メディポリス桜まつり2012 - メディポリス国際陽子線治療センター

講
演
会
(参加人数200名)
3月24日(土)
3月24日(土) 10:00~16:20
3月25日(日)
3月25日(日) 10:30~15:30
10:10~
10:30~
ひとはなぜ治るのか
アンチエイジングの実践
原田 美佳子氏
吉川 敏一 氏
がん粒子線治療研究センター センター長代理
京都府立医科大学学長
11:00~
100歳までウォーキング
11:20~
肥満の治療: 現代の養生訓
宮下 充正 氏
東京大学名誉教授 日本ウォーキング協会名誉会長
乾
明夫 氏
鹿児島大学医歯学総合研究科教授
13:00~
メディポリス桜まつり2012
~健康フォーラム~
参加無料
断捨離 ~捨てると得られる~
13:00~
川畑 のぶこ 氏
チベット医学の世界
心理療法家(サイコセラピスト)
~80枚の絵解き図の魅力~
小川 康 氏
チベット医・薬剤師
13:50~
ストレス・うつを乗り越えて
保坂
隆 氏
聖路加国際病院精神腫瘍科医長
13:50~
14:40~
丸山 征郎 氏
健康食品の正しい利用法について
鹿児島大学医歯学総合研究科特任教授
大江戸の人々の心意気はどこにいったのか?
阿部 重一 氏
国立水俣病総合研究センター所長
14:40~
がんにならない生き方
15:30~
菱川 良夫 氏
幸せを育む生き方
がん粒子線治療研究センター センター長
永田 良一 氏
(財)メディポリス医学研究財団理事長
(財)メディポリス医学研究財団
〒891-0304 鹿児島県指宿市東方4423番地
TEL 0993-24-3711 / FAX 0993-24-3715
e-mail [email protected]
※実践ウォーキングへのご参加を希望される方は
e-mail 、 電 話 ま た は FAX に て 上 記 ま で お 問 合 せ
下さい。
※講演の内容及び順番は、変更になることがございます。ご了承下さい。
両日とも、がん粒子線治療研究センターの施設見学会を実施致します。(10:00~18:00)
実践ウォーキング
3月25日(日)
3月25日(日) 10:00
(参加人数80名)
から1時間程度
気候療法による健康ウォーキング
木下 藤寿 氏
(財)和歌山健康センターほっとライフ課長
主催: 財団法人メディポリス医学研究財団
共催: 株式会社新日本科学
協賛: 指宿市
健 康 フォーラム 講 演 要 旨 集
」
宮下 充正
氏 「100歳までウォーキング
東京大学名誉教授
日本ウォーキング協会名誉会長
だれでも長生きしたいと願います。しかし、介助を受けながらの長生きは望んではいませ
ん。自分の意志でからだを動かせる能力を保持したいものです。その基礎は歩けること
です。歩かなければ、歩けなくなります。では、1日の歩数が少ないとどうなるのでしょう
か?動くようにできているからだの機能が衰えていくのは容易に想像できるでしょう。では、
どのように歩けばよいのでしょうか?効果のある歩き方を具体的に説明しましょう。
吉川 敏一
阿部 重一
氏 「健康食品の正しい利用法について」
国立水俣病総合研究センター所長
いわゆる「健康食品」と称して、たくさんの商品が売られています。でも何が「健康食品」な
のか、というきちんとした定義や分類はまだ決まっていません。国は、「特定保健用食品
(トクホ)」と「栄養機能食品」を決めていますが、その内容や意味、及び食品表示と健康食
品の利用に関する、便利でとても大切な情報を解説します。健康食品情報について、正
しく理解した上で健康増進に努めましょう。
保坂
丸山 征郎
氏 「大江戸の人々の心意気はどこにいったのか?」
鹿児島大学医歯学総合研究科特任教授
乾
江戸の町は、当時世界でも有数の大都市でした。この大江戸で日本の町人文化は花開きました。人々は気
風(きっぷ)がよく、おとこぎ(侠気)を粋(いき)としました。見返りを期待する「互恵」と違って、一方向性に弱
きを助け、かつ相手に負い目を感じさせないように振舞うという見上げた心意気が「おとこぎ(侠気)」です。
今回の東日本大震災では、この大江戸精神が遺憾なく発揮され、世界中の人々に感動を与えました。久し
く日本では見られなかった光景です。私はこのような人に尽くす(利他的精神)はどこからくるのかについて、
心と脳の機能から眺め、いわゆる生きがいの探求についてお話します。
今世界は、肥満化の一途を辿っています。人間は、長い進化の歴史の中で、食べられる時に食べて、脂肪を
備蓄して生きることを学びました。痩せ衰えないことが、長生きの秘訣でした。時代は移り、飽食、美食の世の
中になっても、私たちの体の仕組みはそう簡単には変わりません。これが、肥満やメタボの原因であり、健康
寿命を短縮させます。肥満を治療するには、食欲とうまく付き合い、活動力ある生活を送る事です。メタボや
糖尿病のみならず、癌の予防にかなりの効果がある事を知れば、気合いが入るのではないでしょうか。
氏 「アンチエイジングの実践」
京都府立医科大学学長
アンチエイジング医学とは、従来の医療が対象にしていた「病気の治療」から、「健康な人
のさらなる健康」を指導するプラスの医療であり、元気に健康・長寿を享受することを目指
す理論的・実践的科学です。その実践には,さまざまな角度からのアプローチが必要で
す。本講演では、正しいアンチエイジングを実践して、人生において心身の若さを保ちな
がら、病気とは無縁で質の高い暮らしをするにはどうすればよいのかを考えてみます。
隆 氏 「ストレス・うつを乗り越えて」
聖路加国際病院精神腫瘍科医長 聖路加看護大学臨床教授
現代はストレス社会です。ストレスへの対処を誤ると生活習慣病・癌などの体の病気や、
不眠症・うつ病などの心の病気に至ってしまいます。うつ病に関連して言えば、連続して
14年間、年3万人を超える方が自殺で亡くなっているのは痛ましい限りです。そこで、スト
レスから心や体の病気が発症していくメカニズムを知り、ストレスへの正しい対処法を知る
ことが必要になります。キーワードは運動・リラクセーション・ソーシャルサポートです。
明夫 氏 「肥満の治療:現代の養生訓」
鹿児島大学医歯学総合研究科教授
気候療法とは、地域の気候環境や森林、河川、海、温泉など自然資源を利用して健康づくりや病気の治
療や療養などを行う方法で、ヨーロッパで古くから行われています。
日本人に人気のウォーキングは誰でも気軽に行えますが、運動療法としてのウォーキングは、運動強度や
運動の頻度など、体力や症状に合わせて安心安全に行います。この運動療法に気候療法の要素を組み
合わせると、より効果が大きくなるのです。太陽や風、地形、海の潮風、温泉など自然環境を組み合わせた
気候療法・地形療法で効果的なウォーキング・休養法を体験ください。
氏 「断捨離~捨てると得られる~ 」
心理療法家 (サイコセラピスト)
身の周りの不要・不敵・不快なモノを、断ち、捨て、離れる、新しい片づけ術「断捨離」は、
モノとの関係を問い直すことで、心の中を整え、執着心から解き放たれるメソッドです。
これまで無自覚だった自己のパターンを知り、人間関係や仕事との関わりなども見直す
ことができます。今の自分にとって必要・適切・快適なモノやヒトやコトに囲まれることで、
ゆとりある豊かな人生を手に入れることを可能にします。
小川
永田 良一
木下 藤寿
氏 「気候療法による健康ウォーキング」
(財)和歌山健康センターほっとライフ課長
康 氏
チベット医・薬剤師
「チベット医学の世界
~80枚の絵解き図の魅力~」
「むかーし、むかし、あるところにタナトゥクと呼ばれる医薬の都がありました。その都の中央には金、銀、ラピスラズリ、珊
瑚、真珠、で作られた大きな宮殿が聳え立ち、それら宝石から発せられる光は、全ての病を癒し、生きとし生けるもの
の願いを叶えてくれましたとさ」 八世紀、神秘の国チベットで編纂されたというチベット医学聖典・四部医典はこ
んな御伽話で始ります。そして17世紀には80枚の絵解き図として表わされ、より分かりやすく親しみやすいも
のになりました。今回は80枚の絵解き図をテキストに用いて、チベット医学の概略を学ぶとともに仏教、ことわ
ざ、風習など多様なチベット文化の世界にみなさまをご案内します。
菱川 良夫
氏 「がんにならない生き方」
(財)メディポリス医学研究財団 がん粒子線治療研究センター センター長
2人に1人が、がんになる時代は、2人に1人は、がんにならない時代です。
そこで、今日はがんのことをご紹介します。
1) がんの特徴 2) がんの治療法 3) 粒子線治療 4) がん患者さんの特徴 5) 楽しく生
きる。
川畑 のぶこ
氏 「幸せを育む生き方」
(財)メディポリス医学研究財団理事長
(株)新日本科学代表取締役社長
ブータン王国は、GNH(国民総幸福量)を提唱し、一時的な心地良さである「快楽」と持続
的で安定した精神的充足である「幸福」を区別しています。困難な試練に直面しても、平凡
な日々を過ごしていても、こころ穏やかに自分が置かれた状況を受け入れ真摯に行動して
いる人は、いかなる境遇にあっても幸せを感じることができます。感受性の高め方、こころ
の鍛え方などを通じて、「幸せを育む生き方」について皆さんと一緒に考えて行きましょう。
原田 美佳子 氏 「ひとはなぜ治るのか」
(財)メディポリス医学研究財団 がん粒子線治療研究センター センター長代理
「自然治癒力」という言葉をご存知ですか?皆さんには生まれつき、自らを治し癒す力が備
わっているという考え方を示す時に使われる言葉です。そして、医療は本来、この「自然治
癒力」を高めることを最大の目的にすべきであり、侵襲的な治療の行き過ぎには警鐘が鳴
らされなくてはなりません。2005年から2年間、アリゾナ大学でアンドルー・ワイル博士の監
修する「統合医療」を学んだ経験をもとに、真の健康についてお話します。