Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート サイトレポート Daikin America, Inc. 2015 年度 所在地 米国 アラバマ州 ディケーター市 敷地面積 445,200m2 設立 1992 年 1 月 従業員数 387 人 主要製品 フッ素樹脂、フッ素化学品 ISO14001 認証取得 1997 年 10 月 ISO9001 認証取得 2003 年 6 月 グリーンハートファクトリー認証取得 グリーンハートファクトリー認証 2012 年 12 月 RC14001 認証取得 2006 年 12 月 【環境】環境負荷低減の主な取り組み事例 ■溶剤による温室効果ガスの排出削減 2015 年度は、温室効果ガス排出削減に向けた 2 つ のプロジェクトに取り組みました。1 つ目は、重合開始剤 の製造工程で使用される溶剤を低 GWP の新しい溶剤 に変更。2 つ目は、大気中に高 GWP 溶剤が排出され るのを減らすために、回収工程に活性炭塔を追加しまし た。 ■省エネ機器の導入 ダイキンアメリカ社のメンテナンスチームは、電気モーターや照明を交換する必要がある場合、高効率のものやエ ネルギー効率の高いものを導入しています。 ■水使用量の削減 節水のため、事務所のトイレに、センサーによって自動で洗浄水が流れる高効率なフラッシュバルブ(洗浄 弁)を設置しました。 ■廃棄物の削減とリサイクル ダイキンアメリカ社は工場内で発生するスクラップ金属部品を分別しリサイクルを継続しています。 2015 年度は、木製パレットのリサイクルに重点を置きました。また、廃棄物を処理施設に運搬するためのバッ グを、同じ廃棄物の運搬に再利用しました。 -1- Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート また、事務所内でシュレッダーにかけた用紙を、処理会社に委託して紙製品にリサイクルしています。 さらに 2 つの部門で、ペットボトルやアルミニウム缶を分別するためのリサイクル回収箱を設置しました。 【環境】環境コミュニケーション事例 ■地域コミュニティとのコミュニケーション ダイキンアメリカ社では、年 2 回、ネイバーズ・ナイトと呼ばれるイベント を催しています。近隣住民、近隣会社、地元行政職員などを工場に 招待し、食事や賞品でもてなすとともに、工場で実施している安全活 動と環境活動を報告します。 2015 年度も継続して開催しています。 【環境】緊急事態への対応 ■緊急時のための訓練 現場での緊急時模擬訓練を2015年度も実施しました。この訓練に はディケーター市消防・救助局も参加しています。 右の写真は、入槽作業時の事故を想定した救助訓練の様子です。 -2- Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート 【環境】環境パフォーマンスデータ ■エネルギー起因 CO2 排出量 ■CO2 以外の温室効果ガス排出量 ■廃棄物・再資源化物発生量 ■水使用量 ■VOC 排出量 【人材】従業員に対する人材育成 -3- Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート ■理念に関する研修「ブートキャンプ」 ダイキンアメリカ社では、全従業員を対象に、「ブートキャンプ」と称するダイキン グループの理念に関する研修を 2012 年に開始しました。これまでディケーター 工場とオレンジバーグオフィスのおよそ半分の従業員が、ブートキャンプを受講し ています。 2015 年には、ダイキンアメリカ社のグループ会社であるグッドマン社、アメリカ ン・エアフィルター・インターナショナル社、クライテック社、ダイキンアプライドアメリカ ズ社の代表が、ブートキャンプに参加しました。前年に引き続き、ダイキンアメリカ 社の従業員への研修を続けるとともに、グループ会社で同様のプログラムを実施 していきます。 【人材】多様性の確保 ■機会均等と人権尊重 ダイキンアメリカ社では、多様な人材の継続的な活用をめざしています。機会 均等雇用主として、人の地位や立場にかかわらず、すべての人に均等に機会を 提供しています。 また、同僚を尊重する職場環境づくりに焦点を置いた教育を、全従業員に 対して毎年行っています。 【人材】労働安全衛生の取り組み ■安全に関する他社との協働 ダイキンアメリカ社は、アメリカ労働安全衛生局が事業所における安全衛生マ ネジメントシステムの確立を促進する制度である自主的保護プログラムを支援 する地域リーダーを務めています。従業員のマイケル・ペリーは、このプログラムを 行う他工場を支援しており、その大きな貢献が認められています。 ■整理整頓活動 作業場所の整理整頓、およびその維持活動である 5S(整理整頓活動)に全従業員が参画しています。 毎年、最も優れた 5S に取り組んだグループを表彰しています。 -4- Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート ■安全に関する研修 ニアミス報告、5-Why根本原因の分析(なぜなぜ分析)、ヒヤリハット、安全 監査などの積極的な研修を実施しています。 【品質・CS】品質向上の取り組み ■お客様とのパートナーシップ 2015 年度は、顧客のニーズを知り要求に応じた改善をしていくために、主要顧客との品質のパートナーシップ づくりに注力しました。顧客と強い信頼関係を構築し、貴重なパートナーと共に互いの事業発展のため、顧客が 抱える課題や問題を軽減し、生産力を高め、製品品質の向上に取り組んでいます。 【社会貢献】環境保全活動 ■廃棄物リサイクルのボランティア ダイキンアメリカ社は、毎月実施されるディケーター市の化学物質収集日を、資 金的に支援しています。収集日には地元住民が不要になった塗料、化学物質、 オイル、蛍光灯などを回収に出すことができ、適正に廃棄されるか、資源として再 利用されます。毎年 3 月、従業員ボランティアはこの活動を手伝っています。 【社会貢献】教育活動への支援 ■インターンシップ ダイキンアメリカ社は、アラバマ州の大学 2 校と提携し、エンジニアリング共同プロ グラム(インターンシップ)を実施しています。2015 年はエンジニアリングを学ぶ学 生 7 名がプログラムに参加しました。 ■大学生への奨学金 ダイキンアメリカ社では毎年 8 名の学生に奨学金を付与し、学生が希望する大学の学費や教科書を提供して います。 -5- Daikin America, Inc. 2015 年度サイトレポート ■高校生のホームステイプログラム 「ダイキンホームステイプログラム」は、地元モーガン郡の高校生が 10 日間、大阪 でダイキン工業の従業員家族と暮らし、日本の生活や文化を体験し学ぶ機会を 提供しています。 ■高校生の工場見学 ダイキンアメリカ社は現場教育として研究開発センターで地元の高校生を受け入れています。 【社会貢献】その他の地域貢献 ■地域住民が参加するダイキンフェスティバル 毎年、地域住民の方々2万人と一緒に日本文化を共有するダイキンフェスティ バルを開催しています。また、ダイキンアメリカ社が支援しているドラゴンボートレース に参加し、地元病院のための募金をしています。 そのほか、ダイキンアメリカ社の従業員ボランティアがDay of Caringの一環とし てホスピス患者のために庭仕事の手伝いを行っています。 ダイキンフェスティバル さらに、クリスマスやイースターといった祝日のお祝いをお手伝いするために、ダイキ ンアメリカ社の従業員が地元の障がい者グル―プ向けに定期的なパーティを主催し ています。 ドラゴンボートレース ■チャリティーゴルフトーナメントの実施 毎年チャリティーゴルフトーナメントではダイキンとサプライヤがスポンサーとして参 加しています。スポンサーによって集められた募金はモーガン郡の非営利団体ユナイ テッドウェイに寄付されます。2015 年のトーナメントでは、30,8000 ドルがユナイテ ッドウェイ傘下の 30 の慈善団体に寄付されました。 ■女性の活躍を支援 ダイキンアメリカ社の従業員は女性の指導力を発展させる慈善団体「ガールフレンド・ガラ」を支援しています。 -6-
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