参考資料 資料検索やレポート作成に役立つ情報を集めました。 - 57 - 1 引用、文献リストについて 1.1 引用について ・論文においては、自分の意見と他人の見解とをはっきり区別する必要があります。他人の著作物か ら文章を引用した場合は、引用であることを示し、出典を明示しなくてはなりません。 ・引用した箇所に注をつけ、巻末の注記や文献リストと結び付けて出典の書誌的事項(著者名・署名・ 出版年など)を明らかにします。 1.2 引用の仕方 ・著作物には著作権があります。著作権を保護するため、原則として正確に原文どおり引用しなけれ ばなりません。 ・引用の仕方には次の2通りがあります。 ①引用する文章が短い場合 カギカッコ「 」でかこんで本文に入れる。 ②引用する文章が長い場合 カギカッコ「 」はつけず、アタマを1字か2字下げて書く。 1.3 参照文献の書き方 ・参照文献の書き方には一般的に下記の 2 通りがあります。 ①バンクーバー方式(引用順方式) 本文の参照箇所に引用順に参照文献の連番(1)(2)(3)を振り、論文最後などに連番順に参照文献を記 述します。 出典の示し方 ・図書 著者名『書名』発行所,出版年,該当ページ ・雑誌論文 著者名「論文名」『雑誌名』巻号(刊行年月) ,該当ページ ・CD-ROM 著者名「論文・記事名」『CD-ROM のタイトル』巻号,[CD-ROM],発行所,刊行年月 ・インターネット上の情報(例) 著者名「記事名」[オンライン],HPの名称,[インターネット],URL,アクセス日 ②ハーバード方式(著者名・発行年方式) 本文での参照箇所にカッコ( )を挿入し、その中に(出典文献の著者名 を書き込み、論文最後などに著者名・発行年順に参考文献を記述します。 本文 巻末の文献リスト - 58 - 出版年:該当ページ) 1.4 欧文文献の場合 ・参照文献の記述方法 現在国際的に広く用いられている参照文献の記述方法には、以下のようなものがあります。 ・英国のスタイル The Oxford Style Manual ・米国のスタイル The Chicago Manual of Style ・学協会のスタイル (1) NLM (MEDLINE) スタイル(米国国立医学図書館) (2) ACS スタイル(アメリカ化学会) (3) IEEE スタイル( 米国電気・電子技術者協会) (4) APA スタイル(アメリカ心理学会) (5) MLA スタイル(米国現代言語協会) 生医学分野 化学分野 工学分野 学際分野 人文・社会科学分野 *出典の示し方等について、どの方法をとるかは指導教員の指示に従います。 *詳しくは、次ページの「論文の書き方」の本を参考にしてください。 1.5 欧文の略語 app. cf ed.、eds. appendix「付録」。 confer「比較せよ」 「参照せよ」 。文献名の前に書く。 editor(s)「編集者」、edition(s)「版」、edited(by)「~によって編集された」のいず れにも用いる。 etc. et cetra(ラテン語)「その他」 。 ex. example「例」 。 f.、ff. and the following「およびその次の」の意で、p.28f.は28ページと29ページを、 p28ff.は28ページ以下の数ページを示す。 fn. foot note「脚注」 。 ibid. ibidem(ラテン語)「同署」「同前」。直前の「注」と同じ文献であることを示す。もと の意味は「同じ場所に」。 loc.cit. loco citato(ラテン語)「引用された場所に」。すでに引用された文献の同一箇所から の引用を示す。 n.、nn. note(s)「注」 「注釈」。 n.d. no date「刊行日付けなし。」 no.、No. number「番号」。 n.p no place「刊行地の記載なし」。 op. it. opera citato(ラテン語)「前掲書」「前掲論文」。原義は「引用された作品のなかに」。 rev. revised, revision rpt. reprinted, reprint「再版」「重版」 。 ser. series「シリーズ」 tr.、trans. tarnslation「翻訳」、translator「翻訳者」 、translated(by)「~によって翻訳された」 のいずれの場合にも用いる。 vol.、vols. volume(s)「巻」「冊」 。2vols.は全 2 巻、Vol.2(または、Vol.Ⅱ)は第 2 巻ということ。 田代菊雄『大学生のための研究の進め方・まとめ方』新版, 大学教育出版,1997(002/A/316) より 参考文献: 『参考文献の役割と書き方 : 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用』科学技術振興機構, 2008 http://sist-jst.jp/pdf/SIST_booklet2009.pdf 『SIST02 : 参照文献の書き方(SIST : 科学技術情報流通技術基準)』科学技術振興機構, 2007 http://sist-jst.jp/pdf/SIST02-2007.pdf - 59 - 2 「論文の書き方」、「文献調査」の本 「論文の書き方」の本 OPAC で件名に「論文作法」と入力して検索してみてください。 002//316 『大学生のための研究の進め方・まとめ方』田代菊雄 新版,大学教育出版,1997 007.6//3312 『超入門パソコンでレポートを書く』前田洋樹, 滝川好夫,日本評論社,2004 007.6/N37 『文系のための情報処理入門』中村康夫, 安道百合子,和泉書院,2008 007.6/Sh32 『レポート作成のためのコンピュータリテラシー』椎原正次 改訂版 ムイスリ出版, 2008 007.63/I72 『レポートから卒論まで Word & Excel 講座』石田千代子 新紀元社,2007 007.63/Se72/11 『論文・レポート作成に使う Word2007 活用法』嶋貫健司 カットシステム,2007 021.2/Mi84 『学術論文のための著作権Q&A:著作権法に則った「論文作法」 』宮田昇 東海大学出 版会,2008 041//1051 『知の技法』小林康夫・船曳建夫編 東京大学出版会,1994 080/1718/12 『レポートの作り方:情報収集からプレゼンテーションまで』江下雅之 中央公論新社 (中公新書) ,2003 080/954/23 『論文の教室』戸田山和久 日本放送出版協会,2002 140/1/909 『心理学のためのレポート・卒業論文の書き方』杉本敏夫 サイエンス社,2005 140//935 『卒論・修論をはじめるための心理学理論ガイドブック』夏堀睦 ナカニシヤ出版,2007 210//446 『日本史論文の書きかた』中尾尭他編 吉川弘文館,1992 222//1503 『中国近現代史研究のスタンダード:卒業論文を書く』田中比呂志 研文出版,2005 307/I75 『社会科学系のための英語研究論文の書き方』石井クンツ昌子 ミネルヴァ書房,2010 369/a/2649 『福祉系学生のためのレポート&卒論の書き方』川村匡由 改訂,中央法規出版,2005 377.15/Sa85 『アカデミック・スキルズ : 大学生のための知的技法入門』佐藤望編著 慶應義塾大 学出版会,2006 490.7/Su87 『論文を書いてみよう!』諏訪邦夫 克誠堂出版,2005 490.7/R98 『医療・福祉・看護系はじめてのレポート・卒論』柳修平 金芳堂,2003 492.907/E12 『看護学生のためのレポート書き方教室』江原勝幸 照林社,2008 492.907/Ma73 『ナースのための実践論文講座』松葉祥一 人文書院,2008 492.907/Ta56 『看護学生のためのレポート・論文の書き方:正しく学ぼう「書く基本」「文章の組み 立て」 』高谷修 改訂 3 版,金芳堂,2006 492.907/Ta56 『看護師に役立つレポート・論文の書き方』高谷修 金芳堂,2006 816/c/68 816//359 816//360 816/a/361 『学術論文の技法』斉藤孝 新訂版,日本エディターズスクール,2005 『わかりやすい論文レポートの書き方』安藤喜久雄編 実業之日本社,1999 『卒論・ゼミ論の書き方』早稲田大学出版部編 新版,早稲田大学出版部,1997 『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方』吉田健正 第 2 版,ナカニシヤ出 版,2004 816//364 『論文・レポートのまとめ方』古郡廷治 筑摩書房,1997 816//374 『レポート・論文の書き方入門』河野哲也 第 3 版,慶応義塾大学出版会,2002 816//375 『レポート・論文の書き方上級』櫻井雅夫 慶応義塾大学出版会,1998 816//390 816//396 816//402 816//403 『Word を使った大学生のための論文作成術』佐良木昌 明石書店,2004 『インターネット完全活用編大学生のためのレポート・論文術』小笠原喜康 講談社,2003 『レポート・論文・プレゼンスキルズ』石坂春秋 くろしお出版,2003 『レポート・卒論のテーマの決め方』三井宏隆 慶応義塾大学出版会,2004 816.5/A58 『これでわかった!レポート作成』青山満 学術図書出版社,2004 816.5/F67 『レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方』藤田節子 日外アソシエーツ, 2009 816.5/I89 『はじめてのレポート:レポート作成のための 55 のステップ』伊藤義之 嵯峨野書院、 2003 816.5/N72 『評価される博士・修士・卒業論文の書き方・考え方』新堀聰 同文舘出版,2002 - 60 - 816.5/O22 『大学生のためのレポート・論文術』小笠原喜康 新版, 講談社(講談社現代新書) ,2009 816.5/Sh81 『よくわかる卒論の書き方』白井利明 ミネルヴァ書房,2008 836/f/19 『MLA 英語論文の手引』ジバルディ,ジョセフ 第 6 版,北星堂書店,2005 836//306 『英語論文に使う表現文例集』迫村純男・James Raeside ナツメ社,1996 836//447 『アカデミックライティング入門』磯貝友子 慶応義塾大学出版会,1998 836//442 『アカデミックライティング応用編』アーマー,アンドルー他 慶應義塾大学出版 会,1999 876//4 『論文作法』エーコ,ウンベルト 而立社,1997 映像資料 DVD/3/317 『レポート・論文を書こう!:誰にでも書ける 10 のステップ』紀伊國屋書店 (情報の達人 3),2007 - 61 - 「文献調査」の本 OPAC で件名に「文献探索」や「図書館利用」 、「情報検索」と入力して検 索してみてください。 007.5//8 『自分でできる情報探索』藤田節子 筑摩書房(ちくま新書) ,1997 007.5//9 『情報スーパー活用術』西村顕治 筑摩書房,1997 007.5/2007/69 『インターネットで文献探索』伊藤民雄 2007 年版日本図書館協会,2007 007.5//71 『調査のためのインターネット』アリアドネ編 筑摩書房,1996 007.5//75 『情報リテラシー入門』慶應義塾大学日吉メディアセンター編 慶應義塾大学出版会 2002 007.5//76 『大学生と「情報の活用」 』川崎良孝 増補版,京都大学図書館情報研究会,2001 007.5//80 『理・工・医・薬系学生のための学術情報探索マニュアル』学術情報探索マニュアル編集 委員会編 丸善、2006 015//44 『文科系学生のための文献調査ガイド』池田祥子 青弓社,1995 015//225 『図書館に訊け!』井上真琴 筑摩書房(ちくま新書) ,2004 015//232 『図書館を使い倒す!』千野信浩 新潮社(新潮新書) 、2005 015.2/Mo45 『文献調査法:調査・レポート・論文作成必携:情報リテラシー読本』毛利和弘 第 2 版,日本図書館協会,2006 490//599 『上手な情報検索のための PubMed 活用マニュアル』縣俊彦 南江堂、2000 816//399 『レポート作成法:インターネット時代の情報の探し方』井出翕・藤田節子 日外アソシ エーツ、2003 - 62 - 3 情報科学関係論文で引用されることの多い雑誌・技術報告の略称 ・科学技術系の雑誌は二次情報の検索結果や論文の引用文献・参考文献においての書き方が略誌名で 書かれていることが多く、長久手・守山キャンパス図書館や他の図書館の蔵書検索をするときには、 完全誌名を知る必要があります。 *図書館にない資料を申込むときには、略誌名ではなく、完全誌名を書いて申込をしてください。 略称 正式名称 NS 研究会 信学会 電子情報通信学会. .ネットワークシステム研究会の略 論文は「電子情報通信学会技術研究報告.ネットワークシステム」 に掲載 映情学誌 映画情報メディア学会誌 情処学ヒューマンインタ フェース研報 情報処理学会研究報告.ヒューマンインタフェース(HI) 情処学論 情報処理学会論文誌 情処技研 DSM 情報処理学会研究報告.分散システム・インターネット運用技術(D SM) 情処研報 DBS 情報処理学会研究報告.データベースシステム(DBS) 情報処理学会 DSM 情報処理学会研究報告.分散システム・インターネット運用技術(D SM) 情報処理学会研究会報告 DSM 情報処理学会研究報告.分散システム・インターネット運用技術(D SM) 情報処理学会データベー スシステム研究会 情報処理学会研究報告.データベースシステム(DBS)に掲載 情報処理学会分散システ ム運用技術研究報告 情報処理学会研究報告.分散システム・インターネット運用技術(D SM) 情報知識学誌 情報知識学会誌 信学技報 電子情報通信学会技術研究報告 信学総大 信学ソ大 電子情報通信学会.総合大会講演論文集 電子情報通信学会.ソサイエティ大会講演論文集 信学論 C 電子情報通信学会論文誌.C 信学論誌 J-79-D-Ⅱ 電子情報通信学会論文誌 DⅡ 人口知能学誌 人工知能学会誌 電学論 C 電気学会論文誌 C 電学論誌 C 電気学会論文誌 C 電気学会全大 電気学会全国大会論文集 電子情報通信学会.福祉情 報工学研究会 電子情報通信学会技術研究報告.福祉情報工学に掲載 *「Webcat Plus」では別タイトルに雑誌の略誌名形が入力されていて略誌名でも検索することができ ますのでここから完全誌名を知ることもできます。 *「Ingenta」Advanced Search(トップページの“Search”ボタンをクリックして入る)を使って完 全誌名を知ることもできます。 参考:国立国会図書館 科学技術・医学 - 63 - 調べ方案内 文献調査のノウハウと資料群 4 日本十進分類法 NDC(Nippon Decimal Classification)綱目表 00 総記 General works. 01 図書館.図書館学 Libraries. Library and information sciences 02 図書.書誌学 Books. Bibliography 03 百科事典 General encyclopedias 04 一般論文集.一般講演集 general collected essays 05 逐次刊行物 General serial publications 06 団体 General societies 07 ジャーナリズム.新聞 Journalism. Newspapers 08 叢書.全集.選集 General collections 09 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション rare books. Local collections. Special collections 10 哲学 Philosophy 11 哲学各論 Special treatises on philosophy 12 東洋思想 Oriental thought 13 西洋哲学 Western philosophy 14 心理学 Psychology 15 倫理学.道徳 Ethics. Morals 16 宗教 Religion 17 神道 Shinto 18 仏教 Buddhism 19 キリスト教 Christianity 20 歴史 History 21 日本史 general history of Japan 22 アジア史.東洋史 General history of Asia 23 ヨーロッパ史.西洋史 General history of Europe 24 アフリカ史 General history of Africa 25 北アメリカ史 General history of North America 26 南アメリカ史 General history of South America 27 オセアニア史.両極地方史 General history of Oceania. General history of Polar regions 28 伝記 general biography 29 地理.地誌.紀行 General geography 30 社会科学 Social sciences 31 政治 Political sciences 32 法律 Law 33 経済 Economics 34 財政 Public finance 35 統計 Statistics 36 社会 Society 37 教育 Education 38 風俗習慣.民俗学.民族学 Customs, folklore and ethnology 39 国防.軍事 National defense. Military science 40 自然科学 Natural Sciences 41 数学 Mathematics 42 物理学 Physics 43 化学 Chemistry 44 天文学.宇宙科学 Astronomy. Space science 45 地球科学.地学 Earth sciences 46 生物科学.一般生物学 Biology 47 植物学 Botany 48 動物学 Zoology 49 医学.薬学 Medical sciences - 64 - 50 技術.工学 Technology. Engineering 51 建設工学.土木工学 Construction. Civil engineering 52 建築学 Architecture. Building 53 機械工学.原子力工学 Mechanical engineering 54 電気工学.電子工学 Electrical engineering 55 海洋工学.船舶工学.兵器 Maritime engineering 56 金属工学.鉱山工学 Metal and mining engineering 57 科学工業 Chemical technology 58 製造工業 Manufactures 59 家政学.生活科学 Domestic arts and sciences 60 産業 Industry 61 農業 Agriculture 62 園芸 Horticulture 63 蚕糸業 Sericulture. Silk industry 64 畜産業.獣医学 Animal husbandry 65 林業 Forestry 66 水産業 Fishing industry. Fisheries 67 商業 Commerce 68 運輸.交通 Transportation services 69 通信事業 Communication services 70 芸術.美術 The arts 71 彫刻 Sculpture. Plastic arts 72 絵画.書道 Painting. Pictorial arts 73 版画 Engraving 74 写真.印刷 Photography and photographs 75 工芸 industrial arts 76 音楽.舞踊 Music 77 演劇.映画 Theater 78 スポーツ.体育 Sports and physical training 79 諸芸.娯楽 Accomplishments and amusements 80 言語 Language 81 日本語 Nipponese 82 中国語.その他の東洋の言語 Chinese 83 英語 English 84 ドイツ語 German 85 フランス語 French 86 スペイン語 Spanish 87 イタリア語 Italian 88 ロシア語 Russian 89 その他の諸言語 Other languages 90 文学 Literature 91 日本文学 Nipponese literature 92 中国文学.その他の東洋文学 Chinese literature 93 英米文学 English and American literature 94 ドイツ文学 German literature 95 フランス文学 French literature 96 スペイン文学 Spanish literature 97 イタリア文学 Italian literature 98 ロシア・ソヴィエト文学 Russian literature 99 その他の諸文学 literature of other languages - 65 -
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