乳がん検診を受ける方へ 乳がん検診の流れ 胃間接X線検査 診 問 付 受 視触診 と 乳房 X 線撮影 異常 あり 精密検査 乳房 X 線撮影の追加撮影 乳房超音波検査 細胞診、組織診 異常 なし が ん 治 療 異常なし 次回の 検 診 視触診について ・医師が乳房を診察し、しこりの有無を判断する検査です。触診で発見できるものは、ある程度の大 きさがあるしこりに限られています。 乳房X線撮影(マンモグラフィ) について ・医師の触診だけでは発見できないしこりを診断することができます。乳房を 片方づつ、X 線フィルムを入れた台とプラスチックの板ではさんで、乳房を 平らにして撮影します。 *検査時は乳房がはさまれ圧迫されるため、痛みを伴うことがあります。 *放射線被曝は主に乳房だけで、白血病の発生など骨髄などへの影響はほとんど ありません。 1回の撮影で乳房が受ける放射線の量(0.05ミリシーベルト)は、一般の人が 1 年 間に受ける自然放射線量の 1/40 以下で、健康被害はほとんどありません。 乳房 X 線撮影の様子 視触診と乳房 X 線撮影を組み合わせることで検診の効果がえられます。 視触診単独では効果がありません。 受診にあたって ・40 歳以上の女性は、2 年に 1 回検診を受けましょう。 ・検診は 1 回きりではなく、定期的に受けることが必要です。 ・精密検査で病気が指摘された場合は、担当医の指示に従って必要な検査や治療を受けて下さい。 受診後のお願い ・視触診、乳房 X 線撮影で精密検査が必要とされたらかならず精密検査を受けましょう。 ・早期の乳がんはしこりも痛みもありませんので、自己判断せず精密検査を受けて下さい。 ・乳がんの中には急速に進行するがんもあります。視触診、乳房 X 線撮影で異常なしとの判定になっ ても、しこり、乳房のひきつれ、乳頭から血性の液がでる、乳頭の湿疹やただれ等の症状があれば 乳腺外来のある医療機関を受診しましょう。 ・今回の検診後に、結果確認などのお問い合わせをさしあげることがあります。 精密検査について 乳がん検診で要精密検査となる率は約 8%です。 精密検査の方法は、 「疑わしい病変の部位」や「悪性の可能性があるかどうか」によって選択されます。 ・乳房 X 線撮影の追加撮影 病変が疑われた部位を詳しく観察するため、多方向から撮影します。 ・乳房超音波検査(エコー検査) 乳房に超音波を当てて、病変が疑われた部位を詳しく観察します。 検査による痛みはありません。 超音波で見た乳房画像 ・穿刺吸引細胞診・針生検 病変が疑われた部位に、細い注射針をさして 中の細胞や組織を採取し、がんがないかを調べます。 乳がんの細胞診組織像(日本臨床細胞学会 HP より転載)
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