鳴橋 直弘(教授) 私はアジア産バラ科キイチゴ属(ラズベリーやブラックベリーの仲間)の分類学的研究 と日本の不明な植物の解明を行っています。また, バラ科植物の分類学的, 植物地理学的, 生態学的, 細胞学的, 及び細胞遺伝学的研究等も行っています。 台湾のキイチゴ属の研究のため, 4 回の フィールドワーク(1999-2001)を行い, その 結果, 現地台湾で 37 種を認識しており, 成果の一部は発表しています。 また, 最近解明した日本産の植物は ① 新雑種サクキバナアキギリの発表 ② ミヤマワレモコウの命名 ③ オオユリワサビの再発見と正体の解明 ④ 新雑種ゴカヤマイチゲの発表 ⑤ 新変種ダルマキンミズヒキの発表 ⑥ 新雑種ビロードゴショイチゴの発表 台湾のヒメフユイチゴ(欧州や北米で ⑦ 新種ユキミバナの発表 カバープランツとして栽培される) ⑧ マルバクサイチゴの再発見 Rubus hayata-koidzumii Naruh. ⑨ 新雑種ゴショモミジイチゴの発表 などです。 ゴカヤマイチゲ(富山県五箇山地 ユキミバナ(暖地の植物群に属しながら、この植 方で発見された) 物が雪の降る所で、雪の降る時期にまで花が見ら Anemone gokayamensis M.Sugim., Tak.Sato et れるところから命名された) Naruh. Strobilanthes wakasanus Wakasugi et Naruh.
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