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略 称
英 語
内 容
AMPR
MSCTの再構成アルゴリズム、最適な面以外の傾斜面も大量に再構成し、それをリ
Adaptive Multiple Plane
フォーメーションすることでz軸に垂直な平面を作成する。コーンビームアーチ
Reconstruction
ファクトを抑制し、高速に画像計算が出来る。
ASSR
Advanced Single Slice
Rebinning
MSCTの再構成アルゴリズム、最適な傾斜面を二次元再構成し直交座標に変換する。再
構成面から外れている画像を使用するためアーチファクトの発生、体軸分解能の劣化は避
けられない。
CNR
contrast noise ratio
コントラストとノイズの比、画像ノイズの大きさの比率をいう。コントラスト分解能の指標とな
る。
CT-AEC
CTA
CT Automtic Exposure CT自動露出機構。位置決め撮影画像を基に被写体のx線透過度を推定しX線出力、主に
Control
管電流を自動的に変調する機構。
CT angio
CT値
CT number
(HU:ハンスフィールドユニット)
CT透視
CTによる動脈観察。血管造影。
CTにおけるエックス線吸収の指標で、水を0、空気を-1000 とする臨床目的のための単
位。
CT fluoroscopy
CT画像をリアルタイムで表示する技術。
CT perfusion
非拡散性トレーサである造影剤を用いた循環動態定量法。
CT dose index
CTにおける被ばく線量の評価。ある範囲をスキャンしたときの局所線量の指標。
CT needle aspiration
biopsy
CTを用いて刺入生検のガイドを行う。CTでは針先の三次元位置を確認できるので有利。
CTP
CT perfusion
非拡散性トレーサである造影剤を用いた循環動態定量法。
DAS
data acquisition
system
非拡散性トレーサである造影剤を用いた循環動態定量法。
CTパフュージョン
CTDI
CT-NAB
DLP
Effective mAs
検査全体の被ばく量を指標として用いられる。
管電流値(mAs)をピッチファクタで除し、X線管顔展速度を乗じた値。1枚の画像に使用す
るX線光子量を一定にするために設定されたmAs値。
関連用語
同意語
略 称
英 語
内 容
FOV
Field of view
有効視野。
HFI法
Helical Filter
Interpretation
MSCTの再構成アルゴリズム。重み付け加算平均処理を行い、目的の再構位置の画像
データを得る。任意にスライス厚の変更ができ、コーン角を無視できる程度のデータとして
画像化することができる。
HRCT
high resolution CT
肺野の微小病変を診断するためのスキャン法。1mmあるいは2mmの薄いスライス厚を用い
る。
LSF
(線広がり関数)
Line Spread Function
画像処理システムの空間周波数的な特性を含めたレスポンス特性を表わすための関数
で,理想的な線像(一次元のδ 関数)がその系を通過した場合にどの様に広がるかで表わ
す。
modulation transfer
function
空間周波数に関する応答。空間分解能の評価に用いる。
multi planer
reconstruction
従来、CTは横断像であるが、体軸方向に複数の画像を得ることにより、それを並べ替え、
矢状断、前額断、斜位断も可能。
NPS
noise power spectrum
アナログ系のWSに対応する用語として,ディジタル画像系ではディジタルWSと称される場
合もあるが,近年ではNPSとされる。NPSを計算する手法として,仮想スリット法と二次元
フーリエ変換法がある。
MIP
maximum intensity
projection
最大値投影法。ボクセルデータに対し任意の視点方向に投影処理を行い、投影経路中の
最大値を投影面に表示する手法。
MPR
multi planar
reconstruction
多断面再構成法。3次元的に構築されたCT値によるボクセルデータから任意断面を抽出し
表示する。
MTF
MPR表示
PSF
(点広がり関数)
region of interest
SD値
standard deviation
VR
空間分解能
画像再現システムの空間周波数的な特性を含めたレスポンス特性を表わすための関数。
Point Spread Function 理想的な点像(2次元のδ 関数)が,その系を通過した場合にどの様に広がるかを表わ
す。
ROI
SSD
(表面表示法)
関連用語
同意語
画像解析のために設定される画像範囲標準偏差。CTでは特定範囲のCT値の変動(振幅)
を表す。
shaded surface display
閾値で設定されたCT 値部分のみを表面データとして取り出し, 外部から光を当てた際の反
射率を光源との距離や角度によって計算し, 三次元表示する手法。
Volume Rendering
レイトレイシングにより光線からの距離と表面の角度で影付けを行いながら吸収係数など
の他の情報を持つことで複数の閾値を持つものを表示できる一般的にはカラー表示させる
ことで、より実体管を持たせることができる。
関心領域
日 本 語
ア行
英 語
アイソトロピック
isotropic
略 称
内 容
関連用語 ・ 同意語
立体的にどの方向からも空間分解能が等しい状態。 ピクセルサイズとスライス厚が
等しい。
等方性
オーバースキャンニングの対策としてヘリカルスキャンの開始部と終了部でコリメー
ション幅を変化させる。
アクティブコリメーション
アーチファクト
artifact
障害陰影。
位置決めスキャン
scout image,scano
image
CT装置においてスキャンを行うために必要なスライス位置を決定するために用いる
画像。
ウィンドウ機能
window
CT画像で観察するCT値を調整する。ウィンドウ機能が適切でないと診断に支障をき
たす。
ウィンドウ値
window level
WL
CT画像の濃度を調整。
ウィンドウ幅
window width
WW
CT画像で観察するCT値の範囲を調整。広くすれば観察範囲は広がるが、コントラス
トは低下する。
エアギャップ法
air gap method
エイリアシング
aliasing
データサンプリング時にサンプリング周波数の1/2 以上の周波数成分があると再生さ
れたデータに折り返しが生じる現象。
エアキャリブレーション
air calibration
本来、キャリブレーションは水を用いるが、空気を用いる簡易的なキャリブレーション。
通常、ウォーミングアップと併せて始業時に行う。
スライス感度プロフィール(SSPz)を測定する方法のひとつ。アクリルの間に薄い隙
間を作り、マイナス方向でSSPzを求める。
モーションアーチファクト
メタルアーチファクト
日 本 語
ア行
英 語
略 称
内 容
SD値
standard deviation
HRCT
high resolution CT
HRCT
FOV
Field of view
FOV
MTF
modulation transfer
function
MPR
multi planer
reconstruction
MPR
従来、CTは横断像であるが、体軸方向に複数の画像を得ることにより、それを並べ
替え、矢状断、前額断、斜位断も可能。
NPS
noise power spectrum
NPS
アナログ系のWSに対応する用語として,ディジタル画像系ではディジタルWSと
称される場合もあるが,近年ではNPSとされる。NPSを計算する手法として,仮
想スリット法と二次元フーリエ変換法がある。
オートmA
auto mA
オートボイス
auto voice
オーバースキャンニング
over scanning
マルチスライスCTの多列化によって、体軸方向のスキャン範囲が画像再構成範囲よ
りも広くなってしまう現象。
オーバービーミング
over beaming
コリメーションはX線の照射幅を調整するが、実際には検出器に均等なX線が照射さ
れるように利用される検出器幅よりも、実際のX線照射幅は若干広く設定されてい
る。体軸方向で検出器以外に照射されるX線のことをいう。
オフセットディテクタ
offset detector
空間分解能向上させる手法。検出器を回転中心より4分の1ずらすことにより、対向す
る投影データが異なり、収集データの増加が可能となる。
関連用語 ・ 同意語
標準偏差。
CTでは特定範囲のCT値の変動(振幅)を表す。
肺野の微小病変を診断するためのスキャン法。1mmあるいは2mmの薄いスライス厚
を用いる。
有効視野。
空間周波数に関する応答。空間分解能の評価に用いる。
ヘリカルスキャンにおいて、被写体の大きさに従い管電流を自動的に調整するシステ
ム。被曝低減に役立つ。
患者に対する呼吸停止の指示をスキャンに併せて、自動的に行う。
空間分解能
日 本 語
カ行
英 語
階段状アーチファクト
stair step artifact
解像度
resolution
風車状アーチファクト
windmill artifact
ヘリカルスキャンではヘリカルピッチを大きくすることにより補間計算が理想的に
行えなくなり、画像上に渦巻き状のアーチファクトが発生する。
画像再構成関
reconstruction factor
CTにおける画像再構成に関わる関数。単に逆投影をしただけではシャープさに
欠けるため、各種の関数が用意されている。メーカーによっても異なる。
再構成関数
関心領域
region of interest
CT画像中でCT値の平均値や標準偏差を測定するときに指定する範囲。物理評
価では正しいROI設定が求められる。
ROI(ロイ)
ガントリー
gantry
きしめん現象
flat noodle
phenomenon
厚いスライス厚の画像で三次元表示を行った場合、細い血管などが体軸方向に
伸びたようになる。ヘリカルスキャンでヘリカルピッチを大きくしたときに起こる。
キャットファン
CAT phantom
CTの性能評価用のファントム。
キャリブレーション
calibration
Q-Q検出器
略 称
内 容
関連用語 ・ 同意語
ヘリカルスキャンでは風車状アーチファクトの発生や画像再構成間隔の拡大に
より三次元表示時に階段状のアーチファクトが発生する。
どれだけ細かいものを分類可能かを表す。
CT装置の架台。
エックス線管、検出器が備えてけられる。
CT値の校正、アーチファクトの低減のために行われる。
本来、水で行われるが、空気によるエアーキャリブレーション(エアキャリ)もあ
る。
オフセットディテクタにおける検出器の配置。空間分解能の向上が可能となる。
部分体積効果
日 本 語
カ行
英 語
略 称
内 容
空間分解能
spatial resolution
クリッピング
clipping
点線源から幅を持った検出器に行く場合、対向データが異なる。この対向データ
間で差が出現することをクリッピングという。
グレイスケール
gray scale
CT画像の横に表示される灰色のバー。CT値のおおよその目安となる。また、イ
メージャーの調整の確認にもなる。
検出器
detector
CT画像では人体を透過したエックス線は検出器により電気信号なり、コンピュー
タにより画像再構成される。
校正用ファントム
calibration phantom
関連用語 ・ 同意語
どれfだけ細かいものを区別して表示できるかをあらわす性能。
検出器間の感度補正やCT値補正を行うために用いるファントム。
エックス線ビームの体軸方向への広がり。マルチスライスCTの登場により問題
となっている。
コーン角
コーンビームCT
cone beam CT
面検出器を持つCT装置。従来のファンビームに対して、円錐型(コーン)ビーム
が使用される。
コントラストスケール
contrast scale
CT値とX線吸収係数の値との直線性(対応)を示す尺度。一般に水と空気の値
から求める。
コントラストノイズ比
contrast noise ratio
コントラスト分解能
contrast resolution
CNR
コントラストとノイズの比、画像ノイズの大きさの比率をいう。コントラスト分解能
の指標となる。
どれだけ小さなCT値差のものを区別して表現できるかをあらわす性能。
密度分解能
濃度分解能
日 本 語
サ行
英 語
略 称
内 容
再構成関数
reconstruction function
最大値投影法
(MIP表示)
maximum intensity
projection
サイノグラム
sinogram
三次元表示
3dimensional display
CTの横断画像を連続的に複数枚用意することにより三次元的な表示が可能となる。
その画質は、スキャン条件と画像の連続性で決まる。
サンプリング定理
sampling theorem
データを離散的にサンプリングした場合にサンプリング周波数の1/2の周波数以下の
成分はもとの連続的なデータとして完全に再現されるという定理。
シェーディング
shading
CNR
contrast noise ratio
CTアンギオ
CT angio
CT-AEC
CT Automtic Exposure
Control
CT自動露出機構。位置決め撮影画像を基に被写体のx線透過度を推定しx線出力、主
に管電流を自動的に変調する機構。
CT-NAB
CT needle aspiration
biopsy
CTを用いて刺入生検のガイドを行う。CTでは針先の三次元位置を確認できるので有
利。
関連用語 ・ 同意語
コンボリューション・バックプロジェクション法において用いられる関数。バリエーションを
選択することで画像を平滑にしたり、画像のノイズ量の調整ができる。
3次元画像処理法の一つ。投影面に対し垂直な軸上でが措置の最大値をその軸と投
影面の交点の値とすることで3次元データを2次元画像にする方法。
検出器のデータを並べたもの。横軸がチャンネル位置、縦軸がプロジェクションとなる。
CT装置の故障解析に用いられる。
標本化定理
X線CT画像において画像周辺部が暗くなる現象。
コントラストとノイズの比、コントラスト分解能の指標となる。
CTA CTによる動脈観察。血管造影。
CT下生検
日 本 語
サ行
英 語
略 称
CT値
HU
ハンスフィールドユニット
CT number
HU
CT透視
CT fluoroscopy
CT画像をリアルタイムで表示する技術。
CTDI
CT dose index
CTにおける被ばく線量の評価。ある範囲をスキャンしたときの局所線量の指標。
CTパフュージョン
CT perfusion
CTP
内 容
CTにおけるエックス線吸収の指標で、水を0、空気を-1000 とする臨床目的のための
単位。
非拡散性トレーサである造影剤を用いた循環動態定量法。
小さな被写体では検出器を全部利用していない。そこでエックス線と検出器を移動する
ことにより検出器を有効利用する。
空間分解能の向上が可
シフト機構
シャワー状アーチファクト
エックス線の一時的な発生不良を原因とするアーチファクト。
時間感度プロフィール
time sensitivity profile
時間分解能
time resolution
実データ
actual data
実効スライス厚
effective slice width
TSP
時間に対する感度の変化。
どれだけ短い時間まで画像の変化を識別できるかを示す能力。CT装置ではスキャン
時間とスキャンレート、画像再構成間隔の3つの因子がある。
展開図における要素。実際の検出器の軌跡である。
ヘリカルスキャンではヘリカルピッチによりSSPzが変化し、スライス厚が変化する。そ
のため、それぞれのヘリカルスキャン条件におけるスライス厚を実効スライス厚と呼ん
でいる。
関連用語 ・ 同意語
日 本 語
サ行
英 語
略 称
内 容
実効スキャン時間
effective scan time
心拍同期再構成
ECG gated
reconstruction
心臓の拍動に同期して画像再構成を行う(ヘリカルスキャン)。
心拍同期スキャン
ECG gated scan
心臓の拍動に同期してスキャンを行う(ノンヘリカルスキャン)。
スキャンピッチ
scan pitch
ヘリカルスキャンではヘリカルピッチによりTSPが変化する。実効スライス厚と同様の手
法で実行スライス厚が提案された。
ノンヘリカルスキャンにおける体軸方向のスキャン間隔。
薄いスライスのスキャンを複数回行い、その画像を重ね合わせる。
クリッピングによる画質劣化を低減できる。
スタックスキャン
薄いスライスの画像を複数重ね合わせること。クリッピングによる画質劣化を低減でき
る。(ヘリカルスキャン)
スタック表示
ステアステップ
アーチファクト
stair step artifact
ヘリカルスキャンでは風車状アーチファクトの発生や画像再構成間隔の拡大により三
次元表示時に階段状のアーチファクトが発生する。
ストリーク状
アーチファクト
streaking artifact
画像に表れる直線状のアーチファクト。特定チャンネルの検出器異状による。
サイノグラムで不良検出器を特定できる。
ズーミング再構成
(拡大再構成)
zooming reconstruction
スライス感度プロフィール
撮影領域内の限定された関心領域内(ROI)のみを画像再構成により表示画面全体に
拡大表示すること。ピクセルサイズに制限されていた情報を引き出すことで空間分解
能を向上させることができる。
slice sensitivity profile
SSPz 体軸方向における感度プロフィール。スライス厚を決定する。
at z axis
関連用語 ・ 同意語
日 本 語
サ行
英 語
略 称
内 容
スライス幅
slice width,slice
thickness
スリップリング
slip ring
Z軸フィルター
z axis filter
セグメント再構成
segment reconstruction
心拍同期再構成の一法。
時間分解能の短縮が可能。
線質硬化
beam hardening effect
ビームハードニング効果。
鮮鋭度
被写体を透過するX線の体軸方向厚み。
連続回転式CT装置に備えられる。エックス線管へのエネルギー供給が行われる。
体軸方向における感度分布を調整できる。
画像の明瞭さ(sharpness)を表す指標。
関連用語 ・ 同意語
日 本 語
タ行
英 語
対向データ
opposed date
展開図における要素。実際の検出器と180度位相のずれた軌跡である。
ダイナミックスキャン
dynamic scan
目的部位を限定し、1断面または復数断面を連続的にスキャンし、血流動態の
変化を得るスキャン法。
タイムデンシティカーブ
time density curve
多時相スキャン
multi phase scan
動脈相、門脈相、静脈相と経時的にスキャンを行う。ヘリカルスキャン、マルチス
ライスヘリカルスキャンが有効。
DAS
data acquisition
system
データ収集システム。
検出器のデータをコンピュータに送る。
多断面変換表示
multi planer
reconstruction
低コントラスト感度
低コントラスト検出能
TDC
MPR
内 容
channel
関連用語 ・ 同意語
関心領域のCT値の時間変化を表示した曲線。血流動態の変化の観察に用い
る。
従来、CTは横断像であるが、体軸方向に複数の画像を得ることにより、それを
並べ替え、矢状断、前額断、斜位断も可能。
再構成法の一つ。
少ないビュー数の投影データでノイズを少なく再構成できる。
逐次近似法
チャンネル
略 称
検出器のこと。
低コントラスト分解能と検出能の定義を合わせたもの。
どれほど淡いものが検出できるかを評価するもの。
ゴー・アンド・ゴー
ゴー・アンド・リターン
三次元表示
日 本 語
タ行
英 語
低コントラスト分解能
Low contrast resolution
ディテクターピッチ
detector pitch
DLP
略 称
内 容
コントラスト差の小さい物体をスキャンしたときに、どれだけ小さなものまで識別
できるかを示す能力。一般にCT値差10以下のものをいう。
マルチスライスCTのヘリカルピッチ表現。
1スライスの検出器に対する寝台移動量。
検査全体の被ばく量を指標として用いられる。
2種類の異なる管電圧のX線を用い、X線のエネルギーの違いによって物質の減
弱が異なることを利用した画像化の手法。
デュアルエナジー
Dual Energy
展開図
scanning diagram
電子ビームスキャンCT
(超高速X線CT)
electron beam slice CT
CT装置においてX線管のターゲットを円弧状に配列し電子ビームを照射するこ
とでX線を発生させスキャンする方式をいう。X線管の機械的な回転機構を必要
としないため、50msecの高速スキャンが可能。
projection date
被写体をある角度から透視したデータを得ることを投影といい、その結果得られ
るデータを投影データと呼ぶ。CT装置では任意角度での検出器出力データを
意味する。ビュー(view)とも呼ばれる。1回転で得られたすべての投影角度から
のデータに対し前処理を行ったものを生データとも呼ぶ。
投影データ
関連用語 ・ 同意語
ヘリカルスキャン、マルチスライスヘリカルスキャンを理解するための図。
スライス厚、画像ノイズ、スキャン時間などを知ることができる。
ヘリカルピッチ
日 本 語
ナ行
英 語
略 称
内 容
関連用語 ・ 同意語
ナイキスト周波数とは、ある信号を標本化するとき、そのサンプリング周波数 fs
の 1/2 の周波数を言う。
ナイキスト周波数
生データ
raw data
検出器が得たデータ。画像再構成する前のデータ。
ノン・ヘリカルスキャン
non-helical scan
ノンリニア ウィンド
non-linear window
画像観察に際してグレースケール濃度とCT値を非直線形にウィンドウ変換する
こと。
パーシャルボリューム
効果
partial volume effect
CTでは最小単位体積内は区別できない。特に、スライス厚が厚いとその影響が
大きく、CT値の不正や辺縁のボケの原因となる。
ハーフスキャン
half scan
半分回転程度の回転で画像を得る。正確には180度+ファン角度。
ハーフイメージ
half image
半分回転程度の投影データから画像を得る。正確には180度+ファン角度。
ハーフ再構成
half reconstruction
ハイレゾリューションCT
high resolution CT
ヘリカルスキャンに対するスキャン法で従来のスキャン法。
ハ行
360度未満の投影データから対抗ビームを使用して、360度分の投影データを生
成することで、画像再構成を行う。
HRCT
肺野の微小病変を診断するためのスキャン法。1mmあるいは2mmの薄いスライ
ス厚を用いる。
部分体積効果
日 本 語
ハ行
英 語
略 称
ハンスフィールド・ユニット
hounsfield unit
HU
半値幅
full width at half
maximum
矩形形状のくずれた山形スライス感度プロフィール曲線状において縦軸が最高
値の2点の横軸に対する距離(値)をいう。
実行スライス厚を表す概念として用いられる。
ビームハードニング
beam hardening
人体を透過するに従いエックス線の線質は硬化する。これがCT値の不正や
アーチファクトの原因となる。
ビームハードニング補正
beam hardening
correction
BHC
ビームハードニングをソフト的に補正する手法。
ビームピッチ
beam pitch
BP
マルチスライスCTのヘリカルピッチ表現。検出器幅に対する寝台移動量。
ビーズファントム
bead phantom
ピクセル
pixel
histogram
ピッチファクタ
pitch factor
関連用語 ・ 同意語
CT値のこと。
スライス感度プロフィール(SSPz)を測定する方法のひとつ。
小さな球体をスキャンした複数の画像から求められる。
微小球体ファントム
ヒストグラム
内 容
線質硬貨現象
ヘリカルピッチ
微小球体ファントム
CT値のこと。画像を構成する最小画像単位。
マトリクスサイズ
スライス感度プロフィール(SSPz)を測定する方法のひとつ。
小さな球体をスキャンした複数の画像から求められる。
ビーズファントム
設定した範囲のCT値の分布を表示する。
PF
検出器幅に対する寝台移動量。JIS規格上はCTピッチファクタと呼ばれる。
ビームピッチ
日 本 語
ハ行
英 語
ビュー数
view number
ビューアー
viewer
略 称
内 容
関連用語 ・ 同意語
画像再構成に用いられる投影データの数。
CT画像を観察するための装置。最近ではシャウカステンではなく、CRTが画像
観察に用いられる。
標本化定理(サンプリング定理とも)アナログ信号をデジタル信号へと変換する
際に、どの程度の間隔で標本化(サンプリング)すればよいかを定量的に表すも
のである。
標本化定理
ファン角
fan angle
ファン・パラレル変換
conversion from
divergent ray to parallel
ray recordering
フィルター補正逆投影法
filter back projection
ファンビームコンボリュー
ションバックプロジェク
ション法
divergent ray
convolution back
projection method
CT装置で最も普通に用いられている再構成の一つ。ファン投影データをパラレ
ル変換せずに処理し再構成を行う。
フーリエ変換
(変調伝達関数)
Modulation transfer
function
dataの解析方法の一つ. 1スライス厚(周期)にどの程度の分解能を要している
か.いろいろな周波数の波の振幅(波の高さ)を調べる方法。
フェルドカンプ再構成
feldkamp
reconstruction
部分体積効果
partial volume effect
サンプリング定理
スライス面方向のエックス線ビームの広がり。ファンとは扇のこと。
画像再構成において扇状に広がるファン投影データから、平行光としてのパラレ
ル投影データを作ること。
FBP
投影データにフィルタ(再構成関数)を掛けて逆投影する画像再構成法。関数の
変化で画質は変わる。
コーン角を考慮した画像再構成手法。マルチスライスCTの多列化で進歩。
CTでは最小単位体積内は区別できない。特に、スライス厚が厚いとその影響が
大きく、CT値の不正や辺縁のボケの原因となる。
パーシャルボリューム
効果
日 本 語
ハ行
英 語
フルイメージ
full image
1回転分の投影データから画像再構成を行う。
フルスキャン
full scan
1回転分のスキャン。
分解能
resolution
分割式画像再構成
segment
reconstruction
ヘリカルスキャン
helical scan
らせん軌道スキャン。エックス線管、検出器を連続回転させ、患者寝台を低速度
移動する。その結果、投影データの軌跡はらせん状となる。
スパイラルスキャン
ヘリカルピッチ
helical pitch
設定スライス厚に対する寝台移動速度。マルチスライスCT出現によりビーム
ピッチ、ディテクターピッチの区別が必要となった。
ビームピッチ
ディテクターピッチ
ボウタイフィルター
bowtie filter
X線管と被写体の間におかれるX線吸収体、被ばく線量低減と検出器系のダイ
ナミックレンジを中心部と周辺で均一にするために用いる。
ボクセル
voxel
3次元画像を構成する最小の立方体。 ピクセル×スライス厚の形状。その容積
内のX線吸収係数の平均値をCT値として換算している。
ボーラス注入
bolus injection
内 容
volume rendering
関連用語 ・ 同意語
吸収値、濃度、時間、速度などの小さな差異を識別できる能力。
それぞれ空間分解能・コントラスト分解能・時間分解能と呼ばれる。
心拍同期再構成の一法。
時間分解能の短縮が可能。
大量の造影剤を高濃度の塊として急速に血管内に注入する方法。
造影剤の注入状態をモニタリングする機構。造影剤注入後、ある位置で連続的
にx線でCT値を測定し、あらかじめ設定した閾値に達すると、自動あるいは手動
でスキャンを開始する方法。
ボーラストラッキング
ボリュームレンダリング
略 称
レイトレイシングにより光線からの距離と表面の角度で影付けを行いながら吸収
係数などの他の情報を持つことで複数の閾値を持つものを表示できる一般的に
はカラー表示させることで、より実体管を持たせることができる。
心拍同期再構成
日 本 語
英 語
略 称
内 容
関連用語 ・ 同意語
マ行
前処理
preprocessing
画像再構成に先立って行われるデータ処理。データの対数変換処理、オフ
セット補正、リファレンス補正、水補正などがある。
水補正
water calibration
CT装置における前処理の一つ。水ファントムを使用し水のX線減弱係数の
算出、ウェッジフィルタなどのX線吸収補正、検出器補正を行う。
マトリックス
matrix
画像を構成する画素の格子をマトリックスと呼び、その数をマトリックス数大
きさをマトリックスサイズと呼ぶ。
マルチスライスCT
multi slice CT
複数列の検出器、DASを有するCT装置。1回のスキャンで複数の画像が得
られる。ヘリカルスキャンも可能。
MIP
maximum intensity
projection
MPR
multi planar
reconstruction
メタルアーチファクト
metal artifact
金属等の高吸収物質によるアーチファクト。
モーションアーチファクト
motion artifact
患者の動きによるアーチファクト。
MIP
最大値投影法。ボクセルデータに対し任意の視点方向に投影処理を行い、
投影経路中の最大値を投影面に表示する手法。
多断面再構成法。
MPR 3次元的に構築されたCT値によるボクセルデータから任意断面を抽出し表
示する。
ヤ行
肩や股関節など,特定の投影方向にX線吸収の高い物質が存在した場合、
やすり状のアーチファクトが発生する。
ヤスリ状アーチファクト
有効視野(撮影領域)
field of view
FOV
CRT上での画像表示範囲。
ピクセルサイズは有効視野をマトリックス数で割った値となる。
MDCT
日 本 語
ラ行
英 語
ラダーファントム
ladder phantom
略 称
内 容
体軸方向の空間分解能を評価するファントム。
アクリル板と空気層が交互に並ぶ。
2次元または3次元の物体は、その投影データの無限集合から再構成できること
を証明した定理。
ラドン(Radon)の定理
リコンピッチ
reconstruction pitch
リファレンス検出器
reference detector
ヘリカルスキャンにおける体軸方向の画像再構成間隔。
エックス線管の直下に設置される検出器。
エックス線強度を管理し、CT値の信頼性に関与する。
量子ノイズ除去フィルタ
処理
ノイズ成分を低減し、高周波成分の情報を残す特徴を持ったフィルタである.
リング状アーチファクト
特定の検出器の不良によるアーチファクト。
サイノグラムで故障検出器がわかる。
ローデータ
raw data
ROI(ロイ)
region of interest
ROI
検出器が得たデータ。
画像再構成する前のデータ。
生データ
画像解析のために設定される画像範囲。
関心領域
ワ行
ワークステーション
関連用語 ・ 同意語
work station
スキャン機能を持たない画像解析装置。CTの機能が高度化すると、スキャンと
画像解析は分担されるようになった。
メーカー別テクニカルターム
東芝
日立
GE
シーメンス
フィリップス
位置決めスキャン
スキャノスコープ
スキャノグラム
スカウトビュー
トポグラム
Surview
らせん軌道スキャン
ヘリカルスキャン
ボリュームスキャン
ヘリカルスキャン
スパイラルスキャン
ヘリカルスキャン
多列検出器CT装置
マルチスライスCT
マルチスライスCT
MDCT
MSCT
マルチスライスCT
多列検出器CT装置の検出器
V-Detector
Fine Slot Multi Detector
Hilight Matrix Detector
Adaptive Array Detector
Volume Detector
スキャン条件設定プログラム
エキスパートプラン
プロトコル
Protocol Pro
Protocol
固有名詞なし
造影剤注入モニタリング機構
Real Prep.
Predict scan
Smart Prep.
CARE Bolus
Bolus Tracking
ビームハードニング対策
BHC
BHC
BHC
IBO
PFO
VolumeSuttle(80mm)
Volume Helical Suttle(300mm)
Adaptive4D Spiral
4D撮影
Dynamic Volume
CT透視
CT Fluoroscopy
guideShot
Smart View
CARE Vision
CCT (Continuous CT)
体軸方向のみ(Z)
RASP
ADNR
LSPC
-
Adative Filter
断層面方向と体軸方向
Boost3D
-
AAR
3D Adaptive Filter
Adative Filter
体軸方向のみ(Z)
Real EC
Adaptive mA
Auto mA
CARE Dose
Z-DOM
断層面方向と体軸方向(XY,Z)
Volume EC
-
3D mA Moduration
CARE Dose4D
D-DOM(XY方向のみ)
アーチファクト対策
CT自動露出機構(CT-AEC)
ヘリカルピッチ
1検出列を基準とするピッチ
ヘリカルピッチ(HP)
ヘリカルピッチ?
旧ピッチ
ボリュームピッチ
この定義を用いていない
検出列の総和を基準とするピッチ
(ピッチファクタ)
ヘリカル補間再構成アルゴリズム
ピッチファクタ(PF)
ヘリカルピッチ
ピッチ(IEC規格)
ピッチ
ボリュームピッチ
再構成関数
関数(FC xx)
アルゴリズム
カーネル(BC xx)
関数(YD,D)
コーン角補正なし
MUSCOT
AAI
固有名詞なし
AMPR
COBRA
コーン角補正あり
非線形ノイズ低減フィルター
再構成方式(逐次近似)
Dual Energy撮影方式
AIDR
New WAVE法
(Cross Beam)(Fully 3D Volumetric Reconstruction)
(Fully 3D Volumetric Reconstruction)
TCOT
-
量子フィルター
Adaptive Filter
3D Filter
ASA / 3D-ASA
固有名詞なし
-
IRIS(Iterative Reconstruction in
Image Space)
Dual-Source
i-Dose
-
ASiR (Adaptive Statistical Iterative
Reconstruction)
First kV Switching
2層検出器
(Adaptive Iterative
Dose Reduction)
管電圧スイッチング
心臓関連
心臓用再構成法(一括式)
ハーフ
-
SnapShot Segment
Mono Phase
ハーフ
心臓用再構成法(2分割)
-
-
SnapShot Burst
Bi Phase
2セクター
心臓用再構成法(複数分割)
セグメント
-
SnapShot Burst+
-
MaxCycle
心拍数などに応じた撮影条件設
定
再構成時の最適心位相検索
Heart Navi.
-
SnapShot scan without Override
Adaptive table speed
固有名詞なし
Phase Navi.
-
ECG Editor
Best Cardio
被曝低減1(線量変調)
ECG dose moduration
-
ECG mA Moduration
Adaptive ECG-pulsing
Beat to Beat Variable Delay
Algorithm
Cardiac DOM
被曝低減2(ノンヘリカルスキャン)
Volume(ProspectiveCTA)
-
SnapShot Pulse
Adaptive cardio Sequen
Step & Shoot (※2007年4月末時点
で*WIP)
*WIP:Work In Progress