XVL Converter Plug-in for CATIA V5 User’s Guide Lattice Technology Co.,Ltd. XVL Converter Plug-in for CATIA V5 Ver. 9.1 XVL Converter Plug-in x64 for CATIA V5 Ver. 9.1 Copyright (C) 2000-2013 Lattice Technology Co.,Ltd. Elysium Co., Ltd. All rights reserved. XVL Kernel Ver. 7.6d2 Copyright (C) 1998-2013 Lattice Technology Co.,Ltd. All rights reserved. Zlib version 1.1.3 Copyright (C) 1995-1998 Jean-loup Gailly and Mark Adler. Xerces-C++ Version 1.3.0 Copyright (c) 2000 The Apache Software Foundation. All rights reserved. This product includes software developed by the Apache Software Foundation (http://www.apache.org/). OpenSSL 0.9.7 31 Dec 2002 Copyright (c) 1998-2002 The OpenSSL Project Copyright (c) 1995-1998 Eric A. Young, Tim J. Hudson All rights reserved. CATIA is a trademark of Dassault Systemes. ラティス・テクノロジー株式会社 *本製品のサポートにつきましては、販売元までご連絡ください。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 2 XVL Converter Plug-in for CATIA V5 User’s Guide Contents 第1章 コンバータの概要 ............................................................................................. 4 1-1. コンバータプログラム........................................................................................ 4 第2章 コンバータの使用(XVLファイルの作成) ...................................................... 5 2-1. 「パーツ」および「プロダクト」モデルの変換 ................................................ 5 2-2. アセンブリ構造の対応...................................................................................... 11 2-3. ユーザ設定プログラムの実行........................................................................... 12 2-4. ログメッセージ ................................................................................................ 12 2-5. その他............................................................................................................... 14 2-5-1. 無限線 / 無限平面の変換 ............................................................................ 14 2-5-2. 無限線 / 無限平面の表示状態 ..................................................................... 14 2-5-3. デフォルト平面の変換................................................................................. 14 2-5-4. マスプロパティの単位系 ............................................................................. 14 2-5-5. 非活動化されたインスタンスの変換 ........................................................... 14 第3章 トラブルシューティング................................................................................. 15 3-1. 一般的なトラブルおよび対処法一覧 ................................................................ 15 3-2. ライセンスエラー一覧...................................................................................... 16 3-3. 変換時のエラー一覧 ......................................................................................... 17 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 3 第1章 1-1. コンバータの概要 コンバータプログラム XVL Converter Plug-in for CATIA V5 は CATIA V5 上で作成されたモデルを取得し、XVL 形式 のファイル(以下、XVL ファイル)を出力します。CATIA V5 で作成したモデルを XVL ファ イルとして軽量化することによって、インターネットを通じてのモデルデータの転送・配信 を高速で行う事ができるようになります。 変換対象となるモデルは、CATIA V5 の「パーツ」 及び「プロダクト」です。 Fig.1-1 XVL コンバータ 概要 本コンバータは、CATIA V5 のプラグインアプリケーションとして CATIA V5 と共に動作し ます。 従って、ユーザは CATIA V5 の正規のライセンスを保有し、かつ CATIA V5 がユーザ の環境にインストールされていることが必要となります。 また、本コンバータの使用には、販売元から受け取ったライセンスファイルが必要です。ラ イセンス管理の詳細は、 「ライセンス管理ガイド」をご参照ください。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 4 第2章 コンバータの使用(XVLファイルの作成) 本章では、CATIA V5 上でコンバータを起動し、XVL ファイルを出力する手順を解説します。 2-1. 「パーツ」および「プロダクト」モデルの変換 (1) コンバータをインストールした後に CATIA V5 を起動します。スタートメニューやデス クトップに作成されている、起動用バッチファイルへのショートカットを用いて起動し てください。名前は CATIA V5 のバージョンに “with XVL Converter” を付け加えたもの です。 なお、インストール方法に関しては別冊のインストールガイドを参照してください。 (2) パーツまたはプロダクトモデルを作成または開きます。 (3) XVL ン( Converter ツールバーが追加されています。ツールバーの XVL Converter アイコ )をクリックしてください。(ツールバーが表示されていない場合は、メインメニ ューから[表示]→[ツールバー]→[XVL Converter]を選択してください。) Fig 2-1 XVL Converter toolbar Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 5 (4)下図のように、XVL コンバータダイアログが表示されます。 Fig 2-2 XVL コンバータ ダイアログ (5) ダイアログから出力ファイル名と変換用のオプションを指定します。ここで指定できる オプションは下記の通りです。 ファイル名 : 出力する XVL ファイルの名前を指定します。デフォルト値として「<カレ ントモデルの名前>.<拡張子>」がセットされます。拡張子は単一ファイル の場合".xv3"または”.xv2”、アセンブリモデルを複数ファイルで出力す る場合".xv0"を用います。拡張子を明示的に指定しない場合、自動的に付 加されます。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 6 軽量化許容誤差 : モデルを軽量化する際の許容誤差です。変換する 3 次元形状の大きさの 1/10000 から 1/1000 程度の値を指定します。0.001mm より大きい値を指 定してください。V-XVL バージョン 10 で変換する場合は 0.01mm 以上の値 を指定してください。 許容誤差を小さくすると、作成される XVL ファイルも比例して大きくなり ます。 ケースによって、許容誤差を使い分けてください 例:) 設計変更が頻繁に起こり、形状確認が主の場合 0.1 程度 設計変更もなく、形状の確認よりも精密に確認したい場合 0.01 程度 P-XVL(xv3) / V-XVL(xv2): 出力する XVL ファイルの形式を指定します。P-XVL は圧縮率が高く、元形状 に近いデータ構造をもつ形式で、拡張子は".xv3"または”.xv0”です。V-XVL は読 み込みが高速で、かつ読み込み後のメモリー消費量が少ない形式で、拡張子 は”.xv2”または".xv0"です。 V-XVL では出力する V-XVL のバージョンを 5,7,9,10 の中から指定することが可 能です。バージョンが大きいものほど読み込み後のメモリー消費量が小さくな ります。また、バージョン 5 で出力した V-XVL ファイルは過去の全ての XVL 製 品で読み込むことが可能です。 フェースの色を変換する: フェースの色およびフィーチャーの色を変換するかどうかをチェックボ ックスで指定します。フェースおよびフィーチャーの色の変換は、ファイ ルサイズによっては多少時間がかかります。チェックが外れている場合は、 これらの色は変換されません。 非表示側の要素を書き出す: 非表示側にある要素を変換するかどうかをチェックボックスで指定しま す。ただし、非表示の注記・寸法は変換されません。 直線および曲線を書き出す : オープンボディに含まれる直線および曲線を変換するかどうかをチェッ クボックスで指定します。 点を書き出す : オープンボディに含まれる点を変換するかどうかをチェックボックスで 指定します。 アセンブリ構造を書き出す : アセンブリモデルの場合に、アセンブリのツリー構造を変換するかどうか Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 7 チェックボックスで指定します。チェックをしない場合は、位置関係を保 持したまま全パートが 1 階層のフラットなモデルとして変換されます。こ のオプションはアセンブリモデルに対してのみ有効です。アセンブリモデ ルの出力の仕方には、以下の3つの種類があります。ここで P-XVL(xv3) 形式または V-XVL(xv2)形式の選択は、前述のラジオボタンでの指定に従 い自動で行われます。 ・1 ファイルに保存(処理速度を優先) 処理速度を優先して、アセンブリを1ファイルに保存します。出 力されるファイルの拡張子は xv3 または xv2 です。出力するファ イルの拡張子として xv0 を指定した場合は、拡張子は xv3 また は xv2 に変更されます。 ・1 ファイルに保存(省メモリーを優先) メモリー消費を抑えた方式で、アセンブリを1ファイルに保存し ます。出力されるファイルの拡張子は xv3 または xv2 です。出力 するファイルの拡張子として xv0 を指定した場合は、拡張子は xv3 または xv2 に変更されます。 ・複数ファイルに保存 メモリー消費を抑えた方式で、アセンブリを複数ファイルに保存 します。出力されるファイルの拡張子は、変換するモデルがアセ ンブリモデルの場合は xv0、パートモデルの場合は xv3 または xv2 です。アセンブリモデルを変換する場合、出力されるファイ ルの拡張子は自動的に xv0 に変更されます。このとき、同名のフ ァイルが既に存在すると、そのファイルは上書きされます。なお、 変換前のファイル数 (CATPart, CATProduct) と変換後のファイ ル数(xv3 / xv2, xv0) は必ずしも一致しません。 注記および寸法を書き出す : 注記・寸法・幾何公差等の文字情報の変換について、チェックボックスで 指定します。注記・寸法の出力の仕方には、以下の2つの種類があります。 ・2D 形式として変換 注記・寸法を 2D 形式として変換します。変換後の XVL ファイルでは、 「数値・文字」部分の向きが画面正面方向に表示されます。 ・3D 形式として変換 注記・寸法を 3D 形式として変換します。変換後の XVL ファイルでは、 「数値・文字」部分が 3 次元空間内に固定されて表示されます。(元と 同じ 3 次元平面上に配置されます。) マスプロパティを書き出す : Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 8 体積や慣性中心などのマスプロパティを変換するかどうかについて、チェ ックボックスで指定します。なお、マスプロパティの変換を行うと、変換 中にマスプロパティの計算が実行されるため、変換に時間がかかるように なります。マスプロパティを必要としない場合にはチェックを外してくだ さい。マスプロパティの計算方法として、以下の2つの種類があります。 ・メインボディのみ (デフォルト) メインボディのみを対象としてマスプロパティを計算します。 ・全ボディ 全ボディを対象としてマスプロパティを計算します。 高速表示用データの追加 : XVL ファイルへ追加する高速表示用データのポリゴン分割タイプを指定 します。高速表示用データを追加可能なのは、出力する XVL ファイルの形 式として「P-XVL」または「V-XVL バージョン 10」を選択した場合のみです。 選択可能なタイプは「概要表示」「高速表示」「精密表示」「超精密表示」 の 4 つです。 「指定しない」を選択した場合には、出力する XVL ファイル の形式により、追加される高速表示用データが以下のように異なります。 ・ P-XVL: 高速表示用データは追加されない。 ・ V-XVL バージョン 10:「高速表示」の高速表示用データが追加され る。 高速表示用データを追加すると、XVL ビューワ等への読み込み時間が短縮 できますが、書き出された XVL ファイルは通常よりサイズが大きくなりま す。 性能向上のためできるだけボディを統合する : 統合可能なボディを統合する場合にチェックします。このオプションは 「V-XVL」の場合のみ有効です。 ライセンス設定 : ライセンスファイルのインストール先を設定します。詳細は「インストレ ーションガイド」をご参照ください。 (6) OK ボタンをクリックしてください。XVL ファイルへの変換が始まります。このとき、 アセンブリ出力オプションで「複数ファイルに保存」を選択していると、下図のダイアログ が表示されます。用途にあわせてボタンを選択してください。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 9 Fig 2-3 上書き確認ダイアログ 「はい」 :同名ファイルを常に上書きします。 「いいえ」 :同名のファイルが見つかった場合に処理を中止します。 「名前を変更」 :同名のファイルの名前を修正して重ならないようにして出力します。 (7) 変換が正常に終了すると下図の変換ログが表示され、指定したディレクトリに XVL ファ イル(.xv3、.xv2 または.xv0)が作成されます。同内容のログファイルを XVL ファイルと 同じディレクトリに保存します。「OK」を選択するとダイアログを閉じ、CATIA V5 の操 作に戻ります。 Fig 2-4 変換ログ Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 10 2-2. アセンブリ構造の対応 アセンブリ構造を書き出す場合、 CATIA V5 でのアセンブリ構造が XVL へ変換されます。 XVL ファイルの各グループ名は、対応する CATIA V5 でのパーツ番号を引き継ぎます。 下図は「複数ファイルに保存」で XVL に変換した場合の一例です。CATIA V5 ツリーの () の 中はパーツ番号を表しています。 CATIA V5 XVL topassy.CATProduct (TopNum) Group (Name:TopNum, File:TopNum.xv0) subassy1.CATProduct (SubNum1) Group (Name:SubNum1, File:SubNum1.xv0) part1.CATPart (PartNum1) Group (Name:PartNum1, File:PartNum1.xv3) part2.CATPart (PartNum2) Group (Name:PartNum2, File:PartNum2.xv3) subassy1.CATProduct (SubNum1) Group (Name:SubNum1, File:SubNum1.xv0) part1.CATPart (PartNum1) Group (Name:PartNum1, File:PartNum1.xv3) part2.CATPart (PartNum2) Group (Name:PartNum2, File:PartNum2.xv3) subassy2.CATProduct (SubNum2) Group (Name:SubNum2, File:SubNum2.xv0) part1.CATPart (PartNum1) Group (Name:PartNum1, File:PartNum1.xv3) part3.CATPart (PartNum3) Group (Name:PartNum3, File:PartNum3.xv3) part3.CATPart (PartNum3) Group (Name:PartNum3, File:PartNum3.xv3) part3.CATPart (PartNum3) Group (Name:PartNum3, File:PartNum3.xv3) part4.CATPart (PartNum4) Group (Name:PartNum4, File:PartNum4.xv3) Fig 2-5. アセンブリ構造の対応 (注意) アセンブリ構造について アセンブリ構造を書き出す場合、下記の場合には元モデルと異なるアセンブリ構造になりま す。 ・アセンブリに含まれる注記を変換する場合 “<アセンブリ名>_ Comment” という名前のグループがアセンブリの下に追加され ます。 ・アセンブリに含まれる寸法を変換する場合 “<アセンブリ名>_ Dimension” という名前のグループがアセンブリの下に追加さ れます。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 11 2-3. ユーザ設定プログラムの実行 環境変数にプログラムを指定して、データ変換後に実行することが出来ます。この機能は、 変換後に決まった処理を実行させたい場合にお使いいただけます。使用方法は下記の手順に なります。 まず、Windows 上で XVLCONV_USER_EXE という環境変数に実行プロフラムを設定します。設 定方法については、Windows のヘルプを参照してください。環境変数は一度設定すると、そ の設定が保存されます。 なお、CATIA V5 が既に起動している場合には、一旦終了してから環境変数を設定してくだ さい。(CATIA V5 が起動している状態で環境変数を設定しても有効になりません。) (例) XVLCONV_USER_EXE = c:\program\sample.exe 設定後、データ変換を実行すると、変換終了後に、指定したプログラムが出力ファイルを引 数として実行されます。 (例) e:\tmp\box.xv3 を出力した場合、 c:\program\sample.exe 2-4. e:\tmp\box.xv3 ログメッセージ 変換後に表示されるログメッセージには、以下の情報が含まれます。 変換エラーについては、「3-3. 変換時のエラー一覧」を参照下さい。 製品名及び Version CATIA V5 の Version 変換元の CATIA V5 ファイル名及びファイルサイズ 変換オプションの設定 Approximation Tolerance (軽量化許容誤差) Assembly Structure (アセンブリ構造の出力) Output File (変換形式) Single(Faster) (処理速度優先) Single(Less Memory) (省メモリー) Multiple (複数ファイル) Data for fast reading (高速表示用データ) Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 12 Write V-XVL (V-XVL ファイルの出力) XVL File Version (XVL ファイルのバージョン) Merge Body (ボディの統合) *V-XVL 変換のみ Face Color (フェース色の変換) Convert Hidden (非表示要素の変換) Isolated Curve (ワイヤの出力) Isolated Point (単独点の出力) Notes/Dimensions (注記/寸法の出力) ON(2D data) (2D データ) ON(3D data) (3D データ) Mass Property (マスプロパティの変換) 変換開始時刻、終了時刻、変換時間 書き出された XVL ファイル名及びファイルサイズ 書き出されたログファイル名 変換エラー The file for (<file name>) is not found. コンポーネントファイルが見つかりません。 Component (<instance name>) could not be found. インスタンスが見つかりません。 This component (<file name>) is not supported. 変換対象外のコンポーネントです。 Fail to convert some elements. 変換に失敗した要素があります。 The Vertex[<ID>] is not on Edge[<ID>], distance = <distance>, Vertex=(<x>, <y>, <x>). Vertex と Edge が離れています。この付近の形状の変換に失敗 する可能性があります。 Fail to convert geometry for surface. サーフェスの変換に失敗しました。要素はスキップされます。 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 13 2-5. その他 2-5-1. 無限線 / 無限平面の変換 下記の環境変数をセットすると、無限線/無限平面を変換することができます。 無限平面の変換 EL_CONV_INFINITE_PLANE=1 無限直線、半無限直線の変換 EL_CONV_INFINITE_LINE=1 2-5-2. 無限線 / 無限平面の表示状態 下記の環境変数をセットすると、無限線/無限平面を非表示として変換することができま す。 無限平面の表示状態 EL_NOSHOW_INFINITE_PLANE=1 無限直線,半無限直線の表示状態 EL_NOSHOW_INFINITE_LINE=1 2-5-3. デフォルト平面の変換 下記の環境変数をセットすると、デフォルト平面(XY/YZ/ZX平面)の変換を抑制できます。 ELY_CAAENF_SKIP_DEFAULT_PLANE=1 2-5-4. マスプロパティの単位系 下記の環境変数をセットすると、マスプロパティの単位系をCATIA V5に合わせることがで きます。 ELY_CAAENF_MASSPROP_UNIT=1 2-5-5. 非活動化されたインスタンスの変換 下記の環境変数をセットすると、非活動化されたインスタンスを非表示として変換するこ とができます。 ELY_CAAENF_CNV_SUPPRESSED_INSTANCE=1 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 14 第3章 3-1. トラブルシューティング 一般的なトラブルおよび対処法一覧 現象 CATIA V5 with XVL Converter が起動でき ない。 要因 環境ファイルが 存在しない。又は 環境ファイルが 不正である。 XVL Converter アイコンが 表示されない。 インストールが正しく できなかった。 起動用バッチファイル 以外の方法で CATIA V5 を起動 している。 変換が異常終了する。 確認方法および対処法 確認方法 起動バッチファイル中の環境変数 ENVDIR で指定されたフォルダに、ENVNAME で指定された テキストファイル(=環境ファイル)が存在するか確認する。 対処法 Administrator 権限のあるユーザーから、プログラムフォルダの [CATIA]→[Tools]→ [Environment Editor] により環境エディターを起動し、ENVNAME で指定された名前の 新規環境を作成する。さらに、作成した環境に対して以下の変数を編集し、値を 追加する。 (32bit 版) 変数 追加する値 CATDLLPath <導入ディレクトリ>\intel_a\code\bin CATDictionaryPath <導入ディレクトリ>\intel_a\code\dictionary CATGraphicPath <導入ディレクトリ>\intel_a\resources\graphic\icons CATMsgCatalogPath <導入ディレクトリ>\intel_a\resources\msgcatalog CATKnowledgePath <導入ディレクトリ>\intel_a\resources\knowledge (64bit 版) 変数 追加する値 CATDLLPath <導入ディレクトリ>\win_b64\code\bin CATDictionaryPath <導入ディレクトリ>\win_b64\code\dictionary CATGraphicPath <導入ディレクトリ>\win_b64\resources\graphic\icons CATMsgCatalogPath <導入ディレクトリ>\win_b64\resources\msgcatalog CATKnowledgePath <導入ディレクトリ>\win_b64\resources\knowledge 確認方法 (32bit 版) <コンバータ導入ディレクトリ>\intel_a\code\bin\ (64bit 版) <コンバータ導入ディレクトリ>\win_b64\code\bin\ ELYCAAXVLConverterAddin.dll が存在するか確認する。 対処法 再インストールを行う。 確認方法 起動方法をご確認ください 対処法 デスクトップ又はプログラムフォルダに生成される、XVL Converter Plug-in 起動用バッチファイ ルのショートカットを用いて起動する。 ツールバーが非表示 になっている。 確認方法 メインメニュー「表示」「ツールバー」にある[XVL Converter]がオフになっていないか確認す る。 (2-1(3)をご参照ください) 対処法 [XVL Converter]をオンにする。 アイコン配置情 報が破壊された 確認方法 メインメニュー「表示」 「ツールバー」にある[XVL Converter]がオンになっているか確認する。 対処法 メインメニュー「ツール」 「カスタマイズ」「ツールバー」「位置を復元」を選択する。 確認方法 ハードウェアと OS の条件によっては、CATIA V5 操作時に不具合が生じる場合がありま す。以下の内容を参照ください。 ハードウェアと OS の 組み合わせに不 具合がある。 <CATIA V5 Program Directory CDROM>/CATIA Operating System Considerations Windows: http://www.catia.com/your_catia/html/hwnt2.htm Table 3-1 トラブルシューティング Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 15 3-2. ライセンスエラー一覧 ライセンスが取得できない場合、以下のようなダイアログが表示されます。 Fig 3-1 ライセンスエラーダイアログ 各エラーコードの意味は以下のとおりです。対応に関しましては、下記エラーコードの値も あわせて販売代理店にお問い合わせください。 Error Code 意味 一般的なエラー 1 レジストリからキーの取得に失 敗 2 レジストリから値の取得に失敗 3 不正なプロダクト ID 4 不正な引数 5 マイナス FLEXlm のライセンスエラー Table 3-2 ライセンスエラー 一覧 Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 16 3-3. 変換時のエラー一覧 XVL ファイルへの変換に失敗した場合、下図のダイアログが表示されることがあります。 Fig 3-2 変換エラーダイアログ 各エラーコードの意味は以下のとおりです。対応に関しましては、下記エラーコードの値も あわせて販売代理店にお問い合わせください。 Table 3-3 変換エラー 一覧 Error Code 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 199 意味 一般的なエラー DEK の関数がエラー 初期化失敗 同じ名前のファイルが既に存在している ファイル名を変更する際に適当な名前が見つからず 不正な引数 失敗したファイルが見つからず ログファイルが存在せず LTB データへの変換失敗 LTB データの出力失敗 LTB データの確認失敗 軽量化失敗 XVL ファイルの出力失敗 終了処理失敗 XVL ファイルの結合失敗 ログ作成失敗 アセンブリ XVL ファイル出力失敗 中間ファイル出力失敗 DEK のヒーリングでエラー ファイル名作成に失敗 Body の変換失敗 不明なエラー Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 17 また、エラーによってはログファイルに下記のメッセージが出力されます。 Table 3-4 エラーメッセージ エラーメッセージ ERROR : No Memory ERROR : Disk Full ERROR : Other Error Copyright © Lattice Technology Co.,Ltd. 意味 メモリー不足 ディスク容量不足 その他のエラー 18
© Copyright 2024 Paperzz