招集ご通知 - 日立工機

94
招集ご通知
第
回 定時株主総会
●日時
2016年6月24日(金曜日)午前10時
●場所
東京都港区港南二丁目16番4号
品川グランドセントラルタワー3階
THE GRAND HALL
第94回定時株主総会招集ご通知… ………………………… 1
【添付書類】
事業報告……………………………………………………… 3
計算書類…………………………………………………… 33
監査報告書………………………………………………… 50
株主総会参考書類………………………………………… 54
議
案 取締役全員任期満了につき7名選任の件
(証券コード:6581)
株 主 各 位
2016年6月3日
東京都港区港南二丁目15番1号
取 締 役
執行役社長
前 原 修 身
第94 回定時株主総会招集ご通知
拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2016年熊本地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地が一日も早
く復興することをお祈り申し上げます。
さて、当社第94回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますのでご出席くださいますようご通知
申し上げます。
なお、当日本総会にご出席願えない場合は、郵送又はインターネット(http://www.tosyodai54.
net)により議決権を行使することができますので、お手数ながら後記の株主総会参考書類をご検討の
うえ、次頁の要領により、2016年6月23日(木曜日)午後5時20分までに議決権を行使してくださ
いますようお願い申し上げます。
敬具
記
1.日
時
2016年6月24日(金曜日)午前10時から(受付開始:午前9時)
2.場
所
東京都港区港南二丁目16番4号
品川グランドセントラルタワー3階 THE GRAND HALL
3.会議の目的事項
4.議 決 権 行 使 に
関 す る 事 項
報 告 事 項
第94期(2015年4月1日から2016年3月31日まで)事業報告、計算書類、
連結計算書類並びに会計監査人及び監査委員会の連結計算書類監査結果報告の件
決 議
議
事 項
案 取締役全員任期満了につき7名選任の件
(1) 郵送による議決権の行使の際に、議案に対し賛否の表示をされないときは、賛成の
意思表示をされたものとして取り扱わせていただきます。
(2) インターネットにより議決権を行使された場合は、議決権行使書をご送付いただい
た場合でも、インターネットによる議決権の行使を有効な議決権の行使として取り
扱わせていただきます。
(3) インターネットにより議決権を複数回行使された場合は、最後に行われたものを有
効な議決権の行使として取り扱わせていただきます。
以上
1
●株主総会参考書類並びに事業報告、計算書類及び連結計算書類に修正が生じた場合は、インターネット
上の当社ウェブサイト(http://www.hitachi-koki.co.jp)に掲載してお知らせします。
招集ご通知
議決権行使に関するお願い
事業報告
◎当日ご出席の際は、お手数ながら同封の議決権行使書を会場受付に必ずご提出くださいますようお
願い申し上げます。
◎当日ご出席願えない場合は、後記の株主総会参考書類をご検討賜り、次のいずれかの方法により、
議決権をご行使くださいますようお願い申し上げます。
連結計算書類
郵送による方法
同封の議決権行使書に賛否を表示し、折返しご送付ください。
計算書類
インターネットによる方法
(1)
パ ソ コ ン、 ス マ ー ト フ ォ ン 又 は 携 帯 電 話 に て「 議 決 権 行 使 ウ ェ ブ サ イ ト
(http://www.tosyodai54.net)
」にアクセスしてください。なお、お使いの端末によってはご利
用いただけないことがありますので、ご了承ください。
監査報告書
(2)
議決権行使書の右側の「お願い」に記載の「議決権行使コード」及び「パスワード」を入力して
ください。
(3)
画面の案内に従い、議決権を行使してください。なお、集計の都合上、2016年6月23日(木曜日)
午後5時20分までにご行使くださいますようお願い申し上げます。
株主総会参考書類
通信料金や接続料金など、「議決権行使ウェブサイト」のご利用に関して発生する諸費用は株主様
(4)
のご負担となりますのでご了承ください。
◎
「第94回定時株主総会招集ご通知」につきましては、インターネット上の当社ウェブサイト「株主
総会に関する情報」においてもご参照いただけます。
(http://www.hitachi-koki.co.jp/ir/meeting/meeting.html)
2
〔提供書面〕
事 業 報 告
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
1 当社グループの現況に関する事項
当社は、当期より国際財務報告基準(IFRS)に基づいて連結計算書類を作成しており、事業報告に
記載している前期の金額及び前期比較はIFRSに基づいて組み替えた数値によっています。
(1)事業の経過及びその成果
当期の売上は、日本においては前期末までの住宅投資減速の影響が残り、また、ロシアをはじ
めとした新興国の多くは通貨安や原油安の影響から厳しい状況となりました。しかしながら、ロ
シアを除く欧州においては概ね回復基調で推移し、北米においては景気回復とともに住宅投資も
増加傾向を示し堅調に推移したことなどから、売上収益は1,415億7千万円(前期比4%増)とな
りました。
利益面においては、収益性の高い新製品をはじめ高付加価値製品の拡販やコスト削減に努めた
ものの、営業利益に最もインパクトのあるユーロと米ドルのクロスレートが悪化したこと、構造
改革の一環で不採算工場等の閉鎖を決定しその費用を計上したこと、さらには将来の成長のため
ドイツ電動工具メーカーメタボ AG(以下「メタボ社」といいます。)を買収しその関連費用を計
上したことなどから、営業利益26億4千5百万円(前期比59%減)、税引前当期利益27億7千6百
万円(前期比56%減)
、親会社株主に帰属する当期利益10億8千6百万円(前期比69%減)とな
りました。なお、売上収益から売上原価並びに販売費及び一般管理費の額を減算して算出した指
標である「調整後営業利益」は、32億6千3百万円(前期比54%減)となりました。
3
当期の連結決算における事業の状況を部門別に概観しますと、次のとおりとなります。
招集ご通知
〔電動工具事業〕
①日本
業界初の2年保証付高容量6.0Ahリチウムイオン電池の市場浸透が進み、相乗効果でコードレス
事業報告
工具全般が堅調に推移しましたが、前期末までの住宅投資減速の影響が残り建築関連製品が伸び
悩んだことなどから、売上収益は前期比2%の減少になりました。
②欧州
南欧、東欧の回復が進み、北欧も堅調に推移しましたが、欧州で売上構成比の大きかったロシ
連結計算書類
アが通貨安や原油安により通期で大幅に低迷したことや、為替が円高で推移したことなどから、
売上収益は前期比2%の減少になりました。
③北米
新たなアライアンスを締結した大手ホームセンターとの取引が大幅に拡大しました。また、景
計算書類
気回復を背景として一般ルートにおいても当社が得意とする空気工具を中心に堅調に推移し、さ
らには円安の影響もあり、売上収益は前期比26%の増加となりました。
④アジア、その他の地域
インドは好調を持続したものの、中国経済の鈍化、通貨安、資源安の影響により豪州や中国が
監査報告書
減速したことなどから、売上収益は前期比9%の減少となりました。
その結果、当事業の売上収益は、1,367億9千7百万円(前期比4%増)となりました。営業利
益については、収益性の高い先進国での積極拡販や原価低減をはじめとしたコスト削減などに努
株主総会参考書類
めましたが、不採算工場等の閉鎖費用やメタボ社買収関連費用の計上、為替の影響などにより、
15億7千6百万円(前期比72%減)となりました。なお、調整後営業利益は、22億7千1百万円(前
期比65%減)となりました。
〔ライフサイエンス機器事業〕
日本においては、インフルエンザワクチン生産用連続超遠心機の受注を複数獲得したことや材
4
料系顧客の開拓・深耕に努めたこと、海外においては、主要代理店との連携強化やユーザー巡回
による潜在需要の掘り起しが奏功したことなどから、売上収益47億7千3百万円(前期比16%増)、
営業利益10億6千9百万円(前期比60%増)となりました。なお、調整後営業利益は、9億9千…
2百万円(前期比49%増)となりました。
(2)他の会社の株式その他の持分又は新株予約権等の取得又は処分
当社は、2016年3月1日付で、メタボ社の持株会社であるパワーツールインベストB.V.の持分
の全部を取得するとともにメタボ社の少数株主持分の全部を取得し、メタボ社を完全子会社化し
ました。
2016年3月31日現在におけるメタボ社及びパワーツールインベストB.V.の資本金及び当社グ
ループの出資比率は、後記「
(11)重要な親会社及び子会社の状況」に記載のとおりです。
(3)対処すべき課題
次期の経済環境をみますと、日本経済は、年明けからの円高・株安で景況感は悪化したものの、
補正予算による消費刺激策の執行などにより一定の景気下支えが見込まれます。北米経済は、原
油安や株安等のマイナス影響はあるものの個人消費と住宅投資が主導し回復が持続する見通しで
す。欧州経済は、ロシア低迷の長期化やイギリスのEU離脱リスクが懸念されますが、基調とし
ては緩やかな回復が見込まれます。アジア、その他の地域の経済は、引き続き高い経済成長が見
込まれる地域があるものの、通貨安や資源安で減速が続くと思われる地域もあります。
このような状況下、当社グループは次のような施策を推進していきます。
〔電動工具事業〕
当期に決定したアイルランド工場の閉鎖、ブラジル販売会社の閉鎖等、構造改革効果を早期に
刈取り、選択と集中により、売上規模の拡大と収益力の向上を追求できる先進国に引き続き経営
資源を集中投資していきます。また、リソースの有効活用などによる営業体制の強化、北米大手
ホームセンターとのアライアンス強化、高容量リチウムイオン電池搭載製品やAC(コード付き)
ブラシレスモーター搭載製品など競争力のある戦略製品のシリーズ拡大とグローバル市場でのさ
らなる拡販、サービス・ファースト(お客様第一主義)に根差したCS向上など各種営業施策を遂
行していきます。加えて、新たに子会社になったメタボ社とのシナジーを早期に発現させること
によって、一層の売上拡大を図っていきます。
5
招集ご通知
〔ライフサイエンス機器事業〕
事業推進体制の強化により、これまで以上に製造・販売一体となった事業運営を推進していき
ます。主要取引先であるバイオ系の大学・官公庁研究施設の更新需要の獲得、新販路である材料
系顧客の開拓・深耕、バイオ系・材料系それぞれの大型展示会への出展による潜在需要の掘り起
事業報告
しなどの拡販策を積極的に展開していくことにより事業規模の拡大を図っていきます。
〔収益について〕
高付加価値な戦略製品を中心とした販売物量の増大や、利益の源泉である新製品の継続投入を
図っていきます。また、当期に決定した構造改革の効果早期刈取りに加え、これまでに実施した
連結計算書類
国内工場の集約、欧州中央倉庫活用による在庫の圧縮等、経営効率の向上を一段と推進するなど、
今後もあらゆる切り口でグローバルに抜本的な構造改革を推進していきます。さらには、メタボ
社買収によるシナジーの早期発現によって、当社グループの成長力や収益力の向上を図り、業績
のV字回復をめざしていきます。
〔中長期的な会社の経営戦略〕
計算書類
当社グループは、ますます激化するグローバル競争に勝ち抜くための強靭な企業体質を構築す
べく、営業力、製品開発力、コスト競争力の強化等に取り組み、業績の向上をめざし様々な経営
施策を積極果敢に推進していきます。
また、環境経営を重視し、製造・販売一体となった環境管理の充実を図っていくとともに、事
監査報告書
業活動にかかわる省エネルギー化の強力推進や環境に配慮した製品(エコプロダクツ)の積極展開、
廃棄物等の徹底削減などに取り組んでいきます。
今後の中長期的な経営戦略及び対処すべき課題は、次のとおりです。
①販 売物量の増大と収益力の向上を同時に狙える先進国へ、経営資源を集中投資していきます。
各地域の景気動向やカントリーリスクを的確に見極め、販売ルートの開拓・深耕等各種営業施
株主総会参考書類
策を積極的かつタイムリーに展開することにより、事業規模の拡大を図っていきます。
②当社のコアであり得意分野である基盤製品の定期的なモデルチェンジの実施、ユーザーニーズ
を創出する競争優位な戦略製品や他社にないイノベイティブな製品の開発推進により、収益力
のある新製品を継続的に市場投入していきます。小型、軽量、高耐久、作業量・作業速度アッ
プ、低振動、低騒音、粉塵飛散軽減等、ユーザーの作業効率向上や作業環境改善を志向した製
品開発を強化し、顧客満足度の高い製品を拡充していきます。
6
③ブランドをはじめ、メタボ社の持つ経営資源を有効活用するとともに、同社とのシナジー効果
を早期に発現させていくことによって、当社グループのさらなる業容拡大と収益力強化を図っ
ていきます。
④成長分野であるリチウムイオン電池搭載製品について、電池の高容量、高電圧化の推進はもと
より、電池多重保護回路による電池の長寿命化を強みに、グローバルブランドとしての「リチ
ウムの日立」の浸透を図っていきます。
⑤高効率で省エネルギー、メンテナンスフリーといった多彩なユーザーメリットを有するブラシ
レスモーターを搭載した製品のラインアップを強化していきます。これまで展開してきたコー
ドレス工具のみならず、コード付き工具においても当社が先行するブラシレスモーター化を積
極的に展開することにより、
「ブラシレスの日立」のブランドイメージを確立していきます。
⑥主力市場においてサービス・ファースト(お客様第一主義)を一層強化・推進すべく、サービ
スネットワークのさらなる拡充を図り、多様化するユーザーニーズへの対応を強化していきま
す。
⑦電動工具製品と同程度の市場規模があるアクセサリ(消耗部品)分野について、新商品の投入
によるラインアップの強化等により業容の拡大を図っていきます。
⑧激化する価格競争に対応し収益力の強化を図るべく、さらなる原価低減を意識した設計・開発
に取り組むとともに、生産コスト、直接材コスト、間接コストなどあらゆる面で徹底したコス
ト削減を図っていきます。
⑨グローバル最適生産体制の追求やグローバルサプライチェーンの見直しを図ることにより、安
定的な供給体制の確立に努めるとともに、一層の信頼性向上を図るべく世界同一品質体制の構
築をめざしていきます。
⑩ラ イフサイエンス機器事業においては、当社の持つ高い技術力を活かした高付加価値製品を、
これまでのバイオ系顧客のみならず材料系顧客にも展開することによって新たな市場の創出を
図るとともに、高収益事業としてさらなる成長を図っていきます。
⑪財務面では、質・量両面での在庫の適正化、生産から販売までのグローバルサプライチェーン
マネジメントの改革など、より効率的にキャッシュを生み出す体制の強化を図っていきます。
⑫M&Aやアライアンスを重要な戦略の一つとして位置づけ、当社の推進している電動工具事業、
アクセサリ事業等において、迅速に規模の拡大を図るべく引き続き検討していきます。
7
招集ご通知
(4)資金調達の状況
当期は、メタボ社買収に係る資金の調達を目的として、306億円の銀行借入を行いました。こ
のほか、当社グループの一部の会社は外部からの借入を行っています。(期末残高382億9千3百
万円)
なお、当期は株式・社債等の発行による資金調達を行っていません。
事業報告
(5)主要な借入先
借 入 先
㈱
三
井
住
友
借 入 金 残 高
銀
行
30,600百万円
連結計算書類
(6)設備投資及び研究開発の状況
①設備投資の状況
当社グループは、当期は、必要性を勘案して厳
選された案件に取り組み、総額42億6千1百万円
その主なものは次のとおりです。
○サプライチェーンマネジメント改革のための
ITシステムの整備
○国内外工場の生産設備の合理化・増強
②研究開発の状況
当期は、売上収益の2.5%に当たる35億2千…
6百万円の研究開発費を投入し、新製品・新技術
の開発に努めました。
4,529
4,500
3,000
3,105
2,945
2012年度
2013年度
4,261
1,500
0
2014年度
2015年度
監査報告書
(単位:百万円)
6,000
計算書類
の設備投資を行いました。
設備投資額の推移
研究開発費及び対売上収益比率の推移
研究開発費
売上収益比率
百万円
%
4,000
3,386
2.9
3,492
3,526
2.6
2.6
2.5
4
3
2,000
2
1,000
1
0
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
株主総会参考書類
3,000
3,490
0
8
▶▶電動工具関連
○
「リチウムイオン電池搭載製品」の拡充
・1充電当たりの作業量を向上、さらに多重保
護回路による長寿命化を実現し2年保証が付
いた、高容量6.0Ahリチウムイオン電池
・高容量6.0Ahリチウムイオン電池を搭載する
とともに、トリプルハンマ機構の採用により
使い易さと高性能化を両立させたコードレス
インパクトドライバ
・締付け力と作業スピードの向上に加え、作業
者にかかる負担を軽減するリアクティブフ
ォースコントロール(RFC)機能を搭載した
コードレス振動ドライバドリル など
○
「ACブラシレスモーター搭載製品」の継続展開
・A Cブラシレスモーターにより小形・長寿命
コードレス振動ドライバドリル
DV18DBL2
化し、作業効率を向上させるとともに、アル
ミ二重絶縁構造による高耐久、独自の低振動
機構(UVP)による低振動を実現したハンマ
ドリル
・コントローラやハンドル位置の見直しによる
好バランス化に加え、サイレントモードとキ
ックバック軽減システムを搭載した深切り電
子丸のこ/造作丸のこ
・研削能力を向上させるとともに、キックバッ
ク軽減システムなどを搭載し快適性・安全性
を高めた電子ディスクグラインダ など
9
深切り電子丸のこ
C6MEY
・2015年度グッドデザイン賞を当社として通算26度目、2件が受賞
・2016年iFデザイン賞を当社として通算9度目、3件が受賞
○研究開発に関する社外受賞
・平成28年度(第65回)電機工業技術功績者表彰にて、「業界初ACブラシレスモーター搭載
のディスクグラインダおよび丸のこの開発」が優良賞、「業界初ACブラシレスモーター搭
載クラストップの高性能ハンマドリルシリーズの開発」が奨励賞を受賞
▶▶ライフサイエンス機器関連
○最 大遠心加速度を維持しつつ工業向けの改良を
施すことで低コスト化を実現し、さらに多量の
試料を処理することを可能とした生産用連続超
遠心機 など
連結計算書類
事業報告
○デザイン
招集ご通知
計算書類
監査報告書
株主総会参考書類
生産用連続超遠心機
CC40M
10
(7)財産及び損益の状況
[連結業績の推移]
売上収益
(単位:百万円)
160,000
135,849
131,778
120,000
141,570
115,645
税引前当期利益
(単位:百万円)
8,000
6,000
80,000
4,000
40,000
2,000
6,284
6,272
3,947
2,776
0
2012年度
2013年度
2014年度
親会社株主に帰属する当期利益
2015年度
(単位:百万円)
2013年度
2014年度
総資産
4,691
2015年度
(単位:百万円)
191,033
180,000
3,513
3,000
144,933
148,354
154,738
2012年度
2013年度
2014年度
120,000
1,820
1,500
0
2012年度
240,000
6,000
4,500
0
1,086
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
60,000
0
2015年度
(単位:百万円)
区 分
売
上
収
益
税 引 前 当 期 利 益
親会社株主に帰属する当期利益
基本的1株当たり親会社
株主に帰属する当期利益
総
資
産
11
日本基準
IFRS
2012年度
2013年度
2013年度
2014年度
115,645
6,284
4,691
133,327
2,759
1,696
131,778
3,947
1,820
135,849
6,272
3,513
2015年度
(当期)
141,570
2,776
1,086
46円26銭
16円73銭
17円95銭
34円65銭
10円71銭
144,933
149,732
148,354
154,738
191,033
(注)
1. 当期より、IFRSに基づいて連結計算書類を作成しています。IFRSには経常利益の概念がないため、これに代えて税引前当期利益を表
示しています。
2. 上掲の表及びグラフの用語は、IFRSに基づいて記載しています。日本基準による用語では、「売上収益」は「売上高」、「税引前当期
利益」は「税金等調整前当期純利益」
、「親会社株主に帰属する当期利益」は「親会社株主に帰属する当期純利益」、「基本的1株当たり
親会社株主に帰属する当期利益」は「1株当たり親会社株主に帰属する当期純利益」となります。
3. 上掲のグラフ中、2012年度は日本基準に、2013年度以降はIFRSに基づいて表示しています。
売上高
(単位:百万円)
100,000
87,012
50,000
2,000
25,000
1,000
2012年度
2013年度
2014年度
当期純利益
0
2015年度
(単位:百万円)
4,000
150,000
2,000
1,812
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
(単位:百万円)
155,776
123,117
125,122
126,010
2012年度
2013年度
2014年度
100,000
0
50,000
△1,078
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
0
2015年度
(単位:百万円)
2012年度
2013年度
2014年度
売
上
高
経
常
利
益
当 期 純 利 益
1株当たり当期純利益
総
資
産
76,750
2,796
2,440
24円07銭
123,117
87,012
3,588
1,812
17円87銭
125,122
90,163
3,405
3,150
31円07銭
126,010
株主総会参考書類
区 分
2015年度
(当期)
82,334
1,631
△1,078
△10円64銭
155,776
監査報告書
-2,000
1,631
計算書類
200,000
3,150
2,796
総資産
6,000
2,440
3,405
連結計算書類
0
3,588
82,334
3,000
(単位:百万円)
事業報告
75,000
90,163
76,750
経常利益
4,000
招集ご通知
[単独業績の推移]
12
(8)主要な事業内容
当社グループの主な事業内容は、電動工具等の製造及び販売です。
当社グループ各社の製造販売する主要製品は、次のとおりです。
事
業
電
内
動
工
容
具
ライフサイエンス機器
主 要 製 品
金工用電動工具、木工用電動工具、コードレス工具、建設用電動工具、
空気工具(釘打機・ネジ打機・釘打機用コンプレッサ)
、木工機械、エンジン工具、
園芸用工具、家庭用電動工具、集じん機、レーザー測定具(墨出し器・距離計)
、
アクセサリ(ダイヤモンド工具、その他消耗部品)
超遠心機、冷却遠心機、小形遠心機、生産用連続超遠心機
(9)主要な事業所
事 業 所
本
所 在 地
社
工
場
支
店
東
京
都
港
事 業 所
区
勝
田
工
場
茨城県ひたちなか市
佐
和
工
場
茨城県ひたちなか市
支
店
所 在 地
中
部
支
店
愛 知 県 名 古 屋 市
北
陸
支
店
石 川 県 金 沢 市
支
店
福 岡 県 福 岡 市
店
北 海 道 札 幌 市
九
北
州
海
道
支
東
京
支
店
東 京 都 大 田 区
東
北
支
店
宮 城 県 仙 台 市
関
東
支
店
東
区
中
国
支
店
広 島 県 広 島 市
関
西
支
店
兵 庫 県 西 宮 市
四
国
支
店
香 川 県 高 松 市
京
都
港
(注) 重要な子会社の事業所の所在地につきましては、後記「(11)重要な親会社及び子会社の状況」に記載のとおりです。
(10)
従業員の状況
①連結の状況
従業員数(前期比増減)
電動工具
国
海
内
1,542名(    56名減)
外
合 計
ライフサイエンス機器
合 計
130名(  3名減)
1,672名(    59名減)
4,856名(1,732名増)
- (   - )
4,856名(1,732名増)
6,398名(1,676名増)
130名(  3名減)
6,528名(1,673名増)
(注)
1. 電動工具セグメントの海外従業員数が当期に1,732名増加していますが、これは、2016年3月1日付でメタボ社を子会社に含めたこ
とによる1,792名の増加等によるものです。
2. 臨時従業員等を含む就業人員は7,556名(国内2,129名、海外5,427名)です。
13
②単独の状況
従業員数(前期比増減)
平均年齢
平均勤続年数
1,372名(81名減)
42.8才
21.4年
(注) 臨時従業員等を含む就業人員は1,698名です。
①親会社との関係
会社名
㈱日立製作所
所有株式数
出資比率
51,885,353株
51.17%
(11,058,191株) (10.91%)
当社との関係内容
当社は親会社に資金の預け入れを行っています。
また、当社の社外取締役1名は、親会社の業務執行者です。
②親会社との間の取引に関する事項
(ⅰ)当該取引をするに当たり当社の利益を害さないように留意した事項
は、少数株主の保護のため、当該取引の必要性及び金利等の取引条件に留意し、市場金利を
勘案して利率を合理的に決定しています。
計算書類
当社は親会社に資金を預け入れ、利息を受取っていますが、当該取引をするに当たって
連結計算書類
(注)
1. 所有株式数欄及び出資比率欄のうち、
( )内は間接保有分(内数)です。
2. 所有株式数には、当社保有の自己株式は含まれていません。
3. 出資比率は、発行済株式総数から自己株式を除いた101,391,528株を基に算出しています。
事業報告
(11)
重要な親会社及び子会社の状況 招集ご通知
(ⅱ)当該取引が当社の利益を害さないかどうかについての当社の取締役会の判断及びその理由
当社は、業務の適正を確保するため、内部統制システム整備の基本方針において「事業運
決定及び職務執行はこの基本方針に基づいて行われていると判断しています。
当社は、親会社及び日立グループ各社との取引は市価を基準として公正に行うことを方針
監査報告書
営及び取引については親会社からの自律性を保つ」旨定めており、取締役及び執行役の意思
としています。
せん。
以上の理由により、取締役会は、当該取引は当社の利益を害するものではないと判断して
います。
株主総会参考書類
当社の事業活動は、親会社及び日立グループ各社との取引に大きく依存する状況にありま
14
③重要な子会社の状況
当社グループの重要な子会社の概要は次のとおりです。
会 社 名
所 在 地
㈱日立工機マニュファクチャ
茨城県ひたちなか市
リング&サービス
三京ダイヤモンド工業㈱
神奈川県海老名市
日立工機販売㈱
東京都大田区
日立工機(マレーシア)
Sdn.Bhd.
マレーシア
日立工機インドPrivate Ltd.
インド
事 業 内 容
100
百万円
100%
情報技術サービス及び受託業務
94
百万円
100%
ダイヤモンド工具(電動工具用
アクセサリ)の製造販売
450
100%
電動工具の販売
百万円
千マレーシアドル
25,045
千インドルピー
150,000
千米ドル
(98%)
電動工具の製造
53%
92%
電動工具の製造販売
(98%)
電動工具の製造
95%
(95%)
電動工具の製造
92%
広東日立工機有限公司
広東省
20,500
福建日立工機有限公司
福建省
22,500
広州日立工機有限公司
広東省
20,000
98%
電動工具の製造
千ニュー台湾ドル
100,000
100%
電動工具の製造
千シンガポールドル
95%
電動工具の販売
千香港ドル
100%
電動工具の販売
千米ドル
100%
電動工具の販売
台湾日立工機股份有限公司
台湾
日立工機(シンガポール)
Pte.Ltd.
シンガポール
日立工機アジアCo., Ltd.
香港
日立工機商業(中国)
上海
有限公司
日立パワーツールズ(マレーシア)
マレーシア
Sdn.Bhd.
日立パワーツールズ(タイ)
タイ
Co., Ltd.
日立工機U.S.A., Ltd.
日立パワーツールズメキシコ
S.A. de C.V.
日立パワーツールズオーストラリア
Pty.Ltd.
日立パワーツールズベルギー
N.V./S.A.
日立パワーツールズヨーロッパ
GmbH
日立パワーツールズフランス
S.A.S.
日立パワーツールズイベリカ
S.A.
15
当 社 の
出資比率
資 本 金
米国(ジョージア州)
メキシコ
オーストラリア
千米ドル
千米ドル
13,560
200,000
6,250
千マレーシアドル 100%
電動工具の販売
千タイバーツ
75%
電動工具の販売
千米ドル
100%
電動工具の販売
千メキシコペソ
100%
電動工具の販売
千オーストラリアドル
100%
電動工具の販売
千ユーロ
100%
電動工具の販売
千ユーロ
100%
電動工具の販売
千ユーロ
100%
電動工具の販売
千ユーロ
100%
電動工具の販売
9,500
60,000
120,000
36,000
6,000
ベルギー
1,239
ドイツ
5,112
フランス
10,032
スペイン
2,000
資 本 金
電動工具の販売
千ユーロ
100%
電動工具の販売
千ノルウェークローネ
100%
電動工具の販売
千ロシアルーブル
100%
電動工具の販売
千英ポンド
100%
電動工具の販売
千ユーロ
51%
電動工具の販売
千ユーロ
100%
千ユーロ
ダイヤモンド工具(電動工具用
アクセサリ)及び電動工具の販売
100%
持株会社
オーストリア
29,000
45,000
57,500
英国
4,700
イタリア
4,000
オランダ
18
パワーツールインベスト B.V. オランダ
8,000
千ユーロ
メタボ AG
ドイツ
10,000
メタボヴェルケ GmbH
ドイツ
15,000
千ユーロ
(100%)
電動工具の製造販売
20%
(100%) 電動工具の製造販売
計算書類
(注)
1. 当社の出資比率欄のうち、( )内は間接保有を含めた出資比率です。
2. 2015年6月30日付で、㈱日工タナカエンジニアリングは、国内エンジン工具販売事業を日立工機販売㈱に事業譲渡し、解散しました。
3. 2016年3月1日付で、メタボ AGの持株会社であるパワーツールインベスト B.V.の持分の全部を取得するとともにメタボ AGの少数株
主持分の全部を取得し、メタボ AGを完全子会社化しました。
なお、メタボヴェルケ GmbHは、メタボ AGがその持分の全部を保有する子会社です。
4. 2016年3月31日付で、日立工機ブラジルLtda.は解散しました。
5. 日立工機ヨーロッパLtd.は、2016年度中の解散を予定しています。
連結計算書類
100%
33,596
ロシア
事 業 内 容
千ユーロ
オランダ
ノルウェー
当 社 の
出資比率
事業報告
日立パワーツールズ
ネザーランドB.V.
日立パワーツールズ
オーストリアGmbH
日立パワーツールズノルウェー
AS
L.L.C.日立パワーツールズ
RUS
日立パワーツールズ(U.K.)
Ltd.
日立フェルカドパワーツールズ
イタリアS.p.A.
カラットインターナショナル
B.V.
所 在 地
招集ご通知
会 社 名
監査報告書
株主総会参考書類
16
2 株式に関する事項
株主構成
個人・その他
18,961,160株
18.70%
(1)発行可能株式総数 270,000,000株
(2)発行済株式総数 123,072,776株
(うち自己株式21,681,248株)
資本金
17,813,584,316円
単元株式数
100株
(
外国法人・外国人
16,611,164株
16.38%
)
(3)株主総数
14,273名
金融機関
12,881,023株
12.71% 証券会社
598,689株
0.59%
株主構成
(除く自己株式)
その他の国内法人
52,339,492株
51.62%
(4)上位10名の株主の状況
株 主 名
株
式
会
社
日
立
所有株式数
製
作
所
株 式 会 社 日 立 ア ー バ ン イ ン ベ ス ト メ ン ト
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223
日 本 ト ラ ス テ ィ・ サ ー ビ ス 信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
ビーエヌピー パリバ セ ッ ク サ ー ビス ル ク センブルグ ジ ャスデック…
ア バ デ ィ ー ン グ ロ ー バ ル ク ラ イ ア ン ト ア セ ッ ツ
日 本 マ ス タ ー ト ラ ス ト 信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 )
日 本 ト ラ ス テ ィ・ サ ー ビ ス 信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 9)
資 産 管 理 サ ー ビ ス 信 託 銀 行 株 式 会 社( 証 券 投 資 信 託 口 )
日
立
工
機
社
員
持
株
会
エ
バ
ー
グ
リ
ー
ン
40,827,162株
出資比率
40.27%
11,058,191
10.91
2,327,200
2.30
1,650,800
1,152,800
1,126,800
969,588
876,100
1.63
1.14
1.11
0.96
0.86
3,496,705
2,861,900
3.45
2.82
(注)
1. 上記のほか、当社の保有する自己株式が21,681,248株(発行済株式総数に対する所有株式数の割合17.62%)あります。
2. 表中の出資比率は、発行済株式総数から自己株式を除いた101,391,528株を基に算出しています。
3. ㈱日立製作所は、当社株式を直接及び間接に51,885,353株(出資比率51.17%)保有しています(当該保有株式数には当社保有の
自己株式を含みません。
)。
17
招集ご通知
3 新株予約権等に関する事項
(1)当期末に当社役員が保有する新株予約権等に関する事項
発行日
2015年
新株予約権
2015年
8月21日
保有者数
新株予約権
の数
目的となる株式
の種類及び数
執行役
7名
388個
当社普通株式
38,800株
権利行使期間
2015年8月22日
~2045年8月21日
1株当たりの 1株当たりの
払込金額
行使価額
831円
1円
(注) 当社が発行する新株予約権(株式報酬型ストックオプション)の付与対象者は執行役であり、取締役(社外取締役を含む)に対しては
付与していません。
事業報告
名称
〈新株予約権の行使の条件〉
①新株予約権者は、当社の取締役及び執行役のいずれの地位をも喪失した日の翌日以降、新株予
約権を行使することができる。
②上記①は、新株予約権を相続により承継した者については適用しない。
③新株予約権者が新株予約権を放棄した場合、当該新株予約権を行使することができない。
該当事項なし。
計算書類
(2)当期中に使用人等に対して職務執行の対価として交付された新株予約権等に関する事項
連結計算書類
監査報告書
株主総会参考書類
18
4 会社役員に関する事項
(1)取締役
[氏名、地位及び担当等]
(2016年3月31日現在)
地 位
氏 名
担当(委員会)
重要な兼職の状況
取締役会長
社外取締役
岩 田 眞 二 郎※
―
㈱日立製作所 代表執行役 執行役副社長
㈱ベネッセホールディングス 社外取締役
社外取締役
川 口 恭 史
指名委員長
監 査 委 員
報 酬 委 員
㈱ティーエムエアー 取締役会長
社外取締役
渋 村 晴 子※
指 名 委 員
監 査 委 員
報 酬 委 員
本間合同法律事務所 パートナー弁護士
ニチレキ㈱ 社外監査役
取
役
前 原 修 身
報酬委員長
指 名 委 員
―
取 締 役
吉 田 彰
―
―
高 萩 光 男※
監査委員長
(常勤監査委員)
―
締
取 締 役
(注)
1. ※印の各氏は、2015年6月29日開催の第93回定時株主総会において新たに選任され就任しました。
2. 加藤清、田中洋一郎、吉水智海、吉成雅人、福井泰の各氏は、2015年6月29日開催の第93回定時株主総会終結の時をもちまして任
期満了により取締役を退任しました。
3. 宮田幸治、佐久間正一、三好崇司、山田展也の各氏は、2015年6月29日開催の第93回定時株主総会終結の時をもって指名委員会等
設置会社へ移行したことにより、監査役を退任しました。
4. 岩田眞二郎氏が兼任する㈱日立製作所は当社の親会社であり、同社と当社との関係につきましては、「1.当社グループの現況に関す
る事項」の「
(11)重要な親会社及び子会社の状況」記載のとおりです。また、同氏が社外取締役を兼任する㈱ベネッセホールディン
グスと当社との間には、当期末時点において記載すべき関係はありません。
5. 川口恭史氏は、会社法第2条第15号に定める資格要件を満たす社外取締役です。なお、同氏が取締役会長を兼任する㈱ティーエムエ
アーと当社との間には、当期末時点において記載すべき関係はありません。当社は、同氏を㈱東京証券取引所の定めに基づく独立役員
として指定し、同取引所に届け出ています。
6. 渋村晴子氏は、会社法第2条第15号に定める資格要件を満たす社外取締役です。なお、同氏が所属する本間合同法律事務所及び社外
監査役を兼任するニチレキ㈱と当社との間には、当期末時点において記載すべき関係はありません。当社は、同氏を㈱東京証券取引所
の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ています。
7. 監査委員長である高萩光男氏は、当社の経理財務部門、関連会社統括部門等において豊富な業務経験を有し、経理財務本部長を務め
るなど、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
8. 当社は、監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するため、常勤の監査委員を置くこととしており、高萩光男氏がその任に
当たっています。
9. 2016年4月1日付をもちまして、重要な兼職の状況が次のとおり変更されました。
岩田眞二郎:㈱日立製作所 嘱託
㈱ベネッセホールディングス 社外取締役
19
当社は、会社法第427条第1項の規定に基づき、岩田眞二郎、川口恭史、渋村晴子及び高萩光男
の4氏との間で、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、責任の限度額を会社法第
招集ご通知
[責任限定契約の概要]
425条第1項各号に掲げる額の合計額とし、その額を超える部分については免責する責任限定契約
事業報告
を締結しています。
[社外役員に関する事項]
①当社又は当社の特定関係事業者の業務執行者又は役員との親族関係
該当事項なし。
②当期における主な活動状況
氏 名
出席状況
主な活動状況
経営者としての豊富な経験及び識見に基づき、当社の経営全般にわ
11回中11回
たって助言を行いました。
川 口 恭 史
取締役会
13回中13回
経営者としての豊富な経験及び識見に基づき、当社及び日立グルー
指名委員会
3回中 3回
プから独立した立場で当社の経営全般にわたって助言を行いまし
監査委員会
10回中10回
た。
報酬委員会 3回中 3回
渋 村 晴 子
取締役会
11回中11回
指名委員会 3回中 3回 弁護士としての専門的識見に基づき、当社及び日立グループから独
監査委員会
10回中10回 立した立場で当社の経営全般にわたって助言を行いました。
報酬委員会
3回中 3回
(注)
1. 当期における取締役会の開催回数は13回、そのうち2015年6月29日開催の第93回定時株主総会以降の取締役会の開催回数は11回
です。また、当期における指名委員会等の開催回数は、それぞれ、指名委員会3回、監査委員会10回、報酬委員会3回です。
2. 岩田眞二郎及び渋村晴子の両氏は、2015年6月29日開催の第93回定時株主総会において新たに選任され就任しました。
監査報告書
取締役会
計算書類
岩 田 眞二郎
連結計算書類
株主総会参考書類
20
(2)執行役
[氏名、地位及び担当]
(2016年3月31日現在)
地 位
氏 名
担 当
代表執行役
執行役社長
前 原 修 身※
全般、統括
執行役専務
吉 田 彰※
生産、監査・内部統制、輸出管理、関連会社(製造)
執行役専務
北 松 義 仁
コーポレート統括(管理)、構造改革
執行役常務
田 中 洋一郎
海外営業、関連会社(海外販売)
執行役常務
吉 水 智 海
開発、知的財産権、CSR、環境
執
行
役
吉 成 雅 人
関連会社(アジア管理統括、台湾日立工機股份有限公司)
執
行
役
福 井 泰
経営戦略、IT、構造改革、
ライフサイエンス機器事業、関連会社(メタボ社)
執
行
役
原 田 睦 生
品質保証、CS推進、調達、VEC
執
行
役
田 代 和 男
国内営業、関連会社(国内販売)
(注)
1. ※印を付した執行役は、取締役を兼務しています。
2. 執行役吉成雅人氏は、当社の連結子会社である台湾日立工機股份有限公司の総経理を兼職しています。
[新執行体制](2016年4月1日付)
2016年4月1日付をもちまして、執行役体制が次のとおり変更されました。
21
(役職ごとに五十音順で記載)
地 位
氏 名
担 当
代表執行役
執行役社長
前 原 修 身※
全般、統括
代表執行役
執行役副社長
北 松 義 仁
コーポレート統括(経理財務、人事総務、広報、法務)、
構造改革
執行役専務
吉 田 彰※
生産、関連会社(製造)
執行役常務
田 中 洋一郎
構造改革、ロシア事業
執行役常務
福 井 泰
経営戦略、IT、海外営業(統括、アジア・中近東・アフリカ、
PMI推進)、関連会社(メタボ社)
執行役常務
吉 水 智 海
開発設計、知的財産権、VEC
執
行
役
瀬 尾 文 昌
関連会社(メタボ社)
執
行
役
田 代 和 男
国内営業、関連会社(国内販売)
氏 名
担 当
執
行
役
原 田 睦 生
品質保証、CS推進、調達、ライフサイエンス機器事業
執
行
役
湯 本 寛 文
海外営業(除 アジア・中近東・アフリカ)
執
行
役
吉 成 雅 人
監査・内部統制、輸出管理、CSR、環境、コンプライアンス、
リスクマネジメント
事業報告
(注)
1. ※印を付した執行役は、取締役を兼務しています。また、下線を付した執行役は、新任執行役です。
2. 執行役瀬尾文昌氏は、当社の連結子会社であるパワーツールインベストB.V.、メタボAG及びメタボヴェルケGmbHの取締役を兼職
しています。
3. 執行役湯本寛文氏は、当社の連結子会社である日立工機U.S.A., Ltd.の社長を兼職しています。
招集ご通知
地 位
(3)役員報酬
〈方針の決定の方法〉
当社は、報酬委員会が取締役及び執行役の個人別の報酬等の額の決定に関する方針を定めてい
ます。
連結計算書類
[取締役及び執行役の報酬等の額の決定に関する方針]
〈方針の概要〉
取締役及び執行役の報酬については、他社の支給水準を勘案のうえ、当社役員に求められる
能力及び責任に見合った報酬の水準を決定する。
計算書類
①取締役及び執行役に共通する事項
②取締役報酬に関する方針
取締役の報酬は、月俸及び期末手当とする。
月俸は、各人の職責に応じて個別に決定する。
期末手当は、月俸に一定の係数を乗じた額を基準として支給する。
なお、執行役を兼務する取締役には、取締役としての報酬は支給しない。
監査報告書
③執行役報酬に関する方針
執行役の報酬は、月俸、賞与及び株式報酬型ストックオプションとする。
月俸は、役位に応じた基準額に、業績その他の経営環境、各執行役の役職・職責に応じた当
社への貢献などを加味して決定する。
賞与は、対象となる期間(単年度)の業績及び担当業務における成果に応じて決定する。
株式報酬型ストックオプションは、役位に応じた基準額に、業績その他の経営環境、各執行
株主総会参考書類
役の役職・職責に応じた当社への貢献などを加味して決定する。
22
④ストックオプションに関する方針
報酬と当社の業績及び株式価値との連動性を高め、中長期的な業績向上及び企業価値増大に
向けて役員の貢献意欲や士気をより一層高めるとともに、株主の皆様を重視した経営を一層推
進することを目的として、当社の業務執行を担う執行役に対して、株式報酬型ストックオプシ
ョンを付与する。
[当期に係る取締役及び執行役並びに監査役の報酬等の総額]
区 分
対象人数
報酬等の総額
94百万円
取 締 役
11名
(内 社外取締役)
3
22
監 査 役
4
10
(内 社外監査役)
2
1
執 行 役
9
234
24
339
5
24
計
(内 社外役員)
(注)
1. 報酬等の額には、報酬委員会の定める取締役及び執行役の報酬等の額の決定に関する方針に基づく役員賞与引当金の額、当期におい
て経費計上した株式報酬型ストックオプションの報酬等としての額及び当期において積増した役員退職慰労引当金の額を含めています。
2. 当期末現在における人数は、取締役6名、執行役9名です。なお、2015年6月29日開催の第93回定時株主総会において指名委員会等
設置会社に移行したため、同日付で監査役4名は退任しています。また、同日以降の取締役を兼務する執行役の報酬等については、執
行役の欄に記載しています。
3. 社外取締役及び社外監査役が、親会社又は当該親会社の子会社から受けた役員報酬等の総額は、95百万円です。
4. 2015年6月29日開催の第93回定時株主総会において、役員退職慰労金制度を廃止することが決定されました。廃止に伴う打切り日
である2015年6月29日までの在任期間に対応する退職慰労金は、対象者が当社の取締役及び執行役のいずれも退任した時に支給する
こととされています。
23
招集ご通知
5 会計監査人に関する事項
(1)名 称 新日本有限責任監査法人
(2)報酬等の額
うち、当社が支払うべき報酬等の額
※
当期支払額
69百万円
69
(3)非監査業務の内容
当社は、新日本有限責任監査法人に対して、メタボ社買収に伴う財務報告目的の内部統制の文
書化及び内部統制の整備状況・運用状況の評価等に関する助言支援業務を委託し、報酬を支払っ
(4)当社の会計監査人以外の公認会計士等による当社子会社の計算関係書類監査の状況
計算書類
ています。
連結計算書類
(注)
1. ※印の欄には、金融商品取引法に基づく監査の報酬の額が含まれています。
2. 当社監査委員会は、執行役、社内関係部署及び会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、会計監査人の監査計画の内容、
会計監査の職務執行状況及び報酬見積りの算出根拠について検討した結果、これらを妥当と判断したため、会計監査人の報酬等につき、
会社法第399条第1項の同意を行いました。
事業報告
区 分
当社及び子会社が支払うべき金銭その他財産上の利益の合計額
当社の連結子会社のうち、海外子会社は、新日本有限責任監査法人以外の公認会計士又は監査
法人による計算関係書類の監査を受けています。
①解任
(ⅰ)監査法人である会計監査人が、公認会計士法第34条の21第2項の規定に基づき、内閣総理
監査報告書
(5)解任又は不再任の決定の方針
大臣から計算書類の監査に関する業務の全部若しくは一部の停止又は解散を命じられた場合、
なるため、会計監査人は自動的に退任する。
(ⅱ)上記(ⅰ)に加え、内閣総理大臣による業務の全部若しくは一部の停止又は解散の命令が行
われることが合理的に予想される等の事情により、会計監査人が会社法第340条第1項…
第1号又は第2号に定める事由に該当すると監査委員会が判断したときは、監査委員会は、株
株主総会参考書類
当該命令により会社法第337条第3項第1号に定める会計監査人の欠格事由に該当することと
24
主総会に提出する会計監査人の解任に関する議案の内容を決定する。
(ⅲ)上記(ⅱ)において、計算書類の監査に重大な支障が生じる事態となることが合理的に予想
されるときは、監査委員の全員の同意によって会計監査人を解任する。この場合、監査委員会
が選定した監査委員は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨
及びその理由を報告する。
②不再任
(ⅰ)監査法人である会計監査人がその社員の中から選定した会計監査人の職務を行うべき者につ
いて、会社法第340条第1項各号に定める事由に該当した場合又は公認会計士法に定める公認
会計士の義務に違反した場合において、当該監査法人がこれに代わる会計監査人の職務を行う
べき者の選定を速やかに行わないときは、監査委員会は、株主総会に提出する会計監査人を再
任しないことに関する議案の内容を決定する。
(ⅱ)会社計算規則に定める会計監査人の職務の遂行に関する事項について、職務の遂行が適正に
実施されることを確保できないと判断したときは、監査委員会は、株主総会に提出する会計監
査人を再任しないことに関する議案の内容を決定する。
(6)会計監査人が過去2年間に受けた処分の内容
金融庁が2015年12月22日付で発表した処分の概要
①処分の対象者 新日本有限責任監査法人
②処分の内容
・契約の新規の締結に関する業務の停止 3ヶ月(2016年1月1日から3月31日まで)
・業務改善命令(業務管理体制の改善)
③処分理由
・他社の財務書類の監査において、同監査法人の公認会計士が、相当の注意を怠り、重大な虚
偽のある財務書類を重大な虚偽のないものとして証明したため
25
・同監査法人の運営が著しく不当と認められたため
当社は、基本的には将来の事業計画、業績・財務状況などを総合的に勘案の上、株主の皆様へ
招集ご通知
6 剰余金の配当等の決定に関する方針
の利益配分及び内部留保額を決定しています。配当につきましては、経営環境の変化、将来の事
り明確にすべく、連結配当性向30~50%を目安として可能な限り安定的な配当に努めます。なお、
配当回数につきましては、2016年3月期より原則として年2回(基準日:9月30日、3月31日)
としています。
[業務の適正を確保するための体制(内部統制システム)]
当社及び当社グループの内部統制システムの整備に関する基本方針は、以下のとおりです。
なお、当社は、グループ全体の内部統制や監査を支える体制の整備に関する事項を明確にする
としつつ、指名委員会等設置会社への移行に伴い、法令上の根拠規定の変更に対応するとともに、
内部統制システムの構築に依拠した監査委員会の監査など新たなガバナンス体制に即した内容と
計算書類
ため、監査役会設置会社であった2015年3月26日開催の取締役会において決議された方針を基礎
連結計算書類
7 内部統制システムに関する事項
事業報告
業計画、業績、財務状況などを総合的に勘案するとともに、透明性を高め、業績との連動性をよ
するため、2015年6月29日開催の取締役会において当基本方針を全面的に改定しました。
監査委員会の職務の補助は取締役会事務局が担当するとともに、内部監査・法務・総務の各部
門も監査委員会の職務を補助する。
使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
取締役会事務局は取締役会に直属するものとし、取締役会事務局に所属する使用人には、執行
役から独立した専任者を充てる。
監査委員会は、取締役会事務局に所属する使用人の人事について事前に報告を受け、必要な場
株主総会参考書類
(2)前号の取締役及び使用人の当社の執行役からの独立性及び当社の監査委員会の前号の取締役及び
監査報告書
(1)当社の監査委員会の職務を補助すべき取締役及び使用人に関する事項
合は意見を述べる。
26
上記の他、執行役は、前号の取締役及び使用人の執行役からの独立性及び監査委員会の前号の
使用人に対する指示の実効性が確保される体制をとる。
(3)当社の監査委員会への報告に関する体制
次により、当社の執行役及び使用人並びに子会社の取締役、監査役及び使用人等が当社の監査
委員会に報告をするための体制をとる。
①執行役会に付議・報告された案件について、執行役より遅滞なく監査委員会に報告する。
②内部監査部門が実施した内部監査の結果について、内部監査部門より遅滞なく監査委員に報告
する。
③コンプライアンス通報制度による通報の状況について、法令遵守担当部門より遅滞なく監査委
員に報告する。
④その他監査委員会が報告を必要と認めた事項について、適宜監査委員会の求めに応じて当社の
取締役、執行役若しくは使用人又は子会社の取締役、監査役若しくは使用人等が報告する。
⑤当社の執行役及び使用人並びに子会社の取締役、監査役及び使用人等から監査委員会への報告
は、監査委員会の指定する監査委員への報告をもって行う。
(4)前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保する
ための体制
執行役は、前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないこ
とを確保する体制をとる。
監査委員会は、当該報告を行った者及び当該報告の内容について情報を適正に管理する。
(5)当社の監査委員の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行
について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
次により、監査委員の職務の執行について生ずる費用等の処理が適正に行われる体制をとる。
①執行役は、監査委員の職務の執行について生ずる費用等について、監査の実効性が確保される
よう処理する。
②監査委員会は、職務の執行上必要と認める費用については、あらかじめ予算を計上する。ただ
し、緊急又は臨時に支出した費用については、事後、当社に償還を請求することができる。
27
③監査委員会は、監査費用の支出にあたりその効率性及び適正性に留意する。
(6)その他当社の監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制
次により監査委員会の監査が実効的に行われることを確保する体制をとる。
①監査委員会には、常勤の監査委員を置く。
②監査委員会が定めた監査委員会の監査の基準に準拠し、監査の方針、監査計画等に従い、取締
役、執行役及び内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境
事業報告
招集ご通知
の整備に努めるとともに、執行役及び使用人等からその職務の執行状況を聴取し、重要な決裁
書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所の業務及び財産の状況を調査する。
③内部統制システム整備の基本方針の遵守状況及び内部統制システムの整備状況について、取締
役、執行役及び使用人等から報告を聴取し、必要に応じて会計監査人に報告を求めることによ
り、監視及び検証する。
連結計算書類
(7)当社の執行役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
職務執行における法令の遵守を基本とする行動指針等及び法令遵守違反に対する具体的な懲罰
方針を定め、法令遵守担当部門を設置し、使用人の職務執行について規則・ガイドラインの改定、
教育・研修の実施、マニュアルの作成・配布等を行うとともに、内部監査部門が職務の執行状況
計算書類
を監査する体制をとる。また、実効性のあるコンプライアンス通報制度を整備し、活用する。さ
及び手続を規定する社内規則を定め、新規取引先の審査、内部監査の実施、社内教育の実施等に
より、反社会的勢力との関係を一切持たない体制の確保に努める。
監査報告書
らに、適正な人材配置と管理体制の構築に努める。なお、反社会的取引の防止に必要な管理体制
(8)当社の執行役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
執行役の職務の執行に係る資料については、社内規則に則り、各部門において適正に保存及び
管理し、取締役及び執行役が適宜閲覧できる体制をとる。
(9)当社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
全社的なリスクの管理については、リスクマネジメント委員会を設置し、統一的、戦略的に推
株主総会参考書類
進する。事業に係る各リスクの管理については、それぞれの対応責任者となる執行役が、担当部
28
署において、規則・ガイドラインの制定、教育・研修の実施、マニュアルの作成・配布等を行う
体制をとる。また、業務執行状況の報告等を通じて新たなリスクの発生可能性の把握に努め、対
応が必要な場合は、速やかに対応責任者となる執行役を定め、担当部署を設置し対応する。
(10)
当社の執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
次により執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制をとる。
①当社又は当社グループ全体に影響を及ぼす重要事項については、執行役会その他の会議におけ
る多面的な検討を経て意思決定を行い、方針及び内容の明確化を図り、効率的な執行を行う。
②明確な目標の付与、採算管理の徹底のため、当社及び当社グループの目標値を年度予算として
策定し、予算に基づき業績管理を行う。また、中長期的な目標値として中期経営計画を策定し、
業績管理を行う。
③職務の執行状況を把握しその改善を図るため、内部監査を実施する。
当社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(11)
上記(7)から(10)の各項目において、当社グループ全体の体制整備を行うほか、次により
当社グループにおける業務の適正を確保する体制をとる。なお、体制の整備については、親会社
の基準・方針を勘案するが、事業運営及び取引については親会社からの自律性を保つことを基本
とする。
①企業理念、経営ビジョン、行動指針、行動規範を体系化し、当社グループで共有する。
②子会社に関する重要事項について決裁基準を設け、当社グループ経営の観点から当社の取締役
会及び執行役会で審議し、また子会社又は子会社の管掌部門から報告させる。
③内部監査部門による当社の各部門及び子会社の定期監査や経理財務部門による定期的な子会社
の巡回指導によって、当社及び子会社の業務及び財産の状況を把握し業務の適正を確保する。
また、監査委員会は内部監査部門から監査状況を聴取し、必要に応じて当社各部門及び子会社
に対して報告を求めるとともに業務及び財産状況を調査し、会計監査人から監査に関する報告
及び説明を受け、連結計算書類について検討する。会計監査人も当社及び子会社に対する監査
手続を行う。なお、子会社を当社のリスク管理及び法令遵守体制に組み込んで管理するため、
子会社の代表者の人事ローテーションを推進するとともに、取締役又は監査役を派遣し、また、
極力現地で取締役会を開催することにより、実情を直接確認する。
29
④当社の執行役や管掌部門による定期的な子会社の巡回や地域別経理会議の開催など、当社と子
会社の間の情報共有及びコミュニケーションの強化に努める。
⑤中期経営計画や年度予算につき子会社と相互に情報を共有し、業績管理を行う。
⑥財務報告の信頼性を確保するために内部統制システムを整備し、文書化された業務プロセスを
ム機能を整備し、子会社の実態及び経営上のリスクを適時に把握し、管理する体制を構築する。
事業報告
着実に実行するとともに、監査委員会及び内部監査部門がこれを検証する。また、情報システ
招集ご通知
[内部統制システムの運用状況の概要]
当社では、上記の内部統制システムの整備に関する基本方針に基づいて、内部統制システムの
(1)監査委員会の監査に関する運用状況
監査委員会は社外取締役2名を含む取締役3名で構成されており、原則として毎月1回開催し、
連結計算書類
整備とその適切な運用に努めています。その運用状況の概要は次のとおりです。
監査に関する重要な事項の報告、方針の決議、取締役及び執行役の会社運営が適切な内部統制シ
取締役会に直属し、執行役から独立した使用人が所属する取締役会事務局(人員:部長代理1名)
を設置し、取締役会及び監査委員会が円滑に運用されるよう補助を行っています。監査委員会は、
計算書類
ステムの下で適正に行われているかの監査を行っています。
取締役会事務局に所属する使用人の人事について事前に報告を受け、必要な場合には意見を述べ
(2)コンプライアンスに関する運用状況
法令遵守の徹底を図るためコンプライアンス本部を設置し、当社グループのコンプライアンス
監査報告書
ることができることとしています。
の推進、監査・指導及び教育等を実施しています。また、執行役社長を委員長とするコンプライ
不正・不祥事等の発生状況、コンプライアンス通報実績などについて報告を受けるとともに、助
言、意見の具申等を行っています。
当期においては、当社グループとして統一的な行動原理に基づく贈収賄防止、独占禁止法その
他の競争法遵守、反社会的取引防止など、関連規則・ガイドラインの制定、改正を行ったうえで、
株主総会参考書類
アンス・マネジメント委員会を設置し、当社グループにおけるコンプライアンス活動実績・計画、
コンプライアンスに関するe-ラーニングを実施し、不正をけん制する機能を十分に働かせるため
30
の組織を発足するなどの施策を実施しました。
(3)リスク管理に関する運用状況
事業に係る各リスクについては、管理・対応責任者となる執行役を定め、担当部署において、
規則・ガイドラインの制定、教育・研修の実施、マニュアルの作成・配布等を行う体制をとって
います。
当期においては、全社的なリスクの管理を統一的・戦略的に推進するため、執行役社長を委員
長とするリスクマネジメント委員会を設置し、リスクマップを通じたリスクの可視化に向けた作
業の一環として、各部門のリスクの洗い出し結果、検討状況などについて報告を受けるとともに、
助言、意見の具申等を行いました。
(4)職務執行の効率性に関する運用状況
当社グループの取締役、執行役、監査役及び使用人等が、日々の業務においてどのように考え、
どう行動すべきかについての基本を示すため、当社グループの企業理念、経営ビジョン、行動指
針、行動規範を体系化した「KOKI Way」を定め、周知しています。
取締役会及び執行役の決裁基準を規則化し、当社又は当社グループ全体に影響を及ぼす重要事
項が多面的な検討を経て意思決定されるようにするとともに、業務執行の方針及び内容の明確化
を図っています。また、明確な目標の付与、採算管理の徹底のため、当社及び当社グループの目
標値を年度予算として策定し、予算に基づく業績管理を行っています。さらに、中長期的な目標
値として中期経営計画を策定し、業績管理を行っています。
当期においては、2015年6月29日に開催された第93回定時株主総会の終結の時をもって、指
名委員会等設置会社に移行しました。これにより経営の監督と業務執行の分離を明確にし、「透明
性の高い経営の実現」を図るとともに、業務の決定権限を取締役会から執行役へ大幅に委任し「業
務執行のスピードアップ、経営の機動性向上」をめざしています。
また、当社のコーポレートガバナンスの枠組みを明らかにすることにより、すべてのステーク
ホルダーへのコミットメントとすることを目的として、「日立工機株式会社コーポレートガバナン
ス・ガイドライン」を制定しました。
31
子会社における決定事項のうち重要なものについて決裁基準を設け、当社グループ経営の観点
から当社における審議を行い、又は報告を行わせることとしています。また、当社の執行役や管
招集ご通知
(5)子会社の管理に関する運用状況
掌部門、経理財務部門等が定期的に子会社を巡回することで、当該子会社の業務及び財産の状況
の強化に努めています。さらに、子会社を当社のリスク管理及びコンプライアンス体制に組み込
んで管理するため、子会社の代表者の人事ローテーションを推進するとともに、当社の執行役又
事業報告
を把握し業務の適正を確保するとともに、当社と子会社の間の情報共有及びコミュニケーション
は使用人等を子会社の役員として派遣し、実情を直接確認するよう努めています。
当社は、経営の監督と業務執行の分離を明確にし、
「透明性の高い経営の実現」を図るとともに、
業務の決定権限を取締役会から執行役へ大幅に委任し「業務執行のスピードアップ、経営の機動
連結計算書類
8 会社の支配に関する基本方針
性向上」を図ることにより、さらなる企業価値の向上、コーポレートガバナンスの強化をめざす
当社は、業績向上による企業価値の増大が全株主にとっての株主価値の最大化につながるとの
考え方に基づき、迅速かつ的確な経営の意思決定、業務執行が行える体制の確立をめざすととも
計算書類
ため、企業統治の体制として指名委員会等設置会社の形態を採用しています。
に、経営のチェック機能を充実させるため、経営上の重要課題の1つとしてコーポレートガバナン
なお、当社は㈱日立製作所の子会社であり、日立ブランドを共有する日立グループの一員とし
て、同社及び日立グループ各社と協力関係にありますが、当社は、業務の適正を確保するため、
内部統制システム整備の基本方針において「事業運営及び取引については親会社からの自律性を
監査報告書
スの強化に取り組んでいます。
保つ」旨定めており、取締役及び執行役の意思決定及び職務執行はこの基本方針に基づいて行わ
株主総会参考書類
れています。
32
計 算 書 類
連結財政状態計算書
(2016年3月31日現在)
科 目
金 額
(資産の部)
流
動
125,541
現 金 及 び 現 金 同 等 物
30,034
売
上
債
権
35,647
棚
卸
資
産
54,525
そ の 他 の 流 動 資 産
5,335
産
65,492
有価証券及びその他の金融資産
4,486
有
25,551
産
30,414
産
3,367
そ の 他 の 非 流 動 資 産
1,674
産
固
資
産
繰
資
動
形
無
33
資
流
定
形
延
税
の
資
資
金
部
金 額
(負債の部)
産
非
(単位:百万円)
科 目
資
合
計
191,033
流
動
債
67,442
金
38,293
そ の 他 の 金 融 負 債
3,942
短
期
借
入
買
入
債
務
10,594
未
払
費
用
10,024
未 払 法 人 所 得 税
505
そ の 他 の 流 動 負 債
4,084
非
負
負
流
動
債
12,672
退 職 給 付 に 係 る 負 債
8,801
繰
債
2,422
そ の 他 の 非 流 動 負 債
1,449
延
債
負
税
の
金
負
部
合
計
80,114
分
109,952
金
17,813
(資本の部)
親
会
社
資
株
主
持
本
資
本
剰
余
金
21,596
利
益
剰
余
金
79,267
その他の包括利益累計額
4,919
自
式
△ 13,643
分
967
計
110,919
負 債 ・ 資 本 の 部 合 計
191,033
非
資
己
支
本
株
配
の
持
部
合
科 目
(単位:百万円)
金 額
上
収
益
141,570 売
上
原
価
95,838 益
45,732
費
42,469 売
販
売
そ
上
費
及
の
退
び
一
他
職
給
制
産
定
資
理
収
度
移
産
益
行
貸
売
却
の
の
他
の
費
益
882 料
361 益
231 他
256 子 会 社 株 式 取 得 関 連 費 用
773 不
用
146 他
292 産
賃
業
利
融
受
収
取
の
金
融
支
費
払
前
人
当
所
期
得
期
期
非
会
社
支
益
株
配
他
99 354 223 223 息
利
税
費
利
利
255 用
利
当
息
の
主
持
益
2,776
用
1,657 益
1,119
帰
属
持
分
分
株主総会参考書類
引
2,645
益
利
そ
親
益
2,348 監査報告書
金
当
費
の
営
法
貸
計算書類
1,137 動
1,730 用
事 業 構 造 改 革 関 連 費 用
そ
税
管
賃
そ
そ
般
の
付
動
利
連結計算書類
不
固
総
事業報告
売
招集ご通知
連結損益計算書
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
1,086
33 34
連結持分変動計算書
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
(単位:百万円)
親会社株主持分合計
その他の包括利益累計額
2015年4月1日 期首残高
当
期
変
動
額
当
期
利
益
そ の 他 の 包 括 利 益
当 期 包 括 利 益 合 計
剰 余 金 の 配 当
自己株式の取得及び売却
株 式 報 酬 取 引
そ の 他 の 変 動 額
持分所有者との取引合計
2016年3月31日 期末残高
確定給付
制 度 の
再 測 定
在外営業
活動体の
換算差額
1,874
9,246
28
△ 1,841
△ 1,841
△ 4,262
△ 4,262
156
△ 1,669
79,267
△ 210
△ 210
0
54
その他の
包括利益
累 計 額
―
11,302
△ 152
△ 152
△ 6,227
△ 6,227
資 本 金
資本剰余金
利益剰余金
17,813
21,558
79,850
1,086
―
株
式
報
酬
取
―
17,813
35
38
21,596
1,086
△ 1,825
―
△ 152
△ 156
△ 156
4,919
28
54
87
―
4,984
自己株式
親 会 社
株主持分
合
計
非 支 配
持
分
資本の部
合 計
△ 13,641
116,882
1,062
117,944
1,086
―
△ 6,227
△ 5,141
△ 1,825
33
△ 87
△ 54
△ 41
1,119
△ 6,314
△ 5,195
△ 1,866
―
△ 1,789
109,952
△ 41
967
―
△ 1,830
110,919
△2
引
そ の 他 の 変 動 額
持分所有者との取引合計
2016年3月31日 期末残高
―
0
38
キ ャ ッ シ ュ・
フロー・ヘッジの
公正価値の純変動額
2015年4月1日 期首残高
当
期
変
動
額
当
期
利
益
そ の 他 の 包 括 利 益
当 期 包 括 利 益 合 計
剰 余 金 の 配 当
自己株式の取得及び売却
その他の包括利益
を通じて測定する
金融資産の公正
価値の純変動額
182
△2
△ 13,643
△2
38
△2
38
連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記等
1.当社の連結計算書類は当連結会計年度から会社計算規則第120条第1項の規定により、国際財務報告基準(以下、IFRS)に準拠
して作成している。ただし、同項後段の規定に準拠して、IFRSにより要請される記載及び注記の一部を省略している。
2.連結の範囲に関する事項
76社
(2)新規
32社
(3)除外
2社
Hitachi Koki U.S.A., Ltd.、広東日立工機有限公司、Metabo Aktiengesellschaft 他
Power Tool Invest B.V.、Metabo Aktiengesellschaft 他
事業報告
(1)連結子会社の数
招集ご通知
連結注記表
㈱日工タナカエンジニアリング(清算結了)、Hitachi Power Tools Slovakia s.r.o.(清算結了)
3.会計方針に関する事項
当社は、金融商品に係る会計処理について、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2010年10月改訂)を適用して
いる。
(非デリバティブ金融資産)
①償却原価で測定する金融資産
以下の要件を満たす金融資産を償却原価で測定する金融資産として分類している。
連結計算書類
(1)金融資産の評価基準及び評価方法
・当社のビジネスモデルにおいて、当該金融資産の契約上のキャッシュ・フローを回収することを目的として保有してい
償却原価で測定する金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用も含む)で当初認識している。当初認識後は、実効金
利法を用いて帳簿価額を算定している。また、償却原価で測定する金融資産にかかる利息発生額は連結損益計算書の金融
計算書類
る場合
・契約条件が、特定された日に元本及び元本残高にかかる利息の支払いのみによるキャッシュ・フローを生じさせる場合
収益に含まれている。
②公正価値の変動を純損益を通じて測定する金融資産(以下、FVTPL金融資産)
当初認識時において公正価値の変動をその他の包括利益を通じて認識すると指定されていない資本性金融資産、及び償却
認識後公正価値で測定し、その公正価値の変動は純損益として認識している。
③償却原価で測定される金融資産の減損
当社は、償却原価で測定する金融資産が減損しているか否かの継続的評価を、少なくとも四半期毎に実施している。減損
の有無の判断は、減損を示す客観的な証拠が金融資産の当初認識後に発生しており、その金融資産の見積将来キャッシ
監査報告書
原価で測定する金融資産に分類されない負債性金融資産は全てFVTPL金融資産に分類している。FVTPL金融資産は、当初
ュ・フローが帳簿価額を下回る場合、当該金融資産は減損していると判断している。減損を示す客観的な証拠には、過去
の貸倒実績、支払遅延の存在、支払期日の延長、外部信用調査機関による否定的評価、債務超過等悪化した財政状況や経
値、もしくは観測可能な市場価格を見積公正価値とし、それらが帳簿価額を下回る場合に、その差額を減損損失として認
識している。
売上債権及びその他の債権にかかる減損損失については、過去の損失実績や取引先の現在の信用状況を含む分析に基づい
た相当な判断が求められる。当社は、事業を行う国あるいは地域の特有な商慣行を含む、事業環境に関連した潜在的なリ
株主総会参考書類
営成績の評価などが含まれる。
保有する負債性金融商品については、当該金融資産の見積将来キャッシュ・フローを当初の実効金利で割り引いた現在価
スクを評価した上で、過去の経験等を考慮に入れ算定される貸倒実績率又は回収可能額の見積りに基づき減損損失を計上
している。
36
減損損失は、連結財政状態計算書上、負債性金融資産については帳簿価額から直接減額することにより、売上債権及びそ
の他の債権については引当金勘定を通じて減額している。また売上債権及びその他の債権については、全ての回収手段が
なくなり、回収可能性がほぼ尽きたと考えられた時点ではじめて貸倒償却している。
(デリバティブ)
当社は、為替リスク及び金利リスクをヘッジするために、先物為替予約契約及び通貨スワップ契約を利用している。これ
らのデリバティブはその保有目的、保有意思にかかわらず全て公正価値で計上している。
なお、当社が利用しているヘッジの会計処理は、下記のとおりである。
・
「キャッシュ・フロー・ヘッジ」は、将来取引のヘッジ又は既に認識された資産又は負債に関連して発生する将来キャ
ッシュ・フローの変動に対するヘッジであり、ヘッジの効果が高度に有効である限り、キャッシュ・フロー・ヘッジと
して指定したデリバティブの公正価値の変動はその他の包括利益として認識している。この会計処理は、ヘッジ対象に
指定された未認識の確定契約又は将来キャッシュ・フローの変動を純損益に認識するまで継続し、その時点でデリバテ
ィブの公正価値の変動も純損益に含めている。
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
棚卸資産は取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い方の金額で評価しており、原価は、商品及び製品・原材料及び貯蔵
品については主として移動平均法、仕掛品については主として個別法により評価している。
正味実現可能価額とは、通常の営業過程における見積売価から、完成までの見積原価及び販売に要する見積費用を控除した
ものをいう。
(3)有形固定資産及び無形資産の評価基準、評価方法及び減価償却又は償却の方法
①有形固定資産
有形固定資産の測定においては原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で
表示している。取得価額には、資産の取得に直接関連する費用、将来の解体、除去及び原状回復費用を含めている。各資
産はそれぞれの見積耐用年数にわたって、定額法で減価償却を行っている。
主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、下記のとおりである。
建物及び構築物 3年から50年
機械装置及び運搬具 4年から17年
工具、器具及び備品 2年から20年
②無形資産
・のれん
のれんは取得原価から減損損失累計額を控除した金額で連結財政状態計算書に表示している。
・その他の無形資産
その他の無形資産の測定においては原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額
で表示している。耐用年数を確定できる無形資産については、それぞれの見積耐用年数にわたって、定額法で償却を行
っている。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、下記のとおりである。
自社利用ソフトウェア 3年から5年
市場販売ソフトウェア 3年
その他の無形資産 3年から15年
37
①リースの対象
リース契約開始時、その契約がリースであるか否か、又はその契約にリースが含まれるか否かを契約の実質を基に判定し
ている。契約の履行が、特定の資産や資産群の使用に依存し、その契約により、当該資産を使用する権利が与えられる契
招集ご通知
(4)リース
約の場合には、当該資産をリースの対象としている。
②ファイナンス・リース取引
分類している。リース資産及びリース負債は、公正価値又は最低リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識
し、当該認識後は、当該資産及び負債に適用される会計方針に基づき会計処理している。
③オペレーティング・リース取引
事業報告
契約上、資産の所有に伴うリスクと経済価値が当社に実質的に全て移転するリースについては、ファイナンス・リースに
ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースに分類している。オペレーティング・リース料は、リー
ス期間にわたって定額法により純損益として認識している。
(5)退職後給付
当社及び一部の子会社は、従業員の退職給付を行うため、確定給付型年金制度及び退職一時金制度を採用しており、確
定給付制度債務の現在価値及び退職給付費用を予測単位積増方式により算定している。確定給付制度債務の現在価値及び
制度資産の公正価値は、報告期間末に再測定し、数理計算上の差異及び制度資産の利息収益を除く公正価値の変動額はそ
の他の包括利益で全額認識し、その後純損益に組み替えない。また、過去勤務費用は発生時に全額純損益として認識して
いる。
資産として非流動負債又は資産に表示している。
②確定拠出型年金制度
当社及び一部の子会社は確定拠出型年金制度を採用している。確定拠出型年金制度の退職給付に係る費用は、関連する勤
務を提供した期間に費用として認識している。
計算書類
連結財政状態計算書上、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除した純額を退職給付に係る負債又は
連結計算書類
①確定給付型年金制度
(6)外貨換算
①外貨建取引
における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に再換算している。当該換算及び決済により生じ
る換算差額は純損益として認識している。但し、発生する損益がその他の包括利益で認識される資産及び負債に関しては、
それらから生じる換算差額はその他の包括利益に認識される。
②在外営業活動体の財務諸表の換算
監査報告書
外貨建取引は、取引日における直物為替相場又はそれに近似するレートにより当社の各機能通貨に換算している。期末日
在外営業活動体の資産及び負債は決算日の為替相場により、収益及び費用は期中平均為替相場により円換算している。在
外営業活動体の財務諸表の換算により発生する換算差額は、その他の包括利益として認識している。
当社は、過去の事象の結果として現在の債務(法的債務又は推定的債務)が生じており、当該債務を決済するための経済的
資源の流出が生じる可能性が高く、かつ、当該債務の金額の合理的な見積りが可能である場合に引当金を認識している。
株主総会参考書類
(7)重要な引当金の計上基準
38
(8)その他連結計算書類作成のための重要な事項
①消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は税抜方式によっている。
②計算関係書類に係る事項の金額
記載金額は百万円未満を四捨五入して表示している。
連結財政状態計算書に関する注記
有形固定資産の減価償却累計額及び減損損失累計額 58,999百万円
連結持分変動計算書に関する注記
1. 発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類
普通株式
(単位:株)
当連結会計年度期首株式数
123,072,776
増加株式数
─
減少株式数
当連結会計年度期末株式数
─
123,072,776
減少株式数
当連結会計年度期末株式数
16
21,681,248
2. 自己株式の種類及び株式数に関する事項
株式の種類
普通株式
(単位:株)
当連結会計年度期首株式数
21,678,750
増加株式数
2,514
(注)1.自己株式数の増加は、単元未満株式の買取請求による増加2,514株である。
2.自己株式数の減少は、単元未満株式の買増請求による減少16株である。
3. 配当に関する事項
(1)配当金支払額等
決 議
2015年5月11日
取締役会
2015年10月27日
取締役会
株式の種類
1株当たりの金額
基準日
効力発生日
普通株式
配当金の総額
608百万円
普通配当 6円
2015年3月31日
2015年5月29日
普通株式
1,216百万円
普通配当 12円
2015年9月30日
2015年11月30日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度後となるもの
決 議
2016年5月10日
取締役会
株式の種類
配当の原資
配当金の総額
1株当たりの金額
基準日
効力発生日
普通株式
利益剰余金
1,216百万円
普通配当12円
2016年3月31日
2016年5月31日
(注)配当回数につきましては、2016年3月期より原則として年2回としている。
39
1.金融商品の状況に関する事項
当社グループは、国際的に事業活動を行っており、その過程において、常に市場リスク(主に金利リスク及び為替リスク)、信
用リスク、流動性リスク等の様々なリスクに晒されている。当社ではこれらの財務上のリスクを回避もしくは低減するためにリ
招集ご通知
金融商品に関する注記
スク管理を行っている。
(1)金利リスク
(2)為替リスク
当社及び子会社は、外国為替相場の変動リスクに晒されている金融資産及び金融負債を保有しており、外国為替相場の変動
リスクをヘッジするために、先物為替予約あるいは通貨スワップを利用している。
事業報告
当社及び一部の子会社は、金銭債権債務に関連する金利変動リスクに晒されている。
(3)信用リスク
当社及び子会社の営業活動から生じる売上債権は顧客の信用リスクに晒されている。当該リスクに関しては、取引先ごとの
期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を定期的に把握する体制によりリスク軽減を図っている。
2.金融商品の公正価値等に関する事項
2016年3月31日における帳簿価額及び公正価値は主に次のとおりである。
(単位:百万円)
公正価値(*1)
30,034
39,511
(10,594)
(38,293)
差 額
―
―
―
―
(*1) 負債に計上されているものについては、( )で表示している。
(*2) 売上債権は貸倒引当金1,818百万円を控除した金額である。なお、流動資産と非流動資産を合算している。
監査報告書
(注)
1. 金融商品の公正価値の算定方法
現金及び現金同等物、売上債権、買入債務、短期借入金
短期間で決済されるものについては、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっている。回収期間が1年を超え
るものについては、その将来キャッシュ・フローを信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定している。
(注)
2. 金銭債権の連結決算日後の償還予定
1年以内(百万円)
現金及び現金同等物
30,034
売上債権
35,647
合 計
65,681
計算書類
現金及び現金同等物
売上債権(*2)
買入債務
短期借入金
帳簿価額(*1)
30,034
39,511
(10,594)
(38,293)
連結計算書類
また、デリバティブ取引については、取引相手先である金融機関の信用リスクに晒されており、リスク軽減のため信用度の
高い金融機関に限定し取引を行っている。
株主総会参考書類
40
1株当たり情報に関する注記
1.1株当たり親会社株主持分
2.基本的1株当たり親会社株主に帰属する当期利益
1,084円 43銭
10円 71銭
企業結合に関する注記
1.株式取得の目的
当社は、M&Aを事業規模の拡大を図るための重要な戦略のひとつとして位置付け、シナジー効果が期待できる候補先の選定
を慎重に行い、欧州市場を中心に高品質製品として定評のある「metabo」ブランドを擁するMetabo Aktiengesellschaft(本
社:ドイツ・ニュルティンゲン市、以下「metabo社」という)の親会社であるPower Tool Invest B.V.(本社:オランダ・スキ
ポール市)を買収した上で、metabo社の非支配株主持分の全部を取得し、完全子会社化いたしました。
metabo社は、世界トップレベルの高度な技術力を有し、「metabo」ブランドでグローバルに事業を展開している電動工具
の製造・販売会社です。世界25ヶ国に販売拠点を持ち、ドイツをはじめ欧州中心に充実した販売網のもと確固たる地位を築い
ています。製品面では、高出力セルによるハイパワーなリチウムイオン電池搭載製品、ディスクグラインダをはじめとした金属
加工製品を得意としています。
metabo社の持つ強力なブランド力及びドイツをはじめとした欧州市場の有力な販路を獲得するとともに、欧州域内での調達
先の拡大を実現することによりかねてから懸案事項であったユーロの為替リスクの軽減も可能となります。加えて、当社技術の
供給による「metabo」ブランドの品揃え強化や、metabo社の持つ高出力電動工具の開発力活用による開発効率の向上、さら
には販売網やサービス網の相互活用による両ブランド製品の拡販効果などのシナジーも期待できます。
両社は、開発、販売、製品ラインアップそれぞれにおいて、自身の強みにより相手を補完し合う、いわゆる相互補完関係にあ
り、企業価値の向上に最適なパートナーになるものと考えます。
当社は今後、こうしたシナジー効果を確実に実現させることによって、事業規模の拡大及び収益力の強化を加速させ、経営目
標である営業利益率10%以上の早期達成をめざしてまいります。
2.被取得企業の名称及びその事業の内容
(1)会社の名称
①Power Tool Invest B.V.
事業内容 持株会社
②Metabo Aktiengesellschaft
事業内容 電動工具の製造・販売
3.株式取得の時期
2016月3月1日
4.取得した議決権比率
(1)Power Tool Invest B.V. 100%
(2)Metabo Aktiengesellschaft 100%(*)
(*)Power Tool Invest B.V.を通じた間接所有分(80%)を含んでいる。
41
(単位:百万円)
のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものである。なお、これらの金額は、当該取得価額の取
得資産及び引受負債への配分が完了していないことから、現時点で入手しうる情報に基づいた暫定的な金額である。また、当
該企業結合に係る取得関連費用として、773百万円を「その他の費用」に計上している。
連結損益計算書に計上されている取得日以降の被取得企業の売上収益は4,347百万円、当期損失は△48百万円である。なお、企
業結合の会計処理により、公正価値にて認識された資産の償却費を含んでいる。
計算書類
6.被取得企業の売上収益及び当期損失
連結計算書類
1,288
5,109
8,269
1,597
16,263
8,010
8,229
1,003
17,242
33,505
17,776
9,349
27,125
21,461
15,081
事業報告
現金及び現金同等物
売上債権
棚卸資産
その他の流動資産
流動資産
有形固定資産
無形資産
その他の非流動資産
非流動資産
資産の部合計
流動負債
非流動負債
負債の部合計
支払対価(現金)
のれん
金 額
招集ご通知
5. 取得対価、取得した資産及び引き継いだ負債の公正価値
監査報告書
株主総会参考書類
42
貸 借 対 照 表
(2016年3月31日現在)
科 目
流
金 額
(資産の部)
動
資
産
現 金 及 び 預 金
関 係 会 社 預 け 金
受
取
手
形
売
掛
金
製
品
半
製
品
材
料
仕
掛
品
未
収
入
金
関 係 会 社 短 期 貸 付 金
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 の 流 動 資 産
貸
倒
引
当
金
固
定
資
産
有
形
固
定
資
産
建
物
構
築
物
機
械
装
置
車
両
運
搬
具
工 具 器 具 備 品
土
地
建
設
仮
勘
定
無
形
固
定
資
産
の
れ
ん
施
設
利
用
権
ソ フ ト ウ ェ ア
投 資 そ の 他 の 資 産
投 資 有 価 証 券
関 係 会 社 株 式
従 業 員 長 期 貸 付 金
繰 延 税 金 資 産
前 払 年 金 費 用
その他の投資その他の資産
43
資
産
合
計
70,664
3,917
9,960
89
22,475
7,365
2,917
386
1,310
405
21,558
920
300
△ 944
85,112
10,904
5,769
457
2,264
19
927
1,441
24
2,759
63
0
2,696
71,448
69
68,676
81
87
2,265
268
155,776
(単位:百万円)
科 目
金 額
(負債の部)
流
動
買
電
子
短
期
未
未
未
払
預
記
掛
借
負
録
払
払
法
り
債
入
費
人
税
債
45,102
務
626
金
金
30,600
用
2,604
金
等
1,889
93
金
1,690
関係会社整理損失引当金
564
役 員 賞 与 引 当 金
そ の 他 の 流 動 負 債
固
6,846
定
負
65
123
債
7,730
退 職 給 付 引 当 金
1,742
関 係 会 社 長 期 借 入 金
関係会社支援損失引当金
資
産
除
去
債
務
そ の 他 の 固 定 負 債
負
債
合
5,217
277
90
403
計
52,833
本
102,911
金
21,558
(純資産の部)
株
主
資
資
本
本
資
本
資
剰
余
準
備
金
金
そ の 他 資 本 剰 余 金
利
益
そ の 他 利 益 剰 余 金
74,102
別
自
新
169
77,182
益
余
21,388
金
利
剰
17,813
準
途
備
積
立
金
金
繰 越 利 益 剰 余 金
式
38,802
△ 13,643
権
合
計
102,943
負 債 及 び 純 資 産 合 計
155,776
資
予
株
35,300
約
純
株
己
3,080
産
32
益
計
算
書
科 目
売
売
費
上
及
び
一
費
17,217
損
失
△ 1,133
収
益
般
管
外
利
息
及
業
び
理
配
外
当
費
金
2,866
他
463
利
息
67
為
替
差
損
270
他
226
の
特
常
利
別
益
利
1,631
益
職
給
付
制
度
移
行
益
871
投
資
有
価
証
券
売
却
益
315
益
199
定
特
資
産
別
関
係
却
損
関係会社整理損失引当金繰入額
564
関係会社支援損失引当金繰入額
129
製 品 自 主 回 収 関 連 費 用
38
前
引
株
当
当
期
式
評
金
繰
純
価
入
利
額
0
益
129
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税
460
法
748
人
期
税
等
純
調
整
損
額
失
2,888
株主総会参考書類
2,154
倒
社
1,386
失
損
貸
会
売
監査報告書
退
固
565
計算書類
払
経
3,330
用
支
そ
当
16,083
の
営
引
益
利
業
そ
税
66,251
連結計算書類
取
価
総
業
受
82,334
原
営
営
高
事業報告
上
売
販
金 額
上
売
(単位:百万円)
招集ご通知
損
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
1,208
△ 1,078
44
株主資本等変動計算書
(2015年4月1日から2016年3月31日まで)
(単位:百万円)
資本剰余金
株 主 資 本
利益剰余金
その他利益剰余金
資 本 金
利益剰余金
そ の 他 資本剰余金
資本準備金
利益準備金
繰越利益
合
計
資本剰余金 合
計
別途積立金
剰 余 金
2015年4月1日 期首残高
17,813
21,388
169
21,558
3,080
35,300
41,706
80,086
事 業 年 度 中 の 変 動 額
剰
当
余
金
期
の
純
配
損
当
△ 1,825 △ 1,825
失
△ 1,078 △ 1,078
自 己 株 式 の 取 得
自 己 株 式 の 処 分
0
0
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
事業年度中の変動額合計
-
-
0
0
-
2016年3月31日 期末残高
17,813
21,388
169
21,558
3,080
株 主 資 本
- △ 2,903 △ 2,903
35,300
38,802
77,182
評価・換算差額等
そ の 他
評価・換算 新株予約権 純資産合計
自 己 株 式 株主資本合計 有 価 証 券
差額等合計
評価差額金
2015年4月1日 期首残高
△ 13,641
105,817
183
183
-
106,000
事 業 年 度 中 の 変 動 額
剰
当
余
期
金
の
純
配
損
当
△ 1,825
△ 1,825
失
△ 1,078
△ 1,078
自 己 株 式 の 取 得
△2
△2
△2
自 己 株 式 の 処 分
0
0
0
株主資本以外の項目の
事業年度中の変動額(純額)
45
△ 183
△ 183
32
△ 151
事業年度中の変動額合計
△2
△ 2,906
△ 183
△ 183
32
△ 3,057
2016年3月31日 期末残高
△ 13,643
102,911
-
-
32
102,943
重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示している。
2.資産の評価基準及び評価方法
招集ご通知
個別注記表
(1)有価証券
子会社株式及び関連会社株式…………………移動平均法に基づく原価法
し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの……………移動平均法に基づく原価法
(2)デリバティブ……………………………………時価法
事業報告
その他有価証券 時価のあるもの……………期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理
(3)たな卸資産
製品・半製品・材料……………………………移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げ
3.固定資産の減価償却の方法
法により算定)
(1)有形固定資産(リース資産を除く)……………定額法
(2)無形固定資産(リース資産を除く)……………定額法
連結計算書類
の方法により算定)
仕掛品……………………………………………個別法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方
(3)リース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用している。
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用している。
計算書類
所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別
債務超過関係会社の支援に伴う損失に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、債務超過額のうち、当該関係会社に対
して計上している貸倒引当金を超過する金額について計上している。
(3)関係会社整理損失引当金
監査報告書
に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上している。
(2)関係会社支援損失引当金
債務超過関係会社の事業整理に伴う損失に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、債務超過額に対して計上してい
る。
役員賞与の支出に備えて、支給見込額のうち当事業年度負担額を計上している。
株主総会参考書類
(4)役員賞与引当金
46
(5)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末におい
て発生していると認められる額を計上している。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準に
よっている。
②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(15年)による定額法により費用処
理している。
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(15年)による
定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理している。
未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の貸借対照表における取扱いが連結財政状態計算書と異なる。
5.消費税等の会計処理は税抜方式によっている。
貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産の減価償却累計額
2.保証債務
40,787百万円
3,092百万円
関係会社
3,080百万円
(対象会社数)
(8社)
従業員
3.関係会社に対する短期金銭債権
12百万円
17,377百万円
関係会社に対する短期金銭債務
7,342百万円
損益計算書に関する注記
1.関係会社との取引高
売上高
58,043百万円
仕入高
営業取引以外の取引高
46,631百万円
2,886百万円
株主資本等変動計算書に関する注記
1.自己株式の種類及び株式数に関する事項
株式の種類
普通株式
当事業年度期首株式数
21,678,750
(単位:株)
増加株式数
2,514
(注)
1. 自己株式数の増加は、単元未満株式の買取請求による増加2,514株である。
2. 自己株式数の減少は、単元未満株式の買増請求による減少16株である。
47
減少株式数
16
当事業年度期末株式数
21,681,248
招集ご通知
税効果会計に関する注記
事業報告
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
(繰延税金資産)
減価償却超過額
209百万円
未払賞与
411
関係会社株式評価損
1,495
たな卸資産評価損
155
貸倒引当金
287
関係会社整理損失引当金
173
繰越欠損金
1,558
その他
487
繰延税金資産小計
4,775
評価性引当額
△3,550
繰延税金資産合計
1,225
(繰延税金負債)
前払年金費用
△159
その他
△59
繰延税金負債合計
△218
繰延税金資産の純額
1,007
連結計算書類
関連当事者との取引に関する注記
属 性
会社等の
名
称
親 会 社
㈱ 日 立
製 作 所
(単位:百万円)
議決権等
の所有
住 所
資本金 事業の内容
(被所有)
割合
被所有
電気機械器
東 京 都
51.2%
458,790 具等の製造
千代田区
直接40.3
及び販売
間接10.9
関 係 内 容
役員の
兼任等
事業上
の関係
兼任
1名
資 金 の
預 入 れ
取引の内容 取引金額
資金の預入れ
42,795
利息の受取
6
科 目
期末残高
関係会社
預け金
9,960
属 性
会社等の
名
称
(単位:百万円)
住 所
事業の内容
リース、ロー
9,983 ン 等 の 金 融
サービス事業
役員の
兼任等
なし
なし
関 係 内 容
事業上
の関係
当社取引先が
有する営業債
権のファクタ
リング
取引の内容
当社取引先が
有する営業債
権のファクタ
リング
取引金額
2,157 買
科 目
掛
期末残高
金
303
(注)
1. 取引金額には消費税等を含まないが、期末残高には消費税等を含む。
2. 取引条件及び取引条件の決定方針等
当社取引先が有する営業債権のファクタリングについては、当社と当社の取引先との間で決定された取引金額により、取引先が債権譲
渡している。
3. 役員の兼任等については、2016年3月31日現在で記載している。
株主総会参考書類
親 会 社 日立キャ 東 京 都
の子会社 ピタル㈱ 港
区
資本金
議決権等
の所有
(被所有)
割合
監査報告書
(注)
1. 取引金額及び期末残高には消費税等を含まない。
2. 取引条件及び取引条件の決定方針等
資金の預入れについては、市場金利を勘案して利率を合理的に決定している。
3. 役員の兼任等については、2016年3月31日現在で記載している。
2.兄弟会社等
計算書類
1.親会社及び法人主要株主等
48
3.子会社等
属性
子 会 社
会社等の
名 称
(単位:百万円)
住 所
日立工機 東 京 都
販 売 ㈱ 大 田 区
資本金
事業の内容
百万円 電 動 工 具
450 の 販 売
Hitachi
米
国 千米ドル 電 動 工 具
子 会 社 Koki
(ジョージア州) 120,000 の 販 売
U.S.A., Ltd.
子 会 社
広東日立工 中
国 千米ドル 電 動 工 具
機有限公司 (広東省) 20,500 の 製 造
子 会 社
福建日立工 中
国 千米ドル 電 動 工 具
機有限公司 (福建省) 22,500 の 製 造
Hitachi
Power
子 会 社 Tools
Europe
GmbH
ド イ ツ
議決権等
関 係 内 容
の所有
(被所有)
役員の
事業上
割合
兼任等
の関係
所有
100%
当社製品
なし
直接100.0
の 販 売
間接
-
所有
当社製品
100%
なし
の 販 売
直接100.0
-
間接
所有
当社製品
98.6%
兼任3名
の 製 造
直接 95.5
間接 3.1
所有
当社製品
95.1%
兼任2名
の 製 造
直接 92.7
間接 2.4
所有
千ユーロ 電 動 工 具
100%
5,112 の 販 売 直接100.0
-
間接
なし
取引の内容
取引金額
科 目
期末残高
電動工具の
販
売
13,973 売
掛
金
5,335
電動工具の
販
売
18,840 売
掛
金
5,720
電動工具の
購
買
16,563 買
掛
金
2,003
電動工具の
購
買
10,900 買
掛
金
1,109
当社製品
債 務 保 証
の 販 売
1,939
-
-
(注)
1. 取引金額には消費税等を含まないが、期末残高には消費税等を含む。
2. 取引条件及び取引条件の決定方針等
日立工機販売㈱、Hitachi Koki U.S.A., Ltd.、広東日立工機有限公司及び福建日立工機有限公司との価格その他の取引条件は、市場情勢
を勘案して決定している。
3. Hitachi Power Tools Europe GmbH に対する債務保証は、金融機関からの融資に対して保証したものである。
4. 役員の兼任等については、2016年3月31日現在で記載している。
1株当たり情報に関する注記
1.1株当たり純資産額
2.1株当たり当期純損失
49
1,014円99銭
△10円64銭
招集ご通知
監 査 報 告 書
連結計算書類に係る会計監査報告
2016年5月16日
日立工機株式会社
執行役社長 前 原 修 身 殿
事業報告
独立監査人の監査報告書
新日本有限責任監査法人
公認会計士
尾 﨑 隆 之 ㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
須 藤 謙 ㊞
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、日立工機株式会社の2015年4月1日から2016年3月
31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結持分変動計算書
及び連結注記表について監査を行った。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 株主総会参考書類
監査意見
当監査法人は、会社計算規則第120条第1項後段の規定により国際会計基準で求められる開示項目の一部を省略
して作成された上記の連結計算書類が、日立工機株式会社及び連結子会社からなる企業集団の当該連結計算書類に
係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査報告書
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算書類に対する意見を表明
することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、
監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続
は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択
及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、
リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結計算書類の作成と適正な表示に
関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によっ
て行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書類の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
計算書類
連結計算書類に対する経営者の責任
経営者の責任は、連結計算書類を国際会計基準で求められる開示項目の一部を省略して作成することを認めてい
る会社計算規則第120条第1項後段の規定により作成し、適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬に
よる重要な虚偽表示のない連結計算書類を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及
び運用することが含まれる。
連結計算書類
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
50
計算書類に係る会計監査報告
独立監査人の監査報告書
2016年5月16日
日立工機株式会社
執行役社長 前 原 修 身 殿
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
尾 﨑 隆 之 ㊞
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
公認会計士
須 藤 謙 ㊞
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、日立工機株式会社の2015年4月1日から2016年
3月31日までの第94期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個
別注記表並びにその附属明細書について監査を行った。
計算書類等に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して計算書類及びその附属
明細書を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない計算書類及びそ
の附属明細書を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれ
る。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属明細書に対
する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠し
て監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
いて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施さ
れる。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明細書の重要な虚偽表示
のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのも
のではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、計算
書類及びその附属明細書の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した
会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属
明細書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の
基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において
適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 51
監 査 報 告 書
招集ご通知
監査委員会の監査報告
当監査委員会は、2015年4月1日から2016年3月31日までの第94期事業年度における取締役及び執行役の職
1. 監査の方法及びその内容
事業報告
務の執行について監査いたしました。その方法及び結果につき以下のとおり報告いたします。
監査委員会は、会社法第416条第1項第1号ロ及びホに掲げる事項に関する取締役会決議の内容並びに当該決
び運用の状況について定期的に報告を受け、必要に応じて説明を求め、意見を表明するとともに、下記の方法で
監査を実施しました。
① 監査委員会が定めた監査の方針、職務の分担等に従い、会社の内部監査部門と連携の上、重要な会議に出席
連結計算書類
議に基づき整備されている体制(内部統制システム)について取締役及び執行役並びに使用人等からその構築及
し、取締役及び執行役等からその職務の執行に関する事項の報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決
ては、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて子会社から事業の報告を
受けました。
計算書類
裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査しました。また、子会社につい
② 事業報告に記載されている会社法施行規則第118条第3号イの基本方針及び同号ロの各取組み並びに会社法
施行規則第118条第5号イの留意した事項及び同号ロの判断及びその理由については、取締役会その他におけ
③ 会計監査人新日本有限責任監査法人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び
検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めまし
監査報告書
る審議の状況等を踏まえ、その内容について検討を加えました。
た。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」
(会社計算規則第131
している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。
以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告及びその附属明細書、計算書類(貸借対照表、損益計算書、
株主資本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書並びに連結計算書類(連結財政状態計算書、連結損
株主総会参考書類
条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(2005年10月28日企業会計審議会)等に従って整備
益計算書、連結持分変動計算書及び連結注記表)について検討いたしました。
52
2. 監査の結果
(1)事業報告等の監査結果
① 事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。
② 取締役及び執行役の職務の執行に関する不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実は認めら
れません。
③ 内部統制システムに関する取締役会の決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制システム
に関する事業報告の記載内容並びに取締役及び執行役の職務の執行についても、指摘すべき事項は認められ
ません。
④ 事業報告に記載されている会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針は相
当であると認めます。事業報告に記載されている会社法施行規則第118条第3号ロの各取組みは、当該基本
方針に沿ったものであり、当社の株主共同の利益を損なうものではなく、かつ、当社の会社役員の地位の維
持を目的とするものではないと認めます。
⑤ 事業報告に記載されている親会社等との取引について、当該取引をするに当たり当社の利益を害さないよ
うに留意した事項及び当該取引が当社の利益を害さないかどうかについての取締役会の判断及びその理由に
ついて、指摘すべき事項は認められません。
(2)計算書類及びその附属明細書の監査結果
会計監査人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(3)連結計算書類の監査結果
会計監査人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
2016年5月19日
日立工機株式会社 監査委員会
監査委員
(常勤) 高 萩 光 男
㊞
監 査 委 員 川 口 恭 史 ㊞
監 査 委 員 渋 村 晴 子 ㊞
(注)
監査委員川口恭史及び渋村晴子は、会社法第2条第15号及び第400条第3項に規定する社外取締役です。
53
招集ご通知
株主総会参考書類
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
当社における
地位及び担当
略 歴 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
いわ
た
しん じ ろう
岩 田 眞二郎
(1948年6月6日生)
2000年
2001年
2006年
2009年
2011年
8
9
4
4
4
月
月
月
月
月
1
2013年 6 月
2014年 6 月
2015年 6 月
2016年 4 月
〈取締役候補者とした理由〉
経営者としての豊富な経験及び識見に基づき、当社の経営全般にわたり助言をいただくことにより、当社取
締役会の一層の機能強化が期待されるため、取締役候補者としました。
監査報告書
2014年10月
─株
計算書類
取 締 役 会 長 2013年 4 月
㈱日立製作所入社
日立データシステムズ社
エグゼクティブバイスプレジデント
㈱日立製作所国際事業本部副本部長
日立データシステムズ社CEO
㈱日立製作所情報・通信グループCMO
同社執行役常務
同社執行役専務
情報・通信システム社社長
同社代表執行役 執行役副社長
情報・通信システムグループ長
㈱日立物流社外取締役(2015年6月退任)
㈱日立国際電気社外取締役(2014年6月退任)
㈱ベネッセホールディングス
社外取締役(現任)
㈱日立製作所CIO 兼 CTrO 兼
Smart transformation Project強化本部長
当社取締役会長(現任)
㈱日立製作所嘱託 現在に至る
所 有 す る
当社株式の数
連結計算書類
1972年 4 月
1997年 6 月
事業報告
議 案 取締役全員任期満了につき7名選任の件
本総会終結の時をもって取締役全員の任期が満了いたしますので、選任を行いたいと存じます。取
締役候補者につきましては、コーポレートガバナンスの強化を目的として当社及び日立グループから
独立した社外取締役を1名増員することとし、次のとおり取締役候補者7名(うち社外取締役候補者
3名)をご提案申し上げます。
株主総会参考書類
54
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
しぶ
むら
当社における
地位及び担当
はる
(1964年12月6日生)
社
指
監
報
千代田生命保険相互会社入社
財団法人九州大学出版会入社
司法修習修了 弁護士登録
本間・小松法律事務所
(現 本間合同法律事務所)入所
外 取 締 役 1999年 4 月 同パートナー弁護士(現任)
2014年 4 月 第二東京弁護士会常議員会副議長(外部職)
名 委 員
(2015年3月退任)
査 委 員 2015年 6 月 ニチレキ㈱社外監査役(現任)
酬 委 員
当社取締役 現在に至る
所 有 す る
当社株式の数
1987年 4 月
1987年 8 月
1994年 4 月
こ
渋 村 晴 子
2
略 歴 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
─株
社外取締役候補者
独立役員候補者
〈社外取締役候補者とした理由〉
弁護士としての専門的識見に基づき、当社及び日立グループから独立した立場で当社の経営全般にわたり助
言をいただくことにより、当社取締役会の一層の機能強化が期待されるため、社外取締役候補者としました。
当社の社外取締役に就任してからの年数は1年です。
渋村晴子氏は、直接会社の経営に関与された経験はありませんが、上記の理由により社外取締役としての職
務を適切に遂行していただけるものと判断しています。
新任
せの
お
たい
すけ
妹 尾 泰 輔
(1946年8月1日生)
─
3
1969年
1997年
2001年
2004年
2006年
4
6
6
6
1
月
月
月
月
月
2009年
2012年
2014年
2015年
6
6
6
6
月
月
月
月
光洋精工㈱入社
同社取締役
同社常務取締役
同社専務取締役
㈱ジェイテクト(光洋精工㈱と豊田工機㈱が合併)
専務取締役
光洋機械工業㈱代表取締役社長
同社相談役
同社顧問
青木あすなろ建設㈱社外取締役
現在に至る
─株
社外取締役候補者
独立役員候補者
〈社外取締役候補者とした理由〉
機械メーカーの経営者としての豊富な経験及び識見に基づき、当社及び日立グループから独立した立場で当
社の経営全般にわたり助言をいただくことにより、当社取締役会の一層の機能強化が期待されるため、社外取
締役候補者としました。
55
氏 名
(生年月日)
当社における
地位及び担当
略 歴 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
1986年 4 月
1989年 5 月
2002年 2 月
新任
やま
もと
のぼる
山 本 昇
(1962年11月21日生)
2006年11月
─
2011年10月
4
─株
独立役員候補者
たか
はぎ
みつ
お
高 萩 光 男
(1957年5月2日生)
5
締
役
2010年 6 月
監 査 委 員 長 2010年11月
(常勤監査委員)
2011年 4 月
2012年 6 月
2013年 4 月
〈取締役候補者とした理由〉
当社の経理財務部門、関連会社統括部門等において豊富な業務経験を有し、経理財務本部長を務めるなど、
財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。また、国内子会社の社長経験を有しています。
これらの豊富な経験や実績に基づき、当社取締役会の監督機能の強化が期待されるため、取締役候補者とし
ました。
株主総会参考書類
2015年 6 月
当社入社
経理部副部長
経理財務本部主管 兼 関連会社室長
経理財務本部経理部長 兼 関連会社室長
経理財務本部副本部長 兼 経理部長
兼 関連会社室長
取締役(2010年11月退任)
10,800株
経理財務本部副本部長 兼 経理部長
兼 財務部長 兼 関連会社室長
経理財務本部副本部長 兼 関連会社統轄室長
取締役(2013年6月退任)
㈱日立工機マニュファクチャリング&サービス
代表取締役
当社取締役 現在に至る
監査報告書
取
1983年 4 月
2002年 4 月
2005年 4 月
2005年11月
2008年10月
計算書類
〈社外取締役候補者とした理由〉
国際的なフィナンシャル・アドバイザリー会社における豊富な経験及び専門的識見に基づき、当社及び日立
グループから独立した立場で当社の経営全般にわたり助言をいただくことにより、当社取締役会の一層の機能
強化が期待されるため、社外取締役候補者としました。
山本昇氏は、直接会社の経営に関与された経験はありませんが、上記の理由により社外取締役としての職務
を適切に遂行していただけるものと判断しています。
連結計算書類
社外取締役候補者
事業報告
2003年 4 月
マツダ㈱入社
大和證券㈱入社
プライスウオーターハウスクーパース・フィナ
ンシャル・アドバイザリー・サービス㈱入社
㈱ラザードフレール入社 同社マネージング
ディレクター
日興シティグループ証券㈱入社
同社マネージングディレクター
ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行東京支店入社
同社共同投資銀行本部長 マネージングディレ
クター 現在に至る
所 有 す る
当社株式の数
招集ご通知
候補者
番 号
56
候補者
番 号
氏 名
(生年月日)
まえ
はら
おさ
当社における
地位及び担当
み
前 原 修 身
(1955年5月25日生)
取
締
役
指 名 委 員
報酬委員長
略 歴 及 び 重 要 な 兼 職 の 状 況
1978年
1983年
2001年
2004年
4
8
8
6
月
月
月
月
2004年 8 月
2006年 6 月
代 表 執 行 役 2008年 6 月
執 行 役 社 長 2009年11月
6
2012年
2013年
2014年
2015年
6
6
6
6
月
月
月
月
所 有 す る
当社株式の数
㈱ゼネラル入社
当社入社
電動工具事業グループ戦略企画部長
国際営業本部第一営業部長
兼 事業企画室事業企画部長
国際営業本部長付
(日立パワーツールズネザーランドB.V.に出向
モスクワ駐在員事務所駐在)
10,700株
経営企画本部長 兼 国際営業本部長
取締役
日立工機U.S.A., Ltd.社長を兼任
常務取締役
専務取締役
代表取締役 取締役社長
取締役 代表執行役 執行役社長 現在に至る
〈取締役候補者とした理由〉
当社の営業部門、経営企画部門等において豊富な業務経験を有し、また、複数の海外販売子会社及び国内製
造販売会社の社長経験を有しています。さらに、2008年6月から取締役として、2014年6月から取締役社長、
2015年6月から取締役及び執行役社長として当社経営を担っています。
これらの豊富な経験及び識見に基づき、取締役会と執行役との情報の共有化及び当社取締役会の意思決定機
能の強化が期待されるため、取締役候補者としました。
よし
だ
1973年 4 月
2004年 6 月
2004年11月
あきら
吉 田 彰
(1954年5月12日生)
取
締
役
2006年12月
2011年 8 月
執 行 役 専 務 2012年11月
生産・調達本部長
7
2013年 1 月
2013年 6 月
2014年 6 月
2015年 6 月
当社入社
生産統轄本部生産統轄部長
生産統轄本部長付(日立工機(マレーシア)
Sdn.Bhd.に代表取締役として出向)
生産本部長付(福建日立工機有限公司に総経理
として出向)
生産本部副本部長 兼 海外生産統轄室長
13,000株
生産本部副本部長 兼 海外生産統轄室長
兼 環境本部副本部長
生産本部長 兼 生産統轄部長
兼 環境本部副本部長
取締役
常務取締役
取締役 執行役専務 現在に至る
〈取締役候補者とした理由〉
当社の生産部門等において豊富な業務経験を有し、また、中国・アジアの海外製造子会社の社長経験を有し
ています。さらに、2013年6月から当社の取締役として、2015年6月から取締役及び執行役として当社経営
を担っています。
これらの豊富な経験及び識見に基づき、取締役会と執行役との情報の共有化及び当社取締役会の意思決定機
能の強化が期待されるため、取締役候補者としました。
57
事業報告
招集ご通知
(注)
1. 各取締役候補者と当社との間に特別の利害関係はありません。
2. 当社は、岩田眞二郎氏、渋村晴子氏及び高萩光男氏との間で損害賠償責任を限定する契約を締結しています。当該契約に基づく責任
の限度額は、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項各号に掲げる額の合計額となり、その額を
超える部分については免責することとしています。3氏の再任が承認された場合、当社は3氏との間の前記責任限定契約を継続する予定
です。また、妹尾泰輔氏及び山本昇氏の選任が承認された場合、当社は両氏との間で同様の責任限定契約を締結する予定です。
3. 岩田眞二郎氏の上記「略歴及び重要な兼職の状況」の欄には、当社の親会社である㈱日立製作所及びその子会社等における現在又は
過去5年間の業務執行者若しくは役員であるときの地位及び担当を含めて記載しています。
4. 渋村晴子氏、妹尾泰輔氏及び山本昇氏は、会社法施行規則第2条第3項第7号の社外取締役候補者です。
5. 渋村晴子氏及び同氏が所属する本間合同法律事務所と当社との間には、法律その他の専門業務又はコンサルティング業務等に関する
契約関係はありません。
6. 山本昇氏が在籍するビー・エヌ・ピー・パリバ銀行と当社との間に取引関係はありません。
7. 当社は、渋村晴子氏を㈱東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ています。同氏の再任並びに
妹尾泰輔氏及び山本昇氏の選任が承認された場合、当社は3氏を独立役員として指定する予定です。
以 上
連結計算書類
計算書類
監査報告書
株主総会参考書類
58
株
ご
主
総
案
会 会
内
場
図
N
会 場
品川インターシティ
品川グランドセントラルタワー3階
THE GRAND HALL
A棟
交番
港南ふれあい
広場
〒108-0075 東京都港区港南二丁目16番4号
徒歩 8 分
京浜急行
品川駅 より
徒歩10分
至田町
港南口に出られましたら、1階(地上)に降り
ずに、右手前方のスカイウェイ(歩行者専用通
路)をご利用ください。
JR品川イーストビル
(アトレ品川)
至羽田空港
横浜
JR東海道
新幹
株主総会会場
線
JR品川駅
高輪口
THE GRAND HALL
JR線
中央改札
京急品川駅
入口はエスカレータよりお越しください。
京浜急行線
至 大 崎・川
崎
八ツ山橋
第一京浜(国道 15 号)
ウイング
高輪WEST
駐車場の用意がございませんので、公共の交通
機関をご利用くださいますようお願い申し上げ
ます。
三菱重工ビル
品川駅 より
レインボーロード
(自由通路)
R
J
C棟
ファミリーマート
太陽生命品川ビル
品川イースト
ワンタワー
スカイウェイ
港南口
交 通
B棟
ショップ&
レストラン棟
ニッセイ・
ライフプラザ品川
本間ゴルフ
品川プリンスホテル
品川プリンスホテルアネックスタワー
日立工機株式会社
〒108-6020 東京都港区港南二丁目15番1号(品川インターシティA棟)
見やすく読みまちがえにくい
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を採用しています。