為替相場見通し 2008年 10月 大和総研 経済金融調査部 シニアエコノミスト 亀岡 裕次 このレポートは、投資の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。 記載された意見や予測等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではなく、今後予告なく変更されることがあります。内容に関する一切の権利は大和総研にあります。 事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします。 円とドルの二強通貨 130 (07/1/2=100) 125 120 円・インデックス (対6通貨加重平均) ドル・インデックス (対6通貨加重平均) 115 円高 ↑ ↓ 円安 110 105 100 ドル高 ↑ ↓ ドル安 95 加重平均に用いた07年4月取引シェア(世界計=200) ドル(86.3)、ユーロ(37.0)、円(16.5)、ポンド(15.0) スイスフラン(6.8)、豪ドル(6.7)、カナダドル(4.2) 90 85 05 06 07 08 ドルは多くの通貨に対し上昇している ただし、円に対しては下落(=円の全面高) 第一部ー1 世界株価と円相場 1700 150 MSCI世界株価指数 (左軸) 1600 145 1500 140 1400 135 1300 130 1200 125 円高 ↑ ↓ 円安 1100 円実効為替レート (1990年=100、右軸) 1000 900 120 115 110 05 06 07 08 世界の株価と円相場は明らかに逆相関 株価が下落しているうちは、円高が進みやすい 第一部ー2 株価と対ドル為替の相関 メキシコ 南アフリカ オーストラリア ニュージーランド インド 韓国 マレーシア カナダ タイ ブラジル ノルウェー スウェーデン シンガポール 台湾 イギリス デンマーク ユーロ圏 香港 中国 スイス 日本 -0.5 -0.4 -0.3 -0.2 -0.1 株価と為替の相関係数 (5日前比ベース) (06年7月3日∼08年9月30日) 株価(S&P500、FT100、TOPIX)と 対ドル為替の相関係数の平均 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 円と(主要)株価の逆相関は際立っている 株高・円安、株安・円高が進みやすい 第一部ー3 商品指数とドル相場 88 950 900 ドル実効為替レート (対主要通貨、73年3月=100、右軸) 850 86 84 S&P GSCI商品指数 (左軸) 800 82 750 700 80 650 78 600 76 550 74 500 72 450 400 70 350 06/1 06/4 06/7 06/10 07/1 07/4 68 07/7 07/10 08/1 08/4 08/7 08/10 商品指数とドル相場は明らかに逆相関 商品安が続くと、ドル高も続きやすい 第一部ー4 株価及び商品との相関と為替変動 0.7 プロットの大きさ(径)は7/15∼10/22 の対ドル為替レートの下落率に比例 (日本と香港は上昇) 0.6 ノルウェー ユーロ圏 オーストラリア スイス 0.5 0.4 シンガポール 台湾 カナダ (縦軸) 商品(ロイター・ジェフリーズCRB 指数)と対ドル為替の相関係数 (横軸) 株価(S&P500、FT100、TOPIX) と対ドル為替の相関係数 (推計期間) 06年7月1日∼08年8月31日 0.3 0.2 マレーシア NZランド 南アフリカ ブラジル 香港 0.1 メキシコ 英国 韓国 中国 0 -0.6 日本 -0.4 米国 -0.2 0 スウェーデン 0.2 0.4 0.6 商品との順相関が強いのは資源国や欧州の通貨 円を含めアジア圏の通貨は商品との相関が弱い 第一部ー5 日米金利差とドル/円 4.5 130 (%) ユーロドル金利先物−ユーロ円金利先物 (3ヶ月金利、09年3月限、左軸) 4.0 125 3.5 120 3.0 115 2.5 2.0 円安ドル高 ↑ ↓ 円高ドル安 110 105 ドル/円 (右軸) 1.5 100 1.0 07/1 95 07/4 07/7 07/10 08/1 08/4 08/7 08/10 日米金利差は、08年7月以降に縮小 金利差1.5%程度なら、1ドル=96−104円 第一部ー6 日米欧豪の先物金利 9 7 (3ヶ月金利先物、09年3月限) (%) (%) 豪銀行手形先物(左軸) 8 6 7 5 6 4 EURIBOR先物(右軸) 5 3 ユーロドル金利先物(右軸) 4 2 3 1 ユーロ円金利先物(右軸) 2 07/1 0 07/4 07/7 07/10 08/1 08/4 08/7 08/10 7月に商品安に転じてから世界的に金利が低下 すでに利下げした豪国は金利低下幅が大きい 第一部ー7 株価と商品指数 1800 1000 1600 MSCI世界株価指数 (6ヶ月先行、左軸) 1400 1200 1000 800 600 S&P GSCI商品指数 (右軸、対数目盛) 400 100 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 株価は商品におよそ半年ぐらい先行する傾向 商品の底打ちは2009年4−6月以降か 第一部ー8 商品・金利・株価のイメージ 変化のイメージであり、上下のスケール は変化の大きさを示すものではない。 商品 (ドルは逆) 金利 (円は逆) 株価 (円は逆) 強い順に上から 円 ユーロ ドル 08/1 ユーロ ドル 円 08/4 円 ドル ユーロ 08/7 ユーロ ドル・円 ドル 円・ユーロ 08/10 09/1 09/4 株価は商品の下落を受けて、じきに底打ちへ 商品は株価に遅れ、景気とともに来年底打ちへ 第一部ー9 原油価格と株価 1700 160 WTI原油価格 (右軸) 1600 MSCI世界株価指数 (左軸) 1500 A×1.2 140 120 1400 100 A 1300 80 1200 60 1100 1000 40 原油価格の推計値 (世界の実質GDPによる推計、右軸) 900 20 04 05 06 07 08 09 原油価格は世界経済の動向で説明できる水準に 60∼70ドルの水準が続くようなら株価にプラスも 第一部ー10 米国のベースマネーと株価 60 (%) 50 S&P500株価指数 (前年比、左軸) 40 18 (%) 16 14 30 12 20 10 10 8 0 6 -10 4 -20 2 -30 米ベースマネー (前年比、右軸) 0 -40 -2 -50 -4 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 FRBの資金供給により米ベースマネーが急回復 ベースマネーの増加は、経済活動や株価にプラス 第一部ー11 商品・金利・株価 160 4.4 150 S&P GSCI商品指数 (08/1/1=100、左軸) 140 米国長期金利 (10年国債、右軸) 130 (%) 4.2 4.0 120 3.8 110 100 3.6 90 3.4 80 米国株価S&P500 (08/1/1=100、左軸) 70 3.2 60 50 08/1 3.0 08/2 08/3 08/4 08/5 08/6 08/7 08/8 08/9 08/10 08/11 08/12 商品相場が下落に転じてから3ヶ月が経過 株安が続く原因の一つは、金利の高止まり 第一部ー12 ユーロの実質実効為替レート 150 ユーロ高 ↑ ユーロ 実質実効為替レート (CPIベース、対29通貨/29カ国、2000年=100) 140 130 120 110 100 90 (注1)3本線は平均及び±標準偏差 (注2)直近9月:1ユーロ=1.4357ドル=153.14円 80 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 ユーロの実質実効為替は反落も、水準は高い 10月にはさらに5%程度低下の可能性 第一部ー13 豪ドルの実質実効為替レート 160 豪ドル高 ↑ 150 オーストラリアドル 実質実効為替レート (CPIベース、対29通貨/41カ国、2000年=100) 140 130 120 110 100 90 (注1)3本線は平均及び±標準偏差 (注2)直近9月:1豪ドル=0.8186ドル=87.32円 80 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 豪ドルの実質実効為替は高水準から反落 10月にはさらに10%程度低下の可能性 第一部ー14 予想為替レート(ユーロ/ドル) 1.60 ユーロ/ドル(予想為替レート) 1.55 株安 株高 1.50 欧利上げ 1.45 欧利下げ 1.40 商品安 1.35 商品高 ユーロ/ドル(実績) 1.30 1.25 中心 1.20 1.15 米景気減速 米景気底打ち 1.10 08/4 08/7 08/10 09/1 09/4 09/7 09年にかけ、商品安を背景にユーロ安・ドル高 商品相場が下げ止まると、ユーロ反発へ 第一部ー15 予想為替レート(ドル/円) 112 ドル/円(実績) ドル/円(予想為替レート) 110 株安 株高 108 106 欧利上げ 欧利下げ 104 102 商品安 商品高 100 中心 98 96 94 92 米景気減速 米景気底打ち 90 08/4 08/7 08/10 09/1 09/4 09/7 株価の底打ちとともに、円安・ドル高へ 日米金利差拡大は限定的で、105円程度までか 第一部ー16 予想為替レート(ユーロ/円) 170 ユーロ/円(予想為替レート) 165 株安 株高 160 155 欧利上げ 欧利下げ 150 145 商品安 140 135 商品高 ユーロ/円(実績) 130 125 中心 120 115 米景気減速 米景気底打ち 110 08/4 08/7 08/10 09/1 09/4 09/7 商品安・株安のうちは、ユーロ安・円高が進行 株価の底打ちとともに、ユーロ/円安定へ 第一部ー17 予想為替レート(表) ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 ポンド/円 スイスフラン/円 カナダドル/円 豪ドル/円 NZドル/円 (2008,10,27時点) (月中平均) 09年9月 09年12月 98 97 実績 ← → 予測 08年9月 08年12月 09年3月 107 95 98 09年6月 100 (91-99) (94-102) (96-104) (94-102) (93-101) 1.25 1.21 1.19 1.22 1.24 (1.21-1.29) (1.17-1.25) (1.15-1.23) (1.18-1.26) (1.20-1.28) 119 119 119 120 120 (114-124) (114-124) (114-124) (115-125) (115-125) 151 151 153 154 155 (145-157) (145-157) (147-159) (148-160) (149-161) 81 81 81 81 82 (77-85) (77-85) (77-85) (77-85) (78-86) 74 74 74 74 75 (70-78) (70-78) (70-78) (70-78) (71-79) 60 59 59 61 62 (56-64) (55-63) (55-63) (57-65) (58-66) 53 53 54 55 55 (49-57) (49-57) (50-58) (51-59) (51-59) 1.44 153 192 96 101 87 72 (出所)大和総研 クロス円は、短期的には下振れリスクが残る ただし、株高・円安で次第に安定に向かおう 第一部ー18 日本証券業協会自主規制規則に基づき以下の事項の公表をいたします ㈱大和総研ホールディングス(㈱大和総研の親会社)と大和証券SMBC㈱とは、㈱大和証券グループ本社を親会社とする 同一のグループ会社であり、かつ大和証券SMBC㈱は平成19年10月以降下記の銘柄に関する募集・売出し(普通社債 を除く)にあたり主幹事会社となっております。 ウェブマネー(2167) 成学社(2179) リニカル(2183) インフォマート(2492) ブロンコビリー(3091) スーパーバリュー (3094) 大西電気(3095) 物語コーポレーション(3097) 東京建物不動産販売(3225) プレサンスコーポレーション(3254) アスコット(3264) 三井鉱山(3315) ネットイヤーグループ(3622) ベリサーブ(3724) シナジーマーケティング(3859) トライ ウォール(3957) 東山フイルム(4244) ノエビア(4916) 日本電気硝子(5214) プロデュース(6263) ミマキエンジニアリン グ(6638) ニホンフラッシュ(7820) 中央三井トラスト・ホールディングス(8309) モリモト(8899) フロンティア不動産投資法 人(8964) クリード・オフィス投資法人(8983) (銘柄コード順) 次頁以降に大和証券㈱・大和証券SMBC㈱より重要な注意事項がございますのでご一読ください。 大和証券㈱のお客様へ お取引にあたっての手数料等およびリスクについて 手数料等およびリスクについて ・株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国内委託取引を行う場合、 約定代金に対して最大1.20750%(但し、最低2,625円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外 国取引にあたっては、現地諸費用等を別途いただくことがあります。 ・株式等の売買等にあたっては、株価の変動による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式等の売買等にあたっ ては株価変動のほかに為替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。 ・信用取引を行うにあたっては、売買代金の30%以上で、かつ30万円以上の委託保証金が事前に必要です。信用取引 は、少額の委託保証金で多額の取引を行うことができることから、損失の額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそ れがあります。 ・非上場債券(国債、地方債、政府保証債、社債)を当社が相手方となりお買付けいただく場合は、購入対価のみお支払 いただきます。債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。外国債券は、金利水準 の変動に加え、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ・投資信託をお取引していただく際に、銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費、等をご負担いただ きます。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。 ご投資にあたっての留意点 ・取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、目論見 書等をよくお読みください。 ・外国株式の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行われていないものもあります。こうした 銘柄については、外国証券内容説明書をご覧ください。 商号等 :大和証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号 加入協会:日本証券業協会、社団法人 日本証券投資顧問業協会、社団法人 金融先物取引業協会 大和証券SMBC㈱のお客様へ 広告等における表示事項 (金融商品取引法第37条に基づく表示事項) 本書面と一緒にご提供いたします各資料に記載した情報に基づき弊社とお取引いただく場合は、次の事項に十分ご注意 ください。 ・お取引にあたっては、商品の購入対価の他に、個々のお取引ごとに、あらかじめお客様と弊社との間で決定した売買手 数料(注)をいただきます。また、購入対価に含まれる場合や手数料をいただかないお取引もありますので、お取引の都度、 ご確認ください。なお、非居住者のお客様につきましては、有価証券をお預かりする場合には、最大で1年間に2百万円 (税込)の常任代理人手数料をいただく場合があります。 ・デリバティブ取引や信用取引等の場合、あらかじめお客様と弊社との間で決定した担保や委託保証金を差し入れていた だく場合があります。その場合、お取引の額は、通常、差し入れていただいた担保や委託保証金の額を上回ります。 ・金利水準、為替相場、株式相場、不動産相場、商品相場等の変動に伴い、金融商品の市場価格が変動すること等に よって、損失が生じるおそれがあります。また、お取引の内容によっては、損失の額が差し入れていただいた担保や委託 保証金の額を上回るおそれがあります。 ・弊社がご案内する店頭デリバティブ取引の売付け価格等と買付け価格等には差がある場合があります。 ・金融商品の経理、税務処理については、事前に監査法人等の専門家に十分にご確認ください。 (注) 売買手数料の額は、その時々の市場状況や個々のお取引の内容等に応じて、お客様と弊社との間で決定しますので、本書面上にその額を あらかじめ記載することはできません。 なお、実際のお取引にあたっては、必ず契約締結前交付書面等をよくお読みになり、お客様のご判断と責任に基づいてご契約ください。 商号等 :大和証券エスエムビーシー株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第109号 加入協会:日本証券業協会、社団法人金融先物取引業協会
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