forward - Advantest

TEST forward
コーポレートレポート
本社/〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番2号 新丸の内センタービルディング
お問い合わせ先/広報・IR課
Phone
03-3214-7500
Fax
03-3214-7711
http://www.advantest.co.jp/
©2011 ADVANTEST CORPORATION Printed In Japan
Bulletin No.CR2011-DP1-631 Jun.’
11 DP
この報告書の印
刷・製本工程で
使用した電力量
(200kWh)
は、
グリーン電力で
まかなわれてい
ます。
2011
ADVANTEST
Corporate Report 2011
Contents
TEST forward
その輝きを
明日へ
1
TEST forward
3
CEOメッセージ
5
安全で安心な暮らしを支えるアドバンテスト
7
暮らしを支えるアドバンテストの製品
9
事業概要
ーア
ドバンテストのグローバルチームワークー
11
開発
13
製造
14
営業・SE・FSE
Highlight 1
イノベーションを起こすアドバンテストの新ソリューション
15
クラウド・テスティング
「aTIPs」
16
3Dイメージング解析システム
「TAS7000」
Highlight 2
最先端の技術を育むアドバンテストの産学連携
日々進歩する科学技術
最先端の技術によって生み出される新しい製品は
17
VDECでの寄附研究
18
SIM-Driveへの参画
私たちの暮らしに輝きを与えてくれます
Highlight 3
緑輝く地球を明日へ
アドバンテストの環境への取り組み
アドバンテストは1954年の創業以来
19
アドバンテストのグリーン製品
計測技術の開発を通じて
20
アドバンテストの自然環境保護活動
お客様の期待を真摯に受け止め
21
コーポレート
・ガバナンス
どんな困難にぶつかっても固い信念を持って挑み
22
会社概要・財務状況
23
企業沿革
24
国内拠点
25
海外拠点
社会の発展に大きく貢献してきました
社会の安心と安全を支える最先端の計測技術を
世に送り出してきました
TEST forward
私たちの明日が輝き続けるために
アドバンテストは信念を持って
最先端技術のさらに先へと進みます
編集方針
2011年度は、アドバンテストの事業内容と活動のハ
イライトをまとめた冊子「Corporate Report 2011」
と、具体的な事業活動やCSR活動をPDFでご紹介す
る
「Corporate Report 2011 詳細版」の、2種類の
レポートを作成しました。
報告対象と期間
報告対象 アドバンテストと関係会社
(国内11社、
海外
16社)
(2011年3月31日現在)
期
間 2010年4月1日∼2011年3月31日
※内容の理解を助けるため、一部で過去の取り組みや直近の活
動も記載しています。
1
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
2
さらなるグローバル化に向けて
最先端技術への挑戦
環境経営の推進
スマートフォンやタブレット型端末、家電製品、
自動車などアプ
2009年度からスタートした全社運動「1000Days」
は、2年目
2011年3月、
アドバンテストは第9回
「日本環境経営大賞 表彰委
リケーションの多様化や、中国をはじめとする新興国の経済進
を迎えた2010年度にはテーマ数1,000件を超え、着実に成
員会特別賞」
を受賞しました。
前年の第8回では
「環境経営優秀
展にともなう市場の拡大など、半導体関連ビジネスは、
これま
果があがっています。
「1000Days」
においては、社員が自ら考
賞」
を受賞しており、
その後も持続可能な社会の実現に向けて
で以上に大きな変化の時期にさしかかっています。
えた活動テーマに沿って、部門の垣根や境界を越えたチーム
優れた成果をあげていると評価されたものです。
アドバンテス
こうしたなか、
アドバンテストは同じ半導体試験装置メーカーで
が編成されます。
チームワークの大切さを実感し、互いの仕事
トでは、環境負荷の低減を目指しグローバルに活動しており、
ある米国Verigy社との経営統合に向けて、
さらなるグローバ
ぶりや成果が認識できるとともに、社内の連携が深まるという
中でも環境に配慮した製品づくりを重要な課題として取り組
ル化へと踏み出そうとしています。半導体製造の国際的分業
効果も生まれています。
んでいます。
お客様の環境経営を支援するため、製品の省エネ
の広がりとともに海外売上高比率が8割近くを占める今、最先
社会に貢献できる製品は、
「人」
を大切にする土壌からつくり出
ルギー化や省スペース化、有害物質の排除などを考慮した開
端・高品質な製品を迅速にご提供することで、世界中のお客様
されていくものです。
「人」
は会社にとっても、社会にとっても財
発に尽力してまいります。
から寄せられる多様なニーズにお応えしてまいります。
産であり、
よい人材が育つための土壌づくりが大切です。社員
また、2010年11月のISO26000発行を受けて、
あらためて
アドバンテストは、2011年のスローガンとして、
「進 ー信念を
がやりたいことを実現できるよう職場環境を整え、社員が主体
CSR活動を推進していきます。
日本だけの視点ではなく世界
持ってー」
を掲げました。
グローバル化が進むなかで、新しい技
性を持って課題を認識し、その解決に取り組む文化・風土を育
的視野でCSRをとらえ、地域や社会とのコミュニケーションを
術の開発、新たな地域・分野のお客様へのサポートなど、社員
ててまいります。
さらに深めながら社会貢献に取り組んでまいります。
にとって挑戦する機会がより一層増えると考えています。新し
創業以来、
アドバンテストは先進的な計測技術を通して社会の
今後も社会から信頼され、お客様から慕われ、株主の皆様
い挑戦を成し遂げるには、強い
「信念」
が不可欠です。社員もま
発展を支え、
世界の人々の安全と安心を保証することを使命と
には安心していただける会社を目指してまいりますので、
すます多国籍化していますが、
「先端技術を支える仕事への誇
してきました。
これまで培ってきた私たちの技術をもって半導体
ご理解ならびにご支援を賜りますよう、
よろしくお願い申し
り」
を共通の価値観として、
言葉や文化の違いを乗り越え、信念
以外の医療や環境、
エネルギーなどの新たな領域にも取り組み
あげます。
を持って次の挑戦へと進んでまいります。
ます。
これからも最先端技術への挑戦を続けてまいります。
CEO MESSAGE
最先端技術の開発に
株式会社アドバンテスト
代表取締役 兼 執行役員社長
松野 晴夫
信念を持って挑戦し続ける
真のグローバルリーダーへ
3
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
4
TEST forward
すべては安全で安心な
暮らしのために
アドバンテストの技術が
そこにあります
スマートフォン、家電製品、
自動車…
私たちの身の回りの製品の多くに搭載されている半導体
半導体にほんの少しでも不具合があると
私たちの暮らしに大きな支障が生じてしまいます
半導体テスト・システムは
半導体が正しく動くかどうかを一つひとつテストし
不良品を抜き取り、良品のみを社会に送り出します
私たちの暮らしに欠かせないさまざまな製品は
テストされた半導体で支えられています
技術は日々進歩しています
アドバンテストは、最先端の技術を支える
最先端のテスト・ソリューションを日々研究、開発しています
安全で安心な暮らしのために、
アドバンテストの挑戦は続きます
5
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
6
人々の暮らしを先端技術で支えて います
エアコン
暮らしのさまざまなシーンをアドバンテストの製品が支えています。
IGBT※
パソコン、
デジタル家電、
自動車などに使われている
半導体が正確に動作するかをテストし、良品のみを世の中に提供しています。
スマートフォン
冷蔵庫
フラッシュメモリ/
モバイルDRAM/
RFIC/モバイル
プロセッサ
IGBT※
※IGBT
Insulated Gate Bipolar
Transistorの略。
電力制御に用
いられる、半導体スイッチング素
子の一つ
液晶テレビ
LCDドライバIC
ゲーム機
デジタルカメラ
グラフィック用
コントローラ
CMOSイメージ・
センサ
※ASIC
Application Specific
Integrated Circuitの略。
特定の用途向けに機能を
特化した集積回路
パソコン
カーナビ
CPU/DRAM
ASIC※
自動車
PMIC(パワー
マネジメントIC)
スマートフォン・パソコン
液晶テレビ
デジタル家電(ゲーム機・エアコン・デジタルカメラなど)
自動車
世界を席巻する多機能携帯電話であるスマートフォンや、
日常生活に欠かせないパソコン。
液晶画面に画像信号を送り出すのが、
「LCDド
デジタル家電の正確な動作や画像処理は、
自動車にはさまざまな半導体が搭載されて
その高度な処理能力と美しい映像表示は、MCU(マイクロコントローラ)
や
ライバ」
という半導体です。
正確な映像表示は、
さまざまな半導体によって支えられています。
おり、
その快適で安全な走りには、
これらデ
CPU(中央処理装置)、DRAMなどさまざまな半導体が支えています。
このLCDドライバにかかっています。
MCU
(マイクロコントローラ)
、
CPU
(中央処理装置)
テスト・システム
T2000
7
ADVANTEST Corporate Report 2011
DRAM
メモリ・テスト・システム
T5503
LCDドライバIC(液晶駆動用IC)
LCDドライバ・テスト・システム
T6373
バイスの信頼性が重要となります。
グラフィック用コントローラ
テスト・システム
CMOSイメージ・センサ
T2000イメージ・センサ・テスト・ソリューション
PMIC(パワーマネジメントIC)
T2000インテグレイテッド・パワーデバイス・テスト・ソリューション
T2000
ADVANTEST Corporate Report 2011
8
Global Teamwork
アドバンテストの
グローバルチームワーク
変化の速いビジネスのニーズに応えるため、
最先端の技術を究めた開発部門、製品の品質を支える製造部門、
お客様の声に耳を傾け製品に反映させる営業・SE・FSE部門、
その一人ひとりの力を結集し、
世界中のお客様に最適なソリューションを提供します。
開発
アドバンテストのお客様の多くは海外に展開しています。世界各地のお客様の声
を聞き、多様なニーズにお応えした新製品を生み出すため、アドバンテストは日
本、
アメリカ、
ヨーロッパの3ヵ所に開発拠点を設けています。
また、現在の製品や
テスティングの枠を超えた、将来的な技術の研究にも取り組んでいます。
製造
品質の高い製品を、
ジャスト・イン・タイムでお届けすることが製造部門の使命で
す。製品の品質を工程内でつくりこみ、開発部門へのフィードバックを通じて一層
の品質向上を図っています。納期については後補充生産と計画生産を適切に組
み合わせ、
お客様のニーズに即応できる柔軟な生産体制をとっています。
営業・SE・FSE
※SE:System Engineer
FSE:Field Service Engineer
水平分業が進む半導体ビジネスに対し、柔軟で緻密なサポートを提供するためア
カウント制を導入しています。顧客別に組織した専門チームが、
ファブレスからサ
ブコンまで横断的にサポートします。
また、海外に広く展開するお客様には、16の
国と地域に設置したサポート拠点からサービスを提供しています。
VLSIリサーチ社の顧客満足度調査「10 BEST」
を23年連続で受賞
アドバンテストは、VLSIリサーチ社が2011年5月に発表した半導体製造装置メーカーの顧客満足度調
査で、
「 10 BEST」に23年連続で選出されました。搬送装置分野では初の1位を獲得。顧客からの信頼、
サポート、
ソフトウエアなどの項目でトップの評価をいただきました。
また、試験装置分野では2位、総合で
はラージ・サプライヤ部門の7位に入りました。
9
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
10
開発
ヨーロッパ
半導体ビジネスの
オペレーションは今やボーダーレス
地域や時間の制約を超えて
アメリカ
常に時代の先端技術を
[アメリカ]
先端で支えることができるように
Global Operation
アドバンテストは開発拠点を
日本、
アメリカ、
ヨーロッパの
3ヵ所に設けています
グローバルな開発体制で
日本
America
ワールド・ワイドな連携で、
ソリューションをタイムリーに提供
多様化するお客様のニーズに
グローバル開発チームの目標は、
タイムリーで価値の高いテ
すばやくお応えします
カリフォルニアでは、1985年よりソフトウエアの開発を行
スト・ソリューションをお客様に提供することです。
い、現在はオープン・アーキテクチャ
「T2000」のオペレー
ティング・システムを担当しています。このオペレーティン
グ・システムは、基本的なプラットフォームを変更することな
[ヨーロッパ]
Europe
く新たなモジュールを統合できます。そのオープンな構造を
活かして 、各 開 発 拠 点と連 携し、お 客 様が必 要とするソ
リューションをタイムリーにお届けしています。
ヨーロッパ発
新しいテスト・ソリューションの提案
「T2000」インテグレイテッド・パワーデバイス・テスト・ソ
リューション(以下IPS)は、
ドイツの現地法人Advantest
Europe GmbH が中心となって開発されました。IPSによっ
て、
「T2000」
プラットフォームは車載用ICやパワーマネジメ
ントICへとソリューションの範囲を広げました。
2008年、
アドバンテストはドイツの旧Credence Systems
GmbH社を買収しました。IPSの開発には、同社が培ってきた
豊富なアナログ技術が活かされています。
また、
ドイツの開発
チームはアメリカや日本のメンバーと密接に連携し、世界各
地の顧客ニーズを取り込み、開発プロセスの改善なども進め
ました。
IPSは、ハイブリッド自動車や電気自動車の普及、
また新興国
市場での家電製品や携帯電話の浸透などを背景に、大きな需
要が期待されています。
これからも技術と連携に磨きをかけ
て、
ヨーロッパから新たなソリューションを発信していきます。
11
ADVANTEST Corporate Report 2011
[日本]
Japan
次世代の製品開発に挑む
アドバンテストのお客様の約80%は海外に拠点を置いてい
ます。世界各地のエンジニアと技術や情報を共有し、革新的
な製品へ展開することがアドバンテストの開発の使命です。
また、設計の上流工程で不具合を発見し、未然に不具合を防
ぐ開発プロセスを採用し、設計品質の維持と向上に努めて
います。
日本・アメリカ・ヨーロッパで連携を図り、新しい製品
へ、そして最先端の技術への飛躍を目指しています。
ADVANTEST Corporate Report 2011
12
製造
営業・SE・FSE
世界各地のお客様のご要望に
[日本]
迅速に応えられるよう
Japan
アドバンテストは16の国と地域に
生産プロセスのさらなる革新へ
サービス拠点を設けています
また、
アドバンテスト独自の教育システムにより
環境の変化がめまぐるしい半導体ビジネスでは、何より
「ス
ピード」が重視されます。アドバンテストではさらなる生産革
世界各地のシステム・エンジニアや
新の施策として、後補充生産方式の拡充と生産工期の短縮
フィールド・サービス・エンジニアは
に力を入れています。お客様の必要な製品を、必要な時に、
必要なだけお届けできるよう、新しい生産プロセスを日々追
世界中どこでも質の高い技術サービスを
求しています。
お客様に提供しています
[韓国]
13
[台湾、
マレーシア]
[中国]
[シンガポール]
South Korea
Taiwan, Malaysia
China
Singapore
半導体ビジネスの最前線を
現地生産で支援
各地の顧客ニーズに
すばやく対応できる生産体制へ
技術を磨く
エンジニアの熱意
世界中のお客様を
迅速にサポート
アドバンテストは、半導体をテスト・システムに搬送するダイナ
デバイス・インタフェースは、
被測定デバイスをテスト・システム
半導体ビジネスが急成長している中国。
お客様に質の高いサ
テスト・システムにトラブルが生じると、
お客様のオペレーショ
ミック・テスト・ハンドラを、
日本と韓国の2拠点で生産してい
に接続するための重要な機械部品です。被測定デバイスごと
ポートを提供できるよう、中国ではシステム・エンジニアや
ンに影響が出ます。影響を最小限にするには、保守用の機材
ます。半導体の大半がアジアで生産される今日、韓国にも生
に仕様が異なるため、
よりお客様の近くに生産拠点を構え
フィールド・サービス・エンジニアに必要とされる技術や知識を
をすぐにお客様のもとへお届けすることが重要です。
アドバン
産拠点を置くことで、
お客様の声をより一層反映したものづく
Time to Marketを短縮しています。
日本、韓国、台湾、
マレー
レベル分けし、社内資格として取得を奨励しています。取得し
テストでは保守機材をシンガポールと日本の2ヵ所のロジス
りを進めていきます。
シア各地の現地法人ではそれぞれサプライ・チェーンを構築
た資格に応じて担当できる業務の範囲が広がるため、エンジ
ティック・センターから発送できる体制をとり、世界中のお客
し、
より迅速で細やかなサービスの提供に努めています。
ニアたちは意欲的に技術や知識の習得に取り組んでいます。
様へすみやかに機材をお届けしています。
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
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Highlight
1
ハイライト 1
イノベーションを起こす
アドバンテストの新ソリューション
3Dイメージング解析システム
「TAS7000」
豊かな社会の礎となる新しい科学技術は、時として従来の技術からの大きな飛躍によってもたらされます。
アドバンテストは、今までにないコンセプトを提案し、新たなイノベーションを起こします。
3Dイメージング解析システム
「TAS7000」
※
テラヘルツ波により測定対象物の中身を
非破壊で3D画像表示
テラヘルツ波イメージング技術は、電波と光の間に位置する
電磁波を利用し、測定する対象物を壊すことなく内部の状態
を解析し、2次元・3次元画像で表示することができます。そ
の適用範囲は幅広く、他の電磁波では解析できなかったプ
ラスチックやセラミック製品の検査のほか、医薬品や食品の
成分分析、税関での荷物検査などにも応用できます。
「TAS7000」
は、
テラヘルツ波イメージング技術を利用した
製品で、テラヘルツ波の特長を最大限に活かし、非破壊によ
る新たな解析手法を提供します。
さらに研究・開発用途から
株式会社アドバンテスト
グローバル・マーケティング統括部
プロダクト・マーケティング部 担当課長
木村 学
量産ラインでの検査まで、多様な測定ニーズに応えることが
できます。
テラヘルツ波とは?
アドバンテストの
テスティングIP
最先端のテスティング技術を、
オンデマンドで迅速に提供
波を描いて空間を進み、
電波と光の両方の性質を持つ電磁波。
電磁波は波長の長さによって、
電波
(携帯電話、
電子レンジ、
ラジオ・テレビ放送など)
、
光
aTIPs
今日の社会を支える半導体デバイス。
その進歩の速さは、半導体産業が
テスト
ファンク
ション
興って半世紀を経た今でも衰える気配はありません。
アドバンテストはこ
れまで、最先端のテスト・ソリューションを通じて、半導体デバイスの進歩
(赤外線、
可視光線、
紫外線)
、
放射線
(ガンマ線、
X線など)
などと呼び分けられ、
物体へ及ぼす作用もそれぞれに異なっています。
テラヘルツ波は、
その
ような電磁波の一種で、
100GHz∼数十THzの範囲の周波数を有し、
電波と光の境界に位置するものです。
プラスチックやセラミックを透過するほか、
物質特有の指紋スペクトルが得られる特性を持っています。
ソフト
ウエア
を先端で支えてきました。
このたびアドバンテストが自信を持ってご提案
電波
アプリ
ケーション
するのが、最先端のテスト・ソリューションをいち早くお客様にお届けし
たいという思いと、
クラウド・コンピューティング技術が融合した、今まで
にない新たなコンセプト―CloudTesting TM「aTIPs(Advantest
周波数
Testing IP solution)」
です。
波長
お客様に準備していただくのは、インターネット環境のみ。
クラウド上に
テスティング
端末
はアドバンテストの豊富なテスティングIP(テストファンクション、
ソフトウ
エア、
アプリケーション)
が用意されています。
お客様はその中から、
ニー
ラウド環境の整備などを進めています。
超短波
マイクロ波
100M
1G
10G
ミリ波 テラヘルツ波
赤外
可視
紫外
X線
1T
100T
1P
10P
100P (Hz)
100G
10T
3m 300mm 30mm 3mm 300μm 30μm 3μm 300nm 30nm
テラヘルツ波を用いて下記の①∼④のプロセスをたどると、
測定対象物に隠れ
たものを立体画像で見ることができます。
1
テラヘルツ波を測定対象物に照射して、
透過後のテラヘルツ波を検出する
テラヘルツ波
発生器
テラヘルツ波の
活動領域
電波天文台
自動車レーダー
光通信
検出したデータ
を病院などで見
かけるX 線 C T
(コンピュータ断
層 撮 影 )と同 様
の原理で解析
し、断 面 画 像 を
つくる
2
3nm
身近な産業応用
電子レンジ
お客様
テラヘルツ波によるイメージができるまで
光
携帯電話
ズに最もかなったテスト・ソリューションをジャスト・イン・タイムでご利用
いただけます。現在サービス開始に向け、
テスティング端末の開発やク
今村 元規
※本システムは名古屋大学 川瀬 晃道教授との共同研究により製品化したものです
クラウド・テスティング
「aTIPs」
株式会社アドバンテスト
新企画商品開発室
TASプロジェクト リーダー
テラヘルツ波
検出センサ
照射された
テラヘルツ波
レントゲン
X線CT
3
測定対象物の高さ
方向に①②を繰り返
し、断面画像を複数
つくる
測定対象物
測定対象物透過後の
テラヘルツ波
4
③の断面画像を複数
重ね合わせれば、3次
元で中身が可視化さ
れる
※CloudTestingTMは、
株式会社アドバンテストの日本およびその他の国における登録商標または商標です。
15
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
16
Highlight
2
ハイライト 2
最先端の技術を育む
アドバンテストの産学連携
VDEC
(東京大学武田先端知ビル)
SIM-Drive 先行開発車事業第2号
アドバンテストは大学などの研究機関や、
そこから派生したベンチャー企業と数多くの産学連携事業を進めています。
こうした連携を通じて、次世代を担う事業や、
最先端の技術に挑戦するエンジニアを育んでいます。
東京大学
VDECでの寄附研究
SIM-Driveへの参画
未来の半導体設計エンジニアを応援
環境にやさしい電気自動車技術の開発
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター(VDEC-VLSI Design and
株式会社SIM-Drive(シムドライブ)
は、慶應義塾大学教授の清水 浩氏によって2009年8月に設立
Education Center)
は、高等教育機関における大規模集積回路の設計・教育を推進す
され、新しい電気自動車の技術開発を進めています。SIM-Driveの電気自動車は、
タイヤホイールの
る共同利用施設です。
アドバンテストは、
テスト・システム
「T2000」
と電子ビーム露光装
中にモーターを搭載する
「インホイールモーター」
が大きな特徴で、
タイヤに伝わるエネルギーの効率
置「F5112」
を同センターに寄贈したほか、2007年10月からはVDECとアドバンテスト
が向上し、走行音も静かになります。性能・機能でガソリン車を上回り、価格やランニングコストを抑え
の産学連携プロジェクト
「アドバンテストD2T※1寄附研究部門」
を開設しています。
ることで、電気自動車の普及を推進します。未来の環境保全と次の産業の創出がSIM-Driveの掲げる
集積回路の設計では今後一層の複雑化が進むにつれ、
テストの信頼性や利便性への対
ビジョンです。
応が重要になります。D2T寄附研究部門では、
テスト・システムを利用できる環境を活か
「東京大学稷門賞」
を受賞
SIM-Drive
し、
テスト技術の探求と、
テスト技術に精通した回路設計者の育成に取り組んでいます。
株式会社アドバンテスト研究所
主席研究員
※2
この貢献が評価され、
アドバンテストは2009年度の
「東京大学稷門賞」
を受賞しました。
2010年10月からは、D2T寄附研究部門の第2期の活動がスタート。今後も
“Design to
アドバンテストは2011年1月に、
同社の先行開発車事業第2号に参加し、
他
先行開発車事業第2号の記者発表会
山口 隆弘
の共同研究企業の方々とともに2012年3月発表予定の試作車の開発を進
めています。
得意とする電子計測技術や新たな技術の開発を通じて、
電気自
動車の普及に貢献します。
Test”
という考え方に立って、設計技術とテスト技術の融合を探求していきます。
D2Tの仕組み
アドバンテスト
プロセス
技術
半導体ベンダなど
VDEC
[テスト手法研究]
各大学研究室
EDA※3ベンダ
半導体ベンダ
加藤 富士夫
[プロセス技術研究]
テスタ
技術
テスト
技術
設計技術
株式会社アドバンテスト
第1テストシステム事業部 第3開発部
Platform by SIM-Drive
インホイールモーター
コンポーネント
ビルトイン式フレーム
モーターを
すべての車輪に挿入
電池、
インバーター、
コントローラーを
床下に収納
各大学研究室
半導体ベンダ
効率化
軽量化
軽量化
有効空間拡大
低重心化
※1 Design to Test
※2 東京大学稷門
(しょくもん)
賞
私財の寄附、
ボランティア活動および援助、寄附講座、寄附研究部門などにより、
東京大学の活動の発展に大きく貢献した個人、
法人または団体に対し、
感謝の意を
表すために贈呈される賞
国内外の研究機関との
人的交流
国内外の
研究機関
有効空間拡大
衝突安全
※3 EDA
半導体や電気回路の設計を、コンピュータシステムを用いて自動的に行うこと
モーターを車輪の中に入れる
「インホイールモーター」
と床
下に置かれる強固で中空の構造を持つ
「コンポーネントビル
トイン式フレーム」
により、
エネルギー効率の向上や車体の
軽量化が図られ、
航続距離の著しい伸長が可能になります。
固定子
(コイル)
回転子
(磁石)
資料提供:株式会社SIM-Drive
17
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
18
Highlight
3
ハイライト 3
緑輝く地球を明日へ
アドバンテストの環境への取り組み
アドバンテストは地球環境に配慮し、
社会の持続可能な発展への貢献を目指しています。
環境に配慮したものづくりや、製品や事業所の環境負荷低減、
自然環境保護活動への参加など、地球環境保全のための諸活動に
緑が生い茂る夏のビオトープ
アドバンテストグループ社員全員で取り組んでいます。
ビオトープと群馬R&Dセンタ
アドバンテストのグリーン製品
アドバンテストの自然環境保護活動
環境に配慮した製品開発
多様な生物と共存できる環境づくり
環境に対する人々の意識の高まりとともに、製品の環境保全への
アドバンテストでは、一般企業としては最大規模の17,000平方メートルの広さを有
対応がメーカーには強く求められています。
アドバンテストは環境
するビオトープ ※1を群馬R&Dセンタに設けています。木立や池、せせらぎなどで構
に配慮したものづくりを、お客様の満足度向上と地球環境の保全
成される敷地に、昆虫や小鳥、水生植物や樹木など多種多様な生物が集まり、準絶
につながる重要な課題と位置づけ、
「グリーン製品」の開発に取り
滅危惧種※2とされる動植物も生息しています。
組んでいます。
ビオトープは四季を通して社員に憩いを提供し、
また定期的に地域の方々を招いて
「グリーン製品」
は、「有害物質の排除(グリーン調達)」「リサイクル
開催する自然観察会など、環境保全を通じた人々の交流の場としても活用されてい
容易なデザイン」
「省エネ、省部材」
などに配慮し、
アドバンテストが
ます。アドバンテストは、先端技術の追究と、多様な生物と共存できる環境づくりで、
ビオトープに生息する準絶滅危惧種
左上/フジバカマ
右上/ギンイチモンジセセリ
右下/トウキョウダルマガエル
独自に定めた
「製品環境アセスメント」
と
「グリーン製品自主基準」
緑豊かな未来に貢献します。
の審査に合格した製品です。2010年度は、
テスト・システムの全
※1 生物が生息する空間を表す。
ドイツで生まれた概念で、
生物を意味する
「Bio」
と、
場所を意味する
「Topos」
とを合成した言葉
販売台数に占めるグリーン製品の割合が97%まで向上しました。
※2 国際自然保護連合
(IUCN)
が作成する
「レッドリスト」
において、
「存続基盤が脆弱な種」
とされているもの
グリーン製品100%のアドバンテストを目指して、引き続き環境配
慮型製品の開発を進めていきます。
グリーン製品/「T2000」
イメージ・センサ・テスト・ソリューション
グリーン製品開発のフロー
ノコギリ
クワガタ
雑木林
グリーン製品の提供
合格
エコラベル付与
省エネ 省部材
小型化
グリーン製品判定
リサイクル設計
製品環境アセスメント実施
新製品開発
有害物質排除
ビオトープに生息する生物
ヒヨドリ
草原
せせらぎ
ムラサキ
シジミ
ダイサギ
池
ハラビロ
トンボ
グリーン設計基準
19
ADVANTEST Corporate Report 2011
グリーン製品自主基準
ホタル
ブクロ
カルガモ
ADVANTEST Corporate Report 2011
20
コーポレート・ガバナンス
会社概要・財務状況
アドバンテストは、
経営の透明度を高め、
持続的な発展と企業価値の向上にまい進することをコーポレート・ガバナンスの基本とし、
それを実現
するための経営機構を整えています。
同時に、
企業の競争力を高めていくため、
目まぐるしく変化する経営環境にあわせたスピードと、
グローバ
ルな事業展開にも注力しています。
コーポレート・ガバナンスの考え方
経営機構
アドバンテストは、経営、業務執行における基本方針としての
目まぐるしく変化する経営環境のなか、
企業の価値と競争力を継続
「The ADVANTEST Way」
および経営者、社員が守るべき行動
的に向上させていくためには、
経営判断や経営戦略も、
そのスピー
の原則・基準としての「行動規範」
にもとづき、経営の透明度を高
ドにあわせて実行していかなければなりません。
また、
法令を遵守し
め、持続的な発展と企業価値の向上に努めております。そして経
た、健全で透明性の高い事業活動の遂行も重要です。
それらの課
営の意思決定および監督機能と業務執行機能を分離し、経営の
題を解決するには、
経営における機能によって権限と責任の範囲を
効率化および透明性の向上を図ることをコーポレート・ガバナンス
明確にし、
その任務を担う人材を配置することが重要となります。
の基本としています。
アドバンテストは、
監査役制度を採用し、
機関として、
取締役会と監
株主総会
会社概要
会社商号
株式会社アドバンテスト
会社設立
1954年12月2日
本社住所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番2号
新丸の内センタービルディング
資本金
324億円
(2011年3月31日現在)
連結売上高
996億円
(2011年3月期実績)
上場
東京証券取引所第1部
(コード:6857)
ニューヨーク証券取引所
(Ticker Symbol:ATE)
事業内容
半導体・部品テストシステム事業、
メカトロニクス関連事業、
サービス他
創業
1954年7月
社員数
単独1,944人 連結3,163人(2011年3月31日現在)
WEBサイト
htt p ://w w w.a d va ntest.c o.jp /a bou t/c omp a ny/ind ex .shtml
取締役/監査役
執行役員
査役会を有しています。
また、
急激に変化する経営環境に即応する
執行役員社長 松野 晴夫
体制を確立し、
コーポレート・ガバナンスを強化するため、
執行役員
専務執行役員 栗田 優一
まつの
くりた
制度を導入しています。
選任
選任
監査役会
会計監査人
代表取締役会長
代表取締役
丸山 利雄
経営における内部監査
まるやま
取締役
松野 晴夫
としお
まつの
はるお
あきくさ
萩尾 保繁
なおゆき
はぎお
監査
ミョン
査を行っています。
アドバンテストはニューヨーク証券取引所に上
提案
諮問
指名報酬委員会
くろえ
森田 祐理
明 世範
しんいちろう
ミョン
もりた
セボン
いまだ
ロバート
CSA(統制自己評価制度)※2の仕組みを活用し、それぞれの部門
の業務プロセスが、
これらの仕組みに照らし合わせて適正かどうか
を判断します。
これらの取り組みは、
アドバンテストの事業活動の透
明性を高め、企業体質の強化を図るうえでとても重要であること
するよう努力しています。
危機管理
本部
Treadway Commission/トレッドウェイ委員会支援組織委員会)
が提唱した
監査役
畠山 彰
業務執行の各部門および
グループ会社
内部
監査
監査室
Control Self Assessmentの略称。内部統制の有効性やリスク管理体制を、
事業や業務を熟知する経営陣や管理職が自ら検証し、評価する内部監査手法の
一つ。CSAの主なメリットは、
リスクの明確化、統制活動の改善と強化およびそ
の評価などを適切に効率よく行うことができる点である。
執行役員 Hans-Juergen Wagner
ハンス
ユルゲン
ヴァーグナー
執行役員 Pascal Rondé
ニクル
パスカル
ロンデ
コクモンド
小倉 正道
やまむろ めぐみ
おぐら
売上高/当期純利益(連結)
まさみち
売上高
当期純利益
2,500
350
2,350
300
1,828
356
996
32
-115
-500
2008年度
212
179
100
50
-749
2007年度
237
150
0
2006年度
305
200
532
166
-1,000
295
250
767
1,000
500
研究開発費
(億円)
3,000
1,500
※2 CSA(統制自己評価制度)
としゆき
財務状況
部統制を徹底させるという視点で、内部統制の3つの目的(①業務の有効性・効
を評価する際の基準と位置づけている。
おかやす
監査役
山室 惠
はたけやま あきら
2,000
境、②リスクの評価、③統制活動、④情報と伝達、⑤監視活動)
を挙げ、内部統制
執行役員
まこと
ウォーレン
常勤監査役
内部統制の仕組み。基本的には株主の立場から経営者を含めた組織構成員に内
率性、②財務諸表の信頼性、③関連法規の遵守)
と、5つの構成要素(①統制環
リー
執行役員 Warren Kocmond
(億円)
内部統制委員会
開示委員会など
なかはら
ひであき
J
キース
執行役員 岡安 俊幸
まさお
常務執行役員 Robert J. Nikl
と認識し、
内部監査で指摘された事項については、
その都度、
改善
業務執行の
意思決定機関
しみず
ゆうり
制を実行する必要があります。
内部監査では、
COSOフレーム や
1992年にCOSO(The Committee of Sponsoring Organizations of the
ADVANTEST Corporate Report 2011
黒江 真一郎
ゆういち
常務執行役員 今田 英明
※1 COSOフレーム
21
くりた
R
執行役員 中原 真人
よしあき
常務執行役員 清水 雅男
シュレッツェンスタラー
執行役員 R. Keith Lee
ひろし
場しているため、米国企業改革法(SOX法)
に定められた内部統
常務会
指揮
・
命令
栗田 優一
※1
選任
・
監督
執行役員社長
よしだ
常勤監査役
取締役
そういち
ヨゼフ
常務執行役員 吉田 芳明
取締役
たかし
つかこし
セボン
なかむら
行われていることを確認するために監査室を設け、
リスクに対す
せきの
執行役員 塚越 聡一
執行役員 Josef Schraetzenstaller
常務執行役員 中村 弘志
取締役
すぎうら たかし
しんいちろう
常務執行役員 明 世範
るグループ各社の統制環境や業務統制を対象に、年1回、内部監
取締役会
くろえ
やすしげ
アドバンテストでは、
日々の事業活動が、関係する法令に準拠して
監査
常務執行役員 黒江 真一郎
やすひろ
執行役員 関野 隆
ホルヘ ティティンジャー
取締役
秋草 直之
かわた
執行役員 杉浦 孝
ゆういち
専務執行役員 Jorge Titinger
選任
執行役員 川田 保博
はるお
0
2009年度
2010年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
ADVANTEST Corporate Report 2011
22
企業沿革
1954
東京都板橋区に
「タケダ理研工業株式会社」
を創業 最初の自社製品
「マイクロ・マイクロ・アンメータ」
を発売
1957
日本で初めてのエレクトロニック・カウンタ
「TR-124B」
を発売 「デジタル・カウンタのタケダ理研」
の始まり
1958
日本で初めて振動容量型微少電流電位計
「TR-81」
の製品化に成功
1959
本社・工場を東京都練馬区旭町に新築移転
1962
世界最高性能・直接計数105MHzのエレクトロニック・カウンタ
「TR-3189」
を発売
1963
日本で初めてのデジタル電圧計を製品化、
「デジタル・マルチメータ」
として発売
1971
世界に先駆け、
周波数軸の万能アナライザとして、
トラッキング・スコープ
「TR-4100」
を発売
1972
国産初の最高試験速度10MHzのLSIテスト・システム
「T-320/20」
、
メモリ・テスト・システム
「T-320/30」
を発売
1976
世界で唯一のDRAM 試験実用機として、
メモリ・テスト・システム
「T-310/31」
がベストセラーに
1979
事業所
本社事務所
(東京千代田区)
1983
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 本社事務所を東京都新宿区西新宿に移転
1985
東京証券取引所市場第一部に指定替え 社名を
「株式会社アドバンテスト」
に変更
2001
埼玉R&Dセンタ
(埼玉県加須市)
茨城県
5
埼玉県
T-310/31
東京都
3
2
1
6
神奈川県
千葉県
T3340
最先端CMOS技術により高速・高精度・低価格を実現したメモリ・テスト・システム
「T5581」
が国内外で
大ヒットを記録し、
シンクロナスDRAM用テスタの世界標準機に
T5581
ニューヨーク証券取引所
(NYSE)
に上場
2004
本社事務所を東京都千代田区丸の内に移転
2006
社外取締役制度導入
2
6
練馬事業所(本店)
T2000
3
西事務所
7
〒370-0718 群馬県邑楽郡明和町大輪336-1
TEL/0276-70-3300 FAX/0276-70-3335
T5503
5
テラヘルツ波技術で新規事業分野を開拓 3Dイメージング解析システム
「TAS7000」
を発売
アドバンテスト研究所
〒989-3124 宮城県仙台市青葉区上愛子字松原48-2
TEL/022-392-8731 FAX/022-392-8737
8
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-34-1
TEL/06-6190-6386 FAX/06-6368-9281
群馬R&Dセンタ
北九州R&Dセンタ
〒805-0071 福岡県北九州市八幡東区東田1-5-1
TEL/093-681-0900 FAX/093-681-0276
〒179-0071 東京都練馬区旭町1-32-1
TEL/03-3930-4111 FAX/03-3976-0343
将来の光集積回路試験に向け、
世界最高820GHz帯域の光信号波形計測技術を開発
次世代高速メモリDDR3-SDRAM量産試験用メモリ・テスト・システム
「T5503」
を発売 グリーン製品第1号に認定
本社事務所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番2号
新丸の内センタービルディング
TEL/03-3214-7500 FAX/03-3214-7712
4
23
4
世界の国家標準機関のスタンダードに
世界初のオープン・アーキテクチャ規格によるテスト・システム
「T2000」
を発売
2010
9
8
群馬工場
(群馬県邑楽町)
日本の標準を支える
「ジョセフソン電圧標準器システム」
を電総研
(現 産総研)
と共同開発し
2003
2008
栃木県
群馬県
1
1995
群馬R&Dセンタ
(群馬県明和町)
7
世界最高性能の100MHz超LSIテスト・システム
「T-3380」
(汎用機)
「
、T-3370」
(メモリ専用機)
を開発
世界市場向け戦略商品として発売したLSIテスト・システム
「T3340」
が高く評価され、
大ヒットとなる
サービス拠点
マイクロ・マイクロ・アンメータ
電電公社
(現 NTT)
武蔵野電気通信研究所の技術指導を受け
1982
1990
国内拠点
群馬工場
〒370-0615 群馬県邑楽郡邑楽町篠塚54-1
TEL/0276-88-7500 FAX/0276-89-1030
9
群馬第2工場
〒370-0614 群馬県邑楽郡邑楽町赤堀3685-1
TEL/0276-80-9700 FAX/0276-88-9072
埼玉R&Dセンタ
〒349-1158 埼玉県加須市新利根1-5
TEL/0480-72-6300 FAX/0480-78-2137
TAS7000
ADVANTEST Corporate Report 2011
ADVANTEST Corporate Report 2011
24
海外拠点
事業所
サービス拠点
Advantest America, Inc.
Advantest America R&D Center, Inc.
Advantest Europe GmbH
Advantest Europe GmbH, Amerang
Advantest Korea Co., Ltd.
Advantest Korea Co., Ltd. Cheonan Factory
Advantest(Suzhou)Co., Ltd.
Advantest(Suzhou)Co., Ltd. Shanghai Office
Advantest Taiwan Inc.
Advantest Engineering(M)Sdn. Bhd.
Advantest(Singapore)Pte. Ltd.
Europe
Advantest Europe GmbH
Advantest Korea Co., Ltd.
Advantest America, Inc.
Stefan-George-Ring 2, D-81929
Munich, Germany
TEL/+49-89-993-12-0
FAX/+49-89-993-12-101
22BF, Kyobo GangNam Tower, 1303-22,
Seocho-Dong, Seocho-Ku, Seoul
#137-070, Korea
TEL/+82-2-3478-9400
FAX/+82-2-532-7132
Advantest Korea Co., Ltd.
3201 Scott Boulevard, Santa Clara,
CA 95054, U.S.A.
TEL/+1-408-988-7700
FAX/+1-408-987-0680
Advantest Europe GmbH, Amerang
Advantest Korea Co., Ltd. Cheonan Factory
Advantest America R&D Center, Inc.
Wasserburger Str. 44, D-83123 Amerang, Germany
TEL/+49-8075-17-0
FAX/+49-8075-17-1000
704, Beaksuk-Dong, Seobuk-ku, Cheonan-Si,
Chungcheongnam-Do, #320-220, Korea
TEL/+82-41-621-7500
FAX/+82-41-621-7790
3201 Scott Boulevard, Santa Clara, CA 95054, U.S.A.
TEL/+1-408-727-2222
FAX/+1-408-727-5764
Advantest Europe GmbH
Head Office(Munich)
China
Advantest America, Inc.
(Santa Clara, CA)
Head Office(Seoul)
Singapore
Taiwan
Malaysia
Advantest(Suzhou)Co., Ltd.
Advantest Taiwan Inc.
Advantest(Singapore)Pte. Ltd.
Advantest Engineering(M)Sdn. Bhd.
17A, Suzhou International Science Park,
No.1355 Jinjihu Avenue,
Suzhou Industrial Park, Suzhou, Jiangsu,
215021 P.R.C.
TEL/+86-512-6256-8318
Advantest(Suzhou)Co., Ltd.
FAX/+86-512-6256-8328
Head Office(蘇州)
No.1, Alley 17, Lane 62,
Zhonghe St., Zhubei City, HsinChu
County 30267, Taiwan (R.O.C.)
TEL/+886-3-5532111
FAX/+886-3-5541168
6 Serangoon North Avenue 5,
#06-03, Singapore 554910, Singapore
TEL/+65-6752-5990
FAX/+65-6752-3910
Plot 5, Technoplex, Medan Bayan Lepas, Bayan Lepas Industrial
Park, Phase IV, 11900 Penang, Malaysia
TEL/+60-4-641-3979
FAX/+60-4-641-3978
Advantest(Suzhou)Co., Ltd. Shanghai Office
Bldg. 6D, No.1658 Gumei Road, Shanghai, 200233 P.R.C.
TEL/+86-21-6485-2725
FAX/+86-21-6485-2726
25
America
Korea
ADVANTEST Corporate Report 2011
Advantest Taiwan Inc.
Head Office(新竹)
Advantest(Singapore)
Pte. Ltd.
(Singapore)
Advantest Engineering(M)Sdn. Bhd.
(Penang)
ADVANTEST Corporate Report 2011
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