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ISSN 1343-2621
2005年3月 No.187
景 観 ビッグディールとロングテール
1
景気動向
2
産業動向
6
国際情勢
8
レポート
巨象インド
インサイド・ワシントン
保守度、
リベラル度
海外情報
モスクワ:正月休暇明けの大衆デモ
国内・海外主要経済指標
今月の焦点
10
14
15
16
表紙内 住友商事 経済動向 2005.3
景 観
ビッグディールとロングテール
昨 年10−12月 期の GDP速 報 値 が2月
16日に発表され、実質で前期比0.1%減
在し、あたかも「ブログ 圏 」が 形 成されつ
つあるか のようである。
となり、3四半期連続のマイナス成長を記
情 報 技 術の飛 躍 的 発 展により、通 信コ
録した。これを受 けて 、日 本 経 済の 先 行
ストが 劇 的 に下 がるなかで 、現 在ウェブ
き見 通しは 見 方が 分かれているが 、その
上では、
「ロングテール現象」が脚光を浴
鍵 は IT( 情 報 技 術 )関 連 分 野 が 握ってい
びている。
「 LongTail(長い尾 )現 象 」とは 、
る。現 在のIT関 連 在 庫はITバブルが 崩 壊
インターネットの普及により、従来の大量
した2001年 に比して 低 水 準 であり、当
生 産・大 量 販 売の「マス型 」経 済では成り
時 が 専らパソコン 中 心 であったのに対し
立たなかったニッチなモノやサービスが、
て、今や携帯電話やデジタル家電等々裾
ネットビジネスで は 十 分 に商 売として 成
野が広がっている。こうした観点から我が
立 するという現 象を 指 す 。
総 研では、IT関 連 分 野の在 庫 調 整 は4月
このような流れのなかで、シリコンバレー
∼6月 期に底を打ち、年 後 半 から景 気 回
在住で現地の事情に精通している梅田望
復 に 向 かうと予 測している。
夫ミューズ・アソシエーツ社 長はパソコン
話 は 変 わるが 、今 年に入って、米 国 か
時代の雄マイクロソフトに対して新しいネッ
ら大 型 買 収ニュースが 毎 日のように飛び
ト時 代の雄 はネット上の 検 索 エンジンで
込 み 、我 が 国 でもニッポン 放 送をめぐる
知られるグ ーグ ルになると予 測 する。同
フジテレビとライブドアによる争奪戦が日々
氏によると米 国の最大 手書 店バーンズア
その局 面を変えて報 道の中 心となってい
ンドノーブ ルの扱い 書 籍 は 13万 点である
る。世 界のM&A( 合 併・買 収 )市 場 は 、IT
のに対してネット販 売のアマゾンは230
バブルによる株高で大型買収が相次いだ
万 点 で 、アマゾンの 売 上 高 の52% は 販
2000年に3.5兆ドルという史上最高を記
売 額 順 位13万 位 以 下の書 籍 によるもの
録した。2001年以降は低迷していたが、
とのことである。これこそ 、インター ネッ
2003年 から再 び 増 勢 に 転じ、2004年
トの 本 質 であると言えよう。
には総額1.9兆ドルと前年比46%の大幅
川上の「マス型」経済を中心に発展して
増となった。日本では株式交換型のM&A
きた総合商社は近年川下ビジネスにも注
を 外 国 企 業 にも解 禁 する会 社 法 が 今 国
力しつ つあり、今 後のビジ ネスモ デ ルを
会で成立する予定(2006年発効)であり、
考える上で、
「ロングテール 現象 」は無 視
IT関連企業も巻き込んだ「ビッグ・ディール
出 来 ない 動きである。
(大買収)時代」到来の様相を呈している。
春も近づき、プロ野 球 のキャンプ 情 報
エドワード・ドリスコル 氏 は25年 前にト
が 楽しみだ 。ここでも今 年からはソフトバ
フラー夫妻が「第三の波」で予告した大衆
ンクや 楽 天 などIT企 業の活 躍が 目 立つ 。
文 化 の 分 裂 が ケ ーブ ル テレビ や 衛 星 放
ITバブルの崩 壊を受けて、IT革 命 は幻 想
送で始まり、インターネットの登場がそれ
であったという論 議 が 一 時あったが 、昨
を 加 速していると指 摘 する。即ち、家 族
今の動きを見ると、IT革命は新たなステー
全員がテレビを囲む生活から個々の家族
ジに入ったことを予 感させる。IT革命のフ
が異なる媒体で娯楽やニュースを楽しむ
ロンティアの 先 にはどのような 景 色 が 待
傾 向に変わってゆくという。同 氏によると
ち受 けるのか 興 味 津 々 である。
現在既に約700万以上のウェブログが存
(2005年3月4日 大 河 原 昭 夫 )
1
住友商事 経済動向 2005.3
景気動向
世 界 経 済は、新 興 国を中 心に高 成 長が続
たのと合わ せマイナス成 長の主 因となっ
いている一 方、主 要 国 間では成 長 率 格 差
た。一方、住宅投資が金 利先 高観台頭で
が広がりつつある。米国は、雇用 環境の回
前 期 比0.9% 増となったほか 、設 備 投 資
復もあって潜 在 成 長 率に近い水 準で成 長
が企業収益好調を背景に前期比0.7%増
減速に歯 止めがかかりつつあるが、日 欧で
と引き続き堅調を維 持するなど民需の中
は原油など原材料価格の高止まりに加え、
でも投 資 需 要は景 気 下 支えに寄 与した。
ドル 安 懸 念が 根 強いこともあり、先 行き警
また 、輸 出 は 、中 国 向 け が 減 速 する中 、
戒 感が 残っている。
欧米向が好調を維持したことで前期比1.3
* * *
% 増と再び 増 勢が 回 復し、設 備 投 資とと
日本
もになお 景 気 牽 引 役を果たしていること
国 内 景 気 は 、これまで 拡 大を牽 引して
が 確 認 できた 。
きた輸出の伸び悩みが鮮明で、先行き不
今 後については 、デジタル・IT関 連 部
透 明 感 がくす ぶっている。企 業 部 門での
門 の 在 庫 調 整 などから成 長 減 速 過 程 が
構 造 調 整 の 進 捗 から景 気 失 速 に 至る可
少 なくとも1−3月 期まで 続くと予 想され
能性は依然 小さいが、原油など原材料価
る。ただ 、① 補 正 予 算 成 立 に伴い 、台 風
格の 高 止まりに加え、ドル 安 円 高 進 行リ
被 害 や 新 潟 県 中 越 地 震の復 興 事 業 が 年
スクの台 頭 、デジタル 家 電・IT関 連 部 門
度 末に向けて執 行される、② 設 備 投資の
の在庫調整などから景気減速に歯止めが
先 行 指 標である機 械 受 注 が04年10−1
か かる兆しはまだ 見られ ない 。
2月 期 、1−3月 期と2四 半 期 連 続で 増 加
内閣 府が発表した04年10−12月期の
する見込み、③年明け以降の寒波で個人
実 質GDP成 長 率 は 、前 期 比 年 率0.5%
消 費の回 復が 顕 著 なことなどから、1−3
減となり、同 年7−9月 期も下 方 修 正され
月 期 で 底 入 れを 迎える可 能 性 は 十 分あ
てマイナス成 長となったことで 、同 年4−
り、過 度に国 内 景 気の先 行きを悲 観 視 す
6月 期 以 降 、3四 半 期 連 続 マイナス成 長
る必 要 は ない 。
となった 。前 年 同 期 比 でも0.6% 増と潜
在成 長率(1.5∼2.0%)を大きく下回り、
( 図 表1) 日 本 実 質 GDP成 長 率
7.5
(%)
新 潟 県 中 越 地 震 や 暖 冬 などの悪 影 響 が
あったとはいえ、昨 年 初に高 成 長が 一 服
し、昨 年 央以降の景 気減 速が継 続してい
ることを 裏 付 け た 。
2.5
0
需要 項目別に見ると、個 人消費が 暖冬
-2.5
や五 輪効果 剥落などから前期 比0.3% 減
-5
となり、外 需 寄 与 度が 原 油 価 格 上 昇によ
る輸入急増を背景に前期比0.2%減となっ
2
5
前期比年率
前年同期比
00/
1-3
01/
1-3
( 出 所 )内 閣 府
02/
1-3
03/
1-3
04/
1-3
05/
1-3
住友商事 経済動向 2005.3
米州
に留まったが 、エネルギ ーを除いた財の
米国の1月鉱工業生産は公益事業の落
価 格は上 昇を加 速しており、原 材 料 価 格
ち込 み により、前 月 比 横 這いに留まった
高 騰の影 響が 川 下にも及んでいることを
が、製造業の生 産は総じて堅 調に推 移し
示している。04年10−12月期の実質GDP
ている。生 産の拡 大に伴い製 造業の設 備
成長率が前期比年率3.8%増に上方修正
稼 働 率も上 昇しており、1月 は78%とほ
されたこともあり、景 気 拡 大 へ の 信 頼 が
ぼ4年 ぶりの 高 水 準となった 。生 産 の 拡
高まり、インフレ 懸 念と金 利 先 高 感の 醸
大と同様に製造業の出荷も増勢が続いて
成 につ な がりや すい 状 況 にある。
いるが 、在 庫も徐 々に増 加しており景 気
循 環 図 からは 景 気 拡 大 局 面の 成 熟 化 が
( 図 表3) 米 国 消 費 者 物 価と労 働 生 産 性
(前年比%)
6
5
進ん でいる様 子 がうか がえる。
4
3
2
( 図 表2) 米 国 在 庫 循 環
10
1
(在庫、3ヵ月移動平均前年比%)
8
景気減速・
後退局面
6
2004.12
0
-1
CPI
労働生産性
-2
-3
4
2
2001
2000.1
-2
-4
景気回復・
拡大局面
-8
2003
2004
2005
( 備 考 )CPIの 2005年 は 1月 の 数 字
労 働 生 産 性 、単 位 労 働コストは 非 農 業 部 門の 数 字
( 出 所 )米 労 働 省
0
-6
2002
CPIコア
単位労働コスト
旺盛な国内需要を受けて04年12月の
-10
-10
-5
( 出 所 )米 商 務 省
0
5
10
15
(出荷、3ヵ月移動平均前年比%)
貿 易 赤 字( 財・サ ービス)は11月 に次い
で過去2番目の高水準(564億ドル)
となっ
2月 初 旬に発 表された04年10−12月
た。通 年でも、商 品 市 況の高 騰を受けて
期 の 労 働 生 産 性 (非 農 業 部 門 )は7−9月
工業原材料の輸入額が膨らみ、貿易赤字
期に続いて上 昇 率が 緩 やかになり、一 方
は03年の4965億ドル から6177億ドル
で 単 位 労 働コストは3期 連 続での上 昇と
に拡大した。04年の国別の輸 入を見ると
なった。その後 、グリーンスパンFRB議 長
対中輸入の増加(29.0%増)と並んで対OPEC
が 議 会 証 言でこの数 字に言 及したことや
輸入の急 増(37.7%増)が目 立つ 。
1月の生産者物価(食料・エネルギー除く)
米 国 経 済の好 調を受けて、メキシコで
が 前 月 比0.8% 上 昇と事 前の予 想を大き
も景 気 拡 大 が 続いている。04年10−12
く上 回ったことから、インフレに対 する懸
月 期の実 質GDP成 長 率 は 前 年 比4.9%
念が 強まった。1月の消 費 者 物 価 は 、04
増となった。メキシコ銀 行 は05年につい
年末のエネルギー価格の落ち着きを反映
ても3.5∼4.0% 程 度の 成 長を見 込んで
して前月比0.1%上昇(12月は同横這い)
いる。
3
住友商事 経済動向 2005.3
ブラジル経済も旺 盛な輸出 需要と内需
の 立ち直りにより好 調 に 推 移している。
易 が6.3% 増となったのに 対し、域 外 貿
04年12月の鉱工業生産は自動車、食品、
易 は8.5% 増となった 。商 品 別で は 価 格
石 油 精 製などを中 心に前 年 比8.3% 増と
の 上 昇を 反 映して 素 材 や エ ネル ギ ー 関
なり、小 売 売 上 数 量も同11.4% 増となっ
係の伸びが高く、国別では中国、ロシア、
た。04年9月 以 降 、既に6回の金 融 引 締
ポーランド、トルコとの貿 易が 大きく増 加
めが 実 施されたが 、インフレへの 懸 念も
した。貿 易 収 支 黒 字 は 、ユ ーロ高にもか
あり、引き続き当 局 が 引き締 めスタンス
かわらず、03年の697億ユ ーロから増え
を 維 持 すると見られる。
て744億 ユ ーロとなった 。
( 図 表4) ブラジル 鉱 工 業 生 産と個 人消 費
15
04年 の ユ ーロエリアの 貿 易 は 域 内 貿
(前年同月比%)
ドイツの04年10−12月期の実質GDP
成 長 率 は 前 期 比0.2% 減となった。全 体
10
の伸びを押し下げたのは主に在庫投資(寄
5
与度0.8%減)や政府支出であり、その他
0
-5
の内 需はほぼ 横 這いであった。個 人 消 費
鉱工業生産
-10
小売売上数量
は2四半期連続で緩やかな回復を続けた
-15
2002
2003
ものの、2月の失業者数が1月に続き500
2004
( 出 所 )ブラジ ル 地 理 統 計 院( IBGE)
万人を超えるなど雇用環境の改善は遅れ
欧州
ており、先 行きについては 慎 重 な 見 方が
ユ ーロ 圏 の04年10−12月 期 の 実 質
GDPは前 期 比0.2% 増となり、同1−3月
フランスの04年の成 長 率 は3年 ぶりに
期 以 降 、減 速 傾 向が 続いている。主 要 国
2% 台 の 成 長となった 。04年10−12月
の 中 で は 、フランスやスペインで 金 利 低
期も前 期 比0.8% 増となり好 調を持 続し
下を 受 け て 住 宅 投 資 など 内 需 が 好 調 で
ている。但し、足 許の個 人 消 費の好 調に
ある一 方 、ドイツ、イタリアはマイナス成
ついては、住 宅 価 格の上 昇 、値 引き販 売
長となり明 暗 が 分 か れた 。
の影 響、一時的な税負担の軽減などによ
るものとする見 方もある。1月のINSEE
( 図 表5) 欧 州 実 質 GDP成 長 率
1-3.
EU25
EU15
ユーロ圏
ドイツ
フランス
イタリア
スペイン
英国
0.8
0.7
0.7
0.5
0.7
0.5
0.8
0.6
( 出 所 )Eurostat
4
根 強い 。
4-6.
0.6
0.5
0.5
0.4
0.7
0.4
0.5
1.0
(前期比、前年比%)
2004年
7-9.
10-12.
暦年
0.3
0.3
0.2
0.0
0.0
0.4
0.6
0.5
0.3
0.3
0.2
-0.2
0.8
-0.3
0.8
0.7
2.3
2.2
2.0
1.6
2.5
2.7
1.1
3.0
の調査によると、製造業は05年の設備投
資 額を 前 年 比2% 増と見 込んでいる。こ
れは 昨 年10月の調 査( 同3% 減 )に比 べ
ると上 方 修 正されているものの 、水 準 は
依 然として低く、様 々 な 見 方 が 交 錯して
いることを 示している。
住友商事 経済動向 2005.3
東アジア
セクターの 需 要 伸 び 悩 みを受 けて、2期
04年の旧 正 月 (春 節 )が1月であったの
連 続で減速し、04年10−12月 期は前 年
に対し、05年は2月であったことから、東
比3.3% 増 に留まった 。雇 用 環 境 は 緩 や
アジア諸 国の1月の経 済 指 標は実 態を過
かな改 善を続けていたが、足 許では改善
大 に 表しているとの 指 摘 が 多い 。1月 の
が 足 踏 みしている。
輸 出 は 、韓 国 が 前 年 比18.2% 増 、香 港
シンガポールの04年の実 質GDP成 長
が同34.8%増、台湾が同29.7%増となっ
率 は03年のSARSによる落ち込 みの 反
ており、このところの増 勢 鈍 化を踏まえる
動もあり、00年 以 来 の 高い 成 長(8.4%
と高い伸びとなったが、これらについても
増 )となった 。但し、同 年10−12月 期 に
評 価 は2月の 数 字を待つ 必 要 があろう。
は 内 外 需 共 に 増 勢 が 緩 や か になってお
中国の1月鉱工業生産は前年比20.9%
り、前 年 比6.5% 増 に 留まった 。
増となったが 、同 時に発 表された旧 正 月
マレーシアでも景 気 拡 大テンポは幾 分
による季節要因を除いたベースでは同8.9
緩やかになり04年10−12月期の成長は
%増とされている。04年後半が15%前後
前 年 比5.6% 増に留まった。個 人 消 費 は
の伸 びで 推 移していたことに比 べるとや
堅 調を持 続したものの、投 資 や 政 府 支 出
や 減 速を示 唆 するような 水 準となった 。
の 伸 び 悩 み が 全 体 の 伸 びを 抑 制した 。
韓 国では、1月の国 内 自 動 車 販 売 台 数
インドネシアで は04年10−12月 期の
が23ヶ月 ぶりにプラスに転じたが 、営 業
実質GDP成長率が前年比5.7%増となっ
日の増 加 要 因を除くと依 然 、減 少が 続い
た。個 人 消 費の下 支えに加え、前 年が 低
ている。雇 用 情 勢の悪 化 が 続く中 で 、個
水 準 だった 反 動 で 同18.7% 増となった
人 消 費の回 復にはしばらく時 間がかかる
投 資も成 長に大きく寄 与した。05年につ
と見られる。
いても政 情の安定にともない投資が 景気
を 牽 引 すると見られ ている。
台湾の実質GDP成長率は世界的なIT
( 図 表6) 韓 国・台 湾 失 業 率
5.5
( 図 表7) ASEAN 実 質 GDP成 長 率
(%)
12
(前年同期比%)
シンガポール
マレーシア
インドネシア
10
5.0
8
4.5
タイ
フィリピン
6
4.0
4
2
3.5
0
韓国
3.0
-2
台湾
-4
2.5
2002
2003
( 出 所 )各 国 統 計
2004
2005
2002
2003
2004
( 出 所 )各 国 統 計
(2005年3月3日 奥 田 壮 一 /
大井二三郎)
5
住友商事 経済動向 2005.3
産業動向
20
鉄 鋼
( 前 年 比 ,% )
15
( 千円 /トン)
95
粗鋼生産量(左)↓
冷延薄鋼板
市況(右)→
10
5
4
75
2
65
-5
55
-10
↑H形鋼市況(右)
-15
02/2
8
03/2
8
( 出 所 )経 済 産 業 統 計 協 会 他
04/2
8
非 鉄
( 前 年 比 ,% )
-8
( 銅:千 円 /トン、金:10円 /g)
390
360
330
300
270
240
210
180
150
120
伸銅製品生産量(左)↑
金地金市況(右)↓
04/2
8
20
15
( 円 /kg)
155
150
145
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
低密度ポリエチレン市況(右)↓
10
5
0
↑
エチレン生産量(左)
-5
-10
-15
-20
塩ビ樹脂市況(右)↑
02/2
8
03/2
( 出 所 )経 済 産 業 調 査 会
8
04/2
8
05/2
1月エチレン生産量は前年比0.5%減、プラントの稼働
率はフル生産状態が続いている。塩ビ樹脂国内出荷
量は、前年に値上げ前の駆け込み需要があった反動
で同7.0%減少。主要4樹脂の一つポリプロピレンの
国内出荷は自動車向けを中心に好調で、
3ヶ月連続
で過去最高を更新した。
6
105
100
04/2
8
05/2
1月紙・板紙生産量は前年比1.3%増。国内出荷は
板紙は微減だが印刷・情報用紙などの紙が8ヶ月連
続で増加し全体を牽引した。大手家庭紙メーカーは
最安値水準に落ち込んでいるティッシュペーパー等
家庭紙の値上げを2年半ぶりに表明。不採算価格の
是正を図る。
繊 維
( 前 年 比 ,% )
( 円 /kg)
40
ポリエステル糸
市況(右)↓
30
衣類・同付属品
20
←輸入額(左)
10
0
-10
↑
化学繊維生産量(左)
-20
-30
02/2
8
03/2
8
04/2
8
300
280
260
240
220
200
180
160
140
120
100
05/2
( 出 所 )日 本 化 学 繊 維 協 会 、財 務 省 他
化 学
( 前 年 比 ,% )
110
↑
紙・板紙生産量(左)
05/2
1月伸銅品生産量は前年比4.8%減の7万8千トン、
自動車向けは好調だがパソコンやデジカメ向けの不
振が響いた。原料の銅地金高騰で2月に入り伸銅品
の市中価格は反発したが、地金価格に加え、今後加工
賃の転嫁までも需要家が受入れるかは依然不透明。
25
115
02/2
8
03/2
8
( 出 所 )経 済 産 業 統 計 協 会 他
銅地金市況(右)→
02/2
8
03/2
8
( 出 所 )経 済 産 業 統 計 協 会 他
120
-4
-6
130
125
上質紙市況(右)↓
-2
35
05/2
( 円 /kg)
0
45
1月粗鋼生産量は前年比2.1%増の953万トン。国内
鉄鋼大手が海外資源大手と進めていた05年度鉄鉱
石の輸入価格交渉が前年度比7割高の過去最高値
で決着。石炭は同2.2倍で決着しており、鉄鋼各社は
4月出荷分からの鋼材値上げ交渉を本格化する。
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
-30
6
85
0
紙パルプ
( 前 年 比 ,% )
8
1月化学繊維生産量は前年比1.4%増加。
1月末化学
繊維在庫は同5.5%減と39ヶ月連続で減少。合繊各
社が繊維事業を縮小する中、一部大手メーカーは輸
出拡大策の検討や先端素材を使った商品開発力の
強化などで国内合繊の復権を目指している。
10
セメント
( 前 年 比 ,% )
( 千 円 /トン )
9.2
9.0
5
市況(右)↓
8.8
0
8.6
-5
8.4
-10
-15
8.2
国内販売量(左)→
02/2
8
03/2
( 出 所 )セメント協 会 他
8
8.0
04/2
8
05/2
1月セメント国内販売量は前年比4.7%減、輸出は同
18.5%減。工場の補修工事が年始にあり、稼働日数
の減少が影響した。セメントの輸出価格は4年連続
で上昇。アジアで高品質な日本製品の需要が強く、
低迷する内需と対照的に海外事業は高収益事業に
なりつつある。
住友商事 経済動向 2005.3
120
工作機械
( 10億 円 )
(前年比,%)
工作機械受注計
(右)↓
100
80
60
外需(左)
40
20
内需(左)
0
02/1
7
03/1
7
( 出 所 )日 本 工 作 機 械 工 業 会
04/1
7
70
60
50
40
30
20
10
0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
-70
05/1
30
25
( 前 年 比 ,% )
半導体
( 千 円 /個 )
半導体集積回路
生産額(左)↓
256メガシンクロナス型DRAM価格(右)↓
256メガDDR型DRAM価格(右)↑
02/2
8
03/2
( 出 所 )経 済 産 業 調 査 会 他
8
04/2
8
15
( 前 年 比 ,% )
5
0
-5
-10
02/2
8
03/2
8
04/2
8
05/2
( 出 所 )日 本 自 動 車 工 業 会 、日 本 自 動 車 販 売 協 会 連 合 会
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
1月国内自動車生産台数は前年比3.5%増の85万5
千台、トラック・バスの商用車は前年割れだが、乗用
車が小型車を中心に伸びた。鉄鋼需給の逼迫が続く
中で、安定操業に向けて鋼材の海外調達が自動車
部品メーカーにも広がっている。
1,350
75
-10
-30
-25
↑大型店
家電販売額(左)
02/1
7
03/1
7
04/1
7
( 出 所 )日 本 電 気 大 型 店 協 会 、経 済 産 業 統 計 協 会
0
-60
1,150
-90
1,050
新設住宅着工戸数(左)
05/1
1月大型店家電販売額は前年比1.3%増、デジタル
家電製品が好調を維持したのに加え、暖房器具の
販売が伸びた。04年携帯電話の国内出荷台数は
前年比14. 9%減の4, 319万台、カメラ付き携帯が
底上げした03年の反動もあり、買い替え需要が盛
り上がらなかった。
7
-120
04/1
7
05/1
1月新設住宅着工戸数は貸家と分譲住宅が好調で
前年比6.9%増、年率換算値は130万2千戸で2000
年12月以来4年ぶりの高水準。04年全国新築マン
ション市場動向によると、発売戸数は前年比3.0%増
の15万9,639戸。全国市場の半分を占める首都圏は
同2.7%増の8万5,429戸。
(店舗調整済・前年比,%)
10
大型小売店
↓総販売額
小 売
コンビニエンスストア
売上高→
0
-5
-50
-75
30
-30
5
0
60
1,250
50
25
( 前 年 比 ,% )
建設受注額
民需(右)↓
建設受注額
↓官公需(右)
電子・電機
0
-20
建 設
( 年 率・千 戸 )
02/1
7
03/1
( 出 所 )国 土 交 通 省
10
↑
パソコン国内
生産台数(右)
↑新車登録台数
-15
05/2
携帯電話国内
↓生産台数(右)
20
生産台数↓
10
パソコン用DDR型DRAMはパソコンメーカーの引き
合いが鈍く3ヶ月連続で下落。一方、世界のデジタル
景気の先行指標といわれる台湾半導体・液晶パネル
大手の05年設備投資計画は、投資額は依然高いが
伸び率が鈍化し、在庫調整・価格下落を映し慎重な
投資姿勢に転じている。
30
←輸出台数
20
1月工作機械受注総額は前年比30.4%増の1,073億
円で28ヶ月連続の増加。
1千億円を9ヶ月連続で超
える高水準の受注は90年の好況期以来。業界団体
の受注判断調査では、
2月、
3月とも受注増が受注減の
見方を上回り、年度末を控えて強気の見方が目立つ。
50
40
30
20
10
0
-10
-20
-30
-40
-50
自動車
( 前 年 比 ,% )
-10
衣料品↑
販売額
02/1
7
03/1
( 出 所 )経 済 産 業 省
7
04/1
7
05/1
1月大型小売店
(既存店)
販売額は前年比1.1%減少。
日本百貨店協会発表の百貨店売上高は、初売りの好
調と寒波の影響から冬物衣料が活況で同0.9%増、
11ヶ月ぶりに増加に転じた。全国スーパー売上高は
同3. 0%減、客単価や買い上げ点数の減少傾向が続
いている。
(2005年3月2日 奥 田 壮 一・遠 山 悦 子 )
7
住友商事 経済動向 2005.3
国際情勢
最 近 の 国 際 情 勢 の 中で注 目される動きを
国の主 張によるもので 、当 時 採 用に反 対
いくつか取り上げ、その概 要と世界 主 要 紙
していた欧州が現在では熱心に取引を開
の 論 調・各 調 査 機 関 のレポートの 内 容を
始しているのは皮肉である」
と論評し、
「京
ご紹 介します。
都 議 定 書 は 多くの 国 々 に 真 剣 に 温 暖 化
対 策を検 討させ 、人 々の啓 蒙に資したこ
京都議定書発効
1997年 開 催 の 気 候 変 動 枠 組 み 条 約 第
3回 締 約 国 会 議 で 採 択された「 京 都 議 定
している( 2月 10日 付 )。
しかし一方でフィナンシャルタイムズ紙
書 」が 2月 16日 、発 効した 。2月 2日 現 在 、
は、
「 京 都 議 定 書 は 、米 国にとって、CO2
140カ国が批准している。同議定書の主要
排 出に偏って取 組みが 要 求されているこ
な 内 容 であるCO2をはじめとする温 室 効
と、先 進 工 業 国 から対 応しなけ れば なら
果ガスの削 減については 、1990年の先 進
ないという仕 組み が 問 題である。既に対
国の総排出量を基準に、2012年までに「先
象 期 間の半 分が 過ぎたが 、議 論ばかりに
進 国 35カ国 全 体 」で 5.2% 削 減しようとい
時 間が 費 やされ 、手 遅 れで はないのか 。
うもので 、削 減 目 標 は 日 本 6% 、EU8% な
欧 州 の 排 出 権 取 引システムの 創 設 は ひ
ど 各 国 別 に 割り振られ 、中 国 や インドを
とつ の 成 果 だ が 、そ の 滑り出しは( 企 業
はじめとする開発途上国に削減義務は課
への )緩 や か な 排 出 枠の 設 定もあり、力
せられていない。この他、他国で余った排
不 足の感 がある。議 定 書の発 効 は 、ゴ ー
出 枠 や 他 国での排 出 削 減 量を「 排 出 権 」
ルではなく、気 候 変 動に対 する世 界 的な
として取 引し、自 国の排 出 枠に算 入でき
取り組 みのスタートである。各 国 政 府 は
る「 京 都メカニズム」を設けている。2001
真 摯 に そ の 仕 組 みを 活 用 せ ね ば ならな
年 には 温 室 効 果 ガスの 最 大 の 排 出 国 で
い」
という厳しい見方をしている( 2月16日
あり、削減目標7%を課せられていた米国
付 社 説 )。
が、そして2002年にはオーストラリア(「増
現 状 で は わが 国の 削 減 目 標 達 成 は 困
加を8% 以 内に抑 制 」が 目 標 )が「 途 上 国
難とも言われ、政府の施策や技術開発促
に削減義務を課さないのは、競争上不利」
進 の 必 要 性 、排 出 権 取 引 の 活 用 等 が 論
として 一 方 的 に 離 脱を 表 明した 。
じられ ている。果 たして 2012年 にわ が 国
排 出 権 取 引についてニューヨークタイ
ムズ 紙は「( 経済メカニズムを利 用 するこ
の地 名を冠した議 定書の目標達成を祝う
ことが できるだろうか 。
とで )全 体として 温 室 効 果ガスの 排 出を
2013年以降については、本年11月のカナ
抑える効 果 があることから、京 都 議 定 書
ダでの京都議定書 第1回締約国会 議で議
の革 新 的 な 特 徴のひとつである」と評 価
論が始まる。米国、中国、インドや途上国
している(2月 16日 付 )。ボストン・グロー
の参画が必須となることは論を俟たない。
ブ 紙 は「 排 出 権 取 引の採 用 はもともと米
8
とから歴 史 的 な 成 功 である」と高く評 価
住友商事 経済動向 2005.3
ブッシュ米 大 統 領 訪 欧
すべきである」
と主 張 する( 2月 25日 付 )。
ライス国務長官、ラムズフェルド国防長
米露 首脳 会談では、プーチン大 統領に
官 の 先 遣 隊 に 続き 、ブッシュ大 統 領 は 2
よる中央 集 権 化( 知事の任 命 制への移行
月 21日から24日まで欧 州を訪 問 、NATO・
等 )、ユ ーコス解 体 に 見られる法 の 支 配
EU首 脳 会 議 へ の 出 席 、欧 州 各 国 首 脳と
の不 透 明 性 、報 道 規 制 、チェチェンでの
の会 談など、2年前のイラク派兵を巡って
焦 土 作 戦 、グ ルジアやウクライナ への 干
生じた欧州との亀裂を修復すべく、
「和解
渉などの「民主化逆行」が問題視され、討
外 交 」を 展 開した 。
議されたとされるが 、プ ー チン 大 統 領 は
イラク問 題 について は NATO加 盟 国 全
「ロシア固有の問題」
として具 体的な譲歩
てから、イラク治 安 部 隊の訓 練 への協 力
はしなかった模 様で、共 同 声 明では対テ
や 資 金 拠 出 などの支 援を取り付けること
ロ協 力 が 柱となった 。
に成 功したものの 、イラン 核 開 発 問 題 で
フィナンシャルタイムズ 紙 は「ロシアの
は路 線の相 違( 英 独 仏は交 渉 主 導 、米は
WTO加 盟 の 希 望を 利 用して 法 の 支 配 の
圧 力 主 導 )は 埋まらず 、特 に平 行 線のま
定 着を要 請 す べきである」と提 案( 2月 24
ま終 わった EUの 中 国 向 け 武 器 禁 輸 解 禁
日 付 )、また 同 紙 は「 な ぜ 欧 州 は 民 主 国
及びロシアの民 主 化 問 題については 、米
家で ないロシアや 中 国を重 視 するのか 」
国メディアの 批 判を 惹 起している。
と疑 念を 表 明 する( 2月 25日 付 )。ニュー
中 国 向 け 武 器 禁 輸 は 1989年 の 天 安 門
ヨークタイムズ 紙は「2006年夏にロシアで
事 件を機 に始まったものだ が 、ウオ ー ル
予 定されているG8サミットの「 成 功 」を担
ストリートジャーナル 紙 は「 解 禁は、中 国
保に、各国は民主 化圧力を強めるべきで
の増強されつつある軍事力を一層強化し、
ある」
と提 案 する( 2月24日 付 )。英 国の調
米 国 、日 本 、台 湾の安 全 保 障を脅か す 。
査 機 関 は「ロシアの関 心の焦 点は 安 全 保
欧 州 は『 管 理 規 則 』を設けるというが 、こ
障とエネルギ ーであり、民 主 化は 中 心 課
れが 欺 瞞であることは 、現 在の禁 輸 下で
題で は ないが 、米 国 にとっては そ れらの
さえ、欧 州から中 国 向けの武 器 輸 出が 倍
関 心と価 値 観 が 相 互に関 連している。こ
増していることから明らかである。欧州は、
の立 場の相 違は 融 和しがたく、米 露 関 係
金 儲 けより、解 禁 の 帰 するところを 考 慮
の実 質 的 な 進 展 は 望み 薄である」と分 析
す べきである」と非 難している( 2月 23日
する。
付)。さらにニューヨークタイムズ紙は「中
わが国の安全保障にも影響する中国の
国の国有企業は子会社を通じて幾度も化
軍備増強に欧州はどう関わってくるのか、
学 兵 器の材 料 やミサイル 技 術をイランや
ロシアはG8のメンバーとしてふさわしい民
パキスタンに輸 出している。米 国 は 規 制
主国家であり続けるのか、要注目である。
を強 化し、これらの中 国 企 業を米 国 から
締め出し、米国産品や技術の入手を禁止
(2005年3月8日 石 塚 寛 二 )
9
住友商事 経済動向 2005.3
レポート
巨 象 インド
新 興 国であるブラジル、ロシア、インド、中
の追求を政策の中心に据え、社会主義的
国の4カ国は「BRICs」と呼ばれ、その経済
5ヵ年 計 画に基づき国 家 経 済を運 営 する
成 長のスピードと潜 在 成 長 力が世 界の注
ところにある。インド政 府は、主 要 産 業を
目を集めている。中でも、中 国とともに、国
始 めとする多くの分 野で 国 営・公 営 企 業
土と人 口 の 規 模 の 大きさで群を抜いてい
による独 占 的 な 管 理・運 営を行い 、民 間
るインドにスポットライトを当てる。
企 業を厳しい政 府 管理 下に置き、外 資の
参 入を 厳しく規 制した 。一 方 で 、小 規 模
−はじめに−
企業を保護し、富や経済力の集中を回避
新興国の中で、先頭を走る中国が経済
し、財 政 的助成による社 会的 弱者の支援
成長のスピードを武器に「世界の工 場」
と
や 地 域 間 格 差 の 解 消 に 重 点を 置いた 。
して注目される中、インドも着々と潜在成
この結果、資源の非効率的配分が生じ、
長 力を 発 揮し始 めている。
インドは 、文 化 面 で 日 本 にとり馴 染 み
経 済 合 理 性 や 国 際 競 争 力 が 低 下 すると
共 に 財 政 赤 字も拡 大していった 。
の 深い 国 であり、
「 独 自 の 歴 史と文 化 に
91年には、上記の構造的財政赤字体質
培 われた多 様 な 民 族・言 語・宗 教を有 す
に加え、同年初頭の湾岸戦争の影響で中
る南アジアの大 国 」として知られている。
東 地 域 の 出 稼ぎ 労 働 者 から本 国 への 海
同 国 は 、この数 年 間に、最 新の情 報 技 術
外 送 金が 激 減し、原 油 価 格の急 騰により
(IT)分 野 でのソフトウェア開 発 や 、ビジ
外 貨 支 払が 増 加 するなど、インド政 府の
ネス・プロセス・アウトソーシング( BPO)
経 常 収 支が 急 激に悪 化した。その結 果 、
のサ ービス供 給 国として頭 角を現し、経
外貨準備が急減し、対外債務支払に支障
済全体としても急成長ぶりを見せている。
を 来 た す 懸 念 が 高まった 。
本レポ ートでは 、まず 、インドの経 済と
また、世 界の情 勢 は 、改 革 開 放 路 線を
産 業 構 造 、次に、貿 易と投 資の面から二
進 める中 国 が 高 度 経 済 成 長を 続 ける一
国 間 関 係の現 状を概 観し、最 後に、中 国
方で 91年 12月に旧ソ連 が 崩 壊 するなど、
との比 較を交えながらインドの潜 在 成 長
インド政府が抜本的政策転換を断 行する
性を 検 証 する。
機 が 熟していたと言えるだろう。
(2)経 済 自 由 化 政 策
1.
インドの 経 済 政 策
(1)インドの 国 家 経 済 体 制
10
91年 6月に発 足したナラシマ・ラオ 政 権
は 、直ちに経 済 自 由 化 政 策を打ち出し、
インドは 、1947年 に 独 立 後 、議 会 制 民
近 代 化と生 産 性と国 際 競 争 力 向 上 に 向
主主 義に基づく共和 制の下、公共部門が
けた本格 的改革を開始した。改 革の骨子
民間部門と並んで大きな役割を果たす混
は 、国 営・公 営 企 業 による独 占 的 経 営・
合経済体制を選んだ。この体制の特徴は、
管 理 方 針 の 撤 回 、外 資 出 資 比 率 限 度 の
経 済 的 自 立と貧 困の 解 消 や 社 会 的 公 正
40%から51%への引き上げ、為替レートの
住友商事 経済動向 2005.3
切下げ、輸入関税の引き下げと輸出補助
また 、GDP総 額 が 増 大 するな か で 、鉱
金の 削 減 、所 得 税・法 人 税の 引き下 げ 、
工業分野のシェアは殆ど変化しておらず、
金 利の自 由 化 、借 入・貸 出 規 制の 緩 和 、
経 済のサ ービス化が 進んでいることを示
民 間 資 本 の 銀 行 部 門 参 入の 許 可 などか
している。
らなり、その後のインドの発展に大きく貢
献 する大 変 幅 広い 内 容 であった 。
( 図 表1)
農林水産業
21%
その他 21%
(3)足 許 の 経 済 情 勢
インドの
産業別GDP構成比率
2002年
合計:24兆7000億ルピー
本 年 2月 25日 にチダン バラン 財 務 相 が
発表した2004年度(04年4月∼05年3月)の
経済 成長率は6.9%となる見 込みだ。上期
の 少 雨の 影 響 で 農 業 部 門 が 低 迷し成 長
の 足を引っ張ることが 心 配されたが 、下
鉱工業
17%
金融・保険・
不動産業
13%
電気・ガス・水道
2%
サービス
(流通・運輸・通信)
20%
建設業 6%
( 出 所 )ADB
期には 、十 分 な 降 雨 量と、鉱 工 業 部 門と
サ ービス部 門の高 成 長( そ れ ぞ れ 7.8%と
8.9%)が 見 込まれ ている。
因に、03年度は8.5%という高いGDP成長
3.
インドの 貿 易
90年と02年を比較すると、IT分野でサー
ビス貿 易が急 拡 大したことが 数字 上 裏付
率を記 録した 。これ は 、02年 度 に干 ばつ
けられる。
で大きな打撃を受けた農 業部門が、03年
(1)財:金 額 が 3倍 近く増えているが 、
度には9.6%もの伸びを示した結果である。
特に目を引く構 造の変 化 は 見られない 。
8.5%という成 長 率 は 、91年の改 革 以 後に
( 図 表2参 照 )
達 成した最も高い 数 値だが 、依 然として
( 図 表2) インドの 貿 易 − 財
農 業 部 門がいかに大きな影 響をインド経
済 に 及 ぼ す かを 示 すものでもある。
2.
インドの 産 業 構 造
農林水産業は、02年において、インドの
輸出−財
1990
2002
産業分野
輸入−財
1990
2002
10億 構成 10億 構成 10億 構成 10億 構成
ドル 比% ドル 比% ドル 比% ドル 比%
食料・飲料
2.9
16
5.9
12
0.7
3
3.4
6
農産物
0.7
4
0.5
1
0.9
4
1.7
3
鉱物燃料
0.5
3
2.5
5
6.4
27
18.7
33
非鉄金属
0.9
5
2.0
4
1.9
8
2.8
5
GDPの21%を占める最大の産業である。
(図
化学品・機械・製品
12.8
71
36.9
75
12.0
51
29.4
52
表1参照)しかし、経 済 改 革 前の90年の統
その他
0.2
1
1.5
3
1.7
7
0.6
1
合 計
18.0
計では、農林水産業のシェアは28%であっ
たことから、12年間で7ポイント縮小してい
ることが 分る。
49.3
23.6
56.6
( 出 所 )World Development Indicators 2004
(2)サ ービス:サ ービス輸 出 が 大きく増
一方で、この間、サービスと金融・保険・
加しており、とりわけIT分野が目覚ましい
不 動 産 業 は 合 計 7ポイント( そ れ ぞ れ 3ポ
成 長を遂げたことが 確 認できる。
( 図 表3
イントと4ポ イント)増えている。
参照)
11
住友商事 経済動向 2005.3
( 図 表3) インドの 貿 易 −サ ービス
輸出−サービス
1990
産業分野
( 図 表5) インドの 主 要 輸 入 相 手 国
輸入−サービス
2002
1990
輸入相手国
2002
10億 構成 10億 構成 10億 構成 10億 構成
ドル 比% ドル 比% ドル 比% ドル 比%
輸送
1.0 20.8
2.5 10.3
3.4 57.5
2.5 13.7
観光
1.6 33.8
3.0 12.3
0.4
3.5 18.7
2.7
0.4
1.5
0.3
6.6
金融・保険など
コンピューター・
通信など
0.1
5.8
0.3
1.7
2.0 42.7
18.6 75.9
1.8 30.1
12.2 65.9
合 計
4.6
24.6
5.9
18.5
( 出 所 )World Development Indicators 2004
め、他 国をはるかに凌ぐ最 大の輸 出 相 手
国となっている。
( 図 表4参 照 )そ れと同
増減→
2002
百万ドル
2,635
171%
4,508
7%
−
−
4,226
7%
中国
31
9484%
2,940
5%
シンガポール
689
423%
2,914
5%
英国
1,664
175%
2,913
5%
ドイツ
1,836
137%
2,511
4%
日本
1,801
114%
2,056
3%
546
355%
1,937
3%
2%
米国
ベルギー
マレーシア
(3)輸 出 相 手 国の変 化:米 国が 22%を占
1990
百万ドル
オーストラリア
757
197%
1,489
サウジアラビア
1,475
95%
1,400
2%
輸入総額
23,991
270%
64,701
100%
( 出 所 )ADB
時に目を引くのが、インドから中国への輸
出 金 額 の 伸 び 率 である。そ れ は 100倍を
4.
インドの 対 内 直 接 投 資
はるかに超え、金 額でも日 本 向けを上 回
2003年(1月 ∼ 12月 )の認 可ベースの対
り、中 国 が インドにとり重 要 な 輸 出 相 手
内 直 接 投 資 額 は 前 年 比 45.8%減 の 604億
先としての位置付けを急速に強めている。
2,200万 ルピ ー で 、件 数も21.0%減 の 1533
件。これは経済開放直後の92年以来の低
( 図 表4) インドの 主 要 輸 出 相 手 国 い 投 資 水 準で 、2001年 以 来 3年 連 続で 減
輸出相手国
1990
百万ドル
増減→
2002
少している。米 国の同 時 多 発テロとその
百万ドル
後のアフガニスタンやイラク情 勢により、
米国
2,694
420%
11,318
22%
英国
1,109
230%
2,553
5%
香港
545
417%
2,272
4%
1,352
160%
2,164
4%
中国
18
11483%
2,067
4%
日本
1,656
115%
1,900
4%
UAE
455
406%
1,846
4%
ベルギー
−
−
1,514
3%
位を占める。累 積 投 資 件 数では 、圧 倒 的
にソフトウェア分 野が 多く、電 子 ・電 気 機
ドイツ
イタリア
499
272%
1,357
3%
フランス
422
259%
1,091
2%
輸出総額
17,813
284%
50,542
100%
( 出 所 )ADB
インドを含む 周 辺 地 域への投 資が 敬 遠さ
れた 影 響もあるだろう。
投 資 残 高で は 、通 信 、電 力 、石 油 精 製
など 、投 資 額 が 大きいインフラ案 件 が 上
器 、サ ービス、輸 送 機 器 、化 学 などがこ
れに続く。金 額・件 数 で 最 大の投 資 国 は
米 国 で 、英 国 、日 本 、オランダ など 欧 米
(4)輸入 相 手国の変化:輸出とは対 照的
に、特 定 国からの輸 入が 多いわけではな
いが 、ここでも中 国 からの 輸 入 が 急 増し
ている状 況 が 目を 引く。
( 図 表5参 照 )
12
諸国やNRI
(非居住インド人、Non-Resident
Indian)がこれ に 続く。
住友商事 経済動向 2005.3
5.
インドと中 国
−むすび −
アジアの2大 国であるインドと中 国 は 、
北インドを起 源とする仏 教が 日 本に伝
5ヵ年 計 画を策 定し国 家 主導で経 済発 展
来したという遠い 昔の 縁 にさかのぼるま
を目 指 す 点で共 通している。混 合 経済 体
でもなく、日 本とインドの 二 国 間 関 係 は
制のインドと社 会 主 義 体 制の中 国で 、何
深い 。日 本 からインドに対 する政 府 援 助
故 経 済 発 展のスピードに違いが 出るので
( ODA)金 額 は 4億 9,364万ドル( 2002年 実
あろうか 、本 年 2月のフィナンシャル ・タイ
績 )で 、インドにとり日 本 は 、経 済 協 力 開
ムズ 紙が 組んだ 特集「インドと中 国 、アジ
発機構(OECD)諸国の中で最大の支援国
アの 二 大 国 が 経 済 発 展 に向 け 歩 む そ れ
だ 。日 本 にとっても、インドは 、中 国 、イ
ぞれの道 」の中で 紹 介された両 国 比 較が
ンドネシアに次ぎ3番目に大きなODA供与
示 唆 に 富 んでいる。
( 図 表6参 照 )
国 である。
フィナンシャル ・タイムズ 紙 は 、中 国 が
インドは 、鉄 鉱 石・石 炭 など 世 界 有 数
開 発を進めることを通じて社 会 問 題を解
の資 源 国であり、農業 国である他 、ソフト
決しようとするのに対し、インドは社 会 問
ウェアの最先端技術開発力やサービス供
題を少 なくすることに重 点をおきな がら
給 力でも世 界に認められ 、2035年には 中
開 発を進 めようとするところが 根 本 的 に
国を抜き世界最大人口国として巨大な市
異 なる、と指 摘 する。
場となる大き な 潜 在 性を 秘 めた 国 だ 。
日 本 は 、世 界 第 2位 の 経 済 大 国 で 、技
( 図 表6) インドと中 国 の 比 較
術 先 進 国であると共 にGDPの7割 強を第
年
中国
インド
国民総所得に占める国民総貯蓄
2002
44%
21%
三次産業が占めるサービス大国であるが、
GDPに占める商品取引
2002
49%
21%
その一 方で 、カロリー 基 準の食 料 自 給 率
世界商品輸出に占める比率
2003
世界サービス輸出に占める比率
2003
5.8%
0.7%
世界第4位 世界第31位
2.60%
1.40%
世界第9位 世界第21位
が 4割の 食 料 輸 入 依 存 国 であり、少 子 高
平均関税率の引き下げ
2001
35.6%→2.8% 70.8%→28.4%
齢 化 など 、問 題も抱えている。今 後 、日
対内外国直接投資残高
2003
5,015億ドル 208億ドル
印 両 国 が 多 様 な 二 国 間 関 係を 結 ぶこと
対内外国直接投資額
2003
535億ドル
43億ドル
文盲率
2000
6%
35%
により、相 互 補 完 関 係を強 化していく意
1999-2000
98%
35%
義 は 大きいだろう。
初等教育率
インフラ投資実額対比
8 : 1
対GDP比インフラ投資対比
3 : 1
中 国を 昇 竜 にたとえるとす れ ば 、イン
民間投資−通信
1996-2002
130億ドル
92億ドル
ドは巨象であろうか。昇竜のスピードに目
民間投資−エネルギー
1996-2002
143億ドル
75億ドル
民間投資−運輸
1996-2002
159億ドル
23億ドル
を奪われ、巨 象の一 部をなでる程 度でよ
農業生産付加価値
1990-2002
3.9%/年
2.7%/年
く見 ずにいれば 、
「 群 盲 象をなでる」と言
サービス付加価値
8.8%/年
7.9%/年
うことわざ にある通り、後 に「 群 盲 」の 謗
産業付加価値
12.6%/年
6.0%/年
農業従事者率
1981-2001 68%→45% 67%→59%
財政赤字GDP比率
4%未満
( 出 所 )フィナンシャル・タイムズ 紙
りを 受 けることが 無いとは 言えまい 。
9%
( 2005年 3月 4日 三 田 村 聖 也 )
13
住友商事 経済動向 2005.3
インサイド・ワシントン
保守度、
リベラル度
昨 年の大 統 領 選 挙キャンペ ーンの際 、
員はリベラル 度 、保 守 度ともに50前 後の
共和党側は民主党のケリー候補に対し上
数 字になる議 員で 、代 表 格 はアリゾナ 州
院でもっともリベラルな 議 員というレッテ
のマケイン 議 員(リベラル 度48.3、保 守
ルを貼った。これは 過 去の投 票 行 動の記
度51.7)でかろうじて保 守 度 が 勝ってい
録 が ベ ースになっており、毎 年 す べての
る。共和党でもメイン州のスノウ議員のよ
上 下 院 議 員の投 票 歴 からリベラル 度・保
うにリベラル 度50.8、保 守 度49.2とリベ
守 度 が 割り出され ている。
ラル度の方が保守度より高い議員もいる。
ナショナ ル・ジャー ナ ル 誌 がまとめ た
逆に昨年の共和党大会で基調演説を行っ
2004年 度の投 票 歴が 最 近 公 表された。
たことで 有 名になった 民 主 党 でジョージ
ケリー 候 補は 大 統 領 選キャンペ ーンに時
ア州 のミラー 前 議 員 は 保 守 度(75.5、リ
間をとられたため 、十 分 な 投 票 歴 が 残っ
ベラル 度24.5)の 方 が はるか に 高い 。
ておらず 対 象 外となっている。同 誌の調
日経ビジネス編集委員の谷口氏は最近
査は 昨 年 上 院で 投 票が 行われた63の案
のコラムで 、アメリカのメディアのリベラ
件を経 済 、社 会 、外 交の3つの分 野に分
ル 度が 顕 著なことが 研 究 者の調 査により
け 、さらにそれ ぞれをもっともリベラル な
明らかになったと紹介している。この調査
案件から最も保守的な案件にまで分類し
は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の
た。その上でそれぞれの議員がどの案 件
グロウスクロウスとミズ ーリ大 学のミリョ
にどのような投票をしたかで議員のリベラ
ウという経 済 学 者 が 共 同 で 発 表した「 A
ル度、保守度を測る方法がとられている。
Measure of Media Bias」
(2003年9月 )で
2004年に3分 野 総 合でもっともリベラ
明らか にしたもので 、各 議 員の主 張につ
ル な 上 院 議 員 は 民 主 党 ハワイ州 選 出 の
いての各メディアの引 用 状 況と「アメリカ
ダ ニエ ル・アカカ議 員 で 総 合リベラル 度
ンズ・フォー・デ モクラティック・アクショ
は94.0だった。因みに昨 年ケリー 候 補と
ン(ADA)」
という民 間のリベラル 系 団 体
ともにリベラル 度 が 高いと引き合いに出
が発 表している議員の投票歴とを統 計的
されたマ サ チュー セッツ州のケネディ議
に処理して、メディアのリベラル度を説明
員 は4位 だった 。
している。そ れによれ ば 保 守 的とされる
一方最も保守度が高い議員はともに共
ウォールストリート・ジャーナルが 意 外に
和 党でオクラホマ州のニコルス議 員とワ
もニューヨーク・タイムズよりもリベラル
イオミング 州 のトーマス議 員 でともに保
度が高くなっているが、これはニュース報
守 度 が91.5
(リベラル 度8.5)だった 。
道 部 分だけでリベラル 度を測ったためと
共 和 党・民 主 党 両 党には穏 健 派または
中 道 派と呼 ば れる議 員 がいる。これら議
のこと。論 説・解 説を加えるとまた違った
結 果 に なることが 予 想される。
(3月1日 ワシントン事 務 所 鶴 見 邦 夫 )
14
住友商事 経済動向 2005.3
海外情報
モスクワ:正月休暇明けの大衆デモ
今 年の正 月 休 暇 は 、年 末ぎりぎりに法
プ ーチン政 権 は2期 目に入り中 央 集 権
制化された正月の新規休日とその他の振
強化による秩序ある安定社会が築かれつ
替休 日で異例の10日もの連休となり1月
つあり、マクロ経 済 についても好 調 な エ
11日 が 実 質 的 仕 事 始 めとなった 。
ネルギー資源輸出からの外 貨収 入により
その仕 事 始めの当 日 前後からロシア全
外 貨 準 備 高 が 対 外 債 務 残 高 額を 超え 、
土89行政 区のうち70区で主 要道 路 交 通
IMF借 入 金の 期 限 到 来 前 償 還も行 わ れ
妨害を含む史上初めてといわれる広範囲
ている。しかし、今回の事態でロシアの構
な大 衆デモが 起きた。参 加したのは年 金
造 的 な 問 題 が 広く認 識されるようになっ
生 活 者 、国 民 英 雄 章を 受 け た 戦 争 功 労
た。まず 、経 済 格 差の大 幅 な 拡 大による
者 、退 役 軍 人 , 障 害 者 達 だ 。原 因 は 、ソ
不平等感と生活苦に我慢を重ねてきた人々
連 時 代 やその後のエリツィン時 代に給 与
のぎりぎりの 気 持ちを 政 権 側トップ が 把
未払い等の混乱に対し救済策として導入
握 できず 、新たな 政 策をうまく導 入 でき
された交 通 機 関 、住 宅 光 熱ガス、医 薬 品
てい ないと人 々 が 認 識していることであ
などに関 する特 典 、無 償 供 与を撤 廃 する
る。加えて、国 内で 資 源を持てる豊 か な
法案が1月1日から実施されたことにある。
地域とそうでない地域の格差が地方政府
競 争 力ある市 場 経 済 体 質 に向 け て 社 会
の対 応 力として現 れ 、事 態を複 雑 化させ
主 義 的 無 償 特 典の 早 期 廃 止を決 めた 政
るという広い 国 土 での 行 政の 難しさも露
府に対し、特典 撤廃に代わる今 回の現金
になった 。
支 払い方 式による支 給 額が 足りないとす
これを契 機に、最 近 特に明 確になって
る人 々の怒りが 爆 発したわけだ 。因みに
きた 国 家 主 導 型 の 政 治 経 済 運 営 につい
特 典を 持 つロシア人 は 全 人 口 の4分の 1
て 政 権 側を 批 判 する動きが 活 発 化 する
にあたる3500万 人 。政 府の財 政 負 担が
可 能 性 が でてこよう。しかし当 地 での 現
相 当 大きいことも事 実 だ 。
状を見る限り、この広い 国 土の行 政 には
「プーチンは要らない」
という大統領 名
徹底した秩序ある体 制作りの完成が先決
指しの非 難プラカードが 学生 含む 大衆デ
とみる。政 権 側には今 回の大 衆デモを大
モで 現 れたことも、そして 直 近の世 論 調
きな 試 練として、社 会 主 義 時 代のいわば
査のようにプーチン大統領の支持率が70
負の遺産の処理を慎重かつ首尾よく終え、
%から40%に急 落したことも初めてだ 。
国 際 競 争に耐える本 格 的な国づくりに邁
今 回の 事 態を受 け て 最 終 的 には 連 邦 政
進してほしい 。
府と地 方 政 府で110億ドルもの予 算 措 置
がとられることになったが 、これは 、過 去
(CIS支 配 人 島 津 嘉 彦 )
に 例 の 無い 政 権 側 の 譲 歩 だ 。
15
住友商事 経済動向 2005.3
国内・海外経済指標
国内主要経済指標
生 産 動 向
賃金・労働・企業倒産
製 品
稼働率
機 械
建 設
公 共
新 設
全 国
勤労者
所定外
動向
2000年=100
在庫率
指 数
受 注
工 事
工 事
住 宅
百貨店
家計消費
労 働
指 数
(製造業)
(民 需)
受 注
請 負
着 工
販売額
支 出
時間数
(民 間)
金 額
(年 率)
前年比
(実 質)
前年比
千 戸
%
前年比%
%
(一 致)
指 数
前年比 2000年=1002000年=100
(S A)
(暦年)
個 人 消 費
鉱工業生産
指数
(年度)
設備・住宅投資
景気
%
(S A)
(S A)
前年比% 前年比% 前年比%
国 内 総 生 産 企 業
名 目
実質GDP
完 全
倒 産
GDP
成 長 率
失業率
件 数
金 額
%
件
兆 円
前期比
前期比
%
年率%
2001年度
17.8
90.9
-9.2
111.4
90.7
-12.6
-7.5
-7.8
1,173
-3.3
-1.3
-11.3
5.2
19,565
501.0
-1.1
−
2002年度
81.1
93.3
2.7
99.3
95.1
-3.7
-7.9
-7.2
1,145
-2.7
-0.4
10.6
5.4
18,587
497.2
0.8
−
2003年度
71.6
96.2
3.6
96.7
98.4
8.2
5.8
-13.7
1,174
-2.5
0.2
9.2
5.1
15,466
501.3
2.0
−
2002年
70.8
92.1
-1.2
101.9
93.5
-12.0
-10.7
-8.1
1,152
-2.7
-0.3
3.1
5.4
19,087
497.9
-0.3
−
2003年
76.1
95.1
3.2
97.9
97.4
10.7
3.3
-12.4
1,159
-2.8
-1.1
10.4
5.2
16,255
497.5
1.4
−
2004年
57.6
100.1
5.6
95.4
101.8
4.4
10.0
-14.0
1,189
-2.8
1.6
8.2
4.7
13,679
504.6
2.6
−
2004年第1四半期
71.2
98.7
6.8
93.7
100.1
1.8
1.4
-18.8
1,196
-0.9
3.2
10.9
4.9
3,669
507.4
1.4
5.8
2004年第2四半期
71.2
101.3
7.4
95.1
102.3
11.9
17.1
-10.4
1,164
-2.9
3.7
11.5
4.6
3,403
504.2
-0.2
-0.8
2004年第3四半期
54.6
100.6
6.4
97.0
102.3
3.8
16.1
-12.4
1,223
-3.4
0.9
8.2
4.8
3,310
503.3
-0.3
-1.1
2004年第4四半期
33.3
100.0
1.8
95.9
102.3
1.1
8.2
-15.2
1,175
-3.8
-1.4
2.8
4.6
3,297
503.4
-0.1
-0.5
2004年
2月
72.7
97.2
6.7
95.3
98.5
9.3
-5.2
-10.5
1,169
2.3
7.0
10.9
5.0
1,159
3月
50.0
97.8
8.3
94.0
98.9
0.2
4.3
-22.7
1,197
-4.1
-0.6
11.4
4.7
1,329
製造業
非製造業
4月
50.0
101.2
8.7
95.0
102.0
16.9
27.4
-8.8
1,131
-0.8
7.0
11.7
4.7
1,236
前年比%
前年比%
5月
72.7
102.0
4.6
96.9
103.3
8.8
-3.3
-23.2
1,171
-2.1
5.8
10.9
4.6
1,089 2001年度
-42.5
-1.3
6月
90.9
100.7
8.9
93.4
101.7
10.4
27.0
-2.2
1,191
-5.7
-1.5
11.9
4.6
1,078 2002年度
32.8
-4.6
7月
81.8
100.7
5.9
95.4
102.2
0.3
8.4
-20.6
1,233
-1.3
3.1
8.7
4.9
1,123 2003年度
18.4
15.9
8月
45.5
100.8
9.7
97.5
102.6
5.4
16.2
-2.6
1,188
-5.2
-0.3
8.3
4.8
1,097
2002年
2.3
-2.4
9月
36.4
100.4
4.1
98.2
102.1
5.0
20.3
-11.4
1,247
-4.5
0.0
7.5
4.6
1,090
2003年
20.4
7.9
10月
10.0
99.1
-0.8
96.9
102.1
-9.9
6.2
-22.4
1,187
-3.5
0.0
4.5
4.6
1,124
2004年
−
−
11月
60.0
100.8
4.5
96.5
103.4
15.1
4.8
-4.2
1,152
-5.4
-0.8
2.8
4.6
1,064 2004年 I
25.1
24.3
12月
30.0
100.0
1.8
94.2
101.4
-0.9
12.4
-14.6
1,185
-2.8
-3.3
1.1
4.5
1,109
II
37.8
31.8
1月
−
102.1
1.1
95.7
−
−
30.5
-12.6
1,302
0.9
2.6
0.0
4.5
1,022
III
35.6
39.3
2月
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
IV
−
−
2005年
(注)
・在庫率指数は、在庫数量÷出荷数量
・機械受注は船舶・電力を除く民需
・企業倒産件数は、東京商工リサーチ調べ
国 際 収 支 ( I M F ベース )
国内企業物価指数
日 経
原 油
長 期
マネー
日 経
2000年=100
2000年=100
商 品
価 格
金 利
サプライ
平 均
為 替
貿 易
レート
収 支
前年比
指数
%
(暦年)
金 融 ・ 為 替
消費者物価
指数
(出典)財務省、総務省、経済産業省他
■問い合わせ先:㈱住友商事総合研究所 情報調査部 経済調査グループTel.03-5166-3180
物 価 ・ 商 品 市 況 (年度)
・(SA)は季節調整値
企業業績(経常利益)
価 格
(WTI
10年物
M2+CD
株 価
前年比
指 数
先物)
国 債
前年比
(225種)
%
70年=100
$/B
%
%
円
貿易・
経 常
資 本
サービス
収 支
収 支
収 支
円/$
貿 易 (通 関 実 績)
輸 入
数 量
輸 出
輸 入
製 品
準備高
金 額
金 額
輸 入
指 数
指 数
比 率
前年比
前年比
%
%
%
(期 末)
10億円・NSA
輸 出
数 量
外 貨
10億ドル
10億円 ・NSA
2001年度
98.9
-1.0
97.1
-2.5
101.2
26.3
1.4
3.1
11,439
125.1
8,992
3,857
11,913
-8,440
401.5
48,593
41,509
59.2
-9.2
2002年度
98.3
-0.6
95.5
-1.7
108.9
31.0
0.7
2.9
9,582
121.9
11,591
6,361
13,387
-5,049
496.2
52,727
43,067
58.6
10.6
-4.4
5.5
2003年度
98.1
-0.2
95.0
-0.5
119.7
35.8
1.4
1.6
9,944
113.0
13,299
9,605
17,297
20,538
826.6
56,061
44,833
59.7
6.3
7.4
2002年
98.4
-0.9
95.7
-2.1
105.5
31.2
0.9
3.3
10,120
125.3
11,733
6,469
14,140
-8,478
469.7
52,109
42,228
59.7
8.0
2.0
2003年
98.1
-0.3
94.9
-0.8
111.3
32.5
1.4
1.7
9,304
115.9
12,260
8,355
15,767
7,734
673.5
54,548
44,362
58.9
4.9
7.1
2004年
98.1
0.0
96.1
1.2
126.9
43.5
1.4
1.9
11,166
108.2
14,311
10,157
18,591
1,491
844.5
61,182
49,177
58.5
10.6
7.0
2004年第1四半期
97.8
-0.1
95.3
0.1
119.7
35.8
1.4
1.7
10,989
107.2
3,555
2,759
5,069
11,426
826.6
14,485
11,460
59.8
13.1
9.0
2004年第2四半期
98.0
-0.3
95.8
1.0
122.9
37.1
1.8
1.9
11,509
109.7
3,743
2,612
4,542
-3,824
818.0
15,120
11,970
58.6
13.9
6.6
2004年第3四半期
98.1
-0.1
96.5
1.7
126.2
49.6
1.4
1.9
11,152
109.9
3,562
2,514
4,823
-4,036
831.0
15,554
12,615
58.0
11.6
6.6
2004年第4四半期
98.5
0.5
96.6
1.9
126.9
43.5
1.4
2.0
11,016
105.9
3,451
2,272
4,157
-2,076
844.5
16,023
13,133
57.6
4.4
5.8
2004年
2005年
2月
97.7
0.0
95.3
0.0
116.8
36.2
1.2
1.7
10,632
106.6
1,548
1,317
2,149
2,081
776.9
4,768
3,367
58.4
12.0
3.1
3月
97.9
-0.1
95.5
0.2
119.7
35.8
1.4
1.7
11,441
108.6
1,341
1,131
1,842
3,694
826.6
5,442
4,319
61.2
14.2
17.6
4月
97.9
-0.4
95.7
0.6
119.8
37.4
1.5
1.9
11,961
107.3
1,267
758
1,547
-2,197
815.0
5,107
4,030
57.8
13.2
10.2
5月
98.0
-0.5
95.7
0.9
122.8
39.9
1.5
2.0
11,038
112.4
1,136
875
1,712
-1,310
816.8
4,724
3,793
58.8
10.5
-0.3
6月
98.2
0.0
96.0
1.5
122.9
37.1
1.8
1.7
11,528
109.5
1,340
979
1,283
-316
818.0
5,289
4,146
59.1
17.9
10.0
7月
97.9
-0.1
96.4
1.6
123.5
43.8
1.9
1.8
11,389
109.4
1,364
925
1,637
-1,250
819.2
5,308
4,174
57.7
11.8
3.7
8月
98.0
-0.2
96.5
1.7
125.1
42.1
1.5
1.8
10,989
110.4
782
530
1,441
-1,874
828.0
4,783
4,210
57.0
11.0
13.1
3.7
9月
98.3
0.0
96.6
1.8
126.2
49.6
1.4
2.0
11,079
110.0
1,416
1,059
1,745
-911
831.0
5,463
4,231
59.4
11.9
10月
98.8
0.5
96.6
2.0
126.3
51.8
1.5
2.0
11,013
108.9
1,393
816
1,337
-655
837.9
5,472
4,318
58.7
5.2
0.6
11月
98.6
0.8
96.7
2.0
127.0
49.1
1.4
2.0
10,973
104.9
753
457
1,204
-1,415
840.1
5,156
4,557
57.9
5.4
14.6
12月
98.1
0.2
96.6
1.8
126.9
43.5
1.4
2.0
11,061
103.8
1,305
999
1,616
-5
844.5
5,395
4,258
56.3
2.8
2.7
1月
97.6
-0.1
96.3
1.3
126.1
48.2
1.3
2.0
11,395
103.2
−
−
−
−
841.0
4,412
4,216
58.0
-3.1
2.5
2月
−
−
−
−
−
51.8
−
−
11,545
104.9
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(注) ・為替レートはインターバンク・直物中心・月中平均
・マネーサプライは平均残高
16
・日経商品価格指数(70年=100)は、月末値。四半期、年度はその平均値。
・国際収支・通関実績は、季節未調整値(NSA値)
・原油価格は期近物の月末値
住友商事 経済動向 2005.3
海外主要経済指標
生 産
鉱工業生産(前年比%)
米 国
英 国
ドイツ
物 価
消費者物価指数(前年比%)
日 本
フランス
米 国
英 国
ドイツ
雇 用
失 業 率(%)
日 本
フランス
米 国
英 国
ドイツ
世 界 の G D P
日 本
フランス
名目金額
実質成長率
(US10億ドル)
(前年比%)
02年
03年
1999年
4.4
1.2
1.4
2.3
4.2
2.2
1.6
0.6
0.5
-0.3
4.2
4.1
10.5
10.8
4.7
日 本
4,301.0
-0.3
2.4
−
2000年
4.3
1.9
4.4
4.1
1.1
3.4
2.9
1.5
1.7
-0.7
4.0
3.6
9.6
9.5
4.7
米 国
11,004.0
1.9
3.0
4.4
1.6
03年
04年
2001年
-3.6
-1.6
-0.8
1.1
-1.5
2.8
1.8
2.0
1.6
-0.7
4.8
3.2
9.4
8.7
5.0
ドイツ
2,403.2
0.1
-0.1
2002年
-0.3
-2.5
-1.3
-1.5
-1.2
1.6
1.6
1.4
1.9
-0.9
5.8
3.1
9.8
9.0
5.4
イギリス
1,798.6
1.8
2.2
3.1
2003年
0.0
-0.2
0.1
-0.4
3.2
2.3
2.9
1.0
2.1
-0.3
6.0
3.0
10.5
9.7
5.2
フランス
1,746.7
1.1
0.5
2.3
1.1
4.1
0.3
3.6
1.7
5.6
2.7
3.0
1.7
2.1
0.0
5.5
2.8
10.6
9.9
4.7
イタリア
1,468.3
0.4
0.4
2004年第1四半期
2004年
2.8
0.2
3.0
0.6
6.8
1.8
2.6
1.0
1.8
-0.1
5.7
2.9
10.3
9.8
4.9
カナダ
866.9
3.4
2.0
−
2004年第2四半期
5.0
1.7
4.6
2.8
7.4
2.9
2.8
1.8
2.4
-0.3
5.6
2.8
10.5
9.8
4.6
中 国
1,409.9
8.3
9.3
9.5
2004年第3四半期
4.6
0.0
3.8
2.0
6.4
2.7
3.1
1.9
2.3
-0.1
5.4
2.7
10.6
9.9
4.8
韓 国
605.0
7.0
3.1
−
2004年第4四半期
4.1
-0.5
2.8
1.6
1.8
3.3
3.4
2.0
2.1
0.5
5.4
2.7
10.8
9.9
4.6
台 湾
286.1
3.5
3.3
−
2004年2月
3.1
-0.5
1.3
0.7
6.7
1.7
2.5
0.9
1.8
0.0
5.6
2.9
10.3
9.8
5.0
香 港
158.5
2.3
3.3
−
2004年3月
3.2
0.4
8.6
1.4
8.3
1.7
2.6
1.1
1.7
-0.1
5.7
2.8
10.4
9.8
4.7
シンガポール
91.3
2.2
1.1
8.1
2004年4月
4.7
1.7
2.5
0.8
8.7
2.3
2.5
1.6
2.1
-0.4
5.5
2.8
10.5
9.8
4.7
タ イ
143.2
5.4
6.8
−
2004年5月
5.4
2.0
0.7
3.6
4.6
3.1
2.8
2.0
2.6
-0.5
5.6
2.8
10.5
9.8
4.6
インドネシア
187.7
4.3
4.5
−
2004年6月
4.7
1.4
10.7
4.1
8.9
3.3
3.0
1.7
2.4
0.0
5.6
2.7
10.5
9.9
4.6
マレーシア
103.2
4.1
5.3
7.1
2004年7月
4.8
0.6
-0.4
2.2
5.9
3.0
3.0
1.8
2.3
-0.1
5.5
2.7
10.6
9.8
4.9 フィリピン
80.4
3.1
4.7
6.1
2004年8月
5.0
-0.2
8.3
0.7
9.7
2.7
3.2
2.0
2.4
-0.2
5.4
2.7
10.6
9.9
4.8
ベトナム
39.0
7.0
7.2
−
2004年9月
4.0
-0.5
4.3
2.9
4.1
2.5
3.1
1.8
2.1
0.0
5.4
2.7
10.7
9.9
4.6
インド
591.5
4.0
8.2
−
2004年10月
4.5
-1.5
-0.5
0.8
-0.8
3.2
3.3
2.0
2.1
0.5
5.5
2.7
10.7
9.9
4.6
メキシコ
626.1
0.7
1.3
−
2004年11月
3.6
-0.2
4.2
1.8
4.5
3.5
3.4
1.8
2.0
0.8
5.4
2.7
10.8
9.9
4.6
ブラジル
492.3
1.9
-0.2
5.2
2004年12月
4.2
0.3
4.8
2.1
1.8
3.3
3.5
2.1
2.1
0.2
5.4
2.7
10.8
9.9
4.5
チ リ
72.1
2.1
3.3
−
2005年1月
4.0
-
-
-
1.1
3.0
3.2
1.6
1.6
-0.1
5.2
2.6
11.4
10.0
4.5
アルゼンチン
129.7
-10.9
8.7
−
2005年2月
-
-
-
-
−
-
-
1.8
-
−
-
-
11.7
-
−
ロシア
433.5
4.7
7.3
−
(注)
(出典)IMF、経済産業省、各国統計他
・米失業率は軍人を除くベース
■問い合わせ先:㈱住友商事総合研究所 情報調査部 経済調査グループTel.03-5166-3180
・英失業率は学校新卒者を除く
公 定 歩 合(%、期末値)
為替相場
対ドルレート(平均相場)
米 国
英 国
EU
韓 国
台 湾
英 国
日 本
EU
貿 易 収 支(10億ドル)
日 本
米 国
英 国
ドイツ
フランス
日 本
韓 国
中 国
ユーロ
ポンド
ユーロ
ウォン
NTドル
円
1999年
0.62
0.95
1,188.6
32.3
113.9
5.50
5.50
3.00
0.50
1999年
-328.8
-44.2
68.6
22.1
107.7
23.9
29.2
2000年
0.66
1.09
1,130.9
31.2
107.8
6.50
6.00
4.75
0.50
2000年
-436.1
-46.0
54.2
-3.9
99.6
11.8
24.1
2001年
0.69
1.12
1,291.2
33.8
121.5
1.75
4.00
3.25
0.10
2001年
-411.9
-47.9
85.3
2.3
54.4
9.3
22.6
2002年
0.67
1.06
1,251.4
34.6
125.3
1.25
4.00
2.75
0.10
2002年
-468.3
-51.3
119.1
9.4
79.3
10.3
30.4
2003年
0.61
0.88
1,191.7
34.4
115.9
1.00
3.75
2.00
0.10
2003年
-532.4
-76.0
147.3
4.4
87.9
15.0
25.5
2004年
0.55
0.80
1,145.5
33.4
108.2
2.25
4.75
2.00
0.10
2004年
−
31.0
31.9
2004年第1四半期
0.54
0.81
1,171.8
33.3
107.2
1.00
4.00
2.00
0.10
−
−
−
111.1
外 貨 準 備 高(10億ドル、期末値)
2004年第2四半期
0.55
0.83
1,162.4
33.3
109.7
1.25
4.50
2.00
0.10
2004年第3四半期
0.55
0.82
1,154.7
33.9
109.9
1.75
4.75
2.00
0.10
2004年第4四半期
0.54
0.76
1,093.1
32.9
105.9
2.25
4.75
2.00
0.10
2002年
39.4
51.2
28.3
469.7
121.4
161.7
286.4
2004年2月
0.54
0.80
1,166.3
33.2
106.6
1.00
4.00
2.00
0.10
2003年
41.9
50.7
30.2
673.5
155.4
206.6
403.3
2004年3月
0.55
0.81
1,166.0
33.2
108.6
|
|
|
|
2004年
−
−
−
844.5
199.1
241.7
2004年4月
0.55
0.83
1,152.2
33.0
107.3
|
↓
|
|
2004年5月
0.56
0.82
1,176.5
33.4
112.4
↓
4.25
|
|
2004年6月
0.55
0.82
1,158.6
33.5
109.5
1.25
4.50
|
|
2002年
82.3
38.9
34.2
31.0
16.4
66.7
37.7
2004年7月
0.54
0.83
1,158.2
33.8
109.4
↓
↓
|
|
2003年
96.3
42.1
44.5
35.0
16.3
91.7
49.1
2004年8月
0.55
0.82
1,157.6
34.0
110.4
1.50
4.75
|
|
2004年
−
−
−
2004年9月
0.56
0.81
1,148.3
33.9
110.0
1.75
|
|
|
−
−
−
−
実 質 経 済 成 長 率(前期比年率%)
2004年10月
0.55
0.79
1,141.7
33.8
108.9
↓
|
|
|
2004年11月
0.54
0.75
1,086.7
32.7
104.9
2.20
|
|
|
2004年12月
0.52
0.74
1,050.8
32.2
103.8
2.25
|
|
|
2003年
3.0
2.2
-0.1
0.5
3.1
3.3
1.4
2005年1月
0.53
0.77
1,038.2
31.9
103.2
↓
|
|
|
2004年
4.4
3.1
1.6
2.3
−
−
2.6
2005年2月
0.53
0.75
1,022.1
31.5
104.9
2.50
↓
↓
↓
4.5
3.3
4.0
3.8
3.0
3.5
1.8
3.0
1.7
1.7
0.4
-
2.6
2.6
-0.1
-
3.0
2.6
2.6
-
6.7
7.9
5.3
-
5.8
-0.8
-1.1
-0.5
(注) ・為替レートは、日本は東京インターバンク、他はNY市場相場。ユーロエリアは期末値。
・公定歩合は各期末値、米はFF金利、英は市場貸出金利、ユーロエリアはECBの主要リファイナンシング・オペレート
・米・英・独・仏・日の経済成長率は前期比年率、韓国・台湾は前年同期比
英 国
ドイツ
シンガ
ポール
米 国
2004
I
II
III
IV
タ イ
英 国
フランス
マレー
シア
日 本
インド
ネシア
ド イ ツ フランス
韓 国
台 湾
フィリ
ピン
中 国
インド
韓 国
台 湾
(前年比)
(前年比)
609.9
ブラジル
日 本
(2005年3月3日 斉 藤 陽 子 )
17
今月の焦点
★ OPEC定 例 総 会(イラン・イスファハン、3月 16日 )
原 油 価 格 の 高 止まりが 続き 、世 界 経 済 へ の 影 響 が 懸 念される中 、OPEC定 例 総 会 で は 、春 以 降 の 需 要
低 下を 見 込んだ 生 産 枠( 現 状 日 量 2,700万 バレ ル −イラク除く)の 引き 下 げと目 標 価 格 帯の 引き 上 げ が 実
施されるか 否 か が 注 目される。
2005年3月∼5月のスケジュール
3月
3月 1日 ∼ 2日
○ 中 東 和 平 国 際 会 議(ロンドン )
3月 3日 ∼ 4日
○ WTO非 公 式 閣 僚 会 議( ケニア)
3月 5日
○ 第 10回 全 国 人 民 代 表 大 会( 北 京 )
3月 7日 ∼ 8日
○フィリピン 支 援 国 会 議(フィリピン・ダ バ オ )
3月 10日 ∼ 11日
○ ASEAN・EU閣 僚 会 議(ジャカル タ)
3月 14日 ∼ 4月 22日
○ 国 連 人 権 委 員 会(ジュネ ーブ )
3月 15日
○ 日 本 サウジアラビア・ビジ ネス会 議( 東 京 )
3月 16日
★OPEC定 例 総 会(イラン・イスファハン )
3月 21日 ∼ 22日
○アラブ サミット(アルジェリア、アルジェ)
3月 22日
○ 米 国FOMC
3月 22日 ∼ 23日 ○EU首 脳 会 議(ブラッセル )
3月 25日
○ 愛 知 万 国 博 覧 会 開 幕( ∼ 9月 25日 )
3月 31日
○ジン バブ エ 議 会 選 挙
月内
○ ベトナ ム 共 産 党 中 央 委 員 会 総 会( ハノイ)
4月 1日
4月
4月 10日 ∼ 12日
4月 14日 ∼ 15日
4月 16日 ∼ 17日
4月 15日 ∼ 30日
4月 21日 ∼ 22日
4月 22日 ∼ 24日
月内
5月
5月 3日
5月 3日 ∼ 4日
月内
○ 日 本メキシコ経 済 連 携 協 定( EPA)発 効
○ ペ イオフ凍 結 全 面 解 除( 日 本 )
○ 個 人 情 報 保 護 法 施 行( 日 本 )
○ 米 州 開 発 銀 行(IDB)年 次 総 会( 沖 縄 )
○ 日 韓 経 済 人 会 議(ソウル )
○IMF・世 銀 春 季 定 例 総 会(ワシントン )
○ 広 州 輸 出 商 品 交 易 会( 広 州 )
○アジア・アフリカ首 脳 会 議(ジャカルタ)
○ ボアオ・アジアフォーラム 会 合( 中 国・海 南 )
○アフガ ニ スタン 議 会 選 挙
○ ハワード・豪 州 首 相 訪 日
○ 米 国FOMC
○OECD閣 僚 理 事 会( パリ)
○英国総選挙
○ ル ーラ・ブラジ ル 大 統 領 訪 日
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