平成28年3月24日 保護者の皆様へ 北海道野幌高等学校長 中 川 尚 之 新年度からの携帯電話の使用について(お願い) 早春の候 保護者の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 また、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。 さて、本校生徒の携帯電話の使用状況ですが、再三の指導にもかかわらず、授業中に使用し注 意を受ける状況が見られます。このことから携帯電話が原因で授業が止まることに他の生徒から も不満の声が多数ある状況です。 また、文部科学省においても、携帯電話は教育活動に直接必要のないものであることから一律 に禁止したりするなど使用を制限すべきであると通知が出されています。 つきましては、新年度から次の通り実施いたしますのでご理解とご協力お願い申し上げます。 記 1 指導主旨と現在の経緯 授業規律の徹底とコミュニケーション能力向上を目的として、当初は、登下校も含め携帯 電話の使用禁止の方向で検討していました。そんな中、生徒会執行部から「生徒一人一人が しっかりと考えルール作り、学校生活に集中するので登下校の使用を認めてほしい。」との 申し出があり、生徒会執行部中心に学校全体の問題として、これまで様々な働きかけ(全校 集会、クラス討議、評議会)をしてきました。 2 携帯電話の使用について(生徒会執行部の原案通りの実施を致します) ・ クラス内に鍵付袖机を用意し朝の SHR に自分で預け、 帰りの SHR 後に自分で取る。 ・ 預ける生徒は、保護フィルムや巾着に入れる等の破損対策をお願い致します。 ・ 万が一破損した場合でも弁償はできません。心配な場合は持ち込まないようお願 い致します。 3 携帯電話の不正使用の場合 先日のクラス討議の内容を踏まえ再度生徒会執行部を中心に検討中ですが、悪質 な場合等、保護者同席の指導後に返却となる場合もあります。 4 今後について 自 分 た ち で 決 め た ル ー ル を 守 り こ の こ と が 定 着 し た 場 合 は 、従 来 通 り に な る 場 合 も あ り ま す し 、逆 に 状 況 が 悪 い 場 合 は 、登 下 校 も 含 め た 完 全 持 込 禁 止 に な る 場 合 も あ り ま す 。 《参考資料》 学校における携帯電話の取扱い等について(通知) 20 文科初第 1156 号 平成 21 年 1 月 30 日 各都道府県教育委員会教育長殿 各指定都市教育委員会教育長殿 各都道府県知事殿 各指定都市長殿 附属学校を置く各国立大学法人学長殿 文部科学省初等中等教育局長 金森 越哉 (印影印刷) 児童生徒の学校における携帯電話の取扱いに関する方針等については、「児童生徒が利用する携 帯電話等をめぐる問題への取組の徹底について(通知)」(平成 20 年 7 月 25 日付け 20 文科初第 49 号初等中等教育局長、スポーツ・青少年局長通知)により既に通知したところですが、今般の「学 校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」(20 初児生第 29 号)の結果(別添参照)を踏ま えて、学校及び教育委員会の取組の基本とすべき事項を示しましたので、貴職におかれては、下記 の事項に十分ご留意の上、関係部署、関係機関と連携しつつ、学校におけ る携帯電話の取扱い、情 報モラル教育の充実等について、これまでの施策や方針の検証・見直しを行うなど、各地域の実情 に応じて更なる取組の充実を図るようお願いします。 なお、都道府県・指定都市教育委員会にあっては所管の学校及び域内の市区町村教育委員会等に 対して、都道府県知事にあっては所轄の私立学校に対して、この趣旨について周知を図るとともに、 適切な対応がなされるようご指導をお願いします。 記 (1)(略) (2)高等学校 携帯電話は、学校における教育活動に直接必要のない物であることから、授業中の生徒に 1 よ る携帯電話の使用を禁止したり、学校内での生徒による携帯電話の使用を一律に禁止 したりす るなど、学校及び地域の実態を踏まえ、学校での教育活動に支障が生じないよ う校内における 生徒の携帯電話の使用を制限すべきであること。 学校が学校及び地域の実態を踏まえて生徒による携帯電話の学校への持込みを禁止する 2 こと も考えられること。 (3)教育委員会 教育委員会においては、各学校における携帯電話の取扱いが適切になされるよう、上記( 1) 及び(2)に関する基本的指導方針を定めて学校に対して示すなどして、所管の学校に対する指 導を徹底すること。 (4)(略)
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