プレスリリース 2013 年 11 月 21 日 各 位 株式会社電通国際情報サービス ISID、JF(漁業協同組合)グループの自己査定支援システムをクラウドで刷新 ~全国統一の共同利用型システムを「BANK・R on CLOUDiS」で構築、 インターネット経由でセキュアな利用環境を実現~ 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)は、JF(漁業協同 組合)グループの自己査定支援システムを、地域金融機関向け基幹業務クラウドサービス「BANK・R on CLOUDiS (バンクアール・オン・クラウディス)」の「自己査定」および「顧客情報管理」システムにより構築し、2013 年 10 月よ り稼働を開始したことを発表します。 本システムは、全国の JF グループが共同で利用するシステムです。各 JF のデータの独立性を担保しつつ、イン ターネット経由で低コストかつセキュアにアクセスできる環境を実現し、JF グループにおける自己査定業務の効率 化・高度化に貢献しています。 ■背景■ JF グループは、全国約 980 の JF と、各都道府県の JF 連合会などを主な会員とする協同組合組織です。組合 員である漁業者の経営・生活の向上、漁村地域の発展、安心・安全な水産物の供給を目的に、販売、購買、信用、 共済、指導などの各種事業を行っています。そのうち信用事業においては、全国約 170 の JF や信用漁業協同組 合連合会(信漁連)等が、「JF マリンバンク」の名称で漁業者や漁村地域向けに各種制度融資をはじめとする金融 サービスを提供しています。 本システムは、漁業者等に向けた円滑な金融機能の維持と事業の健全性確保のため、全国の JF マリンバンク における自己査定業務の一層の厳格化と効率化、ならびにシステム運用負荷低減を目的として、これまで各 JF が個別に構築・運用してきた自己査定システムに代わる、JF グループの全国統一システムとして導入されました。 ■JF グループにおける「BANK・R on CLOUDiS」の活用イメージと特徴■ <図:JF グループにおける「BANK・R on CLOUDiS」活用イメージ> 1 (1) 全国統一のシステムをインターネット経由でセキュアに展開 新システムは、自己査定業務に必要な機能を網羅した全国統一の仕組みを、全国の JF グループが共同で利 用できます。SSL による暗号化技術やクライアント認証キーによる認証強化などを用いてセキュアな環境を保 ちつつ、インターネット経由でアクセスできるため、各 JF が大きな負担なく導入することが可能です。さらに、ク ラウド上の同一サーバー内に複数の利用環境を区切るマルチインスタンス対応により、データの独立性も確 保しています。 (2) 実績豊富なパッケージサービスにより、独自の業務要件にも対応 「BANK・R on CLOUDiS」は、約 80 の地域金融機関に採用されている融資・営業支援システム「BANK・R」のク ラウド版サービスです。豊富なパッケージ機能に加え、金融機関ごとの個別要件にも柔軟に対応できるのが 特徴です。本システムの導入に際しても、JF 関連特有の勘定科目に準拠した財務諸表に対応したほか、経済 事業債権の取り扱い等、これまで各 JF が個別に作業していた業務の効率化・自動化に対応し、事務効率の 大幅な改善や信用リスク管理のさらなる高度化を図っています。 (3) クラウド活用でユーザーの運用負荷とコストを低減 「BANK・R on CLOUDiS」のインフラには、金融機関の業務システムに求められる高度な信頼性と可用性を備 えた ISID 独自のクラウドサービス基盤「CLOUDiS/IaaS」を採用しており、耐障害性のさらなる強化とともに、ハ ードウエア維持管理・更改に伴う運用負荷やコストの削減を実現します。また導入後のシステム運用支援サ ービスを併せて提供することにより、法制度改定対応やバージョンアップ適用といった、ユーザーの運用負荷 を低減します。 今後、信用事業を実施していない JF にも本システムの利用を順次拡大し、JF グループにおける信用リスク管理 のさらなる高度化を図ることで、漁業者・漁村地域への各種サービスをさらに推進していく計画です。 ISID は、地域金融機関における信用リスク管理の高度化や的確な経営判断を支援する IT ソリューションの提供 を通じて、今後も地域経済の発展に寄与してまいります。 【製品・サービスに関するお問い合わせ先】 株式会社電通国際情報サービス 金融ソリューション事業部 金融事業戦略部 TEL:03-6713-7007 【本リリースに関するお問い合わせ先】 株式会社電通国際情報サービス 経営企画室 広報担当 李 TEL:03-6713-6100 2 E-Mail:[email protected] E-Mail:[email protected] <ご参考資料> JF グループと JF マリンバンク について JF グループは、浜に密着した活動をしている全国約 980 の JF(漁業協同組合)と、各都道府県の JF 連合会、全国組織である JF 全 漁連等で構成される協同組合組織です。組合員である漁業者の経営・生活の向上、漁村地域の発展、安心・安全な水産物の供給を 目的に、販売、購買、信用、共済、指導の各種事業を行っています。JF マリンバンクは、JF グループのうち、貯金や貸出などの信用 事業を行う漁協や信漁連等で構成されるグループの総称です。漁業メインバンクとして、漁村地域に密着した金融サービスを全国的 に展開しています。 ・JF グループ(JF 全漁連) Web サイト:http://www.zengyoren.or.jp/ ・JF マリンバンク Web サイト:http://www.jfmbk.org/ BANK・R と BANK・R on CLOUDiS について 「BANK・R」は、地域金融機関における 3 つの業務エリア(営業支援・審査支援・経営支援)を共通プラットフォーム上でシームレスに融 合した統合顧客マネジメントソリューションです。顧客中心型のシステム設計が、地域密着型金融の推進に取り組む多くの地域金融 機関に支持され、現在約 80 の金融機関で採用されています。「BANK・R on CLOUDiS」は、「BANK・R」の特長をそのままに、クラウド 環境上で提供することにより、システムの導入費用を抑制し、短期導入を可能とするとともに、運用負荷を低減するサービスです。 http://www.isid.co.jp/solution/bankr.html <電通国際情報サービス(ISID) 会社概要> 社名 代表者 本社 U R L 設立 資本金 連結従業員 連結売上額 事業内容 : : : : : : : : : 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID) 代表取締役社長 釜井 節生 東京都港区港南 2-17-1 http://www.isid.co.jp 1975 年 81 億 8,050 万円 2,295 人(2013 年 3 月 31 日現在) 727 億 6,400 万円(2013 年 3 月期) 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・ 開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジ ョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人 事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っており ます。 * 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 3
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