日刊 [華鐘通信] 2010 年 2 月 25 日(木) 第 2301 号 発行:上海華鐘投資コンサルティング有限会社 ニュース提供:時事通信社・上海市信息中心 DAILY HUAZHONG NEWS ★ 華鐘グループのお知らせ 上海市コンサルティング業界協会第 6 期第 4 回理事拡大会議開催、 『華鐘』が信用コンサルティング企業に認定される ............................. 2 上海市コンサルティング業界協会の概要..................................................... 2 ★ 中国ビジネス相談Q&A 【政策法規】 非居住者企業の出資持分譲渡所得に対する課税について(2)................. 3 ★ 本日のニュース 【経済】 チェコPPF、天津で消費者金融サービス=外資単独で初 ........................ 5 春節連休の住宅取引、大幅減=上海84%減、三亜は19%減................. 5 1月の外国直接投資476%増=大型案件が集中、追加投資も目立つ−青島.................................... 5 中古建物取引が7割減=税優遇の撤廃が影響−大連 ........................................................................... 5 1月の繊維・衣料品輸出、11%増=EU向け19%増−福建省...................................................... 6 新和成、新株発行で11億元調達=ゲイツ財団も引き受け−浙江省 .................................................. 6 【産業】 冷蔵庫11商品を販売停止=東芝、パナソニックなど10社が不合格−上海... 6 哈爾濱哈投、ハルビンで供熱事業強化=ボイラー8台増設 ........................ 6 旧正月の携帯メール、230億通=前年比1割増............................................................................... 6 卓翼科技、ADSLモデムなど増産へ=上場し資金調達−広東省...................................................... 7 上海ガーデンプラザ、復地集団が買収へ=ゴールドマンから3.3億ドル ......................................... 7 七星華創電子、半導体製造設備増産へ=上場し資金調達−北京 ......................................................... 7 天威保変、インドから変圧器受注=17台、計3.5億元−河北省.................................................... 8 【社会】 広州BRT、連休後の利用者増で混乱=バスが連なり列車状態、入場規制も... 8 魅力的な都市、ロンドンに次ぎ上海2位に=香港3位、北京5位−仏調査 .. 8 為替レート(24 日、中間値) 通貨 1人民元= 株価指数(24 日終値) 0.14648 米ドル 前日比増減 0.00000 13.21720 日本円 -0.14660 0.10836 ユーロ 1.13711HK ドル 0.00072 0.00000 (1) 上海総合株価指数 前日比(ポイント) 前日比(%) 取引額(万元) 前日比(万元) 3,022.18 39.60 1.33 10,556,865.74 734,513.56 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) ★ 華鐘グループのお知らせ 上海市コンサルティング業界協会第 6 期第 4 回理事拡大会議開 催、『華鐘』が信用コンサルティング企業に認定される 春節(旧正月)を迎える前夜、上海市コンサルティング業界 協会第 6 期第 4 回理事拡大会議が上海科学会堂で開催されま した。弊社は上海市コンサルティング業界協会の会員企業と して、陳勇偉副総経理が今回の会議に出席しました。 会議では、上海市コンサルティング業界協会の陳積芳副会 長が 2009 年の作業総括を実施し、対外交流活動、上海市と 長江デルタ圏との提携交流、コンサルティングサービス拡大 の影響等の分野について重点的に振り返りました。 また会議では第 8 回期信用コンサルティング企業審査評 価の総括も行われました。2009 年は計 70 社が審査評価の対 2007 年末に取得した「信用コンサルティング企業証」 象となり、その内訳は、エンジニアリングコンサルティング 34 社、管理コンサルティング 24 社、技術コ ンサルティング 12 社でしたが、専門家のコンサルティング案件に対する全体的評価、専門家グループの 最終意見等を踏まえて、これらの 70 社全てが第 8 期上海市信用コンサルティング企業の認定を受けまし た。弊社は 1999 年以降、連続 6 度目の認定取得となりました。 更に会議では 2010 年に『上海市登録コンサルタント専門技術水準認証』の試験研修作業等を展開する との報告があったほか、意見交換においては企業の各代表が各々意見を述べて、協会の 2010 年の新しい 展望を語り合いました。 上海市コンサルティング業界協会の概要 上海市コンサルティング業界協会(略称:SCTA)の前身は上海市コンサルティング協会であり、1987 年 3 月に設立され、上海市のコンサルティング企業や機関が自主的に組織した、所属部門・所有制にこだわら ない非営利性の社会団体法人です。 現在の協会会員企業は 375 社であり、所有制による区分では、国有企業 240 社、社団組織 47 社、株式 制企業 3 社、集団所有制企業 16 社、私営企業 62 社、外資・合弁企業 7 社です。専門分野による区分では、 エンジニアリングコンサルティング企業 97 社、技術コンサルティング企業 183 社、管理コンサルティン グ(経済コンサルティングを含む)企業 95 社です。副会長就任企業は 5 社、理事就任企業は 65 社あり、協 会が連絡を担当している登録コンサルティング専門家は 1,300 人余です。 協会の主旨は、国家の法律法規を遵守し、業界サービスを提供して業界の自律を強化し、会員企業の合 法的権益を守ること、政府の業界調整管理に協力して業界全体の資質水準を向上させ、コンサルティング 業界の健全な発展を推進すること、方針決定を科学化、民主化し、上海市の経済建設、科学技術進歩と社 会の発展に貢献する、というものです。 ここ数年、協会では『上海市コンサルティング業界規範』、『上海市コンサルティング業界人員職業道 徳準則』、『上海市コンサルティングサービス値決め通則』を制定し、上海市科学委員会の認可回答を経 て上海市コンサルティング業界で試行し、上海市の業界規範化、発展に貢献しています。 (2) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) ★ 中国ビジネス相談Q&A 非居住者企業の出資持分譲渡所得に対する課税について(2) Q:日本本社が、出資先の中国現地法人の持分を他社へ譲渡しますが、どのような課税となり ますか。教えて下さい。 <政策法規><非居住者><持分><譲渡><源泉><所得><再編><企業所得税> A:国家税務総局は『非居住者企業の出資持分譲渡所得の企業所得税管理を強化することに関 する通知』(2009 年 12 月 10 日付、国税函〔2009〕698 号、中国語:《関于加強非居住者 企業股権譲渡所得企業所得税管理的通知》)を公布し、課税関係を規定しました。 5.間接譲渡における提出資料(前号に続く) 国外投資者(実質支配者)が中国居住者企業の出資持分を間接譲渡する場合、譲渡される国外の支配会 社所在国(地区)の実質税率が 12.5%を下回る場合、或いは居住者の国外所得に所得税を課さない場合、 出資持分譲渡契約締結日から 30 日以内に、出資持分を譲渡される中国居住者企業の所在地の主管税務機 関に以下の資料を提出する必要があります。 (1)出資持分譲渡契約書或いは協議書 (2)国外投資者と譲渡される国外の支配会社との資金、経営、売買等の分野の関係 (3)国外投資者が譲渡する国外の支配会社の生産経営、人員、帳簿、財産等の状況 (4)国外投資者が譲渡する国外の支配会社と中国居住者企業との資金、経営、売買等の分野の関係 (5)国外投資者が設立し、譲渡される国外の支配会社が合理的な商業目的を有していることの説明 (6)税務機関が要求するその他の関連資料 これは、次に解説する通り、海外支配会社が課税回避のために設立、利用される会社であるのか否かを 税務機関が審査するためのものです。 6.課税回避スキームの否定 国外投資者(実質支配者)が、組織形式の濫用等により中国居住者企業の出資持分を間接譲渡し、且つ 合理的な商業目的が無く、企業所得税の納税義務を回避する場合、主管税務機関は段階ごとに税務総局ま で報告し、税務総局が照合審査を実施した後に、経済の実質に基づいて、再度当該出資持分譲渡取引の性 質の確定を行い、課税回避に利用される海外支配会社の存在を否定する。 例えば、アメリカ企業A社は香港企業B社を支配し、B社は中国企業C社を支配しており(A社が実質 支配者)、A社がB社への出資持分を他社へ売却して、間接的にC社の出資持分を譲渡するケースでは、 従来中国での課税根拠も明確ではありませんでしたが、国税函〔2009〕698 号の施行により、このような 納税回避が否認される可能性があります。 7.税務当局による譲渡価格の調整 非居住者企業が関連する会社に中国居住者企業の出資持分を譲渡し、その譲渡価格が独立取引の原則に 符合せず、納税所得額を減らしている場合、税務機関は合理的な方法により調整する権利を有します。 (3) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) また、国外投資者(実質支配者)が、国内或いは国外の複数の支配会社の出資持分を同時に譲渡する場 合、出資持分を譲渡される中国居住者企業は、全体の譲渡契約と当企業に関わる部分の契約を、主管税務 機関に提出しなければなりません。当企業に関わる部分の契約が無い場合は、出資持分を譲渡される中国 居住者企業は、主管税務機関へ全部まとめて譲渡される各支配会社の詳細資料を提出し、国内の被譲渡企 業の譲渡価格を正確に分けます。もし正確に分けられない場合、主管税務機関は合理的な方法を選択し、 譲渡価格を調整する権利を有します。 8.特殊税務処理適用の条件 非居住者企業が出資持分譲渡所得を取得し、『企業の組織再編業務に対する企業所得税処理の若干問題 に関する通知』(財税〔2009〕59 号、中国語:《関于企業重組業務企業所得税処理若干問題的通知》、以 下、財税〔2009〕59 号)に規定する特殊再編条件に符合し、且つ特殊税務処理を選択する場合、主管税 務機関に書面の届出資料を提出し、それが特殊再編規定の条件に符合することを証明し、併せて省級税務 機関の批准も得なければなりません。 例えば、日本企業A社、A社 100%出資の香港企業B社と同じくA社 100%出資の中国企業C社があり、 企業再編によって中国現地法人C社を香港企業B社の子会社にする(A社がC社に対して持つ出資持分を、 B社へ譲渡する)ケースで、この際の持分譲渡所得に対する課税を繰り延べようとするのであれば、財税 〔2009〕59 号が規定する 5 つの条件を満たし、加えてA社が主管税務機関に対し、3 年(3 年を含む)以 内は、B社に対する出資持分を譲渡しない旨承諾した書面を提出する必要があります。このようなクロス ボーダーの取引を含む出資持分譲渡所得に対する特殊税務処理規定に関しては、 『日刊華鐘通信』No.2140、 2141、2142「中国ビジネス相談Q&A」をご参照ください。 日本本社が出資先の中国現地法人の持分を譲渡する場合、本稿(1)で解説した納税義務に注意すると共 に、本稿(2)で解説した間接譲渡に関わる課税リスクにも留意が必要です。実際には、前頁「6.課税回避 スキームの否定」にある、合理的な商業目的の有無の基準等不明な点もあり、企業再編に関わる税務は個 別ケース毎に検討が必要です。 ※尚、国税函〔2009〕698 号の公布に伴い、2008 年 3 月 26 日付『日刊華鐘通信』No.1839「中国ビジネス 相談 Q&A」は廃棄させていただきます。 (完) (4) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) ★ 本日のニュース 【経済】 チェコPPF、天津で消費者金融サービス=外資単独で初 23日付の中国紙・第一財経日報(B1面)によると、中国の消費者金融サービスに海外の金融機関が 初めて単独で参入する。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は21日、チェコ金融最大手のPPFグル ープに、天津市での関連業務展開を認可したことを明らかにした。受け皿は「捷信消費金融中国」で、投 資額は3億元。 銀監会は2009年8月、消費者金融サービスを試験的に実施するための規則を公布。10年1月には その第1陣として、上海、北京、成都(四川省)の3社の設立を認可している。 〔金融〕〔華北〕 春節連休の住宅取引、大幅減=上海84%減、三亜は19%減 23日付の上海紙・東方早報(A19面)によると、春節連休中(2月13∼21日)の中国主要30 都市の住宅取引量は春節前に比べそろって大幅に減少した。成約面積は上海が83.8%減となるなど 28 都市が5割以上落ち込んだ。一方で、投資ブームに沸く海南省の三亜は18.6%減にとどまった。 減少率が大きかったのは杭州(浙江省)の94.6%減、南京(江蘇省)の92.6%減、北京の 90.8% 減など。上海は2月15∼21日のデータで、成約面積が前週比82%減の1万3000平方メートルと、 過去5年の春節期間で最低を記録。1平方メートル当たりの平均成約価格は、同4%低下の1万9079 元だった。〔金融〕〔華東〕 1月の外国直接投資476%増=大型案件が集中、追加投資も目立つ−青島 商務部の22日付公式サイトによると、2010年1月の外国企業による青島市への直接投資額は契約 ベースで前年同月比417%増の4億5700万米ドル、実行ベースで同476%増の2億4600万米 ドルとなった。 同市が1月に許可した外資による新規事業は51件。うち投資額が1000万米ドルを超える事業が 13 件に達し、投資額の合計は契約ベースで2億1500万米ドルと全体の48%を占めた。 既進出企業による追加投資事業がこの期の外国直接投資額(契約ベース)の53.3%を占めたことも 特徴だった。 〔経済〕〔華東〕 中古建物取引が7割減=税優遇の撤廃が影響−大連 22日付大連晩報によると、大連市内4区(中山、西崗、沙河口、甘井子の4区)の2010年1月の 中古建物取引が前月比75.4%減の1945件となった。 中古住宅物件の譲渡営業税の優遇政策が昨年末で取り消されたことが背景。昨年末に集中した先食い需 要による反動が出た格好となった。 需要減少に伴い、取引価格も1平方メートル当たり7158元と前月に比べて1.84%下落した。 〔金 (5) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) 融〕〔華北・東北〕 1月の繊維・衣料品輸出、11%増=EU向け19%増−福建省 中国・福建新聞網が23日までに伝えた福州税関の統計によると、福建省の1月の繊維・衣料品輸出は 前年同月比10.7%増の9億6000万米ドルだった。 輸出先トップは欧州連合(EU)で、2億9000万ドル(同19%増)。東南アジア諸国連合(ASEAN) 向けが1億1000万ドル(2.6倍)、米国向けが8000万ドル(34.3%増)だった。これら3地 域で輸出全体の5割を占めた。〔経済〕〔華南・香港〕 新和成、新株発行で11億元調達=ゲイツ財団も引き受け−浙江省 23日付の中国紙・中国証券報(C7面)によると、深セン証取の中小企業ボードに上場するビタミン 剤メーカーの浙江新和成(本社浙江省紹興市新昌県)は、親会社や機関投資家に普通株3022万株を発 行する。手数料などを差し引いた実質調達額は約10億9400万元を見込む。このうち300万株は、 米マイクロソフト(MS)共同創業者、ビル・ゲイツ会長夫妻の慈善団体「ゲイツ財団」が1億1415 万元で引き受ける。発行計画は先ごろ中国証券監督管理委員会に認可された。 調達資金はビタミンEや合成香料のイソバレルアルデヒドなど4事業に充てる予定。ビタミンEの増産 には約4億7000万元を投じる計画だ。〔金融〕〔華東〕 【産業】 冷蔵庫11商品を販売停止=東芝、パナソニックなど10社が不合格−上海 11日付の中国紙・毎日経済新聞(11面)によると、上海市工商行政管理局は21日、市販の冷蔵庫 を対象に行った抜き取り品質検査結果を発表した。10社の11商品を不合格と判定し、各社に販売停止 を命じた。この中には、東芝、パナソニックの日系2社やTCL、海信(ハイセンス)、美的など中国の 家電大手ブランドも名を連ねた。 パナソニック現地法人・無錫松下冷機(江蘇省)の「NR−B19S7」は、消費電力が表示を上回っ たと指摘。東芝が西安(陝西省)で合弁生産した「BCD−223TNQ3」は、エネルギー消費効率や 商品の説明などに不備があったという。〔産業〕〔華東〕 哈爾濱哈投、ハルビンで供熱事業強化=ボイラー8台増設 23日付の中国紙・中国証券報(B2面、D2面)によると、上海証取に上場する哈爾濱哈投投資(本 社黒竜江省)は、地元ハルビン市で地域暖房用蒸気供給事業を強化する方針だ。出力11万6000キロ ワット級ボイラー8台を、4期に分けて増設する。これに合わせ、同7000キロワット以下の中小型設 備は稼働を停止する予定。 第1期ボイラー2台には年内に着工し、11年末の完工を予定する。 〔産業〕〔華北・東北〕 旧正月の携帯メール、230億通=前年比1割増 23日付の北京紙・京華時報(電子版)が、中国工業・情報化省のまとめとして報じたところによると、 (6) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) 旧正月連休中(13∼19日)に、中国で送られた携帯電話メールは230億通に達し、前年の春節連休 に比べ10%増となった。現在の携帯電話契約は7億3500万件で、1人当たり平均31通の年賀メー ルを送った計算になる。 大みそかに当たる13日と正月当日の14日に送られたメールは、全体の56.5%に当たる130億 通。メールサービス別では、映像や音声を送信できるMMS(マルチメディア・メッセージ・サービス、 中国名・彩信)が同4割増の13億通余りに伸びた。 一方、第3世代携帯電話(3G)の1月の新規契約は、中国聯通(チャイナ・ユニコム)が85億件と、 中国独自規格を採用した最大手の中国電信(チャイナ・テレコム)の49万件を大きく上回った。 〔産業〕 〔華北〕 卓翼科技、ADSLモデムなど増産へ=上場し資金調達−広東省 23日付の中国紙・中国証券報(A14面、A15面)によると、ADSL(非対称デジタル加入者線) に使われるモデムや無線ルーターを生産する深セン市卓翼科技(本社広東省)はこのほど、中国証券監督 管理委員会から上場許可を取得した。同日発表した趣意書によると、機関投資家などに新株2500万株 を発行し、深セン証取の中小企業ボードに上場する見込み。調達資金は深セン市でのADSLモデム増産 や天津工場の新設に充てる予定。 同社は2004年設立の民営企業で、通信機器大手の華為技術にモデムを納入。携帯型GPS受信機や MP3プレーヤーも生産する。09年業績は売り上げが5億1700万元で、純利益が4970万元だっ た。〔産業〕 〔華南・香港〕 上海ガーデンプラザ、復地集団が買収へ=ゴールドマンから3.3億ドル 22日付の上海紙・上海商報(8面)などによると、香港証取に上場する上海市の不動産デベロッパー・ 復地集団はこのほど、同市在住の日本人が多く住む高級賃貸住宅「上海ガーデンプラザ」(中国語名・上 海花園広場)の全株式を、米金融大手のゴールドマン・サックスから3億2800万米ドルで買い取ると 発表した。ゴールドマンは大東建託から2007年に1億9000万ドルで取得していた。 ガーデンプラザの敷地内には、マンション9棟、一戸建て53戸のほか、日系幼稚園や日本食材の店が あり、日本人向けサービスが充実している。 復地集団は同住宅を「市中心部では珍しく敷地内の建築密度が低く、建設中の虹橋総合交通ターミナル にも近い。価値はさらに上昇する可能性が高い」と評価している。〔産業〕〔華東〕 七星華創電子、半導体製造設備増産へ=上場し資金調達−北京 23日付の中国紙・中国証券報(A10面、A13面)によると、半導体製造装置メーカーの北京七星 華創電子(本社北京市)はこのほど、中国証券監督管理委員会から上場認可を取得した。同日発表した趣 意書によると、機関投資家などに新株1656万株を発行し、深セン証取の中小企業ボードに上場する見 込み。調達資金で工場棟を増設し、拡散装置や洗浄装置、デジタル流量計の生産規模拡大に充てる予定。 同社は8インチウエハーの製造に使われる拡散装置や洗浄装置などを生産するほか、12インチウエハ ー対応の関連設備も開発中。筆頭株主は北京市当局系の北京七星華電科技集団。2009年業績は売り上 げが5億8700万元、純利益が6000万元だった。〔産業〕〔華東〕 (7) 日刊華鐘通信 No.2301 華鐘コンサルタントグループ会員専用 2010 年 2 月 25 日(木) 天威保変、インドから変圧器受注=17台、計3.5億元−河北省 23日付の中国紙・中国証券報(B2面、C8面)によると、上海証取に上場する保定天威保変電気(本 社河北省保定市)はこのほど、インド電力網公社(PGCIL)から750kV級変圧器17台を受注し た。契約額は約3億5000万元。製造から設置まで20∼27カ月以内に完了させる見通し。〔産業〕 〔華東〕 【社会】 広州BRT、連休後の利用者増で混乱=バスが連なり列車状態、入場規制も 広東省広州市のバス高速運行システム(BRT)は22日、春節(旧正月)後の利用者急増により一部 の駅で入場規制が敷かれるなどの混乱が生じた。また、専用車線の混雑で駅前にバス十数台が連なる事態 も出現。市民の間では「普通のバスより遅い」などする批判も出ている。23日付の中国紙・南方都市報 (A04面)が伝えた。 BRTは市中心部に専用の車線と駅を設け、約30路線のバスを高速で運行するもの。10日に試験営 業を開始したが、春節連休中は利用者が少なく、大きな問題は生じていなかった。 ところが、連休後の本格的な出勤日となった22日は利用者が大幅に増加。ラッシュ時に主要駅は大混 雑となり、うち崗頂駅では午後6時半から1時間にわたり入場制限を実施。また、乗客の乗り降りに時間 がかかることなどから駅前ではバスがあたかも列車のように連なり、専用車線を設けているにもかかわら ず、低速運行を余儀なくされた。 BRTでは、利用者は無料で別のバスに乗り換えることが可能。このため交通行政当局の担当者は「市 民が利用に慣れ、乗り換え制度を上手に活用するようになれば、運行効率が高まる」との見方を示してい るが、「ラッシュ時はどのバスも満員で、乗り換えどころではない」との指摘もある。〔社会〕〔華南〕 魅力的な都市、ロンドンに次ぎ上海2位に=香港3位、北京5位−仏調査 22日付の中国紙・環球時報(電子版)がロシアメディアの報道として伝えたところによると、フラン スのパリ・イル・ド・フランス・キャピタル・エコノミックがこのほどまとめた「世界の魅力的な都市ラ ンキング」で、上海市が英ロンドンに次ぐ第2位になった。 ランキングは大手会計事務所KPMGの協力で、各国の実業家500人の意見や昨年の企業投資実績に 基づいて決定。評価基準は主に、政治や法律の安定性、経済状況だった。ロンドンは回答者の42%が「最 も魅力的」と支持を集めた一方、上海は先進的な研究センターやオフィスビルの保有数でロンドンを上回 ったという。 中国では上海に次いで香港が3位、北京が5位。金融危機前には3位だった米ニューヨークは10位に 後退した。〔社会〕〔華東〕 日刊 華鐘通信(非売品:会員内部刊行物) 発行:上海華鐘投資コンサルティング(有) 中国上海市淮海中路 755 号新華聯大厦東楼 23 層 郵便番号:200020 電話:+86-21-6467-1198 FAX:+86-21-6467-9155 Email:[email protected] 発行責任者:古林恒雄 (8)
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