データ・シート - Seagate

Nytro XP6302
®
高速化フラッシュ・カード
データ・シート
主な特長と利点
• 小型サーバ市場でPCIeフラッシュカード
の採用を実現する手ごろなサイズ感
高密度の環境に合わせて容量とパフォーマンスを最大化
クラウドやビッグ・データ、ウェブ・ホスティング、いわゆるメガ・データ・センターの管理者
にとって最大の課題は、膨大な量のデータを処理しつつ、複雑な作業を減らし、コスト削減と
データ・センターの省スペース化を図りたいという要求に対応することです。そのソリュー
• PCIe 3.0対応の高スループット
ションとして、単に必要とされるパフォーマンスを提供するだけでなく、極めてコンパクトな
• NAND フラッシュ・モジュール (XFF)
スペースで効率的に達成できる手段を選ばなければなりません。
統合設計による双方向エアフローと優
れた温度管理により、光熱費を削減
• アプリケーション、ファイル・
システム、オペレーティング・
システム、デバイス・ドライバへの
透過性に優れたシームレスな展開
Seagateはこうしたニーズに対応するため、包括的なフラッシュベースのソリューションを拡充
する形で、薄型かつ高帯域幅のアプリケーション高速化ソリューションを導入しました。この
ソリューションは、特に高密度の環境において、こうしたストレスの多くを軽減します。
Seagate® Nytro XP6302フラッシュ高速化カードは、薄型デザインでありながら、最大4TBの
物理的フラッシュ容量と優れたパフォーマンスを実現します。
高密度の環境でも高いパフォーマンスと大容量を実現
多断面設計のNytro XP6302フラッシュ高速化カードは、革新的な設計のフラッシュ・モジュール
(XFF) によって大容量フラッシュ・メモリと優れたスロットあたりのパフォーマンスを実現し、
どんなコンパクトなスペースにも対応します。Nytro XP6302カードはPCIe 3.0インターフェイス
を搭載し、ビデオ監視やリアルタイムのデータ・バックアップといったパフォーマンス重視の
用途において従来モデルの2倍、最大4GB/秒の帯域幅を達成します。さらに、スペースに制限
のあるサーバ環境やプラットフォームで薄型ボードを展開している場合でも、データ・センター
内でサーバベースのPCIeフラッシュを稼働させることができます。
確かな信頼性とシームレスな展開
こうした大規模なデータ・センターの場合、膨大なサーバ台数に対して信頼性の高いシンプルな
ソリューションを導入することは極めて重要であり、Nytro XP6302フラッシュ高速化カード
はこのような観点から開発されました。
Nytro XP6302カードなら、管理者は最低限の操作や微調整だけで、パフォーマンスとスペース
に関する課題にシームレスに対応することができます。さらに、最先端のアルゴリズムと専用
のハードウェア・リソースによって、ガベージコレクションやウェアレベリングなどの複雑な
フラッシュ管理タスクが実行されます。こうした高度な機能を活用することで、Nytro XP6302
カードは重要なビジネス用途に求められるパフォーマンスと耐久性を実現しているのです。
Nytro XP6302
®
フラッシュ高速化カード
総所有コスト (TCO) の削減につながる優れたエネルギー
効率
今日の要求の厳しい用途と省スペース環境に適した
フラッシュ高速化
Nytro XP6302フラッシュ高速化カードはエネルギー効率に優れてい
るため、消費電力と冷却リソースを低減し、TCOを削減することがで
きます。Nytro XP6302カードは、求められるフラッシュ容量に対応
しつつ、コンパクトなスペースに収まる手ごろなサイズが特徴です。
そのため柔軟性が高く、 1U サーバをはじめとする今日の薄型高
パフォーマンス・システム・シャーシにも簡単に搭載できます。また、
Nytro XP6302カードには最新のNANDフラッシュ・モジュール (XFF)
統合設計が導入されており、双方向エアフローと温度管理に優れてい
るため、オープンソース型のアーキテクチャに適しています。
市場にクラウドやビッグ・データ、オープン・ソース、メガ・
データ・センターが益々増加することは紛れもない事実です。こう
した環境で大量の情報を分類するためには膨大なコンピューティング・
リソースやストレージ・リソースが必要であり、これを高密度の
環境で実現しなければならない状況も多々あります。Nytro XP6302
アプリケーション高速化カードは、シームレスな展開とTCOの削減、
省スペースを特徴とし、幅広い環境でパフォーマンスの高速化を実現
します。そのため、企業は期待される価値と利益をすべて達成する
ことができます。
仕様
使用可能容量1
1.3TB、1.75TB、3.5TB
インターフェイス
X8 PCI Express 3.0
読み出し帯域幅2
最大4GB/秒
書き込み帯域幅2
最大2.3GB/秒
読み出しIOPS (4K)2
最高296,000
書き込みIOPS (4K)2
最高148,000
書き込み待ち時間2
33μs
最大出力
39ワット
製品健全性モニタリング
セルフモニタリング、分析およびレポート・テクノロジ (S.M.A.R.T.) コマンド、および追加のSSDモニタリング
データ暗号化
AES-128/256
保証
5年またはNANDフラッシュの耐用年数経過時のいずれか少ない方
動作環境
5°C~45°C (300 LFM)
管理ツール
NytroCLI、Seagate Enterprise Storage Manager (GUIベース)
オペレーティング・システム・
サポート3
RHEL:5.9、5.10、6.5-6.6、7.0;CentOS: 6.4、6.5;OEL: 5.9、5.10、6.5;SLES:11 SP3;Debian: 6.0.5、7;Fedora 19、 20;Ubuntu:12.04、
14.04 LTS;Windows Server:2008 R2、 2008 R2-SP1、2012 R2;Solaris:10U10、11 (x86);10U10, 11、11.2 (SPARC);FreeBSD: 9、9.2、10;
Vmware:5.1 ESXi、5.5 ESXi
準拠法
機関認証:CEマーク、C-Tickマーク、KCC、台湾BSMI、日本VCCI、ロシアGOST、FCCクラスAおよびB、EN55022および55024(米国、カナダ、EU):
放出・電磁耐性・安全性、cUL(カナダ)、CCC(中国)
米国/カナダUL、欧州CB機関認証:CEマーク、C-Tickマーク、カナダ規格との適合、KCC、HF、台湾BSMI、日本VCCI、FCCクラスB、CISPRクラスB
環境準拠法
RoHS、WEEE
モデル番号
使用可能容量1
NANDタイプ
フォーム・ファクタ
NAND書き込み量ペタバイト(標準)
ST1300KN0012
1.3TB
MLC
ハーフハイト、ハーフレングス (HHHL)
6.6
ST1750KN0012
1.75TB
MLC
HHHL
8.8
ST3500KN0012
3.5TB
MLC
HHHL
11.7
1
製品の容量を示す場合、1ギガバイト (GB) は10億バイトに、1テラバイト (TB) は1兆バイトに相当します。
2
結
果はボード容量、フラッシュ・タイプ、サーバ機能によって異なります。すべての数値は、OP 28%およびデータ・エントロピー80%の条件下で測定されたものです。最大限のパフォーマンスを達成するため高度に最適化された
設定です。仕様は変更されることがあります。
3
リリース・ノート最新版のリストを参照してください。
seagate.com
南北アメリカ
アジア/太平洋
ヨーロッパ、中近東、およびアフリカ
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© 2015 Seagate Technology LLC. All rights reserved. Printed in USA. Seagate、Seagate Technology、およびSpiralのロゴは、米国およびその他の国々におけるSeagate Technology LLCの登録商標です。Nytroは、米国および
その他の国々におけるSeagate Technology LLCまたはその関連会社の商標または登録商標です。その他の商標または登録商標は各社の所有物です。ドライブの容量を示す場合、1ギガバイト (GB) は10億バイトに、1テラバイト (TB)
は1兆バイトに相当します。コンピュータのオペレーティング・システムでは異なる測定基準が使用されている場合があり、容量が低く表示されることがあります。また、容量の一部はフォーマットやその他の機能に使用されるため、
データの保存用には使用できません。実際のデータ転送速度は、動作環境およびその他の要素によって異なる場合があります。Seagateハードウェアまたはソフトウェアの輸出/再輸出には、米国商務省産業安全保障局 (BIS) による規制が
適用される場合があります(詳細は、www.bis.doc.govを参照してください)。また他の国では輸出、輸入、使用の規制対象となる場合があります。製品内容または仕様は、予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。
DS1832.3-1504JP、2015年4月