地域密着型金融の推進に関する取組み状況について 地域密着型金融の位置付け ちばぎんグループは、持続可能な地域社会の実現に向け、本業である金融仲介機能の発揮に加え、 社会貢献活動や人材育成の強化により、地域社会を取り巻くさまざまな課題を解決するためのCSR活動 に積極的に取り組んでいます。 地域密着型金融の取組みは、CSR活動における 「本業」 及び 「社会貢献活動」 につながる重要な活動であ り、中期経営計画に掲げた各項目を着実に実践することで、組織的かつ継続的に推進しています。 全体図 中期経営計画 第12次中期経営計画「ベストバンク2020 ~価値創造の3年」では、グループ一体となったコンサルティング機能の発揮により地域密着 型金融を実践し、お客さまが抱えるさまざまな課題の解決をサポートするため、企業のライフサイクルに応じた積極的なソリューションの提 供や地域における情報コーディネート機能の強化等に取り組んでいます。 創業期 成長期 低迷期 (廃業等) ① 創 業・新 規 事 業開拓支援 ②成長段階における支援(ビジネス マッチングによる販路拡大支援、海 外進出支援、多様な資金調達手段 の提供等) ③経営改善・事業再生・業 種転換支援 (事業再生 ファンドの活用、再生 計画策定支援等) ④事業譲渡・ 事業承継支援等 (遺言信託、 M&A、 債務整理支援等) 地域の面的再生への 積極的な参画 連携 コンサルティング 機能の発揮 外部専門家・外部機関等 ライフステージの 見極め 地域や利用者に対する積極的な情報発信 中小企業の経営支援に関する取組み方針 当行は、地域金融機関として 「金融サービスの提供をつうじ お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発 て、地域のお客さまのニーズにお応えし、地域の発展に貢献す 揮による地域密着型金融の推進については最も重要な経営課 る」 という役割・使命を果たす姿勢を堅持しています。特に、地 題として位置付けており、今後も各種施策をつうじてこれらを 域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の強化や、 実践し、お客さまの経営支援に積極的に取り組んでまいります。 中小企業の経営支援に関する態勢整備の状況 当行では、法人営業部内の 「成長ビジネスサポート室」 に、医 努め、最適なソリューションの提案と、ソリューション実行後の 療・介護、農業、観光、環境、国際業務など、成長分野ごとに 経営相談や経営指導を継続的に実施するなど、事業改善、再 専門人員を配置し、営業店と一体となって、創業・新規事業の 生支援に向けた適切なフォロー態勢を整備しています。 開拓や海外への事業展開など、お客さまの事業の成長をサポー なお、経営改善が必要なお客さまから新規でお借入れのご トしております。 相談があった場合、新たな収益機会の獲得や中長期的な経費 また、お客さまの経営改善や事業再生を積極的に支援する 削減等が見込まれ、業況や財務等の改善につながると判断さ ため、企業サポート部を中心に専門的な知識・ノウハウを有す れる場合には、適切に新規の信用供与を行うよう努めています。 る人員を配置し、営業店への指導を強化しています。さらに、 営業店や外部機関等と連携し、お客さまの経営課題や技術力、 販売力といった定性的な情報を含む経営実態の十分な把握に 94 ※お客さまのお借入れに関して、最寄りの営業店でお気軽にご相談いただ けるよう、 全営業店及び出張所に 「金融円滑化相談窓口」 を設置しています。 (認定支援機関) 申請手続き 申請支援 補助金 事務局 お客さま 連携 採択 計画策定支援 中小企業の経営支援に関する取組み状況 東日本大震災からの復興支援への取組み 債権買取ファンドを活用した復興支援 事例紹介(水産物加工販売会社の復興) ■平成27年度上期実績 ・ 債権買取ファンドの活用を決定した先:3先 (累計21先) (累計の内訳) 東日本大震災事業者再生支援機構:7先 千葉県および茨城県産業復興機構:14先 ・ 債権買取ファンドの活用に取組中の先:9先 震災被害 当社は水産物の加工販売会社。 震災で工場が損壊、原発事故に伴う風評被害により売上も大幅減少。 ● 震災前に実施した設備投資の負担も大きく、経営が大幅に悪化。 ● ● ● 計画策定 ●ファンドを活用した復興支援先数の推移 ● 当行は東日本大震災事業者再生支援機構(震災支援機構) と連携し、 再建計画の策定支援。 震災支援機構への債権譲渡を含む再建計画に合意。 震災支援機構は時価で債権買取後、一部債権放棄を実施。 当行はメイン銀行として事業に必要な運転資金を供給。 ● 復興支援スキーム実行後の経営に関与。 ● 金融支援 25 ● 21 20 18 15 13 二重債務問題が解消し、資金繰りが安定。 販売強化および利益率向上を企図した改善策実行により経営改善見込み。 ● 震災の直接および間接被害を受けた企業の復興に道筋。 ● 15 震災復興 ● 10 5 0 1 4 東日本大震災 事業者再生支援機構 25年3月末 25年9月末 26年3月末 26年9月末 27年3月末 27年9月末 計画策定支援 当社 一部債権放棄 震災による 直接・間接被害 債権譲渡 (時価) 計画策定支援 計画実行支援 運転資金供給 当行 (メイン)、他金融機関、信用保証協会 お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮<創業・新規事業支援> 補助金申請サポート ひまわりベンチャー育成基金 ■平成27年度上期補助金支援実績 ・ 創業補助金:33件 ・ものづくり補助金:133件 ▶助成金の交付 (年2回、1企業あたり500万円上限) ■平成27年度上期実績:3件/1,100万円 ▶インキュベーション施設入居企業への家賃補助金交付 ( 年2回、 1企 業 あ たり月 額5万 円 上限、 1年間) ▶セミナー、講演会等の開催 ▶各種相談、指導 ▶千葉県内の経済産業に関する調査 研究、情報提供 ●補助金申請サポートのイメージ ご相談 (認定支援機関) 情報提供/ 申請支援 申請手続き 外部専門家 (税理士・中小企業診断士等) 補助金 事務局 お客さま 連携 採択 計画策定支援 ちばぎん 補助金活用セミナー 補助金個別相談会 「ものづくり補助金」 「省エネ設 備導入補助金」の活用をテー マとしたセミナーおよび申請 書作成のアドバイスを行う個 別相談会 (2回) を実施 ■セミナー参加人数:67社/79名 ■個別相談会参加社数:44社 創業支援にかかる外部機関との連携 ▶千葉県商工会連合会、千葉県商工会議所連合会との連携 ・創 業者や中小企業者の金融相談等への協力を強化するた め、新たに連携協定を締結 ▶千葉県税理士会との連携 ・創業者や中小企業者に対する経営相談・計画の策定といった 多面的支援を強化すべく、 「業務協力に関する覚書」 を締結 ▶TKC千葉会との連携 ・創 業者に対して、創業計画の策定支援等を行う税理士を TKC千葉会の会員の中から紹介するスキームで連携 ▶千葉県信用保証協会、日本政策金融公庫との連携 ・千葉県信用保証協会、日本政策金融公庫と協調融資を前提 として、相互に創業者を紹介するスキームで連携 95 お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮<事業拡大支援> ❶ 資金調達支援 多様な資金調達手段の提供 担保・個人保証に過度に依存しない融資の提供 ▶ABL (債権・動産担保融資) の残高推移 ▶ちばぎん知財活用融資制度の活用 ■平成27年度上期実績 ・ 融資実績:5件/262百万円 ・企業特許レポート作成:9件 (億円) 200 150 91 100 50 0 156 141 119 26 6 24年3月末 25年3月末 26年3月末 26年9月末 27年3月末 27年9月末 ※極度扱い分は極度額を残高としています。 「ちばぎん車両担保ABL制度」の取扱い開始 担保設定、処分 ■ 資金供給手段の多様化を目的として、車両に係る評価、 のノウハウを有するオリックス自動車株式会社と提携開始 ▶制度概要 株式会社三菱総合研究所の「企業 特許レポート」をもとに事業者が保 有する特許を評価し、財務諸表に は表れない技術力や商品の強み等 を融資の判断材料に加えることで、 事業者の資金ニーズにお応えする、 原則無担保の融資制度 ①融資申込 事業者 当行 ②査定資料 ⑨融資 ⑦担保設定 ⑧保証委託 契約 ▶TSUBASA行連携知財活用ビジネス支援事業の開始 (平成27年7月) T S U B A S A(翼)プロジェクト参加行(第四銀行、中国銀行、 伊予銀行、東邦銀行、北國銀行)と連携し、お客さまの特許 情報を共有し、地域を跨いだ事業拡大、事業創出を支援す る事業を開始 ③査定依頼 ④査定結果 ⑤保証依頼 ⑥諾否回答 オリックス 自動車 (オリックス※) ※オリックスが包括保証します。 顧客企業の環境への取組みを支援する融資の促進 ▶太陽光発電事業関連融資実績 (件) (億円) 200 150 ー 実行件数 ■ 実行金額 100 53 56 23 31 50 0 24年下期 139 99 75 25年上期 25年下期 108 113 26年上期 150 118 125 145 99 26年下期 ちばぎん省エネ・ECOセミナー 「省エネ」 をつうじたコスト削減手 法や、 「太陽光発電事業」の事業 リスクの説明など、地域の中小 企業者のみなさまに対して幅広 く情報を提供 ダイバーシティ推進を支援する融資の提供 27年上期 100 75 50 ▶ちばぎんダイバーシティ推進支援融資制度の活用 (平成27年7月創設) ■平成27年度上期実績:3件/115百万円 ▶制度概要 ダイバーシティの推進を当行の 営業地域全体に拡げることを目 的として、ダイバーシティの推 進に積極的な事業者を支援する 融資制度 (融資対象者) ※1の認定先 ・ 「くるみん」 ・千葉県が実施している 「社員い きいき!元気な会社宣言」※2の 登録先 ※1.「くるみん」とは、雇用環境の整備について行動計画を策定し、一定の基準 を満たした企業に対して「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定 する制度 ※2 「 . 社員いきいき!元気な会社宣言」企業とは、女性が活躍しやすい会社等、 仕事と家庭の両立支援に取り組む会社として千葉県に登録している企業 96 ❷ ビジネスマッチングによる販路拡大支援 ビジネスマッチング商談会 ちばぎんビジネスマッチング商談会inウ ランバートル 地方銀行フードセレクション 首都圏バイヤー&シェフチャレンジ 地方銀行プレゼンツーモノづくり企業ビ ジネスマッチングフェア 広域連携 ▶TSUBASA (翼) プロジェクト参加行との連携 ▶地域再生・活性化ネットワークの活用 北海道銀行 北海道銀行 TSUBASA (翼) プロジェクト TSUBASA (翼) プロジェクト 第四銀行 第四銀行 中国銀行 中国銀行 伊予銀行 伊予銀行 東邦銀行 東邦銀行 北國銀行 北國銀行 北洋銀行 北洋銀行 七十七銀行 七十七銀行 八十二銀行 八十二銀行 地域を越えて活動する 地域を越えて活動する 企業のニーズに対応 企業のニーズに対応 京都銀行 京都銀行 広島銀行 広島銀行 伊予銀行 伊予銀行 福岡銀行 福岡銀行 地域再生・ 活性化ネットワーク 静岡銀行 静岡銀行 FOODEX JAPAN ひまわりニーズ NAVI (ちばぎん総合研究所) ▶ちばぎん総合研究所の会員さ まを対象とした無料のビジネ スマッチングサービス ご相談 ■会員情報掲載先:792先 ご相談 (平成27年9月末現在) 情報提供/ ■マッチング成約件数: 23件 (認定支援機関) 情報提供/ (認定支援機関) 申請支援 申請支援 (平成27年度上期実績) 申 お客さま お客さま 連携 連携 外部専門家 計画策定支援 外部専門家 (税理士・ 中小企業診断士等) 計画策定支援 (税理士・中小企業診断士等) ひまわりニーズNAV Iホームページ ❸ 海外進出・貿易取引支援 海外ネットワークとサポートメニュー 業務提携 2011/6 ニューヨーク支店 ロンドン支店 ▶海外進出支援 本店 市場営業部 法人営業部 ● ● ※対象国・地域 インド、 中国、 香港、 台湾、 韓国、 インドネシア、マレーシア、フィリ ピン、シンガポール、パキスタン、 バングラデッシュ、スリランカ、 バーレーン、ヨルダン、カタール、 アラブ首長国連邦 業務提携 2013/3 業務提携 2013/11 中国 上海駐在員事務所 東亜銀行 業務提携 2008/12 インド 業務提携 2013/3 State Bank of India 業務提携 2014/6 業務提携 2008/12 ■ジャパンデスク 行員派遣 香港 タイ バンコク駐在員事務所 マレーシア CIMB グループ 台湾 ベトナム 他業態・自治体等 損害保険ジャパン日本興亜(株) との提携 綜合警備保障 (株) (独) 日本貿易保険 千葉県・千葉市 中國信託 ホールディングス フィリピン 業務提携 2013/7 業務提携 2014/6 ベトナム投資開発銀行 シンガポール シンガポール 駐在員事務所 業務提携 2014/7 香港支店 業務提携 2012/4 インドネシア セコム (株) 日本通運 (株) 興銀リース (株) 香港貿易発展局 SGホールディングス (株) ジェイ・ウィル・グループ ・海外の投資環境に 関する情報提供 ・海外における販路開 拓支援 ・海外進出先における 資金調達 ▶貿易取引支援 ・海外へのご送金、海 外からの送金を当行 の口座でお受取 ・輸入信用状の開設、 輸入ユーザンス、輸 出 信 用 状 通 知、輸 出手形・小切手の取 立・買取 ・関税 支 払 保 証、入 札 保 証、契 約 履 行 保証等 ・為替リスクヘッジ (為 替予約等) 97 お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮<事業拡大支援> ❹ 成長分野への取組み 農業 ▶第6回ちばぎんアグリ商談会 ▶ちば農林漁業6次産業化ファンドへの出資 6次産業化 1次産業 (農林漁業) × 2次産業 (製造・加工業) × 3次産業 (卸・小売業) 付加価値向上 農林漁業者 アドバイス パートナー 6次化事業体 ちば農林漁業6次産業化ファンド (運営:ちばぎんキャピタル) ■参加者 農業事業者等:42社 バイヤー:18社 ほか県内金融機関 ■商談件数:135件 ※矢印は出資の流れを表しています。 ・スーパー、外食、食品加工・卸等の食品企業バイヤーと農 業生産者を結び付けることを目的としたビジネスマッチング 商談会を開催 ・県内農林漁業の6次産業化を後押しするため、㈱農林漁業成 長産業化支援機構 (以下機構) と設立したファンド ・機構設立ファンドの全国第1号投資案件を含め、これまでに3 件の6次化事業体に出資 ■出資累計:3件/135百万円 医療・介護 ▶診療圏分析による開業支援 ▶医療機関向けセミナー ■「病院・クリニックの建替 え」をテーマとして千葉と 東京で計2回開催 ▶グループ会社による支援 ちばぎん 総合研究所 ・院内諸規定の 作成・整備 98 (株) 農林漁業成長 産業化支援機構 ちばぎん コンピューター サービス ちばぎんリース ・電子カルテ等の ・医療機器等の 導入支援 リース ・人事給与、原価 計算等の各種シ ステム導入支援 ご相談 お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮<経営改善、事業再生支援> 情報提供/ 申請支援 (認定支援機関) 主要な計数 申請手続き 経営改善支援取組み先 の業績推移 連携 お客さま 27年度 上期実績 26年度上期実績 (ご参考) A 13,558先 14,456先 4,000 α 534先 519先 うち期末に債務者区分がランクアップした先数 β 27先 33先 3,000 うち再生計画を作成した先数 γ 462先 464先 項目名 正常先を除く期初債務者数 うち経営改善支援取組み先数 経営改善支援取組み率 α/A 3.9% 3.5% ランクアップ率 β/α 5.0% 6.3% 再生計画策定率 γ/α 86.5% 89.4% ※ (単位:億円) ■売上高(左目盛) ■ 経常利益(右目盛) 5,000 3,843 3,831 計画策定支援 2,000 3,829 採択 45 3,732 30 13 1 -4 -11 補助金 事務局 15 0 1,000 -15 0 24年9月末 25年9月末 26年9月末 27年9月末 -30 ※12カ月決算のデータを4期分登録している466先が対象 事例紹介(医療法人の再生) 外部機関との連携による経営改善支援 ■平成27年度上期実績 ・中小企業再生支援協議会、千葉県産業復興相談センター への相談実施:23件 ・経営改善計画策定支援事業における 認定支援機関との連携:25件 実質破綻 当医療法人は、地域の総合病院と介護老人保健施設を併設。 経営不振の関連会社への資金流出に伴い、業績・資金繰りが悪化。 ● 延滞が長期化し、実質破綻の状態に陥る。 ● ● ● 経営陣の 刷新 ● ● 新たな再生手法の活用による事業再生支援 計画策定 金融支援 ■平成27年度上期実績 ・千葉中小企業再生ファンド2号の活用:2件 ・第二会社方式のスキーム活用:2件 ・DDSの実行:3件/170百万円 ● 理事長退任し、外部より新理事長を招聘。 調停和解に合意し、約定弁済を再開。 千葉県 復興相談 当行は、患者数の増加策、看護基準変更等を盛り込んだ 経営改善計画の策定を支援。 また、ABL を活用し他業態からの債務を肩代わり、金融費用の低減に貢献。 千葉 復興 経営改善後、シンジケートローンを実施し返済条件緩和中の銀行債務 を解消することで、金融取引を正常化。 ● 一時、実質破綻に陥った医療法人が再生したことにより、地域医療の 拠点と、100人超の職員の雇用が維持された。 ● 事業再生 平成23年 債 ( 平成27年 当社 お客さまのライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮<事業譲渡・事業承継支援、経営者の方のサポート> 清算 新会社 継続する事業 廃止する事業 吸収 経営に関与 資金供与 資産承継および事業承継 M&A ▶お客さまの人生に深く関わる資産承継や事業承継のご相談へ の積極的な取組み ▶以下のようなご相談ニーズに対応 ▶経 営上のさまざまなニーズの解決のためのM&A活用をサ ポート 金融支援、 人材派遣、 計画実行支援 資産を大切に守り育てたい… ●経営会社の分割、株式交換、MBO、M&A、IPO などのご相談と実行の支援 ●不動産に関する有効利用、買い替えなどのご相談* ●金融資産の信託管理、運用のご相談 資産を円滑に承継したい… ●経営会社の事業承継プランの立案 ●将来の備えとして遺言信託の活用 ●遺産整理業務を活用した相続手続きの支援 課題を解決したい、想いを実現したい… ●法務、税務、財務に関するご相談* ●社会貢献のための寄付、 財団設立などのご相談* ●ご子息さまの 海外留学などご相談* *は千葉銀行が各専門家を ご紹介するなかで対応いたします。 経営会社 資本政策 ご子息さま の海外留学 社会貢献 財団設立 法務 税務 財務 お客さまの ニーズ 計画策定支援 整理回収機構 出資 役員・従業員 M&Aアドバイス等 売り手ニーズ 株式 譲渡 計画 スポンサー企業 買い手ニーズ 当行(メイン) ・他金融機関 新規事業の 後継者問題の解決 立上げ時間を短縮 従業員や取引先を スムーズに承継 同業他社の買収に よる事業拡大 ノンコア事業の切離しにより 本業に経営資源を集中 顧客・従業員・ノウハウ・ 設備等を一括して取得 不動産 有効利用 金融資産 運用管理 事業承継 遺言信託 遺産整理 ■相続関連業務の受託による資産承継・事業承継支援(27年度上期実績) ・遺言作成サポートサービス(経営承継サポートサービス含む):145件 ・遺言信託:122件 ・遺産整理業務:21件 ■増加する資産承継・事業承継に関する相談ニーズにお応えするため、 専門部署として信託コンサルティング部を設置(平成27年10月) ■平成27年度上期M&A等成約実績 ・事業拡大支援 (買い) :4件※ ・後継者不足等の課題解決策として事業譲渡支援 (売り) :3件※ ・組織再編に係る助言業務:2件 (同業者間での事業統合に係るアドバイスを両社に対し実施) ※上記のうち、3件については売主、買主双方に関与 債務整理支援 ▶保証債務の存在がネックとなり転廃業等が困難な経営者の方 をサポート ■平成27年度上期実績 ・経営者保証に関するガイドラインに基づいた保証債務の整理:1件 ・㈱地域経済活性化支援機構の特定支援決定:1件 99 地域の活性化に関する取組み状況 地域の面的再生への参画 地方創生 ▶グループ一体で地域のさまざまな課題解決に向けた取組みを推進 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 「地方創生・地域活性化委員会」 の設置 (平成27年8月) 頭取を委員長とし、 「地方創生部会」 「事業性評価部会」 の2つ の下部組織を置き、諸施策の実効性向上を図っています。 両部会はそれぞれ、自治体が策定する 「地方版総合戦略」 へ の対応、取引先の事業性評価に基づく融資や助言等につい て目標設定・施策立案を行い、その実施状況等を定期的に 同委員会に報告する体制としています。 「地方創生部」 の設置 (平成27年10月) 各自治体において 「地方版総合戦略」 の策定や諸施策の実施 が本格化していくことを踏まえ、同部が中心となって、官民 協働施策や他業態との連携強化など地方創生の実現に向け た取組みを積極的に推進してまいります。 地方創生・地域活性化委員会 委員長:頭取 副委員長:副頭取 委員:地方創生部会、事業性評価部会の部会長、各部会の担当役員及び部長 両部会の活動状況等の把握、対応方針の指示 報告 指示 指示 地方創生部会 事業性評価部会 部会長:営業本部長 部会長:営業本部長(副部会長:審査部担当役員) 地方創生部 個人営業部 ちばぎん総合研究所 営業支援部 経営企画部 審査部 法人営業部 企業サポート部 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への対応事項に関 する目標設定、施策の立案・実施 人材育成部 取引先の事業性評価(企業の事業内容、成長可能性 の適切な評価)に基づく融資や助言等に関する事項の 目標設定、施策の立案・実施 ちばぎん研究開発助成制度 PFI ▶千葉大学または千葉工業大学と共 同で行う研究開発に対して助成 ・助成上限:100万円 ・助成率:研究費の4/5まで ・助成対象期間:2年以内 ▶地域社会発展に貢献するための手法の1つとして、千葉県内 等のPF I事業に積極的に関与 ■平成27年度助成実績:5社/500万円 ●官民のリスク分担やファイナンスに関わる諸条件に関するアドバイス等 ちばぎんマルシェ 民間事業者さま向け ▶千葉市主催の「第3回検見川ビーチフェスタ」において、 「ち ばぎんマルシェ」 を開催 ●入札前の段階から資金調達面についてアドバイス ▶当行の取引先21社が出展し、 千葉県産の特産品直売や千 葉の食材を使用した料理の 実演販売などをつうじ一般 顧客へ自社製品を周知 100 報告 公共セクターさま向け ▶構想 (計画策定) 段階から事業実施段階におけるアドバイス等 ●PFI事業に関する情報の提供や勉強会の実施等 ●ちばぎん総研によるコンサルティングの実施 ▶ファイナンシャル・アドバイザー ▶アレンジャー ●融資団を組成し、事業資金をご融資 ▶エージェント ●事業開始後の資金管理、契約条件の履行状況のチェック ■平成27年度上期融資実績:1件/1,350百万円 事業性評価への取組み・経営者保証ガイドラインへの対応 事業性評価及びそれに基づく解決策の提案・実行支援 基本的な考え方 当行は、地域経済の担い手である取引先企業の事業の内容 や成長可能性等を評価 (事業性評価) し、経営課題に対する適切 な解決策を提案・実行支援していく取組みをつうじて、地域経 済の持続的成長と地方創生に貢献してまいります。 これを実現するため、深度ある対話をつうじて取引先企業の ニーズを具体的に把握し、当行グループが一体となって、経営 課題の解決に資する融資やコンサルティングが提供できるよう、 人材の育成や態勢の整備に努めています。 推進体制 営業店・本部・グループ会社が一体となって実効性の高い取組みを推進するため、営業本部長を 部会長とする 「事業性評価部会」が施策の検討・進捗管理を行い、頭取を委員長とする 「地方創生・ 地域活性化委員会」に報告することで、取組状況等を経営陣が適切に把握・関与する体制としてい ます。 お客さま 事業内容の 適切な把握 解決策の 提案・実行支援 地方創生・ 地域活性化委員会 営業店 グループ 解決策の 提案・実行 サポート 本部・グループ会社 事業性評価部会 委員長:頭取 報告 部会長:営業本部長 指示 施策検討・進捗管理 経営者保証に関するガイドラインへの対応 ■経営者保証に関するガイドラインの趣旨や内容を十分に踏まえ、経営者保証に依存しない融資の一層の促進に取組んで おり、新規に無保証で融資した件数は1,871件、ABLを活用し無保証で融資した件数は4件となっております。 ■既存の保証契約の見直しについても、ガイドラインに基づき真摯かつ誠実に対応しており、保証契約を変更した件数は72件、 保証契約を解除した件数は119件となっております。 ■個人保証債務を整理する場合においても、ガイドラインに基づき真摯かつ誠実に対応しており、保証債務整理の成立件 数は1件となっております。 ■平成27年度上期実績 項目 ① 新規に無保証で融資した件数 ② 経営者保証の代替的な融資手法を活用し、無保証で融資した件数 件数 1,871 件 4件 ③ 保証契約を変更した件数 72 件 ④ 保証契約を解除した件数 119 件 ⑤ ガイドラインに基づく保証債務整理の成立件数 1件 ※1 上記の件数は中小企業者に対する取組件数です。 ※2 ①は経営者保証の代替的な融資手法を活用し、無保証で融資した件数を除きます。 ※3 ②はABL等の経営者保証の代替的な手法を活用し、無保証で融資した件数です。 101 その他の取組み ちばぎん・学生版ビジネスアイデアコンテスト 海外派遣事業(ちばぎんみらい財団) ▶地域経済の将来の担い手となる学生の起業を支援 ▶中小企業の従業員を海外研修に派遣 ▶地域の産業および経済の発展に寄与 ■表彰実績 ・平成24年度:3組 ・平成25年度:4組 ・平成26年度:4組 ・うち起業したグループ:3組 「海外派遣事業」 千葉県経済の将来を担う人材の育成を 目指し、成長著しいアジア諸国等への 視察派遣団員を中小企業の従業員の 中から募集し、助成金を交付 ※平成27年度は平成28年2月頃に 結果発表予定 就職セミナー 2015 合同企業説明会 in 幕張 厚生年金基金セミナー ▶千葉県内の2 8大学の学生と地 域の企業との出会いの場を提供 ▶制度見直しにより原則解散が決 まっている厚生年金基金につい て、具体的な対応策等を情報 提供 ■参加企業:95社 (うち当行募集:47社) ■来場学生:266名 102
© Copyright 2024 Paperzz