最新情報の ご案内 from MARUZEN 資料 No. 9-2014-099 / Apr 2014 <19 世紀イギリス文学> 19 世紀イギリスの女流詩人キャロライン・ノートン著作集 Norton The Collected Writings of Caroline Norton (1808-1877) 7 reels 概価 ¥175,000〔本体〕 キャロライン・ノートンの生涯は、ヴィクトリア朝時代のメロドラマよりも劇的なものでした。彼女は、 Richard Brinsley Sheridan の孫にあたり、ハンプトン・コートで貧困ながらもプライドを持った環境で育ちま した。15 歳のとき、養護者に連れられて Lord Grantley の故郷、Wonersh Park を訪れます。美しく、高い志を 持ったキャロラインは、George Norton に強い印象を残し、彼は結婚を申し込みました。彼は、彼女が了承す る前に、彼女が出て来られるまで 3 年も待たなければなりませんでした。この状況は、彼女の小説 Stuart of Dunleath の登場人物によく似ています。 "She had married a man she did not love; whom she did not profess to love; for certain advantages – to avoid certain pressing miseries." しかし新しい屈辱が彼女を襲います。彼女がシェリダンとして、詩人として有名になるほど、彼女の夫は 激情し、彼女に暴力をふるいました。事態は悪くなる一方で、ついに George が彼女の浮気を理由にした離婚 訴訟で終わりを告げました。 告発は根拠がなく離婚訴訟は失敗しましたが、Caroline Norton は法律の目で見ると女性がいかに弱いかに 気がつきました。当時、女性は法的立場がなく、女性の財産は全て夫に属し、児童の親権も夫にありました。 George は彼女が子供に会わないようにし、詩で得た著作権料も George が受け取っていました。後に「私には 何の権利もない、私には損害しかない」と話しています。 Caroline は残りの生涯を法の改正のために費やし、Infant Custody Act (1838)や Married Woman’s Property Act (1882)などの法が制定されます。このように、彼女はジェンダーが生活を決める社会において、女性の権利を 強く主張した人物でした。 本コレクションは、彼女の詩、小説、パンフレットなどの著作を集成します。 【収録タイトル例】 The Sorrows of Rosalie (1829), The Undying One (1830), The Wife and Woman’s Reward (1835), The Coquette (1835), A Voice from the Factories (1836), A Plain Letter to the Lord Chancellor (1839), The Dream (1840), The Child of the Islands (1845), Aunt Carry’s Ballads (1847), Letters to the Mob (1848), Tales & Sketches (1850), Stuart of Dunleath (1851), A Letter to the Queen (1855), The Lady of La Garaye (1862), Lost and Saved (1863), Old Sir Douglas (1868) and The Rose of Jericho (1870). Court Magazine や The English Annual に掲載された散文や詩も収録されます。 (Adam Matthew, GBR / 日本総代理店:丸善) ●ご注文の際には,タイトル・出版社名・価格のほか、資料 No.、注文番号も併せてお知らせください。 ●原価の改定、為替相場の変動などの理由により価格を変更する場合がございます。予めご了承の程お願い申し上げます。 ●ご注文、ご照会は弊社本・支店・営業部(課)までお申し付けください。 日本総代理店 丸善株式会社 [学術情報ソリューション事業部 企画開発センター] 〒105-0022 東京都港区海岸 1-9-18 国際浜松町ビル 7F TEL 03-6367-6078 FAX 03-6367-6184 http://www.maruzen.co.jp/ 営業部・支店・営業所=横浜・八王子・大宮・筑波/札幌・盛岡・仙台・名古屋・岐阜・ 金沢・京都・大阪・神戸・岡山・松山・広島・福岡・長崎・熊本・沖縄/ニュージャージー
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