UAE主要内外政動向 UAE主要内外政動向 (除、ドバイ ドバイ・ 北部首長国) ・北部首長国 ) (2011 14日分 日分当地 当地報道取 報道取り 2011年 11年4月8日~4月14 日分 当地 報道取 り纏め) 平成23年4月14日正午現在 在アラブ首長国連邦日本国大使館 1.要人往来 要人往来 (1)当国要人の外国訪問 7日 アブダッラー外相(故ザーイド大統領18男)が,イスラマバードを訪問し, パキスタンのザルダリ大統領と会談。二国間関係や中東情勢について協議。 9日 カーシミー対外貿易相が,ソウルを訪問し,韓国の外交通商部長官や知識経済 部長官と会談。両国間の貿易や投資の促進などについて協議。 10日 ガルガーシュ外務担当国務相が,リヤドで開かれたGCC臨時外相級会合を主 宰し,イエメン問題の仲介について協議。大統領派と反大統領派をサウジに招 待するとともに,サーレハ大統領から副大統領への権限委譲を促す。 (2)外国要人の当国訪問 7日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,IRENA第1回総会出席のため当地を 訪問したモンゴルのザンダンシャタル外交・貿易大臣と会談。 7日 アブダッラー外相が,当地を訪問したリビア暫定移行国民評議会幹部のマハム ード・ジブリール氏と会談し,リビアの最新情勢について協議。また,アブダ ッラー外相は,クリーン・エネルギー閣僚級会合のフリンジで,ダンカン英国 際開発担当国務相やリチャードソン米エネルギー省前長官と会談。 8日 ムハンマド・アブダビ皇太子(故ザーイド大統領3男)が,地域歴訪の一環と して当地を訪問したロバート・ゲーツ米国防長官と会談。米国防省のモレル報 道官は,ツイッター上の声明で,今次会談は防衛協力,地域情勢,そしてイラ ンに焦点を当てたものだと述べたと,当地英字紙ナショナルが報道。 11日 カーシミー対外貿易相が,当地を訪問したスウェーデン産業界の著名人ワレン バーグ氏と会談し,両国間の貿易や投資の拡大について協議。 11日 ダーヒリー司法相が,当地を訪問したバート英外務省政務次官と会談し,両国 間の起訴された被告の交換に関する合意に向けた可能性など両国間の司法分 野での協力について協議。 11日 ムハンマド皇太子が,当地を訪問したザハラーニ下院議長を代表としたバーレ ーンの上下院の議員団と会談。ムハンマド皇太子は改めてバーレーンを支援す る姿勢を強調し,バーレーン議員団はUAEからの支援に謝意を表明。 13日 サイフ副首相兼内相(故ザーイド大統領9男)が,当地を訪問したシンガポー 1 ル内務省の代表団と会談し,警察・治安分野での協力について協議。 13日 ムハンマド皇太子が,当地を訪問したドニロン米・国家安全保障担当補佐官と 会談。オバマ大統領からハリーファ大統領へのメッセージを受け取り,最新の 中東情勢及び共通の関心事項について協議。 2.アブダビ王 アブダビ王族の動向( 動向(除、要人往来 要人往来、 往来、外政) 外政) 7日 シャムサ・ハリーファ大統領夫人が,ファティーマ・フメイド・アジュマーン 首長夫人の教育支援に対するこれまでの取り組みに謝意を表明。 8日 ハリーファ大統領(故ザーイド大統領長男)が,イエメンのサーレハ大統領か ら電話を受け,イエメンの最新情勢について説明を受ける。 8日 ムハンマド皇太子が,アルアインで最大となる5,000人収容規模のシェイ ハ・サラーマ・ビント・ブティー・モスクをオープンするセレモニーに出席。 タハヌーン東部州知事,マンスール副首相兼大統領官房相(故ザーイド大統領 13男)及びディヤーブ殿下(同16男)らが同席。また,同皇太子は,ハル ファン・オメイミー氏の逝去に際し,アルアインのオメイミー家を弔問。 8日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相は,当地を訪問したレバノンの大学の代表団 と会談し,教育協力について協議。 10日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,当地のコーニッシュ通りで開催された第 3回アブダビ自閉症啓発ウォークに参加。 10日 スルターン・ビン・ハリーファ大統領顧問(ハリーファ大統領長男)が,当地 でキプロスに本部を置く国際サラセミア(いわゆる地中海性貧血)連盟会長と シェイク・スルターン・ビン・ハリーファ人道・科学研究財団の設立に関する 覚書に調印。また,シェイク・スルターン国際サラセミア賞を設置。 11日 ファーティマ故ザーイド大統領夫人が,当地で人身売買の被害者支援のための チャリティー・バザーを開催。 11日 ムハンマド皇太子が,当地を訪問した米ヴァンダービルト大学のゼポス学長と 会談し,高等教育及び科学研究分野での協力の可能性について協議。また,同 皇太子は,当地で開催されたサッカーのUAE大統領杯のアル・ジャジーラ・ クラブとアル・ワハダ・クラブの決勝戦を観戦。 12日 タハヌーン東部州知事が,当地の仏大使と会談し,経済・文化・観光分野など での両国間の協力について協議。 12日 ハッザーア国家公安顧問(故ザーイド大統領5男)が,家族開発財団の本部事 務所を訪問し,今後5年間の同財団の活動戦略について説明を受ける。 13日 スルターン大統領代表(故ザーイド大統領次男)が,自身が会長を務めるエミ レーツ・ヘリテージ・クラブに今年12月の連邦結成40周年記念行事に大々 的に参加するよう指示。 13日 ファーティマ故ザーイド大統領夫人が,家族開発財団に家族ガイダンス・カウ 2 ンセリング部を設置。また,同夫人は,客月当地で開かれた第2回GCC女性 スポーツ・トーナメントに出場した女性選手の表敬訪問を受ける。 3.外政( 外政(除、要人往来) 要人往来) 7日 アブダッラー外相が,当地のカザフスタン大使より同国で6月に開催される第 7回イスラム経済フォーラムへのハリーファ大統領とムハンマド副大統領兼 首相宛の招待状を受け取る。 7日 グレイル・マシュレク銀行CEO(前FNC議長)が,当地の英国大使と会談 し,世界金融危機の影響など経済問題について協議。 7日 ダーヒリー在エジプトUAE大使が,シャラフ・エジプト首相と会談し,同国 の治安維持や民主化支援における国軍最高会議の役割を称賛。また,同首相は UAEからエジプトへの投資促進に関心を表明。また,10日には,ダーヒリ ー大使はエジプト投資庁長官と会談し,経済・投資分野での協力について協議。 7日 連邦民間航空庁は,ザグレブでクロアチア政府と自由航空協定に調印。 10日 NATOの掃海艇5隻が,通信訓練や親善のためにイスタンブール協力イニシ アティブ(ICI)の一環としてドバイのジュベル・アリ港に寄港。NATO 対機雷戦第2作戦群に所属する400名の船員が参加。 10日 アフガニスタンで活動するUAE連邦軍が,カブール大学に700冊以上の本 を寄贈。 11日 グバーシュ労働相が,当地シリア大使と労働分野での両国間の協力について協 議したほか,近く離任する当地米大使から離任の挨拶を受ける。 11日 ダーヒリー在エジプトUAE大使が,エルアラビー外相にアブダッラー外相か らの書簡を手交。 11日 ガルガーシュ外務担当国務相が,当地で英外務省中東担当のバート政務次官と ともに第4回UAE・英タスクフォース会合を開催。防衛,テロ対策,海賊対 策,貿易・投資,環境,教育・文化及び領事関係など両国間の協力について協 議したほか,リビア,イエメン及びバーレーンなど最新の地域情勢について意 見交換。 12日 UAEが,今月初めから仮入国許可に関する議定書(イスタンブール議定書) を正式に実施開始。 4.政令・ 政令・人事・ 人事・機構改編 特になし 5.連邦国民評議会( 連邦国民評議会(FNC) FNC)の動向 9日 ガルガーシュFNC担当国務相兼FNC選挙管理委員長が,いくつかのメディ アが報道しているUAEの選挙における国民の有権者割合は間違っている,今 3 年発出された大統領令では有権者の最低限の割合について示しただけで上限 を定めているわけではなく,それは各首長国が決定する有権者のサイズ次第で あるとの声明を国営通信WAMに発表。 6.その他国内政府機関等 その他国内政府機関等の 他国内政府機関等の動き 7日 フメイド・アジュマーン首長が,ハリーファ中小企業支援基金の代表団の訪問 を受け,北部首長国の開発に対するハリーファ大統領やムハンマド皇太子の支 援に謝意を表明しつつ,同基金が支援するプロジェクトへの諸手数料を免除す るよう指示。また,サウード・ラアス・ル・ハイマ首長が,同首長国南部で行 われている開発プロジェクトの進捗状況を視察するとともに,市民と対話。 7日 シャムシー国務相兼結婚基金会長が,315組に対する結婚支援金の提供を承 認。 8日 ハッサン保健相が,医薬品の購入予算を昨年の1億5,000万ディルハム(約 35億円)から今年は3億ディルハム(約70億円)に増額すると発表。 8日 アブダビ経済開発庁が,6日から9日までハノイで開催されている第21回ベ トナム国際フェアのUAEパビリオンに出展。 9日 アブダビ経済開発庁の代表団が,西部州のミルファとザイード・シティで進め られている開発プロジェクトを視察。 10日 ユネスコが,アブダビ文化遺産庁と協力して,当地で文化遺産を保護する人材 育成のためのワークショップを開始(~14日)。また,アブダビ教育評議会 は,当地の学校長など学校管理者に対して学校運営に関する新しいパソコン・ アプリケーションの使い方を教えるワークショップを開催。 10日 ラーシド環境・水資源相が,ドバイを訪問した世界動物保健機構(OIE)の 技術者チームと会談し,同機構との協力などについて協議。 10日 マンスール副首相兼大統領官房相が,当地でサービスに関する閣議を主宰し, 提案されている連邦政府職員のパフォーマンス管理システムについて協議。 11日 当地のプライベート機専用のアル・バティーン・エグゼクティブ空港が,今年 第1四半期の利用実績が昨年の同じ時期に比べ18%増加したと発表。 11日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相とハッサン教育相が,米ヴァンダービルト大 学のゼポス学長とともに当地の高等技術大学(HCT)男子校を訪問し,研究 施設などを視察。 11日 アブダビ市政庁が,当地で販売されていた中国製の薬「Miaozi」及び「Super Slim」に危険な副作用があり使用が禁止されているフェノールフタレインが含 まれているとして撤去処分。 12日 北部首長国のインフラ開発をフォローアップする委員会が,北部首長国市民の ための110戸の住宅建設を承認。これまでの3ヶ月間で667戸の建設を承 認。また,ラアス・ル・ハイマ首長国のハリーファ病院の増築工事支援に6, 4 400万ディルハム(約15億円),その他各病院の医療機器購入に5,40 0万ディルハム(約12億5千万円)の支援を決定。 12日 アブダビ経済開発庁が,UNDPとの協力でアブダビ首長国では初めてとなる 人間開発報告書の統計データ・ガイドラインに関するセミナーを開催。 12日 当地の人身売買被害者シェルター・センターが,多言語の人身売買被害者ホッ トラインを開設。また,ドバイで開催された人身売買犯罪撲滅フォーラムでは, 人身売買犯罪を報告するホットラインの開設や犯罪防止のためのメディアの より効果的な役割を勧告。 12日 連邦通信規制(TRA)が,当地でGCC技術委員会を主宰し,携帯電話ネッ トワークの混信などについて協議。 13日 対外貿易省が,エミレーツ競争力協議会と協力して,UAE商業・経済競争力 と題した合同セミナーを実施。 13日 連邦民間航空庁が,今年第1四半期の当国上空の航空交通実績が昨年同時期に 比べ9%増加したと発表。 13日 アブダビ経済開発庁が,当地の高等技術大学(HCT)の学生を対象に初めて 中小企業の立ち上げに関するワークショップを実施。 13日 ハリーファ大統領が,連邦水・電力庁に約1万人が居住するシャルジャ首長国 のアル・マダム地区にフジャイラ・アルアイン水パイプラインを延長し,日量 250万ガロンの水を供給するよう指示。また,国際石油投資会社(IPIC) は,総額110億ディルハム(約2,530億円)のフジャイラ製油所事業に より750人分(うち7割はUAE国民を予定)の雇用が創出されると発表。 7.国内外における 国内外における国内人道支援機関 における国内人道支援機関の 国内人道支援機関の活動 11日 UAE救援チームは,リビア・チュニジア国境のダービーヤ地区にリビア避難 民を支援するためのキャンプの設営を開始し,トラック17台分の食糧,医薬 品及び毛布などを搬入。 12日 ハッサン保健相が,ドバイで第24回ポリオ教育WHO地域委員会会合の開会 式の挨拶で,ムハンマド皇太子とビル・ゲーツ氏が開設した1億ドルの基金に よるパキスタンとアフガニスタンの児童の予防接種のための取り組みを称賛。 8.労働政策 12日 当地サアーディヤット島の開発を行う観光開発投資会社(TDIC)が,開発 事業に従事する外国人労働者1万人以上の滞在施設「サアーディヤット建設 村」を当地のEU各国の大使に公開する視察ツアーを実施。 13日 UAE外貨両替・送金グループ(FERG)の会長によると,今年は外国人労 働者の母国への送金額が毎月100億ディルハム(約2,300億円)と,前 年同時期に比べ10~15%増加していると,当地英字紙ナショナルが報道。 5 9.治安情勢 9日 アブダビ警察が,紀元前500年の骨董品と偽って総額320万ディルハム (約7,500万円)のアンティーク2点を販売しようとしたアラブ人2名を 逮捕したと発表。 11日 ドバイ警察のタミーム総監は,8日拘束されたと報じられたマンスール氏につ いて,連邦警察当局から刑事案件として要請を受け逮捕し,すでに検察庁に送 致したと述べる一方,容疑内容については述べられないと話したと,当地英字 紙ナショナルが報道。 10. 10.その他 その他 11日 イッティハード航空が,当地が国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の 本部に正式に決定したことを祝い,今月機体にIRENAのロゴを写すと発 表。 12日 UAEの鉄道網開発を行うイッティハード鉄道が,当地通信会社イッティサー ラートと顧客サービス分野などでの協力に関する覚書に調印。 13日 10日夜,アルアインのスークのテントが強風で倒され,46名が病院に運ば れ手当を受けていたが,うち1名が死亡したと,当地英字紙ナショナルが報道。 また,アブダビ警察は,最近の天候不順と砂嵐のため,車の運転に十分注意す るよう呼びかける。 14日 日本車の世界的な生産減により当地でも近く日本車の供給が不足すると,当地 英字紙ナショナルが報道。 (了) 6
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