P3 - 芽室町

旬 の 人
Seasonal person
(ユ
(
ユートゥザ
ザアン
アンサー
サ )
言× THE ANSWER
R
(橋本 悠汰 さん)
芽室町在
芽室
町在住 16
町在
16歳
16
歳
今、若者の間で話題の青年がいる。音楽に合わせて
“韻
(いん)
”
を踏みながらリズミカルに会話のように歌う
「RAP
(ラップ)
」
。
その世界で脚光を浴びるラッパーは、芽室町在住の16歳
(高
校2年生)
。
小学生のとき、ラジオから流れるアメリカの音楽に興味を
抱き、中学1年で
「RAP をやってみよう」
と即決。インターネ
ットなどを使い、独学でゼロから勉強し、その後の人とのつ
ながりと、自らの努力で才能が一気に開花。
今年3月に東京ドームで開催された
「第7回高校生ラップ選
手権」
で準優勝に輝き、瞬く間に全国区に。
「都会に憧れた時期もありましたが、この小さな町からでも
発信できるものがある。音楽を始め、歌詞を考えるようにな
り、見える世界が変わりました。今まで気づかなかったもの
が、この町にはたくさん転がっています」と、生まれ育った
この町の空気や、自然に囲まれた環境は、音楽制作に最適な
場所と語る。
「東京などを行き来するようになって、
“空気がおいしい”と
いう意味が分かりました。都会から芽室に帰ってきたときの
空気感には最高に癒されます」と笑う。
「言× THE ANSWER」の名前には、さまざまな想いが込
められている。中でも“ANSWER(答え)”には、
「今はインタ
ーネットなどでいろんな情報が入ってくる時代で、何が答え
なのか分からず、情報に振り回されてしまうこともある。こ
ういう時代だからこそ、自分の“答え(考え)”をしっかり持っ
ている人間がカッコイイと思うし、それがブレない人間だと
思う。自分もそんな人間になりたい」と、目指すべき人間像
を語る。
「外国人のノリやアプローチはすごく勉強になります。でも、
海外に行ってみようという考えはない。日本人だし、日本語
を大事にして、日本語の RAP を極めたい。本気になれるも
のを見つけると日々が充実してくる。好きなことをやらせて
もらえるのは幸せです。でも自分はまだ学生なので、学生と
してやるべきことは人並みにしっかりとやらなければいけな
いと思っています。RAP という世界に進み、両親には心配
ファーストアルバム
ァーストアルバム
ーストアルバム「RO
「ROA
「ROAD
OA
O
A D ATLAS」
A
(右)
セカンドアルバム
カン
ンドアルバ
ドアルバム「明日歩」
(左)
「明日歩」
の6曲目
「082
082 BROCKS」
BROCKS」
の“082
“082”
”
は、
もかけたと思いますが、今は100%応援してくれて、背中も
押してくれています。両親をはじめ、支えてくれている皆さ
んに、心から感謝しています」
芽室町の郵便番号が由来。
“音楽でご飯を食べる”という夢に向かい真っ直ぐに生きる、
アルバムは、
「d o e k」
( 愛菜屋から道路をはさみ北向 言× THE ANSWER。
「 一人前になって両親をステージに招
かい)
で購入できる。
待したい!」というもう一つの夢を実現する日は、遠くない
現在制作中のサードアルバムは、10月に発売予定! かもしれない―。
ズ
ッ
ク
すまいる 2015 . 7
3