参考資料4 内部検証員研修会資料 内部検証の手順・検証のポイント • 事業者内における内部検証の運用(案) ①検証申請書の提出(算定者→内部検証員) ②書面による内部検証の実施(内部検証員) ③対面による内部検証の実施 (内部検証員→算定者) ④指摘事項の確認(内部検証⇔算定者) ⑤検証結果報告書の作成(内部検証員) 書面による内部検証のポイント ① 【全般】 ①該当する最新版PCRへの準拠性 ②最新版の原単位データベースに基づいた算定か ③調査範囲がPCRに沿って設定されているか -算定対象が表示を行う製品の形態と一致しているか? (包装材や添付品は含まれているか) ④算定されたCFP値が過去の算定結果と比べて妥当な範囲であるか 【データについて】 ①PCRに記載されているデータ収集項目が収集されているか、一次 データ収集項目は一次データとして収集されているか ②一次データの根拠である別紙の記載は十分か(後日に他の方が見て もわかるように記載されているか) ③当該原単位の当てはめは妥当か、転記ミスは無いか -そもそもの当てはめの妥当性、代替した場合の根拠、事務局から妥当な データを相談しているか 書面による内部検証のポイント ② 【詳細情報について】 ①CFP制度と関係の無い宣伝文句が入っていないか。 ②消費者に誤解を与える表現となっていないか。 ③理解しにくい表現となっていないか。 ④各内容がルールに則り正しく記載されているか。 【マーク表示について】 ①正しい数字が記載されているか。 ②PCRに規定されている必須表示項目が記載されているか。 ③PCRに規定されている追加表示部の必須表示項目が記載されてい るか。 ④製品に貼付された際に消費者に誤解を与える表現となっていないか。 対面による内部検証のポイント ① 【対面による検証のポイント】 ・書面による検証の際の疑問点・指摘点の確認 ・エビデンスにもとづくデータのトレーサビリティの確認 (しっかりした証拠書類の整理・管理ができているか、転記ミス は無いかの確認) 【対面による検証の実施方法】 ①書面による検証の際の疑問点・指摘点をまとめておき、検証 チェックシートを用いて、算定者への質疑応答の形で確認を行う ②算定者がCFP値算定のために使用した証拠書類を確認し、しっ かりとした整理・管理できているかを確認する。 ③修正が必要な箇所があれば、その内容を算定者に具体的に指 摘し、修正方法を確認しあうこと。 対面による内部検証のポイント ② 【全般】 ・必要に応じて、製品のアウトラインの説明を受け、製品概要を 把握する ・ライフサイクルフロー図の説明を受け、範囲や製造フローを把 握する ・エビデンスの確認、公開後の問い合わせに対応可能な書類の 管理が出来ていることの確認 【データについて】 ・一次データ収集内容(データ収集期間、海外輸入原材料の取扱、 工場内のロス率・歩留まりの考慮、配分方法、データ収集範囲、 カットオフ)がPCRに沿って正しく行われているか、妥当性につ いて検討されているか ・二次データ(原単位)当てはめの根拠の確認 ・計算ミスの確認 指摘事項の確認と報告書の作成 ・内部検証において発生した指摘事項については、修正の方向 性を算定者と検証終了後に相互確認を行う。 ・算定者による修正確認後に、報告書を作成する。 ・検証結果報告書は、後日に社内のトレーサビリティを考慮する とともに、外部からの検査の対象となることも想定し、妥当性の 判断が可能なように、具体的かつ詳細に ①確認した事項 ②指摘した事項 ③指摘に対する算定者の対応内容 の全てを記述する。
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