緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 計画どおりに進んでいます。皆様方にお かれましては、本計画の進捗に不安を抱 かれている方もいらっしゃるかと思いま すが、とりあえず「今のところ順調」と だけお知らせいたします。 青山学院大学山岳部 OB 会・緑ヶ丘山岳会会報 さて、出発にさきだちまして、今回の 登山計画について再度、ご案内申し上げ ます。 対象とする山は、3年前に登頂を逃し たアウトライアー(ジャナクチュリ)東 峰。ネパールの東のはずれに位置し、か 2013 年 8 月 8 日発行 通巻 No.103 つて先輩たちが目指そうとしていたラ 発行人:会長 萩原 浩司 編集:広報担当 鈴木 成治 デザイン:菊地 理 シャールとは峰続きの山になります。標 高は 7035m。ネパール・ヒマラヤのな 青山学院大学山岳部HP:http://www.auac.rakusaba.jp/blog/ アウトライアー 東峰登山隊 9月8日に出発 かでも、数少なくなった 7000 m級の未 踏峰といえるでしょう。 倒し進行と、まさに死闘を繰り広げてい るところです。 登攀ルートは前回同様、急峻な南西壁 を登る予定です。ここは雪質の良否が成 ある者は普通の人の3倍以上の業務に 功のカギを握っています。前回のように 追われ、ある者は退職勧告を突きつけら 不安定なシュガースノーとなると困難が れ、そしてある者は帰国後の閑職への移 予想されますが、なんとか上部雪壁帯を アウトライアー東峰登山隊の出発日が 動をほのめかされながらも、くじける クリアして、頂上に王手をかけたいとこ 近づいてきました。隊員一同、日々のト ことなく出発に向けて準備を進めていま ろです。 レーニングに励みながら、装備の手配や す。「海外遠征の成功は、出発までの準 食料の研究に余念のない毎日を送って 備で 7 割が決まる」という昔の登山家た います。そして現役隊員3名は夏山合宿 ちの言葉は、よく言い得ているといえる 総隊長:萩原浩司(1982 年卒・法) (穂高連峰)へ。OB 隊員3名は、それ かもしれません。 登攀隊長:村上正幸(1996 年卒・理工) 萩原 浩司 (昭和 57年卒 ) ぞれが会社を長期間留守にするための前 とはいえ、事前の準備は順調で、ほぼ 以下、登山計画を簡単に紹介しましょう。 【隊員構成】 医療・会計:古城海太(2002 年卒・ アウトライアー東峰南西壁の登攀予定ルート 1● 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 土田 紘介 様 西澤 直志 様 藤沼 裕司 様 【遠征費ご支援のお願い】 遠征費用支援にご協力いただけました ら幸いです。ご協力いただける方は、お 手数をおかけし恐縮ですが、下記銀行に お振込み頂きたくお願い申し上げます。 【振込先】 ▲中央がアウトライアー ( 主峰と東峰)。左の台形のピークがラシャール 経済) ては山岳部 HP のほか、山と溪谷社のブ 装備:本田優城(国際政治経済4年) ログで確認することができます。 行程・輸送:真下孝典(教育人間学部 現地はエベレスト街道のような恵まれ 2年) た通信環境が期待できないため、更新頻 記録:中西謙(理工学部1年) 度には限度がありますが、できるかぎり 名誉隊長:岩井胤夫(1971 年卒・経営) 最新の情報を掲載する予定でいますの 名誉副隊長:土田紘介(1968 年卒・法) で、どうぞご期待ください。 以上8名 三菱東京 UFJ 銀行 店番 :664 飯田橋支店 口座番号: (普通) 0014112 口座名:青山学院大学山岳部 OB 会 緑ヶ丘山岳会ヒマラヤ委員会事務局 古城海太 (青山学院大学山岳部OB会 古城海 太)=省略可 読みは「フルシロ カイタ」 2013年 白馬新人合宿 ●青山学院大学山岳部 HP http://auac.rakusaba.jp/blog/ 【行動計画】 9 月8日 先発隊(古城・本田・真下・ 中西)出国 (CZ4851 便 9:35 成田発) 9 月 10 日 キャラバン開始 9 月 15 日 本隊2名(萩原・村上) 本田・真下・村上 ●山と溪谷社 Yamakei-Online http://www.yamakei-online.com/ ■最後に・・・ 7月末現在、登山隊に対して以下の 期間:2013 年5月3日~ 2013 年5月5日 場所:北アルプス 白馬岳、杓子岳 メンバー: 【現役】本田、真下、中西、岡本、 出国 方々からご寄付を頂戴しました。隊員一 【OB】土田、萩原、鈴木、古城、角田、 9 月 17 日 同、この場をお借りして深く御礼を申し 村上監督、【他サポート】小林、大西 本隊、ヘリでグンサまで 入山 9 月 19 日 上げます。 ■5月2日 グンサ(3600 m)にて両隊 合流 狩野 享右 様 各自車に分乗し、夜中から早朝にかけ ~ 9 月 28 日 高所順応活動後、BC へ 三協機械株式会社様 9 月 29 日 株式会社エヌテック様 て東京から猿倉へ向かう。GW 期間中とい BC 設営(5000 m)。 高所順応活動 株式会社ジェイエック様 10 月2日 C1(5500 m)荷揚げ 高橋 重雄 様 10 月7日 C2(5800 m)設営 小早志 秀一 様 10 月8日 頂上アタック ( ~ 13 日 ) 加藤 信夫 様 10 月 16 日 バックキャラバン開始 東新エナジー株式会社様 10 月 19 日 支 援 隊( 岩 井 )、 ヘ リ で 鮫島 達也 様 グンサ着 平野 興一 様 ※本隊(萩原)は帰りのヘリに搭乗 真下 博之 様 10 月 22 日 萩原帰国 (CZ385 便 草野 順夫 様 14:30 成田着) 西堀 岳夫 様 10 月 29 日 先発隊、支援隊帰国 高橋 優子 様 (CZ385 便 14:30 成田着) 伊藤 琢二 様 ※支援隊のヘリが飛ばない場合には、 高橋 努 様 全員でバックキャラバンの予定。 神澤 淳子様 白井 茂 様 ■行動経過報告について 準備状況および現地からの情報につい ● 2 猪俣 浩 様 栗原 克幸 様 うこともあり、高速道路は若干の渋滞が 始まってきている。都内から概ね 6 時間 程度かけてみな猿倉へ到着。鈴木・本田・ 岡本組は前日にあずさヒュッテに宿泊、 夜は酒を飲みながらぺミカンをつくって いた。 ■ 5 月 3 日 8:00 猿倉集合 - 9:30 猿 倉出発 -小日向のコル 萩原さん組は早朝に都内を出るとのこ とで、小日向のコル現地待合せ。おそら く到着は 16 時すぎだろう。 装備や差し入れは OB 個々が持ち寄り、 現役部員が背負う。ザックの重さは 30kg を切っているのだがだいぶ重く感じる。 猿倉はまだ桜が咲いている。雪は例年 に比べると少ないという印象だ。本日の 行動は小日向のコルまでの約 3 時間程度。 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 気持ちになった。 くまで到着。しかしながら、登りがきつ 最後の二峰で、先行パーティが手間取っ いのとお腹が減っているのとで歩けない。 ていて、 およそ一時間ほど待たされた。 テントについたころには真っ暗になって それまでは風も弱く快晴だったのだが、 いた。それにしてもよく歩いた。15 時間 最終ピッチ下での順番待ちの間に ガスが の行動がここで終了。食後すぐにみな爆 かかってきて風も強くなり始め、気温も 睡です。 下がりはじめる。 ロープは 60m を持っていったのでコル ◆雪上訓練パーティ:真下、岡本、中西、 からちょっと上がったところからで十分 以下 OB(鈴木) 届く。角田がリード。ロープ無くても超 早朝に出発した主稜アタック隊を見送 えられると思うが、出口の数メートルの り、かるく二度寝した雪上訓練組はゆっ トラバースはちょっと怖い。 くりと出発。訓練もかねてザックの中に そして我々は、サムイサムイと言いな はアタック隊に近い装備を用意し、向かっ がら待ち、サムイサムイと言いながら登 た先は目の前の丘。そこが雪上訓練の舞 り、強風吹き荒れる白馬岳頂上に立った 台だ。訓練は雪上歩行 , アイゼンを着けた のであった。 歩行訓練、滑落停止、スタカットビレー 萩原さんは、主稜最終ピッチの青空バッ といった内容だ。 クの写真を撮るために白馬山荘に小林さ 朝の段階では雪は固くしまっていて簡 んと泊まり、翌日早朝に撮影してから戻っ 単。今回訓練される側の岡本・中西とも てくることとなった。残りのメンバーは になんとかなっているようだった。歩行 ホワイトアウトしている中、下山を開始 訓練を無事済ませ、滑落停止訓練へ。だ した。白馬山頂ですでに軽くホワイトア いたい最初は苦戦するのが滑落停止で、 ウトしていたが、白馬山荘から大雪渓の 案の定止まらずに滑り降りていってし に備える。 急登部分までほとんど視界が無い・・・。 まった。 合間に見える尾根から現在地を想定し 滑落停止も出来るようになった後、ビ ■5月4日 あとは下へ下へ向かう。ホワイトアウト レーで滑落した仲間を止める訓練をした。 すると左右上下の感覚がなくなって歩き これが私にとって試練だった。なにせ、 づらく、蹴りこんだ足元から崩れる雪を 「滑落する人」役で 30 回近く“登って滑落” 見ながらなんとか斜度と左右を判断しな を連続で繰り返したのだ。気温も上がり がらひたすら下りた。 緩んだ雪が困難さに拍車をかけた。 大雪渓の急登部分では腹ペコでグロッ 最後にスタカットビレーを行った。彼 キー状態となった本田が前のめりに崩れ らは雪上でいかに声が通らないのか実感 る。行動食と古城から譲り受けたアミノ し、良い経験となったのではないか。 バイタルで体力回復。面白いほど即効で 訓練を終えた後は、訓練内容の復習も 元気になる本田・・・・。 かねて、効率よく水汲みができる場所を 1 時間ちょっとで視界が開けてきた。そ 探しに出掛けた。結局は、水汲み場所発 こからは一気に天候は良くなり(高度を 見には至らず 3 時間後に戻ってくること 1000m も下がればそら当然・・・)グサ に。 グサの大雪渓~白馬尻~小日向へと歩く。 雪上訓練中心のこの日は、私にとって 大雪渓には、数日前に遭難を引き起こ は基礎の復習と指導の練習。訓練された した大きなデブリがあり、雪崩の激しさ 二人にとっては基礎を学び、翌日の杓子 を物語っている。これは避けられそうに 岳アタックに生かされた内容だった。 ▲白馬岳山頂にて 各自ゆっくりと雪を踏みしめながら歩を 進めていく。天気は快晴でトレースもしっ かりしており、足元に不安はない。唯一、 小日向のコル手前の急登は気合いを入れ ていく必要がある。 ベースキャンプとした小日向のコルか らは、杓子・白馬鑓・白馬がとてもきれ いに見える。大人数のため、テントは 5 張。ひとつは食テンとした。テントを設 営してからは、水の確保や風除けの壁作 り、そして晩飯作りと時間を過ごし翌日 ◆主稜パーティ:本田、以下 OB(土田、 萩原、村上、古城、角田、小林) 3:00 起床> 4:10 出発> 5:40 八峰取り付き > 14:00 白馬岳頂上> 19:00 小日向のコル 後輩と朝日が眠る 時間に起き、急いで 準備を終えて、元気よく出発をした。小 日向のコルから白馬尻へのトラバースは 急な下り坂であったが、朝がまだ早いと いうこともあり、面白いようにキックス テップが決まる。一時間ほどかけて、白 馬尻に到着。しかし、ここで土田さんは 足の痛みを、古城さんは酷い靴擦れを訴 えて 脱落。白馬尻からは 5 人で行くこと となった。 今日の白馬主稜には多くの人が取り付 いていた。 20 人はゆうに超えているだろ うか、この先の渋滞が思いやられる。主 稜の登りは果てしなく急で、一峰一峰を 超えるたびに、急な登り坂が見えてくる ルートであった。しかし大人数が登って いたためトレースはばっちりで、長い長 い階段をただひたすら歩いているような もない。 その後、白馬尻からのトラバースは ■ 5 月 5 日 ちょっと下りすぎてしまい、小日向への 4:00 起床 5:30 出発 12:00 杓子岳頂上 登り返し距離が延びた・・・。次回は赤 16:00 小日向のコル 18:00 猿倉 旗をつけていったほうがよい。 もう日が暮れる寸前でやっとテント近 3● 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 く滑落する場面もありロープを多用して 安全に下山した。そのため時間がかかっ てしまい、萩原 OB には会えなかった。 中西 謙(理工学部 1 年) ◆待機組 14:00 に萩原 OB が白馬山荘より下山し てきて、小日向のコルで合流。引き続き 別の仕事があるとのことでそのまま先に 下山となった。お疲れさまでした! ▲杓子岳山頂にて ◆杓子岳アタック組 前日の雪上訓練パーティに角田 OB を加 えて双子尾根から杓子岳へアタックした。 前日の主稜の行動でお腹いっぱいになっ た村上と本田は杓子へのアタックは見送 ることとした。 この日は天気は晴れ。風もなく絶好の 15 時になり、小日向のコルからようや く杓子岳アタックメンバーの姿が見えて きた。帰着はまだだいぶ先のようだ。 カメラで精いっぱい望遠して、液晶画 面でさらに拡大したところ、足のおぼつ かない岡本の姿がとらえられている。こ れを見ておそらく疲れ切って、水もない のだろうなと思った本田先輩は、足を痛 めているにも関わらず、水と行動食を持っ アタック日和だった。実は出発当初は村 しっかりついているのだが、だんだん崩 れるようになって急登ではしっかりキッ クステップで足場を作らないと滑ってし まう。また随所にある雪の亀裂が広がっ て穴ができ、踏み抜くこともしばしば。 しかし、このような好天のおかげで景 色はバッチリ!! 振り向くたびに眼下には雄大な山々と 白馬・安曇野の平野が広がっていた。頂 上からは日本海側の景色がみえた。 前日、雲の中で白馬岳の頂上に立った メンバーのことを思いながら、心底残念 だったなあと思った。下りでは岡本が軽 4 ● がいっぱいでとても綺麗だった。車の中 で寝ている間に、鈴木車が到着し、テン トを組み立て就寝したが、続々来る車の 音であまり寝ることができなかった。 ■ 7 月 13 日 4 時半起床。到着した頃に比べ、駐車場 がいっぱいであり、すでにバス待ちの列 林道に入り細沢出会い手前まで工事用の クサク進んだ。しばらく後、太陽がしっ もう一つは雪が緩むこと。トレースが 到着。駐車場はガラガラだった。空は星 6 時 10 分出発。荒川出会いから工事用の イゼンが良く効くので歩きやすいのでサ いていた。 合場所である奈良田駐車場に 22 時過ぎに 55 分野呂川発電所下車。集合写真を撮り、 朝のうちは雪が固く締まっており、ア ンバーは曇ってしまい、しょっちゅう拭 乗るため橋本駅へ向かう。そこから、集 全員予定通りバスに乗る事ができ、5 時 されて我々は進んでいった。 たのだ。眼鏡にゴーグルをつけていたメ 授業が終わってから、古城さんの車に イクに乗り、注目を浴びながら登場。 んだぞ~」と言われた。その声に後押し? 天で、全くと言っていいほど風がなかっ ■ 7 月 12 日 ませている時、角田さんがかっこいいバ 20 分ほどで脱落し、大きな声で「後は頼 一つは暑いこと。この日は稀にみる好 メンバー:鈴木、古城、角田、真下、中西 各自準備を整える。バスの列で朝食を済 前日の疲労で出発してすぐに遅れ始める。 る。 期間:2013 年 7 月 12 日~ 13 日 があった。5 時 32 発のバスに乗るために、 上監督、古城 OB、本田も一緒だったが、 かり昇って照らし始めると弊害が出てく 南アルプス 荒川細沢遡行 ▲小日向のコルにて て迎えにでて、樺平の手前で杓子組と合 流。みんなに感謝をされるかと思いきや、 持っていった水と行動食をすぐにお腹に いれた杓子パーティは、遅い本田を置い てとっとと先へ行く。1 人残された本田は 後から 1 人とぼとぼとテント場に戻って きた。 下山は、現役は一人 20kg ほど装備を持 ち、猿倉へ向けて下山を始めた。最後と いうこともあり、皆元気よく降り、小日 向から一時間もたたずに猿倉に下山する ことができた。 その後、温泉に入り、みんなで焼き肉 を食べて、睡魔と闘いながら何時間もか けて高速を帰るのであった。 各自、帰宅は 5 月 6 日 午前 3:00 過ぎ。 道を行く。そこから左岸の樹林帯に作ら れたしっかりした道が熊の平まで続く。 熊の平から細沢出会いへ 5 分で行けるの に、迷ってしまったため 30 分もかかって しまった。目の前に立派なパイプを組ん だ道があったのに。 沢登りの準備をし、8 時 10 分、いざ沢 の中へ…かなり冷たかった。初めて沢靴 を履いた。滑らないと思いながら進んで 行くが結構滑る。苔も多く、みんな気を 付けながら進んで行くが、目の前で角田 さんがおもいっきり滑った。かなり痛そ うだったが、その後もなん度もおもいっ きり滑っていた。沢登りの怪我のしやす さを知った光景だった。 9 時 20 分、40 m 2 段の滝に到着。高巻 して滝の上に登る。高巻きが増え、登っ て行くとトゲトゲの植物が多く、傷を負 いながら進んで行く。途中、ロープを出 したが、あまり危険ではなかった気がす この三日間天気は素晴らしく、主稜、 雪上訓練、杓子岳、と内容も充実した合 宿であった。 る。沢を登って行くと、水流が無くなり、 古城さんは登山靴に履き替ていた。 ここからの道が長かった。人参みたい 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 な植物が辺り一面に生えている中、少し たので靴下を脱いで確認してみると、両 急な斜面を登って行くが、なかなか樹林 足の薬指が内出血している。父の登山靴 帯から抜け出せない。後ろにいる古城さ を借りてきたのが失敗だった。足が靴に んとの距離が大きくなり、あまり離れす 合っていなかった。 ぎないように待っては進み待っては進み 角田さんからのプルーンのお菓子がお が続く。 いしかった。「次からは行動食を多く持っ 14 時 45 分やっと一面開けた細沢カール ていこう」とこのとき思った。休憩を終 底に出る。辺りには黄色い小さな花や白 え出発してからすぐ、後ろで鈴木さんが い花、ピンクの花など可愛いらしい植物 おもいっきり滑った。 がいっぱいでとても綺麗だった。この時、 私もこの先、足が痛く何度もこけるこ 花の名前など分かればもっと楽しめただ ▲細沢大滝 ろうに。雪渓もあり、だんだんと涼しく なってくる。ここからはガレ場が続き、 崩さないように登って行くのはかなり疲 れた。古城さんを待つため休憩を入れて いると、風が出て雨が降ってきた。まだ 雨は弱かったが、気温が下がってきて、 雨具を持っていなかった私と古城さん以 外は雨具を着用。角田さんは下も履いて いた。風、雨はだんだんと強くなってい く中、ガレ場を登って行き、16 時 50 分、 標高 3189 m間ノ岳山頂到着。あとは、農 鳥小屋まで登山道を下って行くだけだが、 ここからが大変だった。雨も風も台風レ ベルに達し、雨具を持っていない身にとっ ては、かなり寒く震えが止まらない。風 も強いため、飛ばされそうになり崖から 落ちそうになる事も。そのころ後方に離 れた古城さんは風に押され、踏ん張りき れず飛ばされながら歩いていたようです。 歩いているうちに雨具を持っていない 自分に苛立ちを感じ始め、早く小屋に行 こうと先へ進んだ。この雨の中、登山し ているのは自分たちくらいかなと思って いると前方に二人の登山者が…しっかり 雨具を着ていた。 17 時 30 分登山開始してから 11 時間よ うやく農鳥小屋へ到着。雨、風の強い中、 急いでテントを組み立てるが、これがま た大変。私は、先にテントの中に入れて もらい、火で暖をとるが、震えが止まら なく作業がうまく進まない。 真下先輩からは「深呼吸をしろ!」と 言われ続け、少し経って落ち着いた。夕 食後、早々と角田さん古城さんのテント は 20 時ごろに就寝、私達も 21 時に就寝 した。 ■ 7 月 14 日 4 時半起床。風はあったが雨は止んでい た。寝ている間、3 人とも足が寒く何度か 起きることもあった。鈴木さんは昨日何 度も足を攣ったようで、今日は足が筋肉 痛で大変そうだ。 日の出を眺めながら朝飯を済ませ、5 時 50 分出発。帰りは昨日に比べ、道がしっ かりしており、歩きやすかった。西農鳥 岳山頂からの富士山方面は視界も良好で、 富士山がとても綺麗に見えた。しかし間 ノ岳方面からガスが迫ってきている。す ぐに、農鳥岳に向けて進み、7 時に農鳥岳 山頂到着。 古城さんは足を痛めているらしく、相 当遅れて到着。古城さんは他 4 人と同じ スピードでの行動は無理なためここから は別行動となった。 あとは下りだけだ。大門沢下降点から は木々が多くなり、ザックに引っかかっ たりして面倒であった。昨日の雨で滑り やすくなっており、滑る事もあった。小 さな雪渓を通る時も余裕こいていたら、 きれいに滑った。 3 連休であるため、登山者も多く、何度 もすれ違いで待ったり、待たせたりが続 く。大人数で来る登山者もいて、待った りしている間に角田さんはペースも速く、 先へ先へと進んで行き、見えなくなって しまった。 9 時 50 分大門沢小屋到着。「古城さん 今頃どこにいるだろう」と話しながら休 憩。行動食が尽きかけていた私は、鈴木 さんから貰ったピーナッツで助かった。 ここからの 1 本は今までの疲れもあり、 かなりキツかった。足がふらつき何度 もこけることがあり指先も痛かった。前 へ前へと進むだけで写真を撮る余裕もな かった。 11 時 20 分、沢の近くで休憩をとる。鈴 木さんもヘトヘトだ。私も指先が痛かっ とがあった。長い吊り橋を渡るのだが、 結構揺れた。今回の山で 10 回くらい橋を 渡った気がする。 最後は車の通る道でとても歩きやすい のだが、足も限界に近く、落ちていた木 の棒を杖代わりに使い、みんなから少し 遅れて「温泉に早く行きたい」と思いな がら進む。12 時 50 分やっと奈良田駐車場 到着。「みなさんお疲れ様です」。 帰りの準備をして、温泉へレッツゴー! 温泉に入って自分の体を見ると傷がいた る所にあり、驚いた。その後古城さんか らの下山の連絡も入り、無事みんな帰る ことができた。 今回は沢登りに行ったはずなのだが、 その記憶が薄くなるくらい山がキツかっ た。 雨具の大切さを身を持って知ることが でき、帰ったらすぐに購入しようと思う。 3000 m越えの山にも登る事ができ、沢 登りもして、たくさんの経験ができた日々 であった。大学に入学して一番疲れた 2 日間だったと思う。 OB 会費 納入のお願い 現在、OB 会財政はたいへん逼迫した状 況にあります。事情ご賢察のうえ、会費 納入のご協力よろしくお願いいたします。 【年会費】 ● 70 歳未満 10,000 円 ● 70 歳以上 5,000 円 *年齢は4月2日現在の満年齢で計算 <振込先> みずほ銀行 八重洲口支店 普通口座 口座番号:0548478 口座名義 青山学院大学緑ケ丘山岳会 5● 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 ロープワーク& レスキュー講習 渓流釣り @新潟県魚野川支流 岡本 藍 (法学部 2年) 真下 孝典(教育人間科学2年) 【場所】新潟県魚野川支流の五十沢、三 6月29日土曜日に日本山岳会学生部 国川の下津川 主催のセルフレスキュー講習が、三つ峠 【メンバー】土田さん(OB)、本田(4 ▲岩魚にかぶりつく真下 年)、真下(2 年)、岡本(2 年) 新潟県の沢に OB の土田さんに連れら れて渓流釣りに行って来ました。今回は あいにく新入生の中西が参加することが 出来ず、現役は本田先輩、真下くん、私 の三人の参加です。 車で目的地近くの高速道路インターま で向かい、三人で車中泊。始めての車中 泊ではありましたが、思いのほか背中に 当たる部分が平で、冬山で雪の上に眠る ことに比べればよほど寝やすい環境でし た。 ■ 6 月 8 日 7 時起床の予定が朝の 5 時ごろに真下 くんの携帯のメール受信音に起こされ、 さらに雨が車の窓ガラスを叩きつける音 で三人とも目が覚めてしまい、大変爽や かな起床となりました。その日の天気予 報では渓流釣りを予定していた付近の地 域は晴れだったのですが、さすが雨男の 真下くんのお陰で局所的な雷雨が降り注 いでいました。 その後も真下カーがエンストしたりと 何かと(真下くん絡みの)トラブル続き ではありましたが、なんとか OB の土田 さんと合流し目的地の魚野川支流の五十 沢、三国川の下津川に無事に着きました。 参加した現役のほとんどは渓流釣りに 初挑戦ということで、土田さんから丁寧 にご指導を頂きました。 餌にはブドウ虫を使いました。雨で川は 増水していましたが、ご指導を頂いて川 に向かった頃には良い塩梅に小雨になっ ていました。川に向かう道中土田さんに どこのスポットが釣りやすいかコツを教 えて頂き、早々に本田先輩がその日の夕 飯第一号を釣り上げました。 流石ベテランの A さんは早々に獲物を ● 6 釣り上げ切り上げたので、残された現役 三人の壮絶な魚釣りバトルが始まりまし た。結果から言うと、真下くんが最後ま で中々釣れず苦しんでいる姿を本田先輩 と楽しんでいたら、最後の最後に真下く んが大物のイワナを釣り上げてしまい、 大きさ勝負で真下くんの圧勝となりまし た。その間に現役の一人が幻の巨大イ ワナを釣り上げたような気もするのです が、心臓までさばいたところで惜しくも 逃げられてしまいました。 なにはともあれなんだかんだとみんな 一匹ずつは魚を釣り上げることが出来ま した。釣り上げた魚は串刺しにして塩焼 きにして頂きました。とれたて新鮮の川 魚はスーパーで売られている魚とは格別 に美味い。そんな中で魚を焼き過ぎてし まった本田先輩は、すでに燻製のように なった川魚を食べながら、「川魚は独特 の臭みがある」としきりにぼやいていま した。 もちろんお約束のキャンプファイヤー も行い、土田さんの本当にあった怖い話 も伺い、本当に楽しい一日でした。 ■6月9日 朝は土田さんが用意して下さったフラ ンスパンと果物を美味しく頂き、数時間 渓流釣りに出かけました。前日より水か さが減ってしまった川は中々釣りやすそ うなスポットも見つからず、その日は川 魚をとらずに帰りました。 帰り道で土田さんに新潟のお寿司屋さ んで美味しいお寿司をご馳走になり、幸 せな二泊三日の渓流釣りでした。次回渓 流釣りに行く時は真下くんをギャフン と言わせる大物を釣れるようにしたいで す。楽しい渓流釣りに連れて行って頂き 感謝しています。土田さん本当にありが とうございました。 は天狗岩で行われました。参加要件が2 年生以上、本田先輩が直前でキャンセル ということもあり、山岳部からはわたく し真下1名で参加しました。指導は法政 大学山岳部監督でもあり、日本山岳ガイ ド協会認定ガイドの松原尚之講師にして いただきました。 講習内容は以下の通りです。 ●懸垂下降時の技術(プルージックロー プでの補助、下降時の仮固定を含む) ●自己脱出、ユマーリング(あぶみを使 用しての脱出) ●引き上げ(ATC ガイド、ユマール、タ イブロック等を使って2分の1方式、 9分の1方式など) ●テープ式デイジーチェーンの危険性の 実験 ●負傷者を担いでの懸垂下降 ●背負い搬送(ハーネスとザックを使 用) 6 月 28 日金曜日夜に出発し、三つ峠登 山口(天下茶屋奥)に深夜到着。車内で 仮眠をとり 6 時半に行動開始。三つ峠登 山口から岩場は近く、ゆっくりとしたペー スで約 45 分で天狗岩に到着。周囲は霧が 立ち込めており、天狗岩からメインのゲ レンデは見えなかった。かすかに掛け声 が聞こえるので数パーティーが取りつい ているようだった。この日は夕方から雨 になる予報があり、天狗岩はもちろんの こと全体的に空いていた。おかげで講習 をするには最適であった。 初めに岩場の下に荷物を置き、登攀道具 を装着。周辺のリングボルトで ATC ガイ ドによるセカンドのビレーのおさらいを し、続いて半マストを用いた懸垂の確認 をした。そこから岩場上部にあがり、一 人数回づつ ATC と半マストで懸垂を実践。 ここではエーデルワイス社のプルージッ クロープを用いての懸垂の補助も行った。 ICI の登山本店では、他社製品がおいてな 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 休憩を利用して、テープ式デイジーチェー ンの危険性の実験をした。テープ式の場 合はリング式と違って、輪の部分の縫い 目の強度が弱く、衝撃によってはちぎれ てしまうことがあるそうだ。普通は一カ 所がちぎれてしまっても他の縫い目で止 まるはずなのだが、あるかけ方をしてし ▲複雑怪奇!これでバッチリ? まうと、ちぎれた時に手品のようにカラ ビナからすべてすっぽ抜けてしまう。こ くてもこのロープは置いてあり、その評 の事態が起こる可能性は低いが、リング 価が高いことが伺えた。実際使ってみる 式があるにも関わらずわざわざリスクを とその他のスリングを使用した場合より、 負う必要はない。今後はリング式以外の はるかに安定感がある。懸垂中に万が一 ものは使用しないようにしたい。 手を放しても落ちないこの補助は新人の 最後に負傷者を担いでの懸垂と背負い 練習に導入するべきだと思う。今回、エ 搬送を学んだ。体から離した位置で ATC イト環は誰も持ってきていなかった。か をロープにつけ、プルージックロープで なり長い懸垂をしないかぎり、もう往年 補助をして降りていく。背中に人を背負っ の重いエイト環は出番が無さそうだ。そ ているとバランスが悪く、難しい。特に の豊かな曲線を描く姿に哀愁を感じた。 傾斜が急に変わるところでは降られてし 懸垂の途中では仮固定を学んだ。足に まう。プルージックロープがしっかりと 巻き付ける方法は少々痛かった。しかも、 噛んでいるので落ちる不安はないが、と もう一つカラビナをかけて折り返すほう ても疲れた。そしてそこからザックとハー が安定した。しばしの休憩の後、ユマー ネスを使用しての背負い搬送を練習した。 リングを用いた自己脱出を行った。固定 重いことには変わりないが、ハーネスを したロープに体につないだユマールをか 使っている分背負う人も背負われる人も け、もう一つあぶみ、もしくはスリング 安定する点で優れている。一日で行うも をつけたユマールをかけ、尺取虫みたい のとしては濃い内容で、覚えるのに必死 に登っていく。重さでロープが伸び、な であった。さらに悪天候の予報も講習時 かなか進まない。あぶみは足が外れやす 間を圧迫していた。幸い予報は外れ、講 いので、直接スリングを足に巻き付けて 習中に雨に降られることはなかった。ま 足場とした方が良いと分かった。何度か た間違った予報のおかげか、人も少なく 実践して、今度は自己脱出が行えない場 て岩場を占有できたので充実したものに 合の引き上げを学んだ。ATC ガイドを使っ なった。 てビレイ中に登攀者が動けなくなった設 今回の講習で学んだことは今後の部の 定だ。一回目は片腕が動く場合、二回目 活動でも非常に生きてくるものであるの は意識がない状態を想定して実践した。 で、なるべく近いうちに他のメンバーに ATC ガイドを使っていると、即座に両 腕をロープから離して行動できるので重 要であった。引いてる方のロープにユマー ルをかけて、動滑車の要領で、引く時の 力を分散していく。動滑車の原理を使っ ているので引く力が軽くなるにつれて、 引く長さが長くなってしまう。2 人くらい いる場合は 9 分の 1 程度が最も楽だと感 じた。急ぎの場合でなければ、ATC ガイ ドは手を離して休むことができるのも利 点だ。 一通り、引き上げの練習が済んだ後の も伝えて、部の技術の向上に努めたい。 創部90周年 に向けて〜第2弾 の跡」の発刊時に当時のOB会にプロジェ クトを組み、古いOBの方々を訪問して歴 史を掘り起しました。その結果は 75 年史の 巻末に「年表」として掲載され、75 年の歴 史を知ることができるようになりました。 この年表をひも解くと、創部時代の谷川 岳での先輩諸氏の活躍の記録等は、その時 代に発刊された「尾根づたひ」を初めとす るいろいろな刊行物に収録されていますが、 AACとして、それ以降の部の活動記録等 は保存されていません。 そこでこの 1 年間、この 75 年史巻末の年 表を基にAAC関連の刊行物を主に集めて きました。その結果、OB諸氏のご協力に より、創部当時発刊の「尾根づたひ」1 号~ 3 号、その後戦後になって発刊された「尾根 づたい」復刊 1 号、「AAC」1 号~ 10 号、 「緑ヶ丘山岳会会報」1 号~ 3 号、「緑ヶ丘 通信」1 号~ 100 号等、AAC及びOB会の 刊行物のオリジナルを収集することができ ました。併せて、多くの国内外での貴重な 記録も集めることができました。 現在、創部以来の歴代の部長(顧問)先 生、主将、監督、コーチ、OB会会長、理 事長、幹事長のリスト作りに取り組んでお ります。緑ヶ丘通信等でかなりの部分をカ バーすることができましたが、創部期に発 刊された「尾根づたひ」以降、昭和 20 年代 前半までの活動記録がなく、歴史の掘り起 しに苦労しております。 また、2000 年(平成 12 年)以降の現役の 活動記録がほとんど見当たらず、今後、当 時の監督、主将に協力を求めて合宿計画や 報告書を提供願ったり、ヒアリングを重ね てこの部分を埋めることにしております。 今回の作業は、新たに収集した資料を基 に 90 年の歩みを「一冊の本」として出版す るのではなく、資料を整理して、最終的に は青山学院図書館に「青山学院大学体育会 山岳部 90 年の歴史」(仮題)として永く保 下河邊 史郎(昭和 40年卒) 存することを考えております。この点に関 1 年前、緑ヶ丘通信第 100 号に「山岳部創 力・お願いも必要と考えますので、その目 部 90 周年に向けて」と題して、OB諸氏に 的達成の為に、OB会にプロジェクトチー 資料の提供をお願いいたしましたが、その ムを立ち上げてOB会の事業として取り組 結果、かなりの量の貴重な資料をご提供い まなければならないと思料いたします。 ただきました。 山岳部の歴史に関しては、75 年史「山靴 しては、高橋部長を初め大学関係者への協 つきましては、OB会執行部の不断の取 り組みが必須と考えております。 7● 緑ヶ丘通信 No.103 2013 年 8 月 8 日発行 夏期あずさヒュッテ ご利用方法のご案内 【夏期利用料金】期間:5/15 ~ 11/14 1 泊 ・1 名料金 山岳部員 山岳部 OB 会員 同伴者 小学生以下 本人 500 家族 1000 1500 1500 2000 500 【お申し込み方法】 【ヒュッテの設備】 ①テレビ、電話はありません。 ②携帯電話は、なんとかつながります。 ③ガスレンジ、水道 ( 湯沸器有り)、 炊飯器、冷蔵庫、電子レンジ、トース ター、カセットコンロ(2台、ガスは 各自持参下さい。)など完備 ④寝具は、羽毛布団(冬・夏共用)、 羊毛布団です。 ※シーツを必ず各自持参ください。 ※枕カバーにタオル等持参ください。 ※寝具や布団カバーなどをなるべく汚 往復ハガキ、ファックス、E-mail で さないように、ご配慮ください。現地 ①希望利用日(入・退室予定時間明記) で選択できないため、運営委員が持ち ②代表者の名前、住所、電話番号 帰り洗濯しております。 ③利用人数…OB会員、その家族や非 会員の区分と、利用人数を明記して、 「利用受付係」にお申し込み下さい。 ④申し込みは、ご利用月の 3 ヶ月前の 1 日より受け付けます。 (ご注意) ※入室は、午後3時以降、退室は、午 ①ヒュッテの鍵は、玄関脇のボックス の中にあります。ボックスのダイヤル 錠は受付係より連絡する4桁の数字で 開けられます。 【退室時】 ①部屋、トイレ、風呂場等の掃除、布団 後3時までにお願いします。 の整理をして下さい。 ※前日夜からの利用は一泊分、午前0 ②ゴミは必ずお持ち帰り下さい。 時を過ぎてからの入室は、半額の利 ③配電盤で電源は落とさないで下さい。 用料をお支払い下さい。 ⑤冷蔵庫、冷凍庫に食べかけ、開封済み の食品を残さないでください。未開封の ●申込み連絡先 もの、保存がきく食品を置いていく時 ①往復はがき宛先: は、後の利用者に分かるように日付やメ 東京都小金井市緑町 モを必ず残して下さい。 1‐2‐34‐315 小山 恭吾 気付 ⑥必ず、消灯を確認下さい。 あずさヒュッテ利用受付係 ⑦施錠後、鍵を元のボックスに戻してダ ② FAX: イヤル錠をロックし、お帰り下さい。 042-301-7912(自宅電話兼) ※小山 OB の自宅です。夜の 22:00 以 降の FAX はお控え下さい。 ③ Email:[email protected] 「あずさヒュッテ」ホームページ 緑ヶ丘山岳会HPトップページから リンク又は [google] 等で検索下さい。 (あずさヒュッテ運営委員会) 【利用料金のお支払い方法】 「前払い」となっております。利用日 の 1 週間前までに下記指定口座にお振 り込み下さい。(手数料は利用者負担) ●振込先 郵便局口座 記号 10160 番号 73522931 青山学院大学山岳部梓ヒュッテ ●8 あずさヒュッテのある入山集落秋祭り が、下記のとおり開催されます。 ヒュッテから徒歩 15 分の青木神社の お祭りで、神社の清掃、飾りつけ、幟 立てを行い、集落の人と祭りを祝いま す。日頃、あずさヒュッテに気をかけて 下さっている地区のお世話になっている 方々との交流です。昨年の宴会ではお囃 子がありました。 人手が期待されていますので、多くの OB のご参加をお待ちしています。 【青木神社祭予定】 ■ 9 月 21 日 ( 土) 8 時 30 分 青木神社集合 【入室時】 ※管理上、ヒュッテ利用は原則として、 1申込期間・1パーティです。 入山地区秋祭り協力 のお願い 訃 報 栗林一路 OB(昭和 19 年卒) 4 月下旬に脳梗塞のため入院し、 5 月 8 日逝去。享年 89。 ※次号は追悼号を予定しております。 16:00 公会堂にて本祭り ■ 9 月 22 日 ( 日 ) 午前中 片付け 【参加連絡】 あずさヒュッテ運営委員 小山 OB まで 慰霊祭のご案内 2013 年度慰霊祭を下記のとおり開催 します。仲間を偲びここに集い旧交を 温める、あるいは現役、若手 OB と年輩 OB の交流の機会でもあります。例年、 一夜語り明かすということが恒例に なっています。今年はヒマラヤ遠征で す。遠征隊の帰国が 10 月末予定ですの で今年は例年より少し遅く開催します。 吉報を報告できるよう期待しましょう。 ●日時:11 月 3 日 ( 日 ) 午前 10 時から ●集合:当日午前 9 時 30 分 明神館前 ●宿泊:前日泊ご希望の方 ①あずさヒュッテ:小山 OB まで ②明神館:企画担当・西澤まで ■宿泊予約締切り 10 月 18 日 ( 金 ) ■ TEL:080-1043-4289 ※取りまとめて一括予約します。 【前日山行】 昨年は明神Ⅴ峰と十石山の2パーティ で実施しました。天気も非常に良く最 高の登山となりました。今年はどこに 行くのか乞うご期待。 後日連絡いたします。
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