フォーラム報告書No.1 - ソーシャルビジネスネットワーク

「東北復興ソーシャルビジネス フォーラム&プロジェクトメッセ」
活動報告書
No.1
平成25年3月
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
一般社団法人プロジェクトデザインセンター
特定非営利活動法人コミュニティビジネスサポートセンター
特定非営利活動法人起業支援ネット
特定非営利活動法人大阪 NPO センター
なつかしい未来創造株式会社
特定非営利活動法人せんだい・みやぎ NPO センター
特定非営利活動法人うつくしま NPO ネットワーク
東北ソーシャルビジネス推進協議会
福島ソーシャルビジネス推進協議会
1
目
Ⅰ
次
各フォーラムの詳細、開催報告 ......................................................................................................... 3
1.近畿開催(平成 24 年 12 月 15 日) ................................................................................................ 3
2.中部開催(平成 25 年 1 月 27 日) ................................................................................................ 24
3.関東開催(平成 25 年 1 月 31 日) ................................................................................................ 43
4.北海道開催(平成 25 年 2 月 5 日) .............................................................................................. 62
2
Ⅰ
各フォーラムの詳細、開催報告
1.近畿開催(平成 24 年 12 月 15 日)
(1) 開催趣旨
震災発生から時間が経つに連れ、震災支援に対する市民の意識が薄れつつある。一方被災地では、
遅遅と進まない復興に向き合いながらも、一日も早い復興に向けて日々奮闘が続いている。日本国内
全体においても少子高齢化や地球温暖化など、様々な社会的課題がこれまで以上に顕在化してきてお
り、その社会的課題に対して、ビジネスとして事業性を確保しながら、自ら解決しようとするソーシ
ャルビジネスが多様な広がりを見せており、それが復興支援にも活かされている。そこで、近畿地域
と被災地のソーシャルビジネス事業者が協力して取り組む復興支援の活動や、復興に対する様々な取
り組みをパネルディスカッション形式で取り上げる。これにより、近畿地域ができるソーシャルビジ
ネスによる支援策と復興支援を通じてお互いが発展していく可能性を紹介した。
また、復興支援に役立つさまざまな商品を展示し、「市民一人ひとりができる支援」について考える
場も設け、近畿地域のソーシャルビジネスと被災地のソーシャルビジネスが共に発展するまさに“共
存共栄”の関係づくりを本事業の目的とした。
(2) 開催概要
■タイトル
東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in 近畿
~あなたも今日から復興サポーター~
■日時
2012年12月15日(土)13:30~17:20
■場所
大阪産業創造館
■主催
認定特定非営利活動法人大阪 NPO センター、
4階 イベントホール(大阪府大阪市中央区)
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
■協力
大阪商工会議所、社団法人関西ニュービジネス協議会、
近畿ソーシャルビジネス・ネットワーキング
■参加者 113名(内訳は下記参照)
所属セクター
人数(名)
会社員
50
団体職員
5
役員
9
NPO 法人/一般社団法人等
20
公務員
10
フリーター
4
その他
15
合計
113
備考
求職者、学生、行政書士等
3
■チラシ
表面
4
裏面
5
(3) プログラム概要
時間
プログラム(ステージ)
展示ブース
15:45~
開会
■13:30~18:00
■概要説明
東北復興支援に関
・堀野亘求(認定特定非営利活動法人大阪 NPO センター 事務局次
する商品展示
長)
15:50~
■「東北コットンプロジェクト」報告
~綿花を通じて被災農家の自立を目指す取り組みについて~
・江良慶介氏(株式会社クルック)
・赤坂芳則氏(仙台東部地域綿の花生産組合 組合長)
・佐藤富志雄氏(有限会社耕谷アグリサービス 代表取締役)
・近藤健一氏(大正紡績株式会社 取締役営業部長)
16:25~
■「EAST LOOP」報告
~小さな手仕事から被災地と世界を結ぶ取り組みについて~
・髙津玉枝氏(株式会社福市 代表取締役)
・菊池新一氏(特定非営利活動法人遠野山・里・暮らしネットワー
ク
16:45~
会長)
■「福興ライター(R)
」報告
~福島県の復興に関する取り組みについて~
・武田悦江氏(Y クリエイト 代表)
16:50~
■質疑応答
17:20
閉会
【東北復興支援に関する商品展示ブース】
【被災地に向けたメッセージボードの設置】
6
(4) 登壇者プロフィール
(東北コットンプロジェクト)
「東北コットンプロジェクト」は、津波により稲作が困難となった農地で被災農家が綿(コットン)
を栽培し、参加各社が糸を紡ぎ、商品を作って販売する、農業から震災復興を目指すプロジェクト。
下記登壇者は本プロジェクトに参画するメンバー。
◆近藤健一氏
(大正紡績株式会社
取締役営業部長)
クラボウ本社技術部、海外工場立上げ等技術畑一筋のあと、
19 年前にインドネシアより帰国と同時に大正紡績に赴任した。
※東北コットンプロジェクト発起人
◆江良慶介氏
(株式会社クルック)
外資系IT企業勤務の後 2005 年にクルックへ入社。
2007 年伊藤忠商事(株)繊維カンパニーとともに「プレオーガニック
コットン」を立ち上げる。また津波による稲作ができなくなった農地に
コットンを植え、被災地域を応援する「東北コットンプロジェクト」の
発起人の1人であり、事務局の代表を担当。また一般社団法人 apbank の
東北復興支援活動を担当している。
※東北コットンプロジェクト発起人、事務局代表
◆赤坂芳則氏
(仙台東部地域綿の花生産組合
組合長)
高校卒業後、家業である農業に従事。基幹である水稲と矢本町
大塩に山林を切り開いて新たに牧場(和牛)と果樹園(ぶどう・
プ ラ ム 等 ) を 加 え た 農 業 の 多 角 経 営 に 乗 り 出 す 。 昭 和 57 年 、
小島ユートピアカントリー計画を打ち出し、小島地区の 4 戸の
農 家 で 小 島 生 産 協 業 組 合 を 設 立 し 、 組 合 長 ( 昭 和 59 年 ~ 平 成 6 年 )
に就任。平成 6 年 3 月、小島生産協業組合を発展的に解消し、
㈲イーストファームみやぎを設立。
※東北コットンプロジェクト
◆佐藤富志雄氏
綿花生産農家
(有限会社耕谷アグリサービス
平 成 15 年 1 月 ( 有 ) 耕 谷 ア グ リ サ ー ビ ス 設 立
平 成 24 年 3 月 ( 有 ) 耕 谷 ア グ リ サ ー ビ ス
※東北コットンプロジェクト
代表取締役)
専務取締役
代表取締役
綿花生産農家
7
就任
就任
( EAST
LOOP)
EAST LOOP は 震 災 に よ り 働 く 場 所 を 失 っ た 人 た ち に 対 し て 小 さ な 手 仕 事 を 作 り 、 そ の 商
品を全国で販売し商品代金の50%が作り手産の収入となる取り組み。
◆髙津玉枝氏
(株式会社福市
代表取締役)
大 手 OA メ ー カ ー 勤 務 後 、 雑 貨 商 社 に 転 職 。 1991 年 に マ ー ケ テ ィ ン グ
会 社 を 立 ち 上 げ 、 そ の 後 2006 年 に ( 株 ) 福 市 を 起 業 。
フ ェ ア ト レ ー ド を 中 心 と し た 事 業 を 行 う 。 今 年 11 月 に 阪 急 百 貨 店 に
直 営 店 LOVE& SENSE を オ ー プ ン 。
※EAST LOOP 発起人
◆菊池
新一氏
(特定非営利活動法人遠野山・里・暮らしネットワーク
会長)
岩手県遠野市職員、地域経営課題対策部長、産業振興部長、
総合産業振興センター所長農商工連携伝導部
※EAST LOOP 東北の作り手(主婦)コーディネーター
( 福 興 ラ イ タ ー ( R))
特に福島における復興の現状を取材し、定期的に情報発信を続けている。
◆武田
悦江氏(Yクリエイト
代表)
埼玉県出身。新聞リポーター活動や自身のブログを通して
福島県の事を発信。女性起業家 180 人を紹介する『女性起業家
リーダー名鑑』
(日本地域社会研究所刊)に掲載される。
東日本大震災後は、福興ライター(R)として福島県の復興の
状況を取材し続けている。著書『ふるさと散歩』
(歴史春秋社刊)
『福島県民 23 人の声~3.11 大震災と原発を乗り越えて』
(歴史春秋社刊)
8
(5) 各プログラム開催報告
時間
2012年12月15日(土)15:45~17:20
場所
大阪産業創造館 4階 イベントホール
司会
堀野亘求(認定特定非営利活動法人大阪 NPO センター 事務局次長)
報告者
○東北コットンプロジェクト
・近藤健一氏(大正紡績株式会社 取締役営業部長)
・江良慶介氏(株式会社クルック)
・赤坂芳則氏(仙台東部地域綿の花生産組合 組合長)
・佐藤富志雄氏(有限会社耕谷アグリサービス 代表取締役)
○EAST LOOP
・髙津玉枝氏(株式会社福市 代表取締役)
・菊池新一氏(
(特活)遠野山・里・暮らしネットワーク 会長)
○福興ライター(R)
・武田悦江氏(Yクリエイト 代表)
2012年12月15日(土)
、大阪産業創造館4階イベントホールにて「東北復興ソーシャルビジ
ネスフォーラム in 近畿」が開催された。会場には、東北復興支援に関心のある約113名の参加者が
集まった。
フォーラムの前半では、各プロジェクト7名より近畿地域と被災地のソーシャルビジネスが協力して
取り組んでいる活動内容や現地での復興に対する様々な取り組みを報告していただいた。後半では、会
場の参加者より各プロジェクトに対する質問票を集め、質疑応答を実施した。
【プロジェクトごとに活動内容を報告】
9
■各事業者による発表
○東北コットンプロジェクト
(江良氏)普段から繊維の仕事をしており、今回の震災で自分がどんなことができるのか考え、実際現
地へボランティアで復興支援活動に参加をしたが、何回か現地へ行くと、被災者がボランティアに頼っ
てしまうことに気づいた。2011年4月頃からアパレル企業関係者と何かできないか、ミーティング
を行った。現在は生産者、紡績会社、私共のようなアパレル、そして卸小売業者など70社が集まって
東北コットンプロジェクトを実施している。米を販売するのと同じ程度の収入を綿花販売で得られない
か、取り組んでいる最中である。少しでも農家の収益に寄与できればと考えている。そのためにはこれ
からもいろいろな工夫が必要で、この先ぜひとも継続していきたいと考えている。
(赤坂氏)今回の震災、大津波で田んぼが壊滅状態になってしまった。一旦はここの農地復興は諦めた。
しかし、東北コットンプロジェクトのメンバーが訪れてきてくれて綿花を作っていただきたいという依
頼があった。何もわからないなかで1ヘクタールほど綿花を栽培した。そしてその綿花を使って201
2年6月に製品化が実現した。もう1年頑張ってみようということで、栽培面積を7ヘクタールに拡大
した。そして2ヘクタールが何とか収穫可能となり、250~300キロの綿花が収穫できた。
(佐藤氏)東北コットンプロジェクトの出会いは、タビオ株式会社さんの島田さんが当方に飛び込みで
2011年5月に来られたことがきっかけだった。当時は瓦礫、塩害で自分の農地は全く利用できない
状況だったが実施してみた。今はプロジェクトも大きく成長した。初年度は、必ずしも播種の適季では
なかったが、ある程度の綿花が収穫できた。本年は近藤さんの見立てでは一定の成果が得られたとのこ
と。今後も継続して挑戦していく。
(近藤氏)今回のプロジェクトでは大阪の人々がとても協力してくれている。岸和田、泉佐野、泉大津
といった綿業産地のボランティアの方々がたくさん参加してくれ、とても嬉しく思っている。今後、綿
が新しい産業として東北の福音となるかしれない。2025年以降、原油価格が暴騰すると考えられ、
そうなると化学繊維は高騰する。繊維技術者の多くは、天然繊維にシフトしていかないといけないと考
えていて、そのとき東北のコットンは重要な産品になるものと思う。
○EAST
LOOP
(髙津氏)3.11以降、2011年4月中旬に NPO 法人遠野山・里・暮らしネットワークに飛び込み、
手仕事で何か仕事づくりをして支援をしたいが、一緒に活動できないかお願いをした結果、避難所に住
む人に手仕事をしていただくプロジェクトを始めた。商品価格の50%が生産者に入り、残りは営業、
企画等の費用になる。購入した人は作成者にメッセージを送ることができ、これにより自分がひとりで
はない、だれかとつながっていることを実感できる環境をつくっている。
発売した2011年7月から現在2012年12月までに4千万円の売り上げがあり、2千万円が生
産者に入った。今では生産者は200人程になっている。そして、この仕事よりも条件の良い仕事が見
つかったら、その仕事に移ってもらっている。このプロジェクトはあくまで良い仕事が見つかるまでを
「つなぐ」プロジェクトであり、またある程度目途がつけば、このプロジェクトを現地、東北で担う人
に移していきたいと考えている。
10
(菊池氏)当団体は様々な後方支援活動に取り組んでいて、物資を仕分けし個人に届けるなど、行政で
はできないことに取り組んでいる。今回のプロジェクトについて、手仕事をされた方に直接給与を手渡
ししており、快く受け取っていただいている。さらに箸づくりなどでようやく20人の男の人が手仕事
をするようになっており、女性の後を追って男の人も仕事ができないか考えている。また、被災地では
起業する動きも見えつつある。これからも後方支援として沿岸地域に寄り添っていきたいと考えている。
○福興ライター(R)
(武田氏)かつて福島県は3年続けて移住したい都道府県の1位だった。世界的にも有名となってしま
った福島県だが、福島にはもう人が住んでいないと思っている方がおられるだろうが、決してそんなこ
とはない。復興のために頑張っている人がたくさんおり、ブランド野菜づくりに頑張っている農業青年
会議所のあおむしくらぶ、磐梯熱海温泉の観光復興のための食の未来プロジェクト、浜通りの浜風商店
街、そして、ふくしまオリンピックなどたくさんの事業が展開されている。
■質疑応答
・質問① 今一番困っていることは何ですか。
・回答① 東北コットンプロジェクト
(佐藤氏)復興が遅々として進んでいないのが実情。ポジティブに動ける人は目に見えて成果を出して
いることも確かである。ネガティブな思いをもっている方も結果を出している人をみて再起していただ
くことを祈っている。今の農業は集落営農が基本だが、それが今回の震災で崩壊してしまってことが復
旧復興を見えにくくしていることも確かである。
(赤坂氏)仙台市の荒浜地区では住民があちこちに分散して避難、居住している。もう2年間は現地で
農業をしていない。今、現地では市などが復興整備事業をしているが誰が農業を担うのかとても心配し
ている。これからは隣の地域の人々、私も遠隔地ではあるが農地を所有しているので現地で耕作はした
い。ただ水田を復活することは相当難しいと考えており、これからどのような農業をしたら良いのか。
・回答① EAST LOOP
(菊池氏)遠野ではこれからは仮設、みなし仮設に住む人、仕事がなく家にいる人の心のケアが大事に
なってくる。現地に仕事、稼ぎ口をつくること、導くことができていないことが今最大の問題である。
・回答① 福興ライター(R)
(武田氏)福島では一言では言えないくらい様々な問題がある。原発事故で避難されている方は、自分
の家に本当に戻れるのかどうかも全くわからない状況にある。仮設にいる人、入れなかった人との間で
心の分断が見えてきている。
・質問② 東北コットンプロジェクトと EAST LOOP のプロジェクトについて、採算に乗せることの難
しさがあると思いますが、それをどのように克服していくのか。
・回答② 東北コットンプロジェクト
(佐藤氏)当社としては、経営のリスクがとれる範囲で綿花を栽培したいと考える。とにかく結果を生
むこと、それで付加価値をつけること。3~4年つくることで採算に乗せていきたいと思う。
11
・回答② EAST LOOP
(髙津氏)EAST LOOP に共感をもつ人を増やすことがまず大事。さらに商品が良い、かわいいから消費
者に購入してもらえるように品揃い、品質管理を徹底している。一度、大量返品をしたことがある。こ
れでは買っていただくことはできない、ということで生産者にも意識してもらった。
・質問③ 関西の皆様にお願いしたいことは何ですか。
・回答③ 東北コットンプロジェクト
(江良氏)WEB サイトで東北コットンプロジェクトの商品を販売しているので、その価値を認めていた
だき、ぜひお買い求めいただければと思う。また皆様の知人にもすすめていってほしい。
(赤坂氏)ぜひ商品を多くの人に買っていただいて、それが生産者に少しでも戻ればありがたいと思う。
(佐藤氏)ぜひ信頼して購入してほしいと思う。
(近藤氏)東北の40万ヘクタールの遊休農地に綿花を栽培し、東北で紡績ができればと思っている。
そして大阪が第2のミラノとなって商品化し販売する。大阪は繊維のまちであり、大阪がリードして東
北の綿花を商品化、製品化していくことができれば。
・回答③ EAST LOOP
(高津氏)ぜひ商品を買っていただくなど、さまざまな応援をしていただければと思う。中長期に亘り
支援をしていきたいと考えている。
(菊池氏)商品を買っていただく、東北にぜひ来てほしい。もちろん現地でも来てくれた人が満足でき
るような商品、もてなしをしていきたいと思う。
・回答③ 福興ライター(R)
(武田氏)3つお願いがある。1つ目は農産物について、特に米などは徹底し検査している。検査した
ものしか販売していない。このことを理解してほしい。2つ目は、福島県は海あり山あり湖あり、そし
て温泉ありで観光資源の多い県である。ぜひ観光に来て欲しい。3つ目は、福島で頑張っている人がい
る。私も23人の方々を取材し、今もその方々は頑張っている。ぜひ関心があれば頑張っている人を知
って欲しい。
12
【会場内に被災地の写真パネルを設置】
【赤坂氏の報告にあった小学校の写真】
【東北復興支援関連に関する商品展示ブース】
【終了後、会場ロビーにて報告者と参加者による交流会】
13
(6) 参加者アンケート結果
参加者113名のうち有効回答数52通のアンケートを回収した。集計結果は、以下のとおり。
(未回答の場合もあるため有効回答数差異がありますことご了承ください)
■「ソーシャルビジネス」について
Q1.
「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
Q2.今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を理解できましたか。
14
■ご自身について
Q3-(1)性別
Q3-(2)年齢
15
Q3-(3)職業-1
Q3-(4)職業-2
ソーシャルビジネス事業者別(※該当者のみ)
16
Q3-(5)ご自宅又は勤務先
■「東北復興ソーシャルビジネスフォーラムin近畿」について
Q4.本フォーラムをどのように知りましたか。(複数回答可)
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Q5.本フォーラムに参加した目的は何ですか。(複数回答可)
Q6.本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
18
Q7.本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちましたか。
Q8.本フォーラムに参加して、ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作りに
役立ちましたか。
19
Q9.本フォーラムに今後期待すること、あるいは必要な取り組みなどがあれば教えてください。
 今後も先進的なソーシャルビジネスを紹介する研修を続けて欲しい。
 継続してほしい。
 東北とのコラボのあり方を考えているが、企業としてどうすべきか答えがない。
 関西との交流・応援企画、勉強会等。
 多くの被災地支援に取り組む事例を見たい。個人ができる支援の方法が知りたい。
 講演型が主ではなく、体験型・イベントのようにもっと活気のあるものに。
 一般の方々へもっと周知を。
 生声の報告同様、パネルでもSBの紹介をしてほしい。
 皆様すごく良いことをしているのは伝わったが、“ソーシャルビジネス”という面を
 もっと押し出してほしかったです。
 他の団体・大学等との連携を強くしては?
■東北復興におけるソーシャルビジネスについて
Q10.ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になっていると思いますか。
□理由
 復興という課題の解決
 支援を受ける側から、人の役に立つ生きがいをソーシャルビジネスが提供している。
 諦めから復興へ皆さんの気持ちを動かしたから。
20
Q11.現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また、今後ソーシャルビジネスを行う予定があ
りますか。(※該当者のみ)
Q12.ソーシャルビジネスが震災復興の担い手となるための課題は何だと思いますか?
21
Q13.被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
※また、既にソーシャルビジネスを行っている方また行う予定がある方においては、支障のない範囲
で事業内容を教えてください(自由記述)
・親子カフェ(予定中)
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(7) その他本フォーラムを通じて得られた成果
① 大阪商工会議所と東北コットンプロジェクトとのマッチング
東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in 近畿に登壇いただいた大正紡績株式会社近藤健一氏が、
Kiss-FMKOBE のラジオ番組「Vandy′s What′s Going On!」に出演した。同番
組は大阪商工会議所より定期的にコンテンツを提供しており、番組のコーナーである「Market
ing Focus」に東北復興支援に関する事例紹介として出演依頼があった。番組内では、近藤
氏が発起人として活動を行っている東北コットンプロジェクトの内容や今後の展望等についてお話
いただいた。
② 大阪市内のNPO団体とEAST LOOPとのマッチング
本フォーラム終了後、大阪市内の環境保護に取り組むNPO団体より、被災地にて縫製依頼がで
きる団体を探しているとの連絡があり、当センターにてEAST LOOPとのマッチングを試みた。本プ
ロジェクトの内容としては、古着の着物を提供し、東北の方々に生地を縫製してもらい、ブックダ
イアリーを作成するものである。販路先としては、書店や店舗にて販売予定としており、現在株式
会社福市の髙津玉枝氏と調整中である。
【サンプル一例】
③ 京都大学経済研究所先端政策分析研究センター(CAPS)より、本フォーラムに関するヒア
リング依頼
当センターが実施した2012年12月15日(土)東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in
近畿に関する内容について、京都大学経済研究所先端政策分析研究センター(CAPS)准教授佐分利応
貴氏より、本フォーラムの開催経緯や成果等についてヒアリング依頼を受けた。ヒアリングでは、開
催に至った経緯や当日の内容を伝え、京都大学経済研究所先端政策分析研究センター(CAPS)主催予
定の被災地復興のビジネスシンポジウムへの情報提供を行った。
23
2.中部開催(平成 25 年 1 月 27 日)
(1) 開催趣旨
東日本大震災の現状と復興に向けてのニーズを紹介し、被災地のソーシャルビジネス事業者が復興へ
の取り組みを中部の人々に広く知っていただき、中部地域ができる支援策を考えるために本フォーラム
を開催した。
特に、ダイバーシティ・共生社会の観点から復興に尽力している SB/CB の取組みを学ぶとともに、身
体障がい・視覚障がい・高齢者などの様々な特性を、「なりきりワークショップ」を通じて実際に疑似
体験するプログラムを実施した。
(2) 開催概要
■タイトル
東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in 中部
~SB 発!復興そして共生社会へ~
■日時
2013年1月27日(日)13:00~17:30
■場所
栄ガスビル ガスホール(愛知県名古屋市中区)
■主催
特定非営利活動法人起業支援ネット
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
■共催
一般社団法人日本ダイバーシティ推進協会
■協力
一般社団法人SR連携プラットフォーム
■後援
経済産業省
■参加者 91名(内訳は下記参照)
所属セクター
人数
備考
(名)
企業
9
NPO 法人ほか非営利法人等
42
市民
36
行政
4
合計
91
左記のうち、ソーシャルビジネス・コミュニテ
ィビジネス事業者・関係者は 48 名
24
■チラシ
表面
25
裏面
26
(3) プログラム概要
時間
13:00~
プログラム(ステージ)
開会・主催者挨拶
・町野弘明(一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク専務理事)
■基調講演
13:10~
ダイバーシティの視点から取り組む震災復興 ~誰もが暮らしやすい地域
をつくる~
・田村太郎 氏(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事/復興庁 上席政策調査官
(非常勤)
)
■被災地からの報告(1)
14:00~
オンガエシ ~震災後の起業・人々との繋がり~
・吉田美夏氏(福祉支援 Café NONOKA 代表)
■被災地からの報告(2)
14:40~
しごと と くらし と いのちを紡ぐ現場から ~福島からの報告~
・戸上昭司 氏(蓮笑庵くらしの学校 事務局)
15:00~
休憩
■体感!共感!実感! ダイバーシティなりきりワークショップ 総合コーディネータ
15:10~
ー
・久保博揮氏・肥後道子氏・伊藤千津氏(一般社団法人日本ダイバーシティ推進協会)
17:20~
終了・アンケート記入・メッセージカード記入
27
(4) 登壇者プロフィール
◆田村太郎氏(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事/復興庁 上席政策調査官)
高校卒業後、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米などを旅する。在日フィリピン人向けレンタルビデ
オ店で勤務することで、日本で暮らす外国人の課題を知る。阪神大震災直後に外国人被災者へ情報を提
供する「外国人地震情報センター」の設立に参加。2007 年からダイバーシティ研究所代表として、C
SRにおけるダイバーシティ戦略に携わる。2011 年 3 月東日本大震災を受けて、
「被災者を NPO とつ
ないで支える合同プロジェクト(つなプロ)」
、スペシャルサポートネット関西 の発足に関わり、それ
ぞれ代表幹事、世話人を務める。また、内閣官房に発足した「震災ボランティア連携室」で企画官に就
任。被災地のニーズ把握や震災ボランティア促進のための施策立案に携わった。2012 年 2 月より復興
庁上席政策調査官(非常勤)
。
◆吉田美夏氏
(福祉支援 Cafe NONOKA 代表)
宮城県気仙沼市出身。専門学校を卒業後、東京の病院でケアスタッフとして勤務。気仙沼市に帰郷し、
市内の就労継続支援 B 型事業所に勤務していたところ、3・11震災で被災。避難所・親戚や知人宅
での避難生活を経験し、現在仮設住宅で生活している。被災者としてたくさんの方々から支援を受ける
なかで、復興とは?障がい者にとっての復興とは?今の自分ができることは?と考え現在の事業所を起
業するに至る。
◆戸上昭司氏(蓮笑庵くらしの学校 事務局)
1973 年大阪生まれ。神戸大学時代、阪神大震災に被災。3 ヶ月間避難所に滞在し手伝うも、ボランティ
アという認識はなし。その後、名古屋大学大学院(専攻:地球惑星科学)に進学。放射線測定に関する
知識はこの時に得る。修了後、名古屋の経営コンサルティング会社にて、コミュニティビジネスや NPO、
CSR 企業のコンサルティング等を行う。31 歳で独立。組織に属さず、組織を作らず、日々、独立自由人
としてのお役立ちを粛々と実施中。
28
(5) 各プログラム開催報告
○基調講演
【ダイバーシティの視点から取り組む震災復興 ~誰もが暮らしやすい地域をつくる~ 】
田村 太郎 氏(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事/復興庁 上席政策調査官(非常勤)
被災地において、ダイバーシティ・共生社会の視点から復興支援活動に携わる田村太郎氏より、
被災地支援を通じて見えてきたこれからの地域のあり方について、ダイバーシティの専門家の立場
からご報告いただいた。
・持続可能な地域社会の形成には気候変動に対応する「環境配慮型社会」と人口変動に対応する「人
的多様性配慮型社会」
(=ダイバーシティ)が必要
・東日本大震災では、高齢者・障害者の死亡率が高い。外国人に関しては、職場にいる時間の震災
だったので阪神大震災ほどではなかったが、震災の起こった時間によってはより被害が悪化した
可能性がある。
・高齢化により地域の災害対応力が下がる中、弱い立場の人がより困難な状況に追い込まれる。こ
れまでのやり方を見直し、年齢・性別・障害の有無等に関わらず、誰もが災害時に自らの安全を
確保したうえで災害対応に参画できる新しいしくみが求められている。
・そうした取り組みができない組織・地域・社会は、未来に対応できず生き残ることができない。
・一人ひとりの違いに配慮した社会づくりには、ソーシャルビジネスの力が不可欠。更に多様なス
テークホルダーによる総働が必要。
○被災地からの報告(1)
【オンガエシ ~震災後の起業・人々との繋がり~】
吉田 美夏 氏(福祉支援 Café NONOKA 代表)
宮城県気仙沼市において、震災後に「福祉支援 Café NONOKA」を立ち上げられた吉田美夏氏より、
発災直後の状況から、新しく事業を立ち上げられた経緯・想いに至るまで詳細に渡ってご発表いた
だいた。
29
・震災時は障害者就労継続支援B型事業所に勤務。精神障害・知的障害を持つ利用者
の避難誘導、避難場所の確保に尽力。その他の地域の障害者の安否確認に奔走。
・その後体調を崩し休職、その後社会福祉事務所に勤務。
・被災地支援で知り合った支援者から起業支援プログラムへの応募を進められ、挑戦を決意。当初
福祉事業所を立ち上げるつもりだったが、アドバイスやプランの見直しを経て、コミュニティカ
フェを立ち上げ。
・現在、コミュニティカフェは 10 代~30 代の若い世代を中心に利用されている。地域の若者が気
仙沼に帰ってきたいと思えるような仕事を作り出したい。
・12 月に仲間と一般社団法人立ち上げ。障害者就労移行訓練事業に取り組む。
○被災地からの報告(2)
【しごと と くらし と いのちを紡ぐ現場から ~福島からの報告~】
戸上 昭司 氏(蓮笑庵くらしの学校 事務局)
福島県内各地で被災者支援に取り組む戸上昭司氏より、原発事故で避難を余儀なくされた被災者
の生活支援・仕事づくり支援の現状と今後のあり方について詳細にご報告いただいた。
・震災後の福島の状況…分からないことへの不安・混乱、外部支援の少なさと無配慮
・すべてのいのちに思いを馳せて新たな暮らしと仕事を創造する必要がある。
・人は「しごと」がなければ生きていけない。経済的に必要なのではなく、心が壊れないために必
要。
・蓮笑庵くらしの学校は、そんな視点からこれからの生き方・暮らし方を模索する学びの場として
来春(~2014 年夏)開校予定。
○体感!共感!実感!
【ダイバーシティなりきりワークショップ】
久保博揮 氏・肥後道子 氏・伊藤千津 氏(一般社団法人日本ダイバーシティ推進協会)
(特に)災害時において、それぞれの特性を持った人々の「できること」
「助けを必要とすること」
を体感し、ダイバーシティ・共生社会への理解を促進することを目的として、身体障がい・視覚障
がい・高齢者など、様々な「生きづらさ」を抱える人々の特性を疑似体験するワークプログラムに
参加者全員で取り組んだ。
30
なりきり体験ののち、特性ごとの振り返り及び、チームごとの振り返りを実施した。振り返りにおいて
は、各チームに下記の専門家に入っていただき、特性理解を促すとともに、今回の体験をどのように今
後に活かすかの話し合いが行われた。
【ご協力いただいた専門家】
高齢者
五十川うたえ
特・すみれ
代表理事
高齢者
下村裕子
特・りんりん
理事長
身体障がい
小泉沙耶香
グローバル・ハピネス
代表
聴覚障がい
今村彩子
studioAYA
代表
視覚障がい
新井美千代
名古屋盲人情報文化センター
事務局
外国人
後藤美樹
特・多文化共生リソースセンター東海 副代表理事
子ども
丸山政子
特・子育て支援の NPO まめっこ
母親・妊婦
山田千秋
特・マドレボニータ
31
理事長
産後セルフケアインス
トラクター
32
(6) 参加者アンケート結果
参加者に対し、フォーラムおよびソーシャルビジネスについてのアンケートを実施した。その結果に
ついては以下の通りである。
(回収数 52)
■「ソーシャルビジネス」について
(1) 「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
Q1.「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
15%
27%
1.よく知っている
2.なんとなく知っている
3.知らない
58%
(2) 今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を理解出来ましたか。
Q2.今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を
理解出来ましたか。
4%
1よく理解できた
36%
60%
2.なんとなく理解できた
3.理解できなかった
33
■ご自身について
3―(1)性別
Q3.(1)性別
1.男性
35%
2.女性
65%
3-(2)年齢
Q3.(2)年齢
0%
6%
1.10代
13%
2.20代
15%
3.30代
4.40代
5.50代
35%
31%
6.60代以降
34
3-(3)職業―1
Q3.(3)職業-1
19%
27%
6%
11%
8%
4%
1.会社員
2.団体職員
3.役員
4.NPO法人/一般社団法人等
5.公務員
6.フリーター
7.その他
25%
3-(4)職業―2 ソーシャルビジネス事業者別(ソーシャルビジネス事業者のみ回答)
Q3.(4)職業-2
0%
1.役員
29%
2.職員
3.その他
71%
35
3-(5)ご自宅または所属先の所在地
Q3.(5)ご自宅又は所属先
0%
1.大阪府
11%
8%
2.京都府
3.兵庫県
81%
4.その他
■「東北復興ソーシャルビジネスフォーラム」について
(4) 本フォーラムをどのように知りましたか。
Q4.本フォーラムをどのように知りましたか。
2%
4%
15%
1.ホームページ
6%
10%
2.メーリングリスト
0%
3.メールマガジン
4.チラシ
5.新聞・雑誌
63%
6.知人の紹介
7.その他
36
(5) 本フォーラムに参加した目的は何ですか(複数回答可)
0
2
4
6
8
10
12
14
16
1.ソーシャルビジネスで震災復興ができているのか見極めたかったため
2.震災復興の現状等を知りたかったため
3.自らのNPO等活動で、震災復興が出来るか確認してみたかったため
4.実際に震災復興を行っている事業者の生の声が聞きたかったため
5.ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作りをしてみたかったため
6.知り合いに勧められたため
7.ソーシャルビジネスを知りたかったため
8.何となく参加してみたかったため
9.その他
※自由記述欄
・なりきりワークショップに参加したかったため
・講師(田村さん戸上さん)のお話を聞きたかったので
・自分でできる事を探すため
・実際の体験がおもしろそうだったため
・なりきりワークショップの発達障がい者として参加
・生きづらさってたくさんあるので、それに学びたいと思いました
(6) 本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
Q3.(5)ご自宅又は所属先
0%
0%
1.とても満足
9%
2.満足
36%
3.どちらともい
えない
4.不満
55%
5.とても不満
※これより以下の設問については、アンケート用紙裏面無記入の方が多く、複数回答可以外の設問についても総回収
数と一致しない。
37
(7) 本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちましたか。
Q7.本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちま
したか。
0%
1.東北コットンプロジェクト報告
30%
38%
2.EAST LOOP 報告
3.復興ライター
4.復興関連商品・サービスの展示
14%
18%
5.その他
(8) 本フォーラムに参加して、ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作りに役立ちました
か。
Q8.本フォーラムに参加して、ソーシャルビジネス関係
者とのネットワーク作りに役立ちましたか。
6%
19%
1.大変役に立った
2.とりあえず役に立った
3.役に立たなかった
75%
(9) 本フォーラムに今後期待すること、あるいは必要な取り組みなどがあれば教えてください(自
由記述)
・
ソーシャルビジネスを起業するプロセスをもう少し具体的に見たかった
・
もっとこういう場をたくさん作れる仕組みが社会には必要。場づくりのために取り組みをしたい
・
できれば半年に一度は風化防止も含め行なって頂きたいです。
・
ビジネスの視点がもう少しあると良いかも?
・
もう少し、ダイバーシティ社会を作ることと、それをソーシャルビジネスにつなぐ部分を掘り下げてあると嬉
しいです。
・
お互いに情報交換する時間もほしかった。参加者名簿とか可能であれば
・
継続してやっていくこと、実際のニーズなどのワークショップ(話し合い)など
・
具体的なソーシャルビジネスの例を知りたいです。
38
・
SR連携とのつながりがどうなっていくか?
・
社会人の方が多かった気がするので学生や小学生にも体験できるといいなと思います。
・
長い目で見る必要があると思うのでイベントやっておわりにしないでほしい
・
出会う機会を今日のようにご提供いただけますと幸いです
■東北復興におけるソーシャルビジネスについて
(10) ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になっていると思いますか。
Q10.ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になって
いると思いますか。
0%
7%
1.十分担い手となっている。
3%
2.とりあえず担い手となっている。
50%
40%
3.担い手となっていない。
4.担い手としての位置付けになってい
ない
※自由記述欄
・
営利だけを追っていったら、流された被災地は見捨てられる可能性がある。その中でソーシャルビジネスの果
たす役割は大きいと思います。
・
行政で行えない細かいところまで配慮しているから。
・
基調講談にもあったように個別のニーズには行政はなかなか対応できないと思うので個別ニーズの解決に役
立とうと思う。
・
ごめんなさい。よくわかりません。
39
(11) 現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今後ソーシャルビジネスを行う予定があ
りますか(※該当者のみ)
Q11.現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今
後ソーシャルビジネスを行う予定がありますか(※該当
者のみ)
22%
1.現在行っており、今後も続けていく
予定である
2.今後は実施しない
13%
3.未定
65%
(12) ソーシャルビジネスが震災復興の担い手となるための課題は何だと思いますか?
Q11.現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今
後ソーシャルビジネスを行う予定がありますか(※該当
者のみ)
0%
1.資金調達
21%
21%
2.担い手の育成
3.ネットワーク形成
4.人材確保
15%
27%
16%
5.雇用創出
6.その他
40
(13) 被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
Q11.現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今
後ソーシャルビジネスを行う予定がありますか(※該当
者のみ)
4%
15%
1.大変興味がある
2.興味がある
81%
3.興味がない
※事業内容自由記述
・
東海地方から被災地を廻るツアーを企画しています。
・
被災地の方達がこれまでに避難先で困った事があるわけですが、そういった方達に役立てて頂く商品を開発し
たい。
・
西区で精神障がいをもつ方が役割をもてるコミュニティを地域で行っていきたいと思います。
★アンケート結果分析
フォーラム全体としては、有意義なものであったと捉えて頂いている方が多く、当初の目的を満た
すことができた。特に、基調講演とワークショップに対する満足度が高く、被災地支援の最前線で活
躍するソーシャルビジネスの取組みを学んだ後に、実際に体験するというプログラムを設定したこと
は大きな成果を生んだものと考えられる。
41
(7) その他本フォーラムを通じて得られた成果
「震災復興」「ソーシャルビジネス」というテーマに加え、「ダイバーシティ」というテーマを
設定したことで、震災復興における生活弱者・災害弱者と呼ばれる方々の生活をいかに支えるかとい
う新たな視点を提示することができた。またこうした視点は、災害時のみならず、今後の社会創造に
おいて非常に重要であり、その担い手の一つとしてのソーシャルビジネスについても共有・確認する
ことができた。
アンケート結果分析にも記したように、前半が講演会、後半がワークショップという構成は、学ん
だことを実際に身体的に体感し、より深める効果があったと思われる。
また、ワークショップを実施したことにより、共催団体の一般社団法人日本ダイバーシティ推進協
会をはじめとして、本地域でダイバーシティな社会づくりに取り組む多くのソーシャルビジネス事業
者に専門家に企画段階から協力をいただき、地域の連携・ネットワークづくりを促すことができた。
参加者にとっては、情報や知識を伝えるのみならず、共に体験し、学び、未来に思いを馳せる場をつ
くることができ、誰もが本フォーラムで得た情報を「自分ごと」として持ち帰ることができたと感じ
ている。
「ダイバーシティなりきりワークショップ」については、大変好評であり、今後の開催を望む声も
多く寄せられた。今後更に内容をブラッシュアップし、多様な参加者がダイバーシティを学ぶことの
できる社会教育プログラムとして展開させていきたい。
42
3.関東開催(平成 25 年 1 月 31 日)
(1) 開催趣旨
一次産業や観光産業が受けた震災と原発事故の被害からの再生への取組発表を中心に、関東圏で発
生した新潟中越沖地震の復興事例を紹介しながら地域復興への課題やその解決策を探るフォーラ
ムとする。
(2) 開催概要
■タイトル
東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in 関東
~東北と関東がつながるとき~
■日時
2013年1月31日(木)13:30~16:35
■場所
さいたま新都心合同庁舎1号館講堂
■主催
特定非営利活動法人コミュニティビジネスサポートセンター/
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
■後援
経済産業省
■協力
広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会/関東経済産業局
■参加者 65名(内訳は下記参照)
所属セクター
人数(名)
会社員
6
団体職員
9
役員
3
NPO 法人/一般社団法人等
13
公務員
15
フリーター
その他
2
12
不明
5
合計
65
43
備考
■チラシ
表面
44
裏面
45
(3) プログラム概要
時間
プログラム(ステージ)
■開会インフォメーション、挨拶
13:30~
13:45~
14:00~
15:15~
15:25~
16:30~
17:00~
■主催者挨拶
・町野弘明(一般社団法人ソーシャルビジネスネットワーク 専務理事)
■来賓挨拶
・太細敏夫氏(経済産業省関東経済産業局 産業部長)
■広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会活動実施報告
・竹内千寿恵氏(NPO 法人 Mystyle@こだいら代表理事)
■パネルディスカッション「福島県の県産品の現状と都市ができる連携」
・黒田俊久氏(福島県観光交流局県産品振興戦略課 課長)
・金子和夫氏(金子和夫事務所株式会社 代表取締役)
・佐藤美加氏(アッシュ・ペー・フランス株式会社 rooms エグゼクティブディレ
クター)
・コーディネーター:栗原裕治氏(NPO 法人 千葉まちづくりサポートセンター事務局長)
休憩
■事例紹介「新潟県中越地震からの復興に学ぶ」
・平澤康宏氏(木沢棚田保全協議会)
・平澤勝幸氏(木沢里山食堂
・宮勝美氏(はぁ~とふる荒谷塾)
・モデレーター:柳田公市氏(株式会社ケーワン 代表取締役)
■閉会挨拶
■名刺交換会・懇親会
46
(4) 登壇者プロフィール
◆黒田俊久氏(福島県観光交流局県産品振興戦略課
課長)
昭和 51 年神奈川県生まれ。平成 13 年に経済産業省入省後、繊維政策、航空宇宙産業政策業務等を経て、
平成 22 年より福島県商工労働部産業創出課主幹兼副課長、平成 23 年より観光交流局県産品振興戦略課
課長として県産品振興に取り組む。
◆金子和夫氏(金子和夫事務所株式会社
代表取締役)
昭和 27 年愛知県生まれ。
鈴屋、
日本総合研究所を経て、平成 24 年に独立。地域資源を活用した JAPAN BRAND
や地域ブランドの創造に取り組む。食と農林水産業の地域ブランド協議会幹事。法政大学院等の非常勤
講師。
◆佐藤美加氏(アッシュ・ペー・フランス株式会社 rooms
エグゼクティブディレクター)
セレクトショップのオープンや展示会などを手掛けるとともに、
「装苑賞内 rooms 賞」や「新人デザイ
ナーファッション大賞」等の新たな才能を発掘するファッションコンテストでの審査員、また様々なセ
ミナー、シンポジウムにて講師を務める。
◆平澤康宏氏(木沢棚田保全協議会)
◆平澤勝幸氏(木沢里山食堂
◆宮勝美氏(はぁ~とふる荒谷塾)
2011 年コミュニティビジネス起業コンペ受賞。中越地震の被災地である長岡市木沢集落に活力を取り戻
すため、農家民宿で都会から若者を読んだり、棚田保護のために棚田オーナー制度を作ったり、コミュ
ニティレストランとして蕎麦屋を展開している。
47
(5) 各プログラム開催報告
○広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会活動実施報告
時間
2013年1月31日(木)13:45~14:00
場所
さいたま新都心合同庁舎1号館講堂
スピーカー 竹内千寿恵氏(NPO 法人 Mystyle@こだいら代表理事)
○パネルディスカッション「福島県の県産品の現状と都市ができる連携」
時間
2013年1月31日(木)14:00~15:15
場所
さいたま新都心合同庁舎1号館講堂
スピーカー
・黒田俊久 氏(福島県観光交流局県産品振興戦略課 課長)
・金子和夫 氏(金子和夫事務所株式会社 代表取締役)
・佐藤美和 氏(アッシュ・ペー・フランス株式会社 roomsエグゼクティブディレクター)
・栗原裕治氏(コーディネーター NPO 法人 千葉まちづくりサポートセンター事務局長)
48
■黒田氏~福島県の現状について
震災が起こった H23 年は1/5ほどの売価になってしまった。栽培費用だけで農家は赤字に。現在は
やや持ち直しつつある。風評被害は農産物だけでない。日本酒:震災直後は支援購入が多かったが、そ
の後時間が経つにつれて落ちてきた。味噌・醤油:震災直後から厳しい。工芸品:観光客の減少や、風
評被害により一旦停止になった取引が再開していない。地場産業は元々工芸品などでは 10 年間で 4 割
だった。さらに地震の影響で倒産する企業も多い。Fukurum カード(クレジットカード)を作って売り
上げの一部を風評被害対策県予算に当てる事←継続的な風評被害対策ができるようにしたり、タイでの
県農産品販売をしたり、新たな販路の開拓にチャレンジしている。
■金子氏~福島県県産品振興戦略について
広尾町(制限解除済み地域)で地域コミュニティ再生の講座を行っている。地場産業の再生には、短
期的対応、長期的対応を行っていかなければいけない。福島県県産品振興戦略が目指す姿:「自らひら
き、絆でつくり、次代へつなぐ」
「自らひらき」⇒魅力的な産品を増やす。
「絆でつくり」コーディネー
トをすることで、人材は有効に活用していく。産品振興戦略の課題:福島県産品ブランド力の向上=ブ
ランドイメージマイナススタートから。農林水産分野・加工食品分野・繊維工芸品分野を横につなぐ。
ブランド戦略:ブランド作りは、消費者の意見を吸い上げて、新しい福島の魅力を作り上げていく。ま
たは、海外展開戦略:プロデューサー・コーディネーターというものに着目し、人材を外に派遣し、販
売していく。
■佐藤氏~rooms~実際の支援事業
ファッション(プロダクト・家電・民芸品)の展示会の主催をしている。今回、展示会で地場産業の
コーナーを作った。百貨店のバイヤー・オーナーに売込む。展示会には 3 か月間で 70 社の参加があっ
た。各地場産業のブースには営業を個別に配置。仕掛けをして、おしゃれなこと・あこがれるところに
入っていく。若い世代に人気のルミネに売込むことで、ダルマブームを仕掛けた。
■パネルディスカッション
セッション①:福島県の復興に必要なこと、今やらなければならないこと
黒田氏:非難されている方々への支援、風評被害の払しょくのための情報発信、知ってもらう事に重点
を置く
金子氏:地域再生のための専門家のサポート体制が重要、県民一人一人が立ち上がることと、外部の専
門家がコラボしていくことが必要、地域資源をそとに開くことが必要
佐藤氏:ブランディング。目に留まって忘れられないこと=メディアを使う事。キッチンカーのように
外に出ていくこと
■関東で出来る福島の応援、協力について
金子氏:非常時なので、県の人が動くようなきっかけのプロジェクトを行う事が必要。自分たちは、10
回目には何か大きなことをやりたかった。明確なプロジェクトを作ることと、一方では焦らないことも
必要。プロボノのサービスブランドの NPO をやっているが、その活動の中で、じっくり話を聞いていく
のも必要なのかなと思う。
佐藤氏:関東には市場があるので、売る事・買わせることだと思う。住んでいる人のやる気を挙げてい
49
くことも必要。地域の産品が伊勢丹に置かれたなど、小さな喜びを与えたい。
黒田氏:今まで、冷凍食品・牛肉などこれまでいろいろな風評被害があった。安全性を確認したものに
対しても、悪いものを外に出しているという話をされてしまう事もある。頑張っている方を応援してほ
しい。福島のそういういい部分を伝播してほしい。
■会場の方からの質疑
<豊島さん:埼玉県杉戸町 NPO の方>
質問内容:交流サロンで自立支援を行ってきたが、この場所で落ち着きつきたい。311 はどうしていた
か、という話から始まって、皆さんからこういうことをやりたいという物が一部の方から出てきた。今
帰る人(現地)といつか帰る人(避難者)とのコミュニケーションはどの様にするか。
黒田氏:日本酒酒造 寿 蔵が流されて、山形県に避難された。生活者さん、県としても、税収など細
かい面はあるが、近くにいていただきたい。
■福島の未来について一言
金子氏:若者・I ターンの方が入れることが大切。三宅島は戻った方は半分、入ってきた方が半分(イ
ルカウォッチング、公務員につく)だという。
佐藤氏:震災を超えて、人が来る町にしたい
黒田氏:人々がやる気を出す場にしたい。その人たちが、次の世代につながるようにしたい。
栗原:シェアハウスに住みたいという方が増えている。CB を日本全体の問題に活用できるのではないか。
○事例紹介「新潟県中越地震からの復興に学ぶ」
時間
2013年1月31日(木)15:25~16:30
場所
さいたま新都心合同庁舎1号館講堂
スピーカー
・平澤康宏氏(木沢棚田保全協議会)
・平澤勝幸氏(木沢里山食堂)
・宮勝美氏(はぁ~とふる荒谷塾)
・モデレーター:柳田公市氏(株式会社ケーワン 代表取締役)
50
■平澤氏~中越地域の現状について
◇中越地震の時の川口地域の話
震源地から 2km離れた所、地震をきっかけに過疎化が進んだ。58 軒あった民家が 18~20 軒になり、
住民は 36 名になった。地震をきっかけにどうしたら出ていく人を抑えて、若者を呼び寄せるか、どう
したら人に来ていただけるか。自然を活かして棚田制度を続けている。毎年 700 人来ている。若者が都
会から来る。1つの事業ではなくいろいろな取り組みを行うことによって、人が集まる。
◇活動について
震央のお米を使ってピザの販売を行っている。インターンシップの受け入れ、おととし 5 人受け入れ
た。グリーンツーリズムは年間子ども達が 40 人訪れる。普段子どもがいないので、笑い声が絶えない
ことがうれしいとの声がある。冬はひとりでは暮らしていけないため、村の人たちの協力が必要。長岡
市内の小さい子どもたちを中心に活動している団体との連携。1 年に 1 回ふれあいの場、多世代交流を
行っている。100 人から 150 人来ている。手作りの郷土料理でもてなしている。子ども達は自由に遊ん
でいる。
コミュニティビジネスに参加して、今年で 3 年目。地震あとに 2 年間住んでいた方が引っ越し、そこ
を自分たちでお金をかけずに改修した。1年目来ていただいた方は 1760 人。景観がいい、味だけでは
ない、越後山脈などの景色、村の人のぬくもりが魅力。
■宮氏~活動について~
◇荒谷について
平澤さんの集落から 2km 離れた場所。22 世帯 震災が起きて 2 年間でいまは 14 世帯。震災から 2 年が
51
過ぎ、ハード面の復興事業は終わり、復興業者などが帰ったあとは、火の消えたような静けさ、喪失感、
活力のなさがあった。なんとかしようと平成 18 年に、はぁ~とふる荒谷塾という活動団体を立ち上げ、
地域活性のために取り組み、今年で 7 年目。
◇活動までの経緯について
地域振興局が中間支援組織の中越復興市民会議、震災からの復興を支援する組織の助言を得て活動して
いる。自然・暮らしの文化・歴史・生活風土、すべてを地域資源と考える。そこに暮らしている人から
すれば目新しいと思わないが、触れたことのない人には感動がある。それまで知らなかった付加価値を
磨き、ここに行かなければ食べられない、ここに行かなければ体験できないことを展開する。
◇活動内容について
年間 4 回ワークショップツアー 体験型の交流イベント 年間 300 人弱の交流人口。地域の人は 40 人
弱。日帰り、1 泊 2 日 40 人前後。狛江市と川口町の時から友好提携都市、交流している。棚田米は、六
本木のレストランに買い取ってもらっている。
◇現状について
以前は資金繰りが大変だった。ワークショップなどをする度にリピーターが増えることにより、資金繰
りが改善されてきた。継続は力だと感じる。
◇課題について
世帯数が少ないので、マンパワーも少ない。地域間の連携なども行っている。どれだけ新鮮な情報を内
容のあるものを提供していけるかを考えている。震災復興後、課題として残るのは過疎化、高齢化、少
子化の問題が今後も残る。災害があるたびにもともと地域にあった課題が大きくクローズアップされる。
■平澤康宏氏~棚田オーナーについて~
◇棚田オーナーへの想い
父の想いが自分たちの活動を動かしている。木沢を盛り上げたい。棚田を盛り上げたい。活動は 6 年目。
◇活動内容について
ゴールデンウィークに田植え、草刈稲刈り、交流会や催し物を開いている。お米を作ることは素晴らし
い。棚田で作るお米はぜんぜん違う。お水の違い。山の水はすごくきれい。そこで作るお米はおいしい。
小さな時から教わっているのでそれを守り続けたい。
◇今後について
地震を体験した人も体験していない人も、ひとつの物を作る中で何かを伝えればいい。地震から教えら
れたことを伝え続けていきたい。小さな希望をもってこれからも活動していきたい。
■最後に一言
平澤氏:川口は小さな町。この土地の人のやさしさや絆が強いところ。これからは明るいと思っている。
宮氏:復興は長い取り組み。やっていて辛い、苦しい時もある。継続は力だと最近思う。福島の方々ま
だ長い道のりだががんばってほしい。
平澤康宏氏:町に人をたくさん呼び寄せられる魅力を作りながら、福島とは長い付き合いになるが、ぜ
ひ来てほしい。
52
53
(6) 参加者アンケート結果
有効回答数60通のアンケートを回収した。集計結果は、以下のとおり。
○「ソーシャルビジネス」について
(1) 「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
Q1.「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
1.よく知っている
7%
31%
2.なんとなく知っている
62%
3.知らない
(2) 今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を理解出来ましたか。
Q2.今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を
理解出来ましたか。
1よく理解できた
11%
30%
2.なんとなく理解できた
59%
3.理解できなかった
54
○ご自身について
3―(1)性別
Q3.(1)性別
1.男性
16%
2.女性
84%
3-(2)年齢
Q3.(2)年齢
0%
1.10代
7%
2.20代
23%
21%
3.30代
4.40代
28%
5.50代
21%
6.60代以降
55
3-(3)職業―1
Q3.(3)職業-1
1.会社員
10%
20%
2.団体職員
15%
3%
3.役員
4.NPO法人/一般社団法人等
5%
5.公務員
25%
6.フリーター
22%
7.その他
3-(4)職業―2
Q3.(4)職業-2
1.役員
24%
47%
2.職員
29%
3.その他
3-(5)ご自宅または所属先
Q3.(5)ご自宅又は所属先
1.東京都
19%
25%
2.埼玉県
0%
3.千葉県
12%
4.神奈川県
7%
5.茨城県
37%
6.その他
56
○「東北復興ソーシャルビジネスフォーラム」について
(4) 本フォーラムをどのように知りましたか。
Q4.本フォーラムをどのように知りましたか。
1.ホームペー
ジ
2.メーリングリ
スト
3.メールマガジ
ン
4.チラシ
13%
15%
13%
24%
14%
5.新聞・雑誌
6.知人の紹介
21%
0%
(5) 本フォーラムに参加した目的は何ですか(複数回答可)
0
5
10
15
20
25
1.ソーシャルビジネスで震災復興ができているのか見極めたかったため
2.震災復興の現状等を知りたかったため
3.自らのNPO等活動で、震災復興が出来るか確認してみたかったため
4.実際に震災復興を行っている事業者の生の声が聞きたかったため
5.ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作り をしてみたかったため
6.知り合いに勧められたため
7.ソーシャルビジネスを知りたかったため
8.何となく参加してみたかったため
9.その他
(6) 本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
Q6.本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
0%
3%
9%
1.とても満足
12%
2.満足
3.どちらともいえない
4.不満
76%
5.とても不満
57
(7) 本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちましたか。
Q7.本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちま
したか。
4%
1.福島県の県産品の現
状と都市ができる連携
2.新潟県中越地震から
の復興に学ぶ
39%
57%
3.その他
(8) 本フォーラムに参加して、ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作りに役立ちました
か。
Q8.本フォーラムに参加して、ソーシャルビジネス関係
者とのネットワーク作りに役立ちましたか。
14%
19%
1.大変役に立った
2.とりあえず役に立った
3.役に立たなかった
67%
(9) 本フォーラムに今後期待すること、あるいは必要な取り組みなどがあれば教えてください(自
由記述)
 ネットワークをどうからめていくか?
 金子先生の話を更に伺いたい
 具体的なビジネスへの展開への方法や事例をもっと紹介したほしい。
 三陸を救いましょう・・・貴団体に期待します。
 行政の橋渡しを期待
 コーディネートやコメントを考えてフォーラムイベントを企画して欲しい
58
○東北復興におけるソーシャルビジネスについて
(10) ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になっていると思いますか。
Q10.ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になって
いると思いますか。
2%
2%
1.十分担い手となっている。
7%
2.とりあえず担い手となっている。
34%
3.担い手となっていない。
4.担い手としての位置付けになっ
ていない
5.その他
55%
(11) 現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今後ソーシャルビジネスを行う予定があ
りますか(※該当者のみ)
Q11.現在ソーシャルビジネスを行っていますか。また今
後ソーシャルビジネスを行う予定がありますか
(※該当者のみ)。
1.現在行っており、今後も続けて
いく予定である
42%
52%
2.今後は実施しない
3.未定
6%
59
(12) ソーシャルビジネスが震災復興の担い手となるための課題は何だと思いますか?
0
5
10
15
20
25
1.資金調達
2.担い手の育成
3.ネットワーク形成
4.人材確保
5.雇用創出
6.その他
(13) 被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
Q13.被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
7%
1.大変興味がある
33%
2.興味がある
60%
3.興味がない
※また、既にソーシャルビジネスを行っている方また行う予定がある方においては、支障のない範囲
で事業内容を教えてください(自由記述)
 農林業の再生特に農地の再生(土壌改良)に関心を持っている。
 陸前高田市広田町における現地滞在型プログラムでそこで出たアイデアの事業化支援
 ワンウォーキングプログラム
 ドッグサッカー
★アンケート結果分析
「Q7.本フォーラムのプログラムの中、何が一番役に立ちましたか。」で、新潟県中越地震からの
復興事例を評価した人は、フォーラム全体への評価も高く、「Q10.ソーシャルビジネスは震災復興
の担い手になっていると思いますか。」でも、担い手となりうると回答し、ソーシャルビジネスへ
の可能性を感じてもらえる内容となった。
反対に、「NPO法人/一般社団法人等」属性の方は、実際の事業に役立てるためにパネルディスカ
ッション「福島県の県産品の現状と都市ができる連携」を目当てに来たが、「Q8.本フォーラムに参
加して、ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作りに役立ちましたか。」の質問に対し、「役
60
に立たなかった」と回答する方が多く、今回の企画内容では、具体的な連携を求める方にとって物
足りなさを感じる結果となった。
「Q12.ソーシャルビジネスが震災復興の担い手となるための課題は何だと思いますか?」の質問
において、『資金調達』と回答する方は、殆どが「NPO法人/一般社団法人」の属性で、「人材育成」
と答えた方はほぼ「公務員」であったが、既に震災復興に関する事業を行っている「NPO法人/一般
社団法人」の属性では、「人材育成」と答えた人はいなかった。
現場のプレイヤーは、資金不足が課題と感じているが、行政機関は現場で活躍できる「人材育成」
を必要と感じており、行政とのギャップを感じる結果となった。
(8) その他本フォーラムを通じて得られた成果
事例紹介「新潟県中越地震からの復興に学ぶ」の登壇者の方には、懇親会に参加して頂き、参加
者との情報意見交換をする中で、現場(新潟)への訪問を希望する声がたくさん聞かれた。一方、
パネルディスカッション「福島県の県産品の現状と都市ができる連携」の登壇者の方は、懇親会に
参加して頂けず、参加者の「もっと色々聞きたかった」という期待に応えられない結果となった。
フォーラム後に交流の場を作らなければ、実際の連携につながる“きっかけ”作りが難しいと改め
て感じた。
61
4.北海道開催(平成 25 年 2 月 5 日)
(1) 開催趣旨
東日本大震災の復興に向けて自分たちができることを一人でも多くの方に参加していただいて
一緒に考える場を作るために『エンターテイメント』と『スポーツ』を切り口にフォーラムを実施。
北海道にはエンターテイメントとスポーツの分野で、東北復興支援に尽力されている著名な方が多数
いることから、エンターテイメントとスポーツの持つ人を元気にする力、勇気を与える力でフォーラ
ム魅力あるものにしたい。楽しさや感動を持って考えていきたい。そのような思いから『エンタメと
スポーツのSBパワー』をテーマに復興を考えるフォーラムを実施した。
(2) 開催概要
■タイトル
東北復興ソーシャルビジネスフォーラム in 北海道
~若者と考えるエンタメとスポーツの SB パワーを東北へ!~
■日時
2013年2月5日(火)15:00~18:00
■場所
札幌エルプラザ3階ホール(北海道札幌市)
■主催
一般社団法人プロジェクトデザインセンター/
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
■協力
北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会、
北海道学生震災支援ネットワーク、環境 NGO ezorock、カタリバ北海道、
北星学園大学ソーシャルビジネスサークル Plus+、札幌市企業棄民活動研究会、
リサイクルと環境雑貨のお店えこふりぃ
■後援
経済産業省
■参加者 91名
62
■チラシ
表面
63
裏面
64
(3) プログラム概要
時間
15:00~
15:10~
15:50~
16:30~
プログラム(ステージ)
開会・主催者挨拶
・町野弘明(一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク専務理事)
■講演(1)
・福島 カツシゲ氏(俳優、
「イシノマキにいた時間」主宰)
■講演(30 分+質疑 10 分)
・曽田 雄志氏(En project Japan 代表)
休憩
■パネルディスカッション(約 70 分)
・福島 カツシゲ氏(俳優、
「イシノマキにいた時間」主宰)
16:45~
・曽田 雄志氏(En project Japan 代表)
・中尾 岳陽氏(北海道学生震災支援ネットワーク 酪農学園大学一年)
・西間木 将氏(NPO法人ESTRELLAS(エストレージャス)理事長)
・コーディネーター:加納尚明(一般社団法人プロジェクトデザインセンター代表理事)
17:00~
終了・アンケート記入・メッセージカード記入
(4) 登壇者プロフィール
◆福島 カツシゲ氏(俳優、
「イシノマキにいた時間」主宰)
大阪府出身。お笑いユニット「COLORS」リーダー。現在は俳優業のみならず脚本、演出も手掛ける。
「イ
シノマキにいた時間」が第4回 WOWOWシナリオ大賞受賞。
「イシノマキにいた時間」を全国公演中。
TV「こたえてちょ~だい!」
「水戸黄門」
「筋肉番付?SASUKE?」1st STAGE クリア
◆曽田 雄志氏(En project Japan
代表)
1978 年 7 月 5 日生まれ 札幌出身。筑波大学在学時、関東大学リーグ 1 部ベストイレブン、全日本大学
選抜。2001 年コンサドーレ札幌入団 2010 年コンサドーレ札幌引退。公式戦通算 254 試合 21 得点。引
退後 コンサドーレ札幌アドバイザリースタッフ(2010~)
、EN project Japan 代表(2011~)
65
(5) 各プログラム開催報告
① 講演1 俳優 福島カツシゲ氏(舞台「イシノマキにいた時間」脚本、主演)
福島氏は、東日本大震災後、すぐに石巻でボランティア活動を始め、現在も継続してボランテ
ィア活動に参加している。被災地で感じたこと、これからの復興に必要なことなどを舞台「イシ
ノマキにいた時間」の脚本を書き、全国で公演活動を行っています。
舞台「イシノマキにいた時間」は、2011年12月29日に初演を行い、現在までに東京、鹿児島、
富士宮、石巻、富良野、新潟、札幌などで上演されている。その間、公演による収益や寄附募集
活動により合計3,617,427円の支援金を生み出し、2,838,204円が既に復興支
援活動に使われている。舞台を上演することで多くの人々に被災地のことを伝える、被災地のこ
とを想う人を増やしていく、そしてお金も生み出し、被災地の復興を支援している。エンターテ
イメントのチカラを発揮した一つのソーシャルビジネスがここにある。
参加者からは、現地でのボランティア活動の大切さや、難しさがよくわかった。震災後約二年
が経過してマスコミ報道が著しく少なくなっている今、現地のことを伝えることがとても重要と
感じる。
66
② 講演2 En project Japan 代表 曽田 雄志氏(元コンサドーレ札幌 主将)
曽田氏は、東日本大震災後、アスリートとして何かできることは無いか?様々な視点から考え、
EN project Japan(エンプロジェクトジャパン)を設立した。発起人である曽田雄志が元スポーツ
選手であることから、アスリートが持つ「忍耐力」、「向上心」、「献身性」という精神が、復
興への強い力になると信じ、アスリートに声掛けを実施。震災復興への同じ思いを持つ、競技・
種目の垣根を越えた19 名のアスリートに賛同頂いた。
その後、支援の輪は多方面に広がり、社会人、学生等メンバーのそれぞれが積極的に復興支援
活動を行っている。現在は、東北への支援活動と、経済活性化のための活動、またこの「縁」を
大切に、震災復興と共に子供達の心を育むスポーツ振興活動や文化振興を北海道発信で行なって
いる。
67
また、曽田氏は、アスリートのセカンドキャリアを創造し、アスリートの経験や感動を生み出
す力を社会に活かしていくためのビジネスモデルを模索している。アスリートを、「学校体育、
部活への派遣」
「教育者の研修機関等への派遣」
「企業の研修等への派遣」「地域活動への派遣」
などを通じて、地域、教育機関、企業などの課題解決を行うことを始めている。トップアスリー
トが子どもたちと直に触れ合うことで子どものスポーツ離れや体力低下を防ぎ、夢を与えること
に貢献していく新たなソーシャルビジネスを考えている。
EN project Japan 参加アスリート
68
③ パネルディスカッション
福島カツシゲ氏(俳優 )
曽田雄志氏(En project Japan 代表)
西間木将氏(NPO法人エストレージャス)理事長
中尾岳陽氏(北海道学生震災支援ネットワーク(HOSUP)酪農学園大学一年
加納尚明氏(一般社団法人プロジェクトデザインセンター 代表理事)
福島から参加されたNPO法人ESTRELLAS(エストレージャス)理事長 西間木将氏
から活動概要を話していただいた。西間木氏は、福島県でスポーツ施設やサッカースクールを運
営している。地域住民のスポーツ振興に寄与すること、スポーツを通じた青少年の健全な育成に
寄与すること、スポーツを通じたコミュニティー形成による地域の活性化に寄与することをビジ
ョンに活動している。特に、運営にあたってはビジネスの視点が重要で、事業を興して収入を得
ながらビジョンの実現を目指していることが話された。
69
【育成目標】
◆サッカー、チーム活動を通じて人間性を育むこと
◆将来性ある選手として、Jリーグ、海外、日本代表で活躍出来る選手を育成すること
◆サッカーにおける状況判断を伴う中でのボールを蹴る、止める、運ぶ技術を習得すること
◆ボールを簡単に失わない選手、イニシアチブを持ち自分で局面を打開できる選手の育成すること
◆選手一人ひとりが自分自身の武器発見と課題克服に取組み、人として成長すること
短期間の内に、チーム育成の成果を上げ、チームに参加する子どもが増えている。参加費と企業等
の協賛収入を活動財源としている。
次に、(HOSUP)酪農学園大学一年中尾岳陽氏から団体の活動概要を話していただいた。北海
道学生震災支援ネットワークは、東北地方太平洋沖地震に際し北海道から私たちにできる支援を
実現しようと立ち上げた、学生が管理・運営する組織。被災者に対し、長期的に北海道から自分
たちにできる支援を行うことを目的としたネットワークであり、NPO や民間、行政と連携を取る
ことで、信頼のある現地のニーズを収集、発信している。
学生のボランティア集団なのでビジネスとして考えたことはないが、活動を継続するためには
活動資金が必要であり、活動資金の確保は団体の大きな課題である。寄附募集やファンドレイジ
ングのスキルを向上する必要がある。
◆活動方針
長期的・自律的な支援を促す働きかけを行う
⇒既存の支援団体とのつながりが希薄であると考えられる人(特に学生)を中心にネットワークを
広げ、「何かしたい」という人たちにさまざまな情報を発信することで、支援への選択肢を提供し
ます。
70
ディスカッションでは、主に三つの内容について議論を行った。
「今、被災地で必要なことは何か?」
「その課題を解決するために北海道の私たちができることは何か?」
「ソーシャルビジネスとして何をどうすればお金が循環しながら課題解決に寄与できるのか?」
この三点について登壇者の経験、感じること、方策などを話し合った。特に、復興支援は長期に渡
る活動が必要であり、そのためにはお金の循環が絶対に必要である。ソーシャルビジネスという言
葉はまだまだ馴染のない言葉であるが、被災地にある課題を財やサービスの提供によって経済循環
を生み、地域の活性化につなげていくことが重要との認識で一致した。
そしてそのために重要な視点が「伝える」こと。継続して現地の状況を日本中に伝え、国民一人ひ
とりが被災地のことを「想う」気持ちを忘れないことが大切である。想いが途切れなければ必ず復
興支援は継続して行われる。
「エンターテイメント」と「スポーツ」には、人々に被災地のことを想う気持ちを持ち続けてもら
うためにチカラを発揮できる役割がある。その役割をお金の循環を生み出しながら一つのビジネス
として継続して行っていくことが大切である。
参加者には登壇者の活動内容への質問や東北復興支援のために北海道でできるソーシャルビジネ
スについて話し合ってもらった。
71
72
(6) アンケート結果概要
Q1.「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
Q1.「ソーシャルビジネス」について知っていますか。
1.よく知っている
19%
29%
2.なんとなく知っている
3.知らない
52%
Q2.今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を理解出来ましたか。
Q2.今回のフォーラムを通じて「ソーシャルビジネス」を
理解出来ましたか。
2%
1よく理解できた
27%
2.なんとなく理解できた
3.理解できなかった
71%
73
Q3.(1)性別
Q3.(1)性別
1.男性
39%
61%
2.女性
Q3.(2)年齢
Q3.(2)年齢
3%
3%
1.10代
5% 7%
2.20代
3.30代
15%
4.40代
5.50代
67%
6.60代以降
74
Q3.(3)職業-1
Q3.(3)職業-1
1.会社員
3%
8%
2.団体職員
11%
0%
3.役員
10%
3%
4.NPO法人/一般社団法人等
5.公務員
63%
2%
6.フリーター
7.学生
8.その他
Q3.(4)職業-2
Q3.(4)職業-2
1.役員
25%
25%
2.職員
3.その他
50%
75
Q4.本フォーラムをどのように知りましたか。
Q4.本フォーラムをどのように知りましたか。
1.ホームページ
2.メーリングリスト
7%
0%
23%
3.メールマガジン
4.チラシ
0%
6%
62%
5.新聞・雑誌
2%
6.知人の紹介
7.その他
Q5.本フォーラムに参加した目的は何ですか(複数回答可)
0
5
10
15
20
25
30
35
1.ソーシャルビジネスで震災復興ができているのか見極めたかったため
2.震災復興の現状等を知りたかったため
3.自らのNPO等活動で、震災復興が出来るか確認してみたかったため
4.実際に震災復興を行っている事業者の生の声が聞きたかったため
5.ソーシャルビジネス関係者とのネットワーク作り をしてみたかったため
6.知り合いに勧められたため
7.ソーシャルビジネスを知りたかったため
8.何となく参加してみたかったため
9.その他
Q6.本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
Q6.本フォーラムに参加しての満足度を教えてください。
0%
0%
1.とても満足
10%
24%
2.満足
3.どちらともいえない
66%
4.不満
5.とても不満
76
Q7.本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちましたか。
Q7.本フォーラムのプログラム中、何が一番役に立ちま
したか。
3%
1.福島カツシゲ氏講演
29%
2.曽田雄志氏講演
34%
3.パネルディスカッション
34%
4その他
Q8.本フォーラムに今後期待すること、あるいは必要な取り組みなどがあれば教えてください

また参加したいです。

2 年後の福島、東北について。

もっと活動を広げてほしい。

フォーラムに参加してプロジェクトを発足してくる人が出るといいですね。

ワークショップするなら席をばらけさせた方が各団体のつながりが広がる

横のつながり(自由度の高い)
。情報交換の場。

現地に足を運んでいる学生団体を取り上げ、企業と連携して事業をおこなってほしい。

ワークショップをするのに適した空間作り

ソーシャルビジネスの本フォーラムにおける意味がわからん。

宣伝方法。

取組の成果と反省。今後フォーラムを行ったときの東北の様子が知りたいです。

長く続く活動に。

ソーシャルビジネスがビジネスになるにはどうしたらいいのか。ソーシャルビジネスに取り組
んでも食べれるようになる方法

企業の偉い人がボランティアしている学生の存在を知ってほしい。

参考になり勉強になりました。

パネリストとお客さんがより深く話せたらいいなと思いました。

東北支援にまだ興味ない人が興味を持ち、一歩でも動けるきっかけになればとおもいます。

グループディスカッションをもっとできると面白いと思います。参加者からの意見や質問をも
っと多く取り入れて頂けたらと思います。

こういうことを他の学生が市民にも発信してほしい。

復興支援を無理にお金ビジネスとつなげるのではなく、アイディア出しなら会の方法を変更し
た方が良い。

東京の方を呼んでほしい(ETIC など)北海道は空気を感じにくい。

特にないです。
77

今後も全国でこのフォーラムを開いて、被災地にお金を循環させる機関をつくれれば良いと思
う。

若者とソーシャルビジネスを実際につなげる機会があればいいなと思います。

ビジネスモデルをもっとわかりやすく伝える工夫
Q9.ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になっていると思いますか。
Q9.ソーシャルビジネスは震災復興の担い手になってい
ると思いますか。
2%
3%
1.十分担い手となっている。
2.とりあえず担い手となっている。
17%
3.担い手となっていない。
2%
35%
41%
4.担い手としての位置付けになっ
ていない
5.わからない
6.その他

復興を考える際に長期的な視点が大切だと考える。今だけではなく続けていけるか?

十分担うためには、やはり東北に根付いていかないと。

地元の人のやる気を起こす手法や仕事を生み出す手伝いはできるが、例えば EN プロジェクト
がビジネスとしてどう成り立っているのか良くわからなかった。被災地のニーズに応えるもの
であることが必要ではないか。

認知度の低さと、地域と事業主の相互のメリットが形成が上手くいっていないと考える。

皆様の熱意にとても共感しています。

認知の面でまだまだ時間がかかると思ったため。

担い手にはなると思うが、まだ十分になるには時間がかかると思うので。

お金が周るということは、継続性につながると思うので。

ソーシャルビジネスという仕組みを一般人含めどれほど浸透しているのか分からなかったか
ら。

岩手県のこともみてほしい。

なっているかもしれないが、ソーシャルビジネスという枠で考えた事がないので。

復興には時間もお金もかかるので、一時的な「支援」では不可能。持続的な活動が必要。

継続性が見えないことが多い。

まだ深く知らない。今回のフォーラムが震災について知るきっかけでもあった。

ソーシャルビジネスによって、雇用が創出されたり、東北内でネットワーク形成がされたりし
ているため

現状の事が勉強不足で十分なのか判断出来ませんでしたが、少なくとも現地にお金が周ってい
ることを考えると担い手になっていると思います。
78

被災地でのビジネスはそもそもソーシャルビジネス。

どのような事がされていて、その効果など社会的に知られていない。
Q11.ソーシャルビジネスが震災復興の担い手となるための課題は何だと思いますか?
0
5
10
15
20
1.資金調達
2.担い手の育成
3.ネットワーク形成
4.人材確保
5.雇用創出
6.その他
Q12.被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
Q12.被災地でのソーシャルビジネスに興味がありますか。
0%
1.大変興味がある
29%
2.興味がある
71%
3.興味がない
Q13, 東北復興へ あなたからのメッセージをお書きください。

がんばります!

心から復興を応援しています。

東北の街を好きになる=復興につながると信じています。僕は現地に行って好きになりました。
周りに増やしたいと思います。

まだまだ復興は終わっていません。学生として出来ることをコツコツやっていきたいと思いま
す。

春から福島に戻ります。東北再生のために一緒に活動したいです。

来年度から社会人になります。日本という大きな枠ですが、まず立派な社会人といえるような
人になって盛り立てていきたいと思います。そして、私の縁のある方々のところへ胸を張って
79
会いに行きます。

東北がんばっぺし!

転んだ人に手を差し伸べるように。転んでいる人は自分で立ち上がろうとするし、手を差し伸
べた人も、手を引っ張るときに自分が転んだら意味ないんですよね。お互いの力が釣り合うと
き初めて並んで立てるのだと思います。並んでみる風景を楽しみにしています。

東北へ行けなくても東北支援商品を買ったりすることで東北を愛せることはできるぞ!

また必ず東北へ行きます。

大変だと思いますが、がんばって前に向かって進んでください。

ラジオ体操は全国共通で、老若男女を元気にする力を持っている。一年前、被災地の役場で業
務支援に携わったが毎朝全員で体操した。被災地とそれ以外との共通点を見つけたい。

今の東北には多くの人が興味を持っています。多くの機会が潜在しているとも言えます。頑張
ってください。

一緒に未来をつくりましょう。今日より明るい明日を。

東北にかかわらず、復興は日本の問題ではないかと考えています、本当にずっと続けていく為
に何がどう必要なのか一緒に考えていけたらと考えています。

出来る限り学生の身ですが応援したいと思っています。

復興後の自立(仕事)難しい事だと思いますが、どこかで応援していきたいと思います。決し
て311を忘れません。

観光地化計画についてどうでしょうか?

まだ一度も行ったことがないので、是非観光に行ってお金を使いたいと思いました。

いつまでも忘れずに伝え続けていきます。

笑う門には福来る。1 か月後の桜と 1 年後の桜の下では違う笑顔でした。もっと笑える日が来
ることを祈っています。

北海道から応援しています。一歩一歩前に進んでいる今、一緒に生きてることを嬉しく思いま
す。

わたしもできることしたいです。ありがとうございます。

何を必要としているのか困っているのか知りたいですが、押しつけに感じますか?

微力ながらできることを続けていきます。

NPO 法人、企業が現地の人々に支援を行っていくべきだ。

将来を信じてがんばってください。

今日だけは!そう自分に問いかけ共にがんばりましょう!

復興はまだかかるかもしれませんが、お互いにがんばっていきましょう。

自分たちに出来ることをしていこうと思います。

僕は東北出身で地震発生時は地元にいました。被災した程度は軽く、他県とはくらべものにな
りませんが、震災の雰囲気は知っています。みなさんあきらめず頑張ってください。

小さな一歩も大きな一歩。

こちらも自分のできる範囲で頑張るので頑張りましょう。

東北大好きです。必ずまた行きます

わたしも活動していきます。お互い頑張りましょう

2 月 11 日から東北へボランティアとして参加します。その時はぜひよろしくお願いします。
80

私は震災でお世話になったかたを 3 人失いました。亡くなりかたも伺っているのでイメージす
ると怖いです。何かお役に立てればと思い募金や情報のシェア、寄附を少しづつしています。
本当は現地に行ってみたいのですが、なかなか行けないです。申し訳ないです。生活の中でな
にかと忘れないように、何とか協力できるようにと思って、考えながら過ごしています。マス
メディアで被災地の現状が流れない、興味が薄らいていることを懸念しています。でも私は忘
れません!
(7) その他本フォーラムを通じて得られた成果
本フォーラムの開催にあたりフォーラムの目的を確実且つ最大限に実現するために大きく
三つの工夫を行った。
一つ目の工夫は、参加者募集の工夫。今回のテーマに『若者と考える』と題しているように
できるだけ多くの若者に参加して欲しかった。そのためには、事前に若者たちにしっかりとフ
ォーラムの趣旨や目的を伝えて、フォーラム自身に賛同してもらうことが必要と考えた。具体
的には、若者たちが中心的に活動している北海道学生震災支援ネットワーク、環境NGO ezorock、
カタリバ北海道、北星学園大学ソーシャルビジネスサークルPlus+の4つの団体に「協力団体」
としてフォーラム運営、参加者募集活動などを一緒に行った。
それぞれの団体の中心メンバーと議論を重ね、どのような方策を行うことで参加者をより多
く募ることができるかを話し合いながら行動した。事前にフォーラム用のブログを開設し、各
種情報や知識などの提供も心掛けた。
申込み受付も「団体受付」として団体ごとに集約、名簿の作成等を行った。当日の受付も団
体ごとに団体受付を設けて、団体としての一体感を創りだした。
各団体との振り返りの打合せでは、単なる情報提供(紹介)ではこれだけの参加者を集める
ことはできなかった。団体としての取り組みを「協力団体」「団体受付」として示したことで、
団体の会員の参加意識を高めることができたと評価された。
二つ目の工夫は、当日運営の工夫。
参加者の満足度を高めるための工夫を行った。一般的にフォーラムと言われるイベントでは、
登壇者側がほぼ一歩的に話す側となり参加者は聞く側となり、両者には溝が生まれ、参加者の
参加感はあまり高まらない。その課題を解決するために今回のフォーラムでは、ワークショッ
プ手法も可能な範囲で取り入れ、116名による“なんちゃってワークショップ型フォーラム”
として運営した。
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具体的には、講演者の講演が終わると、参加者が隣同士で感想を話し合う。その感想を何人
か聞きながら回していく。パネルディスカッションでも参加者が隣同士でいくつかの内容につ
いて話し合いながら、その話し合った内容をパネラーがコメントする進行を行った。
この運営手法によって一般的なフォーラムでは生まれない会場=参加者の一体感や満足感
の高い表情、意識啓発など多様な成果を生み出した。フォーラムにおいて重要なことは参加者
それぞれが考えるだけではなく、それぞれの考えを共有することで自分自身の考えを再考、再
確認することも重要である。
三つめの工夫は、フォーラムの成果の創造の工夫。
通常、フォーラムはフォーラムを行ったことに意味を持たせて、そのフォーラムの成果は参
加者それぞれの心の問題として扱われる。今回のフォーラムは、ソーシャルビジネスがテーマ
であるから、このフォーラムをきっかけとして小さなことでも良いから何かのソーシャルビジ
ネスを生み出したいと考えた。
その答が、舞台「イシノマキにいた時間」を札幌で上演することだった。フォーラムの企画
運営と並行して、あくまで自主的な取り組みとして「イシノマキにいた時間札幌公演実行委員
会」を結成し、3月22日~24日の三日間に5ステージの公演を行うこととした。
この公演を行うことが一つのソーシャルビジネスの創造であり、エンターテイメントのチカ
ラを復興支援に示すことになる。公演の収益は全額、福島カツシゲ氏の石巻での復興支援活動
に支援金として寄附する。
舞台「イシノマキにいた時間」を一人でも多くの人に観ていただくことで、フォーラムの成
果の一つとしたい。
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