日刊[華鐘通信] - 華鐘コンサルタントグループ

日刊
[華鐘通信]
2013 年 2 月 4 日(月)
第 3010 号
発行:上海華鐘投資コンサルティング有限会社
ニュース提供:時事通信社・上海市信息中心
DAILY HUAZHONG NEWS
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 『Whenever BizCHINA』特集、
「許認可手続き、設計院・建設会社の起用に
おけるトラブル回避策」(長淵副主任寄稿)を掲載................................................. 2
■ 華鐘コンサルタントグループと『Whenever BizCHINA』 ....................... 2
★ 中国ビジネス相談Q&A
„ 年次有給休暇の設定と未消化分への対応について(更新版) .................... 3
<政策法規><人事労務><年次有給休暇>
★ 本日のニュース
【経済】
„ 連雲港港口、増資で11億元調達へ=貨物バースに投資............................ 5
【産業】
„ 広汽フィアット、
「ジープ」生産で88億円増資へ .................................... 5
„ 広州-ニューデリー線来月 9 日就航=香港線も検討-印格安航空 ...................... 5
„ 13年の携帯電話出荷台数、5000万台以上の見通し=中国ZTE .............................................. 6
„ 福建海源、3Dプリンターで昆山永年と提携...................................................................................... 6
„ 中国移動、国際電話ローミング料金を平均46%値下げ.................................................................... 6
„ 経営危機の上海超日、国有石炭会社の出資受け入れへ ....................................................................... 6
„ ネット通販の京東商城、嘉定に大型物流センター=上海.................................................................... 7
„ 赤天化のメタノール工場稼働=貴州省 ................................................................................................ 7
„ 携帯のネット利用、12年は550億元に倍増=中国IT調査会社 .................................................. 7
„ サムスン、昆山に17億ドル追加投資=ICパッケージ基板事業など .............................................. 7
„ 福建海源、3Dプリンターで昆山永年と提携...................................................................................... 8
【社会】
„ 上海の映画興収、13億元=1人年1.2回観賞 ...................................... 8
„ 舟山群島新区に省レベルの権限付与=上海、寧波とも連携強化................. 8
為替レート(1 日、中間値)
通貨
1人民元=
株価指数(1 日終値)
0.15919 米ドル
前日比増減
-0.00006
1.23440HK ドル
-0.00107
14.64515 日本円
0.11695 ユーロ
0.11069
-0.00043
(1)
上海総合株価指数
前日比(ポイント)
前日比(%)
取引額(万元)
前日比(万元)
2,419.02
33.60
1.41
12,555,500.00
935,000.00
日刊華鐘通信 No.3010
2013 年 2 月 4 日(月)
華鐘コンサルタントグループ会員専用
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 『Whenever BizCHINA』特集、「許認可手続き、設計院・建設会
社の起用におけるトラブル回避策」(長淵副主任寄稿)を掲載
『Whenever BizCHINA』 2013 年 2 月
号は「特集
工場建設・移転リスクを回
避せよ!」コーナーを企画し、弊社工程
部副主任・長淵豊が「許認可手続き、設
計院・建設会社の起用におけるトラブル
回避策」を寄稿しています。
「特集」には弊社の長淵副主任のほか、
インターリスク(上海)総経理の海司昌
弘氏が火災の事前防止策について寄稿
されるなど、工場建設・移転に関わる各
分野の 6 名のエクスパートの見解が掲
載されています。
長淵副主任は、冒頭で中国での工場建設においては、日本との法律・制度や商習慣の違いからさまざま
な問題に直面することが少なくないと述べたうえ、トラブル回避のためのポイントを解説しています。
「許認可手続きと用地選定」においては、「房地産権証」の取得に必要な手続きと「土地使用証」の取
得に必要な「指標」(土地使用権を企業に譲渡することのできる国家から地方への割当枠)の重要性につ
いて説明し、「設計院起用上の注意点」として、コーディネートやコミュニケーション及び施工上におけ
る問題点を指摘しています。また「建設会社起用上の注意点」に関し、建設工事の見積りの取り方につい
て解説しています。
工場建設に関しお困りのことがありましたら、弊社までお問合せください。
■ 華鐘コンサルタントグループと『Whenever
BizCHINA』
『Whenever BizCHINA』は、中国国内発行のビジネステーマに特化し
た初の日本語広告雑誌であり、今月で通算第 126 号を迎える 12 万読者
を擁する雑誌です。
華鐘グループと同誌とのお付き合いは、弊社総経理の古林が、中国で
初めて日本語フリーペーパーを発
行した Whenever グループ創業者・
安永社長より「ビジネス専門誌を発
刊したい」との構想を打ち明けられ
て以来であり、弊社は「中国ビジネ
ス Q&A」を毎月提供するほか、弊社
の広告も掲載しています。
以
(2)
上
日刊華鐘通信 No.3010
2013 年 2 月 4 日(月)
華鐘コンサルタントグループ会員専用
★ 中国ビジネス相談Q&A
„ 年次有給休暇の設定と未消化分への対応について(更新版)
Q:会社として従業員に年次有給休暇を消化させることは可能でしょうか。また、年次有給休
暇の未消化分の買い上げ対応について、教えて下さい。
<政策法規><人事労務><年次有給休暇>
A:年次有給休暇(年休)の手配責任は会社にあります。法定年休の未消化分は、会社に買い
上げ義務が生じますので、注意が必要です。
(本稿は 2010 年 12 月 30 日付け「中国ビジネス相談 Q&A」に補足して更新したものです。)
1. 法定年休に関する法令
年休には、『従業員年次有給休暇条例』
(中華人民共和国国務院令第 514 号、2007 年 12 月 14 日公布、
2008 年 1 月 1 日施行。中国語:《職工帯薪年休假条例》)及び『企業従業員年次有給休暇実施弁法』(人
力資源・社会保障部令第 1 号、2008 年 9 月 18 日公布・施行。中国語:《企業職工帯薪年休假実施弁法》)
(以下まとめて『条例』等とします)に基づく法定年休と、会社が独自に与えるものとがあります。
2. 法定年休について
(1)
法定年休の付与条件
『条例』等によると、「従業員が連続勤務 12 ヶ月以上となった場合、法定年休を取得すること
ができる。」と定められており、この従業員の「連続勤務 12 ヶ月以上」とは、「自社、他社を問わ
ず過去に連続勤務 12 ヶ月以上」と解釈されています。
(2)
法定年休の日数
法定年休の日数は従業員の累計勤続期間に基づき計算します。累計勤続期間とは、
「他社と自社
における勤務の累計期間」であり、具体的には以下の通りです。
累計勤続期間
法定年休日数
1 年以上 10 年未満
5日
10 年以上 20 年未満
10 日
満 20 年以上
15 日
※累計勤続期間の認定方法について※
人力資源社会保障部の『上海市の「企業従業員年次有給休暇実施弁法」関連問題への回答書』
(2009
年 4 月 15 日付け人社厅函〔2009〕149 号)によると、「累計勤続期間は人事ファイルの記載、社会
保険納付記録、労働契約又はその他法律効力のある証明をもって確定できる。」と定められています。
しかしながらいずれも一長一短あり、100%客観的な証明とは言えません。過去の他社での勤務期間
を含めた累計勤続期間に基づいた法定年休日数を希望する従業員への対応としては、下記いずれか
の書類をエビデンスとして提出させ、会社が確認できる場合に認める等の方法が考えられます。
ダン アン
① 人事ファイル(中国語で“档案”)の記載:本人の申請により会社人事担当者が会社からの紹
介状をもって人事ファイル保管機関へ赴きコピー可能ですが、人事ファイルが当人のすべて
(3)
日刊華鐘通信 No.3010
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 2 月 4 日(月)
の勤務経歴をカバーしていると限りません。
② 社会保険納付記録:過去の勤務先で社会保険を納付していなければ記録はありません。
③ 労働契約、及び過去の勤務先が発行する在職証明:偽造もあり得、またそもそもそのような
会社が存在しない可能性もありますので、当該勤務先の営業許可証(写)を提出させる、電
話で在籍した事実を確認する等の対応が併せて必要です。
④ 労働手帳:労働手帳は 1993 年頃から 2010 年末まで上海、蘇州、広州にありました。2011 年
1 月 1 日以降は全国で「就業失業登記証」として記録が残るようになりました。
(3)
『条例』等では、会社に年休の手配責任があると規定しています。未消化の場合、会社は当該従
業員の 1 日当りの給与収入の 300%(既に正常勤務の給与の対象になっているため、実際は日給の
200%)を法定年休の給与報酬として支給しなければなりません。1 日当たりの給与収入は、法定
年休報酬支給日前 12 ヶ月間の平均月給(残業手当を除く)を 21.75 で割った金額です。
(4)
従って、『条例』等で定められた法定日数分は年内完全消化できるよう会社がしっかり管理しなけ
ればなりません。未消化で残った年休は、規定上は翌年まで繰越せますが、繰越してもいずれ会
社が買い取ることが必要になりますので、年内に完全消化させることを基本に考えるべきでしょ
う。弊社の場合は 11 月末迄に消化していない人には「年内に消化してください」という書面警告
をします。その上で、本人の意思で従業員が年休を消化しなかったという場合には、本人より年
休取得を自ら放棄する旨の書面を出してもらうようにしています。
(5)
上記の具体的な対応方法として、労使双方の協議の上、一斉取得する方法があります。一斉取得
の日数は各会社の都合によりそれぞれ異なりますが、会社は従業員の意見を聴取した上で決定し
て良く、且つ毎年、柔軟に変更することが可能です。因みに弊社では、法定祝祭日・休息日の前
後に年間計 4 日間の全社一斉年休取得日を会社として設定しています。
3. 会社が独自に与える年休について
(1)
日系企業では一般に、法定年休日数に会社が独自に与える年休をプラスして年間 12~15 日程度の
年休を制度化しているケースが多いようです。
(2)
この場合、法定年休日数を超える日数分は、会社が独自に福利として与える年休であり、『条例』
等の対象外であることを就業規則等に明示すべきでしょう。
(3)
また、会社が独自に与える年休は「福利年休」や「福利休暇」等の別の名称を用い、法定年休と会
社が独自に与える年休のそれぞれの使い方・次年度への繰越可否等も完全に区別して管理するこ
とが必要です(例えば、①法定年休を先ず消化した後に、
「福利年休」等を取得できる。②「福利
年休」等は次年度に限り繰越を認め、但し繰越日数には上限を設け、買い取りは行わない等)。こ
れは、従業員側の意見も十分に聴取したうえで最終決定することが重要です。
尚、『条例』等では、従業員が法により取得する帰省休暇、結婚休暇、服喪休暇、出産休暇等の国家規
定の休暇期間、及び労災による停職有給期間は年休期間に算入しない等五つの場合は当年の年休を享受で
きないと規定しています。
以
(4)
上
日刊華鐘通信 No.3010
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 2 月 4 日(月)
★ 本日のニュース
【経済】
„ 連雲港港口、増資で11億元調達へ=貨物バースに投資
31日付の中国紙・中国証券報(A9面、A21面)によると、上海証取に上場する港湾運営会社の江
蘇連雲港港口(江蘇省連雲港市)は、親会社の連雲港港口集団や機関投資家に新株3億5100万株を発
行し、最大10億9000万元を調達する方針だ。このうちの58%を親会社が引き受ける見込み。調達
資金は、連雲港での貨物バース増設と企業買収に充てる。
総投資額は13億7000万元。バース3カ所(貨物取扱量計655万トン)の増設に9億1000万
元を、英領バージン諸島の金属商社フェデラル・リソーシズなどが設立した「連雲港◆(森の形に金三つ)
散貨碼頭」の株式75%の取得に約4億6000万元を投じる。同社が建設する酸化アルミニウム・化学
肥料用バースの年間取扱量は計631万トン。
(時事)
【産業】
„ 広汽フィアット、「ジープ」生産で88億円増資へ
31日付の中国紙・南方日報(汽車週刊B03面)によると、中国の自動車大手、広州汽車(広東省)
とイタリア・フィアットは合弁会社の広汽フィアット(湖南省長沙市)に計6億元(約88億円)の増資
を行う。広州汽車がこのほど、「出資比率に基づき、広汽フィアットに3億元を増資する」と発表した。
広汽フィアットの生産力増強などが目的という。
広州汽車の役員会で既に広州フィアットの増資に関し、折半で3億ドルを出資する案が承認された。フ
ィアットも同額を出資する。
同紙は今回の増資について、「ジープ」ブランドの国産化のための生産設備拡大に使用されるとみてい
る。広汽フィアットは、ジープの生産を2014年に開始し、数年後には年間販売台数を15万台とする
目標を掲げている。(時事)
„ 広州-ニューデリー線来月 9 日就航=香港線も検討-印格安航空
中国新聞網が31日までに伝えたところによると、インドの格安航空会社(LCC)スパイスジェット
は中国・広州(広東省)-ニューデリー線を2月9日から運航する。同社はこれにより、中国市場に参入
する。このほど広州で正式発表した。
週4便の運航で、ボーイングの737NG型機を使用する。就航記念特別運賃として片道999元(約
1万4500円)で販売した航空券は既に完売したという。
スパイスジェットの幹部によれば、インドと香港、マカオ、成都(四川省)などを直接結ぶ路線の開設
も検討している。(時事)
(5)
日刊華鐘通信 No.3010
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 2 月 4 日(月)
„ 13年の携帯電話出荷台数、5000万台以上の見通し=中国ZTE
31日付の香港紙・信報(A6面)などによると、香港で上場している中国の通信機器メーカー、中興
通訊(ZTE、広東省深セン市)の携帯電話事業部門幹部はこのほど、2013年の出荷台数について、
前年実績を4割以上も上回る5000万台以上になるとの見通しを明らかにした。
12年の出荷台数は当初予想の3000万台を上回る3500万台以上に達し、このうち6割がスマー
トフォン(多機能携帯電話)だった。
13年は高性能スマホや第4世代(4G)携帯電話の生産に重点を置く。スマホ業務を携帯電話事業全
体の7割を目指すという。(時事)
„ 福建海源、3Dプリンターで昆山永年と提携
30日付の中国紙・中国証券報(A10面)などによると、深セン証取の中小企業ボードに上場するレ
ンガ成形機メーカーの福建海源自動化機械(福建省福州市)はこのほど、3次元(3D)プリンター分野
で昆山永年先進製造技術(江蘇省昆山市)と提携することで基本合意した。福建海源は、昆山永年の工場
内に実験施設を新設し、3Dプリンター用複合材料やセラミックス材料、ケイ酸塩などを共同開発する計
画。
昆山永年は、中国で3Dプリンター開発の第一人者として知られる清華大学の顔永年教授らが設立した。
(時事)
„ 中国移動、国際電話ローミング料金を平均46%値下げ
31日付の中国紙・新京報(B7面)によると、中国携帯通信サービス最大手、中国移動(チャイナ・
モバイル)は30日、国際電話ローミング料金の大幅な値下げを発表した。
これまで21種類に分けていた国際地域と香港・マカオ地区のローミング料金を2月1日から、1元区
(香港、台湾、韓国、シンガポール、米国本土など8カ国・地域)、2元区(仏、独、英、マレーシア、
タイなど27カ国・地域)、3元区(日本、ブラジル、印度、フィリピンなど145カ国・地域)の3種
類に簡略化し、電話料金をそれぞれ1分間当たり9角9分、1元9角9分、2元9角9分とする。
中国移動は2011年から国際電話料金の値下げを9回実施。今回の値下げ幅は平均で46%になる。
今後さらに多くの国を新料金体系の適用範囲に組み込んでいく計画だ。(北京時事)
„ 経営危機の上海超日、国有石炭会社の出資受け入れへ
31日付の中国紙・上海証券報(A1面)と上海商報(12面)によると、深セン証取の中小企業ボー
ドに上場する中堅太陽電池メーカーの上海超日太陽能科技(上海市)はこのほど、経営再建に向け、青海
省当局系石炭会社・木里煤業の出資を受け入れることで関係者と基本合意した。上海超日の業績は悪化し
破綻に追い込まれるとの懸念も浮上していた。
木里煤業は、上海超日を創業した倪開禄会長一族から上海超日の株式を最低35%取得し、筆頭株主に
なる。所用額は10億7800万元を見込む。会長一族は引き続き8.89%を保有する。
上海超日は傘下の太陽電池設備6系統のうち、既に4系統の稼働を停止している。また、2011年に
続き、12年決算も9億~11億元の赤字になる見通し。同社株は1日から取引が再開されるが、上場廃
(6)
日刊華鐘通信 No.3010
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 2 月 4 日(月)
止になり得る特別管理(ST)銘柄に指定される。(時事)
„ ネット通販の京東商城、嘉定に大型物流センター=上海
31日付の中国上海紙・労働報(6面)によると、上海市場の開拓を強化するため、中国インターネッ
ト通販大手の京東商城(北京市)は同市嘉定区に大規模な物流センターを建設する。また、市内のオフィ
スビルや住宅団地などの20カ所に商品受け取り用の自動ロッカーを設置する計画。同社の劉強東最高経
営責任者(CEO)が30日明らかにした。中国ITサービス最大手・騰訊の傘下で上海を本拠とする同
業の易迅網に対抗する狙いがありそうだ。
嘉定の物流センターは、納品から仕分け、梱包(こんぽう)、発送までの作業を自動化。稼働後は、市
内9カ所に分散している物流拠点を嘉定に集約する。(時事)
„ 赤天化のメタノール工場稼働=貴州省
31日付の中国紙・上海証券報(A17面)によると、上海証取に上場する化学肥料メーカーの貴州赤
天化(貴州省赤水市)は、完全子会社の金赤化工が貴州省遵義市桐梓県に建設した新工場がこのほど正式
稼働したことを明らかにした。年産能力は、メタノールが30万トン、尿素が52万トン、合成アンモニ
アが30万トン。
新工場は2012年1月に完工し、試験操業してきた。総投資額は約16億元。建設資金は社債と新株
発行で調達した。(時事)
„ 携帯のネット利用、12年は550億元に倍増=中国IT調査会社
中国のポータルサイト捜狐網が29日伝えたところによると、中国のIT調査会社の艾瑞諮詢は同日、
携帯電話など移動端末を通じたインターネット利用の市場規模が、2012年は前年比96.4%増の5
49億7000万元になったとの推計を明らかにした。スマートフォン(多機能携帯電話)の急速な普及
や接続料金の低下などが市場拡大につながった。13年には901億9000万元、16年に2376億
5000万元に拡大すると予想している。
一方、同社のまとめで、中国の12年末時点のスマホの保有台数は80%増の3億6000万台。米グ
ーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載機の低価格化を背景に、都市部では携帯全体の7割弱に達した。
また、15年の保有台数は7億台を突破すると予測している。(時事)
„ サムスン、昆山に17億ドル追加投資=ICパッケージ基板事業など
中国のニュースサイト新華網が27日伝えたところによると、韓国サムスン・グループは、江蘇省昆山
市の生産拠点に今後5年以内に17億米ドルを追加投資する計画だ。新工場の建設、既存設備の増強、研
究開発センターの設置などに充てる。
まず、ICパッケージ基板を手掛ける電子部品工場を建設。稼働すれば、サムスンのICパッケージ基
板の生産能力は3倍以上に拡大する。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型パソコン向けの
需要急増に対応する。(時事)
(7)
日刊華鐘通信 No.3010
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 2 月 4 日(月)
„ 福建海源、3Dプリンターで昆山永年と提携
30日付の中国紙・中国証券報(A10面)などによると、深セン証取の中小企業ボードに上場するレ
ンガ成形機メーカーの福建海源自動化機械(福建省福州市)はこのほど、3次元(3D)プリンター分野
で昆山永年先進製造技術(江蘇省昆山市)と提携することで基本合意した。福建海源は、昆山永年の工場
内に実験施設を新設し、3Dプリンター用複合材料やセラミックス材料、ケイ酸塩などを共同開発する計
画。
昆山永年は、中国で3Dプリンター開発の第一人者として知られる清華大学の顔永年教授らが設立した。
(時事)
【社会】
„ 上海の映画興収、13億元=1人年1.2回観賞
31日付の上海紙・新聞晨報(A6面)によると、上海市の映画興行収入は年間13億3000万元で、
観客数は3000万人以上、市民1人当たり年1.2回映画館に足を運んでいる計算だ。中国国有映画大
手、上海電影集団の任仲倫党委書記が明らかにしたもので、任書記は市民の映画鑑賞回数が年平均3回以
上に増加すれば、上海の映画産業は大きく発展するとの認識を示した。
同集団は映画製作だけではなく、全国83都市で244カ所1173スクリーンの映画館を運営。20
12年の興行収入は約17億元と、中国全体の1割を占めた。(時事)
„ 舟山群島新区に省レベルの権限付与=上海、寧波とも連携強化
1月31日付の中国紙・上海証券報(封5面)が消息筋の話として伝えたところによると、国内4カ所
目、島しょ部では初の国家級新区に決まった浙江省の舟山群島新区に、経済や社会管理に関する省レベル
の権限が付与される。新区独自の判断で企業の設立認可などを可能にし、改革開放を後押しする。
中国国務院が先に認可した「浙江舟山群島新区発展計画」に盛り込まれた。同計画では、将来的な自由
貿易園区・自由港区の設立のほか、客船ターミナルの新設などを明記。さらに周辺の巨大港湾都市である
上海、寧波両市と連携を強化し、上海が目指す国際水運センターを共同建設するよう要請している。(時
事)
日刊 華鐘通信(非売品:会員内部刊行物)
発行:上海華鐘投資コンサルティング(有) 中国上海市淮海中路 755 号新華聯大厦東楼 23 層
郵便番号:200020 電話:+86-21-6467-1198 FAX:+86-21-6467-9155 Email:[email protected]
発行責任者:古林恒雄
(8)