自然体験教室「川ガキ集まれ!」 子どもたちが川遊びを通じて、ふるさとの自然の素晴らしさを実感するととも に川の上流の豊かな森「白神山地」の大切さを学んでほしいと考え、自然体験教 室「藤琴川に親しむ子どもたちの集い『川ガキ集まれ!』」を実施しました。こ の日は、藤里町ツーリズム協議会のツアー「藤里町・埼玉県東川口児童交流事業 『白神山地の麓 夏の藤里を満喫しよう』」で宿泊体験活動に参加している子ど もたちも一緒になって川遊びを体験しました。 また、この川遊び体験は、主催した東北地方環境事務所のほか、藤里町、〃教 育委員会、藤里町商工会、粕毛漁業協同組合、白神山地世界遺産センター(藤里 館)活動協議会など多くの皆さんの協力をいただきました。 1 と き 平成22年7月29日(木) 9:30∼15:30 2 ところ 白神山地世界遺産センター(藤里館)と遺産センター前の藤琴川 (藤里町桜づつみ公園) 3 参加者 自然体験教室 14名(地元小学生13、父兄1) 交流事業 16名(地元小学生7、埼玉県小学生9) 計30名 4 自然体験教室の様子 ○ 赤・青・黄・白のリストバンドで4班に分かれた子どもたち。それと同色 のバンダナを着けた自然保護官等をそれぞれの班にリーダーに配置して一緒 に行動しました。水着姿の子どもたちは藤琴川沿いの小川でイワナのつかみ 取りに挑戦。ほとんどの子が魚を手づかみするのは初めてとあってヌルヌル した体に苦戦しながら、岸辺や岩の下をさぐってイワナをさがし、触ったり つかまえるたびにキャー、ヤッターと歓声をあげていました。 ○ 次は藤琴川に入って川の中を観察。水温17℃とやや冷たかったものの、 子どもたちは元気に水中メガネやガラス箱を覗いて水中を観察したり、た も網で水棲昆虫や魚など様々な生き物を捕獲。ムカデのようなヘビトンボ を気味悪がったり、メダカのような子どものウグイを可愛がったり、ヤゴ やカゲロウ、カジカやアユなど藤琴川にはいろいろな生き物がいることを 勉強しました。 1 ○ 昼食では、藤里町商工会とボランティアの皆さんによる焼きたてのイワナ や山菜汁を食べ、おいしいと言う者、しょっぱいと言う者と感想はいろいろ でしたが、全員満腹。 ○ 午後からは遺産センター(藤里館)で藤里町製作のDVD「水の森の神」 を鑑賞した後、斉藤自然アドバイザーを先生に今日の自然体験教室のまとめ と白神山地の自然の学習。川遊びの疲れと満腹で居眠りする子も見受けられ ましたが、ブナの実を食べたり、ブナの葉や土壌の実物を見たりして真剣に 勉強しました。 5 子どもたちの感想 ○ イワナを初めてつかみました。ヌルヌルしていたけど1ぴきつかまえるこ とができました。探すのは大変でした。 次に、川で小さな魚や虫をつかまえました。石の下にはたくさんの生物が いました。初めて見る生き物もいました。 お昼には、とった魚(イワナ)を食べました。おいしかったけど、しょっ 2 ぱかったです。 午後はDVDを見ました。ブナや白神山地の動植物の勉強をしました。ブ ナの実も食べました。2回目だったけど、おいしかったです。 今日は1日、とても勉強になったし、楽しかったです。【伊藤絵梨華】 ○ 今日のイワナをつかんだりして遊ぶとき、最初はどこにいるのか全然分 からなかったけど、だんだんコツがつかめて2ひきつかまえれてうれしかっ たし、楽しかったです。川の中の観察は、いろいろな虫がいて、気持ち悪 かったけどすごかったです。 DVDでの勉強は、白神山地からたくさんの水が流れてきていることが分 かりました。それに、ブナの木などの木の長さはどうして同じくらいなのか も知ることができました。白神山地とくらしはなんとなくつながっているん だなぁと思いました。【高橋夏連】 ○ 最初にやったイワナつかみで1ぴきつかんでバケツに入れることができて よかったです。 次の川遊びでは虫などをつかまえることはできなかったけど、最後にみん ながとったのをみたら魚もいたのでびっくりしました。楽しかったです。 【安保凜】 (以 上) 3
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