バイオマス利活用技術概要 平成17年9月 (財)大阪科学技術センター バイオエネ関西研究会 ﾊﾞｲｵﾏｽﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ推進WG ｺﾝﾎﾟｶﾞｽ １．京都市生ごみメタン化実証実験 OSTECバイオガス研究グループ（石川島播磨重工業㈱、川崎重工㈱、㈱クボタ、ＪＦＥｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ㈱、 ㈱タクマ､日立造船、 ㈱大阪ガス㈱協力） 京都市ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄ発酵槽 京都市ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄ発電機 京都市ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄﾌﾛｰ 建設場所 京都市伏見区下鳥羽円面田町89-2 処 理 物 生ごみ（ホテル､市場ごみ）剪定枝等 施設規模 3ｔ/ 日 発電機： 50kw1基 竣工年月 平成11年6月 処理方法 乾式高温メタン発酵方法（55℃） バイオガス発生量 バイオガス発生量300ｍ3／日 京都市ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄ全景 ２．サザングリーン協同組合焼酎副産物リサイクル設備 ー石川島播磨重工業（株）ー 乾燥飼料化設備 ICﾘｱｸﾀｰ 水熱反応設備 分離装置：遠心脱水機 設置場所 鹿児島県揖宿郡頴娃町御領1279 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 焼酎副産物（焼酎粕） 設備能力 500t/d 回収ｴﾈﾙｷﾞｰ バイオガス(max.410m3/hr,5570kcal/m3） 再生品 乾燥飼料max.15ton/d 竣工年月 平成14年3月 ３．家畜ふん尿処理システム‐バイトレック‐ ー㈱荏原製作所ー 家畜ふん尿 夾雑物脱水機 ガスホルダー一体型メタン発酵槽 夾雑物 バイオガス ガスホルダー 発酵槽 脱硫装置 熱 消化液 ガスエンジン 発電機 水処理槽 電力 汚泥脱水機 水処理槽 発電機 コンポスト原料 放流 設置場所 愛知県美浜町 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 豚糞尿＋洗浄排水等11.2ｔ／日 設備 メタン発酵設備、発電設備（6kW×2台）、 水処理設備 回収ｴﾈﾙｷﾞｰ 285ｋＷｈ／日（設計値） 余剰ｴﾈﾙｷﾞｰ 約50ｋＷｈ／日（設計値） 竣工 平成16年9月 場内 利用 ４．八木町ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄBIMAシステム － ㈱大林組 － おから 乳牛糞尿等 55.2t/d 10.0t/d 肉牛糞尿等 32.0t/d 600m3 BIMA槽 消化液槽 818m3/d 受入槽 原水槽 消化液貯槽 液肥 10t/d 300m3 ｶﾞｽﾎﾙﾀﾞ 350m3 ｰ GE 電気 70kW×2， ｶﾞｽﾎﾙﾀﾞ 500m3 80kW ｰ 2211m3/d 脱硫塔 BIMA槽 脱水機 12.5t/d 脱水ｹｰｷ 消化液槽 2100m3 堆肥化施設 ろ液 84.3t/d 放流 排水処理施設 堆肥 23.7t/d BIMA槽2100ｍ3 八木町ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄﾌﾛｰ 八木町ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄ全景 八木町ﾊﾞｲｵｶﾞｽﾌﾟﾗﾝﾄ堆肥化設備 イエンバッハガスエンジン70ｋｗ キャタピラーガスエンジン80ｋｗ システムフロー 建設場所 京都府船井郡八木町大字諸畑小字干田1番地 処 理 物 家畜糞尿 施設規模 乳牛糞尿等メタン発酵施設 65.2ｔ／日 肉牛糞等堆肥化施設 32ｔ／日 発電機： 70kW*2基 80kW*1基 竣工年月 平成10年7月 処理方法 中温メタン発酵方法（発酵温度37℃）高温（55℃） バイオガス発生量2100ｍ3／日、 818ｍ3／日 発電量他 3,445kWh/日 堆肥27.3ｔ／日 収入等 乳牛糞尿は15,000円/頭・年，肉牛糞尿は7,500円/頭・年，豚 糞尿は1,665円/頭・年，おからは7,000円/t，堆肥は6,000円/t(ﾊﾞﾗ売り) 売り電収入 余剰電力ＲＰＳ込みで昼間は9.5円/kWh，夜間で5.7円/Wh ５．環境省地球温暖化実施検証事業(神戸)ﾒﾀｸﾚｽ －鹿島建設㈱ － ガスホルダー 燐酸型燃料電池100ｋｗ 環境省設備ﾌﾛｰ 建設場所 神戸市中央区港島9丁目12番地 処 理 物 生ごみ（ホテル飲食店系生ごみ主体） 施設規模 ６ｔ／日 発熱量：1,000kcal/kg程度 竣工年月 平成13年4月～平成15年3月 処理方法 固定床式高温メタン発酵方法（発酵温度55℃） 処理品 バイオガス発生量１２００ｍ３／日（計画値） （発電：燐酸型燃料電池100ｋｗ 燃料：CNG燃料240ｍ3） 環境省設備全景 ﾘｱｸﾀｰ ６．白石市生ごみ資源化事業 シリウス － 鹿島建設株式会社 － 【メタクレス方式（固定床式高温メタン発酵）】 ６．白石市生ごみ資源化事業所 シリウス システムフロー 放熱チューブ 設置場所 宮城県白石市福岡長袋字天王6-25 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 事業系生ごみ 設備能力 3t/d 発電設備 30kW 熱利用 ﾊﾞｲｵﾘｱｸﾀ加温、温室 給食ｾﾝﾀｰ調理水加温 竣工年月 2003年3月 バイオリアクタ・ガスホルダ 温室 ７．砂川地区保健衛生組合 クリーンプラザくるくる － 鹿島建設株式会社 － 【メタクレス方式（固定床式高温メタン発酵）】 バイオリアクタ システムフロー マイクロガスタービン 設置場所 北海道砂川市西八条北22-127-6 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 分別生ごみ(家庭系、事業系) 設備能力 22t/d 発電設備 30kW×4台 熱利用 バイオリアクタ加温、汚泥乾燥、暖房 ロードヒーティング 竣工年月 2003年3月 施設全景 スラリータンク ８．富山食品廃棄物リサイクル施設 － 鹿島建設株式会社 － 【メタクレス方式（固定床式高温メタン発酵）】 バイオリアクタ システムフロー マイクロガスタービン 設置場所 富山県富山市海岸通字松浦町2番12 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 事業系生ごみ、食品産業廃棄物 設備能力 24t/d 発電設備 30kW×3台 熱利用 バイオリアクタ加温 竣工年月 2003年3月 剪定枝破砕機 剪定枝発酵槽 ９．山梨リサイクル実証プラント（家畜ふん尿＋生ごみ） －（株）クボタ－ 膜型メタン発酵槽 処理フロー 破砕分別機 施設全景 ガスエンジン 建設場所 山梨県中巨摩郡玉穂町乙黒963-1 山梨県畜産試験場内 処 理 物 家畜ふん尿（乳牛・豚・鶏）、生ごみ 施設規模 家畜ふん尿1ton/日、生ごみ0.2ton/日 処理方式 クボタ膜型メタン発酵システム 膜分離型活性汚泥法、コンポスト化 設置期間 平成13年7月～平成16年10月 処理品 ﾊﾞｲｵｶﾞｽ最大46m3/日（ﾒﾀﾝ濃度65%) １０．西天北クリーンセンター（汚泥再生処理センター） －（株）クボタ－ メタン発酵槽上部室 ガスホルダ 処理フロー 建設場所 北海道天塩郡幌延町字幌延884 処 理 物 し尿・浄化槽汚泥・生ごみ・下水汚泥 施設規模 し尿14kL/日、浄化槽汚泥6kL/日 生ごみ5ton/日、下水汚泥3ton/日 処理方式 し尿：膜分離型高負荷脱窒素方式 生ごみ：膜型メタン発酵システム 竣工年月 平成15年3月 処理品 ﾊﾞｲｵｶﾞｽ約600m3/日、乾燥汚泥約350kg/日 施設全景 １１．北空知衛生センターバイオガス化施設（生ごみ） －（株）クボタ－ 処理フロー クボタ膜型メタン発酵システム 透過液（発酵阻害物質） ①阻害物質を希釈、ろ過 することで制御 ②メタン菌は膜を通さず に濃縮 施設全景 メタン発酵プロセスの 安定化・高効率化 ① アンモニア阻害 アンモニア 有機物 メタン発酵槽を従来の 1/3～1/5に小型化 （当社比） 運転管理の省力化 メタン菌 ② 特許第3442288号 ガスエンジン(47kW×2） 建設場所 北海道深川市一已町一已1863 処 理 物 生ごみ（家庭系・事業系） 施設規模 16t/日（計画）,9.3t/日（16年度実績） 処理方式 クボタ膜型メタン発酵システム 竣工年月 平成15年3月 処理品 ﾊﾞｲｵｶﾞｽ1045m3/日、発電1400kWh/日、 熱回収量5100MJ/日（16年度実績） １２．屋久島DRANCOシステム －栗田工業㈱ － 炭化炉 ＤＲＡＮＣＯﾌﾟﾛｾｽﾌﾛｰ 14ｋｗ発電機 ＤＯＲＡＮＣＯﾌﾟﾛｾｽ全景 炭化物 発 電 機 用 エ ン ジ ン フォード社製2000ｃｃエンジン 建設場所 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間 処 理 物 生ごみ､豚糞尿、ダンボール 施設規模 665kg/日 竣工年月 平成13年2月 処理品 炭化物60KG/日 バイオガス90m3/日 １３．千葉県ジャパンリサイクル㈱BIGADAN －ＪＦＥエンジニアリング㈱ － ﾋﾞｶﾞﾀﾞﾝﾌﾟﾛｾｽ発酵槽 ﾋﾞｶﾞﾀﾞﾝﾌﾟﾛｾｽﾌﾛｰ ﾋﾞｶﾞﾀﾞﾝﾌﾟﾛｾｽ熱交換器 建設場所 山梨県上九一色村､（千葉県千葉市中央区川崎町） 処 理 物 畜産廃棄物、 （食品系生ごみ） 施設規模 5m3/d （30ｔ/ｄ） 発生ガス量 100ｍ3/日 （4500ｍ3／日） 竣工年月 平成14年実証開始 （平成１５年４月竣工） 処理方法 湿式中温メタン発酵方法（３７℃） ﾋﾞｶﾞﾀﾞﾝﾌﾟﾛｾｽ全景 １４．横須賀市バイオガス実証プラント －住友重機械工業㈱ － 混合槽 生ごみバイオガス化ﾌﾟﾛｾｽﾌﾛｰ 分別後生ごみ ﾌﾟﾛｾｽ全景 発酵槽 バイオガス精製装置と自動車用充填装置 建設場所 横須賀市浦郷5丁目２９３１番地 処 理 物 生ごみ 施設規模 ２ｔ／日 分別後生ごみ１ｔ／日 竣工年月 平成14年11月 処理品 バイオガス 106.2ｍ3/日 精製後メタンガス 31.85ｍ3/日 １５．ｶﾝﾎﾟﾘｻｲｸﾙﾌﾟﾗｻﾞ㈱ﾊﾞｲｵﾘｻｲｸﾙ施設 KOMPOGASﾌﾟﾛｾｽ － ㈱タクマ － ﾊﾞｲｵﾘｻｲｸﾙ施設処理ﾌﾛｰ ごみクレーン ごみクレーン 脱硫塔 希釈水（処理水） 液状廃棄物 一次破砕機 発酵槽1 ミキサー 固形廃棄物 ニ次破砕機 基質加温熱交換器1 ガスホルダー 発酵槽（25t/日×2基） 磁選機 ごみピ ット 中間貯槽 発酵槽2 基質加温熱交換器2 脱水機1 余剰ガス燃焼装置 遠心濃縮機 Engine G ガスエン ジン 発電設備1 脱水機2 Engine 排水処理設備へ G ガスエン ジン 発電設備2 遠心ろ液槽 脱水ろ液槽 ガス精製装置 貯蔵ユニット 充填ユニット ガスフォルダー 二次熟成ヤード 一次熟成ヤード 残さヤード 建設場所 京都府船井郡園部町高屋西谷１番地 処理物 生ごみ・食品廃棄物・草木類など 施設規模 ５０ｔ／日 ２４ｈｒ 処理方法 乾式高温メタン発酵方法（５５℃） 竣工年月 平成１６年４月 発生ガス利用 発電、ﾌﾟﾛｾｽ加温、CNG車用燃料 ガスエンジン（発電量：310kWh×2基） バイオガススタンド（製造量：55.2Nm3/日） １６．NEDO 新エネルギー等地域集中実証研究 アルカリ消化ｼｽﾃﾑ －日本ガイシ㈱ － 愛知万博生ごみメタン発酵設備概略フロー図 余剰ｶﾞｽ燃焼装置 生ごみ 供給ｺﾝﾍﾞｱ 搬送ｺﾝﾍﾞｱ 貯留ﾎｯﾊﾟ 受入 ピット ﾒﾀﾝ発酵槽 生ごみｽﾗﾘ バイオガス MCFCへ 破砕機 破袋選別機 脱硫装置 生ごみ ｶﾞｽ調整器 消化液 発酵槽 ｱﾙｶﾘ 苛性ｿｰﾀﾞ槽 苛性ｿｰﾀﾞﾎﾟﾝﾌﾟ 脱水機 混合槽 貯留槽 発酵槽供給ﾎﾟﾝﾌﾟ 湿式破砕ﾎﾟﾝﾌﾟ 脱水ろ液 消化液貯留槽 消化汚泥移送ﾎﾟﾝﾌﾟ 稀釈後 下水放流 脱水汚泥 脱水汚泥ﾎﾟﾝﾌﾟ 会場外 搬出 ガス調整器 設置場所 愛知万博長久手会場内 処 理 物 生ゴミ 設備能力 4.8t/d 発 電 機 MCFC 250kw （発生ガス量 912m3/d） 竣工年月 平成17年3月 納入実績 中部電力株式会社殿 アルカリ消化システム全景 発電設備 (溶融炭酸塩型燃料電池) １７．ﾊﾞｲｵｴﾅｼﾞｰ（株）/城南島食品ﾘｻｲｸﾙ施設 － 三菱重工業㈱ － 【中温メタン発酵】 バイオガス： 約13,000Nm3／日 受入設備 夾雑物除去設備 電 力，熱 メタン発酵設備 ガスホルダー 受入ホッパ 選別機 破砕機 事業系の食品廃棄物 110ｔ／日 調整槽 発酵不適物 10ｔ／日 浄化処理設備 メタン発酵槽 ガス利用設備 発電設備 発電量： 約24,000kWh／日 燃料電池 （250kW×1台） ガス発電機（500kW×1台） （250kW×1台） 場外搬出 汚泥脱水設備 下水道放流 脱水機 生物処理 (活性汚泥) （脱水汚泥） 汚泥乾燥設備 処理水 放流水 150m3／日 乾燥汚泥 約3t／日 場外搬出 乾燥機 設置場所 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 設備能力 回収ｴﾈﾙｷﾞｰ 再生品 東京都大田区城南島 食品廃棄物 110ｔ/日 発電量約２４,０００kWｈ/日 電力（一部売電）・熱 １８．固定床式バイオマスガス化・発電技術 － ㈱神戸製鋼所 － 蒸気タービン発電機 合成ガス バイオマス燃料 復水器 バケット エレベーター 計量 タンク 冷却水（戻） 燃焼 チューブ 冷却水 ガス化炉 スタック バーナー ボイラー イタリア（2003） バグ フィルター 誘引ファン 冷却水（戻） 灰コンベア― 冷却水 燃焼用空気 炉底灰 燃焼用空気ファン 飛灰 アメリカ（1996） 1. 固定床方式のシンプルな設備 ガス化炉はシンプルな固定床方式で、設備費が安価、運転・メンテナンスも容易。また、固定床方式でありながら、炉底に設置した独 自の装置により、層の均質化と灰の連続払出しが可能。 2. 豊富な商業実績に基づく高い技術信頼性 1980年代初頭にもみ殻による商業設備が完成以後、海外で10件以上の商業設備が稼動。ボイラー・蒸気タービン方式による数百kW の小規模なものから、12,000kW規模のものまで幅広い実績。また、ガスエンジン方式による商業設備も2003年末に完成。 3. 多様なバイオマス燃料への対応 既に商業実績のあるもみ殻/稲わら、オリーブかすに加え、30トン/日規模の実証設備において、木質チップ、畜舎敷料、RDF、バガス、 下水スラッジ等の多様なバイオマス燃料のガス化を実証済。また、この設備を用いて実証試験・設備設計データ採取をおこない、最適 な設備を提供可能。 4. 規模に応じた最適な発電方式の採用 数千kWを越える比較的大きな規模では、タールトラブルがなく技術的にも確立されたボイラー・蒸気タービン方式を採用し、操業トラブ ルをミニマイズ。多段燃焼によりNOxも抑制。また、小規模領域においても、タール除去技術を含めたガスエンジン方式の実証を実施。 １９．流動床式バイオマスガス化・発電技術 － スチーム バイオマス ㈱神戸製鋼所 － 5 3 6 10 4 2 灰 1 7 9 発電 空気 実証設備 8 熱供給 （フィンランド） 灰 1. 実証に基づく技術 20MWthサイズ（乾燥ウッドチップ100ton/dayに相当）の実証設備にて、多種多様なバイオマスについて実証試験を実施、豊富な知識・ 経験を保有。 2. 燃料のフレキシビリティー ウッドチップといった木質系バイオマスはもちろんのこと、草類や廃棄物由来のバイオマスにも対応が可能。 3. 高エネルギー効率 ガスエンジンとの組合わせにより、26～28%の発電効率、さらに熱を利用することにより85～90%の総合効率が可能。 4. タール分解・除去技術 タール分解機能を持つベッド材の採用により、ガス化炉におけるタール発生を抑制。さらに触媒による乾式タール分解装置を後段に設 置することで確実にタールを除去し、ガスエンジンでのタールトラブルを回避。 ２０．バイオマスガス化発電システム －中外炉工業㈱－ 山口県 森林バイオマスエネルギー活用推進プロジェクト 5t/d(16％水分) ＜50mm 間伐材チップ(杉、桧、竹) 高温フィルター プレーナー屑、コーヒー粕 常温常圧80m3貯留 ガスホルダー 空気予熱器 ガス化炉 外熱式 多筒形キルン 受入れ ホッパー 原料チップ H CO CH CO : : : : LHV 11.0MJ/m H CO CH CO : : : : LHV 13.5MJ/m3 夜 昼 水素燃料製造運転 ＜700℃ 28% 30% 13% 25% 37% H2 33% CO 23% CO2 7% CH4 タール 6mg/m3 6 m3 700℃ガス化 48% 26% 8% 17% 発生ガス仕様(normal) ガス 乾燥 850℃ガス化 熱風 発生ガスは ガス化炉燃料 発生残さ 炭として取出し ガス 700 ～ 850℃ ＋ タール ガス化温度 酸素 ガス 改質塔 発熱量 10.7MJ /m3 発生量 198/m3/h 1100℃ 排ガス 排気フィルター <900℃ 排ガス ボイラー チャー + 灰 ガス冷却器 スス ガスエンジン 熱風 発生炉 排ガス ボイラー 排ガス 500℃ 昼 夜 発電運転 炭製造運転 蒸気 所内消費 40kW 0.7MPa 灰 ガス化の温度を変えることによりニーズにあわせた運転が可能 炭 蒸気 0.7MPa 85℃ 電力 201kW 73kW 176kW (23.0%) (8.4%) (20.1%) 企業組合ホーメック ガスエンジン (176kw) 温水 （ ）内は原料熱量に対する割合を示す ガス化炉 設置場所：山口市内 企業組合ホーメッ ク内 設置場所 山口市内製材所 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 間伐材チップ（杉、檜、竹）、 プレーナー屑、コーヒー粕 施設規模 210㎏/h（16%水分ベース）→5t/d 竣工年月 平成15年8月 処理品 発電量176kW、蒸気201kW （発生ガス量198m3/h、10.7MJ/m3） 灰発生量 50kg/d程度 ２１．廃棄物ガス変換実証プラント － 日本ガイシ（株） － 廃棄物 加熱排ガス 改質ガス（発電利用） 酸素 熱分解ガス 550℃ 熱分解炉 熱分解残さ 精製ガス 精製後の 改質ガス 酸素 改質部 1200℃ 粉砕機 溶融部 1400℃ ガス変換溶融炉 スラグ 実証設備全景 廃棄物ガス変換設備フロー 設置場所 ：日本ガイシ知多事業所内 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ：一般ごみ、木質、下水汚泥 設備能力 ：４ｔ／日 燃料ガス ：ガス量＝175 m3/h, 組成 ＝CO : 43%、H2 :30% CO2: 21%、N2 : 6% 竣工年月 ：平成１４年１０月 熱分解炉 ガス変換溶融炉 ２２．下水汚泥ガス変換実証試験設備 － 日本ガイシ（株）、三菱重工（株） － 乾燥機 スクラバ 水 余剰ガス 燃焼炉 洗浄塔 酸素 水蒸気 冷却塔 燃料ガス 集塵機 水 脱水汚泥 改質炉 乾燥汚泥 アルカリ 水 G 蒸気 ガスエンジン 空気 乾燥機 灰 ガス化炉 乾燥設備 ガス化設備 ガス処理設備 ガス化炉 実証試験設備フロー 設置場所 ：東京都砂町水再生センター内 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ：下水汚泥 設備能力 ：５ｔ／日以上 燃料ガス ：ガス量＝277 m3/h（最大） 発熱量＝1070 kcal/m3 竣工年月 ：平成１７年３月 設備全景 ガス化設備 NEDOから委託を受けた研究で、東京都下水道局と 共同して研究しています。 ２３．衣川村木質バイオマスガス化発電設備 －日立造船（株）－ チップホッパー ガスエンジン発電機 ガス化装置本体 プラント全体 設置場所 岩手県胆沢郡 衣川村上立沢 村営黒滝温泉 設備仕様 固定床 ﾀﾞｳﾝﾄﾞﾗﾌﾄ方式 対象物 間伐材、製材端材 チップ 設備規模 ４００ ｋｇ／日 発電量 ２５ ｋＷ 竣工年月 平成１６年１２月 ２４．木質系バイオマスガス化発電システム ［処理方式：間接加熱式キルン炉］ ［発電方式：蒸気タービン］ － 三菱重工業㈱ － 燃焼空気ファン バグフィルタ 減温塔 木質系 バイオマス ! ! №1,2,3 原料コンベヤ 誘引ファン サ イ ク ロ ン ! 煙突 ! 燃焼室 ボイラ 熱分解ガス化炉 （間接加熱式キルン） 炭化物 蒸気タービン発電機 消石灰 サイロ 特反剤活性炭 サイロ ガス化発電システムフローシート 設置場所 対象ﾊﾞｲｵﾏｽ 設備能力 回収ｴﾈﾙｷﾞｰ 再生品 竣工年月 木質バイオマスプラント全景 三重中央開発㈱（三重県伊賀市） 木材チップ（木質バイオマス） 96t/d 発電量1400kW （蒸気2.7MPa×300℃） 炭化物 平成17年3月 ２５．宍粟市小型発電システム ガスエンジン システムﾌﾛｰ ガスホルダー ガス化発電装置全景 ガス化炉 建設場所 兵庫県宍粟市一宮町 処 理 物 間伐材削り屑 施設規模 40kg/h（含水率30%*乾基準） 竣工年月 平成15年12月 処理品 木酢液 40 ﾘｯﾀｰ/ｈ 電力30ｋｗ 課題：タールの分離・精製、自動運転 ２６．南国興産鶏糞焚きボイラー －㈱タクマ － 焼却発電ボイラ 鶏糞焼却発電フロー 発電機1500ｋｗ 建設場所 宮崎県北諸県郡高城町大字有水1941番 処 理 物 鶏糞 施設規模 312ｔ/日 発生蒸気量：41ｔ/ｈ 蒸気発電タービン1500ｋｗ 蒸気駆動タービン460ｋｗ（330ｋｗ駆動） 竣工年月 平成14年３月竣工 処理物 焼却灰 造粒しリン酸カリとして販売 25000円／トン 南国興産鶏糞発電概観 電力 950+130ｋｗ工場で使用（焼却ボイラ自家消費550ｋｗ） 蒸気２０.５トン/ｈ供給 ２７．能代森林資源利用共同組合バイオマス発電システム －㈱タクマ － 組合員 ｽｷﾞ樹皮・製材端材 等 43,488t/y 員外利用 粉砕処理 10,872t/y 運輸会社(産廃免許有) 粉砕済ﾁｯﾌﾟ購入 ﾎﾞｰﾄﾞ工場より 木粉 数cm 端材等 樹皮 粉砕 乾燥 IDF ｻｲｸﾛﾝ 水分41% 能代森林資源利用協同組合 34t/h 蒸気ﾗｲﾝ (粉砕処理部門は産業廃棄物処理業) 破砕・乾燥施設 ｽｷﾞ樹皮 1,200t/y ｽｷﾞ樹皮・製材端材等 電力： 53,160t/y 650kWh ｱｷﾓｸﾎﾞｰﾄﾞ㈱再資源化 電力： 2,350kWh 蒸気：20t/h ｱｷﾓｸﾎﾞｰﾄﾞ㈱再資源化 燃料化 電力：3,000kW 蒸気：24t/h 燃 焼 装 置 WHB ～ ｻｲｸﾛﾝ ﾎﾞｰﾄﾞ工場へ 20t/h 3,000kW B/F 200℃ 排ｶﾞｽﾗｲﾝ IDF ｽﾀｯｸ 9.2t/h 主灰 飛灰 飛灰 ｴﾈﾙｷﾞｰ化施設 事業ﾌﾛｰ システムフロー 建設場所 能代市鰄渕字亥の台2-6(ｱｷﾓｸﾎﾞｰﾄﾞ㈱内 処 理 物 木片，ﾊﾞｰｸ，ﾁｯﾌﾟ（ 9,120kg/h） 施設規模 ・焼却能力 9,120kg/h 発電量3000ｋＷ 蒸気・ 34,000kg/h 竣工年月 平成15年2月 処理品 売り電量2350ｋｗ、販売蒸気量20ｔ/ｈ （アキモクボードに販売） バイオマス焚きボイラ全景 スチームタービン3000ｋｗ ２８．大阪府中央市場生ごみ高速減容化ｼｽﾃﾑ －日立造船㈱ － ﾍﾟﾚｯﾄ堆肥 生ごみ高速減容化ｼｽﾃﾑﾌﾛｰ 建設場所 大阪府中央卸売市場内 処 理 物 生ごみ（野菜、果物、魚あら） 施設規模 25t/日×2基 竣工年月 平成12年8月 処理能力 約1/10に減容 生ごみ高速減容化ﾌﾟﾗﾝﾄ全景 ２９．京都市廃食用油燃料化施設 －日立造船（株）－ 屋外原料タンク 製造フロー 製造棟２F 設置場所： 京都市伏見区南部クリーンセンター内 対象バイオマス： 廃食用油 製造能力： 5000L-バイオディーゼル／日 処理方法： エステル交換反応（アルカリ触媒） 竣工年月： 2004年5月 施設全景 出荷設備 ３０．汚泥乾燥造粒装置（Hitzパールシステム）実証装置 －日立造船（株）－ 下水汚泥等の有機質汚泥を低水分かつ粒状に加工し、バイオソリッド燃料として利用 脱水汚 泥 汚泥 の流れ 熱 媒油の 流れ ガス の流れ 水の流 れ 排ガ スファ ン 汚泥ホ ッパ 汚 泥ポンプ 冷却 水 散布水ポ ンプ 汚泥混 合機 排 水 下 水処理 場へ返送 スクラ バ 膨 張タンク 汚 泥乾燥 機 乾燥品 循環 エレベ ータ 排 気 熱 媒油循環 ポンプ 分 離ホッ パ 乾 燥品循環 スクリ ュー 熱媒 油クー ラ 空 試験装置全景 乾燥品 排出バル ブ 気 排 水 乾燥品 冷却ス クリュー 燃 熱 媒油 ボ イラ 料 冷却水 乾燥造粒 品貯留 設備 バイオソリッド燃料 バイオソリッド燃料例 バイオソリッド燃料化のイメージ 石炭焚きボイラ設置事業所（工場・発電所等） 下水処理場等 汚泥 石炭節約 ＣＯ２削減 Hitzパールシステム 設置場所： 日立造船環境研究センター（京都府舞鶴市） （発電設備） 煙突 ミル 石 炭 ボイラ 対象バイオマス：下水・食品工場等の有機質汚泥 設備能力： 2トン-脱水汚泥／日 排ガス処理 バイオソリッド燃料 試験装置概要 処理方法： 熱媒油による間接加熱方式 ３１．ペレット化施設（森林資源加工センター） 計量 一次破砕/選別 チッパー 間伐材 チッパー 二次破砕 三次破砕 乾燥 二次選別 一次破砕機 成型 冷却 ペレット ペレット成型機 袋詰 堆肥 システムﾌﾛｰ ペレット ペレットストーブ ペレット焚きボイラ 気流乾燥機 建設場所 高槻市大字中畑小字寺谷41番地 処 理 物 間伐材等伐採材 施設規模 1,500t/yのﾍﾟﾚｯﾄ製造能力 （実績700ｔ/年） 竣工年月 平成14年8月 処理品 ペレット700ｔ／年 堆肥500t/y 総工費 3.2億円
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