進路キャリア教育講演会(2年生)を開催しました。

進路キャリア教育講演会(2年生)を開催しました。
10月末に1年生を対象に行われた進路キャリア教育講演会は、丸紅株式会
社名誉理事の辻亨さんをお招きして行われましたが、11月17日(月)は、
筑波大学社会工学域教授の石田東生(いしだはるお)教授をお迎えした講演会
が2年生を対象に行われました。テーマは、「社会的ジレンマ問題と社会資本
政策~21 世紀を担う皆さんへ~」でした。
大学教授である石田先生は、大学の授業を連想させる語り口と内容で2年生
の知的好奇心を刺激してくださいました。やや難解な内容であったにもかかわ
らず講演の後には質問する生徒も現れました。石田先生ご本人は理系の学部出
身ですが、本日語られた内容は文系の内容であったことに触れた質問をさせて
頂いたところ、「文系とか理系とか全く関係ないですよ。そういう類型は無意
味です。私自身、高校時代の国語の先生の言葉に刺激を受けたくさんの書物を
読みましたよ。」と教えて頂きました。文系理系の境界線をひょいと軽くまた
いで2年生全員に「学ぶこと」の意義を伝えて下さいました。「胸中の公平な
観察者」(経験を元にした胸中の公平な観察者は、自分の行為や感情を客観的
に判断できる)たることを目指し、最終的には「成熟した観察者」(自分の気
分や偏見、好みあるいは利害によらない公平かつ冷静な判断ができる人)にな
れればと思いました。