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参考資料
サトーグループのCSR
Corporate Social Responsibility
当社グループは、「世界社会の発展に貢献すること」
を使命とし「企業責任を自覚して社業に励むこと」を
信条とする経営基本方針(昭和53年制定)をもとに本
語、中国語の7ヶ国語に翻訳して、内外のグループ会社
■ 環境保全活動
の高い「セイカベル」などを開発したほか、環境ホル
社員に配布し、サトー精神の伝承に活用しております。
●環境方針
モンを含有しない粘着紙への切替えを進めております。
業 に よ る 社 会 貢 献 を 実 践 し て お り ま す 。 DCS &
不満などを経営トップ宛に報告する「三行提報」をも
Labelingを事業概念として「正確、省力、省資源」を
とに、当社独自のナレッジマネジメントシステムを構
進めることで、社会貢献の一翼を担っていることを社
築し、現場情報を社内で共有することで、リスクを察
員は日々実感しております。
知し、組織の透明性を維持しております。
当社グループが理想として追求していることは、事
業そのものがCSRを意識することなく社会や環境に溶
け込み、価値を創造して、その成果物を「四者還元」
●リスクマネジメント
各本部代表者からなるリスクマネジメント委員会で
として株主、社会、会社、社員の四者で分かち合うこ
は、当社が健全な状態で存在し続けるために、潜在的
とです。「四者還元」は、CSRが広く認知される以前か
なリスクを掌握し、発生を未然に防止する危機管理に
ら当社グループが標榜しているものであり、サトーで
つとめております。
は「社会」の中に環境や取引先などのステークホルダ
ーを含めて考えております。
委員会の下には、セクハラ対策委員会、安全衛生委
員会、PL対策委員会、情報セキュリティ委員会を設置
このような企業理念や事業概念について各グループ
し、それぞれがさらにリスク情報の共有化、リスク回
会社の経営者・役員・社員が共通の認識を持つことが
避のための事前防止策、リスク発生後の緊急対応策の
当社の発展の礎になるという考えから、今年度は日本
審議を行っております。
から海外主要子会社に社員を派遣して、現地幹部社員
にサトーが理想とするCSRの意義を説明いたしました。
●ポジティブアクション
当社は、意欲ある社員が性別に関わりなく、その能力を
●コンプライアンス
平成19年4月1日現在で女性の執行役員2名、部長職3
事のやり方基本要綱」を制定しています。そして、法
名、課長職8名となり、女性が活躍する機会が増してお
令順守だけでなく、なすべきことをなし、サトーらし
ります。
内啓蒙書『サトーのこころ』としてまとめています。
27
基本的な考え方
私達は地球環境保全が人類共通の重要課題であり、サト
ーの持続的な企業活動に不可欠であることを認識し、地球
環境にやさしい製品とサービスの提供はもとより、事業全
体の環境調和を行動指針として企業活動してまいります。
行動指針
1. 環境保全に関する法令や要求事項を順守します。
2. 環境負荷の軽減をはかるために、省エネルギー、省資
源をめざします。
3. 環境への影響を考慮したプリンタ、アプリケータ、ハン
ドラベラー等の製品の開発、設計、製造及び省エネルギ
ー、省資源に結びつくシール・ラベル製品の開発、製造
に積極的に取り組みます。
4. 汚染物質の排出抑制と廃棄物の減量化をすすめるとと
もに、環境汚染の予防を心がけます。
5. 「環境マネジメントシステム」を構築し、その有効性を
維持するために目的、目標を設定して継続的に改善し
ます。
6. 全従業員に環境方針を徹底し、環境保全に対する意識
の向上をはかるなど全員参加の活動とします。
7. 環境への取り組みにおいては、社会とのコミュニケー
ションに配慮します。
また次世代法により策定した平成17年4月1日から平
ラベルと熱活性ノンセパプリンタ「KY408」は、使用
後のゴミを出さないことから、森林の保護、廃棄物輸
送に要するエネルギーの削減などに寄与する製品とし
て評価をいただいております。
「使用済みプラスチック」などの循環資源の国際的
リサイクルを実現する事業の具体化にも協力しており
ます。35〜36頁をご参照ください。
リサイクル面では、携帯型やスタンドアローンタイ
プのプリンタに使用される小型充電式電池の回収に協
力しているほか、シール・ラベルの使用済み剥離紙のリ
サイクルをサポートしております。
製品の輸送にあたっては、梱包材・梱包方法の見直
しを随時行い、廃棄物の削減・資材のリサイクルを進
めて、省資源・省エネルギーをはかっております。
環境負荷データは当社ホームページをご覧ください。
http://www.sato.co.jp/company/index.html
●ラオス植林事業の共同展開について
発揮できる自由闊達な職場環境の整備を進めております。
当社グループは行動指針であり倫理規程である「仕
くあるための、行動のよりどころとなるべきものを社
剥離紙(セパレータ)のない「ノンセパ」シール・
また、毎日社員全員が気づいたこと、意見、提案、
●地球環境に配慮、有害化学物質・リサイクルへの対応
当社グループでは、地球環境を意識した製品の開
発・設計を進めております。
メカトロ製品は主に消費電力の低減化をはかってお
成19年3月31日までの行動計画は、
ります。また、特定有害物質の使用を制限するRoHS指
『サトーのこころ』は「経営基本方針」
「仕事のやり
その目標を達成し、所定の条件を
令への対応も進めており、平成18年7月をもってEU加
方基本要綱」
「経営のルール」
「経営の着想」
「サトーの
満たしたことから、平成19年5月
盟国に上市される対象製品の対応を完了しております。
エスプリ」の5章から構成され、
日本語はもとより、
英語、
に「基準適合一般事業主認定」を
フランス語、マレー語、ベトナム語、スペイン語、ドイツ
受けることができました。
森林資源の保護は、本業に直結する分野での社会的
責任であるとの考えから、当社は、王子製紙株式会社
様が実施されているラオスにおける植林事業に、平成
18年1月よりパートナーとして事業参画しております。
この事業による年間平均植林面積は7千ヘクタール、
植樹本数はユーカリとアカシア約930万本となります。
サプライ製品では、再生紙・非木材紙を使ったエコ
マッチシリーズ、食品に直接貼り付けるために安全性
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●●●トピックス
米州、欧州、アジア・オセアニアに地域統括会社を設立
■ 社会貢献活動
●サトー国際奨学財団への支援
創業当時関係の深かったアジア諸国への恩返しとい
●「中学校職場体験学習」への協力
当社では今年度初めての試みとして、中学生の職
場体験学習に協力いたしました。
う主旨のもとに、平成8年に当社グループ創業者故佐藤
渋谷区内の中学2年生の生徒3名を5日間受入れ、
陽が設立した財団法人サトー国際奨学財団は今年創立
サトー国際奨学財団での書類の整理や簡単な業務、
11年を迎えます。
奨学生との交流、職場見学や社員へのインタビュー
ASEAN及び南西アジア諸国からの私費留学生と、海
外での研究機会を求めている日本人学生に奨学金を支
などを行ってもらいました。
渋谷区教育委員会によると、区内242ヶ所の事業
2015年度の連結売上高を1,500億円にする目標を掲げ、国内はもとより海外においても事業の拡大に注力しております。
平成13年にシンガポールに海外事業統轄会社BARCODE SATO INTERNATIONAL PTE. LTD.(現SATO INTERNATIONAL
PTE. LTD.、以下SI)を設立し、海外子会社の再編と事業の再構築を進め、さらに平成16年にフランスの代理店L'etiquetage
Rationnel S.Aを、平成18年には米国のCheckpoint Systems, Inc.のバーコード事業及びWalker Datavision Ltdの自動認識技術事業
を譲り受け、相次いで新会社を設立いたしました。
そして、このたび各国の子会社に対しより一層のきめ細かい指導を行うため、各地域の地域統括会社として米州を統括する
SATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.、欧州を統括するSATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.、アジア・オセアニアを統
括するSATO INTERNATIONAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.を設立いたしました。地域統括会社の責任者は各地域の子会社の
給しているほか、隔月に交流会を催して、奨学生相互、
所・施設の協力で行われた体験学習の成果は当初予
取締役を兼務し、自国のみならず地域全体を指導、管理
社員と奨学生の親睦と異文化交流を推進しております。
想以上のもので、生徒の授業における集中度が高ま
する体制を構築いたしました。
これまでの卒業生は272名を数え、グローバルな視野を
り、試験の平均点が上がったという学習面の効果の
持った人材の育成を支援するという財団設立の目的の
ほか、家庭内の会話が増えた、父親が疲れて帰宅す
とおり、世界の様々な分野で活躍しています。
ることに理解を示すようになったなど、父母からも
高い評価を受けたとのことです。
当社では、今後もこの職場体験学習に協力してまいり
たいと考えております。
海外販売体制
地域毎の販売戦略の策定、マーケティング指導、技術サ
ポート、経営指導等を各地域統括会社が行い、傘下にあ
アメリカ
ベルギー
STB
S A I
連結売上高1,500億円を達成してまいります。
SATO INTERNATIONAL
ASIA PACIFIC PTE. LTD.(SIP)
市場開発チーム
スウェーデン
SLA
STC/SHT
タイ
SPZ
SSC
ポーランド
展開している国は米州、欧州、アジア・オセアニアの22
SUL
地域コア会社
※地域統括会社の決定方針を
サポートし、中核となって
事業推進する実務部隊
トロンは東京大学坂村健博士によって提案されたコ
SMS/SAM
マレーシア
SFS
フランス
この結果、SI傘下の子会社は17社となり、販売活動を
カ国にわたるものとなりました。
:地域コア会社
シンガポール
SATO INTERNATIONAL
EUROPE N.V.(SIE)
SATO INTERNATIONAL
AMERICA, INC.(SIA)
る子会社の生産、販売、サービス体制の強化をはかり、
●トロンプロジェクト支援
:地域統括会社
シンガポール
SATO INTERNATIONAL PTE. LTD.(SI)
このたびの統括会社設立により、従来SIが担っていた
中国
ノルウェー
イギリス デンマーク
ベネルクス
スイス
SLE
ドイツ オーストリア
イタリア
S I S
SAU
オーストラリア
SNZ
ニュージーランド
SAP
スペイン
シンガポール
ンピュータOS仕様であり、トロンプロジェクトは「ど
こでもコンピュータ環境、ユビキタスネットワーク社
「財団法人サトー国際奨学財団」交流会
会」の実現を究極のゴールとするものです。当社はユ
ビキタスIDセンターの実証実験に協力しております。
●日本児童文芸家協会への支援
造発展につとめ、社会文化の向上に寄与することを目
株式会社サトー知識財産研究所
(2)設立年月日
平成19年4月2日
(3)本店所在地
東京都渋谷区恵比寿四丁目9番10号
(4)代表者名
代表取締役 大塚 正則
(当社代表取締役執行役員社長兼任)
(5)資本金
2,000万円
(6)事業内容
知識財産の創出、活用、維持管理等に関する業務
保護、活用しながら、当社グループの企業価値を向上さ
当社は、日本の未来を担う子供たちに明るい夢と豊
せることを目的に株式会社サトー知識財産研究所を設立
かな情操を与え、子供の教育や人材の育成を通して持
29
(1)商号
継承していくことの重要性も増加しております。
財産」と捉え、その財産を増やし、経営資源として拡大、
成されております。
【会社概要】
スモデル、企業文化等の「知識」を価値ある財産として
そこで、知的財産に加え、これらの知識を広く「知識
的に活動している団体であり、児童文芸家によって構
17年より支援しております。
企業経営における知的財産の重要性が高まる一方で、
人や企業が生み出す付加価値としてのノウハウ、ビジネ
社団法人日本児童文芸家協会は健全な児童文芸の創
続可能な社会の構築に寄与したいとの考えから、平成
国内子会社 株式会社サトー知識財産研究所を設立
いたしました。
日本児童文芸家協会
第12回創作コンクール
優秀作品集
職場体験学習発表会
報告書
また、知識財産を媒体として、社外とのコラボレーシ
ョンやネットワークの構築を推進してまいります。
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●●●トピックス
ヨーロッパ花卉市場向け「偽造防止ラベル」を販売
SATO LABELLING SOLUTIONS EUROPE GmbH(SLE)
サトーヨーロッパは、以前より園芸業者向けに高品質で日光や雨風に強い全天候ラベルを
製造販売しておりましたが、競業他社が安価なラベルを大量に販売するようになりました。
そこで、他社の安価なラベルに対抗するため、新たに通常の価格表示に不正防止をする機
能を付加したラベルを開発いたしました。このラベルは、価格の安い植物から高い商品に表
示ラベルを付け替えるという不正ができないように、ラベルを植物から取り除くには破らな
ければならないようになっています。このラベルは通常のものに比べ高価格ですが、商品の
表示ラベルの不正な貼り替えなどに対するセキュリティを強化するには最適です。
今後、ベネルクスは勿論、ヨーロッパの多くの園芸店などでの利用が見込まれ、拡販して
まいります。
日本通運株式会社(品川トランクルーム)様向けRFID導入事例
日本通運株式会社東京海外引越支店品川トランクルーム様(以下、日本通運様)に
ICタグを使用した在庫管理システムが導入されました。
日本通運様は、総合物流業者として、グローバルスタンダードな遠隔在庫管理シス
テム(REWARDS)を導入して運用されてきました。
また、海外引越業界のパイオニアとして引越貨物の輸送や家財の保管サービスのノ
ウハウを集約されてきました。
このたび、さらにシステムの機能をアップさせるため、引越荷物の入出庫情報を自
動読み取りにすることで業務の効率化をはかることになりました。
具体的には、入出庫時に荷物に集合梱包タグ(ICタグ)を貼り、ICタグ付ネステナ
ーに積載し、ゲートを通過させる行程と、貨物の保管位置を確認するタグ(ICタグ)
の仕組みを組み合わせることで、荷物を一貫して管理することができるようになりま
した。
このシステムは、日本の運輸業界では初めてICタグ(UHF帯Gen2対応)を本格的
に実用化した事例であり、業界の注目を集めています。
「香港新世界百貨」様向けHT200eを使用した販売部門コードや価格をEANバーコードで表示
SATO SHANGHAI CO., LTD.(SSC)
サトーからはラベルに印字すると同時にICに情報を書き込みが可能なラベルプリン
タ「SR408」とICタグをご購入いただきました。
「香港新世界百貨」様は、平成5年創立の有名な合弁企業である新世界グループの子会社で、中級から高級店クラスに位置し、
北京、上海、香港、天津など12の大都市に24店舗を展開し、ファッショナブルで若いファミリー層を主な顧客ターゲットとしてい
る百貨店です。
従来こうした百貨店における支払いは、各売り場の販売員が顧客に支払伝票を書いて渡し、顧客はPOSレジ・カウンターで支払
います。しかし、カウンターではキャッシャーが商品コードと価格を手入力するため、販売のピーク時は長蛇の列ができ、支払伝
票の書き間違いも発生するなど顧客へのサービスに問題がありました。
そこで、SSC(サトー上海)では手書きの支払伝票を廃して、「HT200e」を使って販売部門コードや価格を
EANバーコードで表示した支払伝票を発行することを提案しました。販売員は部門コードと価格を「HT200e」
に入力し、支払伝票を印字して顧客に渡し、控え伝票を印字して営業時間終了後の記録として保管します。顧
客は「HT200e」で印字された支払伝票を持ってPOSレジ・カウンターに行き、キャッシャーは伝票上のバー
コードをスキャンして精算することで支払にかかる時間が大幅に削減できました。
現在、「新世界百貨」様には「HT200e」を販促部門にのみ導入しておりますが、将来は店舗内のそれぞれの
販売部門も使うことを検討しています。また、マークダウン運用やインストア・ラベリングも提案を行い検討
が進められています。
今後この成功を契機に、大手の百貨店に伝票発行ソリューションやマークダウン、インストア・マーキング
などの提案を行い、プリンタは勿論サプライ製品の売上を伸ばしてまいります。
31
32
●●●トピックス
日本ケミカルデータベース株式会社様とのコラボレーションによるGHS商談が実現
私たちの生活では、クリーナー、殺虫剤、塗料などの化学製品がたくさん使われていますが、使い方を間違うと健康や環境に悪
影響を及ぼす可能性があります。これまで化学製品のパッケージには取扱上の注意や応急処置などが書かれていましたが、危険有
害性に関する分類表示が統一されていませんでした。そこで国際連合が化学製品の危険有害性をわかりやすくする目的として世界
的な基準を設定し、GHSという仕組みが作られました。日本では他に先駆けて平成18年12月に労働安全衛生法の中でGHSのルー
ルを取り入れ、危険有害情報が一目でわかるような表示をすることを義務付けました。
JR西日本株式会社網干総合車両所様向け「水没シール」
JR西日本株式会社網干総合車両所様では、『安全を最優先する企業風土』の構築を最大の経営目標として掲げ、「設備の安全」
「車両の安全」「運行の安全」、そして「安全性向上」に向けた様々な取り組みを推進されております。
網干総合車両所様では、安全・快適な車両を提供するために、より高品質な車両に順次更新するとともに、磨耗品の交換、状態
確認など日常的に行う検査から、車両全般について分解を伴う検査まで、厳正かつ着実にメンテナンスを実施されています。
メンテナンスを行う中、電車の床下にある機器BOXの故障原因の究明に取り組まれていましたが、電車の走行中に雨や雪が床下
このGHSでは爆発性、引火性、急性毒性、発がん性、水環境有害性などが危険有害性として指定され、程度に応じてシンボルマ
ーク(絵表示)や危険、警告のどの注意を喚起するための表示(注意喚起語)や製品安全データシート(MSDS)を作成すること
が定められています。また程度に応じて区分が設けられ、例えば急性毒性では区分が1〜5の5段階になっており、シンボルマーク
や注意喚起語などがラベルに表示されることになりました。
の機器BOXに入ることが故障の原因と想定されていても、実際に整備の段階では機器BOX内に浸入した水分が乾いてしまい、原因
の特定が困難となっていました。
このたび、当社が網干総合車両所様にご提案いたしました「水没シール」は、機器BOX内に雨や雪などの水分が浸入した際に、
「水没シール」の赤い部分のインキが水に溶けてにじむことで故障原因を水分の付着と特定することが可能となりました。
このたび日本最大の化学データベース会社で、MSDS作成支援の専門企業である日本ケミカルデータベース株式会社(以下、
JCDB社)様と当社とのコラボレーションによるGHS商談が実現いたしました。
機器BOXに
水分が浸入すると...
<システムの概要>サトーの汎用性のあるDCS&Labelingを提案
「水没シール」
漓 JCDB社にて、対象企業のMSDSを作成
滷 MSDSの中から、ラベル表記に必要な情報をラベル要素として出力
澆 サトー専用ソフトウェアにて、出力されたラベル要素にさらにラベルサイズを合わせた
編集
有限会社レーベン、レブ(きなこや)様向け「琉球プリンシール」「プリン掛け紙」
潺 ラベルサイズごとに編集されたDBから検索し、当社プリンタ「MR600e」にてラベル
沖縄にある有限会社レーベン、レブ(きなこや)様では、沖
発行
縄ならではの風味を生かした伝統菓子をはじめ、様々な手作り
スイーツを販売しています。
今後、国内では対象となっている100物質以外のすべての化学物質が順次GHS対象物質と
このたび、きなこや様からネット販売している「琉球プリン」
なり、平成20年度中には全世界でGHS法が施行されることになっています。
こうした動きにより、ますます当社のラベルプリンタ及び自動貼り機器の需要が高まって
は、主に沖縄県外に出荷される商品のため、沖縄産のプリンで
いくことが期待されており、グローバルかつグローカルなDCS&Labelingの提案ができる唯
あることを強調したいとのご要望を受け、紅型模様を使用した
一の企業であるサトーの販売網を活かし、シェア拡大につと
プリンの
めてまいります。
センターにて作成いたしました。
シールと掛け紙
のデザインを当社の福岡デザイン
沖縄の柄は原色を使用したものが多く、鳥や花などが鮮やか
※GHSとは、化学品の分類及び表示に関する世界調和システム:Globally
に描かれています。
Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals
完成したデザインは、その独特な技法で作られる紅型模様が
綺麗に仕上がっていることから、きなこや様より評価をいただ
きました。
製品安全データシート
「琉球プリンシール」
「プリン掛け紙」
33
34
●●●スペシャルリポート
国際資源循環トレーサビリティ
1.国際資源循環トレーサビリティとは?
最近、急速に経済発展を遂げるアジアに対し、日本から
国際資源循環トレーサビリティ 実証実験の概要
トワーク検討委員会」のメンバーとして参加することにな
りました。
各国に向けてプラスチックくずや鉄くずを輸出して、各国
今回サトーでは、産業廃棄物の処理に関してRFIDの活
はそれらを再利用するケースが急増しています。また現地
用した、国際資源循環トレーサビリティ・システムを提案
に進出した日系企業もプラスチックなどに対する適正な廃
し、実証実験を行うことになりました。実験の概要は右図
棄物処理が求められるようになってきました。このように
に示した内容で、ポイントは以下の2点です。
北九州
TOTO
便座、
プラスチック廃材
運輸業者
リコー
回収されたコピー機
RFIDリストバンド読取
IDと重量の確認
資源の再生が行われ、廃棄物が国境を越えて移動するよう
になったため、排出業者、再生処理業者、産業廃棄物処理
業者の不正処理によって環境汚染問題が発生する可能性が
高くなり、国際協力のもと適正に処理されているかを監視
漓RFIDのIDと、輸出時点で対象物の重量をRFIDに書き
込むことで、輸送途中の不正を防止する
情報登録
ドにおいては実用的な問題は無いことが確認できました。
会」が発足し、環境問題に積極的に取り組んでいる北九州
これを受けて当社は今期から具体的なビジネスとして展開
市地域で調査を行い、その後中国向けの使用済みプラスチ
を進めます。産業廃棄物に対するRFIDの取り付け方法を
ックを対象としたトレーサビリティによるシステムの実験
再度検討して産業廃棄物メーカーに対するプリンタを拡販
が始まりました。
することを計画しております。
当社の他にこの委員会には、NTTデータ経営研究所を事
こうした市場へのRFIDシステムでの取り組みは初めて
務局として、経済産業省、国土交通省、北九州市役所、ひ
の試みであり、今後、マーケティングを行い、システムと
びき灘開発、TOTO、リコー、山九、日鐵運輸、西日本家
しての精度をより高めて、新しい販売チャネルとして確立
電リサイクルといった企業が参画しています。
してまいります。
4年ほど前に農林水産省の食品トレーサビリティの研究
35
3.商談内容
RFIDプリンタ(レスプリ)、
会で、NTTデータ経営研究所と仕事を一緒にする機会があ
RFIDリストバンド、ハンディー
り、その後、産業廃棄物のトレーサビリティの実現に関し
ターミナル(ソフト含む)
て相談を受けたことをきっかけに、当社も「資源循環ネッ
製品加工して
リサイクル
トレーサビリティ
情報登録
この実験は平成19年2月に実施され、RFIDリストバン
よる委託事業の一環で、「資源循環ネットワーク検討委員
2.商談の経緯
RFIDリストバンド発行
IDと重量登録
滷取り付けにはRFIDリストバンドで暫定的に実験する
する必要が出てきました。
こうした状況下で、平成17年には経済産業省の指導に
中国天津
国際資源モニタリングシステムで監視
国際資源循環トレーサビリティ 今後の展開
実ビジネスへの展開検討
RFIDの評価
ビジネス展開
RFIDリストバンドで運用は
確認出来成功!!
・第三者認証機関を立ち上げる
・全国に出荷拠点を広げる
・参加業者を増やす
・RFIDプリンタの販売展開
RFIDリストバンドは暫定処置であり
最適な取り付け方法の検討が必要
36
サトーニュースリリース・トピックス
展示会
業績発表関連
平成18年度主な出来事
新株予約権(ストックオプション)の付与決定
RETAILTECH JAPAN 2007
第16回全日本シール・ラベルコンテスト
〔複合印刷部門〕
「(社)日本印刷産業連合会会長賞」
「優秀賞」受賞
第56回定時株主総会開催
「平成19年3月期中間決算概要」発表
3
自己株式の市場買付
Walker Datavision社(ニュージーランド)の
自動認識技術関連事業を譲受け
月
2
月
会計監査人を変更
1
FOOMA JAPAN 2006(国際食品工業展)
第1回RFIDソリューションEXPO
12
月
「平成19年3月期第1四半期業績」発表
「平成18年3月期決算概要」発表
11
内部統制システムの基本方針を設定
第8回自動認識総合展
日本初のRFID-UHF世界標準規格に対応した
ラベルプリンタを全国で販売
月
月
9
8
月
7
名古屋自動認識展示会&セミナー
「平成19年3月期第3四半期決算概要」発表
10
国際物流総合展2006
第19回インターフェックスジャパン
6
月
月
月
第4回自動認識総合展(大阪)
TRONSHOW 2007
月
スウェーデンに「技術・商談支援センター」を設立
TOKYO PACK 2006
第3回東京国際フラワーEXPO
西日本ロジスティクス
(物流センター)完成
5
月
米州、欧州、アジア・オセアニアに
地域統括会社を設立
4
月
国際モダンホスピタルショウ
SATO FAIR KANSAI 2006
37
国内子会社(株式会社サトー知識
財産研究所)を設立
※30頁をご参照ください。
38
海外ネットワーク International Network
【Sales Office】
▲ ノルウェー(オスロ)
▲ デンマーク
(グロストラップ)
▲ オランダ(ニューゲイン)
▲ イタリア(ミラノ)
▲ スイス(フェーラルトルフ)
▲ オーストリア(ウィーン)
ドイツ(ヒルシュホルン)
*新たに設立された統括会社は、赤字で社名・略称を表記しています。
中国(上海/深セン)
SATO LABELLING SOLUTIONS EUROPE GmbH(SLE)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO SHANGHAI CO., LTD.(SSC)
電子プリンタ、ハンドラベラー及び、
サプライ製品の販売
SATO SHANGHAI CO., LTD. Shenzhen Branch(SSCS)
SSC深セン支店
アメリカ(イリノイ)
スウェーデン
(イエーテボリ)
オランダ(ロッテルダム)
SATO ROTTERDAM LOGISTIC CENTRE(SRL)
物流拠点
<ヨーロッパ>
ベルギー(ブリュッセル)
SATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.(SIE)
SATO LABELING SOLUTIONS AMERICA INC.(SLA)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO Technology & Business Development Centre(STB)
技術・商談支援センター
ポーランド
(ブロツワフ)
SATO POLSKA SP Z.O.O.(SPZ)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
欧州事業の統括
アメリカ(ノースカロライナ)
SATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.(SIA)
米州事業の統括
SATO AMERICA INC.(SAI)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
韓国(ソウル)
SATO ASIA PACIFIC PTE. LTD.
‐Korea Representative Office(SAPK)
SAP韓国駐在員事務所
イギリス(ハリッジ)
SATO UK LTD.(SUL)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
▲ Horticulture/花卉事業(アメリカ/フロリダ)
▲ Technical Center(アメリカ/ニュージャージー)
日本
<東南アジア・インド>
フランス(リール)
SATO FRANCE SAS(SFS)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO CORPORATION
ベトナム(ハノイ)
SATO VIETNAM CO., LTD.(SVC)
電子プリンタ及びハンドラベラーの製造販売
スペイン
(バルセロナ)
タイ
(バンコク)
SATO IBERIA S.A.(SIS)
電子プリンタ及びハンドラベラーの
販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO HOLDING(THAILAND)CO.,LTD.(SHT)
持株会社
SATO AUTO-ID(THAILAND)CO., LTD.(STC)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
インド
(プネ)
SATO ASIA PACIFIC PTE. LTD. India Representative Office(SAPI)
SAPインド駐在員事務所
ニュージーランド
(オークランド)
マレーシア(クアラルンプール)
SATO MALAYSIA SDN. BHD.(SMS)
サプライ製品の製造、販売
SATO AUTO-ID MALAYSIA SDN. BHD.(SAM)
電子プリンタ、ハンドラベラー及びサプライ製品の販売
SATO MALAYSIA ELECTRONICS MANUFACTURING SDN. BHD.(SMM)
電子プリンタの製造販売
SATO LABELLING MALAYSIA ELECTRONICS SDN. BHD.(SME)
ハンドラベラーの製造販売
39
シンガポール(シンガポール)
SATO NEW ZEALAND LTD.(SNZ)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO INTERNATIONAL PTE. LTD.(SI)
*海外事業の統括
SATO INTERNATIONAL ASIA PACIFIC PTE.LTD.(SIP)
アジア・オセアニア事業の統括
SATO ASIA PACIFIC PTE. LTD.(SAP)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
オーストラリア(メルボルン)
SATO AUSTRALIA PTY LTD.(SAU)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
40
国内ネットワーク Domestic Network
会社データ Corporate Data
商
号
株式会社サトー
SATO CORPORATION
本 社 所 在 地
東京都渋谷区恵比寿一丁目21番3号
創
業
昭和15年(1940年)
設
立
昭和26年(1951年)5月16日
金
6,331,031,908円(平成19年3月31日現在)
員
取締役
資
本
役
北上工場(岩手県 北上市)
長岡事業所(新潟県 長岡市)
東日本物流センター
(埼玉県 加須市)
代表取締役執行役員会長兼最高経営責任者
藤田東久夫
取締役
小野
彦
代表取締役執行役員社長兼最高執行責任者
大塚 正則
取締役
鈴木
賢
取締役執行役員副社長
脇
敏博
取締役
山田 秀雄
取締役専務執行役員
横井 信宏
取締役
田中 優子
取締役専務執行役員
西田 浩一
取締役専務執行役員
土橋 郁夫
執行役員
サトーテクノセンター
(埼玉県 さいたま市)
西日本物流センター
(奈良県 大和郡山市)
支社
●東京支社
●名古屋支社
●大阪支社
41
支店・営業所
●札幌支店
●函館営業所
●仙台支店
●盛岡営業所
●郡山営業所
●大宮支店
●新潟営業所
●前橋営業所
●宇都宮営業所
●八王子支店
●千葉支店
●水戸営業所
●横浜支店
●静岡支店
●浜松営業所
●松本営業所
●金沢支店
●京都支店
●神戸支店
●広島支店
●岡山営業所
本社
(東京都渋谷区恵比寿)
(03)5789-2500代表
●米子営業所
●高松支店
●松山営業所
●福岡支店
●熊本営業所
●鹿児島営業所
●那覇営業所
※支社、支店、営業所内にサポートセンターを設置しております。
なお、釧路、江東、柏、津、阪奈(●)はサポートセンターのみの設置となります。
江東、名古屋、阪奈には、メンテナンスセンターを設置しております。
プロプラーザ21
(東京都渋谷区恵比寿)
その他
●北上工場
●サトーテクノセンター
●本社
●プロプラーザ21
●長岡事業所
●名古屋事業所
●大阪事業所
●福岡事業所
国内子会社
●サトープリンティング株式会社
●サトービジネスサービス株式会社
●サトーロジスティクス株式会社
●サトーシステムサポート株式会社
●株式会社サトー知識財産研究所
常務執行役員
加治屋 浩
執行役員 田巻 俊二
執行役員 阿部 敬一
常務執行役員
工藤 保雄
執行役員 櫛田 晃裕
執行役員 藤井 悦夫
常務執行役員
佐藤 喜夫
執行役員 松浦 正治
執行役員 清原 義文
常務執行役員
松山 一雄
執行役員 丹羽 国広
執行役員 デフニ テイ
常務執行役員
鳴海 達夫
執行役員 羽生 光孝
執行役員 田澤 信行
常務執行役員
千田 浩三
執行役員 安江 大道
執行役員 松山智奈美
常務執行役員
山田 圭助
執行役員 吉井 清彦
常勤監査役
吉田 勝彦
監査役
住田
監査役
西尾 吉典
監査役
齊藤栄太郎
監査役
淳
(注)1. 取締役のうち小野 彦氏、鈴木 賢氏、山田秀雄氏、田中優子氏の4氏は社外取締役であります。
2. 監査役のうち住田 淳氏、齊藤栄太郎氏の両氏は社外監査役であります。
決
算
期
毎年3月31日
主な取引銀行
三菱東京UFJ銀行
従
数
連結:3,330名、単体:1,221名
高
連結:824億円、単体:567億円(平成19年3月期)
売
業
員
上
みずほコーポレート銀行 三菱UFJ信託銀行
42
財務データ/連結キャッシュ・フロー計算書
=連結
=単体
=連結
=単体
(ご参考:非監査)
連結キャッシュ・フロー計算書
売上高
当期純利益/当期純利益率
(百万円)
4,000
(百万円)
90,000
1株当たり当期純利益
(%)
8.0
(円)
120
(百万円)
4,000
100
75,000
3,000
3,000
6.0
80
60,000
45,000
2,000
4.0
1,000
2.0
60
2,000
40
30,000
1,000
20
15,000
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
営業利益/営業利益率
(百万円)
6,000
5,000
10.0
4,000
8.0
3,000
6.0
2,000
4.0
1,000
2.0
(百万円)
70,000
(百万円)
6,000
1株当たり純資産
(%)
14.0
60,000
12.0
50,000
10.0
40,000
8.0
30,000
6.0
20,000
4.0
10,000
2.0
5,000
10.0
4,000
(百万円)
1,500
1,200
1,000
900
600
500
300
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
純資産/自己資本当期純利益率
(%)
12.0
研究開発費
(円)
1,500
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
経常利益/経常利益率
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
総資産/総資産経常利益率
(%)
12.0
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
(百万円)
50,000
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
配当金/配当性向
(%)
15.0
(円)
40
従業員数
(%)
40
(名)
3,500
3,000
40,000
12.0
30
30
20
20
2,500
8.0
30,000
3,000
6.0
2,000
4.0
1,000
2.0
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
43
設備投資額
9.0
20,000
6.0
10,000
3.0
2,000
1,500
10
10
1,000
500
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期
(単位:百万円)
(平成18年4月1日から平成19年3月31日まで)
科
目
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
のれん償却額
有形固定資産売却益
固定資産除却損
事業再編損失
事業買収関連費用
貸倒引当金の増減額(減少:△)
賞与引当金の増減額(減少:△)
退職給付引当金の増減額(減少:△)
役員賞与引当金の増加額(減少:△)
製品保証引当金の増加額(減少:△)
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益(差益:△)
売上債権の増減額(増加:△)
たな卸資産の増減額(増加:△)
前払費用の増減額(増加:△)
未収入金の増減額(増加:△)
仕入債務の増減額(減少:△)
未払金の増減額 (減少:△)
その他
小
計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
事業再編損失に係る支払額
事業買収関連費用に係支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の売却等による収入
投資有価証券の取得等による支出
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
営業譲受による支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる増減額 (減少:△)
長期借入れによる増減額 (減少:△)
自己株式の売却による収入
自己株式の取得による支出
配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物係る換算差額
現金及び現金同等物の増加額(△減少)
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
金
額
4,646
2,287
197
△ 28
165
341
328
82
32
95
△4
24
△ 61
132
△ 81
△ 1,665
△ 825
△ 148
△ 63
△ 393
1,480
△ 350
6,192
61
△ 132
△ 341
△ 328
△ 2,566
2,886
62
△ 41
△ 3,713
413
△ 253
△ 568
59
△ 4,040
2,089
△ 16
5
△ 610
△ 972
496
251
△ 406
10,751
10,344
44
Summary of Fiscal Operations
Years ended March 31, 2007
unit: Millions of yen
For the term:
Net sales ...............................................................................................................
Operating income ...............................................................................................
Ordinary profit ...................................................................................................
Income before adjustment for income taxes.......................................................
Corporate, inhabitant and enterprise taxes ....................................................
Deferred taxes .....................................................................................................
Net income ..........................................................................................................
Per share data (yen):
Net income ..........................................................................................................
Dividends ............................................................................................................
Consolidated
Non-Consolidated
82,491
5,695
5,484
4,646
2,683
△ 430
2,389
56,798
4,811
5,051
4,849
2,050
△ 113
2,912
the Company had to absorb higher expenses for improving, moving, and expanding sales offices. The Company also incurred
additional expenses for the implementation of ERP systems in the United States, Europe and Asia, and other expenses related to
the commencement of full-fledged hand labeler production at its Vietnam plant. Also in the first half, the Company failed to
achieve its targeted gross profit margin because of the impact of negotiations with large accounts in Japan, which changed the
composition of its sales breakdown. In the second half, the Company endeavored to improve its gross margin by taking steps to
increase margins both for electronic printers, supplies, etc. and for consumables. Also, the temporary increase in CKP-related
expenses appeared well on its way toward subsiding to more normal levels in the second half. European operations, which had
presented the Company with a number of problems, also turned the corner in the second half. The reconstruction team, whose
key members came from Sato International Pte. Ltd. (the company responsible for control and oversight of Sato’s overseas operations) and from the ranks of senior management in several major European subsidiaries, began tackling the issues facing
76.30
—
93.02
32
Europe in earnest. Through a number of autonomously derived and thoroughly executed measures, the team succeeded in
revamping the sales organization, in reducing costs, and in restructuring operations—enabling European operations to begin
operating in the black in the second half.
At term’s end:
Shareholders’ equity ..........................................................................................
Total assets ..........................................................................................................
37,508
66,923
42,617
65,411
Number of employees .......................................................................................
3,330
1,221
International business benefited from a continued strong performance in the U.S. operations and the clear trend toward recovery in the Asia Pacific region, with major improvements in earnings in the second half, and higher operating income and ordinary profit for the full year.
However, because of an increase in extraordinary losses—from expenses incurred by the Overseas Sales Division for integration
Operating Performance
of the business acquired from CKP, business reorganization, and plant startup—the Company reported a decline in net income
for the year.
During the term under review, sales increased sharply by 19.6% to ¥82,491 million, reflecting firm demand in the domestic market and contributions from overseas operations, particularly the bar code business acquired from Checkpoint Systems Inc.
As a result of the foregoing, sales increased by 19.6% to ¥82,491 million; operating income increased by 9.1% to ¥5,695 million;
(hereinafter, “CKP”) in January 2006 and the automatic identification business acquired from Walker Datavision Ltd. (here-
ordinary profit increased by 1.6% to ¥5,484 million; and net income decreased by 9.7% to ¥2,389 million.
inafter “WDV”) in June 2006.
By business segment, the Company reported the following:
Domestically, sales to the medical market remained strong, as did sales of markdown controlÅ@systems to the large-scale retail
industry. Solid sales were also posted in the sectors including manufacturing and food processing. Sales in Japan thus
(a) Mechatronic products
increased by 6.1% to ¥56,523 million. Overseas, the five new sales subsidiaries established in the wake of the CKP and WDV
The segment accounted for sales of ¥35,197 million (up 16.0%) and operating income of ¥2,361 (down 6.9%)*.
acquisitions made a significant contribution to sales. Among existing sales subsidiaries, strong gains were recorded in the Asia
*On account of increased sales and management costs incurred by establishment of new service subsidiaries.
Pacific region, where our where our sales to Japanese-owned companies, retailers and banks increased significantly. These
results enabled the Company to report a substantial 65.5% increase in international sales to ¥25,967 million, which raised the
percentage of overseas sales to total sales to 31.5%, a gain of 8.7 percentage points compared to the previous year.
(b) Supply products
The segment accounted for sales of ¥47,294 million (up 22.4%) and operating income of ¥3,340 million (up 24.4%).
The profit picture was affected by a number of factors which increased costs, largely in the first half. In Europe, costs related to
setting up label manufacturing system rose as a result of the integration of the bar code business from CKP; in other countries,
45
46