パルスユニット PU41/42 仕 様 書 SIGMA TECH 2001/05/30 1. 概要 PU-41/42はリニヤスケール用パルス信号変換ユニットで、入力された主信号(正弦波)に対して、4、8、10、20、40、80、 100、200、400分割した方形波パルスを、NCフィードバックシステムや計測制御装置等に出力する、外部電源入力タイプ のパルス信号ユニットです。 2. 一般仕様 軸数 入力 1軸: PU41 適応スケール: 入力コネクタ: 入力信号: 2軸: PU42 PSスケール又は相当品 D-SUBタイプ 15ピン雌 二相正弦波信号 基準電圧 最大入力周波数: 5項参照 出力コネクタ: D-SUBタイプ 25ピン雄 出力信号: 二相方形波信号 アラーム信号 アラームリセット信号 5項参照 最小エッジ間隔: 4, 8, 10, 20, 40, 80, 100, 200, 400 分割数の設定 最小エッジ間隔の設定 ディレクション切換 アラーム検出: オーバースピード、異常信号 入力ケーブルの断線、短絡 DC+5V±0.1V 1軸 400mA、 2軸 600mA (スケールを除く) -20℃〜70℃ 0℃〜40℃ 110×184×75 mm 出力 分割数 機能 供給電源 消費電流 保存温度範囲 動作温度範囲 外形寸法 3. 各部の名称 Y-INPUT OUTPUT X X-INPUT ALARM X Y X-INPUT: Y-INPUT: X軸入力コネクタ Y軸入力コネクタ OUTPUT: ALARM : 入出力コネクタ アラームランプ X,Y: 分割数、最小エッジ間隔の設定用ディップスイッチ Y 1 4. ディップスイッチの設定 3.1 SW1の設定 (ユニット上部より操作) ON ※ 出荷時の設定 全てOFF 1 2 3 4 ディレクション切換 スイッチ 1 X軸 スイッチ 3 Y軸 アラーム時のドライバ出力 スイッチ 2 X軸 スイッチ 4 Y軸 ON: AL/AL出力信号ガ有効。 OFF: 出力がハイ・インピーダンスとなる。 3.2 SW2の設定 (OUTPUTコネクタ面より操作) ※ 出荷時の設定 最小エッジ間隔: 分割数: ON 1 2 3 4 5 6 7 8 500ns 400 最小エッジ間隔の設定 最小エッジ間隔 スイッチ 8 スイッチ 7 スイッチ 6 1μs OFF OFF OFF 500ns ON OFF ON 250ns ON ON OFF 125ns ON ON ON 分割数 スイッチ 5 スイッチ 4 スイッチ 3 スイッチ 2 4 OFF OFF OFF OFF 分割数の設定 8 ON OFF OFF OFF 10 OFF ON OFF OFF 20 ON ON OFF OFF 40 ON OFF ON OFF 80 OFF ON ON OFF 100 ON ON ON OFF 200 OFF OFF OFF ON 400 OFF ON OFF ON ※ スイッチ 1 はOFF固定 2 5. 最小分解能、最大応答速度、最大入力周波数につい て 最小分解能、最大応答速度、最大入力周波数は、分割数の設定、最小エッジ間隔の設定 およびスケールの出力信号ピッチによりきまる。 PSスケール (出力信号ピッチ 4μm) 使用時の性能 分割数 最小エッジ間隔 最小分解能 最大応答速度 最大入力周波数 [ DIV ] [ ns ] [ μm ] [ mm/s ] [ kHz ] 4 125 1 600 500 250 600 500 500 600 500 1000 600 250 8 10 125 0.5 600 500 250 600 500 500 600 250 1000 500 125 600 500 600 400 500 600 200 1000 400 100 125 0.4 250 20 125 0.2 600 400 250 600 200 500 400 100 1000 40 200 50 600 200 250 400 100 500 200 50 125 0.1 1000 80 100 25 400 100 250 200 50 500 100 25 125 0.05 1000 100 200 400 50 12.5 320 80 250 160 40 500 80 20 1000 40 10 125 125 0.04 0.02 160 40 250 80 20 500 40 10 1000 20 5 125 0.01 80 20 250 40 10 500 20 5 1000 10 2.5 ※ 最大応答速度は、スケールの応答速度により制限される。 3 6. 入出力コネク タ 6.1 入力 コネクタ: 17LE-13150-27(D4AB) DDK製 ピンアサイメント 入力信号 ピン番号 φA Vp-p Vref φB 信号名 信号説明 1 0V シグナルグランド 3 +5V 供給電源 5 φA A相 6 φB A相 7 Vref 基準電圧 8〜14 N.C 15 F.G フレームグランド 信号名 信号説明 1 0V シグナルグランド 2 +5V 供給電源 3 Y-アノード Y軸 アラームリセット入力 4 X-アノード X軸 アラームリセット入力 Vref ≒ 2.5V Vp-p = 2V±0.2V ※ チェックピン 9項参照 6.1 出力 コネクタ: 17LE-23250-27(D4AB) DDK製 ピンアサイメント 出力信号 ピン番号 PA PA PB PB td, d td: エッジ間隔 d: 分解能 ※ チェックピン 9項参照 5 N.C 6 X-AL X軸 アラーム出力 7 N.C 8 X-PB 9 X-PA X軸 A相出力 10 Y-AL Y軸 アラーム出力 11 Y-PB Y軸 B相出力 X軸 B相出力 12 Y-PA Y軸 A相出力 13 Y-カソード Y軸 アラームリセット入力 14 0V シグナルグランド 15 +5V 供給電源 16 X-カソード X軸 アラームリセット入力 17 N.C 18 X軸 アラーム反転出力 19 X-AL N.C 20 X-PB X軸 B相反転出力 21 X-PA X軸 A相反転出力 22 Y-AL Y軸 アラーム反転出力 23 Y-PB Y軸 B相反転出力 24 Y-PA F.G Y軸 A反転出力 25 フレームグランド ※ 1軸 PU41は X軸に接続 4 7. アラーム 7.1 アラーム検出内容 入力ケーブルの断線又は短絡を検出。 オーバースピード: 最大応答速度の超過を検出。 異常信号: 入力正弦波信号の大きさ(大きすぎる/小さすぎる)を検出。 7.2 アラーム動作 アラーム検出時アラームランプ点灯。 ラインドライブ出力 SW1-2,4 がONの場合: AL/AL信号が有効 。 (他の出力も継続して出力) SW1-2,4 がOFFの場合: 全ての出力がハイ・インピーダンスとなる。 7.3 アラーム解除 アラーム要因を取り除いた後、次のいずれかによる。 電源の再投入。 アラームリセット信号を入力。 (パルス幅 100ms以上) 8. 制御装置との接続方法 PU-41/42 X-PA X-PA X-PB X-PB X-AL X-AL 制御装置 9 21 8 20 6 18 AM26LS32 (TI ) AM26LS31 (TI ) +V 1.2kΩ X-アノード X-カソオード If TLP-521 4 16 +5V +5V −V 2 15 1 14 シールド 0V 14 F.G F.G OUTPUTコネクタ ※ TLP-521: I f = 50mA MAX 5 9. チェックピンとディップスイッチ基板配置図 X-INPUT コネクタ Y-INPUT コネクタ REFY φBY φAY REFX φAX φBX X軸入力信号 +5V 0V Y軸入力信号 0V端子 +5V端子 ディップスイッチ SW1 1 2 3 4 SW1 X軸出力信号 PBY PAY PBX PAX Y軸出力信号 OUTPUT コネクタ Y軸アラームランプ X軸アラームランプ 6 10. 外観図 6.1 1軸外観図 ALARM OUTPUT 4-φ4.5 110 13.5 X-INPUT 75 N.C 184 164 175 4.5 83 7 6.2 2軸外観図 Y X OUTPUT ALARM X Y 4-φ4.5 110 13.5 X-INPUT 75 Y-INPUT 184 164 175 4.5 83 8
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