検診ロードマップ ライフサイクルと疾病 ~その年代に気をつけたい病気、受けておきたい検査~ このリーフレットでは、 男性・女性それぞれ生涯の中でかかりやすい疾病と、 その早期発見のための検査(検診)を、 ライフサイクルに合わせて図に表しました。こちらの面に男性版、反対側の面に女性版を掲載しています。 図では、各疾患に対応する検査がそれぞれ同じ帯の色となっていますので、いつ頃、どのような病気に気をつけ ればよいのか、そのためには何という検査を受ければよいのか、一目でわかるようになっています。 IBM 健保や市区町村などで実施する検診等を利用する際の参考にしていただき、ご家族も含め、日常の健康管理 にお役立てください。 ブレスローの "健康習慣"を実践しよう がんを含むさまざまな病気の発症は若いときからの生活習慣に起因するものが 7 つの健康習慣 1.喫煙をしない 少なくありません。そのため、食生活や運動などの生活習慣を改善していくこと 2.定期的に運動をする が効果的な予防法といえます。 3.飲酒は適量を守るか、しない そこでおすすめしたいのが「ブレスローの 7つの健康習慣」です。これは、 米国・ 4.1 日 7 ~ 8 時間の睡眠を カリフォルニア大学のブレスロー教授が、生活習慣と身体的健康度(障害、疾病、 5.適正体重を維持する 症状など)との関係を調査した結果に基づいて提唱されたものです。どれも特別 6.朝食を食べる なことではありませんが、みなさんはいくつ実践できていますか? 7.間食をしない 男性版 0 10 ・各疾患が該当していない年代でもその疾患にかかることもあります。 ・検査(検診)の目安は各年代に起こりやすい症状、病気に合わせて、大まかに一覧にしたものです。 20 30 40 50 60 70 80(歳) 生活習慣病(脂質異常症/高血圧/糖尿病/心筋梗塞・脳梗塞/痛風) 男性に多い疾患 脂肪肝 胃がん 肺がん 大腸がん 前立腺がん 不眠、うつなどのメンタル疾患 0 10 20 30 40 50 主に必要な検査 血液検査(脂質、血糖値、尿酸など) 腹部エコー検査 胃 X 線/胃内視鏡 胸部 X 線 便潜血検査 PSA 心電図 ストレスチェック 日本アイ・ビー・エム健康保険組合 60 70 80(歳) 女性版 0 思春期 成熟期 更年期 老年期 10∼18歳程度 18∼45歳程度 45∼55歳程度 55歳∼ 10 20 30 40 50 70 80(歳) ・各疾患が該当していない年代でもその疾患にかかることもあります。 平均第1子出産年齢 (29.9歳/H22) 女性ホルモンの変化 60 ・検査 (検診) の目安は各年代に起こりやすい症状、 病気、 トラブルに合わせて 大まかに一覧にしたものです。 ★女性は女性ホルモンの 働きにより、 かかる疾患が 年代ごとに違います。 平均閉経年齢 (50.5歳) 平均初経年齢 (12.3歳) 不妊症、低体重児などの妊娠出産トラブル 月経困難症/月経不順/無月経/ PMS 子宮内膜症 子宮頸がん 子宮筋腫 子宮体がん 卵巣のう腫 女性に多い疾患 卵巣がん 乳がん 胃がん 肺がん 大腸のがん 更年期障害 貧血 生活習慣病(脂質異常症/高血圧/糖尿病/心筋梗塞・脳梗塞) 不眠、うつなどのメンタル疾患 骨粗しょう症 甲状腺の病気(バセドウ病など) 0 10 20 30 40 50 初経 60 70 80(歳) 閉経 子宮の検査 子宮頸がんワクチン 子宮頸がん検診 経膣超音波(エコー)検査 子宮体がん検診 乳房の検査 乳房自己チェック 乳がん検診(マンモグラフィ検査+超音波検査+視触診検査) 30〜34歳 2年に1回マンモグラフィ 1年に1回超音波+視触診 35〜54歳 1年に1回 マンモグラフィ+ 超音波+視触診 55歳〜 1年に1 回 マンモグラフィ+ 視触診 ※妊娠中は X 線を用いるマンモグラフィは受けられません その他の検査 血液検査(貧血、甲状腺機能など) 血液検査(脂質、血糖値など) 胃 X 線/胃内視鏡 胸部 X 線 便潜血検査 心電図 ストレスチェック 骨密度検査 近親者に乳がんにかかった人が いる場合、20 代から1年に1回 超音波検査を受けましょう
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