OHSAS 18001 の審査と認証にかかる TQCSI 方針 全規格に適用する一般方針に加え、本方針文書は、OHSAS 18001 の安全マネジメン トシステムの審査と認証における解釈について TQCSI 認証承認委員会が決定した方 針を記述するものである。 これは顧客の安全マネジメントシステムを審査する際に審査員が参照すべき TQCSI 業務指示書 36(OHSAS 18001 と AS 4801)を補足している。 不適合は WI 32(品質マネジメントシステム認証)に記載されているように対処されるも のとする。 重大な不適合が提起された場合、それぞれの主任審査員または統括マネージャーは、 顧客が不適合に十分な対処のできる時間枠を決定するよう考慮することとする。 時間枠は 3 ヶ月以上であってはならず、公共の安全にリスクがある場合はもっと短縮 することとする。 目安として、 ・ 文書管理、マネジメントレビュー、トレーニングなどに関連する重大な不適合-3か 月 ・ 安全目標を満たすことに関する重大な不適合-2か月 ・ 職場の安全に関する重大な不適合-ひと月 ・ 職場の安全を直ちにまたは深刻に脅かす重大な不適合-1週間 以下の場合に軽微な不適合が提起されることとする。 ・ 安全マネジメントシステムの有効性に重大な影響を持つ可能性のある不具合が前 回の審査で提起されたにもかかわらず対処されていない場合。 ・ 重大な不具合あるいは多くの似たような不具合によって安全マネジメントシステム の一部に欠陥があるか、または職場環境の安全衛生が脅かされると推測される場 合。 ・ 現場、設備、業務プロセスにおいてリスク評価が行われていない場合。 ・ 安全マネジメントシステムの目標が確立されていないまたは監視されていない場合。 ・ 法的または規則要求事項に重大な違反がある場合。 ・ 管理されていない、深刻な怪我を引き起こす可能性のある労働安全衛生の危険が ある場合。 以下の場合に重大な不適合が提起されることとする。 ・ 軽微な不適合に対処する行動計画が合意されているのに実行されていな場合。 ・ 重大な不具合又は多くの似たような不具合によって安全マネジメントシステムが全 損するか、あるいは深刻な怪我又は死亡に直結したハイリスクな脅威の兆候がある 場合。 ・ 法的または規則要求事項に非常に重大な違反がある場合。 ・ 管理されていない、かつ、死亡または恒久的な障害を負う可能性のある、非常に 深刻な労働安全衛生の危険がある場合。 一般方針 ・ リスク評価は以下で行われなければならない。 ・ 拠点(顧客の施設と一時的な拠点すべて) ・ 危害の可能性がある設備 ・ 業務プロセス ・ リスク評価で特定されたすべての危険性は、識別されたリスクの程度に基づいて管 理を行う必要がある。 ・ 業務プロセスにおけるすべての危険性、それらの管理とリスク評価は、登録(しばし ば危険性登録あるいは現場の計画に対する作業ハザード分析(JHA)と呼ばれる) によって集約することとする。 この登録は定期的に見直す必要がある。 ・ 安全関連の目標を計画において識別し、文書化し、レビューする必要がある。 ・ 一時的な拠点を含め、安全データシート(SDS、正式にはMSDSとして知られる)は、 対象が保管され使われている場所のなるべく近くでファイル(ハードコピーあるいは 電子的に)に保存する必要がある。 安全データシートの完全版を縮小したミニ版は、化学者に開発されるか承認される かして、完全版が使用可能であれば代わりに使うことができる。 ・ 顧客は、彼らの業務に関係する法律、規則、服務規程、規格、ライセンスに関連す るすべての変更へ確実にアクセスすることができる堅牢なシステムを示す必要があ る。 Approved: 承認: Date: 日付: Original signed Original signed 署名 署名 Craig Bates President, TQCSI クレイグ ベイツ TQCSI 社長 Lorraine Welsh Accreditation Manager, TQCSI ロレーヌ ウェルシュ TQCSI 認定部長 7 March 2016 2016 年 3 月 7 日
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