復旧・復興の歩み

たわまずくっせず
復旧・復興の歩み
岩手県釜石市
平成28年
4月
平成 23 年 3 月 11 日の東日本大震災から 5 年が経過いたしました。
当市をはじめ、被災した自治体では、震災以降、全国、そして世界から多くの支援を受けて
まいりました。
ライフラインが途絶し、寒さが厳しい震災直後には、自衛隊・消防隊・警察隊・医療支援チー
ムなど多くの関係機関が、迅速な応急対応に当たっていただきました。また、震災後間もない
時期の避難所運営にはじまり、これまで全国の自治体から職員の派遣を受けております。さら
に、さまざまな団体が避難所や仮設住宅などで、炊き出しや支援物資の配給など、ボランティ
ア活動を実施していただきました。
当市の復旧・復興に当たり、これまでご支援いただいた皆様に、あらためて感謝の意を表し
ます。
私たちは、これまでのご支援への感謝の気持ちを忘れず、復興に取り組んでまいりました。
平成 28 年度は釜石市復興まちづくり基本計画の中期 3 年が終了する節目の年であり、本格
的な宅地の引き渡しや復興公営住宅の完成が集中する正念場の年となります。市は、今まで以
上に復興事業のスケジュール管理を徹底し、新たなコミュニティ形成への支援や見守り活動の
充実など、被災者の皆さんが安心して暮らすことのできる環境整備に努めてまいります。
また、東日本大震災の悲劇を二度と繰り返さないよう、市はさまざまな視点から検証作業を
進めており、現在は教訓集を作成しているところです。震災から 5 年たった今、震災から何を
学び、何を生かすのか、その教訓を次の世代に伝えながら、暮らしの安全と環境を重視したま
ちづくりを進めていかなければなりません。
このような中、昨年は 2019 年ラグビーワールドカップ開催都市決定や世界遺産登録など明
るい話題もありました。
「次世代に誇れる取り組みにより、地域の新たな自立を目指す」釜石
市復興まちづくり基本計画後期 4 年の取り組みにつながるよう、また、市民一人一人が復興の
歩みを実感できるよう、新たなまちづくりに向けて鋭意努力をしてまいりますので、皆様のな
お一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
平成 28 年 3 月
釜石市長 野田 武則
目次 CONTENTS
Ⅰ
Ⅱ
被災〜復旧・復興 5 年間の出来事… ………………………………… 1 〜 6
住まいの再建………………………………………………………………… 7 〜 8
1. 復興公営住宅の整備
Ⅲ
2. 宅地の整備
産業(なりわい)の再生…………………………………………………… 9〜16
1. 商工業者の再建
2. 水産業の再生
3. 釜石港の復旧・復興状況
4. 復興道路の整備
5. 企業立地の状況
Ⅳ
6. 再生可能エネルギー(海洋エネルギー・風力)
にぎわいと交流の創出… ……………………………………………… 17 〜 22
1. 東部地区・中心市街地再生の取り組み(フロントプロジェクト1)
2. 道の駅「釜石仙人峠」
3. 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」橋野鉄鉱山
Ⅴ
4. ラグビーワールドカップ 2019 釜石開催に向けて
安心安全なまちづくり… ……………………………………………… 23 〜 26
1. 復興を内包した地域包括ケアの取り組み
2. 復興公営住宅での自治会設立支援
3. 学校等建設事業の概要
4. 東日本大震災の検証
Ⅵ
5. 釜石市震災メモリアルパークの整備
未来の希望を創るまちづくり………………………………………… 27 〜 31 1. 釜石の実像と釜石市オープンシティ戦略
2. 釜石○○会議
3. 釜援隊
4. 持続可能な三陸地域を
5. 大学等教育機関との連携
Ⅶ
6. 釜石市スマートコミュニティ構想
参考資料…………………………………………………………………………… 32
Ⅰ. 被災〜復旧・復興5年間の出来事
地震の概要
釜石市の被災状況
発 生 日 時 平成23年3月11日(金)、14時46分頃 ①人的被害
震 源 三陸沖(牡鹿半島の東南東130km付近)
●死亡者数:1,062人
規模/震度 マグニチュード9.0/震度6弱(市内中妻町)
(行方不明者数152人、関連死認定者数104人含む)
⃝避難者数:市内避難9,883人(H23.3.17最大) 内陸避難 633人(H23.5.9最大)
津波の概要
……………………………………………………………………
第 一 波 3月11日14時台 −119cm
②家屋被害 最 大 波 11日15時21分 9.3m
⃝住家数16,182戸のうち4,705戸が被災(29%)
※気象庁(釜石港湾合庁の痕跡等から推定した津波の高さ)
※被災の内訳(全壊2,957戸、大規模半壊395戸、
半壊304戸、一部損壊1,049戸)
【参考】公益社団法人土木学会東日本大震災特別委員会
……………………………………………………………………
③産業関係
総合調査団資料
9.2m(釜石湾平田漁港付近・浸水高)
⃝市内全事業所2,396事業所のうち浸水範囲の事業所
19.3m(両石湾両石漁港背後地・遡上高)
数1,382事業所(全体の57.7%)
15.4m(大槌湾釜石東中学校近くのがけ・遡上高)
⃝漁業関係:市内3漁協の漁船1,734隻のうち1,692
隻が被災(97.6%)
平成23年3月14日(月)
自衛隊による遺体捜索と道路確保の瓦礫撤去
震災からの出来事
平成23年
3月11日 東日本大震災発災
3月12日 無料バス運行開始
3月13日〜がれき撤去作業開始
3月14日 災害ボランティアセンター設置
3月17日 仙人峠道路通行規制解除
3月18日 住宅相談、
生活相談窓口をシープラザに開設
3月23日 市内保育所の再開
4月 1日 ガソリンスタンド通常供給再開
4月 6日 JR釜石線運転再開
4月11日 かまいしさいがいエフエム開局
4月11日 生活再建支援相談窓口設置/
り災・被災証明発行開始
4月21日 仮設住宅入居開始/昭和園
1
4月14日〜26日 市内各小中学校新年度授業再開
5月 6日 天皇・皇后両陛下ご訪問
5月 6日 拾得物
(思い出の品)
公開開始
5月12日〜 3月 4日 復興まちづくり懇談会の設置
5月26日〜12月 2日 復興まちづくり委員会の設置
6月11日 震災から3ヵ月の黙祷
6月11日 復興釜石新聞創刊
6月26日 合同慰霊祭
(浜町)
7月 1日 唐丹児童館
(幼児)
の再開
7月12日 断水解消
(被災地以外)
7月23日 釜石湾コンテナ定期航路開設
8月 1日 生活支援相談員配置
8月 1日 ワンコインバスの運行開始
8月 4日 釜石第2魚市場が再開
8月 4日 釜石漁連製氷工場が一部再開
18月10日 仮設住宅サポートセンターの設置
18月15日 追悼盆踊り
(鵜住居)
18月26日 復興天神15商店街完成…県内第1号
19月21日 鵜!はまなす商店街完成
19月23日 震災6ヵ月・合同慰霊祭
19月25日 復興祈願祭
(鵜住居)
10月11日 岩手大学三陸復興推進本部
「釜石サテライト」
を設置
10月11日 岩手県水産技術センター仮復旧
10月17日 鵜住居地区医療センター開設
10月23日 釜石復興イベント/「たちあがろう釜石」
11月 7日青葉公園商店街完成
12月 7日平田パーク商店街完成
12月 9日「津波記憶石」除幕式/根浜海岸
12月12日 釜石はまゆり飲食店街完成
被災〜復旧・復興5年間の出来事
Ⅰ
平成23年3月11日(金)15時40分 浜町避難道路から津波襲来を見ている避難者
平成23年3月15日(火)
災害対策本部を鈴子町の
シープラザに移動
平成23年3月16日(水)
自衛隊による物資受入、シープラザ駐車場
平成23年3月16日(水)栗林小学校体育館の避難所を市長が訪問
12月22日 環境未来都市に指定
12月22日 「釜石復興まちづくり基本計画 スクラムかまい
し復興プラン」の策定
12月31日 釜石復興の鐘 除幕式
平成24年
11月16日 唐丹小学校/仮設校舎で授業開始
11月17日 唐丹中学校/仮設校舎で授業開始
11月21日〜22日
釜石復興イベント/希望の光ムーブメント
12月19日 唐丹児童館
(学童)
/仮設施設で再開
12月26日 釜石港湾口防波堤復旧工事着工
12月27日 鵜住居小学校/仮設校舎で授業開始
13月11日 仮設団地に支援連絡員を配置
13月19日 鵜住居児童館/仮設施設で再開
13月11日 東日本大震災犠牲者追悼式
かまいし復興の祈り
13月17日 釜石仏教会 合同法要
13月31日 鵜住居復幸祭
14月16日 釜石東中学校/仮設校舎で授業開始
14月14日〜 5月12日 薬師公園桜まつり再開
14月16日 かまいしまるごとコミュニティバスが運行開始
14月25日 青葉ビル リニューアルオープン
17月11日 「津波記憶石」建立/唐丹町本郷地区
17月26日 かみなかフェスタの復活
17月28日 生活ご安心センター設置
18月15日〜 1月10日
地権者連絡会・復興まちづくり協議会の開催
18月11日 三陸海の盆/鎮魂・納涼花火大会
10月10日 にこにこバスが運行開始
平成23年3月17日(木)
第二次緊急消防援助隊が遠野市の雪道を進行
11月22日 新浜町魚市場一部竣工式典/殺菌冷海水製
造装置の竣工式典
11月3日〜4日 再生かまいし産業まつり
11月14日 釜石花巻道路/釜石〜釜石西
「即年着工」起工式
平成25年
1月19日〜20日
釜石復興イベント/希望の光ムーブメント
12月18日 会報「鵜住居復興新聞」第1号を発行
13月11日 東日本大震災犠牲者追悼式/
かまいし復興の祈り 第2回
13月18日 唐丹小白浜海岸防潮堤災害復旧工事着工
13月27日 上中島町に復興公営住宅竣工…市内第1号
14月11日 釜石・大槌地域産業育成センター業務再開・開所
2
平成23年4月3日(日)
災害ボランティアの受付を郷土資料館で開始
平成23年8月10日(水)
平田第6仮設団地、41棟・240戸を設置
平成23年9月23日(金)
震災6ヶ月、市民体育館で合同慰霊祭を開催
平成24年6月26日(火)
議場で東部地区復興計画の住民説明会を開催
平成24年7月1日(日)
唐丹町本郷地区、住民94名の教訓を刻む
平成24年10月20日(土)
釜石まつり「曵船」、青出浜から魚河岸へ
平成25年2月10日(日)
北九州市との連携協定締結
平成25年3月11日(月)
東日本大震災犠牲者追悼式
平成25年3月27日(水)
上中島復興公営住宅Ⅰ期竣工
震災からの出来事
4月14日 釜石市球技場リニューアルオープン
4月19日〜地権者連絡会・復興まちづくり協議会の開催
5月11日 岩手大学三陸復興推進機構
釜石サテライト新設オープン
岩手大学三陸水産研究センター併設
5月15日 三陸沿岸道路/釜石山田大槌町区間で
着工式
5月15日 上中島復興公営住宅第1期の入居開始
5月18日 平田地域復興祭
6月12日 大町ほほえむスクエアオープン
8月14日 アクアスロン大会
8月10日 鵜住居に仮設追悼施設完成
8月10日 鵜住居地区防災センター/
犠牲者追悼式、
復興花火
8月16日〜18日 SHIBUYA109 KAMAISHI開店
3
19月17日 釜石よいさ復活
19月18日 釜石市郷土芸能祭復活
19月17日 橋野鉄鉱山世界遺産推薦決定
19月22日〜23日 釜石まるごと味覚フェスティバルが復活
11月12日 皇太子・同妃両殿下ご訪問
11月14日 鵜住居川鮭ふ化場再建 落成式
11月10日 橋野鉄鉱山インフォメーションセンターオープン
12月20日 花露辺復興住宅竣工
平成26年
12月12日 新春 韋駄天競争
13月23日 第4回釜石復興全国虎舞フェスティバル
14月11日 釜石消防署新庁舎が完成
14月15日 三陸鉄道南リアス線が運行開始
(4月6日に南北リアス線全線開通)
14月12日 JR釜石線でSL運行開始
16月18日 釜石百人会議
17月18日 尾崎白浜コミュニティー番屋が完成
18月13日 釜石はまゆりトライアスロン大会
19月19日 吉浜釜石道路荒川トンネル着工
10月17〜19日 釜石まつり
10月31日 ラグビーワールドカップ2019大会に立候補
12月15日 タウンポート大町グランドオープン
平成27年
12月14日 釜石シーウェイブストップリーグ昇格へチャレンジ
13月12日 ラグビーワールドカップ2019開催都市に決定
14月11日 幼保連携型認定こども園
「かまいしこども園」開設
14月21日 道の駅「釜石仙人峠」
オープン
被災〜復旧・復興5年間の出来事
平成25年9月7日(土)
3年ぶりの復活「釜石よいさ」
平成25年11月10日(日)
橋野鉄鉱山インフォメーションセンター
開所式
平成26年4月5日(土)
三陸鉄道(南リアス線)が運行開始
(4月6日に南北リアス線全線開通)
平成26年4月12日(土)
JR釜石線でSL運行開始
平成26年6月8日(日)
釜石百人会議
平成26年8月3日(日)
釜石市はまゆりトライアスロン大会
平成26年12月5日(金)
タウンポート大町グランドオープン
平成27年3月2日(火)
平成27年7月5日(日)
ラグビーワールドカップ2019開催都市に決定 橋野鉄鉱山が世界遺産への登録決定
14月26日 釜石さくら祭
(唐丹町)
14月30日 唐丹地区学校等建設工事起工式
16月21日 釜石○○会議〜チャレンジ報告会〜
17月15日 橋野鉄鉱山が世界遺産への登録決定
18月11日 橋野鉄鉱山世界遺産登録記念フォーラム
祝賀会を開催
19月12日 シープラザ釜石へラグビー情報発信拠点を
開設
19月
応急仮設団地集約化計画
(第2次)
案まとまる
10月
釜石市震災メモリアルパーク整備基本計画
の策定
12月23日 釜石情報交流センターオープン
平成28年
1月19日 チームスマイル・釜石PITグランドオープン
1月29日 釜石高校硬式野球部
21世紀枠で春の甲子園出場決定
Ⅰ
これから
平成28年秋
平成28年10月
平成29年14月
平成29年秋
平成30年度
平成31年
希望郷いわて国体
新釜石魚市場完成
鵜住居小学校・釜石東中学校、
唐丹小中学校新校舎での学習スタート
市民ホール
(仮称)
完成
復興道路・復興支援道路開通予定
JR山田線が三陸鉄道として全線開通予定
ラグビーワールドカップ2019開催
4
平成28年の主な動き
●希望郷いわて国体開催
当市では釜石市球技場でラグビーフットボール7人制(成年男子・女子)、根
浜海岸を中心とした特設会場でトライアスロン(成年男子・成年女子)、オー
プンウォータースイミング(男子・女子)の3競技(6種別)が開催されます。
今大会は「東日本大震災復興の架け橋」というサブタイトルが掲げられて
おり、これまで様々な形で被災地に応援・支援して下さった方々も多く足を運
んで頂けるものと考え、会場地として、競技に関わる全ての選手たちが最高の
パフォーマンスを発揮できるような環境を作ることはもちろん、被災地への
支援に対する感謝の意を伝える大会にしてまいります。
●復興道路の整備進捗
●新釜石魚市場完成
鵜住居第2トンネル ⇒ H28年度完成予定
荒川トンネル ⇒ H28年度貫通予定
28.3.9 三陸沿岸道路 吉浜釜石道路
唐丹第2トンネル着工
27.12.05 釜石秋田線(遠野〜宮守間)開通式
5
●ガントリークレーン整備
被災〜復旧・復興5年間の出来事
Ⅰ
復興事業の進捗
釜石市の主な復興事業の進捗状況は以下のとおりです。
全体整備計画
2,633(区画・戸)
都市再生区画整理事業
1,097区画
防災集団移転促進事業
135区画
漁業集落防災機能強化事業
87区画
復興公営住宅
1,314戸
室浜地区宅地造成完了
都市再生区画整理事業の進捗状況
-整備地区
4地区
-対象区画数
1,097区画
H27年度末
(93区画)
H28年度末
(440区画)
用地買収の進捗状況
8%
-買収予定面積 1,020,836㎡
40%
H29年度末 (1,097区画)
100%
0% 50% 100%
-買収面積
H27年度(2月末)891,436㎡
H28年度末
1,020,836㎡
11地区
-対象区画数
135区画
H27年度末
(42区画)
H28年度末
(135区画)
100%
0% 50% 100%
防災集団移転促進事業の進捗状況
-整備地区
87%
仮設住宅の集約見込
-H23年8月
31%
100%
0% 50% 100%
3,164戸
100%
-H27年度(2月末) 3,124戸
-H29年8月
1,969戸
98%
62%
(第2次集約化計画上予定数) 0% 50% 100%
漁業集落防災機能強化事業の進捗状況
-整備地区
10地区
自力再建の進捗状況
-対象区画数
87区画
-被災世帯数 4,024(※)
H27年度末
(26区画)
H28年度末
(87区画)
-H27年度(2月末) 再建済世帯数 1,045世帯
30%
100%
310
0% 50% 100%
0
復興公営住宅の進捗状況
-整備地区
(462戸)
H28年度末
(1,127戸)
H29年度末
(1,314戸)
500
1,000
市内(被災時と別の地区)に再建
1,314戸
H27年度末
274
市外・県外に再建
22地区
-全体整備予定数
461
市内(被災時と同じ地区)に再建
35%
86%
100%
0% 50% 100%
※東日本大震災で被災し、生活再建支援金の
「基礎支援金」申請済み世帯数。
(長期避難区域含む)
6
Ⅱ. 住まいの再建
1 復興公営住宅の整備
全整備予定戸数は岩手県での整備戸数を含め1,314戸。
平成27年度末までの引き渡し予定戸数は全体の35%に当
たる462戸。平成28年度中には、全体戸数の86%に当た
る1,127戸の整備を完了する予定です。
施工区分
釜石市
岩手県
合 計
団地数
集 合
戸 建
集 合
全体戸数
19
14
7
40
760
181
373
1,314
発注済
707
181
373
1,261
発注率
93.0%
100.0%
100.0%
96.0%
完成済
250
24
188
462
完成率
32.9%
13.3%
50.4%
35.2%
完成時期と建設場所
完成済み
上中島地区Ⅰ期・野田地区・花露辺地区・大石地区・平田地区
箱崎白浜地区・上中島地区Ⅱ期・尾崎白浜地区・唐丹町片岸地区
小白浜地区(長屋)・鵜住居地区(日向)・小白浜地区(集合)
H28年 4月
5月
6月
8月
9月
11月
12月
H29年 2月
3月
H28年度中
荒川地区・本郷地区・大町1号
天神町・只越3号
大只越1号・室浜地区、7月:只越1号・大渡・只越4号
箱崎地区(横瀬)
大町4号・只越2号、10月:大町2号・箱崎地区(上前)
大町5号・鵜住居中心部(集合1号)・鵜住居中心部(戸建)
箱崎地区(野川前・前田)
鵜住居中心部(戸建)・桑ノ浜地区・根浜地区
大町3号
片岸町地区(集合)・嬉石第一・嬉石第二・松原地区
H29年 4月
H30年 2月
H29年度中
鵜住居中心部(集合2号)、6月:片岸町地区(戸建)、10月:大只越2号
浜町
両石地区(集合)
コミュニティづくりを促進するための集会室の設置や、ゆるやかな見守りを意識した仕切りのないバルコニーの設置など、
コミュニティケアに配慮した公営住宅整備を住民とともに実現しています。
上中島Ⅱ期復興公営住宅(平成27年2月竣工)
小白浜復興公営住宅(平成27年9月竣工)
7
住まいの再建
Ⅱ
2 宅地の整備
市内4地区で実施している都市再生区画整理事業は、対
象区画数1,097区画に対して、平成27年度末での完成予定
区画数は、全体の8.5%、93区画、平成28年度末には、全
体の40.1%となる440区画が完成予定、平成29年度末に
は、全区画の整備が完了する予定です。
市内15地区で実施している防災集団移転促進事業及び
漁業集落防災機能強化事業は、対象区画数222区画に対し
て、平成27年度末での完成区画数は68区画、平成28年度
末には全区画の完成を目指しています。
片岸町地区
根浜地区
鵜住居地区
室浜地区
箱崎白浜地区
箱崎地区
仮宿地区
一日でも早く整備が完了できるよう、復興公営住宅建設業者や造成
工事の事業者等と調整会議を開催
桑の浜地区
東部地区
両石地区
水海地区
地区
嬉石・松原地区
尾崎白浜地区
平田地区
本郷地区
唐丹(小白浜)地区
事業名
区画整理事業、
津波復興拠点整備事業
防災集団移転促進事業
佐須地区
漁業集落防災機能強化事業
花露辺地区
唐丹(片岸)地区
大石地区
荒川地区
※防災集団移転促進事業には漁業集
落防災機能強化事業を合わせて実
施する地区を含む
※津波復興拠点整備事業は東部、鵜
住居地区のみ
※水海地区は都市公園事業のみ
都市再生区画整理事業
●都市計画区域内の地域で、道路・公園などの公共施設や
皆さんの土地を安全で利便性の高いものにするために、
公共施設の整備改善や土地の区画形質の変更・集約化を
行います。
防災集団移転促進事業
●災害の危険の恐れがある地域から住宅を移転するため
に、高台や造成地などの住宅団地を整備します。
●移転元の土地は住宅地としては利用不可となっています。
漁業集落防災機能強化事業
●漁業集落において、安全安心な居住環境を確保するため
宅地の造成工事が完了した室浜地区
津波復興拠点整備事業
●被災した地域の復興を先導する拠点とするため、住宅、
の地盤かさ上げ、生活基盤や防災安全施設の整備等を実
公益施設、業務施設等の機能を集約させ、安全な市街地
施します。
を整備するため、都市施設を整備します。
8
Ⅲ. 産業(なりわい)の再生
1 商工業者の再建
●市内事業所の被災被害(平成21年経済センサス資料)
全事業所数2,396事業所 うち浸水範囲の事業所数 1,382事業所(全体の57.7%)
グループ補助金
●再建支援及び雇用の状況
242
修繕補助金
全壊補助金
グループ補助金
家賃補助金
修繕補助金
仮設店舗保有数
全壊補助金
家賃補助金
76
平成28年3月末現在
47
242
26
76
209
47
0
50
26
100
150
200
0
1,500
300
50
100
150
200
1.8
250
300
1.4
2,000
1,000
1.8
1.0
1,500
500
1.4
0.6
1,000
0
1.0
0.2
.2
23
.3
H
23
.6
H
23
.9
H
23
.1
2
H
24
.3
H
24
.6
H
24
.9
H
24
.1
2
H
25
.3
H
25
.6
H
25
.9
H
25
.1
2
H
26
.3
H
26
.6
H
26
.9
H
26
.1
2
H
27
.3
H
27
.6
H
27
.9
H
27
.1
2
雇用保険
有効求人倍率
受給者実人数
250
209
仮設店舗保有数
2,000
雇用保険
受給者実人数
平成28年3月末現在
0.6
H
H
23
500
.6
26
.9
H
26
.1
2
H
27
.3
H
27
.6
H
27
.9
H
27
.1
2
26
H
H
2
.3
26
H
.9
.1
H
25
.6
25
25
H
H
2
.3
25
H
.9
.1
H
24
.6
24
24
H
H
2
.3
24
H
.9
.1
23
H
23
23
H
H
23
23
H
H
.6
0.2
.3
0
.2
有効求人倍率
●仮設入居者等の再建状況調査結果(平成27年6月)
■再建方法
■再建の課題
廃業
10.6%
■再建方法
廃業
10.6%
76
39
22
15
25
その他
22
15
意欲
39
25
その他
意欲
従業員 従業員
確保
確保
高齢、 高齢、
後継者 後継者
資金
●平成28年度の新たな支援策
76
資金
テナント
38.4%
自力再建
51.0%
売上、
顧客
、上、顧客、
売
取引先 取引先
テナント
38.4%
自力再建
51.0%
90
80
70
79
■再建の課題
60
90
50
80
40
70
79
30
60
20
50
10
400
30
20
10
0
平成28年度から3年間を被災事業者の「集中復興支援期間」と位置づけ、次のとおり市独自の支援策を講じ重点的に再
建を支援します。
・〔新規〕中小企業再建支援補助金… …… 既存補助金対象外の事業者向け(1/2補助:上限50万円)
・〔新規〕空き店舗対策事業補助金… …… 空き店舗で再建する事業者向け(1/2補助:上限100万円)
・〔新規〕テナント施設整備費補助金… … テナントオーナー向け(1/4補助:上限3,000万円)
・〔拡充〕中小企業振興資金融資… ……… 再建資金を借入する事業者向け(利子補給の拡充1%⇒2%)
(中心市街地東部地区の復興状況)
9
産業(なりわい)の再生
Ⅲ
2 水産業の再生
生産拠点機能となる魚河岸地区魚市場の整備に併せて、大型漁船にも対応した製氷施設等についても整備
を進めて廻来漁船誘致の強化を図り、水揚げの増大につなげます。
新釜石魚市場のメイン機能・
魚河岸地区荷捌き施設
(平成28年10月竣工予定)
●魚市場背後地への水産加工機能の集積
水揚増強を図る上で課題であった買付機能の強化や、地域水産物のブランド化に向けた取組を推進します。
事業者:岩手缶詰(株)、
(有)菊鶴商店、釜石水産物商業協同組合(ほか2業者を予定)
岩手缶詰(株)新釜石工場
整備イメージ図
(平成28年3月末稼働開
始予定)
水揚げ高(魚市場)
3,500
3,000
2,758,884
2,601,925
2,500
2,000
1,500
単位:千円
1,487,756
1,682,202
1,934,000
1,000
15
水産加工業企業数
14
16
10
5
500
0
20
被災前(平成22年度)被災後(平成23年度) 被災後(平成24年度) 被災後(平成25年度) 被災後(平成26年度)
被災前(平成22年度)水揚げ高
2,758,884
被災後(平成23年度)水揚げ高
1,487,756
被災後(平成24年度)水揚げ高
1,682,202
被災後(平成25年度)水揚げ高
1,934,000
被災後(平成26年度)水揚げ高
2,601,925
0
被災前
被災後
被災前の企業数
14
再開した企業数(新規4を含む)
16
単位:千円
10
3 釜石港の復旧・復興状況
港湾取扱貨物量の状況
●平成23年3月11日の東日本大震災で、未曾有の危機に瀕した釜石港も、復興需要に後押しされる形で利用と復旧整備が
進み、今日に至っては、一部の貨物を除き、概ね震災前水準の利用状況を取り戻しています。
●平成25年の港湾取扱貨物量は、釜石製鐵所が銑鋼一貫体制に終止符を打った平成元年以降最大となる、250万トン超を
記録しました。
人口/港湾取扱貨物量/製造品出荷額の推移
湾口防波堤復旧状況
北堤ケーソン5函設置完了
(残720m)
南堤670m中600m既成
(残70m)
平成28年1月13日現在 北堤ケーソン据付
●湾口防波堤および公共ふ頭の復旧整備が進む
につれ、釜石港および周辺地域における産業経
平成28年2月6日現在
11
済活動が活発になってきています。
産業(なりわい)の再生
Ⅲ
釜石港コンテナ取扱量の推移
進む国際流通拠点化
●東日本大震災から4ヵ月後、平成23年7月、国際コン
テナ戦略港湾の京浜港と、釜石港を週一便でむすぶ、
国際フィーダーコンテナ定期航路が開設されました。
●平成27年のコンテナ取扱量は、新たな輸出入貨物
の取り込みと、コンテナを利用した国内2点間輸送
が奏功し、これまで岩手県の過去最高記録であった
3,315TEUを大幅に上回る、4,420TEUという、新記
録を樹立することができました。
※TEU(Twenty feet Equivalent Unit)とは?
20フィートコンテナ換算個数。20フィートコンテナ1個を1TEU、40フィートコンテナ1個を2TEUとして、コンテナ
取扱量をこの数値の合計で表示する。
岩手県下初のガントリークレーン
●釜石市はこれまで、岩手県に対し釜石港へのガント
リークレーン整備を要望してきましたが、今般、岩手
県によって認められ、平成28年度末の完成をめざ
し、整備される見通しとなりました。
●岩手県は整備理由を、国際フィーダーコンテナ船が大
型化する傾向にあること、コンテナ取扱量が増大して
いること、また、中国・韓国への外貿ダイレクト船の
寄港計画が船社から示されたことを踏まえた判断と
しています。
●平成29年度初頭、釜石港にとって2本目の
平成29年開設予定の外貿コンテナ定期航路
定期航路となる、釜石港発着、中国/韓国
向け、外貿コンテナ定期航路が開設される
見通しとなりました。
●運べないものはないとされる海上コンテ
ナ。この輸出入拠点形成が急速に進む釜石
港。大容量の特定品目を扱う工業港 湾か
ら、あらゆる貨物をタイムリーに全世界とむ
すぶ流通港湾へ、釜石港は今、変貌しようと
しています。
12
4 復興道路の整備
つなげよう「命の道」
つなげよう「命の道」
復興道路・復興支援道路の整備状況
復興道路・復興支援道路の整備状況
平成 23 年 11 月、当市の悲願であった三陸縦貫自動車道(復興道路)及び
平成 23 年 11 月、当市の悲願であった三陸縦貫自動車道(復興道路)及び
東北横断自動車道(復興支援道路)の未着工全区間が事業化され、東日本大
東北横断自動車道(復興支援道路)の未着工全区間が事業化され、東日本大
震災からの復興に向けたリーディングプロジェクトとして、現在、国におい
震災からの復興に向けたリーディングプロジェクトとして、現在、国におい
て、事業が着々と進められております。
て、事業が着々と進められております。
平成
平成27
27年度には横断道遠野~宮守間、三陸道吉浜道路が開通しました。
年度には横断道遠野~宮守間、三陸道吉浜道路が開通しました。
岩手県内の復興道路・復興支援道路の状況
岩手県内の復興道路・復興支援道路の状況
八戸JCT
八戸JCT
階上
階上
八戸JCT
八戸JCT
洋野階上道路
洋野階上道路
23km
23km
(岩手県内20km)
八戸是川
八戸是川
(仮)侍浜
H30年度
久慈北
久慈
野田久慈道路
25km
(仮)田野畑南
(仮)田老北
4km
H31年度 H32年度
(仮)田老北
川目
宮古中央
(仮)田老第2
松山
川目
岩手県
東和
岩手県
東和
(仮)大槌 (仮)釜石JCT
宮守
江刺田瀬
遠野
遠野~宮守 遠野道路
9.0km
江刺田瀬
H27.12.5開通
遠野住田
(仮)釜石西
宮守
遠野~宮守 遠野道路
6km
三陸
H30年度
陸前高田
釜石道路
(仮)唐桑北
H30年度(仮)唐桑南
三陸
宮城県
東北横断自動車道釜石秋田線
(釜石~花巻) 80km
登米東和
登米
宮城県
登米東和
登米
13
(仮)本吉(仮)唐桑北
(仮)歌津北
(仮)唐桑南
(仮)歌津
(仮)気仙沼港
(仮)気仙沼
事業中区間
(
釜石山田道路
吉浜釜石道路
14km23km
吉浜道路
3.6km
3.6km
H30年度
開通区間
釜石山田道路
23km
吉浜釜石道路
H30年度
唐桑高田道路
14km
10km
吉浜道路
(岩手県内8km)
H27.11.29 開通
(仮)気仙沼港
陸前高田(仮)気仙沼通岡
H30年度
H27.11.29 開通
(仮)釜石JCT
通岡
6km
11km
9.0km
東北横断自動車道釜石秋田線
H27.12.5開通 H30年度
(釜石~花巻)
80km
釜石北 H30年度
釜石両石
釜石道路
11km
H30年度
H30年度
H30年度
凡 例
359
山田宮古道路
14km
H29年度
H30年度
(仮)大槌
遠野住田
山田
(仮)釜石西
釜石北
遠野
山田南
釜石両石
359
213
㎞
山田南
花巻JCT
花巻JCT
山田
㎞)
㎞
H32年度
21km
山田宮古道路
宮古中央
H29年度
14km
宮古南
宮古南
田の沢
手代森
213
宮古田老道路
㎞)
松山
手代森
17km
田の沢
岩泉龍泉洞
H29年度
田老岩泉道路
H29年度 宮古田老道路
6km
H32年度
21km
H29年度
17km
(仮)田老第2
田野畑道路
田老岩泉道路
6km 6km
8km
開通
5.6km
H31年度 H28.3.12
岩泉龍泉洞
H29年度
4km
三陸沿岸道路
2km
三陸沿
岸手
道県
路内
(
岩
(仮)田野畑南
(仮)田野畑北
H32年度
H31年度
(
岩手県内
H31年度 H28.3.12
3.4km 2.6km
開通
尾肝要普代道路
8km
尾肝要普代道路
田野畑道路
6km 8km
普代
都南川目道路
区界道路 平津戸松草道路 宮古箱石道路
(仮)田野畑北
3.4km 2.6km
6.0km
8km
7km
2km33km
4km
4km
33km
7km
野田久慈道路
25km
普代
8km
宮古盛岡横断道路
(宮古~盛岡) 100km
宮古盛岡横断道路
(宮古~盛岡) 100km
都南川目道路 区界道路 平津戸松草道路 宮古箱石道路
8km
広 域 図
7.4km
久慈
6.0km
広 域 図
(岩手県内20km)
久慈北道路
7.4km
久慈北道路
H30年度
(仮)侍浜
久慈北
5.6km
青森県
青森県
唐桑高田道路
10km
(岩手県内8km)
調査中区間
凡 例
震災後新規区間
開通区間
(
事業中区間
開通見通し
( 調査中区間
震災後新規事業区間の新たな開通
見通し (H27.5.15公表)震災後新規区間
公表)
(
震災以前からの事業区間の新たな
開通見通し
開通見通し(H27.5.15公表)
震災後新規事業区間の新たな開通
震災後新規事業区間の開通見通し
見通し (H27.5.15公表)
公表)
(H26年度まで公表)
震災以前からの事業区間の新たな
震災以前からの事業区間の開通
開通見通し(H27.5.15公表)
見通し(H26年度まで公表)
震災後新規事業区間の開通見通し
H28.3月末現在
(H26年度まで公表)
仙台港北IC
(仮)本吉
(仮)歌津北
(仮)歌津
震災以前からの事業区間の開通
見通し(H26年度まで公表)
H28.3月末現在
仙台港北IC
産業(なりわい)の再生
釜石市内の状況
鯨山
610
大槌町
鵜住居第 2 トンネル 貫通式
上閉伊郡
45
大槌
小鎚 IC( 仮称 )
界木峠
700
きりきり
川
231
太田林
川原
釜石遠野線
うのすまい
釜石山田道路
(部分供用 4.6km)70
六角牛山
1294
根浜海岸
鵜住居
H27.6.16
釜石両石 IC
復興支援道路
恋ノ峠
りょういし
242
トン
ネ
ル
東北横断自動車道釜石秋田線
りくちゅうおおはし
仙人峠
(釜石花巻道路)
白崎
仙
人
新平田峠
561
490
甲子
283
秋丸峠
赤羽根トンネル
脈地
地
167
尾崎
釜石道路
167
紅葉滝
釜石南
IC( 仮称 )
片岸
楢ノ木平
1229
IC=インターチェンジ
死骨
崎
死骨崎
JCT=ジャンクション
六郎峠
六
六郎
郎峠
郎峠
釜石湾
平田
釜石 JCT( 仮称 )
249
愛染山
開通区間
中埣
事業中区間
馬田岬
川
大根崎
45
249
五葉山
1351
熊野川
仏ヶ崎
193
193
市線
日頃
唐丹
吉浜釜石道路
住田町
283
甲子川
283
646
滝観洞IC
滝観洞
IC箱根峠
釜石港
釜石中央 IC( 仮称
こさの )
釜石西 IC( 仮称 )
仙人峠道路
(18.4 ㎞)
587
三貫島
両石湾
45
復興道路
釜石市
1313
大槌湾
231
釜石北 IC
35
三陸沿岸道路︵三陸縦貫自動車道︶
820
雄岳
釜石山田道路
吉里吉里
35
川
橋野
タブの大島
船越湾
浪板不動滝
大槌町
340
Ⅲ
唐丹湾
釜石唐丹 IC( 仮称 )
250
712
50
5000
工事が進む東北横断自動車道
大畑高架橋 下部工 施工中
(H28 年 1 月撮影)
大船渡市
鍬台トンネル
石秋田線と三陸沿岸道路
唐丹第1高架橋 上・下部工 施工中
(H28 年 1 月撮影)
●主要構造物の進捗状況
三陸沿岸道路等で南三陸国道事務所担当区間のうち、
約5割が橋梁、トンネル等の構造物が占めており、釜
石市周辺は特に構造物区間が多くなっています。
釜石市内の主要構造物の工事進捗状況は右表のとお
りで、全て工事中(一部本体工完成)となっています。
●復興道路等から各復興事業への土砂提供
復興道路等から発生する土砂については復興まちづ
くりや農地、海岸復旧などの嵩上げ工事へ提供が行わ
れています。
●工事進捗状況について
復興道路等の工事進捗状況は、市役所市民課にある
モニターで進捗をご覧いただけるほか、市民課及び各
地区生活応援センターなどで配布している工事チラシ
でご覧いただけます。
小佐野高架橋 下部工 施工中
(H28 年2月撮影)
主要構造物の進捗状況
名称(仮称)
延長(m)
進捗状況
鵜住居第2トンネル
1,445 貫通済、施工中
184 本体工完成
釜 水海高架橋
445 本体工完成
石 水海トンネル
149 本体工完成
山 八雲第3トンネル
田 八雲第2トンネル
839 本体工完成
道 八雲第1トンネル
635 本体工完成
路 釜石トンネル
873 本体工完成
小佐野高架橋
460 下部工施工中
唐丹第3トンネル
2,998 掘削中
吉 唐丹第2トンネル
521 掘削中
浜
唐丹第1トンネル
465 貫通済、施工中
釜
唐丹第2高架橋
352 上・下部工施工中
石
1,169 掘削中
道 荒川トンネル
307 上・下部工施工中
路 唐丹第1高架橋
新鍬台トンネル
3,330 掘削中
甲子跨線橋(拡幅)
220 工事中
釜
大畑高架橋
215 下部工(橋脚)施工中
石
坪内沢橋
117 下部工(橋台・橋脚)施工中
道
定内トンネル
808
掘削中
路
大沢高架橋
145 上部工(橋桁)施工中
※H28.3月末現在 釜石市内のトンネルと100m以上の橋梁を表示
14
5 企業立地の状況
当市では、震災前、誘致企業12社が操業していました
また、当市は、平成30年度の開通を目指し整備が進む東
が、そのうち6社が津波被害を受けました。被災した6社の
北横断自動車道釜石秋田線及び三陸縦貫自動車道の結節
うち4社が再建操業したものの、2社が撤退しています。
点であり、国際フィーダーコンテナ定期航路に加えて、新た
震災以降、SMC㈱釜石工場の工場拡張や地場企業の新
に外貿コンテナ定期航路の開設が予定される釜石港の機
設のほか、新たに当市に進出した誘致企業は6社で、現在
能向上など物流環境を生かしながら、更なる企業立地、地
の誘致企業数は16社(うち15社が操業中)
、総従業員数
域産業の活性化に取り組んでまいります。
は約1,600名となっています。
福山通運(株)
トリナ・ソーラー立地協定(H26.9.29)
●誘致企業一覧表
既存企業
企業名
(株)プラシーズ釜石工場
立地協定
プラスチック製品
S63年度
SMC(株)釜石工場
空気圧機器
H元年度
釜石飼料(株)
配合飼料
H2年度
金属製家具
H3年度
鍛造品、珪酸ソーダ
H7年度
(株)大和化成研究所釜石工場
DNA、白子核タンパク
H9年度
(株)
グランバー釜石工場
菓子類
H11年度
(株)ガルバート・ジャパン
めっき鉄線・鋼線
H16年度
ムゲンシステム(株)釜石環境技術センター
廃プラスチック油化装置
H17年度
双葉精密(株)
金型用部品
H18年度
各種プラント、 バイオマスボイラ
H23.10.31
双日食料水産(株)
水産加工品
H24.2.14
釜石ヒカリフーズ(株)
水産加工品
H24.3.22
エア・ウォーター物流(株)釜石低温センター
水産加工品の物流
H24.12.10
トリナ・ソーラー
太陽光パネルの物流
H26.9.29
福山通運(株)
運送業
H27.7.21
水産加工品
H24.2.14
水産加工品
H26.4.9
(株)エヌエスオカムラ
同和鍛造(株)釜石事業所
(株)バイオ・パワー・ジャパン
(株)津田商店
岩手缶詰(株)
15
主な製品等
震災以降の新規立地
【参考】地場企業の新設
産業(なりわい)の再生
Ⅲ
6 再生可能エネルギー
(海洋エネルギー・風力)
海洋エネルギーの取組み
●海洋再生可能エネルギー実証フィールド
●波力発電技術の開発
平成27年4月に内閣官房総合海洋政策本部事務局から、釜
釜石・大槌地域産業育成センターや東京大学をはじ
石沖が海洋再生可能エネルギー実証フィールド(別図)として選
めとする研究機関が、平成26年12月からNEDO委託
定されました。
事業により、リニア式波力発電装置の研究開発を進め
ています。平成28年2月には、岩手県補助事業で製作し
尾崎
た浮体構造物の洋上設置試験が行われました。
湾口防波堤
沖合サイト
風力、波力:
本試験
湾口サイト
波力:
小規模試験
釜石湾
泉地区
湾内サイト
組立・保守・
試運転
魚市場
サブステーション
(変電所)候補地
リニア式波力発電
(出所:東京大学提供)
平田地区
公共ふ頭
発電装置の複数配列
(東京大学提供)
釜石港
釜石市役所
実証試験サイト等の
配置イメージ
新日鐡住金㈱
釜石製鐵所
釜石駅
※この航空写真は
震災前のものです
別図 海洋再生可能エネルギー実証フィールド海域
●岩手県海洋エネルギー産業化研究会
平成27年12月には、岩手県海洋エネルギー産業化研究会を
設立し、会員への情報提供や勉強会を重ね、地元企業による新
規参入など海洋系の産業創出に向けた取組みを進めています。
風力 釜石広域ウインドファーム
地元企業により製作された
浮体構造物
(全長11m、重量3t)
●事業主体 (株)ユーラスエナジー釜石
●立地場所 和山牧場を中心とする高原地帯
●定格出力 42,900kW(1,000kW×42基、900kW×1基)
●配置基数 釜石市17基、遠野市12基、大槌町14基
●風車概要 三菱重工製、3枚翼プロペラ型、全高98m
●運転開始 平成16年12月
拡張計画
●事業主体 (株)ユーラスエナジーホールディングス
●立地場所 和山牧場を中心とする高原地帯
●定格出力 114,000kW(2,000kW×57基)
●配置基数 釜石市42基、遠野市9基、大槌町6基
●運転開始 現在、平成30年代早期の完成を目指し、
関係機関と調整中
16
Ⅳ. にぎわいと交流の創出
1 東部地区・中心市街地再生の取り組み(フロントプロジェクト1)
飲食店街再建ゾーン
タウンポート大町
市民広場
■店舗数:18店舗以上
■オープン:平成28年11月(予定)
■事業者:釜石まちづくり株式会社
■オープン:平成26年12月
■整備面積:南側広場 約2,300㎡
北側広場 約1,000㎡
■供用開始:南側広場 平成27年7月
北側広場 平成29年度(予定)
飲食店街整備イメージ
タウンポート大町
南側広場
大型商業施設
南側広場
タウンポート大町
釜石大町駐車場
市民ホール
市民広場
北側広場
復興公営住宅
飲食店街再建ゾーン
民活導入ゾーン
A 釜石情報交流センター
市民ホール
■延床面積:約6,900㎡
■主な施設
大ホール(800席以上)、
小ホール、ギャラリー、練習室等
■供用開始:平成29年度
復興公営住宅
市民ホール 整備イメージ
市の中心部である釜石東部地区は、東日本大震災の津波により甚大
な被害を受けました。一日も早く、市民にとって安心で快適な生活を
取り戻すためには、将来の災害発生時においても、都市機能が維持で
きる安全が確保された市街地整備が必要となります。
フロントプロジェクト 1 は、多くの公共公益施設が被災した釜石東
部地区において、津波復興拠点整備事業を導入し、防災機能、都市機
能を有する公共公益施設を整備するとともに、商業・文化・情報交流
釜石大町駐車場
の拠点を形成し、にぎわい創出の核とすることを目的とした事業です。
復興公営住宅
■収容台数
472台
(身障者対応4台)
■構造
鉄骨造5層6段
(耐火構造)
釜石大町駐車場
17
■規模:8階建て(41戸程度)
その他:店舗(テナント)
入居開始:平成28年度(予定)
■規模:6階建て(24戸程度)
入居開始:平成28年度(予定)
復興公営住宅整備イメージ
(記載の計画内容は、平成28年3月末時点のものです。)
にぎわいと交流の創出
Ⅳ
A 釜石情報交流センター
釜石情報交流センターは、気軽に訪れることが
でき、地域の情報に触れ合える「市民の交流と活動
の拠点」として、今後整備する釜石市民ホールとと
もに地域文化の発展を支え、賑わいと交流を創出
する施設です。
施設概要
●名称/釜石情報交流センター
●供用開始/平成27年12月
●所在地/釜石市大町1丁目1番10号
●延床面積/約970㎡
施設内容
●ラウンジ(約200㎡)
●会議室 2室(16席、12席)
●ワークスペース(12席)
●市民スタジオ(約31㎡)
●多目的集会室(チームスマイル・釜石PIT)
●飲食提供施設(ミッフィーカフェかまいし)
ミッフィーカフェ
かまいし
lllustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv, 1953-2016 www.miffy.com
オランダ王国大使館及び(株)ディック・ブルーナ・ジャパンの協
力の元、オランダ人の絵本作家・グラフィックデザイナーのディッ
ク・ブルーナが描くうさぎの絵本の主人公“ミッフィー”をテーマとし
た釜石オリジナルのカフェです。
チームスマイル・
釜石PIT
一般社団法人チームスマイルとのネーミングライツ契約により、
釜石情報交流センター多目的集会室には「チームスマイル・釜石
PIT」という呼称が付きます。
「チームスマイル・釜石PIT」は、エンターテインメントを通じた
復興支援活動を行う拠点として、アーティストのライブや映画上映
会などが開催されます。
2 道の駅「釜石仙人峠」
地域特産品・農産物展示販売コーナー
地域特産品コーナー(水産加工品や地元名菓、地酒等)と市内農家が
生産した農産物や農産加工品の直売コーナーを設けて販売。秋には
甲子地域中心に生産されている甲子柿の販売も行います。
●開業日/平成27年4月21日
●施設概要
名称/道の駅「釜石仙人峠」
愛称/アユ躍る清流と甲子柿の里
位置/釜石市甲子町第7地割155番4
(甲子町関沢地区 国道283号と仙人峠道路交差点に隣接)
敷地面積/約4,700㎡(道路部分含めると約5,600㎡)
建物/多目的棟(地域特産品・農産物などの展示販売、
飲食休憩コーナー、道路・観光情報提供)
トイレ棟(24時間利用可 男性用・女性用各7基、多目的トイレ1基)
18
3 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」橋野鉄鉱山
●平成27年7月 世界遺産登録 橋野鉄鉱山
釜石での製鉄は、盛岡藩士・大島高任が、安政
4年12月1日(1858年1月15日)に、日本で初
めて高炉法による鉄の連続生産に成功したことに
始まります。
当時の製鉄の様子を物語る橋野鉄鉱山が、平成
27年7月に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・
製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、世界
遺産に登録されました。
一番高炉
製鉄・製鋼
明治日本の
産業革命遺産
造船
石炭産業
三番高炉
「明治日本の産業革命遺産」
と釜石
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、幕末から明治期の製鉄・
製鋼、造船、石炭産業といった重工業分野における急速な産業化の道程を時間軸に沿っ
て証言する 8 エリア 23 資産(現役の工場施設を含む)によって構成されています。
日本が西洋地域以外で初めて、しかもわずか半世紀という極めて短期間のうちに、
産業国家としての地位を確立したことは、奇跡とも呼ばれる世界史的意義を持つ出来
事であり、技術や産業、社会経済に関わる世界の歴史的発展段階において、特筆すべ
きまれな事象です。
構成する資産は、国内の 8 県 11 市に立地し、地理的に分散していますが、群とし
て全体で世界遺産価値を持つ、1 つの資産(いわゆるシリアルノミネーション)として、
世界遺産に登録されました。
橋野鉄鉱山は、日本に現存する最も古い高炉をはじめ、鉄鉱石の採掘から製錬まで
の全ての工程を示す遺跡で、石組の高炉 3 基や水路、御日払所などの初期の近代製鉄
業の遺構が、自然豊かな森林や川に囲まれた美しい景観とともに所在しています。
橋野鉄鉱山は、幕末における幕府や雄藩の西洋技術の導入と強いつながりを持ち、
後の官営八幡製鐵所の完成に至る近代製鉄の流れの発端となっています。
19
近代製鉄の父
大 島 高 任
にぎわいと交流の創出
Ⅳ
橋野鉄鉱山全景
高炉断面図
採掘
運搬
露天掘りで鉄鉱石を採掘する様子。
高炉場(模型)
橋野鉄鉱山
高炉出銑
採掘した鉄鉱石を牛や人が運ぶ様子。
高炉から鉄を取り出す様子。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
(8エリア、
23構成資産)
①萩【山口県】萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、萩城下町、
松下村塾、
②鹿児島【鹿児島県】旧集成館(反射炉跡、機械工場、旧鹿児島紡績所技師館)
、寺山炭窯跡、
関吉の疎水溝、③韮山【静岡県】韮山反射炉、④釜石【岩手県】橋野鉄鉱山、⑤佐賀【佐
賀県】三重津海軍所跡、⑥長崎【長崎県】小菅修船所跡、三菱長崎造船所第三船渠、同ジャ
イアント・カンチレバークレーン、同旧木型場、同占勝閣、高島炭坑、端島炭坑、旧グ
ラバー住宅、⑦三池【福岡県・熊本県】三池炭鉱(宮原坑、万田坑、専用鉄道敷跡)、三
池港、三角西港、⑧八幡【福岡県】官営八幡製鐵所(旧本事務所、修繕工場、旧鍛冶工場)、
遠賀川水源地ポンプ室
20
4 ラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けて
ラグビーワールドカップ 2019 釜石開催の意義
■復興を加速し、希望の創造と未来の可能性を追求する取り組みとして、釜石市復興まちづくり基本計画に掲げる将来像「三陸
の大地に光輝き、希望と笑顔があふれるまち釜石」の実現に向けて開催します。
■新日鐵釜石ラグビー部日本選手権7連覇の「ラグビーのまち」釜石での開催は、震災復興のシンボルとして、未来に誇れるまち
の次世代への継承、沿岸被災地の活性化、岩手スポーツ界のさらなる飛躍発展の契機となります。
概算事業費 ※財源要望が認められれば、岩手県・釜石市の負担は現時点で6〜7億円と見込まれます。
事業区分
概算費用(百万円)
概算見通し
敷地造成など
1,655
復興交付金(震災復興特別交付税含む)
(盛り土・排水・公園整備・上下水道整備など)
サブグラウンドなど
144
国土交通省社会資本整備総合交付金(要望中)
常設スタンド・グラウンドなど
904
日本スポーツ振興センターtoto助成(要望中)
仮設スタンド・仮設施設など
465
岩手県は仮設分に応分の負担(調整中)
さらなる財源なども模索
その他(基本設計委託費、山側民有地移転補償調査費)
30
合計
3,198
年間維持費見込み:(敷地造成の内4億円+常設9億円)×0.04(スポーツ施設維持係数)=52百万円
釜石市ラグビーこども未来基金
基金の
使途
【開催前】ラグビーワールドカップ2019への活用
【開催後】ラグビーを活用したまちづくり
⃝フィールド造成、スタジアム建設等の施設整備
⃝競技場施設の改修・維持管理
⃝開催に係る国内外へのPR・周知活動
⃝ワールドカップ開催記念事業・イベント等の開催
⃝気運、おもてなしの醸成、ボランティア等養成
⃝ラグビー関連事業、若年層の国際交流、人材育成等
スタジアム施設を活用した事業
⃝(仮称)鵜住居復興広場を活用した事業等
お申し込み
21
「釜石市ラグビーこども未来基金」申込書を郵送、FAX、メール等でお送りください。
申込書は釜石市ホームページ→ラグビーワールドカップ2019推進室からダウンロードできます。
釜石市総務企画部ラグビーワールドカップ2019推進室 tel.0193-22-2111(内線105)
にぎわいと交流の創出
1 名 称 釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)
2 施設概要
Ⅳ
ラグビーワールドカップ 2019 概要
■アジア初、強豪国以外初の日本開催
■敷地の場所 鵜住居運動公園区域内(旧鵜住居小・釜
石東中跡地含む釜石市鵜住居町第18、
19地割地内)
(1)開催時期
2019(平成31)年9月20日(金)〜
11月2日(土)
(2)参加チーム 20チーム(国・地域)
■敷地の面積 約90,000㎡
(3)試合形式
■施設の用途 球技競技場、本設観客席、仮設観客席、
①予選プール(9/20〜10/12)
関係諸室等
(40試合)5チーム×4プール(総当たり戦)
3 スタジアム整備のコンセプト
②決勝トーナメント(10/19〜11/2)
(8試合)
①三陸被災地のスポーツ施設不足を解消し、県民が集い、
スポーツを楽しめる。
②国際・国内スポーツ大会、合宿はじめ各種多様なイベント
開催ができる。
(音楽・芸術・国際交流等)
③常設設備を利用して医療福祉目的の健康体力つくり施設
として有効活用できる。
④震災の記憶と防災の知恵を体感体験できる。
⑤ラグビーV7・ラグビーワールドカップレガシー(遺産)を
体感体験できる。
⑥釜石フィールドミュージアムを構成。
(自然環境、歴史文
化を野外活動として学習体験)
準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝(全48試合)
■2015年イングランド大会経済効果推定4,200億円
■外国人来訪者約40万人
■釜石では予選プール2〜3試合開催予定
■本設観客席:約6,000席 ■仮設観客席:約10,000席〈本設・仮設計 約16,000席〉
Ⅳ 建築計画
鎧坂橋
観客入場ゲート
Ⅳ−4 スタジアム計画
Ⅳ−4−1 スタジアム全体(RWC 開催時)
一般チケットエリア
倉庫
・フィールドに近く臨場感ある観覧席配置とする。
メディアエリア
・一般エリアとホスピタリティの高いプレミアムチケッ
テレビコンパウンド
エントランス広場
トエリアを分離する。
・メインスタンドにアクセスしやすい構内通路を2層化
し利便性を向上する。
バックスタンド
4,932席
ト
峠 ゲー
恋の 入場
観客
運転手
控室
サブグラウンド
セレモニー
関係者控室
サイドスタンドW
2,960席
売店
サイドスタンドE
2,960席
メイングラウンド
一般チケットエリア
一般チケットエリア
ベニューメディアセンター
・フォトグラファー作業所
整備車両
メインスタンド
ゲートB
5,172席
ゲートA
個室・宴会場
売店
プレミアム
チケットエリア
VIP
ドーピングコントロール室
<凡例>
場内
放送
運営本部
管理ゲート
フェンス
仮設トイレ
仮設手洗い
敷地境界線
観客動線
本設スタンド
選手動線
仮設スタンド
メディア動線
選手・運営・VIP
運営動線
メディア
VIP 動線
仮設建物
売店
プレミアム
チケットエリア
セキュリティエリア
セキュリティエリア
N
プロトコールラウンジ
VIP WC
車寄
コメンタリーコントロール室
scale:1/800
釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)整備基本設計業務
22
Ⅴ. 安心安全なまちづくり
1 復興を内包した地域包括ケアの取り組み
医療・介護・予防・生活支援・住まいに、復興という要素を加え、ハードの復興にとどまらない、ソフト面でのきめ細やか
なケアを実施する釜石版地域包括ケアシステムを構築し、復興公営住宅等における新たなコミュニティづくりの支援など、
互助・共助を中心に据えた支えあいの仕組みづくりを推進します。
民間事業者との「見守り協定」の締結
●日常的に住民と接することが多い事業者等が、普段
の業務を行うなかで、住民の異変に気付いた場合、
市に情報提供をしてもらうことにより、迅速な支援
につなげていく試みとして、「見守り協定」を締結
しています。
かまいし包括ケア “ みんなの ” プロジェクト(復興庁「新しい東北」先導モデル事業)
●人口減少・高齢化の進展による高齢単身世帯等の増加
や、復興公営住宅の建設による新たなコミュニティ構
築といった地域を取り巻く環境の変化により、自分の
力だけでは地域で暮らし続けることが困難な方が生じ
ています。
………………………………………………………………………
●住民自らが生活支援の担い手として、地域の支え合い
づくりの中心的役割を担うため、
「地域世話やき人」の
育成を図っています。
………………………………………………………………………
●地域の実情を踏まえて、住民が主体となって、配食や家
事(ゴミ出し等)といった生活支援を行うコミュニティ
ビジネスの立ち上げを行っています。
2 復興公営住宅での自治会設立支援
復興公営住宅の自治会は、入居者同士が復興住宅で
の課題を整理し、一人一人が自発的にすべきことや共同生
活のルールを明らかにするうえで必要な組織でもあり、
孤立や引きこもり防止にもつながり、入居者間の交流や
見守り活動においてもなくてはならないものと考えます。
このため、社会福祉協議会や支援団体と一体となって、
自治会設立に向けた支援を進め、入居者間のコミュニ
ティ形成を支援していきます。
23
安心安全なまちづくり
Ⅴ
3 学校等建設事業の概要
鵜住居地区及び唐丹地区において被災した、小・中学校、幼稚園及び児童館等を安全な高台で同一敷地内に建設し、それ
ぞれが連携しやすい教育環境を整備するとともに、防災拠点としての機能を強化します。
鵜住居地区学校等建設事業
●事業費
施設名称
階段棟
ブリッジ棟
幼稚園棟
10,263,907千円
●完成予定 平成29年3月
●開校予定 平成29年4月
【完成イメージ】
構造規模
床面積
鉄骨造地上4階
10,889.12㎡
木造地上1階
585.53㎡
ブリッジ棟
・中学校、屋内運動場、防災備蓄倉庫
プール施設
・25m 6コース
・小プール(10m×7.5m)
階段棟
・小学校、児童館
幼稚園棟
グラウンド
・200mトラック 6コース、120mトラック 6コース
・100mレーン 6コース
唐丹地区学校等建設事業
●事業費
5,455,281千円
●完成予定 平成30年2月
施設名称
校舎棟
屋内運動場
構造規模
木造一部RC造地上2階(一部地下1階)
鉄骨造一部RC・木造地下1階、地上1階
(部分竣工 平成29年2月)
●開校予定 平成29年4月
【完成イメージ】
屋内運動場
プール施設
・25m 4コース(1コース低学年用)
床面積
4,809.61㎡
1,287.87㎡
校舎棟(棟1~棟5)
・小学校、中学校、児童館、
防災備蓄倉庫
グラウンド
・150mトラック 3コース
・100mレーン 5コース
24
4 東日本大震災の検証
目的・基本的な考え方
○釜石市を含む三陸沿岸は、過去から津波被害が繰り返され、東日本
大震災では千人を超える尊い命が失われる悲劇となりました。今回
の震災において、これまでの先人の教訓はなぜ生かされなかった
のか。このことを重く受け止める必要があります。
○このことから、検証テーマを
『繰り返されてきた津波の悲劇から何
を学び何を未来に生かすのか』
として震災の検証作業を行いまし
た。
○検証作業では、未来に伝える
『教訓』
を明確化していくこととし、ま
た被災地の教訓を全国に発信していきます。
○検証の成果は、震災誌の発刊、防災意識の向上に向けた防災市民
憲章の制定、 地域防災計画、震災メモリアル施設整備などの市の
防災施策に反映させるとともに、震災を後世に引き継ぐ地域文化
の醸成を図っていきます。
○平成23年12月、釜石市東日本大震災検証委員会を設置し、平成
26年度まで6編の検証報告書を取りまとめました。
①基本的考え方
【東日本大震災】
1,000人を超える生命が失われる悲劇
津波災害が繰り返される三陸沿岸
先人の「教訓」は、なぜ
生かされなかったのか?
検証委員会
平成23年度以降取りまとめた検証報告書
●釜石市東日本大震災検証報告書(平成23年度版)
●釜石市東日本大震災検証報告書(平成25年度版)
【津波避難行動編】
●釜石市東日本大震災検証報告書
(平成26年度版)
【災害対策本部編】
【避難所運営編】
【学校・子ども関連施設編】
【地域編】
【検証テーマ】
繰り返された津波の悲劇から何を
学び何を未来に生かすのか
未来に伝える
「教訓」の明確化
震災を後世に引き継ぐ地域文化の醸成
②事業内容・進め方
何が起こったのか
:事実の整理
そこから学んだことは何か
:課題・教訓の整理
学んだことをどう生かすのか
:教訓の活用
被災者支援フォーラムの開催
■日時 平成28年2月7日(日)
■会場 釜石情報交流センター 1階 多目的集会室
■対象 町内会・自主防災組織、一般市民〔来場者数 合計170名〕
■目的
東日本大震災直後、通信、交通網が途絶し、行政の対応が限られ
ていた一方、被災者のための避難所開設や自宅等での受け入れ、
食料等の物資提供等が、地域の支え合いにより行われていたこと
が、検証報告書の取りまとめの中で明らかになりました。
このことをもとに、各地域において、被災者支援の取り組みを
行った方々を顕彰し、絆、支え合い、助け合いなどの「人、地域のつ
ながりの大切さ」を再認識する機会とするため、開催しました。
釜 市 を対象とした
釜石市民を対象とした
東日本大震災の津波避難に関する
アンケ ト調査結果
アンケート調査結果
群馬大学広域首都圏防災研究センター
災害社会工学研究室
1
2
調査概要
■調査対象
岩手県釜石市の全世帯(約17,000世帯)
■調査内容
世 帯 票:自宅の被災状況、3/11意向の避難生活状況、
同居家族 員 様子、同居家族 被災者 有無
同居家族全員の様子、同居家族の被災者の有無
震災以前の災害に対する備え、今後の居住意向
個 人 票:3/11の避難行動実態、震災以前の災害リスク認知
自由記述:震災誌に掲載することを念頭に自由記述を募った
■実施時期 平成23年11月中旬~12月末
■実施方法
配布方法:調査票セット(世帯票1通、個人票3通、自由記述
用紙3通、返信用封筒)を自治会ルートで配布
紙 通 返信 封筒)を自治会
ト 配布
回収方法:郵送回収(料金後納)
■回収数
4,002世帯(約23.5%)
世 帯 票:3,902世帯
個 人 票:6,854人
自由記述:1,690人
大槌湾の死者・行方不明者居住地分布
25
これまでの検証成果(検証報告書)
安心安全なまちづくり
Ⅴ
5 釜石市震災メモリアルパークの整備
基本構想
平成26年3月策定
●基本理念
津波による犠牲をなくし、未来の命をまもる
ために
~震災を後世に伝え、悲劇が繰り返されない
まちづくりを発信する~
整備基本計画 平成27年10月策定
鵜住居地区 祈りのパーク
●鵜住居駅前の鵜住居地区防災センター跡地を含む位置に
整備
●パークは盛土し、慰霊の場を盛土の頂点に配置し、津波高
も表示
●慰霊の場には、慰霊碑・献花台や香炉等・覆屋(おおいや)
を整備
●慰霊碑等に東日本大震災で亡くなられた市民の名前を記す
●敷地を芝生で覆い、桜などを植栽
●施設整備
東日本大震災での犠牲者を慰霊・追悼する場となる
「祈りのパーク」を鵜住居地区と東部地区に整備。
「防災学習施設」として鵜住居地区には「津波伝承施
設」を、東部地区には総合的な防災学習施設を整備。
鵜住居地区
防災学習施設「津波伝承施設」
●伝承・学びの場としての象徴性が高く、静かな環境の確保を図
り整備。施設規模は400㎡程度
●施設は、震災の記憶と経験の確かな継承、鵜住居地区での出来
事を物語る展示、防災のための行事や教育の実施ため、
①映像室 ②展示室 ③エントランス ④事務室で構成
①映像室:プロローグ=2011.3.11
カメラが残したその日の記憶
②展示室:テーマ=東日本大震災と釜石
鵜住居地区防災センターでの出来事
鵜住居の子どもたち、震災から学んだこと
③エントランス:特集展示コーナー
整備予定位置図(鵜住居駅前)
東部地区 祈りのパーク・防災学習施設
●祈りのパーク…合葬墓地を大平墓地公園に整備。
●防災学習施設「総合的な防災学習施設」…新市庁舎の建設
事業等と合わせて、過去の津波被害や戦災も含めた総合的
な防災学習施設の整備を検討。
26
Ⅵ. 未来の希望を創るまちづくり
1 釜石の実像と釜石市オープンシティ戦略
釜石の実像(釜石市人口ビジョン)の概要
将来目標人口
2040年(平成52年)
:27,000人程度
●当市では、合計特殊出生率を現状の1.81から2030(平
成42)年までに人口置換水準の2.1まで上昇させ、自然動
態の改善を図り、かつ、東日本大震災後に抑制された社会
減の動態(2012~2014年度の3年間平均水準マイナス
107人)
を維持することで、27,000人程度を2040(平成
52)年の将来人口の目標として展望しています。
(人)
40,000
総人口および高齢化率の推計
39,575
36,628
35,000
35,269
34,518
32,388
32,342
30,000
28,702
26,545
25,000
20,000
30,481
29,382
27,094
23,914
2010
2015
2020
2025
2030
2035
社人研による推計
21,503
2040(年)
釜石市推計
釜石市オープンシティ戦略(釜石市総合戦略)の概要
基本思想
『オープンシティ釜石』 ~市民一人ひとりが役割を持つ、もっとも開かれたまち~
(%)
地域課題・可能性
の自分事化 45
40.6
40
39.4
37.4
多様な人材の
還流
活動人口
34.8
35
つながり人口
2010
39.5
42.4
43.3
39.1
38.6
2030
2035
36.8
44.4
38.3
新たな事業・活
動の機会創出
34.8
30
41.6
2015
2020
2025
2040(年)
市民主体のプロジェクト推進 × 外部人材・企業との協働
希望の連鎖
戦略の基本的な考え方
●オープンシティ戦略では、歴史が育んだ文化的土壌と社会関係資本を最大限生かしながら、良質な地域内外の交流を通じ
て、多様な人材が還流し、地域の課題と可能性が自分事化され、新たな事業機会や市民活動が生み出されることによって、
希望が連鎖していく、
「オープンシティ」の実現を目指します。
●「活動人口」と「関係人口」が、相互に補完し合い、住民票上の人口以上に、地域に活力が生み出され、市民一人ひとりが役
割と品格を持ち、地域の誇りとともに生き生きと暮らす姿を目指します。
定 義
活動人口
つながり人口
(関係人口)
27
具体例
このまちに生きることを自ら選択し、小
さな挑戦を生み育て、それぞれの役割
を全うする、市民一人ひとり
自治会活動の担い手、起業人、地域の伝統芸能・お祭りの担い手、多様な市民活動
の参加者、釜石で活動する復興支援団体、消防団、地域の世話人、ボランティアガイ
ド、情報発信の担い手など
必ずしも将来的な定住に捉われること
なく、釜石の暮らしや産業、まちづくりに
多様な関わりを有する、すべての人々
震災ボランティア・インターンシップ参加者、
トライアスロン参加者、ラグビーファン、
市外在住の地元出身者、
リピーター観光客、地場産品の域外消費者、ふるさと納税
者、姉妹都市在住者、釜石に関係する研究者、釜石での勤務経験を有する方・派遣
職員など
未来の希望を創るまちづくり
釜石市オープン
シティ戦略
特設WEBサイト
(住民票上の人口)
45,000
40,000
39,575
36,628
35,000
35,269
30,000
「活動人口」および「つながり人口」
が増加することによって
もたらされる地域の活力
34,518
32,342
32,388
29,382
30,481
28,702
26,545
25,000
20,000
23,914
2010
Ⅵ
2015
2020
2025
2030
2035
社人研による推計
活動人口
つながり人口
の増加
http://kamaishi.
webcrow.jp/
27,094
人口減少の
緩和
21,503
2040
(年)
釜石市推計
オープンシティの実現に向けた5つの戦略コンセプトと25の施策
戦略1
人材を還流させる
「まちの人事部」機能の構築
戦略2
多様なビジネスが生まれる
土壌づくり
戦略3
自然な出会いの創出と社会で
子どもを産み育てる環境整備
01.成長企業の右腕人材誘致
02.釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)の活用
03.中長期インターンシップの促進
04.多様なライフスタイル提案による漁業担い手の育成
05.
「まちの人事部」機能構築に向けたプラットフォーム形成
06.起業支援プラットフォームの構築
07.空き家/遊休不動産の利活用
08.企業間連携/研究機関との連携の推進
09.多様なエネルギーの活用推進
10.製造業や流通業を中心とした産業集積
11.世界遺産登録を契機としたDMO形成と観光地域づくり
12.滞在型の教育旅行及び企業研修誘致
13.広域連携による自然な出会いの場創出
14.待機児童ゼロの実現と第二子以降保育料無料化
15.ワークライフバランスを経営戦略として捉え、推進する企業の支援
16.ひとり親家庭への包括的支援
戦略4 自ら学び、選択する人材の育成
と市民による「らしさ」の創出
17.高校生に対する地域資源を生かしたキャリア構築支援
18.社会人の多様な学びの機会創出
19.釜石○○会議を通じた市民創発型まちづくりの実現
20.市民の手によるラグビーワールドカップの実現
戦略5
世代を超えて、お互い
支え合える地域づくり
21.支え合いによるコミュニティビジネスの立ち上げ支援
22.認知症サポーターの育成
23.社会的孤立者等の社会復帰への支援
24.復興公営住宅の自治会設立及び地域との融合支援
25.地域防災の推進
28
ま る ま る
2 釜石○○会議
~“行動する市民”を発掘・応援!~
釜石○○会議は、釜石に想いのある若者らが集い、語り合う場、より楽しく納得できる釜石の実現
に向けて、自らの手でカタチにするための「新たな一歩・行動」を応援する場として開催しています。
平成27年3月から6月までに開催した第1期会議には延べ350人が参加。
こんな釜石にしたい、こんな釜石だったらいいなという参加者それぞれの思いや希望を○○(まるまる)に込めつつ、暮ら
しの身近な問題やまちが抱える課題を話し合い、参加者間で結成した8つのチームがまちづくりの行動を起こしています。同
じ思いを持った仲間が増えるだけでなく、行動を起こしたときの喜びや達成感が数多く生まれており、参加した若い世代の
まちづくりへのエネルギーが溢れる場となっています。
まちづくりへの行動が始まった釜石○○会議
3 釜援隊
『釜援隊』は、釜石の地域づくりを推進する復興支援員
で、金融・マスコミ・商社・国際開発機関など多様な経歴を
もつメンバーが、住民・企業・NPO・自治体と協力しなが
ら、地域と行政、地域と外部支援などをつなぐ活動を行って
います。
外部人材を活用した全国への先導モデルとなっています。
『釜援隊』の概観
●2013年より、復興支援員制度を活用した『釜援隊』を市
事業として開始しています。
●釜援隊は、半官半民の“リージョナルコーディネーター”
(=地域の調整役)として、市内NPOやまちづくりの議論
をおこなう団体、市関係機関などを支援するとともに、関
●釜援隊の活動領域イメージ(地域×テーマ)
地域軸
テーマ軸
唐 丹
29
観光物産協会
平 田
(嬉石・松原)
観光交流課
した体制が特徴です。
釜石六次化研究会
リソースを地域とマッチングするマネジメント機能を内包
NPOおはこざき市民会議
釜石地方森林組合
東 部
コミュニティ形成
自治力向上
鵜住居まちづくり協議会
鵜住居
係者間の連携を促進しています。
●メンバーの目標設定や、外部の情報・資金・人材といった
林業・水産業 観光・防災学習
@リアスNPO
サポートセンター
平田地区生活
応援センター
唐丹地区生活応援センター
未来の希望を創るまちづくり
Ⅵ
4 持続可能な三陸地域を
岩手県内沿岸部13市町村で構成する岩手県沿岸市町村復興期成同盟会は、東日本大震災からの復興後を見据えて、単
独市町村では解決が難しい課題に対して、構成市町村が連携して取り組む方針を示す共同声明を、平成27年9月19日の総
会で決議しました。
【声明文抜粋】
東日本大震災以前から、三陸沿岸都市会議や三陸地方
拠点都市地域推進協議会等を設置し、広域的な観点から、
道路等の交通基盤、河川・港湾等の社会資本整備、防災対
策の推進、地域医療体制の整備や広域観光の振興など三
陸沿岸地域の振興に係る様々な取組みを進めてきた。
これらの取組みの過程で、会員市町村は、単独では解決
できない広域的な課題に対し、市町村の区域を超えた広域
的な連携を図りながら、一体となって地域振興に取り組む
ことの重要性への共通認識を深めてきた。また、こうして培
われてきた、市町村間の「ゆるやかな繋がり」や、首長どう
しの「顔の見える関係」が、東日本大震災後の同盟会での
活動や、がれきの共同処理や支援物資の調達等における連
携を大いに促すこととなった。
三陸沿岸地域全体を「広域圏域」と考え、協働による課
題解決を目指す機運の高まりは、このように、決して一過性
のものではなく、長い時間をかけて醸成されてきたもので
ある。
東日本大震災の発災から4年半を経て、復興と地方創生
当面の重点取組項目
当面は、次の項目について、県と連携しながら、重点的に
取り組むこととします。
(1)三陸ジオパークやみちのく潮風トレイル等の広域的な
観光資源を活用するとともに、世界遺産に登録された
「橋野鉄鉱山」や被災地の経験を学ぶ「防災教育」、
三陸の豊かな「食」等の要素を組み合わせた広域観光
ルートの造成及び合同観光プロモーションの実施等、
広域観光の強化による交流人口の拡大に向けた取組
み
(2)三陸の豊かな「自然」や「食」等の国内外への発信等、
三陸ブランドの推進に向けた取組み
(3)三陸沿岸道路、三陸鉄道、JR及び平成30年春に開設
が予定されている宮古・室蘭間のフェリー航路等の交
通インフラの有機的な利活用、
「ラグビーワールドカッ
プ2019」開催を見据えた取組み
平成 28 年度の取り組みについて
の狭間にある今、同盟会においては、こうした機運を更に
平成28年度の早い段階で、13市町村により『岩手三陸
発展させ、深刻な人口動態や外的環境の変化に伴う困難に
連携会議』を立ち上げ、各種連携施策を展開することとし
真摯に向き合い、持続可能な三陸沿岸地域を創るための
ています。
協働の取組みを推進することに合意した。
具体的な活動については、実効性を高めることを目的と
して、沿岸部を北部、中部、南部にブロック分けし、ブロック
共通の課題をテーマに、議論して行く予定となっています。
30
未来の希望を創るまちづくり
Ⅵ
5 大学等教育機関との連携
大学等との協定締結
【震災以降の締結状況】
●拓殖大学との震災復興支援協定(H24年10月)
※ラグビーワールドカップの会場地であ
る「釜石鵜住居復興スタジアム」におけ
る拓殖大学ラグビー部・サッカー部等の
合宿及び交流試合等の実施を新たに盛
り込んで、H27年10月、協定を再締結
締結3周年を記念した植樹(拓殖大学)
●国立大学法人東京大学との東京
大学釜石カレッジ開設に関する覚
書(H24年10月)
●学校法人龍澤学館との震災復興
カレッジ(東京大学)
支援協定(H24年10月)
●聖学院大学との連携に関する協定(H26年1月)
● U B Sグ ル ープ・一 般 社 団 法 人
RCF復興支援チームとの復興ま
ちづくりに向けた共同宣言(H26
年6月)
●一般社団法人RCF復興支援
クリスマス会(聖学院大学)
チームとの包括連携協定(H26年7月)
平成23年10月、岩手大学、東京海洋大学、北里大学は、
三陸水産業の復興と地域の持続的な発展に向けた連携基
本合意書を締結。
岩手大学では岩手県沿岸市町村復興期成同盟会との間
においても平成23年11月連携協定を締結。
【参考・震災前】
●岩手大学と相互友好協力協定(H13年3月)
●北海道大学大学院水産科学研究院および水産学部と包
括連携協定(H17年10月)
●学校法人北里研究所北里大学・岩手県と包括連携協定
(H20年2月)
●国立大学法人東北大学金属材料研究所と連携に関する
覚書(H22年3月)
岩手大学では、三陸沿岸の水産業の復興とさらなる発
展、将来を担う人材の育成を目的とした平成28年度からの
学部再編として、農学部に『(食料生産環境学科)水産シス
テム学コース』
を新設。
平成28年4月に入学する水産システム学コースの学
生(20名)は、3年次の後期
(平成30年秋)から釜石キャ
ンパスで履修予定。また、平
成29年度から水産系大学院
も同キャンパスに設置予定。
6 釜石市スマートコミュニティ構想
岩大サテライト
もっと豊か もっと便利 もっと安心な
スマートシティ 環境未来都市かまいし
事業の進捗
●スマートコミュニティ導入促進事業
(平成26~28年度)
公共施設へのBEMS導入、電気自動車の導入、エネル
ギー見える化、屋根貸し太陽光発電、メガソーラー発電事
業、水産加工場へのBEMS、太陽光発電導入、地域エネル
ギー管理システム導入。
●スマート復興公営住宅モデル事業
(平成26年度)
太陽熱温水器、太陽光発電等の導入によりエネルギー自
立性を高めるとともに、環境に配慮した公営住宅を整備。
太陽熱温水器
太陽光発電
一括受電による電力調達
上中島復興住宅
●公共施設再生可能エネルギー導入事業
(平成25~30年度)
非常時に防災拠点となる公共施設に、太陽光発電設備と
蓄電池を導入。
31
電気公用車の導入
Ⅶ. 参考資料
■年齢3区分別人口・世帯数の推移
単位:人・世帯
平成22年度
平成23年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
39,464
37,590
37,161
36,584
36,078
35,547
年少人口
(0〜14歳)
4,366
4,062
3,986
3,806
3,713
3,579
11.1%
10.8%
10.7%
10.4%
10.3%
10.1%
生産年齢人口
(15〜64歳)
21,667
20,808
20,401
19,912
19,466
18,999
54.9%
55.4%
54.9%
54.4%
54.0%
53.4%
老年人口
(65歳以上)
13,431
12,720
12,774
12,866
12,899
12,969
34.0%
33.8%
34.4%
35.2%
35.8%
36.5%
17,421
16,986
16,984
16,987
16,951
16,874
人 口
世帯数
平成24年度
※各年度の3月末時点の数値。
■人口動態の推移
単位:人
平成22年度
平成23年度
人口
39,464
37,590
増減
-874
社会増(転入)
社会減(転出)
平成25年度
平成26年度
平成27年度
37,161
36,584
36,078
35,547
-1,847
-429
-577
-505
-531
826
1,505
1,292
1,252
1,270
1,205
824
2,451
1,347
1,443
1,344
1,311
2
-946
-55
-191
-74
-106
自然増(出生)
188
237
233
211
220
197
自然減(死亡)
1,064
1,165
607
597
651
622
-876
-928
-374
-386
-431
-425
社会動態
自然動態
平成24年度
※各年度の3月末時点の数値。
■自力再建の状況(生活再建支援金申請状況)
被災地区
東部地区
嬉石・松原
平 田
唐 丹
両石・鵜住居・
片岸・箱崎
上記以外
(中妻など)
全 体
被災世帯数※1
(再建希望数※2)
1319
(559)
393
(147)
263
(117)
291
(235)
1,735
(996)
23
(42)
4024
(2096)
再建済み
世帯数※3
再建率
(再建済み世帯数
/被災世帯数)
300
23%
81
21%
72
27%
89
31%
486
28%
8
35%
1036
25.7%
市内
(被災時と同じ
地区)に再建
市内
(被災時と別の
地区)に再建
市外・県外
に再建
71
153
76
23.7%
51.0%
25.7%
7
46
28
8.6%
56.8%
34.6%
43
10
19
59.7%
13.9%
26.4%
51
19
19
57.3%
21.3%
21.3%
92
228
166
18.9%
46.9%
34.0%
5
2
1
269
458
309
(26.0%)
(44.2%)
(29.8%)
※1:生活再建支援金の「基礎支援金」申請済み世帯数。
(長期避難区域含む)
※2:住宅再建最終意向調査(H25年8月〜9月実施)の『自立再建希望数』。
※3:生活再建支援金の「加算支援金(建設・購入)」申請済み世帯数。
32
釜石市
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平成28年3月発行