HACCP対応 非接触温度計 フードプロシリーズ

FoodPro™
Raytek FoodPro Series of Food Safety Thermometers
食品衛生用 非接触温度計
HACCP対応 非接触温度計
フードプロシリーズ
HACCP機能が圧倒的に強化された非接触温度計フードプ
ロシリーズ。初心者にもわかりやすい操作性とCCP(重要管
理点)管理に対応したスペックの充実により、対象物の温
度を「迅速」かつ「確実」に監視します。
フードプロシリーズはこんな場面でお役に立ちます
コールドチェーン受入ポイントでの温度検査
大量食品取扱施設、保冷倉庫等、食品衛生対策施設
における定期温度検査
開発ラボでのサンプル温度検査
食材温度、調理温度(揚げ油、高温釜、テンパリング)
、
提供前温度の確認
FoodPro
Plus™
陳列食品の定期温度検査(ショーケース、
ビュッフェ、
サラダバー等)
FoodPro™
フードプロシリーズは、
業界初のHACCP特化
型非接触温度計ファミ
リー。非 接 触 式 の み
のバリューモデル フ
ードプロ 、上級モデ
ルで中心温度センサ(測
温抵抗体)付の フードプロ・プラス 。い
ずれもHACCP危険ゾーンと重なる0〜65℃で、
誤差はわずか1℃。さらに3つのLED表示灯で
オペレーターに危険温度域を喚起する
HACCPクイックチェック機能を備えています。
また、人間工学に基づく軽量コンパクトな設
計で、長時間の作業でも疲れにくく、グロー
ブの上からでも無理なく操作できます。文字
通り「直接ふれない」という特性を活かし、
接触タイプに共通の3つの課題:①精度確保
のため応答時間が長く、作業効率が悪い、②
汚染や破壊を伴う、③大量・回転・高温・遠
距離対象物の測定は困難、をクリアし初心者
からベテラン検査士まで、現場の食品温度管
理業務を強力にサポートします。
フードプロ
シリーズ
HACCPにおける非接触温度計の役割
HACCPは、Hazard Analysis Critical Control Pointの略であり、ア
メリカで考案された国際的に最も合理的な衛生管理法です。従来の
抜き取り検査ではなく、食品衛生上の危害を予想し、原材料の調達
から最終製品までの全工程を科学的根拠に基づいて管理します。管
理基準としては、温度と時間の管理が一般的に用いられ、非接触温
度計(放射温度計)は、HACCP7原則のうち第4の「モニタリング方
法」における有効な診断ツールの1つであると考えられています。
HACCクイックチェック機能とは?
測定対象物が危険温度ゾーン・安全温度
ゾーンのいずれにあるかを、3つのLED
表示灯で表示します。経験の少ないオペ
レーターでも、管理温度が正しく確保で
きているかを感覚的に判断できます。
安全温度ゾーン(60℃超)
危険温度ゾーン(4〜60℃)
安全温度ゾーン(4℃未満)
T 測定エリアがそのまま見える
円形LEDライト照準で、
フードプロシリーズは円形のLEDライト照
準を搭載。測定エリア全体がそのまま視認
でき、一般のレーザポインター(円の中心点
のみを表示)にありがちな「視野欠け
(下図
参照)」がおこりにくくなっています。
視野欠け
非接触式だけ のバリュータイプ フードプロ
ポケットインサイズの安価モデル フードプロ
には、HACCPクイックチェック機能のほか、食品
衛生管理ツールに必要な基本性能がコンパクト
にまとめられています。HACCPのモニタリング
を少しでも安価に実現されたい
というお客様に最適です。
™
FoodPro
非接触温度計
−30〜205℃
非接触式+接触式 のツインタイプ フードプロ・プラス
表面温度は非接触式でスピーディに、
芯温度は接触式でじっくりと
非接触式で測れるのはあくまでも対象の表面温度。食品を扱う以上芯温度計測が
必要な場面は数多くあり、結果として2種類の温度計を携帯し、使いわけるオペ
レーターも少なくありません。フードプロ・プラスは「非接触式+接触式」のツ
イン構造で、非接触によるスピード測温(1次検査)と、接触式による温度確認(2
次検査)が1台で効率的に行え、作業時間が大幅に短縮できます。保冷倉庫など、
オペレーターに負担のかかる作業場では特に効果的です。
・NIST/DKDにトレーサブルな校正成績証明書付
FoodPro
Plus™
プローブは
180度回転可能な
完全折りたたみ式
中心温度センサ
−40〜200℃
非接触温度計
−35〜275℃
タイマー
8時間対応
フードプロシリーズで測定できる対象物の一例と、
その管理温度の目安
−50
グリル:190℃
0
50
100
200
揚げ油・ロースト調理オーブン:180℃
低温調理オーブン:120℃
ホットコーヒー:82℃
*1
ハム、ソーセージ製造での調理ボイル槽:80℃
1分以上で細菌完全死滅(都立衛生研究所)
:75℃
*2
牛乳の高温殺菌(15秒)
:74℃
機械調理での一般的な調理肉温度(中温)
:72℃
細菌死滅の安全温度(都立衛生研究所)
:70℃
O-157、8秒で死滅(米)
:68.3℃
HACCP危険ゾーンで
測定誤差はわずか…
±1℃
非接触温度計
±0.5℃
中心温度センサ
65.5℃:O-157、32秒で死滅(米)
63.3℃:食肉加工製品(30分)
60℃:O-157、2分07秒で死滅(米)
H
A
C
C
P
危
険
ゾ
ー
ン
58℃:O-157、8分20秒で死滅(米)
42℃:薫煙(一般温度)
、病原性大腸菌の急増殖
40℃:食肉の屠殺直後はこの温度近くある
30℃:病原性大腸菌の増殖、非常に速くなりはじめる
18℃:生肉加工室の上限温度、低ければ低いほうがいい
15℃:病原性大腸菌の増殖が速くなる温度
12℃:ソーセージ製造でのカッティング(エマルジョン)温度
10℃:生肉加工室の理想温度*3
8℃:病原性大腸菌が増殖し始める温度
5℃:家庭冷蔵庫の保管、理想上限温度
4℃:肉の仕入れ時、この温度以下でなければならない*4
肉が凍り出す温度 : −1.7℃
*5 細菌が繁殖する最低温度: −10℃
冷凍食品陳列上限温度: −15℃
冷凍肉の保管上限温度: −18℃
冷凍肉保管温度: −20℃
−50
内容は(株)フーズデザイン資料を参照(一部抜粋)
*
(米)は米国データ
0
50
100
*1:1分以上で細菌完全に死滅(旧厚生省、都立衛生研究所) /*2:コンベアオーブン、
スチーマーなど
*3:肉にとってはこれより低い方がいいが、作業者にかかる負担を考慮/*4:生鮮食保管上限、食肉陳列ケース上限温度
*5:死滅せず、活動停止
200
仕様
フードプロ
フードプロ・プラス
測定温度範囲
−30〜205℃
−35〜275℃
測定精度(23℃±2℃での値)
0〜65℃:±1℃(0℃>:±1℃±0.1℃、65℃<:読み値の±1.5%) 0〜65℃:±1℃(0℃>:±1℃±0.1℃、65℃<:読み値の±1.5%)
応答速度
0.5秒
0.5秒
応答波長
8〜14μm
8〜14μm
放射率補正
固定
固定
D:S比(90%エネルギー)
2.5:1
2.5:1
標準測定距離
25mm〜250mm
25mm〜250mm
最小スポットサイズ
φ12mm
φ12mm
照準中心軸オフセット
13mm
13mm
反復精度
装置の測定精度範囲内
装置の測定精度範囲内
動作環境温度
0〜50℃
0〜50℃
相対湿度(30℃での値)
90%(±5%)RH、結露のないこと
90%(±5%)RH、結露のないこと
保存温度
−20〜60℃
−20〜60℃
重量/寸法
150mm(高さ)×30mm(幅)×50mm(奥行き)
・100g 165mm(高さ)×32mm(幅)×50mm(奥行き)
・150g
電源
単三アルカリ電池1個(付属)
バッテリー駆動時間(23℃での値) 10時間以上
9V アルカリ電池1個(付属)
10時間以上
照準
円形LEDライト
円形LEDライト
液晶ディスプレイ
バックライトなし/7秒ホールド
バックライト付/7秒ホールド
表示分解能
4桁、0.2℃
4桁、0.2℃
HACCP チェック機能
あり
あり
最大値表示
なし
あり
タイマー
なし
あり
(最大設定値:7時間59分)
保護等級
IP54
IP54
適合規格
CE, Conforms to EN61326-1 Electromagnetic
CE, Conforms to EN61326-1 Electromagnetic
Emissions and Susceptibility, EN6101-1 General Safety Emissions and Susceptibility, EN6101-1 General Safety
保証期間
1年
1年
付属品
なし
ナイロン製携帯用ポーチ、簡単クィックガイド
NIST/DKDにトレーサブルな校正成績証明書
−
プローブ交換キット
測定温度範囲
−
−40〜200℃
センサ種類
−
測温抵抗体(薄膜プラチナRTD、ClassA)
オプション(別売品)
中
心
温
度
セ
ン
サ
測定精度
−
−5〜65℃:±0.5℃
(−5℃>:±1℃、65℃<:読み値の±1%)
応答速度
−
7〜8秒
寸法
−
80mm(長さ)×φ3.0mm
販売代理店
www.raytekjapan.co.jp
レイテック・ジャパン株式会社
本カタログは改 良のため予告なく変更されることがあります。ご了承ください。
Cat No.04 October 012-1 RJK(8)