旧奥松島観光情報センター(Nマップ)等活用事業特記仕様書

旧奥松島観光情報センター(Nマップ)等活用事業特記仕様書
第1章
総則
(適用範囲)
第1条
本仕様書は、東松島市(以下「甲」という。)が発注する旧奥松島観光情報セ
ンター(Nマップ)等活用事業(以下「本業務」という。
)に適用する。
(事業の背景・目的)
第2条
震災からの復興モデルを目指す甲は、平成 23 年 12 月に、内閣総理大臣より
国家戦略プロジェクトの一つである「環境未来都市」として選定された。環境未来
都市として目指すべき将来像は、東松島市復興まちづくり計画と合致しており、当該
計画では、まちの将来像として、以下の3項目を掲げている。
『1.災害に強く 安全なまち』
『2.安心して 笑顔で暮らせるまち』
『3.産業を育て 働く場をつくるまち』
さらに、基本方針として以下の 4 項目を掲げている。
【1】防災・減災による災害に強いまちづくり~防災自立都市の形成~
【2】支え合って安心して暮らせるまちづくり
【3】生業の再生と多様な仕事を創るまちづくり
【4】持続可能な地域経済・社会を創るまちづくり
この基本方針を具現化し、復興を牽引する取組をリーディングプランとして進めて
いるところである。
本業務は、被災した旧奥松島観光情報センター(Nマップ)等について、新たな
活用方策を図り、地域活性化及び観光交流拠点化を図る事業として整備することを目
的とするものである。
(業務の期間)
第3条
本業務の実施期間は、
契約締結日の翌日から平成 26 年 6 月 27 日までとする。
(業務の実施)
第4条
本業務の実施にあたっては、本特記仕様書、契約約款、関連法規、宮城県建築
設計業務委託共通仕様書及び宮城県建築工事監理業務委託共通仕様書に基づき行う
ものとする。また、疑義が生じた場合は、甲と受託者(以下「乙」という。)が必要
に応じ協議の上、対応するものとする。
(業務内容の変更)
第5条
第2章に規定する業務内容を変更しようとする場合は、書面をもって協議し、
承諾を得てから行うものとする。ただし、軽微な変更として取り扱う事項に関しては、
変更契約を伴わないものとする。
(資料の貸与及び取扱い)
第6条
甲は、本業務実施に必要な図面、資料等を乙に貸与するものとする。乙は貸与
品の管理責任を明確にし、常に善良な管理を行わなければならない。
(報告及び打合せの義務)
第7条
乙は、甲と綿密に連絡を取り、必要に応じて進捗状況の報告や打合せを行うも
のとする。
2 乙は、その都度報告書又は打合せ記録簿を作成し、甲に提出するものとする。
(成果品の瑕疵)
第8条
業務完了後、乙の責による成果品の瑕疵が発見された場合は、甲の指示に従い
修正及びその他必要な作業を乙の負担において行うものとする。
(成果品の帰属)
第9条
本業務において使用又は作成した成果品は、すべて甲に帰属するものとし、乙
は甲の許可なく使用、複製及び流用してはならない。
(守秘義務)
第 10 条
乙は、業務上知り得た情報を甲の許可なく公表してはならない。
(個人情報の保護)
第 11 条
乙は、業務において、当該契約の履行に当たり「別記 個人情報取扱特記事項」
により個人情報の取扱いを適正に行うものとする。
第2章
業務内容
(対象区域)
第 12 条
本業務の対象地域として、旧野蒜駅(旧奥松島観光情報センター(Nマップ)
内、東松島市野蒜字北余景 56-36)とする。
施設規模概要として下記のとおりとする。
・敷地面積
1,786.70 ㎡
・建物規模
RC2 階建
・延床面積
合計 580.89 ㎡(市所有 459.53 ㎡とJR所有 121.36 ㎡)
なお被災前の施設平面図として、別紙1を参考にすること。
(業務計画等)
第 13 条
本業務の実施にあたり、事業の目的及び内容を的確に把握し、事業計画を立
案するとともに必要な準備を行うものとする。ただし、乙は、甲に事業計画書を提出
し承認を得るものとする。
(対象業務範囲)
第 14 条
本業務の対象範囲は、次のとおりとする。
(1)施設改修に係る建築、電気設備、給排水衛生設備、空調換気設備及び外構等の実
施設計を行うこと。
(2)(1)の実施設計に基づく施設改修に係る建築、電気設備、給排水衛生設備、空調
換気設備及び外構等の工事を施工すること。
(3)施設改修の実施設計及び工事の監理を行うこと。
(4)1階部分に売店等の出店計画を立て、本業務期間中に財産貸付契約を締結するこ
と。(売店部分については貸付料を徴収する予定(「東松島市行政財産の使用料徴収条
例(平成 17 年 4 月 1 日条例第 50 号)」を参照して算定)。また、売店以外のトイレや
外構等の清掃実施については清掃料等の維持管理費を支払う予定。)
※予算上限額を超える整備もできることとしますが、超える部分については運営事業者の
負担において施工するものとし、市との協議により、後に市へ帰属するものとします。
(関係機関協議の支援及び打合せ協議)
第 15 条
国、県、その他関係機関との協議や調整、各種打合せ協議(庁内協議含む。
)
に必要となる協議資料の作成及び協議出席、協議結果のとりまとめを行う。
2
前項に定めるもののほか、甲が必要と考える関係機関との調整や会議等についても
出席し、情報共有を行う。
(業務報告書の作成)
第 16 条
乙は、本業務における成果、資料、提案内容、協議内容等を整理し、経過が
分かるようとりまとめた業務報告書を甲に提出する。
(成果品)
第 17 条
本業務で納入すべき成果品は、次のとおりとする。
・実施設計及び施設改修工事
・出店計画
竣工図
一式
売店等の出店計画報告書
一式
・全体の電子データ
一式
・その他甲が必要と認めるもの
一式
(遵守事項)
第 18 条
乙は、下記の事項を遵守することとする。
(1)業務の遂行にあたって、甲の指示に従い乙は連絡を密にして進捗を図ることと
する。
(2)乙は、本業務に十分な経験と知識を有するものを配置することとする。
(3)乙は、業務上知り得た事項及びその内容を他に漏らしてはならない。また、本業
務における成果については、すべて甲に帰属し、甲の承諾なしに複製または他に公
表、貸与してはならない。
(4)乙は、本業務完了後といえども、乙の過失等に起因する不良が発見された場合は、
速やかに甲の必要と認める修正、その他必要な作業を乙の負担において行うものと
する。
(検査)
第 19 条
甲は、本業務完了後に成果品の検査を行い、業務内容に適合しないと認めら
れた場合、乙は速やかに甲の指示に従い修正しなければならない。成果品納入後も同
様とする。
別
記
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1
受託者(以下「乙」という。)は、個人情報の保護の重要性を認識し、この契約
に係る業務(以下単に「業務」という。)の実施に当たっては個人の権利利益を侵害
することのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
第2 乙は、業務に関して知り得た個人情報をみだりに他に知らせてはならない。業務
が終了し、又はこの契約を解除された後においても、同様とする。
(収集の制限)
第3 乙は、業務を行うために個人情報を収集するときは、業務を達成するために必要
な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(目的外利用の禁止)
第4
乙は、東松島市(以下「甲」という。)の指示がある場合を除き、業務に関して
知り得た個人情報を契約の目的以外のために利用してはならない。
(第三者への提供の禁止)
第5 乙は、甲の指示又は書面による承諾があるときを除き、業務に関して知り得た個
人情報を第三者に提供してはならない。
(適正な管理)
第6 乙は、業務に関して知り得た個人情報の漏えい、き損、紛失及び滅失の防止その
他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(従事者への周知等)
第7 乙は、業務に従事している者に対し、在職中及び退職後においてもこの契約によ
る事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用し
てはならないことなど、個人情報の保護に関する必要な事項を周知徹底しなければな
らない。
(資料等の返還等)
第8 乙は、業務を処理するために、甲から貸与され、又は乙自らが収集し、若しくは
作成した個人情報が記録された資料等を、業務が完了した場合又は使用する必要がな
くなった場合は、直ちに甲に返還し、又は廃棄するとともに、別紙「個人情報返還・
破棄届出書」を提出しなければならない。ただし、甲が別に指示したときは当該方法
によるものとする。
(複写又は複製の禁止)
第9 乙は、甲の指示又は書面による承諾があるときを除き、業務を処理するために甲
から貸与された個人情報が記録された資料等を複写又は複製してはならない。
(個人情報の運搬)
第 10
乙は、業務を処理するため、又は業務完了後において個人情報が記録された資
料等を運搬するときは、個人情報の漏えい、き損、紛失又は滅失等を防止するため、
乙の責任において、確実な方法により運搬しなければならない。
(再委託の禁止)
第 11
乙は、業務に関して知り得た個人情報の処理を自ら行うものとし、甲が書面に
より承諾した場合を除き、第三者にその取扱いを委託してはならない。
(実地調査)
第 12
甲は、乙が業務に関して取り扱う個人情報の利用、管理状況等について、随時
実地に調査することができる。
(指示及び報告等)
第 13
甲は、乙が業務に関して取り扱う個人情報の適切な管理を確保するため、乙に
対して必要な指示を行い、又は必要な事項の報告を求めることができる。
(事故発生時における報告)
第 14
乙は、この契約に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを知った
ときは、直ちに甲に報告し、甲の指示に従わなければならない。契約が終了し、又は
解除された後においても同様とする。
個人情報返還・破棄届出書
年
東松島市長
阿部
秀保
下記の契約に係る個人情報を
住
所
名
称
返還・破棄
印
しましたので届出します。
記
名
年
契約締結年月日
期
間
年
月
月
日
日
~
年
個人情報の名称等
個人情報の種類
返却・破棄年月日
備
考
日
殿
代表者名
件
月
年
月
日
月
日
別紙
1
施 設
平
面 図