HP NetRAID-4M インストール・ガイド HP Part Number 5969-4753-J Printed in April 2000 Online Version 1 Copyright © Copyright 2000、日本ヒューレット・パッカード株式会社 © Copyright 2000, HewlettPackard Company. 本書の内容は、著作権によって保護され、また、複製を禁じています。すべての権 利が保護されています。また、当社の文書による事前の承諾なく、本書の一部ある いは全部を複写、再生あるいは他の言語に翻訳することは禁止されています。 Hewlett-Packard Company Network Server Division Technical Marketing / MS 45S-LE 10955 Tantau Avenue Cupertino, CA 95014 USA 商標 SCSISelect および FAST は、法律で認められた Adaptec 社の商標です。Windows、 Windows 95、Windows 98、および Windows 2000 は、Microsoft 社の登録商標です。 Windows NT は、米国および他の国における Microsoft 社の商標で、使用許諾権の下 で使用されます。他のすべての商標は、それぞれの会社に所有権があります。 変更 本書の内容は、予告なしに変更することがあります。 当社は、商品性および特定目的に対する適合性についての暗黙の保証を含め、また これに限定されることなく、本書についての保証は一切行いません。当社は、本書 の誤りや本書の提供、内容の実施、また本書の利用に関連して偶発的あるいは必然 的に生じる損害については責任を負わないものとします。 当社は、当社製以外の装置上での当社製ソフトウェアの利用や信頼性については責 任を一切負いません。 テクニカル・サポートおよびサービス 本製品のインストール方法や使い方について疑問が生じた場合は、最初に本書の内 容を確認してください。ほとんどの問題は解決できます。それでも解決できない場 合は、サーバ製造業者に問い合わせてください。 この『インストール・ガイド』は、LAN サーバの設置、管理、およびトラブル シューティングを行うユーザを対象としています。また、読者がコンピュータ機器 の保守管理を行う資格を持ち、危険な高電圧製品を取り扱う際の危険性を熟知して いることを前提として書かれています。 権利の放棄 本製品がデータをコピーするように指示してきた場合には、そのデータの著作権所 有者から許可を得ることによって法律を遵守する必要があります。法律に反する行 為は、特定の損害を被るか、他の救済策が必要になる場合があります。 FCC 適合に関する告知 警告 : 適合性を保証する団体が明示的に承認していない本装置への変更または改造を行なうと、 本装置を操作する利用者の権限が無効になることがあります。 本装置は、FCC 規約の Part 15 に従って、Class B のデジタル・デバイス規制に適合することがテ ストにより検証されています。これらの規制は、住居内での有害な干渉に対する保護対策を目的 としたものです。本装置は、無線周波数エネルギーを生成、使用、放射する可能性があるため、 操作マニュアルの指示どおりに設置して使用しないと、無線通信に有害な干渉が発生する恐れが ii あります。ただし、特定の設置条件下においては、有害な干渉が発生しないという保証はありま せん。本装置がラジオまたはテレビ受信機に対して有害な干渉を発生させることが、本装置の電 源をオンまたはオフにすることで判明した場合は、利用者は以下の手段を講じて干渉の保護対策 をとる必要があります。 • 受信アンテナの向きを変える、または、アンテナの位置を変える。 • 本装置を受信機から離れた場所に設置する。 • 本装置を、受信機を接続しているコンセントとは別のコンセントに接続する。 • 当社の販売店、または、経験豊富なラジオまたは TV 技術者に相談する。 • 正しくアース接続したシールド済みの I/O ケーブルおよび電源ケーブルを使用して、本装置 を規制に適合させる。 この装置は、FCC 規約の part 15 に適合します。この装置は、以下を条件として動作します。(1) この装置は、有害な干渉を発生させません。(2) この装置は、望ましくない動作を発生させる可 能性がある干渉を含む、受信された干渉を受け入れる必要があります。 Hewlett-Packard Company NetRAID-4M Tested To Comply With FCC Standards FOR HOME OR OFFICE USE Canadian Compliance Statement This Class B digital apparatus meets all requirements of the Canadian Interference-Causing Equipment Regulations. Cet appareil numérique de la classe B respecte toutes les exigences du Règlement sur le mat matérial brouilleur du Canada. European Compliance Statement WARNING: This is a Class B product. In domestic environments this product may cause radio interference in which case the user may be required to take adequate measures. VCCI 適合に関する告知 本製品は、電波障害自主規制協議会(VCCI)によって、Class B 情報技術装置(ITE)に分類さ れています。 ACA 適合に関する告知 本製品は、ACA(Australian Communications Authority)によって、Class B 装置に分類されていま す。 安全基準 本製品は、以下の国内および国際的規制に適合します。 • 情報処理およびビジネス用機器の安全性に関する UL 1950 規格(UL 1950 Standard for Safety of Information Processing and Business Equipment) • ビジネス用電子機器内部の情報技術装置の IEC 950 安全基準(IEC 950 Safety or Information Technology Equipment in Electrical Business Equipment) iii • ビジネス用電気機器を含む情報技術装置の CAN/CSA-C22.2 #950 安全基準(CAN/CSA-C22.2 #950 Safety of Information Technology Equipment including Electrical Business Equipment) 安全な動作状態を維持するために、本製品は、UL に記載のコンピュータに搭載することをお勧 めします。 iv 目次 1 はじめに インストールの概要 1-2 コントローラ管理ユーティリティ 1-2 システムの必要条件 1-3 表記規則 1-4 2 ハードウェアの取り付け コンポーネントのレイアウト 2-3 コントローラ・カードの取り付け 2-5 SCSI デバイスの接続 2-7 内蔵 SCSI デバイスの接続 2-8 外付け SCSI デバイスの接続 2-10 SCSI デバイス接続のヒント 2-12 すべての SCSI デバイス 2-12 SCSI ID 番号 2-12 SCSI 終端処理 2-13 コントローラの構成 2-14 3 デバイス・ドライバの インストール ドライバ・ディスクの作成 3-2 Windows 環境 3-3 Windows NT の新規インストール時にドライバをインス トールする 3-3 CD から Windows NT 4.0 をインストールする 3-3 フロッピーディスクから Windows NT をインストー ルする 3-4 Windows NT がインストール済みの場合にドライバをイ ンストールする 3-5 v HP NetRAID-4M インストール ガイド Windows 2000 へアップグレード中にドライバをインス トールする 3-6 Windows 2000 の新規インストール時にドライバをイン ストールする 3-8 Windows 2000 がインストール済みの場合にドライバを インストールする 3-9 NetWare 4.2 環境 3-10 NetWare 4.2 の新規インストール時にドライバをインス トールする 3-10 NetWare 4.2 をすでにインストールしている場合にドラ イバをインストールする 3-12 NetWare 5.1 環境 3-15 NetWare 5.1 の新規インストール時にドライバをインス トールする 3-15 NetWare 5.1 をインストール済みの場合にドライバをイ ンストールする 3-16 サーバ起動時に NetWare ドライバをロードする 3-18 その他のオペレーティング・システム 3-20 4 コントローラ管理ソフトウェア のインス トール Windows 環境 4-2 コントローラ管理ソフトウェアのインストール 4-2 コントローラ管理ソフトウェアのアンインストー ル 4-2 NetWare 環境 4-3 NetWare にコントローラ管理ソフトウェアを インストールする 4-3 その他のオペレーティング・システム 4-5 5 バッテリ・サブシステムを理解する 最初のバッテリ充電 5-2 バッテリの低下状態 5-2 バッテリ低下状態の一般的な原因 5-2 バッテリの調整 5-3 コントローラのキャッシュからデータを復元する 5-4 vi 目次 キャッシュにデータが残っているかどうかを調べ る 5-5 キャッシュからデータを復元する 5-6 A BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う SCSISelect を開始する A-2 SCSISelect メニューの使い方 A-3 SCSISelect の終了 A-4 コントローラ構成ユーティリティを使う A-4 SCSI コンフィグレーション・ ユーティリティを使う A-5 SCSIChannel インタフェース・オプション A-6 SCSI デバイス構成オプション A-7 ディスク・ユーティリティを使う A-7 B BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う コンテナの作成 B-2 コンテナ用のディスクを選択する B-2 コンテナ・プロパティを割り当てる B-2 コンテナの管理 B-5 コンテナ情報を表示する B-5 ディスク・ドライブを初期化する B-7 コンテナをブート可能に設定する B-7 コンテナを削除する B-9 RAID 5 セットを修復する B-9 C トラブルシューティング コントローラ・サービス機能を使う C-2 コントローラ・ログ情報 C-3 コントローラ構成オプション C-3 コントローラ・スタートアップの省略 C-4 vii HP NetRAID-4M インストール ガイド NetWare 用 HP NetRAID-4M リモート・エージェントの構 成 C-4 Access(アクセス)C-5 Communications(通信)C-6 D DIMM のアップグレード E バッテリの交換 バッテリの取り外し E-1 バッテリの取り付け E-2 F 仕様 NetRAID-4M コントローラの技術仕様 F-1 サブシステムの最小値と最大値 F-3 6 HP NetServer 情報 HP NetRAID-4M コントローラの取り付け G-2 HP Top Tools G-3 用語 G-3 HP NetRAID-4M コントローラのスロットの必要条件 G-4 HP NetServer システム復元 チェックリスト G-6 HP NetServer システムに見られる現象 : G-6 ステップ : G-6 チェックリスト : G-6 問題 - 1 台のドライブの故障 G-7 問題 - 複数のドライブの故障 G-7 viii 1 はじめに 内容 ページ番号 インストールの概要 第 1 章 2 ページ コントローラ管理ユーティリティ 第 1 章 2 ページ システムの必要条件 第 1 章 3 ページ 表記規則 第 1 章 4 ページ Hewlett-Packard®NetRAID-4M™ により、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを備えたサーバ内部で強力なディスク・アレイ・ サポートが得られます。HP NetRAID-4M には、4 本の SCSI Ultra160 チャネルがあり、どのチャネル にも同等な機能があります。 この『インストール・ガイド』では、HP NetRAID-4M を取り付け て SCSI デバイスを接続し、NetRAID-4M のデバイス・ドライバと、 コントローラおよび接続済みのストレージ・デバイスの管理用のコ ントローラ管理ソフトウェアをインストールする手順について説明 します。 サーバ固有の情報については、G-1 ページの付録 G「HP NetServer 情報」を参照してください。 1-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド インストールの概要 HP NetRAID-4M のハードウェアと ソフトウェアをインストールす るには、以下の手順が必要です。 1 ハードウェアの取り付け : – サーバに HP NetRAID-4M を取り付けます。 – HP NetRAID-4M に SCSI デバイスを接続する。 詳細については、第 2 章「ハードウェアの取り付け」を参照 してください。 2 必要に応じて、HP NetRAID-4M を使用してコンテナを作成し ます。 詳細については、付録 B「BIOS コンテナ構成 ユーティリティ を使う」を参照してください。 3 HP NetRAID-4M デバイス・ドライバをインストールする。 詳細については、第 3 章「デバイス・ドライバの インストー ル」を参照してください。 4 RAID コントローラ管理ソフトウェアをインストールする。 詳細については、第 4 章「コントローラ管理ソフトウェア の インストール」を参照してください。 コントローラ管理ユーティリティ HP NetRAID-4M は、以下の管理ユーティリティをサポートします。 • 1-2 フレキシブルアレイ・ストレージ・ツール(FAST - Flexible Array Storage Tool)- FAST ソフトウェアを使用して、ウィ ザード・サポートを組み込んだ使いやすいグラフィカル・イ ンタフェースで、データ、ファイル、およびストレージ・デ バイスを管理できます。さらに、FAST ソフトウェアをより高 いレベルの管理プラットフォームに統合することで、システ ム管理とネットワーク管理を一体化できます。FAST を使用し て、様々なディスク上のパーティション(個々のパーティ ションはディスク全体の容量より小さい)から成るコンテナ (論理ドライブ)を作成できます。FAST を使用すれば、 Microsoft® Windows NT® オペレーティング・システムを実行 しているシステム上の HP NetRAID-4M をローカルで管理でき ます。また、FAST を使用して、Windows NT または NetWare を実行している他のシステムに搭載している Hewlett-Packard はじめに NetRAID-4M ファミリ製品の複数のコントローラを、リモー ト・サイトにある Windows NT から管理することができます。 FAST の詳細については、フレキシブルアレイ・ストレージ・ ツール ユーザーズ・ガイドを参照してください。 • コマンドライン・インタフェース(CLI)- CLI を使用して、 FAST ユーティリティで実行可能なタスクのほか、FAST で実 行できないタスクの一部を実行できます。CLI では、コマン ド・スクリプト内の CLI コマンドを使用できます。CLI の詳細 については、コマンドライン・インタフェース リファレン ス・ガイドを参照してください。 • BIOS ユーティリティ - HP NetRAID-4M の BIOS には、コント ローラとそれに接続しているストレージ・デバイスを構成し 管理する、以下のユーティリティが含まれています。 – – – コンテナ構成ユーティリティ(CCU)- これを使用して、コ ンテナを作成し管理できます。 SCSISelect ユーティリティ(SSU)- これを使用して、SCSI チャネルや SCSI デバイスを構成できます。 ディスク・ユーティリティ(DU)- これを使用して、接続 しているストレージ・デバイスをフォーマットしたり検証 したりできます。 システムの必要条件 HP NetRAID-4M を使用するには、最低限、以下のシステムが必要 です。 • PCI Rev. 2.1 以上に適合する 75 MHz Pentium コンピュータ。マ ザーボードにブリッジ型のスロットがある場合、そのブリッ ジは PCI Rev. 2.1 以上に適合していなければなりません。 • 64MB 以上のメイン・メモリ。 • バス・マスタリングをサポートする、32-bit または 64-bit の 33MHz フルレングスの 5-volt または 3.3-volt の PCI スロット。 • キャッシュ・メモリ(コントローラに装備)用の ECC を搭載 した 1 つの 64MB SDRAM (デュアル・インライン・メモリ・ モジュール) • HP NetRAID-4M ソフトウェア用の 8 MB の空きハードディス ク・スペース 1-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド • 次のいずれかの OS: – Windows NT 4.0 Server, Small Business Server Edition – Windows NT 4.0 Server, Terminal Server Edition – Windows NT 4.0 Server, Enterprise Server Edition – Windows NT 4.0 Server, BackOffice Edition – Windows NT 4.0 Workstation ああああああああああああ (コントローラの GUI インストール用) 注記 すべての Windows NT システムに Service Pack 5 以上が必要です。 – Windows 2000 – NetWare 4.2 および Support Pack 7、またはそれ以上 – NetWare 5.1 および Support Pack 1、またはそれ以上 • 3.5 インチ、1.44 MB のフロッピーディスク・ドライブ • CD-ROM ドライブ • HP NetRAID-4M の内部および外部 68 ピン・コネクタを SCSI デ バイスに接続するための SCSI ケーブル。構成により、1 ∼ 4 本のケーブルが必要です(内部ケーブルはコントローラに付 属しています)。 表記規則 本書では、以下の表記規則を使用しています。 ボールド キーの名前(例 : Enter キーを押します)や、選択が指示され るオプション(例 : Configure SCSI チャネルを選択します)を 表す場合に使用します。 ゴシック 画面のメッセージ(例 : Save changes?)や、表示されている 通りに入力する必要があるテキストを表す場合に使用します。 ゴシックの斜体 テキストで参照するプログラム名やファイル名を表す場合 に使用します(例 : これらの変更は config.sys ファイルに対 して行ないます)。 1-4 はじめに 本書では、次の 3 種類のアドバイス情報が記載されています。 注記「注記」には、本書に記載の手順を実行するためのヒ ントや提案などが書かれています。 ! 注意 「注意」には、システムを損傷させたりデータを消 失させる恐れのある操作に関する注意事項が書かれていま す。 警告 「警告」には、ユーザまたは他のユーザの人体に影 響を及ぼす恐れのある操作に対する警告が書かれています。 人体、機器およびデータの損傷を防ぐため、本書に書かれている注 意事項や警告は必ず守ってください。Hewlett-Packard 社は、注意や 警告が必要なすべての条件および状況を本書に記載しているわけで はありません。機器を取り付けたり、機器の構成を変更する際は、 コンピュータおよび接続済み機器のマニュアルを必ずお読みくださ い。 警告 常に電子機器類は、注意して取り扱ってください。 1-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド 1-6 2 ハードウェアの取り付け 内容 ページ コンポーネントのレイアウト 第 2 章 3 ページ コントローラ・カードの取り付け 第 2 章 5 ページ SCSI デバイスの接続 SCSI デバイスの接続 第 2 章 7 ページ 第 2 章 7 ページ 内蔵 SCSI デバイスの接続 第 2 章 8 ページ 外付け SCSI デバイスの接続 第 2 章 10 ページ SCSI デバイス接続のヒント 第 2 章 12 ページ コントローラの構成 第 2 章 14 ページ 本章では、HP NetRAID-4M および関連するハードウェアの取り付 けについて説明します。 2-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド ! 2-2 注意 HP NetRAID-4M や他の電子コンポーネントを取り扱 う前に、コンピュータのシャーシの塗装のない金属部分に 触れ、体から静電気を放出してください。 ハードウェアの取り付け コンポーネントのレイアウト 図 2- 1 は、 HP NetRAID-4M の主要コンポーネントを示しています。 この図は、HP NetRAID-4M と、それに接続する SCSI デバイスを実 際に取り付ける際に役立ちます。 . チャネル 1 LED コネクタ チャネル 0 チャネル 0 チャネル 1 ドータ・カード チャネル 2 チャネル 3 図 2-1 HP NetRAID-4M の主要コンポーネント 図 2- 2 は、ドータ・カードの主要コンポーネントを示しています。 . バッテリ 引き出し タブ バッテリ・コネクタ バッテリ・ケーブル 200 ピン コネクタ バッテリ クリップ DIMM バッテリ・イネーブル ジャンパ 図 2-2 ドータ・カードのコンポーネント HP NetRAID-4M コントローラは、64 ビット PCI カードおよび取り 付け済みのドータ・カードで構成されます。PCI カードには、 HP NetRAID-4M の主要コンポーネントと内蔵 / 外付けコネクタが 2-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド 含まれています。ドータ・カードには、独立型の取り外し可能な バッテリと、アップグレード可能な DIMM が搭載されています。 DIMM とバッテリは、PCI カードとドータ・カードの間にありま す。停電しても、バッテリが DIMM に電力を数日間に渡って供給し 続けます。 サポート対象の DIMM とバッテリ持続時間の一覧は、付録 F「仕 様」を参照してください。 注記 コントローラ・カード上の DIMM をアップグレード する場合は、付録 D「DIMM のアップグレード」を参照し てください。 注記 HP NetRAID-4M の取り付けが完了すると、バッテリ の充電サイクルが自動的に開始され、フル充電(最大 3 時 間)されます。バッテリは、停電時に NVRAM データを保 護できる程度まで充電されますが、フル充電されるまでは、 最低限の持続時間に達しない可能性があります。 バッテリの再調整とメンテナンスの詳細については、第 5 章「バッテリ・サブシステムを理解する」を参照してくだ さい。 2-4 ハードウェアの取り付け コントローラ・カードの取り付け 1 2 3 コンピュータの電源を OFF にし、電源コードを抜きます。 コンピュータのケースからカバーを取り外します (必要に応 じて、コンピュータのマニュアルに説明されている手順を参 照してください)。 バス・マスタリングをサポートする未使用のフルサイズ 64 ビット、または 32 ビット PCI 拡張スロットの位置を確認しま す。ネジをはずして、カード・スロットの開口部を塞いでい る拡張スロット・ブラケットを取り外します。 注記 HP NetRAID-4M は、64 ビット PCI スロットに 取り付けたときに最高の性能を発揮するように設計さ れていますが、32 ビット PCI スロット装着時にも動 作します。 PCI スロットにコントローラを取り付ける前に、バッテリ・ イネーブル・ジャンパが両方のジャンパ・ピンに装着されて いることを確認してください。バッテリ・イネーブル・ジャ ンパ(J3 ジャンパ)の場所については、図 2- 2 を参照してく ださい。メイン・カードからドータ・カードをはずさなくて も、バッテリ・イネーブル・ジャンパを装着できます。 注記 バッテリ・イネーブル・ジャンパを装着してい ない、または、バッテリコネクタからバッテリケーブ ルがはずれていると、コントローラのパワーオン・セ ルフ・テスト(POST)に失敗し、データにアクセス できません。 4 図 2- 3に示すように、HP NetRAID-4Mを拡張スロットに差し込 みます。スロット内部のバス接続部分がしっかり固定される ように、コントローラを奥まで押し込みます。前のステップ ではずしたネジを使用して、ブラケットを固定します。 2-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 図 2- 3 に示すように、HP NetRAID-4M は、カー ド支持ガイドがあるフルサイズ PCI スロットに必ず 取り付けてください。HP NetRAID-4M はサイズが大 きいため、動作の信頼性を保証するにはこの支持ガイ ドが必要です。また、HP NetRAID-4M を差し込むと きには、ブラケットとスロットの位置が合っているこ とを確認してください。 拡張スロット カバーのネジ ブラケット カード支持 ガイド バス接続部分 32 ビット PCI 拡張 スロット 64 ビット拡張 スロット 図 2-3 HP NetRAID-4M を PCI 拡張スロットに差し込む 注記 HP NetRAID-4M を取り外す場合は、適切な冷 却状態を維持できるように、空のスロットに拡張ス ロット・ブラケットを必ず戻してください。 2-6 ハードウェアの取り付け 5 HP NetRAID-4M をシステムとは別に購入した場合は、メイ ン・カード、ドータ・カード、DIMM が取り付けられていな い状態で出荷されていることがあります。 システムのインストール作業を進める前に、付録 D「DIMM のアップグレード」の手順を参照して、ドータ・カードに DIMM を装着し、メイン・カードにドータ・カードを取り付 けてください。 SCSI デバイスの接続 HP NetRAID-4M コントローラの各チャネル(チャネル 0、1、2、3) には、内蔵または外付け SCSI デバイス、または、内蔵および外付け SCSI デバイスを組み合わせて接続できます。 各チャネルは、Ultra2、Ultra、Fast SCSI デバイスを単独で、または 組み合わせて、最大 15 個の接続をサポートします。Ultra160 デバイ スは、非 Ultra160 デバイスとは別のチャネルに接続することをお勧 めします。Ultra160 チャネルのピーク時の転送速度は、160 MB/ 秒 です。Ultra160 SCSI チャネルに非 Ultra160 周辺装置を接続すると、 チャネル全体のパフォーマンスが低下します。 2-7 HP NetRAID-4M インストール ガイド 内蔵 SCSI デバイスの接続 内蔵 SCSI デバイスを個々の SCSI チャネルに接続するには、すべて のデバイスを接続できる十分な数のコネクタを備えた、内蔵用 68 ピ ン SCSI ケーブルを使用する必要があります。(SCSI デバイスのケー ブル接続については、2-12 ページ「SCSI デバイス接続のヒント」を 参照してください) 。 内蔵 SCSI デバイスを接続するには、次の手順に従ってください。 1 各 SCSI デバイスを取り付ける準備をします。 • • • 2-8 各デバイスが 0 ∼ 6、 または 8 ∼ 15 の一意の SCSI ID 番号に割 り当てられていることを確認します (デフォルトでは、 HP NetRAID-4M コントローラが ID 7 に設定されています。 この設定は 7 のままにしておくことをお勧めします)。 HP NetRAID-4M BIOS の SCSISelect を使用して、これらの ID を変更できます。通常は、ID 6 と 15 は使用しません。1 つのチャネル内で重複する ID を割り当てることはできま せん (詳細については、2-12 ページ「SCSI ID 番号」を参 照してください)。 ターミネータを組み込んだケーブルを使用する場合は、各 内蔵デバイスのターミネータを取り外して(無効にする) ください。ケーブルに組み込みターミネータがない場合は、 ケーブルの終端に接続する内蔵デバイスにのみターミネー タを取り付ける(有効にする)必要があります (詳細につ いては、2-13 ページ「SCSI 終端処理」を参照してくださ い) 。 HP 製の内蔵 / 外付けディスク装置は、自己終端処理方式に なっています。 ハードウェアの取り付け 2 コンピュータ内部の空きドライブ・ベイに、内蔵 SCSI デバイ スを取り付けて固定します (詳しい手順については、コン ピュータとデバイスのマニュアルを参照してください)。 3 図 2- 4. に示すように、HP NetRAID-4M の内部コネクタ(チャ ネル 0 または 1)に内蔵用 68 ピン・リボン・ケーブルを接続 します。 図 2-4 内蔵用 68 ピン・リボン・ケーブルの接続 4 リボン・ケーブルのもう一方のコネクタを、内蔵デバイスに 接続します。 注記 8 ビットの内蔵 SCSI ケーブルを接続するには、 そのデバイスに適した 68 ピン -50 ピン変換器を入手 する必要があります。ケーブルのコネクタとデバイス のコネクタ間に、変換器を取り付けます。1 つのチャ ネルで、8 ビット(Narrow)と 16 ビット(Wide)の デバイスを組み合わせてはなりません。 5 (コンピュータの電源装置からの)DC 電源ケーブルを、各 SCSI デバイスの電源入力コネクタに接続します。 2-9 HP NetRAID-4M インストール ガイド 外付け SCSI デバイスの接続 外付け SCSI デバイスごとに、80 ∼ 110 オーム・シングルエンド、 インピーダンス・レンジの高品質外付けケーブルを購入する必要が あります。HP NetRAID-4M にケーブルを接続できるようにするた め、これらのいずれかのケーブルの一方に超高密 68 ピン・コネク タが装備されている必要があります。また、各ケーブルの長さは、 30 センチ以上必要です。SCSI デバイスのケーブル接続については、 2-12 ページ「SCSI デバイス接続のヒント」を参照してください。 注記 旧型の超高密コネクタには、幅が広すぎるため、 HP NetRAID-4M の外付けコネクタ間に適合しないものがあ ります。その場合は、新しいケーブルと交換してください。 外付け SCSI デバイスを接続するには、次の手順に従ってください。 1 各デバイスが 0 ∼ 6、 または 8 ∼ 15 の一意の SCSI ID 番号に割り 当てられていることを確認します(デフォルトでは、 HP NetRAID-4M コントローラが、7 に設定されています。1 つのチャネル内で重複する ID を割り当てることはできません (詳細については、2-12 ページ「SCSI ID 番号」を参照してく ださい)。 2 図 2- 5 に示すように、片側の終端に超高密 68-ピン・コネクタを 装備した外付け SCSI ケーブルを HP NetRAID-4M の外付けコ ネクタ(チャネル 0、1、2、3)に接続します。 チャネル 0 チャネル 1 超高密 68 ピン チャネル 2 チャネル 3 図 2-5 超高密 68 ピンを備えた外付けケーブルの接続 2-10 ハードウェアの取り付け 3 ケーブルのもう一方を、外付け SCSI デバイスの SCSI コネクタ に接続します。 4 詳細については、『HP Rack Storage/12 インストール・ガイド』 を参照してください。 2-11 HP NetRAID-4M インストール ガイド SCSI デバイス接続のヒント すべての SCSI デバイス • 各チャネルのケーブル接続の全長(内部および外付け)は、 次に示す長さを超えてはなりません。 • • • Ultra2 の転送速度(80 MB/ 秒)を使用する場合は、12 メー トル。 Ultra SCSI のデータ転送速度(8 ビット・デバイスの場合は 20 MB/ 秒、16 ビット・デバイスの場合は 40 MB/ 秒)と 4 個以下のデバイス(HP NetRAID-4M を含む)を使用する場 合は、3 メートル。 Ultra SCSI のデータ転送速度を使用し、4 ∼ 8 個のデバイス (HP NetRAID-4M を含む)を使用する場合は、1.5 メートル。 注記 Ultra SCSI のデータ転送速度を使用する場合、 現時点で接続できるのは、チャネル当たり 8 個のデバ イスのみです。 • Fast SCSI のデータ転送速度(最大 20 MB/ 秒)を使用する場合 は、3 メートル。 • 各チャネルのケーブル全長を計算する際には、アレイ部品お よびホスト・システム内部のケーブルも必ず含めてください。 • 高品質な SCSI ケーブルを使用し、余分なケーブル長が発生し ないようにします。 • ドライブが認 SCSI ケーブル関連の問題が発生する兆候として、 識できない、ドライブが使用できない、ドライブを起動でき ない、などの状態が発生します。 SCSI ID 番号 HP NetRAID-4M のチャネルに接続した各デバイス、および HP NetRAID-4M 自体に、0 ∼ 15 の一意の SCSI ID 番号を割り当て る必要があります。1つのチャネル内で重複した ID を割り当てる ことはできません。 • 2-12 デフォルトでは、HP NetRAID-4M の各チャネルが SCSI ID 7 に 設定されています。 ハードウェアの取り付け • SCSI ID 7 は、チャネル上の最高の優先順位を持ちます。残り の ID 優先順位は、6 ∼ 0、15 ∼ 8 です(降順)。 • 8 ビット SCSI デバイスには、SCSI ID 0、1、2、3、4、5、また は 6 を使用しなければなりません(ハードディスクおよび他 の SCSI デバイスの SCSI ID を変更する場合は、そのデバイス のマニュアルを参照してください)。 • HP NetRAID-4M に割り当てられている SCSI ID を変更するに は、SCSISelect ユーティリティを使用します (付録 A「BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う」を参照して ください)。 注記 通常は、HP NetRAID-4M の SCSI ID 設定は、 デフォルトのままにしてください。 SCSI 終端処理 通信の信頼性を維持するために、各チャネルのデバイス終端にター ミネータを取り付ける(有効にする)必要があります。また、すべ てのデバイスの終端からターミネータを取り外す(無効にする)必 要があります。 HP 製の内蔵 / 外付けディスク部品は、自己終端処理方式になって います。 注記 ターミネータが組み込まれた内蔵用 68 ピン・リボ ン・ケーブルに内蔵 SCSI デバイスを接続する場合は、そ のケーブルに接続するすべてのデバイスからターミネータ を取り外す必要があります。 2-13 HP NetRAID-4M インストール ガイド コントローラの構成 すべてのデバイスを接続したら、コンピュータのカバーを元に戻し て、すべての電源ケーブルを接続します。最初に外付け SCSI デバ イスに電源を入れ、次にコンピュータに電源を入れます。BIOS 初 期化の間に、HP NetRAID-4M BIOS のバナーが画面に表示されま す。BIOS のバナーが表示されない場合は、付録 C「トラブル シューティング」を参照してください。 HP NetRAID-4M コントローラ用のドライバとソフトウェアをイン ストールする前に、コントローラとそれに接続する SCSI デバイス を構成したい場合があります。これを行なうには、次のプロンプト が表示されているときに Ctrl-A キーを押します。 Press <Ctrl><A> for Configuration Utility 次の 3 つの構成用オプションが使用できます。 • コンテナ構成ユーティリティ(CCU)- CCU を使用して、 HP NetRAID-4M BIOS からコンテナを作成、削除、管理でき ます。また、CCU を使用して、サーバ用のブート可能コンテ ナを作成できます。1 つのディスクからではなく、コンテナか らサーバをブートするように構成することをお勧めします。 ブート・コンテナ上にオペレーティング・システムをインス トールすると、そのコンテナの冗長機能と高パフォーマンス の利点を活かすことができます。詳細については、付録 B 「BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う」を参照してくだ さい。 注記 ブート・コンテナではなくスタンドアローン・ ディスク上にオペレーティングシステムをインストー ルする場合は、このユーティリティを使用する必要は ありません。 • SCSISelect® SCSISelect ユーティリティを使用すれば、サーバ のシャーシを開けたりカードを操作することなく、SCSI 設定 を変更できます。また、HP NetRAID-4M を構成することもで きます。SCSISelect の詳細については、付録 A「BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う」を参照して ください。 • ディスク・ユーティリティ - ディスク・ユーティリティを使 用して、SCSI ハードディスク・ドライブのディスク・メディ アを低レベルでフォーマットしたり、検証したりできます。 2-14 ハードウェアの取り付け 詳細については、付録 A「BIOS SCSISelect と ディスク・ユー ティリティを使う」を参照してください。 2-15 HP NetRAID-4M インストール ガイド 2-16 3 デバイス・ドライバの インストール ページ 番号 内容 ドライバ・ディスクの作成 Windows 環境 Windows NT の新規インストール時にドライ バをインストールする 第 3 章 3 ページ Windows NT がインストール済みの場合にド ライバをインストールする 第 3 章 5 ページ Windows 2000 へアップグレード中にドライ バをインストールする 第 3 章 6 ページ Windows 2000 の新規インストール時にドラ イバをインストールする 第 3 章 8 ページ Windows 2000 がインストール済みの場合に ドライバをインストールする 第 3 章 8 ページ NetWare 4.2 環境 NetWare 4.2 の新規インストール時にドライ バをインストールする 第 3 章 10 ページ NetWare 4.2 をすでにインストールしている 場合にドライバをインストールする 第 3 章 12 ページ NetWare 5.1 環境 3-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド NetWare 5.1 の新規インストール時にドライバを インストールする 第 3 章 15 ページ NetWare 5.1 をインストール済みの場合にド ライバをインストールする 第 3 章 16 ページ サーバ起動時に NetWare ドライバをロード する 第 3 章 18 ページ その他のオペレーティング・システム 第 3 章 20 ページ 注記 Controller Management Software をインストールする前 に、コントローラ用の Windows NT 版または NetWare 版ド ライバをインストールする必要があります。1 つのコンテナ をブート・コンテナとして使用する場合は、最初に、付 録 B「BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う」に説明 されているブート・コンテナを作成します。その後、オペ レーティング・システムのインストール時に、各種ドライ バをインストールします。これによって、オペレーティン グ・システムがブート・コンテナに常駐し、そのコンテナ の冗長機能と高パフォーマンスの利点を活かすことができ ます。 ドライバ・ディスクの作成 HP NetRAID-4M ドライバは、HP NetServer Navigator CD バージョン L.18.04 以上に含まれています(HP NetRAID-4M には、常に最新の HP NetServer Navigator CD が付属しています)。ドライバ・ディスク を作成するには、次の手順に従ってください。 1 Windows システムに、 HP NetServer Navigator CD を挿入します。 2 [ ディスケット・ライブラリ ] を選択します。 3 NOS に適合したドライバを選択します。“NOS Drivers <nosname> <NetServer Name>” 画面の指示に従ってください。 3-2 デバイス・ドライバの インストール Windows 環境 Windows NT のインストール時にドライバをインストールするには、 下記の Windows NT の新規インストール時にドライバをインストー ルするを参照してください。Windows NT がすでにインストールさ れている場合にドライバをアップデートまたはインストールするに は、3-5 ページ「Windows NT がインストール済みの場合にドライバ をインストールする」を参照してください。 Windows NT を Windows 2000 へアップグレード中にドライバをイン ストールするには、3-6 ページ「Windows 2000 へアップグレード中 にドライバをインストールする」を参照してください。Windows 2000 の新規インストール時にドライバをインストールするには、 3-8 ページ「Windows 2000 の新規インストール時にドライバをイン ストールする」を参照してください。 Windows NT の新規インストール時にドライバを インストールする Windows NT のインストール時に Windows NT 版ドライバをインス トールするには、以下の手順に従ってください。コンテナ構成ユー ティリティを使用してブート・コンテナを作成した場合は、ブー ト・コンテナ上に Windows NT がインストールされます (ブート・ コンテナの作成手順については、付録 B「BIOS コンテナ構成 ユー ティリティを使う」を参照してください)。 注記 Windows NT 上で作成するパーティションのサイズが 1 GB に制限されるため、コンテナが複数ある場合は、 Windows NT をインストールする前に、ブート・コンテナ 以外のすべてのデバイスの電源を一時的に切っておくこと をお勧めします。Windows NT パーティションが完成した ら、すべてのデバイスに電源を入れ、システムを再起動し てください。 詳細については、Microsoft の Web サイト (www.microsoft.com)を参照してください。 CD から Windows NT 4.0 をインストールする 1 Windows NT のブート CD を CD-ROM ドライブに挿入してシス テムを起動し、Windows NT のインストールを開始します。 3-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 ブート可能 CD から Windows NT をインストー ルするには、CD-ROM ドライブを別の SCSI コント ローラまたは IDE コントローラ(HP NetRAID-4M 以 外)に接続しておく必要があります。 2 Windows NT CD から起動すると、次のメッセージが表示され ます。 Setup is inspecting your computerís hardware configuration.... 直ちに F6 キーを押します。 3 数秒後、大容量記憶装置を追加して指定するかとのメッセー ジが表示されます。 4 S キーを押して、追加ハードウェアを選択します。 5 大容量記憶装置の一覧が表示されます。[ その他(ハードウェ アメーカ提供のディスクが必要)] がハイライト表示になって いることを確認し、Enter キーを押してデバイス・ドライバを ロードします。 6 ドライブ A にディスクをセットするように指示があります。 「NOS Drivers - Windows NT 4.0 / Windows NT 4.0 Cluster <NetServer Name> Disk #1 」というラベルが貼られたディス クを挿入して、a:¥nraid4m と入力します。 7 Enter キーを押してドライバのロードを開始します。 8 ドライバ [ HP NetRAID-4M RAID CONTROLLER] を選択し ます。 9 他にインストールするドライバがなければ、Enter キーを押し てインストールを続行します。画面上の指示と Windows NT の マニュアルに書かれている手順に従って、インストールを完 了します。 フロッピーディスクから Windows NT をインストールする 1 Windows NT ブート・ディスクをフロッピードライブに挿入し てシステムを起動し、Windows NT のインストールを開始しま す。 2 大容量記憶装置を追加して指定するかとのメッセージが表示 されたら、S キーを押します。 3-4 デバイス・ドライバの インストール 3 「NOS Drivers - Windows NT4.0 / Windows NT 4.0 Cluster <NetServer Name> Disk #1 」というラベルが貼られたフロッ ピーディスクをセットして、a:¥nraid4m と入力します。 4 ドライバ [ HP NetRAID-4M RAID CONTROLLER] を選択し ます。 5 大容量記憶装置を追加して指定するかとのメッセージが表示 されたら Enter キーを押し、Windows NT オペレーティング・ システムのセットアップを続行します。画面上の指示 と Windows NT のマニュアルに書かれている手順に従って、イ ンストールを完了します。 注記 Windows NT インストールの最終段階で、ドライバ・ ディスクを再び挿入する指示があります。 Windows NT がインストール済みの場合にドライ バをインストールする システムに Windows NT がすでにインストールされている場合に、 ドライバをインストールするには、次の手順に従ってください。 1 コントロール・パネルを開いて、SCSI コントローラをダブル クリックします。 2 SCSI Controllers ダイアログボックスの [ ドライバ ] タブを選択 し、[ 追加 ] をクリックします。 3 [ ディスク使用 ] をクリックします。 4 「NOS Drivers - Windows NT4.0 / Windows NT 4.0 Cluster <NetServer Name> Disk #1 」というラベルが貼られたフロッ ピーディスクをセットして、a:¥nraid4m と入力します。[OK] をクリックします。 5 一覧からドライバ [Hewlett-Packard NetRAID-4M RAID Controller] を選択し、[OK] をクリックします。 6 今すぐにコンピュータを再起動させるかを問うメッセージが 表示されたらフロッピーディスクを取り出し、再起動させる ことを選択します。 3-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 この時点で再起動せずに、コントローラ管理ソ フトウェアをインストールした後に再起動することも できます。コントローラ管理ソフトウェアのインス トール手順については、第 4 章「コントローラ管理ソ フトウェア のインストール」を参照してください。 Windows 2000 へアップグレード中にドライバをイ ンストールする Windows 2000 にアップグレード中に HP NetRAID-4M ドライバをイ ンストールするには、次の手順に従ってください。 1 コントローラ管理ソフトウェア(FAST および CLI)をアンイ ンストールします。アンインストールの手順については、4-2 ページ「コントローラ管理ソフトウェアのアンインストール」 を参照してください。 2 「NOS Drivers - Windows 2000 <NetServer Name> Disk #1 」 というラベルが貼られているフロッピーディスクをドライブ A に挿入します。このディスクは、ドライブから取り出さな いでください。このディスクの内容は次のとおりです。 – – 3 Windows 2000 にアップグレードできるようにシステムを準 備するセットアップ・スクリプト w2ksetup.bat。 Windows 2000 版の HP NetRAID-4M ドライバ。 コマンド・プロンプトで、現在のディレクトリから A ドライブ に移動し、次のコマンドを実行します。 A:¥nraid4m¥w2ksetup.bat この w2ksetup.bat スクリプトは、Windows 2000 用の新し い HP NetRAID-4M ドライバにアップグレードするために、シ ステムを準備します。 3-6 デバイス・ドライバの インストール ! 注意 Windows 2000 にアップグレード中に、システ ムに現在インストールされている Windows NT 版の Hewlett-Packard NetRAID-4M デバイス・ドライバが、 Windows 2000 版の HP NetRAID-4M ドライバに置き換 えられます。 スクリプト w2ksetup.bat を実行し、Windows 2000 へアップグレードが失敗したことが判明した場合は、 Hewlett-Packard NetRAID-4M デバイス・ドライバを再 インストールする必要があります。w2ksetup.bat ファイルは、Windows NT 版の HP NetRAID-4M ドラ イバをシステムから削除します。 そのため、Windows NT 版の HP NetRAID-4M ドライ バを再インストールしないと、コントローラを管理で きなくなります。 Windows NT 版の HP NetRAID-4M ドライバを再イン ストールするには、コントロール・パネル -> SCSI ア ダプタを選択します。[ ドライバ ] タブを選択します。 次に、[Hewlett-Packard NetRAID-4M] を選択して、[ 追加 ] をクリックします。続いて、[ ディスク使用 ] を選択し、画面上の指示に従って、Windows NT 版の HP NetRAID-4M ドライバが入っているフロッピー ディスクをセットします。 オリジナルの NT ドライバをインストールしてシステ ムを再起動すると、HP NetRAID-4M コントローラを 管理できるようになります。 4 Windows 2000 CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入します。 5 アップグレードのダイアログボックスが表示されたら、 [Windows 2000 にアップグレードする ] のオプションを選択し ます。 画面の指示にしたがって、Windows 2000 へのアップグレード を開始します。 無署名ドライバのインストールを続けるかどうかを確認する ポップアップ・ウインドウが表示されます。続けることを選 択します。 3-7 HP NetRAID-4M インストール ガイド アップグレード・プロセスが最後まで実行されます。 6 アップグレードが完了したら、コントローラ管理ソフトウェ アを再インストールします。インストールの手順については、 4-2 ページ「コントローラ管理ソフトウェアのアンインストー ル」を参照してください。 Windows 2000 の新規インストール時にドライバを インストールする Windows 2000 をインストール中に Windows 2000 用ドライバをイン ストールするには、次の手順に従ってください。- コンテナ構成ユー ティリティを使用してブート・コンテナを作成した場合は、ブー ト・コンテナ上に Windows 2000 がインストールされます。 - (ブー ト・コンテナの作成手順については、付録 B「BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う」を参照してください)。 1 Windows 2000のブートCDをCD-ROMドライブに挿入してシス テムを起動し、Windows 2000 のインストールを開始します。 注記 ブート可能 CD から Windows 2000 をインス トールするには、CD-ROM ドライブを別の SCSI コン トローラまたは IDE コントローラ(HP NetRAID-4M 以外)に接続しておく必要があります。 2 Windows 2000 CD から起動すると、次のメッセージが表示され ます。 Setup is inspecting your computerís hardware configuration.... 直ちに F6 キーを押します。 3 HP NetRAID-4M コントローラのドライバを「NOS DriversWindows 2000 <NetServer Name> disk#1」というラベルが貼ら れたフロッピーディスクからロードする様に指定します。 ディレクトリは a:¥nraid4m を指定します。選択画面では 「Hewlett-Packard NetRAID-4M RAID CONTROLLER」と表示さ れます。 4 画面上の指示と、Windows 2000 のマニュアルに書かれている 手順に従って、インストールを完了させます。 3-8 デバイス・ドライバの インストール Windows 2000 がインストール済みの場合にドライ バをインストールする システムに Windows 2000 がすでにインストールされている場合に、 ドライバをインストールするには、次の手順に従ってください。 1 HP NetRAID-4M コントローラがシステムに接続されているこ とを確認したら、システムがコントローラが認識できるよう に、システムを再起動します。 システムを再起動してコントローラが認識されると、 Windows 2000 によって新しいハードウェアの追加ウィザード が自動的に起動します。このウィザードを使用して、 Windows 2000 用の HP NetRAID-4M コントローラ用ドライバ をインストールします。 2 新しいハードウェアの追加ウィザードの ディスク使用のダイ アログボックスが表示され、A ドライブ上の HP NetRAID-4M コントローラ用ドライバの場所を指定する指示が表示されま す。「NOS Drivers - Windows 2000 <NetServer Name> Disk #1 」というラベルが貼られたフロッピーディスクを挿入し て、a:¥nraid4m と入力します。 [ OK] をクリックします。 ドライバがインストールされます。 3 ドライバのインストールが完了したら、[ 完了 ] をクリックし て新しいハードウェアの追加ウィザードを終了します。 4 今すぐにコンピュータを再起動させるかを問うメッセージが 表示されたらフロッピーディスクを取り出し、再起動させる ことを選択します。 3-9 HP NetRAID-4M インストール ガイド NetWare 4.2 環境 ここでは、Novell NetWare 4.2 版ドライバ netr4m.ham のインストー ル手順について説明します。NetWare を初めてインストールする場 合は、3-10 ページ「NetWare 4.2 の新規インストール時にドライバ をインストールする」を参照してください。NetWare をすでにイン ストールしている場合は、3-12 ページ「NetWare 4.2 をすでにイン ストールしている場合にドライバをインストールする」を参照して ください。システムに搭載済みの HP NetRAID-4M コントローラご とに netr4m.ham ドライバをロードする必要があります。 注記 コンテナ上に NetWare オペレーティング・システム をインストールすると、コンテナの冗長機能と高パフォー マンスの利点を活かすことができます。 NetWare 4.2 の新規インストール時にドライバをイ ンストールする 以下の手順は、NetWare 4.2 を初めてインストールする場合にのみ 実行してください。NetWare をコンテナ上に常駐させるには、最初 にブート・コンテナを作成し( 付録 B「BIOS コンテナ構成 ユー ティリティを使う」を参照)、次に、そのコンテナ上にドライバと ソフトウェアをインストールします。 1 NetWare のマニュアルに書かれている手順にしたがって、 NetWare 4.2 をサーバにインストールします。 2 Driver Actions 画面が表示されたら、[Select additional or modify] を選択します。次に [selected disk/LAN drivers] を選択 し、Enter キーを押します。 3 [Disk and CD-ROM Drivers] を選択して、Enter キーを押しま す。 4 Additional Driver Actions 画面で、[Select an additional] を選択 します。次に [driver] を選択し、Enter キーを押します。 5 ディスク・ドライバを選択する指示が表示されたら、オン ボード SCSI コントローラ用の正しいドライバをインストール していることを確認します。 3-10 デバイス・ドライバの インストール 注記 オンボード・コントローラ用のドライバがイン ストールされていない場合は、そのドライバを先にイ ンストールしてから HP NetRAID-4M ドライバをイン ストールしてください。詳細については、HewlettPackard サーバのマニュアルを参照してください。 6 一覧にないドライバをインストールするには、Insert を押しま す。 7 NOS Drive - NetWare 4.2 <NetServer Name> ディスクを挿入 し、a:¥nraid4m と入力します。 8 説明が表示されます。Enter キーを押して、フロッピ・ディス クに収録されている HP NetRAID-4M ドライバを検索します。 9 [netr4m.HAM Hewlett-Packard Array Controller ] を選択して、 Enter キーを押します。 10 Alt-Esc キーを押します。コンソール・プロンプトで、次のよ うに入力します。 load a:¥nraid4m¥netr4m.ham 11 HP NetRAID-4M コントローラ用として登録されているスロッ ト番号をメモし(この情報は以降のステップで必要です)、 Enter キーを押します。 12 Esc キーを 2 回押します。 13 画面上の指示に従って Alt-Esc キーを押し、インストール画面 に戻ります。 14 [Select/Modify Driver Parameters] を選択して、Enter キーを 押します。 15 ステップ 11 でメモしたスロット番号を入力します。 16 F10 または Esc キーを押します。 17 [Save Parameters and Continue] を選択して、Enter キーを押し ます。 18 別のコントローラをインストールする場合は、ステップ 14 ∼ ステップ 17 を繰り返してください。 19 終了したら、Continue the Installation を押してインストール を完了します。 3-11 HP NetRAID-4M インストール ガイド 20 必要に応じて、ドライバおよび適切なすべてのコマンドライ ン・オプションへの正しいパスを指定できるように、 startup.ncf ファイルのload コマンドを修正します。3-18ページ 「サーバ起動時に NetWare ドライバをロードする」を参照して ください。 21 バージョン 4.2 用の Novell NetWare Support Pack 7 以上をインス トールします。 ! 注意 Novell では、Service Pack をクライアントから サーバ上にインストールすることを推奨しています。 CD から Service Pack をインストールする場合は、CD を NetWare ボリュームとしてマウントしてから、ソ フトウェアをインストールしてください。 NetWare 4.2 をすでにインストールしている場合に ドライバをインストールする NetWare 4.2 をすでにインストールしている場合に、netr4m.ham ド ライバをアップデートまたはインストールするには、以下の手順に 従ってください。作業を始める際には、新しいドライバをインス トールする前に、古いドライバ(存在する場合)のバックアップ・ コピーを作成してください。 1 NetWare コンソールで、load install と入力します。 2 [Driver Options ] を選択して、Enter キーを押します。 3 [Configure disk and storage device drivers] を選択して、Enter を押します。 4 [Select an additional driver] を選択して、Enter キーを押しま す。 5 オンボード SCSI コントローラ用の正しいドライバが、インス トールされていることを確認します。 注記 オンボード・コントローラ用のドライバがイン ストールされていない場合は、そのドライバを先にイ ンストールしてから HP NetRAID-4M ドライバをイン ストールしてください。詳細については、HewlettPackard サーバのマニュアルを参照してください。 3-12 デバイス・ドライバの インストール 6 一覧にないドライバをインストールするには、Insert を押しま す。 7 NOS Drivers - NetWare 4.2 <サーバ名> ディスクをフロッピー ディスク・ドライブに挿入し、¥nraid4m と入力します。 8 説明が表示されます。Enter キーを押して、フロッピ・ディス クに収録されている HP NetRAID-4M ドライバを検索します。 9 [netr4m.HAM Hewlett-Packard Array Controller] を選択して、 Enter キーを押します。NetRAID-4M パラメータ画面が表示さ れます。 10 メッセージ「Do you want to copy driver netr4m.ham?」が表示 されたら、Yes と応答します。 11 netr4m.ham ドライバのインストール先を表すパスを指定する か、Enter キーを押してデフォルトを使用します。 12 既存のドライバとその関連ファイルを保存するかどうかを確 認するメッセージが表示されます。これに対し、Yes と応答し ます。 13 [Select/Modify driver parameters] を選択して、Enter キーを押 します。 14 Ctrl-Esc キーを押して 次のメニュー項目を選択してから、 System Console に戻ります。 15 コンソール・プロンプトで、load a:¥netr4m.ham と入力して Enter キーを押します。 コンマで区切られたスロット番号の一覧が表示されます。 HP NetRAID-4M コントローラのスロット番号をメモします。 ここでは Enter キーを押さないでください。 16 Esc キーを押して、この時点でドライバがロードされないよう にします。netr4m.ham ドライバがロードされないことを示す メッセージは、無視してください。 17 コンソール・プロンプトで、Alt-Esc を押してインストール画 面に戻ります。 18 ステップ 15 でメモしておいたスロット番号を入力し、Enter キーを押します。次に、Esc キーを押します。 19 [Save parameters and load driver ] を選択して、Enter キーを押 します。 3-13 HP NetRAID-4M インストール ガイド 20 メッセージ「Do you want to select an additional Disk driver?」 が表示されたら、No と応答します。 21 Installation Options メニューに戻るまで、Esc キーを数回押し ます。必要に応じて、ドライバおよび適切なすべてのコマン ドライン・オプションへの正しいパスを指定できるように、 startup.ncf ファイルの load コマンドを修正します。3-18 ページ 「サーバ起動時に NetWare ドライバをロードする」を参照して ください。この操作が必要い場合は、install プログラムを 終了します。 22 バージョン 4.2 用の Novell NetWare Support Pack 7 以上をインス トールします。 ! 3-14 注意 Novell では、Service Pack をクライアントから サーバ上にインストールすることを推奨しています。 CD から Service Pack をインストールする場合は、CD を NetWare ボリュームとしてマウントしてから、ソ フトウェアをインストールしてください。 デバイス・ドライバの インストール NetWare 5.1 環境 ここでは、Novell NetWare 5.1 版ドライバ netr4m.ham, のインストー ル手順について説明します。NetWare を初めてインストールする場 合は、3-15 ページ「NetWare 5.1 の新規インストール時にドライバ をインストールする」を参照してください。NetWare をすでにイン ストールしている場合は、3-16 ページ「NetWare 5.1 をインストー ル済みの場合にドライバをインストールする」を参照してくださ い。システムに搭載済みの HP NetRAID-4M コントローラごとに netr4m.ham ドライバをロードする必要があります。 注記 コンテナ上に NetWare オペレーティング・システム をインストールすると、コンテナの冗長機能と高パフォー マンスの利点を活かすことができます。 NetWare 5.1 の新規インストール時にドライバをイ ンストールする 以下の手順は、NetWare 5.1 を初めてインストールする場合にのみ 実行してください。NetWare をコンテナ上に常駐させるには、最初 にブート・コンテナを作成し( 付録 B「BIOS コンテナ構成 ユー ティリティを使う」を参照)、次に、そのコンテナ上にドライバと ソフトウェアをインストールします。 1 NetWare のマニュアルに書かれている手順にしたがって、 NetWare 5.1 をサーバにインストールします。 2 Detected Device Types 画面が表示されたら、[Modify ] を選択し て Enter キーを押します。次に、[Storage Controllers] を選択 し、Enter キーを押します。 3 [I2OPCI.NLM] を選択し、Delete キーを押します。 I2OPCI のインストールを選択すると、netr4m.ham ドライバの インストール後に、このドライバを追加して元に戻すことが できます。 4 オンボード SCSI コントローラ用の正しいドライバが、インス トールされていることを確認します。 3-15 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 オンボード・コントローラ用のドライバがイン ストールされていない場合は、そのドライバを先にイ ンストールしてから HP NetRAID-4M ドライバをイン ストールしてください。詳細については、HewlettPackard サーバのマニュアルを参照してください。 5 NOS Driver - NetWare 5/5.1 <NetServer Name> ディスクをフ ロッピーディスク・ドライブに挿入し、a:¥nraid4m と入力し ます。Insert キーを押します。 6 説明が表示されます。Enter キーを押して、フロッピ・ディス クに収録されている HP NetRAID-4M ドライバを検索します。 7 [netr4m.HAM Hewlett-Packard Array Controller] を選択して、 Enter キーを押します。NetRAID-4M プロパティ画面が表示さ れます。 8 [Return to driver list] を選択します。デフォルトのスロット番 号を確定し、Enter キーを押します。 9 Esc キーを押します。 10 [Return to driver summary] を選択して、Enter キーを押しま す。 11 必要に応じて、I2OPCI.NLM ドライバを選択してインストー ルします。Slot Number Help 画面に表示されている指示に従っ て、スロット番号を入力します。 12 Esc キーを押します。 13 NetWare のインストールを続けるには、[Continue] を選択し、 Enter キーを押します。 14 NetWare のインストールが完了したら、Novell NetWare Support Pack 1 以上をインストールします。 NetWare 5.1 をインストール済みの場合にドライバ をインストールする NetWare 5.1 をすでにインストールしている場合に、netr4m.ham ド ライバをアップデートまたはインストールするには、以下の手順に 従ってください。作業を始める前に、ドライバのバックアップ・コ ピーを作成してください。 3-16 デバイス・ドライバの インストール 1 NetWare コンソール・プロンプトで、load install と入力しま す。 2 [Driver Options ] を選択して、Enter キーを押します。 3 [Configure disk and storage device drivers] を選択して、Enter を押します。 4 [Select an additional driver] を選択します。 5 オンボード SCSI コントローラ用の正しいドライバが、インス トールされていることを確認します。 注記 オンボード・コントローラ用のドライバがイン ストールされていない場合は、そのドライバを先にイ ンストールしてから HP NetRAID-4M ドライバをイン ストールしてください。詳細については、HewlettPackard サーバのマニュアルを参照してください。 6 NOS Drivers - NetWare 5/5.1 <NetRAID Name> ディスクをフ ロッピーディスク・ドライブに挿入し、a:¥nraid4m と入力し ます。Insert キーを押します。 7 説明が表示されます。Enter キーを押して、フロッピ・ディス クに収録されている HP NetRAID-4M ドライバを検索します。 8 [netr4m.HAM Hewlett-Packard Array Controller] を選択して、 Enter キーを押します。HP NetRAID-4M プロパティ画面が表 示されます。 9 メッセージ「Do you want to copy driver netr4m.ham?」が表示 されたら、Yes と応答します。 10 netr4m.ham ドライバのインストール先を表すパスを指定する か、Enter キーを押してデフォルトを使用します。 11 既存のドライバとその関連ファイルを保存するかどうかを確 認するメッセージが表示されます。これに対し、Yes と応答し ます。 12 [Select/Modify driver properties] を選択して、Enter キーを押し ます。 13 Ctrl-Esc キーを押して 次のメニュー項目を選択してから、 System Console に戻ります。 3-17 HP NetRAID-4M インストール ガイド 14 コンソール・プロンプトで、load a:¥nraid4m¥netr4m.ham と 入力します。 15 画面上に表示される HIN 値をメモし、0 を選択して操作を続け ます。netr4m.ham ドライバがロードされないことを示すメッ セージは、無視してください。Enter キーを押さないでくださ い。 16 コンソール・プロンプトで、Alt-Esc キーを押して nwconfig 画 面に戻ります。 17 ステップ 15 でメモしておいた HIN 値を入力し、Enter キーを押 します。 18 [Save parameters and load driver ] を選択します。 19 メッセージ「Do you want to select an additional Disk driver?」 が表示されたら、No と応答します。 20 Installation Options メニューに戻るまで、Esc キーを数回押し ます。必要に応じて、ドライバおよび適切なすべてのコマン ドライン・オプションへの正しいパスを指定できるように、 startup.ncf ファイルの load コマンドを修正します。3-18 ページ 「サーバ起動時に NetWare ドライバをロードする」を参照して ください。この操作が必要い場合は、nwconfig プログラム を終了します。 21 Novell NetWare Support Pack 1 以上をインストールします。 サーバ起動時に NetWare ドライバをロードする サーバ起動時に netr4m.ham ドライバを自動的にロードすには 、 startup.ncf ファイル(通常は、サーバのスタートアップ・ディレク トリに保存されています)に、ドライバおよび目的のすべてのコン トローラ・ライン・オプションの位置を指定する load コマンドラ インを含める必要があります。startup.ncf ファイルの詳細について は、NetWare のマニュアルを参照してください。 ドライバをロードするための構文は、次のとおりです。 load [pathname]netr4m.ham [options] たとえば、verbose= = オプションを on にして、c:¥nwserver ディ レクトリからドライバをロードするコマンドラインは、次のように なります。 load c:¥nwserver¥netr4m.ham verbose=y 3-18 デバイス・ドライバの インストール コマンドライン・オプションは、大文字小文字が区別されません。 コマンドライン・オプションにコンマを入れるかどうかは任意で す。startup.ncf ファイルを修正するには、以下のようにします。 注記 DOS のテキスト・エディタを使って★ startup.ncf ★ ファイルを修正することもできます。 1 次のいずれかの操作を行います。 – – NetWare 4.2 の場合は、 NetWare プロンプトで load install と入 力して、Enter キーを押します。 NetWare 5.1 の場合は、NetWare プロンプトで load nwconfig と入力して、Enter キーを押します。 2 startup.ncf ファイルを編集するメニュー項目を選択します。 3 必要に応じて、修正します。修正作業が完了したら Esc キーを 押します。 3-19 HP NetRAID-4M インストール ガイド その他のオペレーティング・システム 本章に記載されていないオペレーティング・システムにドライバを インストールする場合は、コントローラ付属のドライバ・ソフト ウェア・キットを参照して、ドライバをインストールしてくださ い。 3-20 4 コントローラ管理ソフト ウェア のインストール 内容 ページ番号 Windows 環境 コントローラ管理ソフトウェアのインス トール 第 4 章 2 ページ コントローラ管理ソフトウェアのアンイン ストール 第 4 章 2 ページ NetWare 環境 NetWare にコントローラ管理ソフトウェア を インストールする その他のオペレーティング・システム 第 4 章 3 ページ 第 4 章 5 ページ 本章では、Windows NT/Windows 2000 サーバ、ワークステーショ ン、クライアント、Novell NetWare サーバまたはクライアントにコ ントローラ管理ソフトウェア(FAST および CLI)をインストール する手順について説明します。 4-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 コントローラ管理ソフトウェアをブート・コンテナ にインストールする場合は、最初にブート・コンテナを作 成し(付属 B「BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う」 を参照)、Windows NT、Windows 2000、または NetWare を ブート・コンテナ(第 3 章「デバイス・ドライバの インス トール」を参照)にインストールする際に Windows NT、 Windows 2000、または NetWare 版ドライバをインストール する必要があります。 インストールが完了したら、アレイ管理用ソフトウェアの使い方に ついて、 『Flexible Array Storage Tool User’s Guide』およびオンライン の『Command Line Interface Reference Guide 』を参照してください。 Windows 環境 コントローラ管理ソフトウェアのインストール 1 Windows を起動して、管理者の権限でログオンします。 2 ディスク 1 を挿入します。 3 Windows NT のタスクバーのスタートボタンをクリックし、 ファイル名を指定して実行をクリックします。 4 [drive]:¥setup と入力し、Enter キーを押します。画面の指示 に従います。 5 Hewlett-Packard NetRAID-4M ファミリ製品の RAID コントロー ラを搭載していないクライアントにソフトウェアをインス トールする場合は、[Installation Type Selection] ダイアログボッ クスから次のオプションを選択します。コントローラを搭載 している場合は、デフォルトの項目を選択してください。 Remote Management Software Install, No NetRAID-4M Hardware 6 インストールが完了すると、変更を有効にするためにシステ ムをリスタートするように指示があります。 コントローラ管理ソフトウェアのアンインストール コントローラ管理ソフトウェアをアンインストールするには、次の 手順に従ってください(管理者としてログオンしているか、管理者 の権限を持っている必要があります)。 4-2 コントローラ管理ソフトウェア のインストール 1 Windows タスクバーのスタートボタンをクリックし、[ 設定 ] に カーソルを移動します。次に、Settings メニューの [ コント ロールパネル ] をクリックします。 2 [ アプリケーションの追加と削除 ] アイコンをダブルクリック します。 3 タブ [ インストールと削除 ] を選択し、[Hewlett-Packard NetRAID-4M ] を選択して、追加と削除ボタンをクリックしま す。 4 画面の指示に従います。 5 アンインストールが完了したら、システムを再起動します。 NetWare 環境 ここでは、NetWare 上にコントローラ管理ソフトウェアをインス トールする手順について説明します。NetWare では、CLI でのみコ ントローラを管理できます。ただし、別の NT システムに FAST を インストールし、2 つのシステム間でネットワーク接続を設定して いる場合、FAST を使用して、NetWare コントローラをリモート・ サイトから管理できます。 NetWare にコントローラ管理ソフトウェアを インストールする Novell NetWare 4.2 または 5.1 版のコントローラ管理ソフトウェアを インストールするには、以下の手順に従ってください。 注記 このインストールを始める前に、必ず、NetWare サー バをシャットダウンし、DOS プロンプトが表示されている 状態にしてください。 1 NetWare サーバが DOS プロンプトになっている状態で、ディス ク 1 を挿入します。 2 次のコマンドを入力して、フロッピーディスクに保存されて いるファイルをローカルのディレクトリにコピーします。 copy a:¥nwappd1.exe c:¥[ パス名 ] パス名は、ローカルの DOS パーティション上のディレクトリ です。 4-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド ! 注意 nwappd1.exe ファイルを nwserver ディレクト リにコピーしないでください。このファイルが解凍さ れたときに、上書きしてはならないファイルが上書き される危険があります。 3 cd ¥[ パス名 ] と入力して、Enter キーを押します。 4 nwappd1.exe と入力して、Enter キーを押します。 これに対し、Yes と応答して、各ファイルを解凍します。 5 NetWare サーバを起動します。 6 NetWare コンソールで次のように入力して、Enter キーを押し ます。 load ¥[ パス名 ]¥hpnsetup パス名は、ファイルの解凍先のディレクトリです。 注記 NetWare 5.1 システムでは、サーバを起動してか ら Novell のアイコンをクリックし、[Exit GUI] を選 択して確定します。NetWare コンソールが表示されま す。 7 8 9 HP NSETUP Installation メニューで、[Start Installation] を選択 します。 画面上の指示に従って、インストールを最後まで実行します (ヘルプを表示するには F1 キーを押します)。 コントローラ管理ソフトウェア のインストールが完了する と、AUTOEXEC.NCF ファイルをアップデートする指示が表示 されます。これに対し、Yes と応答します。 AUTOEXEC.NCF には、コントローラ管理ソフトウェア モ ジュールのほか、tcpip と spxs モジュールをロードするファ イル sys:system¥hpnnw4.ncf(NetWare 4.2 システムの場合)、 または sys:system¥hpnnw5.ncf(NetWare 5.1 の場合)の内容が 追加されます。 10 Esc キーを押してインストールを終了します。 11 サーバをいったんシャットダウンしてリスタートする手順を 踏まずに、tcpip、spxs、コントローラ管理ソフトウェア モ 4-4 コントローラ管理ソフトウェア のインストール ジュールを 今すぐ ロードするには、実行中の NetWare のバー ジョンに応じて、次のいずれかのコマンドを入力します。 a Netware 4.2 システムの場合 : sys:system¥hpnnw4.ncf b NetWare 5.1 システムの場合 : sys:system¥hpnnw5.ncf 注記 HP NetRAID-4M コントローラを、FAST を実行して いるリモート・サイトの Windows システムから管理する前 に、ネットワークを介したサーバとの通信を設定している ことを確認してください (通信設定手順については、 TCP/IP ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してくださ い)。 その他のオペレーティング・システム 本章に記載されていないオペレーティング・システムにコントロー ラ管理ソフトウェアをインストールする場合は、コントローラ付属 のソフトウェア・キットを参照して、コントローラ管理ソフトウェ アをインストールしてください。 4-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド 4-6 5 バッテリ・サブシステムを 理解する 内容 ページ番号 最初のバッテリ充電 第 5 章 2 ページ バッテリの低下状態 第 5 章 2 ページ バッテリの調整 第 5 章 3 ページ コントローラのキャッシュからデータを復元 する 第 5 章 4 ページ HP NetRAID-4M コントローラには、交換式のニッケル水素 (NiMH)バッテリが搭載されています。電力低下状態または長時間 の電源切断状態が発生した場合に、揮発性キャッシュ・メモリの内 容を維持するように設計された充電 / 監視回路が実装されていま す。サーバへの電力供給が突然停止すると、電力低下状態になりま す。システム・メンテナンス、ハードウェア・アップグレードなど では、長時間の電源切断状態になる可能性があります。 HP NetRAID-4M バッテリをフル充電すると、128MBytes までの キャッシュ・メモリ DIMM の場合は約 72 時間、256 MB DIMM の 場合は 48 時間保護されます。このバッテリ持続時間は、バッテリ の充電レベルと使用期間に依存します。 5-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド コントローラは、通常の動作中に細流充電することで、フル充電状 態を維持します。コントローラは、バッテリがフル充電されていな いと判断すると、自動的に高速チャージャを起動します。この高速 チャージャは、フル充電の状態になるまでバッテリを充電し続けま す。フル充電サイクル(フル放電からフル充電まで)の通常の所要 時間は、2 ∼ 3 時間です。 最初のバッテリ充電 コントローラを初めて使用する場合、バッテリの充電状態は保障さ れていないため、充電が必要になります。この最初の充電時間は、 その時点のバッテリ充電レベルによって異なり、数分から数時間に 及びます。最初に電力を供給した直後にコントローラを使用するこ とはできますが、フル充電状態になるまでは、前述のキャッシュ・ メモリの内容を最大持続時間だけ維持できない可能性があることに 注意してください。 バッテリの低下状態 コントローラは、通常の動作状態では、バッテリの状態を OK とし て報告します。OK は、バッテリがフル充電されているか、適度に 充電されていて 24 時間以上の持続時間が残っていることを意味し ます。 バッテリの持続時間が 24 時間(バッテリの残量によって計算され る)を下回ると、バッテリ低下状態になります。HP NetRAID-4M ホ スト・ドライバは、次の登録項目とともにバッテリ低下状態を表示 します。 • システムのイベント・ログ内のイベント登録項目(Windows NT システムの場合) 注記 バッテリ低下状態のときに電力供給が停止してデー タが消失するのを防ぐため、コントローラは、自動的に キャッシュの内容をディスクに書き出して、バッテリ低下 状態から正常な状態に復帰するまで、キャッシュを使用不 可にします。 バッテリ低下状態の一般的な原因 バッテリ低下状態は、通常、コントローラへの電力供給が数時間停 止した場合に発生します。コントローラを(通常のシステム・ 5-2 バッテリ・サブシステムを理解する シャットダウン手順の一部として)正しくシャットダウンすると、 コントローラはキャッシュの内容をディスクに書き出して、キャッ シュ・メモリからバッテリを " 切り離し " ます。コントローラは、 電源供給が停止している間にバッテリからわずかな量の電流を流し 続け、バッテリの監視および容量設定を維持します。通常、キャッ シュ・メモリを維持するためにバッテリを使用していなくても、電 力供給が停止している間は、バッテリが少しずつ放電します。 注記 HP NetRAID-4M に初めて電力を供給したときは、 バッテリの持続時間が 24 時間を下回っていても、コント ローラはバッテリ低下状態を報告しません。コントローラ は、バッテリを最初に充電し(その後、バッテリの持続時 間が 24 時間を下回ると)バッテリ低下状態を報告します。 前述したように、バッテリは、最初のフル充電状態になる まで、最低限の持続時間分の電力を供給できないことに注 意してください。 通常、バッテリ・ステータスが 2 ∼ 3 時間以内にノーマル(OK) に戻ることを確認するため、バッテリ低下状態の間は HP NetRAID4M コントローラを注意深く監視する必要があります。正常な充電 時間後もバッテリ低下状態が続く場合は、テクニカル・サポートに 問い合わせてください。バッテリが故障している可能性がありま す。 バッテリの調整 次のような目的のため、6ヵ月おきにフルサイクルの放電および充 電を行なうことをお勧めします。 • バッテリのキャリブレーション • バッテリの細流充電によって、バッテリ容量が徐々に減少す ることを防ぐ バッテリ調整は、必要に応じて、その都度行なうことができます。 そのため、パフォーマンスが要求されない操作を行なっているとき に、調整をスケジュール化できます。 バッテリ調整をすぐに開始するには、次のいずれかの操作を行ない ます。 • FAST の [Controller Properties] ダイアログボックスで、 Recondition ボタンをクリックします。 5-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド • CLI コマンドの [controller battery_recondition] を実行します。 今後の再調整サイクルをスケジュール化するには(Windows NT の み)、該当する CLI コマンドを含む AT バッチ・ファイルを作成し ます。最初の通知を受け取った次の週から再調整を行なうように、 スケジュール化する必要があります。HP NetRAID-4M ホスト・ドラ イバは、FAST が調整を続ける必要があることを定期的に報告しま す。 注記 約 8 ∼ 10 時間かかる再調整サイクルの間、コント ローラは、自動的にキャッシュ(読取りと書込みの両方) を使用不可にして、データの消失を防ぎます。この期間は、 パフォーマンスが低下します(放電の間に持続時間がゼロ にまで減少し、フル充電すると最大持続時間に戻ります)。 調整サイクルが完了すると、キャッシュは元の設定に戻り ます。 再調整の間にシステムへの電力供給が停止すると、再調整をやり直 す必要があります。再調整サイクルが完了するまでは、できる限 り、システムをシャットダウンしないでください。 コントローラのキャッシュからデータを 復元する HP NetRAID-4M コントローラは、さまざまな障害状態が発生した 場合でもデータ消失を防ぐように設計されています。コントローラ のドータ・カードには、キャッシュ・メモリ(DIMM)とバッテ リ・サブシステムの両方が統合されて搭載されているため、コント ローラ・カードからドータ・カードを取り外しても、ドータ・カー ドのキャッシュを保持できます。 システム運転中に電力供給が遮断され、システムダウンしても、そ の後のシステム起動時に、キャッシュ内容が保持されていた場合 は、パワーオン・セルフテストの完了後、キャッシュの内容がディ スクに書き込まれます。 ただし、コントローラのハードウェアに障害が発生していることが わかった場合、たとえば、HP NetRAID-4M のパワーオン・セルフ テスト中にハードウェア障害メッセージが表示され、障害発生前に キャッシュ内のデータがディスクに書き込まれていなかった場合 は、キャッシュにデータが残っています。このようなデータ消失を 防ぐには、メインのコントローラが動作していない場合でも、ディ スクにコントローラのキャッシュを書き込まなければなりません。 5-4 バッテリ・サブシステムを理解する 注記 ハードウェア障害が発生した場合は、テクニカル・ サポートに連絡して障害の原因を突き止め、交換用コント ローラが必要かどうかを調べてください。 以下のセクションでは、キャッシュにデータが残っているかどう か、データが存在するかどうかを調べ、その復元方法について説明 します。 キャッシュにデータが残っているかどうかを調べる キャッシュにデータが残っているかどうかを調べるには、次の手順 に従ってください。 1 HP NetRAID-4M ドータ・カードの端にある小さい押しボタン を押して、バッテリ・システムが DIMM に電力を供給してい るかどうかを調べます (通常のシャットダウンでは、コント ローラがキャッシュ内のデータをディスクに書き込み、バッ テリから DIMM を切り離します)。 2 LED が点灯しない場合は、キャッシュ内に有効なデータはあ りません。データを失わずに、HP NetRAID-4M コントローラ またはドータ・カード、または両方への電力供給を安全に停 止させることができます。 3 LED が点灯した場合は、バッテリから DIMM に電力がまだ供 給され、キャッシュ内に有効なデータが残っている可能性が あります。次のキャッシュからデータを復元するに進んでく ださい。 注記 ドータ・カード上のバッテリは、フル充電した状態 で、128 MB DIMM の場合は約 72 時間、256 MB DIMM の 場合は 48 時間、キャッシュ・メモリを保持するように設計 されています。ただし、キャッシュを最大限に保護するに は、電力が供給されている PCI スロットに HP NetRAID-4M コントローラを差し込んだままにすることで、コントロー ラとドータ・カードに電力を常に供給し続ける必要があり ます。これを行なってシステムが使用できなくなった場合 は、修理に必要なパーツが全部揃うまで、電力を供給でき る別のシステムにコントローラを移してください。 5-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド キャッシュからデータを復元する キャッシュ内のデータを復元するには、次の手順に従ってくださ い。これらの手順は、担当のテクニカル・サポート・エンジニアが 実行します。 ! 注意 テクニカル・サポート・エンジニアが HP NetRAID4M コントローラを交換する準備が整うまでは、コント ローラからドータ・カードを取り外してはなりません。 1 システムの電源を切り、ケーブルを切り離して、故障してい るコントローラおよびドータ・カードを取り外します。 2 故障しているコントローラからドータ・カードを取り外しま す。 3 新しい HP NetRAID-4M コントローラにドータ・カードを取り 付けます。 4 新しい HP NetRAID-4M コントローラを取り付けます。 5 SCSI ケーブルを接続します。 6 システムに電源を入れて再起動します。 新しいコントローラが起動すると、キャッシュ内に有効な ディスク・データが保存されていることが認識され、キャッ シュの内容がディスクに書き出されます。 5-6 A BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティ を使う SCSISelect ユーティリティを使用すれば、サーバのシャーシを開け たりカードを操作することなく、SCSI デバイスやコントローラの 設定を変更できます。また、ディスク・ユーティリティを使用する と、SCSI ハードディスク・ドライブのディスク・メディアを低レ ベルでフォーマットしたり検証したりできます。SCSISelect の設定 は、表 A-1 のとおりです。 表 A-1. SCSISelect オプション コントローラ構成オプション デフォルト Drives Write Cache (ドライブ書込みキャッシュ)1 Disabled(無効) Runtime BIOS(実行時 BIOS) Enabled(有効) NVRAM State(NVRAM 状態) − Automatic Rebuild Enabled(有効) Container Background Consistency Check (コンテナ・バックグラウンド整合性 チェック) Enabled(有効) SCSIChannel インタフェース・オプション デフォルト Controller SCSIChannel ID 7 A-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド SCSI Parity Checking (SCSI パリティ・チェック) Enabled(有効) Controller SCSI Channel Termination (コントローラ SCSI 終端処理) Auto Mode SCSI デバイス構成オプション InitiateF Sync Negotiation (同期ネゴシエーション開始) デフォルト Yes 最大転送速度 160 MB/sec Enable Disconnection(切断を有効にする) Yes Initiate Wide Negotiation (ワイド・ネゴシエーション開始)2 Yes 1. このオプションは、HP NetRAID-4M ではなく、ドライブ上のキャッシュ管理 に使用します。データを最大限に保護するため、ドライブ書込みキャッシュを無 効のままにしておくことをお勧めします。 2. このオプションは、 接続しているドライブで Wide SCSI がサポートされる場合 にのみ使用できます。 現在の設定を表示または変更する場合は、A-2 ページ「SCSISelect を開始する」を参照してください。個々の設定の詳細については、 A-4 ページ「コントローラ構成ユーティリティを使う」を参照して ください。 SCSISelect を開始する SCSISelect を開始するには、次の手順に従ってください。 1 サーバに電源を入れるか、再起動したときに次のプロンプト が表示されたら、Ctrl-A キーを押します。 Press <Ctrl><A> for Configuration Utility! 2 複数のコントローラを搭載している場合は、構成するコント ローラを選択して Enter キーを押します。 3 メニューで、[SCSISelect Utility] を選択します。 コントローラ構成および SCSI 構成オプションを示すメニューが表 示されます。 A-2 BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う SCSISelect メニューの使い方 SCSISelect メニュー・オプションを選択するには、↑ または ↓ キー を使ってカーソルを目的のオプションに移し、Enter キーを押しま す。場合によっては、オプションを選択したときに別のメニューが 表示されることがあります。Esc キーを押せば、いつでも直前のメ ニューに戻ることができます。 元の SCSISelect のデフォルト値を復元するには、Configure/View Host Controller Settings 画面で F6 キーを押します。表示のカラー / モ ノクロ・モードをトグル切替えするには、メインの SCSISelect 画面 で F5 キーを押します(モニタによっては機能しない場合がありま す)。 A-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド SCSISelect の終了 SCSISelect を終了するには、終了を指示するメッセージが表示され るまで Esc キーを数回押します(ホスト・コントローラ設定を変更 した場合は、終了する前に変更内容を保存する指示が表示されま す)。[Yes ] を選択して終了し、システムを再起動します。SCSISelect で変更した内容は、サーバの起動後に有効になります。 コントローラ構成ユーティリティを使う コントローラ構成ユーティリティにアクセスするには、SCSISelect 開始後に表示されるメニューで、[Controller Configuration ] を選択 します。 以下は、任意に設定を変更可能な項目です。 • Drives Write Cache(ドライブ書込みキャッシュ)- コントロー ラに接続しているすべての SCSI ディスク・ドライブの、ライ トバック・キャッシュ機能を有効 / 無効にできます。Disabled に設定すると、コントローラは、接続しているすべてのドラ イブのライトバック・キャッシュを使用不可にします。 Enabled に設定すると、コントローラは、接続しているすべて のドライブのライトバック・キャッシュを使用可能にします。 Drive Default に設定すると、接続しているドライブのライト バック・キャッシュ設定を変更しません。デフォルトは Disabled です。 注記 コントローラには、ドライブ書込みキャッシュ をサポートしないものがあります。ドライブ書込み キャッシュがサポートされていない場合、オプション を Enabled に設定しても効果はありません。 ! • A-4 注意 ライトバック・キャッシュを使用可能にしたド ライブに対しては、バッテリ保護機能は使用できませ ん。不測の電源切断やドライブ接続の接触不良がある と、データが消えたり、破壊する可能性があります。 Runtime BIOS(実行時 BIOS)- HP NetRAID-4M の実行時 BIOS を有効 / 無効に設定します。HP NetRAID-4M に接続している SCSI ハードディスク・ドライブから、システムを起動するに BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う は、BIOS を有効にしなければなりません。デフォルトは Enabled です。 • NVRAM State(NVRAM 状態)- NVRAM キャッシュの現在の 状態が表示されます。このオプションは表示専用で、ユーザ 側で設定することはできません 。 • Automatic Rebuild(自動リビルド)- このオプションを Enabled に設定すると、RAID-5 またはミラー・セットで同じ エンクロージャ・スロットに搭載の故障ドライブを交換でき ます。BIOS は、故障ドライブが交換されたことを認識して新 しいディスクを初期化し、直ちに rebuild を開始します。デ フォルトは Enabled です。 • Container Background Consistency Check(コンテナ・バック グラウンド整合性チェック)- このオプションを Enabled に設 定すると、ディスクがブロックからデータを返すかどうかを 調べるために、コンテナ内のすべてのディスクをチェックで きます。不良パーティションがない完全な冗長機能を備えた RAID-5 セットの場合は、読取りができないデータをコント ローラがすべて修復します。デフォルトは Enabled です。 SCSI コンフィグレーション・ ユーティリティを使う SCSI 構成ユーティリティにアクセスするには、SCSISelect 開始後に 表示されるメニューで、[SCSI Configuration] を選択します。構成し たチャネルを選択して、Enter キーを押します。 A-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド SCSIChannel インタフェース・オプション 以下は、任意に設定を変更可能な項目です。 • Controller SCSI Channel Channel ID(コントローラ SCSI チャ ネル ID)- HP NetRAID-4M の SCSI ID を設定します。 HP NetRAID-4M は SCSI ID 7 のままにしておくことをお勧め します。これにより、SCSIChannel 上で HP NetRAID-4M に最 高の優先順位が割り当てられます。 • SCSI Parity CheckingSCSI(パリティ・チェック)SCSIchannel 上のデータ転送の確実性を検証するように、 HP NetRAID-4M に指示します。HP NetRAID-4M がサポートし ている SCSI デバイスが SCSI パリティをサポートしていない 場合、HP NetRAID-4M およびすべての SCSI デバイスに対す る SCSI パリティ・チェックを無効にする必要があります。 SCSI パリティをサポートしている場合は、有効のままにしま す。ほとんどの SCSI デバイスが、SCSI パリティをサポートし ています。デバイスが SCSI パリティをサポートしているかど うかわからない場合は、デバイスのマニュアルを調べくださ い。 • Controller SCSI Channel Termination(コントローラ SCSI チャ ネル終端処理)- コントローラ・カード上の終端処理を設定し ます。HPNetRAID-4M を自動モード(Auto Mode)のデフォル ト設定にしておくことをお勧めします。 A-6 BIOS SCSISelect と ディスク・ユーティリティを使う SCSI デバイス構成オプション SCSI デバイス設定によって、SCSIchannel 上のデバイスの特定パラ メータを構成できます。個々のデバイスを設定するには、そのデバ イスに割り当てられている SCSI ID を知っている必要があります。 SCSI ID がわからない場合は、A-7 ページ「ディスク・ユーティリ ティを使う」を参照してください。 • Initiate Sync Negotiation(同期ネゴシエーション開始)- デバ イスと SCSI チャネル間のネゴシエーション(同期ネゴシエー ション)を、SCSI チャネルに開始させるかどうかを指定しま す。ほとんどの SCSI デバイスは同期ネゴシエーションをサ ポートし高速データ転送が可能なため、通常は、この同期ネ ゴシエーション開始オプションを Enabled の設定にしておく 必要があります。 • Maximum Transfer Rate(最大転送速度)- SCSI チャネルがサ ポートする最大データ転送速度を指定します。Initiate Wide Negotiation(ワイド・ネゴシエーション開始)を Yes に設定 し、16 ビット・デバイスを接続している場合、実際のデータ 転送速度が倍加されます(8 ビット・デバイスの場合、ワイ ド・ネゴシエーション開始は有効になりません)。 • Enable Disconnection(切断を有効にする)- SCSI チャネルから SCSI デバイスを切り離すことを、SCSIchannel 自体に許可さ せるかどうかを指定します(これを切断 / 再接続 (Disconnect/Reconnect) 、または再選択(Reselection)と呼ぶこ ともあります)。パフォーマンスを最大にするには、このオプ ションを有効にする必要があります。 • Initiate Wide Negotiation(ワイド・ネゴシエーション開始)- 8 ビット・データ転送ではなく、16 ビット・データ転送を SCSI チャネルに試行させるかどうかを指定します。16-ビット・ データ転送を使用すると、実際のデータ転送速度が倍加され ます。 ディスク・ユーティリティを使う ディスク・ユーティリティにアクセスするには、構成ユーティリ ティを起動し、目的の HP NetRAID-4M を選択後に表示されるメイ ン・メニューから、[Disk Utilities] オプションを選択します。目的の チャネルを選択して、Enter キーを押します。このオプションを選 択すると、SCSI ID 一覧と、各 ID に割り当てられているデバイス が表示されます。 A-7 HP NetRAID-4M インストール ガイド 特定の ID とデバイスを選択すると、小さいメニューが表示され、 [Format Disk](ディスク・フォーマット)と [Verify Disk Media] (ディスク・メディア検証)オプションが表示されます。 • Format Disk(ディスク・フォーマット化)- ハードディスク・ ドライブの低レベル・フォーマットを実行できます。MS-DOS の Fdisk や Format などの、オペレーティング・システムの パーティショニングやファイル準備用のユーティリティを使 用するには、個々のハードディスク・ドライブの低レベル・ フォーマットを実行しておく必要があります。 ほとんどの SCSI ディスク・デバイスは、工場出荷時に事前に フォーマットされているため、再フォーマットする必要はあ りません。この Format Disk ユーティリティは、ほとんどの SCSI ディスク・ドライブに適用できます。 ! • A-8 注意 低レベル・フォーマットを実行すると、ドライ ブ上のデータがすべて破壊されます。この操作を実行 する前に、必ずデータをバックアップしてください。 低レベル・フォーマットは、一度実行すると取り消す ことができません。 Verify Disk Media(ディスク・メディア検証)- ハードディス ク・ドライブのメディアに欠陥がないかどうかを調べること ができます。このユーティリティがメディア上で不良ブロッ クを見つけると、ブロックを再割り当てするように指示して きます。[yes] を選択すると、回復可能な欠陥部分が再配置さ れ、これらのブロックは使用不能になります。Esc キーを押せ ば、ユーティリティをいつでも終了できます。 B BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う コンテナ構成ユーティリティ(CCU)を使用して、HP NetRAID4M からコンテナを作成、削除、管理できます。コンテナは、空き 領域から作成された論理ディスクで、1 つまたは複数の物理ディス ク上のパーティションで構成されます。コンテナの詳細について は、『Flexible Array Storage Tool User’s Guide』を参照してください。 また、CCU を使用して、サーバ用のブート可能コンテナを作成で きます。単一のディスクからではなく、コンテナからサーバを起動 するようにサーバを構成することをお勧めします。そのコンテナの 冗長機能と高パフォーマンスの利点を活かすことができます。 注記 ネットワークですでに使用しているサーバの構成を 変更するには、CCU を起動する前に、システムからすべて のユーザをログオフし、正しい方法でシャットダウンして ください。 メニュー・オプションを選択するには、↑ または ↓ キーを使って カーソルを目的のオプションに移し、Enter キーを押します。場合 によっては、オプションを選択したときに別のメニューが表示され ることがあります。ダイアログボックス内でフィールド間を移動す るには、Tab キーを押します。直前のフィールドに戻るには、ShiftTab キーを押します。直前のメニューに戻るには、Esc キーを押し ます。 B-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド コンテナの作成 コンテナを作成する前に、コンテナ用のディスクがサーバ(または エンクロージャ)に接続され、インストールされていることを確認 してください。コンテナを作成するには、コンテナ内で使用する ディスクを選択し、コンテナ・プロパティを割り当てます。 コンテナ用のディスクを選択する コンテナで使用するディスクを選択するには、次の手順に従ってく ださい。 1 サーバをシャットダウンして再起動します。 2 BIOS プロンプト「Press <Ctrl><A> for Configuration Utility!」 が表示されたら、Ctrl A キーを押します。 3 メニュー・バーで、[Container Configuration Utility ] を選択し ます。 4 CCU メニューで、[Create Container] を選択します。 5 左または右矢印キーを使って、チャネルを選択します。 6 新規コンテナ用のディスクを選択して、Insert キーを押しま す。各ディスクで使用可能な最大の空き領域が表示されます。 複数ディスク内の空き領域を、新規コンテナ用として使用で きます。 ディスクの選択を取り消すには、そのディスクを選択して Delete キーを押します。 注記 DOS パーティションを含むディスク、空き領域 がないディスク、または初期化されていないディスク (B-7 ページ「ディスク・ドライブを初期化する」を 参照)は、淡色表示になり、新規コンテナの作成では 使用できません。 7 新規コンテナ用ディスクをすべて選択したら、Enter キーを押 します。Container Properties メニューが表示されます。 コンテナ・プロパティを割り当てる 以下の手順に従って、新規コンテナに各種プロパティを割り当てま す。 B-2 BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う 注記 一度コンテナを作成したら、CCU からプロパティを 変更することはできません。変更するには、GUI または CLI を使用します。 1 Container Properties メニューでコンテナ・タイプを選択し、 Enter キーを押します。選択済みのディスク数に応じて、使用 可能なコンテナ・タイプが表示されます。以下のオプション を使用できます。 – – Volume(ボリューム): コンテナは、1 つ以上のリンクされ たパーティションで構成されます。 RAID 0 (Stripe): RAID 0 では、パーティション間でデータ がストライプ化され、単一ディスクまたはボリュームより も I/O パフォーマンスが向上します。RAID 5 コンテナと同 様、RAID 0 コンテナ内のいずれかのドライブが故障する と、コンテナに Critical というマークが付きます。RAID 0 コンテナ内の複数のドライブが故障すると、コンテナに Dead というマークが付きます。 注記 ボリュームおよび RAID 0 コンテナには、冗 長データは保存されません。コンテナ内のいずれ かのディスクが故障すると、データはすべて失わ れます。 – – RAID 1 (Mirror): 2 つの異なるディスク上にある同じサイズ の 2 つのパーティション上に、データがミラー化されます。 一方のディスクが故障しても、他方のディスクのデータを 使用できます。コンテナの実際のデータ容量は、使用可能 なディスク領域の半分です。 RAID 5: コンテナ内のすべてのパーティションに、冗長 (パリティ)データが分散されます。いずれかのディスクが 故障すると、コンテナに Critical というマークが付き、パ リティ情報からデータが再構築されます。コンテナの再構 築が完了する前にもう 1 つのディスクが故障すると、すべ てのデータが失われ、コンテナに Dead というマークが付 きます。コンテナの使用可能な実際のデータ容量は、パー ティション総数より 1 つ少ないパーティション数に相当し ます (パリティ情報を保持するため、1 つのパーティショ ン分の容量が必要です)。 B-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド – RAID 0/1: 2 ペア以上のパーティション上にデータがストラ イプ化され、ミラー化されます。ペア内のいずれかのディ スクが故障しても、データは使用できます。コンテナの実 際のデータ容量は、使用可能なパーティションの総容量の 半分です。 RAID レベルの選択方法については、『Command Line Interface Reference Guide 』または『 Flexible Array Storage Tool User’s Guide 』を参照してください。 2 コンテナのラベルを入力し、Enter キーを押します。 3 選択したパーティションで使用可能な最大コンテナ・サイズ が、自動的に表示されます。別のコンテナ・サイズを指定す るには、コンテナ・サイズを入力し、ドロップダウン・リス トから MB(MBytes)または GB(GBytes)を選択します。選 択したパーティションで使用可能なサイズが指定のコンテ ナ・サイズを超えると、残っているディスク領域は他のコン テナで使用できます。 4 コンテナのストライプ・サイズを選択します。ストライプ ・ サイズは、I/O データ・ストリームが次のパーティションに切 り換えられる前に、ストライプ、RAID 5、または RAID 0/1 コ ンテナ内の 1 つのパーティションに書き込まれるデータ量を 表します。 指定できるストライプ・サイズは 8、16、32(デフォルト)、 および 64 KB です。デフォルトのブロック・サイズでは、ほ とんどのサーバ環境において全体のパフォーマンスが最大化 されます。 5 コンテナ用の読取りキャッシュを、使用可能にするかどうか を指定します。 パフォーマンスを最大化するには、アプリケーションがラン ダム読取り専用でない限り、このオプションを使用可能にす る必要があります。 6 コンテナ用の書込みキャッシュを、使用可能にするかどうか を指定します。次の項目を指定できます。 a Enable When Protected (デフォルト) バッテリが搭載され、ステータスが OK の場合にのみ、コ ントローラがコンテナの書込みキャッシュを使用可能にし ます。 B-4 BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う b Enable Always バッテリがないか、バッテリが不良状態の場合でも、コン トローラはコンテナの書込みキャッシュを使用可能にしま す。 ! 注意 このオプションを選択すると、不測の電源切断 が発生した場合に、データが失われる可能性がありま す。 c Disable コントローラは、コンテナの書込みキャッシュを使用不可 にします。 7 終了したら、[Done] を選択します。 コンテナの管理 Manage Container(コンテナ管理)オプションを使用して、コンテ ナに関する情報の表示や、コンテナの初期化、ブート・コンテナの 設定、コンテナの削除などの操作ができます。 注記 CCU では、最大 24 のコンテナを表示し管理できま す。 コンテナ情報を表示する 既存のコンテナ上の情報を表示するには、次の手順に従います。 1 BIOS プロンプトが表示されている状態で、Ctrl A キーを押し ます。 2 メニュー・バーで、[Container Configuration Utility ] を選択し ます。 3 CCU メニューで、[Manage Container] を選択します。 4 List of Containers ダイアログボックスで、情報を表示するコン テナを選択し、Enter キーを押します。 Container Properties ダイアログボックスが表示され、コンテナ に関する詳細情報が表示されます。コンテナに関連する物理 ディスクも表示されます。 B-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 複数の RAID 0/1 コンテナに関連する物理ディ スクを調べるには、Container Properties ダイアログ ボックスで表示されている番号を選択し、Enter キー を押します。 5 B-6 直前のメニューに戻るには、Esc キーを押します。 BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う ディスク・ドライブを初期化する 新規コンテナ作成用のディスク選択リストに搭載済みのディスクが 表示されない、または淡色表示になっている場合は、そのディスク を初期化しないとコンテナの一部として使用できません。 ! 注意 ディスクを初期化すると、そのディスク上のパー ティション・テーブルが上書きされ、事実上、ディスク上 の以前のデータがアクセス不能になります。パーティショ ン・テーブルが上書きされるため、コンテナでそのドライ ブを使用している場合、コンテナを使用できなくなります。 ブート・コンテナの一部になっているディスクは、初期化 しないでください。List of Containers ダイアログボックス で、ブート・コンテナに 00 というラベルが付いて表示され ます。特定のコンテナに関連しているディスクを調べる方 法については、B-5 ページ「コンテナの管理」を参照して ください。 ドライブを初期化するには、次の手順に従ってください。 1 BIOS プロンプトが表示されている状態で、Ctrl A キーを押し ます。 2 メニュー・バーで、[Container Configuration Utility ] を選択し ます。 3 [Initialize Drives] を選択します。 4 左または右矢印キーを使って、初期化するディスクに関連す るチャネルを選択します。 5 初期化するディスクを選択して、Enter キーを押します。 6 Enter キーを押します。 7 警告メッセージが表示されたら、Y キーを押します。 コンテナをブート可能に設定する スタンドアローン(シングル)ディスクからではなく、コンテナか らサーバを起動できるように、コンテナをブート可能に設定できま す。 コンテナをブート可能にするには、コンテナ番号を 00 のブート順 に設定する必要があります。コンテナをブート可能するには、次の 手順に従ってください。 B-7 HP NetRAID-4M インストール ガイド 注記 サーバは、通常、搭載されている非 SCSI ディスク (たとえば、ドライブ C の IDE ディスク・ドライブ)から 起動します。SCSI ディスクまたはコンテナからサーバを起 動するには、非 SCSI ディスクを使用不可にするか、取り 外さなければなりません。 1 BIOS プロンプトが表示されている状態で、Ctrl A キーを押し ます。 2 メニュー・バーで、[Container Configuration Utility ] を選択し ます。 3 CCU メニューで、[Manage Container] を選択します。 4 ブート可能にするコンテナを選択して、Ctrl B キーを押しま す。 注記 コンテナの整合性チェックを行なっている場 合、00 以外のコンテナをブート可能にすることはで きません。コンテナの整合性チェック consistency checking の詳細については、『Flexible Array Storage Tool User’s Guide』を参照してください。 5 ! システムを再起動します。 注意 コントローラは、常に、ブート可能コンテナとして 最小の番号を持つコンテナを使用します。何らかの理由で コンテナ 00 を削除すると、次に大きい番号のコンテナが ブート可能コンテナになります。正しいコンテナにブート 可能コンテナとして(コンテナ 00 として)設定するには、 Ctrl B オプションを使用します。 注記 スタンドアローン(シングル)ディスク・ドライブ から起動するには、最初に、目的のディスク上にボリュー ム・コンテナを作成します。 B-8 BIOS コンテナ構成 ユーティリティを使う コンテナを削除する 既存のコンテナを削除するには、次の手順に従います。 ! 注意 コンテナを削除する前に、コンテナ上のデータを バックアップしてください。コンテナを削除すると、コン テナ上のデータがすべて失われます。 1 BIOS プロンプトが表示されている状態で、Ctrl A キーを押し ます。 2 メニューで、[Container Configuration Utility ] を選択します。 3 CCU メニューで、[Manage Container] を選択します。 4 削除するコンテナを選択して、Delete キーを押します。 5 Container Properties 画面が表示されたら、再び [Delete] を選択 して Enter キーを押します。 6 直前のメニューに戻るには、Esc キーを押します。 RAID 5 セットを修復する RAID 5 セットを修復するには、次の手順に従います。 1 BIOS プロンプトが表示されている状態で、Ctrl A キーを押し ます。 2 メニューで、[Container Configuration Utility ] を選択します。 3 CCU メニューで、[Manage Container] を選択します。 4 選択している RAID 5 セット内でパリティ・エラーが検出され ると、画面最下部に次のヘルプ・メッセージが表示されます。 <Ctrl+R> Restore/Enable RAID 5 5 選択している RAID 5 セットを修復するには、Ctrl R キーを押 し、画面上の指示に従います。 B-9 HP NetRAID-4M インストール ガイド B-10 C トラブルシューティング HP NetRAID-4M コントローラとそれに接続している SCSI デバイス の取り付け中、または使用中に問題が発生したら、以下のトラブル シューティング・リストを参照してください。 • 起動時に、次に示すような HP NetRAID-4M BIOS バナーが表示 されますか ? NetRAID-4M> Adaptec NetRAID-4M BIOS <Date> NetRAID-4M> (c) Copyright 1999 Adaptec, Inc. このバナーが表示された場合は、システムが HP NetRAID-4M をハードウェア構成の一部として認識したことを示します。 表示されない場合は、以下の項目を確認してください。 – – – – HP NetRAID-4M が、バスマスタ PCI 拡張スロットにしっか り差し込まれていますか ? コンピュータのマニュアルを参 照してスロットの位置を確認するか、別の PCI スロットを 試してください。 HP NetRAID-4M に、HP NetRAID-4M ドータ・カードがしっ かり固定されていますか ? コンピュータの CMOS セットアップで、PCI バス・パラメー タ(コンピュータのマニュアルを参照)を有効にする指示 が表示されましたか ? 指示があった場合、CMOS Setup プロ グラムを実行し、パラメータ(通常は、IRQ、Enable PCI Slot、Enable Bus Master)を割り当ててください。 マザーボードが最低限の必要条件を満たしていますか ? 満 たしていない場合、マザーボード・ファームウェア・アップ グレードについてベンダに問い合わせてください。 C-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド – RAID コントローラまたは SCSI コントローラが、ブート・ デバイスとともにシステムによって最初にスキャンされま したか ? 通常は、これをシステム BIOS で設定できます。 • BIOS スキャン時にプラグ・アンド・プレイ構成エラー・メッ セージが表示されたら、場合によって、コントローラの配置 を変えて問題を解決する必要があります。 • SCSI チャネルが正しく終端処理され、すべての SCSI デバイス に電源が入っていますか ? • すべての SCSI チャネルケーブルと電源ケーブルが、正しく接 続されていますか ? • チャネル上の各デバイスに、一意の SCSI ID が割り当てられて いますか ? コントローラが起動しない場合、すべてのディス クの電源を切ってから再起動してください。システムが起動 し、初めてディスクを接続した場合、SCSI ID が正しく設定さ れていない可能性があります。 • FAST のオープン・ダイアログにコントローラが表示されます か ? 表示されない場合、イベント・ログ・レポートを調べて、 コントローラによってエラーが報告されていないかどうかを 確認してください。これを行なうには、[Start] をクリック し、[Programs] を選択します。次に [Administrative Tools] をクリックし、[Event Log] をクリックします。 • HP NetRAID-4M がセルフテストに合格しましたか ? 不合格の 場合、起動時に次のようなメッセージが表示されます。 WARNING! The NetRAID-4M selftest has failed. テクニカル・サポートの担当者に連絡して失敗の原因を突き 止め、交換用のコントローラが必要かどうかを確認してくだ さい。 コントローラ・サービス機能を使う HP NetRAID-4M には、コントローラ・サービス・ユーティリティ が用意されています。このユーティリティを使用して、BIOS イベ ントの詳細なログを表示したり、高度な BIOS 設定を変更すること ができます。構成上の問題が原因で HP NetRAID-4M コントローラ が起動しない場合は、このユーティリティにアクセスする必要があ ります。 C-2 トラブルシューティング ! 注意 コントローラ・サービス・ユーティリティは、テク ニカル・サポート担当者がコントローラの問題を解決する 際に支援する目的で用意されています。通常の動作状態で は、このユーティリティは 使用しません。 コントローラ・サービス・ユーティリティにアクセスするには、次 の手順に従ってください。 1 サーバに電源を入れるか、再起動したときに次のプロンプト が表示されたら、Ctrl-A キーを押します。 Press <Ctrl><A> for Configuration Utility! 2 複数のコントローラを搭載している場合は、構成するコント ローラを選択して Enter キーを押します。 3 Ctrl-P キーを押して、コントローラ・サービス・ユーティリ ティを起動します。2 つのオプションを含むメニューが表示さ れます。 4 [Additional Controller Configuration] を選択して高度なBIOS設 定にアクセスするか、[Controller Log Information] を選択して 現在の BIOS ログおよび以前の BIOS ログ上の詳細情報を表示 し、Enter キーを押します。 コントローラ・ログ情報 システムに問題が発生した場合、テクニカル・サービス担当者は、 コントローラ・ログにアクセスして、現在のブートおよび直前の ブート時の HP NetRAID-4M の内部動作に関する詳細情報を得るこ とができます。 コントローラ構成オプション コントローラ・サービス・ユーティリティには、以下のオプション があります。 • Force Single Container Configuration(シングル・コンテナ構 成の強制)- このオプションを Enabled にすると、 HP NetRAID-4M は、ブート・コンテナからのみ起動できるよ うにブート・コンテナを構成します。他のコンテナは無視さ れます。デフォルトは Disabled です。ブート・コンテナ以外の コンテナが原因でコントローラを起動できない問題が発生し た場合は、このオプションを使用してください。 C-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド • Boot Mode(ブート・モード)- このオプションによって、次 回のブート時のモードを設定します。Normal に設定すると、 (可能であれば)システムの起動時にすべてのコンテナおよび ファイル・システムが構成されます。Maintenance に設定する と、コントローラまたはファイル・システムは構成されませ ん。デフォルトは Normal です。HPNetRAID-4M に問題が発生 した場合や、通常の方法でシステムを起動できない場合は、 メンテナンス・モードを使用してシステムを起動できます。 • Clear NVRAM(NVRAM のクリア)- このオプションを Enabled に設定すると、HPNetRAID-4M の NVRAM(不揮発性 DIMM)の内容がクリアされます。デフォルトは Disabled で す。 ! 注意 NVRAM をクリアすると、深刻な状況が発生す ることがあります。NVRAM にディスクに書き込まれ ていない有効なデータがあるときに、NVRAM をクリ アすると、データが失われます。NVRAM をクリアで きるのは、その資格を持つユーザのみです。 コントローラ・スタートアップの省略 コントローラが正しく動作せず、起動できない場合、コントローラ のスタートアップ・プロセスを迂回できます。これにより、コント ローラがタイムアウトになるまで数分間を待つ必要がなくなりま す。コントローラ・スタートアップ・プロセスを迂回するには、コ ンソール上に次のプロンプトが表示されたときに <Ctrl>-<K> キー を押します。 Press <Ctrl><K> to abort waiting for controller to start コントローラが正しく動作していない場合、起動してから 2 分経過 すると、<Ctrl>-<K> キーが使用不可になるのことに注意してくださ い。 NetWare 用 HP NetRAID-4M リモート・ エージェントの構成 NetWare 用の HP NetRAID-4M リモート・エージェントを使用して、 リモート・アクセスを使用不可する、読取り専用アクセスを許可す る、リモート接続を許可する前にリモート・ユーザにパスワードを 要求する、などの操作ができます。fsasrvnw.nlm ファイルを編集し C-4 トラブルシューティング て、HPNetRAID-4M リモート・エージェントを構成できます。この ファイルを編集するには、NetWare コンソール・プロンプトで fsasrvnw.ini と入力します。ini ファイルに必要な変更を行い、エディ タを終了します(設定については、C-5 ページ 「Access(アクセ ス)」および C-6 ページ 「Communications(通信)」を参照してくだ さい。ファイルを編集したら、fsarvnw.nlm アプリケーションを再起 動します。これにより、このソフトウェアは構成に変更が発生した ことを認識します。再起動するには、コンソール・プロンプトで、 unload fsarvnw、次に load fsarvnw と入力します。 注記 Windows NT では、コントロール・パネル・アプリ ケーションまたは Windows NT レジストリを通して、 HP NetRAID-4M リモート・エージェントを構成できます。 詳細については、『 Flexible Array Storage Tool User’s Guide』 を参照してください。 Access(アクセス) Access セクションでは、HP NetRAID-4M コントローラを開くこと を、リモート・サイトのユーザに許可するかどうかを指定します。 Access セクションには、以下のフラグがあります。 • Read-write - このフィールドを TRUE に設定すると、リモー ト・サイトからの読取り / 書込みアクセスが許可されます。 FALSE に設定すると、リモート・サイトのユーザは、読取り / 書込みモードでコントローラを開くことができません。 • Remote-access - このフィールドを TRUE に設定すると、リモー ト・アクセスが許可されます。FALSE に設定すると、リモー ト・アクセスが禁止されます。 • Read-write-password - このフィールドを TRUE に設定すると、 リモート・サイトから読取り / 書込みを目的としてコント ローラにアクセスするユーザは、パスワードを入力する必要 があります。ユーザには、ユーザ名とパスワードの入力が要 求されます。スーパーバイザの権限を持つ NetWare サーバの、 アカウント用のユーザ名とパスワードを入力しなければなり ません。 • Read-only-password - このフィールドを TRUE に設定すると、 リモート・サイトから読取りのみを目的としてコントローラ にアクセスするユーザは、パスワードを入力する必要があり ます。ユーザには、ユーザ名とパスワードの入力が要求され C-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド ます。スーパーバイザの権限を持つ NetWare サーバの、アカ ウント用のユーザ名とパスワードを入力しなければなりませ ん。 Communications(通信) Communications セクションには、通信の構成をコントロールするス イッチがあります。Communications セクションには、以下のスイッ チがあります。 • Use_IP - このスイッチを TRUE に設定すると、HP NetRAID-4M リモート・エージェントは、通信プロトコルとして IP を使用 します。 • IP_PORT - 通信で使用する10進数のIPポートを指定します。こ れは、ファイアウォールを通してコントローラにアクセスす るユーザに役立ちます。 • Use_IPX - このスイッチを TRUE に設定すると、HP NetRAID4M リモート・エージェントは、通信プロトコルとして IPX を使用します。 • IPX_SOCKET - 通信で使用する IPX ソフトウェアを 10 進数で 指定します。これは、ファイアウォールを通してコントロー ラにアクセスするユーザに役立ちます。 • Client_timeout - ソフトウェアのタイムアウトを秒数で指定し ます。このタイムアウトに達すると、クライアントとの通信 が終結します。 C-6 D DIMM のアップグレード ドータ・カードには、DIMM が搭載されています。DIMM は、読 取り / 書込みキャッシュ・メモリを提供することによって HP NetRAID-4M のパフォーマンスを高めます。 本章では、コントローラ上の DIMM をアップグレードする手順に ついて説明します。サポートされている DIMM サイズとバッテリ持 続時間の詳細については、付属 F「仕様」を参照してください。 ! 注意 回路がショートすると、HP NetRAID-4M のキャッ シュが壊れる可能性があります。HP NetRAID-4M とコン ポーネントおよび金属パーツが接触しないように注意して ください。また、HP NetRAID-4M ドータ・カード上のジャ ンパを取り外したり変更しないでください。キャッシュ・ メモリの内容が消える可能性があります。 ボード上の DIMM をアップグレードするには、次の手順に従って ください。 1 システムの電源を切り、HP NetRAID-4M からすべての SCSI デ バイスを切り離します。 2 ドータ・カードの 4 本のネジをはずします。ドータ・カードを HP NetRAID-4M に結合している 200 ピン・コネクタを直接つ かむようにして、ドータ・カードの両端を持ちます。ドータ・ カードを前後にゆっくり動かしながらコネクタ・ピンを外し、 次の図 D- 1 に示すようにドータ・カードを取り外します。コ D-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド ンピュータのピンを曲げたり、損傷させたいしないように注 意してください。 カードを前後に ゆっくり 動かしながら、 コンピュータの ピンをはずします。 200 ピン コネクタ 図 D-1 ドータ・カードの取り外し 3 動作中の HP NetRAID-4M の DIMM を交換またはアップグレー ドするには、古い DIMM を取り外す前に、バッテリ・ジャン パを一度取り外して元に戻す必要があります。 バッテリ電源ジャンパの位置については、2-3 ページ「ドー タ・カードのコンポーネント」の図を参照してください。 4 図 D- 2 に示すように、搭載済みの DIMM を取り外します。 注記 スロットを開くには、カード・コンポーネント を固定している左端のハンドルを上に持ち上げる必要 があります。 DIMM メモリ ソケット 図 D-2 搭載済みの DIMM の取り外し D-2 DIMM のアップグレード 5 ドータ・カードにバッテリ・ジャンパの一部だけが装着され た状態で出荷されるため、システムに新しい HP NetRAID-4M コントローラを取り付ける場合は、ドータ・カードをメイン・ カードに取り付ける前に、ドータ・カードにバッテリ・ジャ ンパを必ず取り付けてください。 バッテリ電源ジャンパの位置については、2-3 ページ「ドー タ・カードのコンポーネント」の図を参照してください。 6 キャッシュメモリ・ソケットへの DIMM の取り付けについて は、図 D- 3 を参照してください。 DIMM メモリ ソケット 図 D-3 キャッシュメモリ・ソケットへ DIMM を取り付ける 7 次のようにして、ドータ・カードを取り付けます。 a ドータ・カードの 200 ピン・コネクタを、HP NetRAID-4M のコネクタの位置に合わせます。両手でカードの両端を指 先で挟むようにして持ちます。ピンを正しく差し込めるこ とが確認できたら、ドータ・カードに均等に力を加えなが ら押し込んで固定します。 D-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド b 次の図 D- 2. に示すように、付属の 4 本のネジを使用して ドータ・カードを固定します。 図 D-4 HP NetRAID-4M へ不揮発性ドータ・カードを取り付ける HP NetRAID-4M これで、HP NetRAID-4M カードをシステムに取り付ける準備がで きました。 D-4 E バッテリの交換 HP NetRAID-4M ドータ・カードのバッテリは、期限切れになる前 に交換できます。この付録では、HP NetRAID-4M ドータ・カードの バッテリの取り外しおよび取り付け手順について説明します。 バッテリの取り扱いおよび各種機能については、第 5 章「バッテ リ・サブシステムを理解する」を参照してください。 バッテリの取り外し 以下の手順でバッテリを取り外します。 1 FAST と CLI をシャットダウンして、システムを停止状態にし ます。 2 システムの電源切り、HP NetRAID-4M からすべての SCSI デバ イスを切り離します。 3 システムからコントローラ・カードを取り外します。 注記 バッテリ交換では、コントローラ・カードから ドータ・カードを取り外す必要はありません。 4 図 E- 1 に示すように、ドータ・カードからバッテリ・ケーブル を切り離します。 5 バッテリは、金属製クリップでドータ・カードに固定されて います。図 E- 1 に示すように、一方の手で金属製クリップの上 部を引っ張って古いバッテリからはずし、もう一方の手で、 バッテリ引き出しタブを使って古いバッテリを引き出し、金 属クリップからはずします。 E-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド バッテリ・イネーブル ジャンパ バッテリ クリップ バッテリ ケーブル バッテリ引き出しタブ 図 E-1. ドータ・カードからバッテリを取り外す バッテリの取り付け 以下の手順で、新しいバッテリを取り付けます。 1 図 E- 2 に示すように、一方の手で金属製のバッテリ・クリップ を引っ張り、ドータ・カードからはずします。 バッテリ クリップ 図 E-2. バッテリ・クリップを引き出す 2 E-2 もう一方の手でバッテリをバッテリ・クリップにスライドさ せて、クリップを離します。図 E- 3 に示すように、クリップ が新しいバッテリを固定します。 バッテリの交換 バッテリ ケーブル バッテリ ケーブル 図 E-3. バッテリの取り付け 3 ドータ・カードのコネクタにバッテリ・ケーブルを接続し、 ドータ・カードにバッテリ電源ジャンパが取り付けられてい ることを確認します。 バッテリ・ケーブル・コネクタおよび電源ジャンパの位置に ついては、図 E- 1 を参照してください。 4 これで、HP NetRAID-4M をシステムに戻す準備ができました。 コントローラ・カードを元に戻す手順については、2- 5 ページ 「コントローラ・カードの取り付け」. を参照してください。 E-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド E-4 F 仕様 NetRAID-4M コントローラの技術仕様 コンポーネント 説明 コンピュータ・バス 64 ビット PCI ローカル・バス オンボード・プロセッサ 233 MHz StrongARM RISC マイクロプロセッサ インタフェース・プロト コル バスマスタ DMA キャッシュ・メモリ 32、64、128、または 256 MB の ECC 保護、バッテ リ・バックアップ方式の DRAM バッテリ・バックアップ 持続時間 128MB までの DIMM の場合、最長 72 時間/ 256 MB DIMM の場合、最長 48 時間 ホスト・バースト転送速 度 最大 266 MB/ 秒のバースト転送速度(64 ビット) SCSI 同期データ転送速度 チャネル当たり最大 160 MB/ 秒 デバイス・プロトコル Fast、Wide、Ultra-、Ultra2、および Ultra160 SCSI RAID サポート JBOD(ボリューム・セット)、RAID 0(ミラー・ セット) 、RAID 1、RAID 0/1(ミラー・セット上部 のストライプ・セット)、および RAID 5(パリティ 付きストライプ・セット)、その他(RAID 5 セット 上のボリューム) コンテナ(アレイ)サ ポート コントローラ当たり最大 64 コンテナ、コンテナ当 たり最大 64 パーティション PCI バス • • 64 ビット , 33 MHz(32 ビット , 33 MHz と互換性あ り) ホットプラグ PCI 対応 F-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド コンポーネント Ultra2 SCSI(LVD) チャネル数 F-2 説明 4 チャネル (4 つの外部配線用コネクタと 2 つの内部配線用コ ネクタ) 仕様 コンポーネント 説明 デバイス・サポート • オペレーティング システム・サポート Windows NT 4.0(Service Pack 3 以上)、Windows 2000、および NetWare 4.2(Service Pack 7 以上)、 および NetWare 5.0(Service Pack 3 以上) リモート管理 Windows NT 4.0(Service Pack 3 以上) コントローラ当たり最大 60 までの SCSI デバイス (チャネル当たり- 15) 1 • サーバ当たり最大 8 までの RAID コントローラ • ブート・デバイスとして RAID アレイをサポート 推奨されるシステム最低必要条件 PCI ベースの 2.1 に適合する 90 MHz Pentium、または同等のマザーボード 32 MB のシステム・メモリ バス・マスタリングをサポートするフルサイズの 3.3V、または 5V PCI スロット 外形寸法と環境仕様 寸法 : フルサイズの PCI カード(31.191 cm × 10.668 cm) 動作温度 0 ∼ 40 °C 保管温度 -40 ∼ 64 °C 湿度(動作時) 20 ∼ 90%(結露のないこと) 必要電源 5V 1. システム内部で動作する実際のコントローラ数は、システム・マザーボード、搭載されてい るシステム・メモリ容量、およびシステムに搭載されている他の PCI コントローラによって 異なります。システムの仕様を参照してください。 サブシステムの最小値と最大値 RAID エレメント 最小値 最大値 デフォルト コンテナ 64 コントローラ当たりの総コンテナ数 使用可能なディスク上のパーティショ ン・スロット数 30 コントローラ当たりに使用可能なメモ リ上のパーティション・スロット数 256 ミラー・セット(RAID 1)の制限 パーティション数 2 2 2 RAID 5 セットの制限 F-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド RAID エレメント 最小値 パーティション数 3 Stripe サイズ制限 8 KB 最大値 デフォルト 16 64 KB 32 KB ストライプ・セット(RAID 0)の制限 パーティション数 1 48 Stripe サイズ制限 8 KB 64 KB 32 KB ミラー・セットのストライプ・セット (RAID 0/1)制限 パーティション数 2 32 Stripe サイズ制限 8 KB 64 KB 32 KB ボリューム・セットの制限 32 パーティション数 SCSI コントローラ当たりのチャネル数 チャネル当たりのデバイス数 デバイス当たりの論理ユニット数 1. 最大 4(2 共有 内部 / 外部) 最大 4(2 共有 内部 / 外部) 最大 4(2 共有 内部 / 外部) 151 8 Ultra SCSI のデータ転送速度の場合、現時点では、チャネル当たり最大 8 デバイスがサポー トされます。 F-4 G HP NetServer 情報 この付録 G では、サポート対象の HP NetServer との互換性を最大 限に高めるため、HP NetRAID−4M コントローラおよび取り付ける スロットに関する特別な注意点を説明します。 この付録では、HP NetServer のデータ消失や損傷を防ぐための「警 告」と「注意」が記載してあります。 さらに、HP NetServer に問題が発生した場合に利用できる、一般的 なシステム復元チェックリストも記載してあります。 ! 注意 HP NetRAID-4M コントローラによって書き込まれた RAID 構成データは、HP NetRAID-1Si、HP NetRAID-3Si、 オンボード HP NetRAID などの、HP NetRAID シリーズのコ ントローラとは互換性がありません。また逆に、 HP NetRAID-1Si、HP NetRAID-3Si、オンボード HP NetRAID などの、HP NetRAID シリーズのコントローラ によって書き込まれた RAID 構成データは、 HP NetRAID-4M コントローラと互換性がありません。 注記 HP NetRAID-4M コントローラは、すべての HP NetServer でサポートされるわけではありません。詳細 については、次の Web サイトを参照してください。 http://www.hp.com/go/netserver G-1 HP NetRAID-4M インストール ガイド ! 注意 HP NetRAID-4M コントローラは、ホットプラグ可能 ではありません。HP NetRAID-4M コントローラを取り付け る前に、HP NetServer の電源を切り、HP NetServer の電源 コードのプラグを抜いてください。 注記 HP NetServer LH 3000/3000r、LH 6000/6000r、および LT 6000r の内蔵型マスストレージに対しては、ホットス ワップ・マスストレージ・ケージを管理する SAF-TE プロ セス用に、SCSI ID 5 が確保されています。SAF-TE プロ セッサを搭載した外付けマスストレージ・エンクロージャ に対しては、そのプロセッサ用に 1 つの SCSI ID が確保さ れています。確保されているこの SCSI ID 番号は、外付け エンクロージャのタイプによって異なります。たとえば、 HP Rack Storage/12 SAF-TE は、SCSI ID 5 に設定されます。 HP NetRAID-4M コントローラの取り付け ! 注意 HP NetRAID-4M コントローラや他の電子コンポーネ ! 注意 HP NetRAID-4M コントローラを HP NetServer に取り G-2 ントを取り扱う前に、コンピュータのシャーシの塗装のな い金属部分に触れ、体から静電気を放出してください。 付ける際には、HP NetServer LT 6000r 用のプラスチック製 キャリアを使用しないでください。プラスチック製品は破 損しやすく、HP NetRAID-4M コントローラや HP NetServer が損傷する原因となります。HP NetRAID-4M コントローラ を HP NetServer LT 6000r の PCI スロット 1 に取り付ける場 合、先にラックからシステムを取り外してください。これ により、スロット 1 に容易にアクセスできるようになりま す。 HP NetServer 情報 HP Top Tools HP Top Tools エージェントは、将来のバージョンで HP NetRAID-4M コントローラに対応する予定です。HP Top Tools ソフトウェアの詳 しい使い方については、Top Tools CD、または、HP の Web サイト (http://www.hp.com/toptools)を参照してください。 用語 コントローラ関連の用語を表 G-1 に示します。この表には、 HP NetRAID シリーズのコントローラ関連の古い用語と、 HP NetRAID-4M コントローラ関連の用語を対比して示してありま す。 表 G-1 HP NetRAID コントローラの用語 古い HP NetRAID の用語 新しい HP NetRAID-4M の 用語 チャネル バス ストライプ チャンク ストライプ・サイズ チャンク・サイズ 論理ドライブ コンテナ 物理ドライブ ディスク 自動ビルド フェイルオーバ ホットスペア フェイルオーバ・ディスク 整合性チェック(論理ドライブ) スクラブ G-3 HP NetRAID-4M インストール ガイド HP NetRAID-4M コントローラのスロット の必要条件 表 G-2 は、サポート対象の HP NetServer、HP NetRAID-4M コント ローラの互換性を最大限に高めるために使用するスロット、電源モ ジュール冗長化のための電源モジュール数、および各 HP NetServer に搭載可能なコントローラ数を示したものです。 各 HP NetServer がサポートする HP NetRAID-4M コントローラ 電源 モジュール の冗長化 最大 コントローラ数 スロット 2 2 5 ∼ 6 のみ スロット 4 4 3 3 HP NetServer HP NetRAID-4M コントローラ LC 2000/2000r LH 3000/3000r 注記 参照 LH 4/4r 1∼8 スロット 1 LH 6000/6000r 1∼8 スロット 2 LPr LT 6000r 1∼8 スロット 3 スロット 1 2 1 4 LXr 8000 2∼6 スロット 5 6 4 LXr 8500 1 ∼ 10 スロット 5 8 8 7 1 ∼ 10 注記 1: HP NetServer LH 4 では、スロット 7 と 8 が 64 ビットの帯域 を持ち、通常のオペレーションに適しています。スロット 7 と 8 に は、ウォーム PCI リセット機能がありません。クラスタリングを実 現するには、コントローラをスロット 1 ∼ 6 に取り付けるか、それ らのスロットに移し変えてください。この問題は、LH4 の BIOS 4.06.31 以上で解決されています。 注記 2: HP NetServer LH6000 /6000r で4つ目の電源モジュールを追 加し、かつ第2ドライブケージも使用する場合は、NetRAID-4M を PCI スロット1∼4に装着してください。 G-4 HP NetServer 情報 注記 現時点では、HP NetServer LH6000 /6000r の I/O ス ロットには、4 枚の NIC ボードとともに最大 4 つのコント ローラを取り付けることができます。8 つの I/O スロットに 5 つ以上のコントローラが必要な場合、電源の制限によっ て、2 台目の内蔵マスストレージ・ケージが使用できませ ん。 注記 3: HP NetServer LPr のスロット 1 とスロット 2 には、ウォーム PCI リセット機能がありません。 注記 4: LT 6000r では、最大6枚のコントローラを搭載できますが、 その場合、消費電力上の都合により、電源モジュールの冗長性は失 われます。コントローラが2枚以下であれば、電源モジュールの冗 長性は保たれます。6 番目のコントローラ(一番下のスロット)を 使用する場合は、機械的な変更が必要になります。 注記 5: HP NetServer LXr 8500 では、通常、NetServer のインタ フェース・カード(NIC)をスロット 1 に装着します。Top Tools Remote Control Card(RMC)は、通常、スロット 2 に装着します。 このシステムのスロット 3 ∼ 10 を使用するには、最新の BIOS バージョン 23 以上が必要です。 G-5 HP NetRAID-4M インストール ガイド HP NetServer システム復元 チェックリスト この汎用チェックリストを使用して、HP NetServer システムで発生 する問題を解決します。 HP NetServer システムに見られる現象 : – リスタート時にコントローラが認識されない。 – ドライブや他のデバイスが認識されない。 – コンテナがクリティカル状態になっている。 – スタートアップ時以外で、構成が一致しない。 ステップ : 前述の問題を解決するため、問題発生時のシステム状態とシステ ム・データに関する以下の項目をメモします。 a 構成データ b 最近行なった機器の変更 c エラー・メッセージ d LED ステータス - 点灯 / 消灯、点滅の状態、色 e 電源装置 f ドライブ部品 チェックリスト : 1 ケーブルが接続されていることを確認します。ケーブルのプ ラグは抜かないでください。 2 外付けコンポーネントを調べます。 3 オペレーティング・システム / システム管理ログを表示しま す。 4 NOS 用のサーバ管理ユーティリティを実行して、コンテナの 状態を調べます。 5 サーバ管理ユーティリティの指示に従います(指示が表示さ れた場合)。 6 [Drive View] を選択して、問題のあるドライブを特定します。 G-6 HP NetServer 情報 問題 - 1 台のドライブの故障 1 台のドライブが故障した場合の問題を解決するには、次の手順に 従ってください。 1 ドライブをオンラインにします。 2 ドライブがオンラインにならない場合は、(使用可能であれ ば)スペア・ドライブと交換してください。 3 それでもドライブがオンラインにならない場合は、(使用可能 であれば)別のスロットにそのドライブを取り付けます。こ れにより、ドライブ接続を検証できます。 4 ドライブがオンラインになった場合は、HP NetRAID-4M コン トローラのデフォルト構成によって、コンテナが再構築され ます。 5 RAID 5 または RAID 50 のみ、整合性チェックを実行します。こ れによって、パリティ・データが再生成され、冗長アレイの 完全性が復元されます。 問題 - 複数のドライブの故障 複数のドライブが故障した場合の問題を解決するには、次の手順に 従ってください。 1 OS をシャットダウンします。 2 サーバおよび他のすべてのディスク・ドライブの電源を入れ 直します。 3 ドライブがオンラインになった場合は、RAID 5 または RAID 50 のみ整合性チェックを実行します。これによって、パリ ティ・データが再生成され、冗長アレイの完全性が復元され ます。 G-7 HP NetRAID-4M インストール ガイド G-8 索引 A E Automatic Rebuild A-1 Enable disconnection 切断 A-2, A-7 B BIOS バナー 2-14, C-1 Boot Mode C-4 Bootable CD 3-8 Bus パラメータ パラメータ C-1 C CD-ROM ドライブ Windows NT のインストール 3-4, 3-8 Clear NVRAM C-4 CLI 定義された 1-3 CMOS セットアップ C-1 Controller SCSI channel termination A-2 D DIMM アップグレードする D-1 サポートされているサイズ D-1, 2-4 取り付ける D-3 バックアップ時間 2-4 Disk Size Advisory B-5 Drives Write Cache A-4 F FAST インストール 4-1 定義された 1-2 Force Single Container C-3 I I2OPCI 削除する , 追加する 3-15 ID 番号 2-10, C-2 SCSI 2-8 Initiate sync negotiation A-2, A-7 Initiate wide negotiation A-7 ワイド・ネゴシエーション A-2 IRQ C-1 L LED 接続する 2-7 N NetWare 1-4 NetWare 4.2 新規インストール 3-10 ドライバのインストール 3-10 NetWare 5.0 新規インストール 3-15 ドライバのインストール 3-15 索引 -1 HP NetRAID-4M インストール ガイド NVRAM State A-1, A-5 SCSI ディスク・ユーティリティ P SCSI パリティ・チェック A-2 startup.ncf 3-18 subsystem 最小値と最大値 F-3 Support Pack 1-4 Support Pack, NetWare 3-12, 3-14 Synchronous negotiation A-2, A-7 PCI バス 拡張スロット 2-5 パラメータ C-1 R RAID 0/1 B-4 RAID 5 Set B-3 RAID 5 set 修復する B-9 RAID タイプ Mirror (RAID 1) B-3 RAID 0/1 B-4 RAID 5 Set B-3 Striping (RAID 0) B-3 volume B-3 Runtime BIOS A-1, A-4 S SCSI ID 番号 2-8, 2-10, 2-12, C-2 ケーブル 1-4, 2-10, C-2 終端処理 A-2 仕様 F-4 外付けデバイス 2-10 ターミネータ 2-13, A-2, C-2 チャネル 1-4, 2-12 チャネル・インタフェースの定 義 A-6 デバイス 2-13 デバイス構成 A-7 デバイス取り付けのヒント 2-12 デバイスを接続する 2-7 パリティ・チェック A-6 SCSISelect ユーティリティ A-2 SCSI 構成ユーティリティ A-6 概要 2-14 索引 -2 A-7 U Ultra2 SCSI 転送速度 2-7 V Volume B-3 W Wide negotiation A-7 Windows 2000 アップグレードのインストール 3-6 新規インストール 3-8 Windows NT 新規インストール 3-3 ドライバのインストール 3-3 あ ID 番号 チャネル 2-12 値 コントローラ F-1 ∼ F-3 い インストール FAST ソフトウェア 4-1 NetWare にコントローラ管理ソ フトウェアを 4-3 Windows ソフトウェアの 4-2 索引 か カード支持ガイド 2-6 外形寸法 F-3 書込みキャッシング B-4 拡張スロット 2-5, C-1 環境仕様 F-3 き 技術 仕様 F-1 ∼ キャッシング 書込み B-4 読取り B-4 必要条件 1-3, G-3 コントローラ SCSI チャネル ID A-1, A-6 コントローラ管理ソフトウェア CLI 1-3 FAST 1-2 アップグレードする 4-3 インストール 4-1 コントローラ構成ユーティリティ A-4 F-3 コントローラ・サービス・ユーティ リティ C-2 boot mode C-3 clear NVRAM C-3 コントローラ構成オプション C-3 け ケーブル SCSI ケーブル iv サポートされている長さ 2-12 コントローラ・ログ C-3 コントローラ・スタートアップの省 略 C-4 コンポーネントの説明 F-1 こ し コンテナ Background Consistency Check A-1, A-5 CCU で管理する B-5 CCU で作成する B-2 からブートする B-7 削除する B-9 仕様 F-3 ブート可能コンテナを作成する システム 最低必要条件 F-3 システム 1-3, G-3 システムの必要条件 1-3, C-1, G-3 持続時間 バッテリ 5-1 終端処理 2-8, 2-13, C-2 仕様 技術 F-1 ∼ F-3 コンテナ構成ユーティリティ 概要 2-14 コントローラ SCSI channel termination A-6 値 F-1 ∼ F-3 構成する 2-14 コンポーネント 2-3 スタートアップの省略 C-4 取り付け 2-5 す B-7 ストライプ B-3 ストライプ・サイズ B-4 せ セルフテスト 失敗 5-4 索引 -3 HP NetRAID-4M インストール ガイド そ は 外付けデバイス 2-10 バスマスタ C-1 バッテリ ち キャッシュ・データ 5-4 チャネル SCSI 1-4 最初の再調整 2-4 最初の充電 5-2 持続時間 5-1 て 調整する 5-3 ディスク size advisory B-5 初期化する B-7 ディスクの検証 A-8 ディスクのフォーマット A-8 ディスク・ユーティリティ 概要 2-14 ディスクを初期化する B-7 デバイス 接続する 2-7 電源ケーブル 2-9 転送速度 A-2, A-7 データを復元する 5-4 バックアップ時間 2-4 バッテリの低下状態 5-2 復元する 5-4 パリティ・チェック A-6 ふ ブート可能 作成する B-7 ブート可能 CD 3-4 ブートする と コンテナから B-7 同期転送速度 A-2, A-7 ドータ・カード バッテリ 2-4 取り外す D-1 ドライバ NetWare 4.2 3-10 NetWare 5.0 3-15 Windows NT 4.0 3-3 サーバ起動時にロードする 3-18 取り付け 3-1 ∼ 3-19 トラブルシューティング C-1 ∼ C-2 取り付け SCSI デバイス接続のヒント 2-12 コントローラ 2-5 ドライバ 3-1 ∼ 3-19 索引 -4 へ 変換器 68 ピン -50 ピン 2-9 ま マザーボード・チップセット C-1 み ミラー B-3 よ 読取りキャッシング B-4
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