PB・Tech_No 001 画像処理ソフト PictBear SE どんなもの? 2006/11/26 by KH ・画像処理とは 画像処理とは、画像に対して、効果(エフェクト)をかけたり、色調(明るさや画質)を調整したり、 大きさを変えたりして、ある目的にあった状態に画像を加工することを言います。 ・一般的な使用目的 (1)ホームページ用 (2)配布物用 (3)プリント出力用 :インターネット用の画像(GIF・JPEG・PNG) :ワード等文書作成・プレゼンテーション用(GIF・JPEG・PNG・BTM) :写真や年賀状などの出力用(デジカメや写真の加工出力) ・素材の色々 (1)アナログ データ (2)デジタル データ :写真、イラスト、雑誌の切り抜きなど... :デジカメ、デジタルビデオ、素材集など... ・主な加工手順 (1)デジタル化 : (スキャナーでの取込など-アナログのみ) (2)画像加工処理(画像処理ソフトの活用) :明るさ、色調、画質、効果、大きさの変更など (3)保存形式の指定、および圧縮率の指定 :GIF、JPEG、PNG、BITMAP、その他 (4)目的のソフトやファイルへの貼付け :ホームページ、発表用文書、年賀状など... ・画像処理ソフトについて 画像処理を専門に行なうソフトを「グラフィックソフト」と言います。 グラフィックソフトは、パソコンの画面上で絵や図形やイラスト、写真などを加工することが出来ます。 ソフトを活用することで、従来はプロの技であった技法やデザイナーのような画像を簡単に作ることが 出来るようになりました。 さらに、データさえあれば、何度でも簡単に画像の修正・加工・複製(コピー)が出来るのも、大きな特徴 です。 ソフトの種類として、 (1)ペイント系ソフト: 図形や絵をペンや筆の感覚で作成できるソフトです。 簡単なイラストや手書きタッチの画像に向いています。 さらに、写真加工を専門に行う「フォトレタッチソフト」 と言うものもあります。 (2)ドロー系ソフト : 数学の図形やグラフのように数値的な曲線を使った画像 作成が出来るソフトです。文字や複雑なイラストに向いて います。 代表的なグラフィックソフトとしては ・ペイント系 ペイント(マイクロソフト社) ・ドロー系 イラストレーター(アドビシステム社) ・フォトレタッチ フォトショップ (アドビシステム社) MS-PhotoEditer (マイクロソフト社) などがあります。 ・画像加工のポイント ・明るさの調整(明るさ/コントラスト) 写真や鮮明なイラストなどの明暗を調整します。少し暗い写真などは、この操作でほと んど補正することができます。 ・色の調整 写真やイラストなどの画像に色効果をつけることができます。赤・青・黄・緑などいろ いろな調整ができます。 ・特殊効果(エフェクト) ぼかし・シャープネス・エンボス・モザイク・セピアなど色々な効果をかけることが出 来ます。 ・トリミング 画像の必要な所だけを切り取ります。ある部分を強調したり、表示サイズを小さくした りすることが出来ます。 ・サイズの調整 画像自体の大きさを調整します。大きくしたり、小さくしたり、使う用途によって調整 します。ほとんどのグラフィック ソフトで、ピクセルやセンチでサイズを細かく設定す ることができます。 (小さい画像を拡大するときには注意が必要。大きくしすぎると、画質が荒くなってし まう場合があります。 ) ・ペイントソフトウェア PictBear SE の特徴 PictBear SE は高機能でしかも無料でインストールすることができるフリーペイントソフトです。 その特徴として、 強力なカスタマイズ機能。 本格的なレイヤー機能。 GIF/PNG/JPEG の読み書きをサポート。 様々なイメージタイプをサポート。 フィルタはフィルタプラグインで拡張可能。 対応フォーマットはプラグインで拡張可能。 処理の自動化を行うスクリプト機能。 使いやすいパレット管理。 癖の無い UI で簡単に使用可能。 などがあげられます。 ・ソフトのダウンロード 下のリンクをクリックするとすぐ画像ソフトの保存先を聞いてきます。 自分のパソコンの適当な場所に保存してください。 一時的なファイルゆえデスクトップが適当かもしれません。 PictBear SE V2.00 RC5 インストーラ形式 (初心者推奨) 2.6MB New!! ・画像ソフトのインストール 保存した画像ファイル「pbse200rc5.exe」をダブルクリックすると自動的にインストールされます。 いろいろ聞いてくるかも知れませんが、同意して「OK」 。途中のコマンドで、デスクトップにショー トカットを作るというところにチェ ックを入れておけば便利です。 インストールが終わったら、 デスクト ップ上に自動的に作られた画像ソフ トのショートカットアイコンをダブ ルクリックしてソフトを立ち上げて ください。 ・画像をひらく 「ファイル」の「開く」を選び、編集 する画像を開いてください。 画像を開くと右上の方に今その画像 が何%で開かれているか表示されま す。 画面の簡単な構成を説明します。 標準ツールバー メニューバーの下にあり、編集作業 でよく用いるツールが横一列に並べ られています。 描画ツールバー 画面の左端に縦方向に描画時に用い るツールが配置されています。 有料ソフトより簡易ですが、一般の 使用には十分でしょう。 (緑枠部分) パレット 画面の右に配置され、3 個のタブが あります。 RGBタブ:色の設定に用いられる。左上部に「前景色」と「背景色」の設定状態が表示されている。 ダブルクリックすると任意にカスタマイズも可能です。 サ ン プ ル:このソフトでの標準的な描画色(前景色)のサンプルリストです。 ブラシタブ:線や円、矩形等を描く際に使うブラシの太さやぼかしを選択できるようになっています。 ビューパネル 通常「ナビゲーション」タブを開いておき、画面をズームアップしたときに、いまどの部分が表示さ れているかを赤枠で示すようになっています。 レイヤーパネル 通常、画面の右下に表示され、画像ファイルを開いた状態は「背景」レイヤーのみが表示されます。 パネル左上の「レイヤー作成」アイコンを押すと、新しいレイヤーが背景レイヤーの上に表示されま す。白黒のハッチングは「透明状態」を意味しています。 ★マークはそのレイヤーが可視状態であることを示しています。 レイヤー作成ボタン レイヤーの統合は統合ボタン を押してください。 (赤枠部) 本シリーズは、PictBear SE の機能別の解説書ではなく、画像を処理する事例ごとに、必要な機能の操作 や手順を紹介していくことによって、編集処理の仕方を習得しようというものです。 従って、各メニューやツールボタンの機能の説明は必要の都度、記述していきます。 以上
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