HUAWEI／News Letter P14.15 （2011.1.19／Vol.2） WINNERS 03 ワールドカップの感動をつなぐ 南アフリカ ならなかった。 電 話 事 業 者である。南 アフリカ支 社は 2010年、南アフリカで開催されたサッカー・FIFAワールドカップ。大会を通じ、同 Vodacomの2Gおよび3Gネットワーク 1,700万以上の加入者を有し、 アフリカに 国の通信ネットワークはトラフィックのピークや膨大なデータの送受信の際もスムー は、 トラフィックピーク・テストと大量データ おけるネットワーク技術力と顧客満足度に ズに機能し、大会の成功を支えるとともに、 より感動的なワールドカップを演出した。 テストに合格し、素晴らしいパフォーマンス おいてベストにランクされている。ライトス を見せた。サッカー・シティ・スタジアムでは、 ピード・リサーチが発表した最新データによ 6月11日に210アーラン （通信回線におけ れば、サッカーファンの82.7％がインター 誇るVodacomは、2010年FIFA・W杯南ア るトラフィック量の単位。1回線を１時間占 ネットを使用して2010年W杯関連のコン フリカ大会においても、 そのネットワークで開 有した場合の通信量が１アーラン） であっ テンツを視聴した。 また、Twitterによるユー 催地を確実につなぐために尽力してきた。 たトラフィックが7月11日には300アーラン ザーのW杯関連のメッセージ数は、大会期 南アフリカの人口は5,000万人、アフリ 2010年6月11日、全世界が見守るな まで急上昇したが、 ネットワーク性能は終始 間中で1秒あたり最大3,283件に達したと スト） を実施した。 けの通信サービスチームを、2010年1月と カで最も開発の進んだ国家であり、 また同 か、サッカー・シティ・スタジアムでFIFA・W 安定を保った。ある時点では試合中のコー 発表した。南アフリカの携帯電話事業者 大会期間中の高速データブロードバンド いう早い段階に設立した。このサービスは、 大陸で最も優れたモバイルネットワークを 杯の開幕戦がキックオフされた。試合中、 ル数が4万件にも急増したものの、CSSR 各 社は、W 杯が盛り上がりを見せるに連 へのニーズに応えるため、MTNはHSDPA VodacomおよびMTNの2G/3G機器、 誇る。南アフリカは、2009年にモバイル通 競技場の周囲に設営されたファーウェイの （呼設定成功率） は98％という目覚ましい れ、大量の通信を処理し、 トラフィック量が 14.4MbpsおよびHSPA21Mbpsでのデー ファーウェイがCell Cに供給するコア・ネッ 信の普及率が100％を超えている。 基地局は、膨大なネットワークトラフィックへ 結 果を残した。局 ／ 時 間あたりのアップ 通常の数倍に膨れあがることもあった。南 タ・サービスを提供した。同社のネットワーク トワーク製品、W杯メディアセンターで使用 数多くのスポーツイベントの後援実績を の処理のためにさまざまな対応をしなくては ロードトラフィックは5Gbps、 ダウンロード アフリカで第2位の規模を誇るMTN南ア は大量の2Gボイス・ トラフィックテストに合 するTelkom向けUA5000（統合接続機 トラフィックは9Gbpsに達した。 フリカは、ポロクワネのピーター・モカバ・ス 格しただけでなく、高速の3Gデータ通信に 器） を対象とするものであった。 大会後、Vodacom南アフリカのマネー タジアムで行われた試合でのゴールの瞬 おいても安定かつ信頼性の高いパフォーマ 4レベルの保証メカニズム （オンサイト、 ジング・ディレクター、Shameel Joosub 間 、ネットワークトラフィックが 1 分 間 に ンスを見せた。 作戦司令室、代表者オフィス、 リモートHQ Vodacomの スムーズな対応 （シャミール・ジョーサブ）氏は、 ファーウェイ 支援） に従って、 チームは準備に4ヵ月を費 100％も急上昇したことを確認した。 やした。この期間中、 ファーウェイは演習の に宛てた礼状のなかでこう述べている。 「W 2008年以降、MTNはファーウェイと協 杯開催中に非常に優れた仕事をしていた 力して既存ネットワークのアップグレードに だいたファーウェイとそのチームすべての皆 取り組 んできた 。両 社 は 業 界 主 流 の 様に、心からの感謝を申し上げます。全試 SingleRAN（基地局、基地局コントロー 2010年6月11日から7月11日にかけて 細なネットワークの評価と最適化と通信事 合において、国内中に巡らされたネットワー ラ、サイト、運 用・保 守 管 理を含むマルチ 開催された大会期間中、 ファーウェイはイン 業者向けの備品点検を実施した。5月下旬 クは安定し、高い信頼性を維持しました。プ モード・ワイヤレスネットワーク） ソリューショ ド洋から大西洋、喜望峰からカラハリ盆地 から6月にかけて、試合会場となる各スタジ ロジェクト期間中の長時間にわたるハード ンを採用し、共同して第３世代通信システ に至る国内各地で地元の携帯電話事業 アムで行われた6試合のテストマッチでは、 ワークのおかげだと認識しています」 ムであるUMTS 900MHzネットワークを配 者を支援し、9都市、10スタジアム、12の ファーウェイは地元通信事業者と共同して 備し、2G/3Gデュアルモードを達成した。 特 設 会 場（ファン・パーク）、 メディアセン W杯で想定されるシナリオ向けの特殊な現 これによりOPEX（事業運営コスト） の低減 ター1施設、64試合における通信・サービ 場演習を実施し、 リスクや技術的な課題の とスムーズな3Gへの移行を支援して、投資 スの保証のために尽力した。 早期解決に取り組んだ。 効果に貢献した。また両社は、南アフリカ このスポーツイベントのために、 ファー W杯全体を通じ、通信ネットワークはトラ MTN（Mobile Telephone Network） 初となるGSM＆UMTS 900Mリファーム ウェイはVodacom、MTN、Telkom、Cell フィックピークや大量データに際してもス グループは、 アフリカ最大級の多国籍携帯 テスト （周波数帯の再割り当てに関するテ Cなどの南アフリカの主要通信事業者向 ムーズに稼働し、大会の成功に貢献した。 確かな MTNネットワーク 南アフリカの 携帯電話事業に貢献 実施、詳細な緊急時対策計画および備品 とセキュリティ改善計画の策定に加え、詳 WINNERS 03 14 / FEB.2011 / FEB.2011 15 HUAWEI／News Letter P14.15 （2011.1.19／Vol.2） WINNERS 03 ワールドカップの感動をつなぐ 南アフリカ ならなかった。 電 話 事 業 者である。南 アフリカ支 社は 2010年、南アフリカで開催されたサッカー・FIFAワールドカップ。大会を通じ、同 Vodacomの2Gおよび3Gネットワーク 1,700万以上の加入者を有し、 アフリカに 国の通信ネットワークはトラフィックのピークや膨大なデータの送受信の際もスムー は、 トラフィックピーク・テストと大量データ おけるネットワーク技術力と顧客満足度に ズに機能し、大会の成功を支えるとともに、 より感動的なワールドカップを演出した。 テストに合格し、素晴らしいパフォーマンス おいてベストにランクされている。ライトス を見せた。サッカー・シティ・スタジアムでは、 ピード・リサーチが発表した最新データによ 6月11日に210アーラン （通信回線におけ れば、サッカーファンの82.7％がインター 誇るVodacomは、2010年FIFA・W杯南ア るトラフィック量の単位。1回線を１時間占 ネットを使用して2010年W杯関連のコン フリカ大会においても、 そのネットワークで開 有した場合の通信量が１アーラン） であっ テンツを視聴した。 また、Twitterによるユー 催地を確実につなぐために尽力してきた。 たトラフィックが7月11日には300アーラン ザーのW杯関連のメッセージ数は、大会期 南アフリカの人口は5,000万人、アフリ 2010年6月11日、全世界が見守るな まで急上昇したが、 ネットワーク性能は終始 間中で1秒あたり最大3,283件に達したと スト） を実施した。 けの通信サービスチームを、2010年1月と カで最も開発の進んだ国家であり、 また同 か、サッカー・シティ・スタジアムでFIFA・W 安定を保った。ある時点では試合中のコー 発表した。南アフリカの携帯電話事業者 大会期間中の高速データブロードバンド いう早い段階に設立した。このサービスは、 大陸で最も優れたモバイルネットワークを 杯の開幕戦がキックオフされた。試合中、 ル数が4万件にも急増したものの、CSSR 各 社は、W 杯が盛り上がりを見せるに連 へのニーズに応えるため、MTNはHSDPA VodacomおよびMTNの2G/3G機器、 誇る。南アフリカは、2009年にモバイル通 競技場の周囲に設営されたファーウェイの （呼設定成功率） は98％という目覚ましい れ、大量の通信を処理し、 トラフィック量が 14.4MbpsおよびHSPA21Mbpsでのデー ファーウェイがCell Cに供給するコア・ネッ 信の普及率が100％を超えている。 基地局は、膨大なネットワークトラフィックへ 結 果を残した。局 ／ 時 間あたりのアップ 通常の数倍に膨れあがることもあった。南 タ・サービスを提供した。同社のネットワーク トワーク製品、W杯メディアセンターで使用 数多くのスポーツイベントの後援実績を の処理のためにさまざまな対応をしなくては ロードトラフィックは5Gbps、 ダウンロード アフリカで第2位の規模を誇るMTN南ア は大量の2Gボイス・ トラフィックテストに合 するTelkom向けUA5000（統合接続機 トラフィックは9Gbpsに達した。 フリカは、ポロクワネのピーター・モカバ・ス 格しただけでなく、高速の3Gデータ通信に 器） を対象とするものであった。 大会後、Vodacom南アフリカのマネー タジアムで行われた試合でのゴールの瞬 おいても安定かつ信頼性の高いパフォーマ 4レベルの保証メカニズム （オンサイト、 ジング・ディレクター、Shameel Joosub 間 、ネットワークトラフィックが 1 分 間 に ンスを見せた。 作戦司令室、代表者オフィス、 リモートHQ Vodacomの スムーズな対応 （シャミール・ジョーサブ）氏は、 ファーウェイ 支援） に従って、 チームは準備に4ヵ月を費 100％も急上昇したことを確認した。 やした。この期間中、 ファーウェイは演習の に宛てた礼状のなかでこう述べている。 「W 2008年以降、MTNはファーウェイと協 杯開催中に非常に優れた仕事をしていた 力して既存ネットワークのアップグレードに だいたファーウェイとそのチームすべての皆 取り組 んできた 。両 社 は 業 界 主 流 の 様に、心からの感謝を申し上げます。全試 SingleRAN（基地局、基地局コントロー 2010年6月11日から7月11日にかけて 細なネットワークの評価と最適化と通信事 合において、国内中に巡らされたネットワー ラ、サイト、運 用・保 守 管 理を含むマルチ 開催された大会期間中、 ファーウェイはイン 業者向けの備品点検を実施した。5月下旬 クは安定し、高い信頼性を維持しました。プ モード・ワイヤレスネットワーク） ソリューショ ド洋から大西洋、喜望峰からカラハリ盆地 から6月にかけて、試合会場となる各スタジ ロジェクト期間中の長時間にわたるハード ンを採用し、共同して第３世代通信システ に至る国内各地で地元の携帯電話事業 アムで行われた6試合のテストマッチでは、 ワークのおかげだと認識しています」 ムであるUMTS 900MHzネットワークを配 者を支援し、9都市、10スタジアム、12の ファーウェイは地元通信事業者と共同して 備し、2G/3Gデュアルモードを達成した。 特 設 会 場（ファン・パーク）、 メディアセン W杯で想定されるシナリオ向けの特殊な現 これによりOPEX（事業運営コスト） の低減 ター1施設、64試合における通信・サービ 場演習を実施し、 リスクや技術的な課題の とスムーズな3Gへの移行を支援して、投資 スの保証のために尽力した。 早期解決に取り組んだ。 効果に貢献した。また両社は、南アフリカ このスポーツイベントのために、 ファー W杯全体を通じ、通信ネットワークはトラ MTN（Mobile Telephone Network） 初となるGSM＆UMTS 900Mリファーム ウェイはVodacom、MTN、Telkom、Cell フィックピークや大量データに際してもス グループは、 アフリカ最大級の多国籍携帯 テスト （周波数帯の再割り当てに関するテ Cなどの南アフリカの主要通信事業者向 ムーズに稼働し、大会の成功に貢献した。 確かな MTNネットワーク 南アフリカの 携帯電話事業に貢献 実施、詳細な緊急時対策計画および備品 とセキュリティ改善計画の策定に加え、詳 WINNERS 03 14 / FEB.2011 / FEB.2011 15
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