旅行者の為の外貨預金と両替術(PDF)

旅行者の為の外貨預金と両替術
記録的な円高。今のうちに国内で外貨口座に貯めておき、旅行の時に外貨と
して利用する方法の数々です。円安になった時も両替時の円高のメリットが生き
続けますね。(但し、円高がさらに進むと、為替損になりますので口座の管理が
必要です。)
日本の外貨預金は一般的に、円から外貨に両替して入金→外貨預金口座→外貨か
ら円に両替して出金のシステム。
以下はもし数年後に円安になっても、外貨口座から外貨のまま出金して、円高時のレ
ートで両替した現金を旅行に使えるテクニックです。
普通の現金両替の場合、ごく一般的な両替専門店(トラベレックスなど)で両替した場
合が、一番高くついていました。(40,000円/10,000米ドルにつき)便利で簡単な両替方
法ほど、高くつくようです。(例8)
どうしても日本で現金両替したい場合は、空港へ行く前に、なるべくチケットショップで
両替を済ませておきたいものです。費用は倍も違います。知らないうちに手数料をたく
さん取られています。
(一般的に、米ドルやユーロは日本で両替、その他の通貨は現地で両替するのが有利
だと言われています。)
また、現地でクレジットカードで買い物をしていても、手数料は結構かかっています。
カード払いで買い物をするより、ATMでキャッシングをして払ったほうがお得のようで
す。
但し、日本に帰ってからすぐに、返済すると言う条件つきですが。(例9.例10)
日本での外貨口座利用のコツは、外貨口座の入り口へ、円→外貨のコストをいかに
安く上げるか、そして、外貨口座の出口から、外貨からの出金をいかに安く出すかの2
点に気を付けることです。
口座から現金で引き出すと、いずれの場合も両替手数料が高額なので、シティバンク
のトラベラーズチェックで引き出す(無料)のが最強ですね。(例2)
みずほ銀行の現金引き出し手数料が1,000円というのもお得です。(例1)
三井住友銀行も、10,000ドル以上の現金引き出しは、無料になります。(例1)
後は、円→外貨の両替為替の安いところで入金(FXがダントツに安い)、シティバンク
やみずほ銀行への送金コスト、そして利用口座の金利等の条件から、ご自分に最適の
パターンを考えると良いでしょう。管理の手軽さでMMF、為替手数料の安さでFX。ただ
しFXは管理するために勉強が必要ですね。
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※外貨口座から10,000米ドル利用の場合。
1.三菱東京UFJ銀行などの都銀
円からドルに両替 10,000円
ドル現金で引き出し 18,000円
費用合計28,000円
.みずほ銀行
普通預金US
0.10%
EURO 0.25%
AUS
0.5%
円からドルに両替 (キャシュカードでATM利用)(60銭) 6,000円
円からユーロに両替の場合は、ATM不可(1円50銭)
15,000円
ドル口座からドル現金で引き出し 1,000円
ドルの場合費用合計7,000円
ユーロの場合費用合計16,000円
(他銀行、証券会社からの外貨送金受取には、リフティングチャージ2,500円/1回必要)
.三井住友銀行
円からドルに両替 10,000円
ドル現金で引き出し 10,000ドル以上は無料 0円
費用合計10,000円
2.シティバンク(口座維持手数料として、月額2,100円)(外貨建て預金20万円以上無料)
普通預金US
0.10%
EURO 0.05%
AUS
0.05%
円からドルに両替 10,000円
ドル引き出し −アメックストラベラーズチェック(無料)
−外貨キャッシュカード(無料)(アメリカ、グアム、サイパンのみ) 費用合計10,000円
3.ソニー銀行 MONEYKITグローバル
円からドルに両替 2,500円
ドル引き出し グローバル外貨キャッシュカード(発行手数料:1575円・サービス手数料2100円(6ヶ月
間)その他、ATM引き出し時に1∼3ドル/回
費用合計 5,175円/半年 8,275円/一年
4.住信SBIネット銀行
円からドルに両替 2,000円(∼2/28無料)
ドル引き出しはできないが、SBIクレジットカード利用分の米ドル決済OK(勿論日本国内の利用分も)
ーSBIカードクレジットカード(無料)
費用合計2,000円
2
5.FX 外為どっとコム
円からドルに両替 500円
ドルのまま三井住友銀行ドル口座へ送金(無料)
(三井住友以外だと、3,500円)
シティバンクに送金 3,500円−外貨引き出しアメックストラベラーズチェック(無料) 費用合計 4, 000円
.FX ひまわり証券(マージンFX) (マネーパートナーズ証券もお勧め)
円からドルに両替 200円
円からユーロに両替 300円
ドルやユーロのまま銀行外貨口座へ送金(無料)
みずほ銀行に送金 0円
ー みずほ外貨口座受け入れのリフティングチャージ2,500円
ドル現金で引き出し 1,000円
費用合計3,700円
シティバンクに送金 0円−外貨引き出しアメックストラベラーズチェック(無料) 費用合計 200円
6.外貨MMF 野村證券
MMF US
0.264%
EURO 1.121%
AUS
3.854%
円からドルに両替( 50銭) 5,000円
円からユーロに両替(75銭) 7,500円
ドルやユーロのまま銀行外貨口座へ送金(無料)
外貨引き出し シティバンクに送金−アメックストラベラーズチェック(無料)
みずほ銀行に送金0円
ーみずほ外貨口座受け入れのリフティングチャージ2,500円
ドル現金で引き出し 1,000円
費用合計 5,000円
費用合計8,500円
.外貨MMF キャピタル パートナー証券
MMF US
0.521%
EURO 0.870%
AUS
4.056%
円からドルに両替 (5銭) 500円
円からユーロに両替 (10銭) 1,000円
シティバンクに送金 3,500円−外貨引き出しアメックストラベラーズチェック(無料) 費用合計 4,000円
3
※コストの境界線は?
0.5Ⅹ(野村)=0.05Ⅹ+3,500(キャピタルパートナー)
Ⅹ=3,500/ 0.45
Ⅹ=7777米ドル
(1ドル=90円)Ⅹ=約70万円
70万円以下の場合
70万円以上の場合
コスト有利 野村<キャピタルパートナー
野村>コスト有利キャピタルパートナー
7. 現地の銀行に口座を作り入金・出金。
メリット1、金利が日本より高い。
2、費用がかからない場合が多い。
3、インターネットで日本でも、操作できる場合も多い。
4、キャシュカードで到着すぐ、空港のATMから出金できる。
デメリット1、労働許可書がないと口座を作れない場合もある。
2、 言葉の壁が厚く、問題が起こった場合困る。
3、知らないうちに銀行がなくなっている可能性もある。
※現金両替で10,000米ドル利用の場合
8.現金両替 円→米ドル
(手数料/1ドルあたり)(例10,000米ドルに両替)
為替レート +4円 外貨専門両替店(トラベレックスなど)
為替レート +3円 大手銀行窓口 (市内・空港内共通)
費用 40,000円
費用 30,000円
為替レート +約2円70銭∼80銭 都銀外貨ショップ(市内・空港内共通) ・ ゆうちょ銀行
費用 27,000 ∼28,000円
為替レート +2円 チケットショップ大黒屋など
費用 20,000円
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※円建て口座から10,000米ドル利用の場合
9.クレジットカード (例10,000米ドル分の買い物をすると。)
為替レート+手数料として1.63% 足されて日本円に計算
費用 16,300円
10.クレジットカード (現地で10,000米ドル分をATMで引き出し。実際は1日の引き出し制限あり)
為替レート +さらにキャッシング手数料年利18.00%∼21.9%など、カードにより異なる。
+場合によってATM使用料(約210円/一回)
5日で返済の場合のキャッシング金利 18.00%× (5日/ 365日) =約0.25%
費用 =2,500円
+ATM使用料210円=2,710円
費用 2,710円
11.シティバンク 国際キャシュカード ( 円建て口座からの出金 )
為替レート +手数料3.0%(米ドル)
為替レート +手数料4.0%(その他)
費用 30,000円
費用 40,000円
12.e イーバンク銀行 マネーカードVISAデビット (円建て口座からの出金のデビットカード)
世界各地のATM(VISA系)から、ATM使用料(通常210円/一回)と、キャシング金利なしで、現金が引
き出せます。(年会費無料)
為替レート+手数料として1.63% 足されて日本円に計算
費用 16,300円
13.三井住友銀行国際キャシュカード ( 円建て口座からの出金 )(VISAのPLUS)
カード発行手数料 1,050円
為替レート +手数料3.0%(現地通貨)
ATM使用料(200円/一回)さらに現地のATM使用料(210円/一回)が必要な場合があり。
費用 31,450円
14.新生銀行インターナショナルキャシュカード ( 円建て口座からの出金 )(VISAのPLUS)
カード発行手数料 無料
為替レート +手数料4.0%(現地通貨)
現地のATM使用料(210円/一回)が必要な場合があり。
費用
40,210円
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