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Vol. 76
H25. 1.31 総務課
2月行事予定
日
曜
1
金
全校朝礼、家庭学習(3年)
2
県内学力テスト(1・2年)
3
土
○
日
○
4
月
5
火
6
水
7
木
8
金
9
11
土
○
日
○
月
○
12
火
13
水
14
木
15
金
3年登校日
16
土曜講座(1年)
、進研センター試験早期対策模試(2年)
17
土
○
日
○
18
月
19
火
20
水
21
木
身だしなみ指導(1・2年)
22
金
3年登校日
23
24
土
○
日
○
実用英語技能検定(二次)
25
月
10
行事予定
45 分授業
〈3月1日 卒業証書授与式の日程〉
19:00~19:10 1・2年 SHR
漢字テスト⑱、45 分授業
19:15~19:30 清掃、3年生 SHR
諸会費口座振替、3年生登校日
19:40~19:50 在校生・卒業生入場
(推薦入試)
19:45~19:55 保護者入場
トップレベル模試(1・2年) 10:00~11:40 卒業式
11:50~11:40 卒業生 HR
建国記念の日
月の授業
朝読書
学年末考査発表(1・2年)
清掃徹底週間(~2/22)
〈2月28日の日程〉
18:20~18:30 SHR
18:40~19:30 考査①
19:45~10:35 考査②
10:50~11:40 大掃除・式場準備
11:40~12:20 昼 食
12:30~13:30 歌唱指導、卒業式予行
13:30~14:00 賞状授与式・記念品贈呈式
(1・2年生会場整備の後退場、SHR)
26
火
学年末考査(1日目)
27
水
学年末考査(2日目)
28
木
学年末考査(3日目)
14:10~14:40 3年同窓会入会式
14:50~15:00 3年生 SHR
、卒業式予行・準備、月末大掃除、3年登校日
「単調な日々」
教頭 佐々木 利夫より
年末年始のスポーツ中継は、私の楽しみの一つであり、特に箱根駅伝と大学ラグビーにはこだわり
がある。今年の箱根駅伝は、日体大が、前回過去最低の19位からの総合優勝であった。優勝後、感
謝の気持ちを込めコースに向き一礼する選手が、一年前の自分たちのチームを「堕落」
「ぬるま湯」な
ど厳しい言葉で表現した。この一年間彼らが取り組んだのは厳しい科学的なトレーニングだったに違
いないが、同時に「消灯時間を守る」
「食事を残さない」
「朝練前の草取り」など当たり前のことをこ
つこつと積み重ねてきたという。スポーツの世界で「努力は報われる」などとたやすい言葉は使いた
くないが、努力した者だけに勝利の女神が微笑む。しかし、それでも箱根駅伝で、一年後の完全復活
などは正に奇跡である。今後日体大が、この力をどう維持していくのか楽しみである。
さて、大学ラグビーは、帝京大が4連覇した。帝京大は、近年着実に実力を付けてきたのだが、あ
る事件後、急速に衰退してしまった。反省と努力が実りようやく復活してきたところである。これま
で、早稲田大、明治大という関東の伝統校が常に優勝を争い「展開」
「前へ」など、その戦法が一つの
流行語になったこともあった。その後、関東学院大などの新興勢力が急速に力を伸ばし絶頂期にあっ
たが、薬物関連の事件をきっかけに全く不調になった。
どのような実力校であってもいろいろな理由で、転落し、低迷することがある。そこから復活する
には、なにか新しいアイディアが必要だが、復活後、それを維持していくのはさらに困難なことであ
る。しかし、地道な努力を繰り返す単調な日々の積み重ねがどれだけ大切か、知っている人は多い。
“JAPANESE OJIGI”
生徒課長
浅田武裕より
年の暮れ、元巨人の強打者、松井秀喜選手が引退を発表した。松井選手といえば高校3年夏の甲子園、伝説
の5打席連続敬遠が思い出される。徹底した敬遠策が功を奏して相手校は勝利を収めたが、「高校生らしくな
い。」と批判が相次ぎ、社会問題にまでなった。
敬遠の正式名称は“故意四球”であるが、“敬遠”という言い方の方がポピュラーだ。敬遠の一般的な意味を調
べてみると【うやまう振りをして、実際には嫌い遠ざけること】とある。私が小学生のとき、テレビでプロ野球の試
合を見ていると、ある強打者が敬遠された。疑問に思った私は一緒に見ていた父に「なぜ、わざとボールばっ
かり投げたの?」と聞いてみた。すると父は「敬遠のケイは【敬う】っていう字を使うんだ。相手の力は自分より
上。だから相手の実力を認め、敬意をはらってお願いして一塁に行ってもらったのさ。敬遠されるってことはす
ごい打者だという証なんだよ。」と答えてくれた。おそらく父は私が幼かったので敬遠の本当の意味を言わなか
ったのだろう。でも考えてみると、案外、父の話は野球、つまり“JAPANESE BASEBALL”では的を得ているよう
な気がする。
今、イタリアのミラノである動作が流行しているという。それは“JAPANESE OJIGI”すなわち“おじぎ”だ。【挨拶
や感謝、敬意を表す時、相手に対して腰を折り曲げる動作】これが“おじぎ”だが、日常的な習慣として欧米には
ない。イタリアのセリエAでプレーするサッカー日本代表の長友佑都選手が試合中に行い、徐々に広まっていっ
たとのことだが、最初、長友選手が“おじぎ”をしたとき、周囲は「いったい何のパフォーマンスだ?」と騒ぎ立て
た。しかしそれが単なるパフォーマンスではなく、日本人なら誰でも身に付いているナチュラルな習慣で、年齢、
性別に関係なく、相手を敬い気遣う日本人の心を象徴する動作だと知ったミラノの人たちは“おじぎ”を賞賛し、
真似するようになったらしい。私もイタリア人のチームメイトが長友選手に対して“おじぎ”をしているシーンを見
たことがあるが、その姿はどことなくぎこちない。やはり“おじぎ”は日本人が一番よく似合う。
先日、学校近くのコンビニに立ち寄った。狭い店内は本校生でいっぱいで、多数の生徒がレジに並んでいた。
私がおにぎりを1個持って列の最後尾に並ぶと、前にいた生徒たちが私に“おじぎ”をしてこう言ってくれた。「先
生、先にレジしてください。」言葉に甘えて私は先にレジを済ませ、生徒に“おじぎ”をして店を出た。西高生は学
業だけでなく、心も成長している。素直にそう感じた。