*2014 年 6 月 4 日(第 2 版) 医療機器製造販売届出番号:11B1X00022OOOO62 2013 年 8 月 6 日(第 1 版) 機械器具(06)呼吸補助器 一般医療機器 人工呼吸器用マスク 70564000 アマラ フルフェイスマスク * 【警告】 ・本品の使用により、歯や歯茎、顎に痛みが起きたり、既存の歯の症状が ・本品は、生命維持換気には適していない。 悪化したりする場合がある。症状が現れた場合は、医師に相談する。 ・初めて使用する前に本品を手洗いする。 ・本品の使用中は、最低 3 hPa (cmH2O)の圧力を維持する必要がある。 ・使用する前に、構成品に損傷や磨耗(亀裂、ひび割れ、裂け目、部品の ・本品には、窒息の危険性のある細かい部品が含まれている。 緩み又は飛出しなど)がないか点検する。必要に応じて部品を破棄して ・酸素添加装置を使用しない時は取り外す。 交換する。 ・呼吸回路に呼気具を追加する場合は、圧力レベルを調節してその呼気具 ・アマラ SE フルフェイスマスクと併用する人工呼吸器は、装置の故障 により加わるリーク分を補うことが必要な場合もある。 を知らせるための適切なアラームや安全装置を備えている必要がある。 ・エントレインメントバルブを塞いだり、密閉しようとしない。 ・アマラ SE フルフェイスマスクは、呼気ポートは内蔵されていないた め、別途呼気具を装着して使用する。 * 【禁忌・禁止】 ・本品は、医師が推奨する CPAP 装置またはバイレベル装置と併用する ・本品は体重30kg未満の患者に使用しない。 よう設計されている。CPAP 装置またはバイレベル装置の電源がオンの ・本品は、次の症状を持つ患者には適さないため使用しない:緑内障、眼 状態で正しく作動しているとき以外は、本品を装着しない。呼気ポート の手術直後、ドライアイ、裂孔ヘルニア、過剰な胃食道逆流症、咳反射 を塞いだり、密閉しようとしない。 [警告の説明:CPAP 装置は、継続的 の障害、噴門括約筋の機能障害 な排気を可能にする通気孔があるコネクタ付き専用マスクと共に使用す ・協力的でない、感覚が鈍い、反応を示さない、マスクを自身で取り外せ る。CPAP 装置の電源がオンになっており、かつ正しく作動していると ない患者には、本品を使用しない。 きは、CPAP 装置からの新鮮なエアフローによって、接続されたマスク の呼気ポートから呼気が排出される。ただし、CPAP 装置が作動してい ないときは、マスクを通じて新鮮な空気が十分供給されず、呼気を再び 吸入してしまう可能性がある。数分以上にわたって呼気を再呼吸すると、 【形状・構造及び原理等】 * 1. 形状、各部の名称 ・ アマラ SE フルフェイスマスク ・ アマラ フルフェイスマスク 場合によっては窒息に至ることがある。 ] ① ・アマラ SE フルフェイスマスクは、人工呼吸器が故障した場合でも患 ② 者の呼吸を可能にするような窒息防止弁は付いていない。 ① ③ ② ③ ・装置で酸素を添加する場合、装置が作動していないときには、酸素フロ ーも必ずオフにしなければならない。 [警告の説明:装置が作動していな ④ いときに酸素フローがオンのままになっていると、人工呼吸器の回路に ⑤ 送られる酸素が装置ケース内に蓄積する場合がある。装置ケース内に酸 素が蓄積すると、火災の危険性が生じる。 ] ⑥ ・酸素は燃焼を促進するため、喫煙中や裸火の存在下では、酸素を使用し ④ ⑤ ⑥ ⑦ ない。 [火災の危険が生じる。 ] ⑧ ⑩ ・添加酸素フローが一定の流量で供給されても、圧設定、患者呼吸パター ⑨ ン、選択したマスク、リーク量に応じて吸入される酸素濃度が変動する。 ① プッシュボタンアジャスター ② アマラヘッドギア もしくはアマラ RS ヘッドギア になり、呼吸回路から呼気ガスをすべて除去できない場合がある。多少 ③ フォーヘッドパッドサポート ④ アマラフルフェイスマスククッション の再呼吸が起こることがある。 ⑤ フレーム ⑥ ヘッドギアクリップ ⑦ エントレインメントバルブエルボー ⑧ スタンダードエルボー ⑨ バルブスィベル ⑩ 呼気ポート ・CPAP 圧または EPAP 圧が低いと、呼気ポートのエアフローが不十分 ・本品の使用により、皮膚の発赤、刺激、または不快感が起こることがあ る。このような症状が見られた場合は、使用を中止し、医師に相談する。 ・マスクの使用中または使用後に次のような症状を呈した場合、医師に連 絡する:異常な胸の不快感、呼吸困難、腹部膨満、げっぷ、激しい頭痛; 眼の乾き、眼の痛み、眼感染症; かすみ目 ・嘔吐を起こす可能性のある薬剤を患者が服用している場合は、本品を使 用しない。 FRBSH07900 取扱説明書を必ずご参照ください 1/3 【操作方法又は使用方法等】 * 1. 使用前 フレーム (1) 取扱説明書をよく読んで内容を理解する。 ワッシャー (2) マスクを手洗いする。 (3) マスク装着前に顔を洗う。マスクの取扱い、又は装着の前に保湿液や エルボー 化粧水を顔や手につけない。 (4) 全部品を点検し、損傷や摩耗(亀裂、ひび割れ、裂け目など)がある 場合は交換する。 (5) 人工呼吸器などの治療装置(アラームおよび安全装置を含む)は、使 注意:使用前にエルボーを持って左右に捻じり、エルボーやワッシャーが 外れないことを確認する。 用前に検証済みであることを確認する。 (6) 治療装置の圧力を確認する。 2. 作動原理 (7) エントレインメントバルブエルボーを使用する場合は、 「2.エントレ CPAP 等の装置から送られるガスは呼吸回路を通り、マスクから患者の インメントバルブの機能確認方法」に従ってエントレインメントバルブ 鼻腔及び (又は) 口腔に送られる。 患者から吐き出されたガスは呼気ポ が正常に作動することを確認する。 * 2. エントレインメントバルブの機能確認方法 ートより排気される。 (1) エントレインメントバルブのフラッパーがマスクエルボーの内側にあ なお、本品のスタンダードエルボーには呼気ポートが無いため、別の呼気 ポート(呼気具)を装着する必要がある。 ることを確認する。 (2) 人工呼吸器のエアフローをオフにすると、エントレインメントバルブ *【使用目的、効能又は効果】 のフラッパーが水平になり、室内の空気がバルブの外気取入口から流れ 本品は、患者に CPAP 治療またはバイレベル治療を行うためのインター 込むことを確認する。 (3) 人工呼吸器のエアフローをオンにすると、今度はフラッパーが外気取 フェイスとして使用することを目的としている。 アマラ フルフェイスマスクは在宅では 1 人の患者に、病院・医療施設 入口を覆い、 人工呼吸器からの空気がマスクに流れ込むことを確認する。 (4) エントレイメントバルブにスイベルが付いていることを確認する。ス では複数の患者に使用する。 アマラ SE フルフェイスマスクは呼吸障害、呼吸機能不全、閉塞性睡眠 イベルは呼吸回路が取り付けられたままスイベルを引っ張ると呼吸回路 時無呼吸の治療のための非侵襲的換気サポートとして CPAP または陽圧 をエントレイメントバルブエルボーから取り外せる。 スイベルを取り付 換気を提供する人工呼吸器のインターフェイスとして使用する。 けるときは溝がある方を上にして取り付ける。逆に取り付けた場合、呼 吸回路が取り付けられない場合がある。 *【品目仕様等】 3. 装着および使用 1. リーク量(エントレインメントバルブエルボー使用時) (1) ヘッドギアを頭から被り、マスクを顔に当てる。 (2) 外したヘッドギアクリップを再度フレームに取付け、ヘッドギアの両 ・呼気ポートリーク(意図的) 圧力 2.5 hPa (cmH2O) 負荷時 9.5~17.5 SLPM 圧力 5 hPa (cmH2O) 負荷時 13.5~27.5 SLPM 圧力 20 hPa (cmH2O) 負荷時 25~50 SLPM 圧力 40 hPa (cmH2O) 負荷時 35~72.5 SLPM 側のタブを引っ張って上下のストラップを均等に調節する。 (3) プッシュボタンアジャスターを押し、フレームを顔に近づけたり離し たりしながらスライドさせて、鼻梁とあごに密着する程度を調節する。 (4) 呼吸回路 (CPAP 装置またはバイレベル装置に付属) をエルボーに接 続し、装置の電源をオンにする。 ・トータルリーク(意図的+非意図的) 4. マスクの取り外し 圧力 2.5 hPa (cmH2O) 負荷時 26 SLPM 未満 圧力 5 hPa (cmH2O) 負荷時 37 SLPM 未満 圧力 20 hPa (cmH2O) 負荷時 73.5 SLPM 未満 圧力 40 hPa (cmH2O) 負荷時 105 SLPM 未満 (1) ヘッドギアクリップを外し、マスクを頭上まで持ち上げて取り外す。 *【使用上の注意】 ・アマラ フルフェイスマスクには呼気ポートが内蔵されているため、別 途呼気具は必要ない。 ※エントレインメントバルブエルボー付のアマラ フルフェイスマスクの ・本品は、天然ゴムラテックスまたはDEHP (フタル酸ビス (2-エチルヘ み該当 キシル) ) を含有していない。 2. 抵抗(圧力低下) 50 SLPM 負荷時 1 hPa (cmH2O) 未満 100 SLPM 負荷時 4 hPa (cmH2O) 未満 ・使用中にフレームやアマラフルフェイスマスククッション、フォーヘッ ドパッドサポート、エルボーを無理に引っ張ったり、捻じったりなど しない。フレームやアマラフルフェイスマスククッション、フォーヘ (SLPM: Standard Liters Per Minute) ッドパッドサポート、エルボーに損傷や磨耗 (亀裂、ひび割れ、裂け 3. .死腔容積:650 mL 以下 目、部品の外れなど)が発生する可能性がある。 FRBSH07900 2/3 *【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 * 【包装】 貯蔵・保管方法 アマラ フルフェイスマスク:ポリ袋包装 1 セット入り ・保存条件 (クッションサイズ:P,S1,S2,M,L より選択可能) 温度:-20℃~+60℃ (ヘッドギア:大、小より選択可能) 湿度:15%~95%、 結露なきこと (一体型クッション/フェイスプレート:P,S,M,L より選択可能) アマラ SE フルフェイスマスク *【保守・点検に係る事項】 (クッションサイズ:P,S1,S2,M,L より選択可能) 使用者による保守点検事項 (ヘッドギア:大、小より選択可能) 洗浄方法 (一体型クッション/フェイスプレート:P,S,M,L より選択可能) 1. マスクは初めて使用する前、および1日に1回手洗いする。 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】 2. ヘッドギアは週1回、または必要に応じて手洗いする。毎日のマスクの 製造販売業者:フィリップス・レスピロニクス合同会社 洗浄にヘッドギアを外す必要はない。 住 3. 食器用液体中性洗剤を溶かしたぬるま湯でマスクとヘッドギアを手洗 所:埼玉県さいたま市北区宮原町 1-825-1 電話番号:0120-633881 いする。 製造業者:Scientific Molding Corporation Ltd. 注意:漂白剤、アルコール、漂白剤やアルコールを含む洗剤、コンディ サイエンティフィック モールディング コーポレーション ショナーやモイスチャライザーを含む洗剤は使用しない。 アメリカ合衆国 4. 飲料用水で十分にすすぎ、直射日光を避けて空気乾燥させる。使用前 にマスクが乾いていることを確認する。ヘッドギアは平らに置くか、吊 り干しする。ヘッドギアは乾燥機に入れない。 病院・医療施設で複数の患者に使用する場合は、下記方法で消毒を行う。 警告:ここで示された方法を使用して、布製構成品を消毒することはでき ない。布製構成品は、複数の患者に使用する前に必ず交換する。 1. 消毒前 洗浄 ・製品に付属している取扱説明書を参照し、マスクを分解する。 ・マスクを洗浄するときは、市販の陰イオン洗剤に浸した状態で、毛先の 柔らかいブラシを使用して個々の部品から付着物を取り除く。特に隙間 や窪みに十分注意して洗浄する。 ・マスクを飲料用水で十分にすすいでから、直射日光を避けて自然乾燥さ せる。 2. 消毒 下記のいずれか1つの方法で最大20回まで消毒を行える。 ・熱:70℃で100分間、75℃で30分間、80℃で10分間、又は90℃で1分間。 ・消毒剤:ディスオーパ® 消毒液 0.55%(Cidex OPA)を使用。 注意:消毒剤の使用に当たっては、消毒剤の添付文書に記載されている内 容に従って使用する。消毒剤の添付文書と異なる使用をした場合、本品 の性能または耐久性に影響を与えることがある。適用されるすべての警 告および使用上の注意を確認し、その指示に従う。 3. 消毒後 ・損傷や摩耗がないか全部品を点検し、劣化(亀裂、ひび割れ、裂け目な ど)が明らかな部品は交換する。 ・飲料用水で十分にすすいでから、直射日光を避けて自然乾燥をさせる。 使用前にマスクが乾燥していることを確認する。 ・エントレイメントバルブを使用の場合、本品の添付文書及び取扱説明書 を参照し、エントイメントバルブが適切に機能することを確認する。 FRBSH07900 3/3
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