 ® エアーフィルターを食器洗い機で洗浄し(CleanJet では洗浄しないでください!)、乾かしてください。 洗浄後もエアーフィルターがベタベタして汚れている 場合は、新しいフィルターに交換してください。 エアーフィルターを、まず後ろのフックをユニット下 の穴に入れ、フィルターを下から上へカチッと音がす るまで押し入れてください(フィルターを外す時は、 逆に上から下へ外す)。 エアーフィルター商品番号: 40.03.461 床置型モデル 20 x 1/1 GN、20 x 2/1 GN: 床置型モデルのエアーフィルター交換は、販売店にご 連絡ください。 78 / 86 設備 ドアガスケット(パッキン)の交換 ドアガスケットは庫内入口の溝にはめ込まれていま す。 - 古くなったドアガスケットは溝から外して交換して ください。 - 溝の部分をきれいに清掃・洗浄してください。 - 新しいドアガスケットを溝にはめ込みます。(ドア ガスケットと溝に石鹸水を噴霧して湿らせてくださ い)。 - ドアガスケットの四隅は特に気を付けて完全に溝に はめ込むようにしてください。 ドアガスケット 6 x 1/1 GN 6 x 2/1 GN 10 x 1/1 GN 10 x 2/1 GN 20 x 1/1 GN 20 x 2/1 GN 商品番号: 20.00.394 商品番号: 20.00.395 商品番号: 20.00.396 商品番号: 20.00.397 商品番号: 20.00.398 商品番号: 20.00.399 庫内灯の交換 電源を必ず切ってください。 - 庫内の排水口に部品が落ちないよう、布などで覆っ てください。 - フレームをガラスとパッキンごと外してください。 - 庫内灯(商品番号:3024.0201)を取り替えてくだ さい。庫内灯は手で直接持たないようにしてくださ い。 - パッキンフレームも取り替えます(商品番号: 40.00.094)。 - フレームをガラスとパッキンごと差し込みます。 79 / 86 エラー表示 本体にエラーが発生した場合、ディスプレイに表示されます。 step インフォ/キー 説明 調理を続けることができるエラーの場合は、時 計キーを押すとエラーが消えます。 1 エラー表示 いつ、どのように 対処 E10 電源オン後30秒間 調理は続けることができます。 -販売店に ご連絡ください! E16 エラーが発生したと き 販売店にご連絡ください! E17 エラーが発生したと き 販売店にご連絡ください! E18 エラーが発生したと き 販売店にご連絡ください! E20 電源を入れた時、ま たは運転モードの変 更時に30秒間表示 調理作業は制限付きで可能です。 ― 販売店 にご連絡ください! E23 継続して表示されま す。 本体の電源を切ってください -販売店にご 連絡ください! E24 継続して表示されま す。 本体の電源を切ってください -販売店にご 連絡ください! E28 電源オン後30秒間 販売店にご連絡ください! E29 継続して表示されま す。 操作パネル下のエアーフィルターを確認し て、必要な場合は交換してください。外部 の熱源が本体に影響を与えていないか、確 認してください。エラーメッセージの表示 が続くようでしたら、販売店にご連絡くだ さい。 80 / 86 エラー表示 エラー表示 いつ、どのように 対処 E30 継続して表示されま す。 湿度制御が機能しません。本体は制限付き で調理にお使いいただけます。 -販売店に ご連絡ください! E31 電源オン後30秒間 芯温センサーの故障です。芯温センサー が不要な場合の調理にはお使いいただけま す。 -販売店にご連絡ください! E32 継続して表示されま す。 ガス栓を閉めてください! ― 販売店にご連 絡ください! E33 4回リセット後に継続 して表示されます。 ガス栓を閉めてください! ― 販売店にご連 絡ください! E34 継続して表示されま す。 販売店にご連絡ください! E35 電源オン後30秒間 Ultravent®を電源につないでください。 E36 エラーが発生したと き 調理作業は制限付きで可能です。 ― 販売店 にご連絡ください! E37 エラーが発生したと き 調理作業は制限付きで可能です。 ― 販売店 にご連絡ください! E38 エラーが発生したと き 調理モードの選択ダイヤルが故障 ― 販売店 にご連絡ください! E39 エラーが発生したと き 庫内温度の選択ダイヤルが故障 ― 販売店に ご連絡ください! E40 エラーが発生したと き 調理時間/芯温の選択ダイヤルが故障 ― 販売 店にご連絡ください! 81 / 86 販売店に連絡する前に エラー 考えられる原因 対処方法 ドアから水が漏れる。 ドアが正しく閉まって いない。 床置型タイプでは、ドアハンドルが真 下を向いていないとドアが完全に閉ま りません。 ドアパッキンが消耗、 もしくは破損してい る。 ドアパッキンを交換してください(取 扱説明書の『設備』の章を参照)。 寿命を最大限にするためのケアのヒン ト: - ドアパッキンは基本的に、調理終了 後、濡れタオルで拭いて下さい。 - グリル調理が多い場合には(脂汚れ が多い場合)、ドアパッキンをサイ クルの間にも濡れタオルで拭いてく ださい。 - グリルを長時間、調理アイテムなし で稼働する場合は、庫内温度を180 °C以上に設定しないようお勧めしま す。 運転中に異常音がす る。 エアーバッファーや固 定ラックなどがきちん と固定されていない。 エアーバッファーや固定ラックを正し く庫内に固定してください。 庫内灯が機能しない。 ハロゲンランプが切れ ている 。 ランプを交換してください(取扱説明 書の『設備』の章を参照)。 水不足 ディスプレイに 『OPEn H2O』と表示 される。 給水元栓が閉まってい る。 給水元栓を開けてください。 給水口のフィルターが 詰まっている。 フィルターの点検と洗浄を行ってくだ さい。 まず給水元栓を締め、本体の給水管を 外し、給水口にあるフィルターを取り 出してください。フィルターを洗浄し た後、元通りに設置して、水漏れがな いかを確認してください 本体の下から水が流れ 出す。 設置が水平になされて いない。 水準器を使用して、水平に設置しな おしてください(設置マニュアル参 照)。 排水が詰まっている。 本体裏側の排水口(HTホース)を外し て洗浄してください。脂分の多い食材 を頻繁に調理したり、ホースの勾配が 少ない場合に詰まりが発生することが 82 / 86 販売店に連絡する前に あります。ホースの適切な勾配は設置 マニュアルをご参照下さい。 電源を入れても調理 モードが表示されな い。 外部メインスイッチが オフになっている。 メインスイッチをオンにしてくださ い。 ヒューズが作動してい る。 屋内配電安定装置(ヒューズ)を点検 してください。 室温が長時間5℃以下 になっていた。 運転は凍結しない環境でのみ可能です (設置マニュアル参照)。 ユニットに『CHnG FILt』と表示 エアーフィルターが汚 れている。 エアーフィルターを交換してくださ い。『設備』の章をご確認ください。 『調理時間』のキーを押すと、エラー 表示は消えます。 ガス機種で『CHnG PoL』と表示 電力供給の極性が間 違っている。 ソケット接続されている場合、プラグ の差込みの向きを逆にしてください。 ガスリセット (『rES』)が絶えず 表示される。 ガス供給が切断されて いる。 ガス栓を開けてください。 換気扇を回してください。 ガス圧が低すぎる。 ガス供給を点検してください。 調理モードキーが点滅 する。 庫内が高温すぎる 庫内を『Cool Down』で冷却してくださ い。(取扱説明書の『Cool Down』の章 を参照) 83 / 86 電気式モデルEC安全規格 84 / 86 ガス式モデルEC安全規格 85 / 86 ... ... 80.05.012 V-05 MDS/Ad 02/16
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