PDF(324KB) - 日本ロボット工業会

平成28年度
事
業
計
画
書
自
平成28年 4月
1日
至
平成29年 3月31日
平成28年 5月25日
一般社団法人 日本ロボット工業会
平成28年度
事業計画
1.平成28年度事業項目
(1)運営(政策)関係
1) 企画
① 補助金、受託費の交付要望
②「平成 29 年度税制改正要望」のとりまとめ
③「一般社団法人日本ロボット工業会正会員従業員功労表彰」の実施
2) 国際交流事業
① 海外との技術・情報交流の促進
・国際ロボット連盟(IFR)の活動を通じた国際交流
・海外のロボット展開催等への参加
3) 広報
① 機関誌「ロボット」の編集発行
②「実装ニュース」の編集発行
③ ホームページの運用
④ メールマガジンの配信
(2)業務関係事業
1) 事業
① JARA テクノフォーラムの開催
② JISSO PROTEC 2016 の開催及び JISSO PROTEC 2017 の開催準備
・MDC(Market Data Convention)/BBS(Booking Backlog Statistics)
③ Japan Robot Week 2016 の開催
④ 2017 国際ロボット展の開催準備
⑤ 産学連携による課題解決型 RT イノベーション支援補助事業(2/3)
⑥ 産学連携の促進に向けた活動
2) 調査・統計
① 受注・生産・出荷統計調査
② ロボット産業動向調査
3) 利用促進
① 税制による利用促進
② 平成 28 年度中小企業経営支援等対策費補助金「ロボット導入実証事業」
③ ロボット革命イニシアティブ協議会「ロボット利活用推進 WG」を通じた利用
促進
4) 市場振興対策
① 組立ロボット
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② 電子部品実装ロボット
③ 入出荷ロボット
④ サービスロボット
(3)技術振興事業
1) 技術調査・研究開発
① ロボットの技術的問題に関する調査研究
② ロボット介護機器開発・導入促進事業(基準策定・評価事業)(4/5)
③ 次世代ロボット中核技術開発/次世代ロボット素材など要素技術の調査研究
2) 標準化
① RT ミドルウェアの国際標準化に関するフォローアップ
② サービスロボットに関する試験方法の国際標準化(3/3)
③ 生活支援ロボットの非接触センシング技術に関する国際標準化(2/3)
④ 次世代ロボット中核技術開発/IoT 時代に対応した ORiN3 の戦略及び仕様作成
3) エンジニアリングの振興
① システムエンジニアリング部会
(4)建築鉄骨溶接ロボット型式認証
建築鉄骨溶接ロボットの型式認証
(5)ORiN 協議会
ORiN の普及、仕様の維持・発展、ソフトウェアの管理
(6) 建設ロボット振興事業
① 第 33 回国際建設ロボットシンポジウム(ISARC 2016)への参加支援
(平成 28 年 7 月 18 日~21 日:米国・オーバーン市)
② 第 16 回建設ロボットシンポジウム(SCR)の開催
(平成 28 年 8 月 31 日~9 月 2 日:中央大学後楽園キャンパス)
③ 第 17 回建設ロボットシンポジウム(SCR)の開催準備
(7)エンタテイメントロボットフォーラム
エンタテイメントロボット技術者の交流、情報共有、広報活動。
(8)ロボットサービスイニシアチブ
ロボットによる情報サービス提供などのロボットサービスに関する技術検討や
普及活動。
(9)ロボットビジネス推進協議会
次世代型ロボットの市場創成、事業化を目標にした産学官連携による社会環境
整備や普及活動。
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2.主要事業計画の内容
(1) 運営(政策)関係
ロボット業界発展のために、基本政策・基本計画の策定等を行うほか、理事会に
付議する案件の事前審議、金融税制上の施策立案や政府等への要望を行うほか、正
会員従業員功労表彰、国際交流、広報等の活動を行う。
1) 企画
①補助金、受託費の交付要望
各委員会の提案に基づき、平成 29 年度補助金及び受託費の交付要望を行う。
②「平成 29 年度税制要望改正」のとりまとめ
平成 29 年度税制改正にあたり、平成 28 年度同様、当業界の要望をまとめる
とともに、政府等へ要望を行う。
③「一般社団法人日本ロボット工業会正会員従業員功労表彰」の実施
「一般社団法人日本ロボット工業会正会員従業員功労表彰」について、平成
28 年度に第 4 回の募集(正会員より表彰対象者の推薦)とその選考を行い、平
成 29 年度総会の場において表彰する。
2)国際交流事業
国際ロボット連盟(International Federation of Robotics :IFR)を通じた国
際交流や海外での展示会等を通じたビジネス及び情報交流、海外動向調査等の活動
を行う。
① 海外との技術・情報交流の促進
A. 国際ロボット連盟(IFR)の活動を通じた国際交流
国際ロボット連盟(IFR)主催の会議への参加を通じ、各国工業会・協会と
の交流等を行う。
B. 海外のロボット展開催への参加
ドイツ・ミュンヘン市で「Automatica 2016」(平成 28 年 6 月))、中国・
上海市で「2016 China International Robot Show(CIROS)」(平成 28 年 7
月)」及び台湾・台北市でロボット展「2016 Taiwan Automation Intelligence
and Robot Show (TAIROS)」(平成 28 年 8 月)、そして韓国・ソウル市で
「RobotWorld 2016」
(平成 28 年 10 月)のロボット関連展示会がそれぞれ開
催されることから、それら展示会の視察とともに、情報収集、国際交流を行
う。
3) 広報
ロボット及び応用システムについての広報に関する活動を行う。
① 機関誌「ロボット」の編集発行
機関誌「ロボット」
(230~235 号)の編集発行を行う。
② 実装ニュース」の編集発行
「実装ニュース」(Vol.16 No.1~4)の編集発行を行う。
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③ ホームページの運用
会員内外に対して幅広くロボット関係の情報をホームページに掲示し、効率
的なサービスの提供とその運用を行う。
④ メールマガジンの配信
会員向け情報サービスとして、メールマガジンを配信する。主な配信内容は、
最新ニュース(各種イベント、プレスリリース、新刊・公募情報等)、お知ら
せ(HP の主な変更点、事務局便り等)、イベント情報(展示会の出展募集及び
開催案内、セミナー/シンポジウム/フォーラムの参加募集等)とする。
(2)業務関係 事業
ロボット及びロボットシステムに関する各種事業や統計調査、市場調査、および
利用促進を図るための各種利用促進制度の運用、用途別ロボットの諸問題等につい
て検討を行う。
1) 事業
① JARA テクノフォーラムの開催
工場見学と講演をあわせたフォーラムの開催を年3回実施する。
② JISSO PROTEC 2016 の開催、および JISSO PROTEC 2017 の開催準備
JISSO PROTEC 2016 を以下の予定で「JPCA Show 2016/ラージエレクトロニク
スショー2016/WIRE Japan Show 2016/2016 マイクロエレクトロニクスショー」
と同時開催する。
名 称:JISSO PROTEC 2016 第 18 回実装プロセステクノロジー展
会 期:平成 28(2016)年 6 月 1 日(水)~ 3 日(金)
会 場:東京ビッグサイト 東 2~5 ホール
主 催:(一社)日本ロボット工業会(JARA)
本部事務局:(一社)日本電子回路工業会(JPCA)
運営事務局:㈱JTB コミュニケーションデザイン
また、同時開催事業を以下の通り開催する。
A. PROTEC セミナー2016
本セミナーは、特別講演と出展者セミナーより構成。特別講演は、電子
情報技術及び関連技術の専門家により 2 日間で 2 件の講演が行われる。出
展者セミナーは、最新の実装プロセス技術に関する発表を行う。
B. 生産データ・コンベンション (Market Data Convention)
実装プロセス設備に関する世界統計を実施しており、この統計に関する
総会を JISSO PROTEC 2016 に合わせて開催する。
さらに JISSO PROTEC 2017 を平成 29(2017)年 6 月 7 日(水)~9 日(金)、
東京ビッグサイトにて開催するにあたりその開催準備を行う。
③ Japan Robot Week 2016 の開催
従来、国際ロボット展の裏年に開催していた「Japan Robot Week」につい
ては、複数のロボット関連イベントの構成展を総称していたこともあり、主
催者は設定されておらず、「Japan Robot Week 」全体の運営を日刊工業新聞
社が担っていた。そのため、「Japan Robot Week 」としての後援や共催を各
省や関係団体に依頼するうえでの煩雑さがあった。
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このようなことから、本年開催の「Japan Robot Week 2016」からは、これ
まで本展の運営にあたっていた日刊工業新聞社とともに、当工業会が主催先
となりその開催にあたることとなった。
本展ではサービスロボットを中心とした出展対象のもと、前回開催(2014
年)にもましてその規模を拡大しての開催を企図するほか、会期中は、「第 7
回ロボット大賞」(授与式と合同展示等)や大学・研究機関などの企画展示等
も行い、商談と技術交流を促進する。
主
催:(一社)日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
会
期:平成 28(2016)年 10 月 19 日(水)~21 日(金)
会
場:東京ビッグサイト・東 3 ホール
④ 2017 国際ロボット展の開催準備
2017 国際ロボット展を平成 29(2017)年 11 月 29 日(水)~12 月 2 日(土)の 4
日間、東京ビッグサイトで開催するにあたり、28 年度はその開催準備を行う。
主
催:(一社)日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
開催時期:平成 29(2017)年 11 月 29 日(水)~12 月 2 日(土)(予定)
開催場所:東京ビッグサイト 東館
⑤ 産学連携による課題解決型RTイノベーション支援補助事業(2/3)
(補助事業-(公財)JKA)
本「産学連携による課題解決型 RT イノベーション支援補助」事業では、大
学及び公設研究機関が有する RT シーズの民間に橋渡しする場の提供を行うと
ともに、産業界の視点や知見を基礎研究での取組にフィードバックするため
のマッチング、さらには産学共創に繋がるネットワークの形成を通じたイノ
ベーション支援を行うことで、ロボットイノベーションの加速化による冒頭
での社会的課題解決に資するものである。
本事業では、3 カ年事業の 2 年度目として以下の事業を実施する。
1)RT シーズ公開の場を提供:大学及び公設研究機関に対しロボットに係わる
展示会の場
全国の大学及び公設研究機関に対し出展公募(上記の課題に沿った分野で
社会実装を企図するもの)
→
審査・採択
→
展示・実演
展示の場は、2016 年 10 月 19 日(水)~21 日(金)に東京ビッグサイトで開催
する「Japan Robot Week2016」において、特別企画「RT 交流プラザ」とし
て RT シーズの展示と実演及びマッチング活動を実施する。
2)ネットワークの形成
産学連携を進めるにあたっての学界側である各機関の産学連携部門等の
コンタクト先の調査を 27 年度同様行い、その補足に努める。
⑥ 産学連携の促進に向けた活動
(一社)日本ロボット学会との共同委員会のもとで、既述の「産学連携によ
る課題解決型 RT イノベーション支援補助事業」での活動に加え、当会の HP
にある「研究室紹介」のロボット関係研究機関について、27 年度に引き続き
そのデータベースの見直しとともに、上記「産学連携による課題解決型 RT イ
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ノベーション支援補助事業」で収集する産学連携部門の収集結果を公表し、
産学連携促進のための一助とする。
また、平成 28 年度事業として新たに「産学連携交流会(仮称)」の開催を企
図する。本交流会は、会員企業に参加を募り、ロボット研究に熱心な大学の
産学連携部門を通じて各研究室の見学とともに意見交換を行う場の設定を行
い、産学連携の足掛かりとする。なお、平成 28 年度は2回の開催を予定する。
2) 調査・統計
ロボットおよびロボットシステムの受注・生産・出荷に関する統計調査、利用
技術調査等の活動を行う。
①受注・生産・出荷統計調査
正会員および・賛助(法人)会員のロボットメーカ(輸入企業含む)に対し、
月別の受注、生産、出荷実績(台数および金額)について調査を行い、集計後そ
の結果報告を行う。
また、期別の集計結果については、調査・統計部会名でプレス発表を行う。
②ロボット産業需給動向調査
平成 27 年度同様に会員外のロボットメ-カを含めた事業所に対し、産業用ロ
ボット及びサービスロボットについてのアンケ-ト調査を実施し、「ロボット産
業受給動向 2016」としてまとめる。
3) 利用促進
ロボットの利用促進に関わる政策的な優遇制度(税制、融資および貸付制度)
についての運用、PR に努める。
①税制による利用促進
A. 生産性向上設備投資促進税制による利用促進
我が国国内において、質の高い設備の投資を促進することで事業者の生産性
向上を図り、もって我が国経済の発展を図ることを狙いとする「生産性向上設
備投資促進税制(中小企業投資促進税制の上乗せ措置を含む)が平成 26 年 1 月
20 日より適用となった。
本税制の対象要件は、以下の通りである。
a.最新モデル:最新モデルとは、各メーカの中で、下記のいずれかのモデ
ルをいう。
イ.一定期間内(機械装置は10年以内)に販売が開始されたもので、最も
新しいモデル
ロ.販売開始年度が取得等をする年度及びその前年度であるモデル
b.生産性向上:生産性向上の指標については、「生産効率」、「精度」、
「エネルギー効率」等を要件とし、年平均1%以上向上していること
c.最低取得価額以上:ロボットなどの機械装置の場合、単品160万円以上
また、税制措置は以下の通りとなっている。
d.適用期間:平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日*
e.内容:特別償却と税額控除(機械装置は 5%)の何れかの選択制であるが、
平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日の期間は特別償却(50%)と税額
控除(4%)の選択制に変更となる。
・特別償却:普通の償却費用にプラスして、50%の特別償却の計上が可能と
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なり、当期の税負担を軽減。
・税額控除:ロボット装置などの取得価額の 4%を支払うべき税金の額か
ら控除(税額控除額は、当期の法人税額の 20%が上限)
当工業会は、「先端設備」における「ロボット及び電子部品実装設備」の証
明書発行団体となっており、製造業者等からの申請に基づいて要件確認し、当
該証明書発行する業務を行う。これにより、本制度を通じたロボット関連設備
の普及を行う。
B. 中小企業投資促進税制による利用促進
「産業競争力強化法」の成立に伴い、中小企業投資促進税制の 3 年間延長に
加え、その上乗せ措置の適用期間が平成 26 年 1 月 20 日から平成 29 年 3 月 31
日までとなった。
上乗せ制度は、機械装置等の対象設備を取得や製作等をした場合に、取得価
額の 30%の特別償却又は 7%の税額控除(※税額控除は、個人事業主、資本金
3,000 万円以下法人が対象)が選択適用できるもの。
また、生産性の向上に資する設備を取得や製作等をした場合については、
(a)
特別償却割合 30%を即時償却に、(b)個人事業主、資本金 3,000 万円以下法人
について税額控除割合を 7%から 10%に、(c)資本金 3,000 万円超 1 億円以下
法人に 7%の税額控除を適用することとした上乗せ措置が利用できる。
② 平成 28 年度中小企業経営支援等対策費補助金「ロボット導入実証事業」
経済産業省では、平成 26 年度補正の「ロボット導入実証事業」に続き、平成
28 年度予算で「ロボット導入実証事業」(23 億円)を実施する。
当会は 27 年度同様、本事業の補助金交付執行団体の公募に応募し、採択され
たことで、以下の事業に取り組むこととする。
A.間接補助事業
・ロボット導入実証事業
・ロボット導入 FS 事業
B.業務管理事業
業務管理事業として、
・公募による間接補助事業の実施
・多様な業界から応募を集めるための広報
・全国各地での説明会の実施
・サービス分野におけるロボット導入実証を促進するためのニーズ等調査
・ロボット導入実証に係るユーザ、システムインテグレータ、メーカのマッ
チング支援
・ロボット活用についてのルールの適用に関する事業者へのコンサルティン
グ
・採択事業におけるロボット導入効果の検証と分析
・ロボット導入実証の成果に対する PR 活動
・その他の本事業によるロボット活用促進の効果を高めるための取組の実施
③ ロボット革命イニシアティブ協議会「ロボット利活用推進WG」を通じた利用促進
平成 27 年度同様、ロボット革命イニシアティブ協議会「ロボット利活用推
進 WG」の事務局を担当することを通じ、ロボットの普及促進に努めることとす
る。
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a) 各分野で、ロボットの活用を期待する事業者等の要望をサプライヤーにつ
なぐ仕組みの具体化・実現
ア.データベースの継続的構築、イ.マッチング人材育成(コーディネータ、ア
ドバイザー等の発掘・育成)、ウ.マッチングの仕組みについて検討
b) 都道府県レベルでのロボット事業支援機関の創設
ロボット事業支援機関創設に向けた働きかけを行う。
c) ロボット活用の裾野拡大
中小企業へのロボット拡大策、教材としての中古ロボットの確保手段や課
題について検討する。
d) ロボットの普及を促す環境整備(ロボットバリアフリー社会の実現)
継続的規制改革要望案の抽出・検討を行う。
e) 情報の非対称性の解消/認識の共有化
潜在ユーザを始め、ロボットメーカや SIer 等にとっての有益な情報(ベス
トプラクティス事例)の収集・公表に努める。
4) 市場振興対策
ロボットおよびロボットシステムの市場振興に係わる諸問題について、以下の
各分科会においてそれぞれの課題について検討を行う。
① 組立ロボット
組立ロボットの構造別統計(期別)を実施する。
② 電子部品実装ロボット
MDC(Market Data Convention/BBS(Booking Backlog Statistics)を実施
する。
③ 入出荷ロボット
物流センターや物流システムの導入現場等を見学し、質疑応答を行う。
④ サービスロボット
A. 日 韓 サ ー ビ ス ロ ボ ッ ト ワ ー ク シ ョ ッ プ
「日韓サービスロボットワークショップ」の開催については、韓国・KINTEX
において本年 10 月 12 日(水)~15 日(土)にかけてロボット展「ROBOTWORLD
2016」が開催されることから、同展の会期中に実施するかどうかを同協会と
協議を行う。
B.日仏産業協力に係わる件
フランス・パリ市において本年 5 月 24 日(火)~26 日(木)にかけ、ロボット
展「Innorobo 2016」が開催されるのに併せ、当分科会では会員等に対して
同展への出展勧誘等の働きかけを行う
(3) 技術振興事業
ロボットやロボットシステムの技術向上のための調査・研究開発、及び標準化推
進、並びにロボットシステム導入のためのエンジニアリング振興などの事業を行い、
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ロボット技術の向上・振興を目指す。
1) 技術調査
ロボットの技術動向調査、研究開発調査等の技術調査を行う。
① ロボットの技術的問題に関する調査研究
ロボットに係る技術的諸問題について調査研究を行う。具体的には、ロボッ
ト技術検討部会等において業界として横断的に取り組むべき技術課題等につい
て調査、検討を行う。
② ロボット介護機器開発・導入促進事業(基準策定・評価事業)に関する委託
業務(4/5)
(受託事業-(国研)日本医療研究開発機構)
介護従事者の負担軽減の観点から、介護現場においてロボット技術の活用が
強く期待されている一方で、ロボット介護機器の分野は、市場性が見えない、
開発に特別の配慮が必要、ユーザの声が開発者に届きにくいという状況が、開
発・製品化を妨げていると考えられる。
これらの障害を克服するため、経済産業省と日本医療研究開発機構は、①現
場のニーズを踏まえて重点分野を特定(ニーズ指向)、②ステージゲート方式
で使い易さ向上とコスト低減を加速(安価に)、③現場に導入するための公的
支援・制度面の手当て(大量に)をコンセプトとし、平成25年度より、「ロボ
ット介護機器開発・導入促進事業」を実施している。
本プロジェクトでは、10機関*との共同研究により実施し、当会では、各重点
分野のロボット介護機器について、従来の福祉用具(車椅子、介護リフト、介
護ベッド 等)に関する標準化の取り組みを参考にしながら、JIS等での標準化
についての検討を行う。
また、本事業に関する研究成果や開発状況(安全評価手法や倫理指針など)
の情報提示を行うと共に介護関係者、高齢者やその家族、ロボットメーカ等に
向けた情報発信、広報を行う。
A.移乗支援(装着型)、見守り支援(施設、在宅)の標準化推進
B.広報活動
*(国研)産業技術総合研究所、(一財)日本自動車研究所、(独)労働者健康安全機構 労働
安全衛生総合研究所、名古屋大学、(一社)日本福祉用具評価センター、(一財)日本品質
保証機構、愛知医科大学、(株)アプライドビジョンシステムズ、日本福祉用具・生活支援
用具協会、(一社)日本ロボット工業会
③ 次世代ロボット中核技術開発/次世代ロボット素材など要素技術の調査研究
(受託事業-㈱エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所)
システム分野、エレメント分野、マテリアル分野の委員からなる委員会にお
いて、次世代ロボットに必要な材料・要素技術に関してロボット側のニーズの
具体化と関連技術とのマッチングについての検討を行い、現在研究段階のもの
も含め既存技術の評価及び既存技術では不足している技術課題の明確を行う。
それらの中の有力課題に関しては、具体的可能性調査及び技術開発・ロード
マップ立案を行い、先導研究への可能性について検討を実施する。
(ここでは、システム分野とはロボット・産業機械、エレメント分野とは機械部材・電
子部品・機能部材、マテリアル分野とは材料、複合材料、機能デバイスとする。
)
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2) 標準化
ロボットの ISO 国内審議団体業務、内外の標準化調査、JIS 原案作成など標準化
推進のための事業を行う。
① RT ミドルウェアの国際標準化に関するフォローアップ
ロボットの ISO 国内審議団体業務、内外の標準化調査、JIS 原案作成など標準
化推進のための事業を行う。
② サービスロボットに関する試験方法の国際標準化(3/3)
(受託事業-㈱三菱総合研究所)
日本が NEDO の生活支援ロボット実用化プロジェクトの成果に基づき提案した
サービスロボットの試験方法について、着実に国際標準化を進めると共に、英
国が提案した ISO13482 のガイダンスの規格化の際に、日本に不利な内容になら
ないよう、日本コメントを積極的に提出、主張する。また、サービスロボット
の安全性に密接に関係する用語、性能及びモジュラリティ、医療ロボット安全
性、産業用ロボット安全性等の国際標準化活動についても、積極的に参加、提
案を行い、ISO 規格の内容が日本のロボット産業育成のために不利にならないよ
うに対応する。
③ 生活支援ロボットの非接触センシング技術に関する国際標準化(2/3)
(補助事業-経済産業省)
現在、ISO/TC184/SC2/WG7 で ISO13482 のそれぞれの安全要求事項に対応した
試験方法を TR(ロボットとロボティックデバイス―生活支援ロボットのための
安全関連の試験方法)として日本主導でまとめつつある。この中に、生活支援
ロボットでも特に移動するものにおいて、安全構築上非常に重要である、対人
運動検知性能試験方法及び屋外使用のための路面検出性能試験方法を我が国主
導で追加提案していくために、実証試験を行い、試験方法を開発すると共に規
格案のとりまとめを行う。
④ 次世代ロボット中核技術開発/IoT 時代に対応した ORiN3 の戦略及び仕様
作成
(受託事業-(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構)
ORiN は平成 11 年度 NEDO「新規産業支援型国際標準開発事業」に採択され研
究が開始されたプロジェクトであり、既に 10 年以上の実績が存在し、製品化さ
れた ORiN2 は、1 万ライセンス(有償のみ)を発行する我が国が世界に誇るべき
製造業における様々なアプリケーションソフトウェアの標準プラットフォーム
である。
現状 ORiN は大きなアドバンテージを有しているが、デファクトスタンダード
の地位を占めるには至っておらず、他国との競争に敗れれば、日本の製造業は
大きなチャンスを逸することとなるので、ORiN が今後の激しい国際競争の中で
より多くの顧客を獲得しデファクトスタンダードの地位を確固たるものとでき
るようにするために、現状の ORiN2 を改良し ORiN3 を開発する必要がある。
ORiN3 がデファクトスタンダードの地位を占めるためには①IoT 社会の要求す
る幅広い規格・プロトコルへの対応②つながる世界におけるセキュリティの確
保③製造業の枠を超えた第 1 次・第 3 次産業への展開④各国で展開されている
標準化団体・アライアンスの動向の把握と対応が必要である。
本研究調査ではこのための ORiN3 戦略の詳細な検討及び上記4要求を満たす
ORiN3 の仕様作成を行う。
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3) エンジニアリングの振興
ロボットシステム導入支援のために、エンジニアリングの諸問題の検討を行う。
また、工業会会員へのエンジニアリング企業の更なる取り込みに向け、具体的
検討を行う。
① システムエンジニアリング部会
工業会会員へのエンジニアリング企業の更なる取り込みに向けて、システムイ
ンテグレータの組織化の問題点について検討すると共に、エンジニアリング企業
の抱えている問題、生産設備産業全体に必要な技術や情報などについても検討を
行う。
また、エンジニアリング企業に有用な各種情報の展開のために、部会主催の講
演会を企画開催する。
(4) 建築鉄骨溶接ロボット型式認証
建築鉄骨製作分野において急速に普及し、多くの実績のある建築鉄骨溶接ロボッ
トにより健全な溶接部を得ることを目的として、平成 28(2016)年度は昨年度に引き
続き、新規型式及び、更新型式(3 年毎)の認証を行う。
(5) ORiN 協議会
ORiN(Open Resource Interface for the Network/Open Robot Interface for the
Net-work)は、ネットワーク環境において異なるメーカや機種を超え、ロボットをは
じめとする産業機械等への統一的なアクセス手段を提供するオープンなインタフェ
ースとして、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトとして研
究開発が実施された。プロジェクト終了後、ORiN の普及啓蒙、維持・改善等を目的
に、平成 14 年(2002)10 月に「ORiN 協議会」が設立された。
平成 28(2016)年度は以下の活動を行う。
*ORiN 協議会:ORiN 協議会の設立の趣旨に賛同し、その目的達成に協力する、法人会員(特
別会員、一般会員、準会員)、研究会員、協賛会員等で構成される協議会。
・AUTOMATICA2016 において、ORiN の普及啓蒙に向けた展示を行う。
・産業オープンネット展において、ORiN の普及啓蒙に向けた展示を行う。
・JIMTOF2016(第 28 回日本国際工作機械見本市)において、ORiN の普及啓蒙に
向けた展示を行う。
・ORiN 協議会の活動状況や利用技術の事例を紹介する ORiN ミーティングを開
催する。
・ORiN Ver.3 の開発に向けた検討を行う。(NEDO 事業と連携)
・計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI 2016)におい
て発表を行う。
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(6) 建設ロボット振興事業
建設ロボットの研究開発、普及促進、および国際協調に寄与するために、建設ロ
ボット研究連絡協議会*において、国際および国内建設ロボットシンポジウムの企画、
国際建設ロボットシンポジウムへの参加を行うとともに、建設ロボットに関する調
査研究を行う。
*建設ロボット研究連絡協議会:(公社)土木学会、(一社)日本建築学会、(一社)日本ロボット
学会、(一財)先端建設技術センター、(一社)日本建設機械施工協会、および(一社)日本ロボ
ット工業会の 6 団体で構成される建設ロボットの研究・開発、普及の推進等を目的とした協
議会。
① 第 33 回国際建設ロボットシンポジウム(ISARC 2016)への参加支援
平成 28 年 7 月 18 日 (月)~21 日 (木)の 4 日間、米国・オーバーン市において
開催される「第 33 回国際建設ロボットシンポジウム(ISARC 2016)」の論文募
集に協力するとともに、同シンポジウムへの関係者の派遣を行う。
② 第 16 回建設ロボットシンポジウム(SCR)の開催
わが国の建設産業における建設ロボット分野の技術革新と建設生産システム
の近代化を促進するために、
「実証から実用へ,建設ロボットの新たなステージ」
をシンポジウムテーマとして、平成 28 年 8 月 31 日 (水)~9 月 2 日 (金)の 3 日
間、中央大学において第 16 回建設ロボットシンポジウムを開催する。
③ 第 17 回建設ロボットシンポジウム(SCR)の開催準備
わが国の建設産業における建設ロボット分野の技術革新と建設生産システ
ムの近代化を促進するために、平成 29 年に建設ロボットシンポジウムを開催す
るための準備を行う。
(7) エンタテイメントロボットフォーラム(ERF)
サービスロボットの普及を目指すため、エンタテイメントロボットに関係した技
術者による技術交流会を 27 年度同様開催するとともに公開フォーラム等を企画する。
(8) ロボットサービスイニシアチブ(RSi)
ネットワークを介してパーソナルロボットが提供するロボットサービスを簡単、
かつ便利に利用できる社会を目指し、相互運用性のあるロボットサービスの創出に
向けた活動を行うため、通信/制御についてのプロトコル改善、整備とその普及、
実証実験の実施などを推進しロボットサービスの普及を図る。
(9) ロボットビジネス推進協議会
当工業会内に JARA 会員外にも門戸を開いた会員制組織として、「ロボットビジネ
ス推進協議会(以下 JARA ビジ協)」を内部組織として新たに設置するにあたって、
当会理事会及び平成 28 年度通常総会承認の手続きを経た上で 7 月 31 日以降、次世
代型ロボットの市場創成、事業化を目標にした社会環境整備や普及活動等の以下の
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事業を行う。
A.エレベータ WG
人とロボットのエレベータ同乗についてのガイドライン検討
B.保険構築 WG
団体保険制度構築に向けた検討
C.RT ミドルウェア WG
RT ミドルウェアの普及に向けた活動(コンテスト、講習会等の開催)
D.2020 年プロジェクト WG
2020 年に向けた RT の開発、実用化に向けた検討
E.シンポジウムの開催
ビジ協の約 10 年間の活動を踏まえ、解散にあたっての集大成としてシンポジウ
ムを当工業会、ロボット革命イニシアティブ協議会等のロボット関連団体と共催
で実施
F. その他
安全基準、検証手法の検討、開発者・消費者向けの安全に対する啓発活動や標
準化等の活動
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