サービス・会社概要 1 / 12 1. サービスの概要 Peatix(ピーティックス)は、誰でも簡単にグループ・イベント管理、チケット販売・集客が行え るウェブサービス・モバイルアプリです。同じ興味・関心を持つ人が集まるグループ機能を中心 に、イベント主催者は審査や手数料を負担する事なく、ユーザー登録後すぐにチケット販売が可 能、参加者はウェブやモバイルアプリを通じて、発券手数料を負担することなくチケットを購入 することができます。2013年にグッドデザイン賞を受賞、延べ100,000イベントを超えるイベント で活用され、日本をはじめ、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど27カ国で多くのユーザー に支持されています。 1.1. 基本機能 1. グループ 同じ興味・関心を持つ人が集まり、交流したり、イベントを立ち上げて実際に集まったりする機 能です。 2. イベント・グループ情報アプリ 検索や「おすすめ」機能で、ユーザーがイベントやグループと出会えるアプリです。日本最大級、 120万人が利用しています。 3. チケット販売 主催者は事前登録不要・無料で告知用のイベントページを作成、今すぐチケット販売を開始可能 です。 2 / 12 1.2. Peatixの成長 2011年5月のサービス開始以降、利用者数は急拡大しています。2016年1月までの累計イベント 数は約100,000を超え、セルフサービスのイベント管理サイトでは国内最大級となりました*。 *公開API等通じて取得した競合各社のイベント数、Alexa、SimilarWebのトラフィックデータを元に比較 • 延べ動員人数(チケット販売枚数):200万人 • 延べイベント数 : 100,000 • 流通総額:約60億円 (海外25%) 3 / 12 2. 開発の背景・解決した問題 従来のチケットビジネスは、イベント主催者にとって「営業マンと手数料の交渉」「登録・審査」 「チケット印刷・郵送」と、多くの手間とコストが発生していました。また、主催者が得られる 情報は、販売チケット枚数のみで、参加者とコミュニケーションを取ったり、イベント情報を配 信することはできません。 また、参加者にとっては、「発券手数料」や「チケット発送料」というコストや、場合によって はチケットが郵送されてくるまで待たなければいけません。 こうした問題から、チケットや事前支払いを利用できるイベントは、商業的な大型イベントに限 られていました。 Peatixは、チケット販売をクラウドサービス化することで、ユーザーの手間とコストを大幅に削 減、従来チケットサービスを利用するのが難しかったイベント主催者に、チケット販売・事前集 金を利用可能にしました。 従来のチケットビジネス Peatix 登録・審査 営業マンを呼んで調整、 審査、登録が必要 メールアドレスのみ、審査なし 手数料 手数料は都度交渉 (5% 15%程度) 手数料無料、決済処理費用は 業界最安水準の4.9%+99円/注文 発券コスト チケット印刷費・発送料が必要 ゼロ (Eチケット) データ分析 販売枚数のみ、都度営業マンに 問い合わせて確認 リアルタイムに状況把握、流入経路やペ ージビューなども表示 不可 参加者とのメッセージ機能、アンケート フォーム機能により任意の情報を 取得可能 顧客情報・コミュ ニケーション 4 / 12 3. Peatixが開拓した市場 3.1. インディペンデント・イベント市場 従来は、イベント主催・運営の「プロ」による、大型イベントだけがイベント・ビジネスの対象 でした。Peatixは、手間とコストを大幅に削減したことで、従来チケット・サービスを利用できな かったイベント主催者がPeatixを利用、新しい市場が生まれています。 3.2. インディペンデント・イベント文化 Peatixがイベントにおける金銭的なリスクや手間を軽減したことにより、チャレンジングで、アイ デアに れたイベントが数多く開催され、新たなインディペンデント・イベント文化が生まれつ つあります。 例えば、飛んでいる猫を撮影するテクニック を学ぶ「トビネコフォトワークショップ」、 音楽に併せて踊る…のではなく、うどんを踏 んで会場で茹でて食べる「テクノうどん」な ど、イベント主催者のアイデアが、新しい体 験を生み出しています。 左に紹介する動画では、実際のイベントの様 http://ptix.co/independent 子やインタビューをご覧いただけます。 5 / 12 3.3. 知識・人脈の「シェアエコノミー」 Peatixは、社外勉強会やセミナー、ワークショップでも多く利用されています。最新の技術や、業 務に直結する知識を得るためのものから、写真やヨガなど趣味性の高いものまで様々な業界・職 種において、学びや人脈構築のために毎日イベントが開催されています。 1イベントあたりの平均参加人数は38人、チケットの平均金額: 4476円 (中央値 3000円)であり、 1イベント当たり10万円 20万円程度の売上から、会場代などを支払ったものが主催者の収入とな ります。 そうしたイベントの多くは、「友人・知人」や「ボランティアベースのコミュニティ」によるも ので、「同じ会社」や「受発注の関係」を大きく上回っています。* * Peatixイベント主催者を対象に実施 2013年 有効回答数142 6 / 12 また、参加者が社外勉強会などに参加するのは、仕事に関連する知識と人脈を得ることが目的で あり、7割の人が2ヶ月に1回程度の割合で参加。世代や職種に関係なく幅広い知見を得たいと考え ている人が約6割に上ります。特に、参加した回数が多い人ほど、知識よりも人脈作りを目的にイ ベントに参加している傾向があります。** **Peatixイベント主催者を対象に実施 2014年 有効回答数704名 ベストチーム・オブ・ザ・イヤー 実行委員会との共同調査 7 / 12 4. Peatixのビジネスモデル Peatixの決済処理費用は4.9%+99円(日本国内)と、業界最安水準です。また、多くの無料イベントにも使わ れています。そのため従来のチケット販社のような「手数料ビジネス」ではなく、イベント主催者を中心と したエコシステムが活性化することにより、大きく成長しています。 4.1. イベント広告事業(Peatixターゲティングクーポン) Peatixを利用するイベントページや、参加者向けのスマートフォンアプリに、クーポン広告を配信する事業 です。例えば、従来のイベント協賛は、大型イベントのタイアップやブース出展がメインでしたが、Peatix イベントアドは、クライアントのテーマに合わせて、大小様々な複数のイベントの参加者に、計測可能なクー ポン広告を配信します。 デジタル広告の多くは、過去の行動履歴によって 消費者の嗜好を計算するものですが、Peatixイベン トアドは未来の確実な行動(イベント参加)を対象に しています。そのため、高い確率での行動喚起が 可能になりました。例えば、大小様々なIT系勉強会・ カンファレンスの直後に転職の案内を出したり、 音楽イベントの直後にコンテンツダウンロードの 案内を出すなどの目的で利用されています。 8 / 12 Peatixターゲティングクーポンは、2014年3月に開始、既に東急電鉄、パソナキャリア、サイボウズ、UBER を始め、多くの企業で導入されています。 Peatixターゲティングクーポン 利用実績 4. 2. イベント集客事業 Peatixの延べ利用ユーザーは200万人を超え、イベントの参加履歴や、イベントページの閲覧情報、ソーシャ ルメディア上の友人リストなどのビッグデータを解析し、ユーザー個々人に最適な「おすすめイベント情報」 を配信しています。今では、Peatixのチケット購入の約25%は、「おすすめイベント情報メール」などプ ラットフォーム上の機能経由であり、その割合は日々伸び続けています。Peatixのイベントでは基本的に自 動で「おすすめイベント情報」がユーザー個々人に配信されますが、有料プログラムでは更に高い集客効果 を発揮しています。 有料プログラムは、現在はメール配信が中心ですが、今後スマートフォンアプリや、外部のパートナーメディ アとの提携を通じて、更に多くの集客を生み出していきます。 個々人に最適化された イベント参加履歴 「おすすめイベント情報を配 ソーシャルメディア上のつながり 主催者のフォロー 9 / 12 5. 法人・創業者・投資家について 5.1. 法人について Peatixは、2011年5月に、前身となるOrinoco株式会社によって日本国内でスタートしました。2011年12月、 Peatixのグローバル展開を目的に、本社をカリフォルニア州マウンテンビューに移し、米国法人 Peatix Inc. を設立しました。それに伴い、日本法人を Orinoco Peatix株式会社とし、引き続きPeatixの日本展開を担当 しています。 Peatix Inc.は、2013年にニューヨークに移転、サービス開発やグローバル展開の拠点となっています。 また、シンガポールを中心とした東南アジアでのサービス展開のために Peatix Asia Pte. Ltd. を設立、2013 年7月よりシンガポールで正式にサービスを開始、Peatix全体の成長を支える市場になっています。2014年8 月には、マレーシア法人 Peatix Malaysia Sdn. Bhd. を設立、すでにTEDxなどのイベントにも採用され、着実 にその利用が広がっています。 グローバル本社 : Peatix Inc. 日本法人 : Orinoco Peatix株式会社 社名: Peatix Inc. 社名: Orinoco Peatix株式会社 住所: 260 W 35th Street, Suite 303 New York, NY 住所: 東京都渋谷区神宮前6丁目31番15号マンショ 10012 ン31 A棟 6階 E室 代表: CEO 原田 卓 (Taku Harada) 代表: 代表取締役 岩井 直文 設立: 2011年12月 設立: 2011年10月 (Orinoco Peatix オフィスの様子) 10 / 12 5.2. 創業者について Peatixは、Amazon Japanで一緒に働き、切磋琢磨してきた3人が集まって創業しました。前身となるOrinoco 株式会社は、「違う川を下っていこう」という思いと意気込みで、アマゾン川の北を流れるオリノコ川に因 んでいます。 原田 卓 Peatix Inc. CEO / Orinoco Peatix株式会社 取締役 1973年生まれ。東京に生まれるも生後数ヶ月でニューヨークに移住。リベラル 中道左派の音楽家の家庭で育ち、幼少期から世界中を旅行し、音楽家やアーティ ストに囲まれながら育つ。 1997年ソニー・ミュージック入社、海外契約業務に 従事。2001年アマゾンジャパン入社、エンタテインメント部門統括。2005年アッ プル入社、iTunes Music Store立ち上げおよびマーケティングに従事。 2006年ア マゾンジャパン再入社、マーケティングおよびモバイル統括。2008年YOOXジャ パン代表取締役就任。2009年Orinoco株式会社設立し、代表取締役に就任。2011 年12月より現職。米イェール大卒。 岩井 直文 Orinoco Peatix株式会社 代表取締役 / Peatix Inc. 取締役 東レ株式会社で原価管理、ISO取得、輸出入ロジスティックスなどのオペレーショ ン実務を経験後、2001年にネット業界への転身を目指し渡米。Amazon.co.jp では家電・家庭用品カテゴリを立ち上げ販売責任者に就任。ウォルト・ディズニー の国内EC部門責任者を務めた後、Orinoco株式会社に入社。早稲田大学法学部卒 業・アリゾナ大学エラースクールMBA 藤田 祐司 Orinoco Peatix株式会社 取締役/営業統括 株式会社インテリジェンスにて、クライアント企業の採用活動をサポートする営 業を担当後、2003年にアマゾンジャパンに入社。マーケットプレイス事業立ち上 げ期の新規獲得営業、事業部の売上責任を持つアカウントマネージャーを経験後、 最年少マネージャーとしてマーケットプレイス事業部営業責任者に就任。日本の マーチャント@事業、FBA事業の立ち上げに従事した後、2009年Orinoco株式会 社入社。 慶應義塾大学商学部卒業 11 / 12 5.3. 投資家について 2015年3月に、シリーズBファイナンスにて、株式会社デジタルガレージを筆頭に、総額500万ド ルを超える調達を実施しました。 主な投資家は以下の通りです。 • Digital Garage • Sunny Side Up • Singapore Press Holdings • Fidelity Growth Partners Japan • Itochu Technology Ventures • Draper Nexus Ventures • Wilson Sonsini Goodrich & Rosati • ZenShin Capital • 500 Startups • Sunbridge Global Ventures 【本資料に関する問い合わせ先】 Orinoco Peatix株式会社 担当 : 庄司 TEL : 03-6805-1730 E-Mail: [email protected] 12 / 12
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