家庭医療ブラッシュアッププログラム Family Medicine Brush-up Program 募集要項 プログラム概要 超高齢社会を迎えるにあたり、総合診療医の養成が急務であると言われてい ます。総合診療医を養成すべく、多くの研修プログラムが各地で創られてきまし た。しかし、すでに医療の経験があるベテラン医師をプライマリケア医として養 成するプログラムは稀です。本プログラムは、臓器別専門医として医療の経験を 積んだ医師が、地域でプライマリケア医、家庭医として、診療所をベースとして 医療をする上で助けとなるべく開発されています。また特徴として、網羅的・受 動的な学修ではなく、学修者が主体となる case-based learning の形式で自己省 察的実践能力を養うことを目標としています。 本プログラムは、文部科学省・未来医療研究人材養成拠点形成事業の一環とし て行われ、新たな教育パッケージの構築のトライアルとなります。したがって、 受講生の皆様のご協力のもと、より良いプログラムにしたいと考えています。ま たこのプログラムに付随した調査にご協力して頂く可能性がありますことをご 了承ください。 修了生に期待される医師像 専門医として培われた医師としての知識・技術・経験の上に、家庭医療のプリ ンシパルを基盤としたプライマリケアの実践が可能となる。 コンピテンス I. プライマリケア外来における代表的な健康問題に対処する能力 II. 家庭医療のプリンシパルの理解とそれに基づく実践能力 III. コミュニケーションと外来診療の構造化への理解 対象(受講生) 本プログラムの対象者は、地域でプライマリケア医として医療を行っている、 あるいは行う予定のある医師(およそ卒後 10 年以上を目安とする)で、家庭医 療のプリンシパルを獲得したいと希望する医師です。 年数回のワークショップ(週末一泊二日)、および 1 ヶ月に一度行われるチュ ートリアル case-based learning(土曜日 14 時から 19 時 30 分を予定)に漏れ なく参加して頂くことが必須条件となります。 また、受講生ではありますが、本プログラムの質向上のためのフィードバック を行っていただくことになります。さらに、本プログラムの効果検証等を目的と した調査にご協力頂く可能性があります。 プログラム方略(現時点での予定となります) I. チュートリアル(case-based learning): プライマリケア、家庭医療のエッセンスを盛り込んだケースシナリオを基に、 グループにて話し合い、学ぶべき課題を抽出してもらいます(チューターのガイ ドあり)。各自、次回 1 ヶ月後のチュートリアルに向けて課題を調べ、その成果 をプレゼンテーションして頂くことによって、グループメンバーと共有します。 学習過程、学習履歴は、e-Portfolio に記録し、グループメンバーやチューターと 議論できる場を設けます。 II. 一泊二日のワークショップあるいはセミナー: 1) 第 1 回(キックオフ・ワークショップ)(2016 年 4 月 30 日〜5 月 1 日) 2) 第 2 回以降の内容(予定) (ア) 疾患別セミナー (イ) 家庭医療プリンシパルについてのワークショップ 期間:2016 年 4 月から約 2 年間 受講生募集人数:10 名 受講料:無料(教科書費・飲食費・懇親会費は各自の負担となります。懇親会へ の参加は自由です。) 選考: 応募人数が募集人数を上回った場合は,志望動機,経験年数,診療環境,地域 など総合的に評価し選考します.志望動機については 800 字以内にまとめ,出 願メールに添付し提出してください. 出願方法および必要な書類: メールにてお申し込みいただき,出願書類をそろえて下記まで書留にて郵送し てください。 1)履歴書(書式は一般的なもので構いません) 2)小論文(なぜこのプログラムへの参加を希望するかについて 800 字以内) 〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8 東京慈恵会医科大学 総合診療部 「家庭医療ブラッシュアッププログラム」宛 メールアドレス:[email protected] 出願締め切り: 募集の受付は終了しました 1)メールでの申込締切:2015 年 11 月 30 日(月)24:00 まで 2)書 類 提 出 締 切:2015 年 12 月 5 日(土)消印有効 プログラム責任者: 大野岩男(東京慈恵会医科大学附属病院・総合診療部) プログラムコーディネーター 藤沼康樹 (日生協医療部会・家庭医療学開発センター, 千葉大学大学院・看護 学研究科・専門職連携教育研究センター ) 松島雅人(東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター・臨床疫学研究部、東京 慈恵会医科大学・大学院医学研究科(博士課程)地域医療プライマ リケア医学) 関正康 (東京慈恵会医科大学附属病院・総合診療部) 担当講師: 青木 拓也 (京都大学大学院医学研究科) 金子 惇 (むさし小金井診療所) 菅野 哲也 (荒川生協診療所) 重島 祐介 (生協浮間診療所) 富永 智一 (むさし小金井診療所) 町野 亜古 (川崎市立多摩病院) 渡邉 隆将 (北足立生協診療所) 小此木 英男 (東京慈恵会医科大学附属病院・総合診療部)
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